JP2000297461A - 梁構造覆蓋 - Google Patents

梁構造覆蓋

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JP2000297461A
JP2000297461A JP11106633A JP10663399A JP2000297461A JP 2000297461 A JP2000297461 A JP 2000297461A JP 11106633 A JP11106633 A JP 11106633A JP 10663399 A JP10663399 A JP 10663399A JP 2000297461 A JP2000297461 A JP 2000297461A
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JP
Japan
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beams
cover
main beam
main
plate
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JP11106633A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Onishi
国昭 大西
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度蓋で撓みにくい梁構造覆蓋を提供す
る。 【構成】 この発明の梁構造覆蓋は、上面板1、第1主
梁2、第2主梁(桁)3、小梁4、及び下面板5を備え
て成る。上面板1の裏面側の外周には、第1主梁2と第
2主梁3とが枠状に配置され、接着剤により固定されて
いる。上面板1の裏面の中間部には複数の小梁4が第1
主梁2に対して直交するように配置され、小梁4の両端
面は第1主梁2に接合され、上端面は上面板1の裏面に
接合されている。そして、前記上面板1の裏面側に対向
配置に下面板5を設け、この下面板5と前記梁2,3,
4とを接合してある。下面板5を設けたことで覆蓋とし
ての断面が中空枠状となり、上面板の裏面側が開放され
ている従来構造の梁構造覆蓋に比べて、強度が向上し撓
み難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、下水処理
施設などに設置されている汚水槽や貯水槽或いは水路な
どを覆うのに用いる梁構造覆蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示している第1例の従来の梁構造
覆蓋は、面板51の裏面側の外周に第1主梁52と第2
主梁(桁)53とを枠状に配置固定し、面板51の裏面
の中間部に複数の小梁54を第1主梁52に対して垂直
に配置し、小梁54の両端を第1主梁52に接合した構
造を有している。また、図5に示している第2例の従来
の梁構造覆蓋は、面板61の裏面側の外周に第1主梁6
2と第2主梁(桁)63とを枠状に配置固定するととも
に、面板61の裏面の中間部にも更に2枚の第1主梁6
2を配置している。そして、面板61の裏面の中間部で
あって第1主梁62間に、複数の小梁64を第1主梁6
2に対して垂直に配置し、小梁64の両端を第1主梁6
2に接合した構造を有している。
【0003】このような梁構造覆蓋は、例えば多数のガ
ラス長繊維と発泡樹脂とから形成された成形品(いわゆ
る合成木材)から成り、面板や各梁においてその繊維方
向は図の矢印で示す方向に設定されている。かかる成形
品を用いた上記構造の梁構造覆蓋は、その軽量化の要請
に応えると同時に槽の管理のために人(管理者)が当該
覆蓋上を歩行するときの荷重に耐える条件を満足する。
なお、日本下水道事業団の仕様によれば、積載荷重36
0kgf/m2で許容たわみ率が1/200以下の条件が必要
とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の覆蓋が設置される場所によっては、人だけでなく軽ト
ラックや2トン車などが通行する可能性があり、これを
考慮するならば、覆蓋には一層の強度および撓み難さが
求められる。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑み、高い強度
で撓み難い梁構造覆蓋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の梁構造覆蓋
は、上面板の裏面側の外周および中間部に梁部材を接合
し、前記上面板と対向配置に下面板を設け、この下面板
と前記梁部材とを接合したことを特徴とする。かかる構
成であれば、上面板の裏面側に下面板を設けて覆蓋の断
面が中空枠状とされたので、上面板の裏面側が開放され
ている従来構造の梁構造覆蓋に比べて、強度が向上し撓
み難くなる。
【0007】前記上面板および/または下面板が、複数
の長繊維含有体層をその繊維方向が直交するように配置
した積層構造体から成るのが良い。また、前記梁部材は
長繊維含有体から成り、前記積層構造体の上層側の長繊
維方向が、前記梁部材のうち主となる梁部材の繊維方向
と同一とされているのがよい。これによれば、更に強度
が向上し撓み難くなる。また、ガラス繊維強化プラスチ
ック発泡体から成る構成であれば、軽量化され、耐久性
および加工性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図3を参照しながら説明する。図1はこの発明に
係る第1例の梁構造覆蓋を示す図であり、同図(a)は
平面図、同図(b)はE−E矢視断面図、同図(c)は
F−F矢視断面図である。図2はこの発明に係る第2例
の梁構造覆蓋を示す図であり、同図(a)は平面図、同
図(b)はG−G矢視断面図、同図(c)はH−H矢視
断面図である。図3は図2(c)の部分拡大図である。
【0009】図1に示す梁構造覆蓋は、上面板1、第1
主梁2、第2主梁(桁)3、小梁4、及び下面板5を備
えて成る。上面板1の裏面縁の長手側には第1主梁2,
2が接合され、短辺側には第2主梁3,3が接合されて
いる。接合には接着剤を用いている。上面板1の裏面の
中間部には複数の小梁4が第1主梁2に直交して配置さ
れている。小梁4の上端面は上面板1の裏面に接合さ
れ、両側端面は第1主梁2の内面に接合されている。そ
して、前記上面板1と対向配置に下面板5が配置され、
この下面板5と前記梁2,3,4とを接合し、覆蓋とし
ての断面が中空枠状を成すように構成されている。
【0010】上下面板1,5及び梁部材2,3,4は、
ガラス繊維強化プラスチック発泡体から成る。発泡体に
おける発泡樹脂の種類としては、例えば、ウレタン、エ
ポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化樹脂であって硬質のも
のが好適に使用される。なお、発泡樹脂中に、圧縮強度
の向上や低コスト化を図るために、炭酸カルシウム、石
膏、タルク、水酸化アルミニウム、クレー等の無機充填
材や、シラスバルーン、パーライト、ガラスバルーン等
の軽量骨材が添加されてもよい。
【0011】また、発泡体を補強する繊維としては、例
えば、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の無機質繊
維、天然繊維、合成繊維等の有機質繊維のいずれであっ
てもよいが、強度や経済性の面からガラス繊維が適して
いる。ガラス繊維としては、ガラスロービング、ガラス
ロービングクロス、ガラスマット、コンティニュアスス
トランドマット等の形態のものが挙げられる。この繊維
は、単独で使用してもよいし、二層以上積層して使用し
てもよく、また、長繊維と短繊維を混ぜて使用してもよ
い。なお、ガラス長繊維を長手方向に引きそろえて補強
繊維とした、ガラス長繊維強化硬質ウレンタ発泡体(例
えば、積水化学工業株式会社製 商品名「エスロンネオ
ランバーFFU」など)を採用するのが、軽量化、耐久
性および加工性の確保のために最も好ましい。
【0012】上記の構成であれば、上面板1の裏面側に
下面板5を設けて覆蓋の断面が中空枠状とされたので、
上面板の裏面側が開放されている従来構造の梁構造覆蓋
に比べて、強度が向上し撓み難くなる。また、この実施
形態では前記上面板1、下面板5、及び第1主梁2の繊
維方向に対し、第2主梁3及び小梁4の繊維方向を直交
させてあるので、更に強度が向上し撓み難くなる。
【0013】なお、上下面板1,5の表面(露呈面)に
それぞれFRP(Fibergrass Reinforced Plastic )被
覆層を設けて更に強度アップを図ってもよい。このFR
P被覆層は、通常ガラスマットを1プライ又は2プライ
するが、面強度を考慮して更にプライ数を多くしてもよ
い。また、表面上には滑り止めのために砂付けノンスリ
ップ処理を施してもよい。
【0014】図2に示す示す梁構造覆蓋は、上面板1
1、第1主梁12、第2主梁(桁)13、及び下面板1
5を備えて成る。上面板11の裏面縁の長手側には第1
主梁12,12が接合され、短辺側には第2主梁13,
13が接合されている。接合には接着剤を用いている。
また、上面板11の裏面の中間部にも2枚の第1主梁1
2が縁側の第1主梁12に対して平行に配置され、その
両端面は第2主梁13に接合され、上端面は上面板11
の裏面に接合されている。そして、前記上面板11と対
向配置に下面板15を配置し、この下面板15と前記梁
12,13とを接着剤にて接合し、覆蓋としての断面が
中空枠状を成すように構成されている。上下面板11,
15及び梁12,13は、ガラス繊維強化プラスチック
発泡体から成る。
【0015】上面板11は、図3にも示すように、外側
層11aと内側層11bとを積層して成る。そして、外
側層11aと内側層11bの繊維方向を直交させてあ
る。外側層11aの繊維方向は図3において紙面垂直方
向で第1主梁12の繊維方向と同じであり、内側層11
bの繊維方向は第2主梁13の繊維方向と同じである。
また、同様に、下面板15は、外側層15aと内側層1
5bとを積層して成る。そして、外側層15aと内側層
15bの繊維方向を直交させてある。外側層15aの繊
維方向は第1主梁12の繊維方向と同じであり、内側層
15bの繊維方向は第2主梁13の繊維方向と同じであ
る。また、この実施形態では、上下面板11,15にお
いて、各層の厚みは10mm〜15mmとし、第1主梁
12の厚みは15mm〜30mmとしている。
【0016】かかる構成は、小梁を省略した構成である
が、第1主梁12を面板の中間部にも配置し且つ上面板
11の裏面側に下面板15を設けて覆蓋の断面を中空枠
状としているので、小梁が無くても高強度を実現でき
る。主梁を面板の中間部にも配置する場合には、この主
梁の配置間隔が狭くなり、小梁の取り付け作業がやり難
くなるが、この実施形態の構成であれば、小梁の取り付
けを省けることで覆蓋の生産性が向上する。勿論、小梁
の取り付けを省かないことで覆蓋の一層の強度向上を図
る方を選択してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、上面板の裏面側の
外周および中間部に梁部材を接合し、前記上面板と対向
配置に下面板を設け、この下面板と前記梁部材とを接合
した構成であれば、上面板の裏面側が開放されている従
来構造の梁構造覆蓋に比べて、強度が向上し撓み難くな
る。
【0018】また、前記上面板および/または下面板
が、複数の長繊維含有体層をその繊維方向が直交するよ
うに配置した積層構造体から成るの構成、及び前記梁部
材は長繊維含有体から成り、前記積層構造体の上層側の
長繊維方向が、前記梁部材のうち主となる梁部材の繊維
方向と同一とされている構成であれば、更に強度が向上
し撓み難くなる。ガラス繊維強化プラスチック発泡体か
ら成る構成であれば、更に軽量化等も図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1例の梁構造覆蓋を示す図であっ
て、同図(a)は平面図であり、同図(b)は同図
(a)のE−E矢視断面図、同図(c)は同図(a)の
F−F矢視断面図である。
【図2】この発明の第2例の梁構造覆蓋を示す図であっ
て、同図(a)は平面図であり、同図(b)は同図
(a)のG−G矢視断面図、同図(c)は同図(a)の
H−H矢視断面図である。
【図3】図2(c)の部分拡大図である。
【図4】従来の第1例の梁構造覆蓋を示す図であって、
同図(a)は平面図であり、同図(b)は同図(a)の
A−A矢視断面図、同図(c)は同図(a)のB−B矢
視断面図である。
【図5】従来の第2例の梁構造覆蓋を示す図であって、
同図(a)は平面図であり、同図(b)は同図(a)の
C−C矢視断面図、同図(c)は同図(a)のD−D矢
視断面図である。
【符号の説明】
1 上面板 2 第1主梁 3 第2主梁 4 小梁 5 下面板 11 上面板 11a外側層 11b内側層 12 第1主梁 13 第2主梁 15 下面板 15a外側層 15b内側層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面板の裏面側の外周および中間部に梁
    部材を接合し、前記上面板と対向配置に下面板を設け、
    この下面板と前記梁部材とを接合したことを特徴とする
    梁構造覆蓋。
  2. 【請求項2】 前記上面板および/または下面板が、複
    数の長繊維含有体層をその繊維方向が直交するように配
    置した積層構造体から成ることを特徴とする請求項1に
    記載の梁構造覆蓋。
  3. 【請求項3】 前記梁部材は長繊維含有体から成り、前
    記積層構造体の上層側の長繊維方向が、前記梁部材のう
    ち主となる梁部材の繊維方向と同一とされていることを
    特徴とする請求項2に記載の梁構造覆蓋。
  4. 【請求項4】 ガラス繊維強化プラスチック発泡体から
    成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の梁構造覆蓋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012086A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Takiron Co Ltd 覆 蓋
KR102087547B1 (ko) * 2019-07-30 2020-05-29 (주)신승이앤씨 복합소재를 이용한 데크로드 시스템 및 그 시공 방법

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