JP2000296352A - 液体材料供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

液体材料供給装置及び画像形成装置

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JP2000296352A
JP2000296352A JP11105139A JP10513999A JP2000296352A JP 2000296352 A JP2000296352 A JP 2000296352A JP 11105139 A JP11105139 A JP 11105139A JP 10513999 A JP10513999 A JP 10513999A JP 2000296352 A JP2000296352 A JP 2000296352A
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roller
ink
supply device
blade
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JP11105139A
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English (en)
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Utako Kidoba
歌子 木戸場
Katsuhiko Takeda
勝彦 武田
Kosuke Sasai
浩介 笹井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 液体材料供給装置において、供給動作停止期
間においても液体材料担持面上の液体材料の乾燥固着を
生じさせない。 【解決手段】 液体材料担持体から被供給部材に液体材
料を供給する液体材料供給モードでは液体材料除去部材
を液体材料担持面から離間した第1の位置に位置させ、
液体材料担持面から実質的に液体材料を除去する液体材
料除去モードでは前記除去部材を前記担持面に接触した
第2の位置に位置させる切換えを選択的に実行する制御
部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、担持体(例えば、
ローラ、ベルト)の無端状外周面(液体材料担持面)に
液体材料を均一な薄層として担持させる液体材料供給装
置、およびこの液体材料供給装置を組み入れた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体インクを用いた印刷機、画像形成装
置は、担持体である回転ローラに付着させた液体インク
を規制ブレードによって均一薄層にし、この薄層を版、
像担持体などに転写し、その後、回転ローラに残余した
インクを除去ブレードで掻き取る構成になっている。具
体的には、例えば、特開昭59−156456号に開示
された画像形成装置では、規制ブレードが回転ローラに
当接する部分と、像担持体等が回転ローラに接する部分
と、除去ブレードが回転ローラに当接する部分とが、回
転ローラの回転方向の上流からこの順に並んでおり、現
像時には回転ローラが回転し、規制ブレード、像担持体
等、除去ブレードがそれぞれ回転ローラに(当)接して
上記機能を果たすようにしてある。
【0003】図8は、このような除去ブレードを用いた
従来のインク供給装置2を示す。インク供給装置2は容
器4を備え、この中にインク6が入っている。インク6
はインクカートリッジ8により供給される。容器4の上
方には、紙面に垂直に伸びた軸10周りに図の矢印12
の方向に回転するローラ14が配置されており、ローラ
14の最下部16がインク面18より下にくるように、
即ちローラ14の一部は常にインク6に漬かるように設
定されている。ローラ14の側部には、板状の弾性部材
からなる規制ブレード20が固定して設けてあり、この
規制ブレード20は、ローラ14の略接線方向に且つロ
ーラ14の回転方向下流側に向かって突き出して、ロー
ラ14に当接している。また、ローラ14の上方に且つ
ローラ14に近接して別のローラ22が設けてある。さ
らに、規制ブレード20との当接部24及び別のローラ
22との当接部26からみて回転方向の下流の位置であ
って、ローラ14の側部に、除去ブレード28が当接し
て設置してある。除去ブレード28は1枚の板状の弾性
部材で形成され、ローラ14の略接線方向に且つローラ
14の回転方向上流側に向いている。
【0004】次に、図8に基づいて、インク供給装置2
の動作を説明する。インク面18下にてローラ14表面
に付着したインク6は、ローラ14の回転とともにロー
ラ14外周表面上を這い上がり、規制ブレード20の先
端部24に到達する。ここで、インク6が規制ブレード
20の先端部24から所定の圧力を受けることで、余剰
のインク6が規制ブレード20によって掻き落とされて
除かれ、ローラ14表面上に規制ブレード20の先端圧
24に応じた所望の膜厚を持つ均一の薄層が形成され
る。その後、薄膜状のインク6は、ローラ14に接しつ
つローラ14と逆回転(矢印32の回転)をする別のロ
ーラ22表面に転写される。さらにその後ローラ14表
面上に残余したインク6は除去ブレード28先端部の3
0に到達する。除去ブレード28の先端部30はローラ
14回転方向(矢印12の回転)と衝突する方向を向い
てローラ14と接しているため、残余インク6は該先端
部30により掻き落とされ容器4内に戻る。したがっ
て、除去ブレード28の先端部30を通過したローラ1
4表面には、インク6が残らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】残余インク6を掻き落
とされリフレッシュされたローラ14表面は、ローラ1
4の回転動作により再びインク6液中に浸り、別ローラ
22へのさらなる転写に備える。よって、この従来の構
成のインク供給装置2においては、現像動作時と現像動
作停止時とを問わず、ローラ14表面が液面上に現れる
部位36からローラ14回転方向に沿い除去ブレード2
8の先端部30に接する部位まで、ローラ14表面には
常にインク6の薄層が形成されている。このことは、現
像動作停止時から次の現像動作開始時までの時間間隔が
長い場合に、特に問題となる。何故ならば、上記インク
6層が長時間のうちに乾燥してローラ14表面に固着し
がちになり、次以降の現像動作において、固着したイン
ク6が原因でローラ14から別ローラ22への転写が所
望通り機能せず、結果として形成される画像に乱れを生
じてしまうことがあるからである。
【0006】従来の技術における上記の問題を踏まえ、
本発明は、インク6液中にその一部を浸し回転動作によ
りその表面を介してインク6を汲み上げ、規制ブレード
を用いてインク薄膜を形成しそれを別ローラ表面に転写
するローラに対し、除去ブレード(クリーニングブレー
ド)を設置するのであるが、現像動作停止期間において
もローラ表面上のインク(層)の乾燥を生じさせないこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液体材料供給装
置はこのような課題を解消するためになされたもので、
液体材料を収容する容器と、回転軸と該回転軸の周りに
無端状の液体材料担持面とを有してその液体材料担持面
を上記液体材料に接触させた液体材料担持体と、上記回
転軸の周りで液体材料担持体を所定の方向に回転するモ
ータと、上記液体材料担持面に保持された液体材料を液
体材料担持体の回転と共に規制し、これにより上記液体
材料担持面上に均一な厚さの塗膜を形成する塗膜形成部
材とを、有し、上記液体材料担持体の回転方向に関して
上記塗膜形成部材の下流側で、上記液体材料担持面上に
形成された塗膜の液体材料を被供給部材に供給する液体
材料供給装置なのであるが、上記液体材料担持体から被
供給部材に液体材料を供給する液体材料供給モード又は
上記液体材料担持面から実質的に液体材料を除去する液
体材料除去モードを選択的に実行する制御部を有するこ
とを特徴とする。
【0008】上記液体材料担持面の近傍に配置された液
体材料除去部材と、上記液体材料供給モード時、上記液
体材料除去部材をこれが上記液体材料担持面から離間し
た第1の位置に位置させ、上記液体材料除去モード時、
上記液体材料除去部材をこれが上記液体材料担持面に接
触した第2の位置に位置させる切換部とを、有するよう
にしてもよい。
【0009】上記液体材料供給除去部材は、上記液体材
料担持体の回転方向に関して、上記液体材料担持面が液
体材料に接触する担持領域の下流側でかつ上記塗膜形成
部材の上流側に配置されてもよい。
【0010】上記液体材料除去部材が液体材料担持面に
接触する位置は、上記液体材料の液面近傍にあってもよ
い。
【0011】像担持体と、上記像担持体上に形成された
像を液体材料で可視像化する液体材料供給装置とを備え
た画像形成装置において、その液体材料供給装置に、上
述のいずれかの液体材料供給装置を用いることでも、本
発明は実施し得る。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る液体材料供給装置、および
この液体材料(インク)供給装置を組み入れた画像形成
装置を用いることにより、現像動作停止期間においても
ローラ表面上のインク(層)の乾燥は生じない。従っ
て、形成される画像に乱れを生じないという効果を得ら
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るインク供給
装置の実施形態2’を示す。この装置は、図8に示した
インク供給装置2に対し、除去ブレード29の設置位置
及び動作に関して、さらに、ローラ14の動作に関し
て、変更を施したものである。
【0014】該除去ブレード29は、規制ブレード20
からみてローラ14の回転方向上流側に、ローラ14表
面が液面上に現れる部位36からみてローラ14の回転
方向下流側に、かつローラ14表面が液面上に現れる部
位36に近接して、設けられる。上述の従来のインク供
給装置2の場合と同様に、この実施形態においても、除
去ブレード29は板状の弾性部材で形成され、ローラ1
4の略接線方向に且つローラ14の回転方向上流側に向
いている。さらに、該除去ブレード29は、ローラ14
とは接触しない第1の位置(29b)と、ローラ14と
接触する第2の位置(29a)の間を、支持体(34
a,34b)の動作により移動できるようにしてある。
支持体(34a,34b)は、剛性のある部材でできて
おり、容器4上部から下方に広がって設置されている。
除去ブレード29のローラに接触しない方の上部は、支
持体(34a,34b)の下部に固定されている。
【0015】ローラ14は、インク供給装置2’が現像
動作状態にあるときのみならず、現像動作終了後の所定
時間、同様に回転している。以下、この除去ブレード2
9とローラ14の動作とについて説明する。
【0016】図2に、印刷信号出力部40、ローラ1
4、ローラを動かすモータ44、除去ブレード29、支
持体(34a,34b)、及び支持体(34a,34
b)を動かすソレノイド部46の、概略のブロック図を
示す。また図4は、図2の印刷信号出力部40から出力
が発生した際の、除去ブレード29(即ちソレノイド部
46)とローラ(即ちローラを動かすモータ44)14
の、動作の概略の時系列を示す。さらに図3は、除去ブ
レード29と支持体(34a,34b)の動作を示すた
めの、支持体(34a,34b)上部及びそれに関連す
る容器4の部位の拡大断面図である。図4に示される時
系列に従い図2ブロック図に係る部位の機能動作を説明
する。
【0017】印刷信号出力部40からは、像生成機構
(図示せず)に対し印刷信号が出力されている。印刷信
号出力部40が出力状態になると、制御部42はモータ
44を駆動させる。これにより第1のローラ14と第2
のローラは時刻(図4)から回転動作を開始する。第
1のローラ14の回転によりインクが汲み上げられ、表
面にインク6の薄層が形成される。また、第2のローラ
22には潜像転写が開始され、現像が開始される。
【0018】印刷信号が終了する(時刻)と、現像
(即ち潜像転写)も終了する。印刷信号が終了する時刻
にて、印刷信号出力部40は出力状態から非出力状態
に切替る。この状態に切替ってから所定時間、図4では
時刻まで、制御部42はモータ44を駆動し続け、第
1のローラ14の回転を持続するように制御する。時刻
から時刻までの時間については、後でも説明する。
【0019】時刻、即ち印刷信号出力部40が出力状
態から非出力状態に切替った時点から一定時間を経て、
時刻になると、制御部42はソレノイド部46に電流
を流してソレノイド部46を動作させる制御を行う。時
刻は、時刻より前である。
【0020】除去ブレード29は上部にて支持体(34
a,34b)の下部に固定されており、更に支持体(3
4a,34b)はその上部にてブレード当接手段48に
固定されている。ブレード当接手段48は剛性のある板
状の部材であり、容器4上部の一部中空にされた容器壁
50内部を水平方向に滑動し得るようにしてある(図
3)。一部中空にされブレード当接手段48をその中空
部に備える容器壁50は、容器4全体の一部分であり、
図1に示すようにインク面より所定距離だけ上方にあ
り、水平方向に延びる容器の壁である。図3に示すよう
に、ブレード当接手段48の端部とそれと対向する容器
壁内部面との間には、例えば、1本又は複数本のバネ5
2が設置してある。
【0021】図3(1)は、ソレノイド部46に電流が
流されていない状況、即ちソレノイド部46が動作して
いない状況、を示す。この状況では、バネ52は自然長
を保とうとするため、ブレード当接手段48は図におい
ては右端の位置を保つ。従って、除去ブレード29はロ
ーラ14から離隔して固定される。
【0022】そして、図3(2)は、ソレノイド部46
に電流が流されている状況、即ちソレノイド部46が動
作している状況、を示す。当実施形態では、電流が流さ
れていることによってソレノイド部46はブレード当接
手段48を図3において左方に押し続けるように構成さ
れている。このとき、バネ52は縮むが、ソレノイド部
46がブレード当接手段48を押す力と、バネ52を縮
められることによって生じるバネ52の抗力とが、拮抗
するまで、ブレード当接手段48は図において左方に移
動する。その結果除去ブレード29はローラ14に当接
する。
【0023】このように、時刻にて制御部42がソレ
ノイド部46に電流を流してソレノイド部46を動作さ
せる制御を行うと、除去ブレード29はローラ14に当
接する。除去ブレード29の先端部は、前述の従来技術
の場合と同様にローラ14の回転方向と衝突する方向を
向いているため、除去ブレード29先端部によってロー
ラ14表面に付着したインク6は掻き落とされる。つま
り、除去ブレード29がローラ14に当接し、ローラ1
4表面に付着したインク6が掻き落とされる程度に、ソ
レノイド部46がバネ52に抗してブレード当接手段4
8を押すように、ソレノイド部46に電流が流される。
このように、ローラ14表面がインク液6に浸って表面
に付着したインク薄層は、ローラ14表面が液面上に現
れる部位36を通過した直後に、除去ブレード29に掻
き落とされることになる。
【0024】除去ブレード29がローラ14に当接する
状態が時刻まで継続するように、制御部42によりソ
レノイド部46に電流が流される。この間においてもロ
ーラ14が回転を継続するように制御部42がモータ4
4を駆動するため、やがて、除去ブレード29とローラ
14とが当接する位置からみてローラ14回転方向下流
のローラ14表面は、(インク液面下以外)インクが付
着しない状態になる。この状態に至って(時刻)、制
御部42がソレノイド部46に電流を流すのを停止す
る。同時に、制御部42がモータ44の駆動を停止し、
ローラ14は回転を停止する。
【0025】上述のように、印刷信号出力部40が出力
状態から非出力状態に切替った時点(時刻)から、制
御部42がソレノイド部46に電流を流してソレノイド
部46を動作させる制御を行うまで(時刻)、一定の
時間を設けてある。これは、ある印刷信号が終了して、
僅かな時間を挟んで、次の印刷信号が発生する場合は、
ローラ14のクリーニング(除去)を行わないようにす
るためである。つまり、印刷信号が終了して、一定時間
が経過して、はじめて実質的に一連の印刷作業が終了し
た、とみなし、ローラ14のクリーニングを行うように
している。
【0026】また、時刻と時刻との間の時間(時間
)としては、ローラ14面上の任意の点が、除去ブ
レード29とローラ14が当接する位置からローラ14
回転方向下流に沿い回転移動し液面下に再び浸る位置に
まで到るのにかかる時間を、下限として設定してある。
即ち、除去ブレード29先端部に付着インクを掻き落と
されたローラ14面が、ローラ14の回転動作及び除去
ブレード29の当接の継続により、除去ブレード29と
ローラ14が当接する位置からローラ14回転方向下流
に沿いローラ14表面が液面下に再び浸る位置まで、全
体を覆いきるのに必要な時間を下限とするものである。
【0027】このように、ローラ14が回転を停止する
時刻以降は、ローラ14表面のうち、インク液面上に
ある部分のほぼ全体が、インクを除去されているため、
長時間を経過しても、ローラ14表面に乾燥したインク
が固着するというような現象は起こらない。
【0028】除去ブレード29をローラ14表面に当接
させさらに押し当て続ける作用を生成する機構として
は、上述のようなソレノイド部46を利用する機構に限
定されるものではない。例えば、モータ、バネ等を利用
する機構を用いてもよい。また、除去ブレード29をロ
ーラ14表面から離隔させる作用を与える部材は、上述
のようなバネ52に限定されない。例えば、ソレノイド
部、モータでもよい。
【0029】以上の実施形態においては、除去ブレード
29は平行移動により、ローラ14表面への当接とロー
ラ14表面からの離隔を行う。除去ブレード29の動作
形態はこのような平行移動によるものに限定されるもの
ではない。例えばヒンジにより支持体(34a,34
b)と容器壁50とを接続し、ヒンジ軸を中心とする回
転(或いは円弧軌道)移動の動作形態であってもよい。
この形態においても、ソレノイド部による押力とバネの
抗力との均衡調整により、除去ブレード29の位置を制
御し得る。
【0030】図5は、そのような、支持体(34a,3
4b)及び除去ブレード29がヒンジ軸54を中心に円
弧軌道上を移動する、本発明に係るインク供給装置の第
2の実施形態2’’である。除去ブレード29は、ロー
ラ14とは接触しない第1の位置(29b)と、ローラ
14と接触する第2の位置(29a)の間を、支持体
(34a,34b)の円弧軌道移動により移動できるよ
うにしてある。
【0031】図6は、第2の実施形態のインク供給装置
2’’における、容器4上部の一部中空にされた容器壁
50内部を示す。支持体(34a,34b)はその中空
部上面にヒンジ軸54により繋がれている。図6に示す
ように、支持体(34a,34b)とそれと水平方向に
対向する容器壁内部面との間には、例えば、1本又は複
数本のバネ52が両端をそれぞれ支持体(34a,34
b)と容器壁内部面とに固定されて設置されている。支
持体(34a,34b)のバネ52設置面の裏側には、
容器壁50内部を水平方向に滑動し得るブレード当接手
段48が支持体(34a,34b)に接して設置されて
いる。
【0032】図6(1)は、ソレノイド部46に電流が
流されていない状況、即ちソレノイド部46が動作して
いない状況、を示す。この状況では、バネ52は自然長
を保とうとするため、支持体(34a,34b)及びそ
の背後にあるブレード当接手段48は図においては右端
の位置を保つ。従って、除去ブレード29はローラ14
から離隔して固定される。
【0033】そして、図6(2)は、ソレノイド部46
に電流が流されている状況、即ちソレノイド部46が動
作している状況、を示す。当実施形態においても、電流
が流されていることによってソレノイド部46はブレー
ド当接手段48を図6において左方に押し続けるように
構成されている。そのことによりブレード当接手段48
は支持体(34a,34b)を左方に押す。支持体(3
4a,34b)は、上端がヒンジ軸54に繋がっている
ため、ヒンジ軸54を中心に円弧軌道を描きつつ左方に
振れる。このとき、バネ52は縮むが、ソレノイド部4
6がブレード当接手段48及び支持体(34a,34
b)を押す力と、バネ52を縮められることによって生
じるバネ52の抗力とが、拮抗するまで、ブレード当接
手段48は図において左方に移動し、支持体(34a,
34b)と除去ブレード29は左方に振れる。その結果
除去ブレード29はローラ14に当接する。
【0034】この回転移動の動作形態は、上記平行移動
の動作形態の場合に比べて、除去ブレード29及び支持
体(34a,34b)全体の、動作空間領域が狭くて済
む、という利点がある。これにより、容器4全体を小型
化することができる。
【0035】上述の2つの実施形態においては、除去ブ
レード29はローラ14表面が液面上に現れる部位36
からみてローラ14の回転方向下流側に、かつローラ1
4表面が液面上に現れる部位36に近接して、設けられ
ている。この除去ブレード29を、ローラ14表面が液
面上に現れる部位36からみてローラ14の回転方向上
流側(即ち液面下)に、かつローラ14表面が液面上に
現れる部位36に近接して、設けてもよい。ローラ14
を高速で回転させれば、ローラ14の回転付勢のため
に、この実施形態においても、ローラ14表面と除去ブ
レード29先端部が当接する点より回転下流方向では、
インク6が掻き落とされた状態が保たれる。この実施形
態は、上記実施形態と比較すると、ローラ14が回転を
停止するときには、液面18上に露出するローラ14の
全表面がインクを掻き落とされた状態になっている、と
いう利点がある。さらに除去ブレード29先端部、特に
ローラ14との当接部位を、ローラ14回転停止時には
液面下に保持できるため、除去ブレード29の上記当接
部位に付着したインク6が固化しないという、利点もあ
る。
【0036】なお、実験によれば、上記の除去ブレード
29を液面18下に設ける実施形態では、ローラ14表
面が100mm/秒以上700mm/秒以下の速度で移
動するような高速度で回転させる必要がある。ローラ1
4表面速度が300mm/秒以上500mm/秒以下で
あれば、より望ましい結果が得られた。
【0037】これまでの実施形態のいずれにおいても、
除去ブレード29は弾性を有する部材、例えば、ウレタ
ンゴム、ニトリルゴム、シリコンゴムなどであればよ
い。
【0038】図7は、本発明に係るインク供給装置を備
える、画像形成装置100の1つの実施形態である。本
発明に係るインク供給装置に備わる供給ローラ14によ
り汲み上げられたインク6は、供給ローラ14に接しつ
つ供給ローラ14と逆回転をする現像ローラ122に写
される。現像ローラ122表面に写された薄膜状インク
6は、さらに、潜像を保持しており且つ現像ローラ12
2に接しつつ現像ローラ122と逆回転する像担持体ロ
ーラ104に、写されて、そこで現像が行われる。その
像担持体ローラ104は、像担持体ローラ104と逆回
転する転写ローラ106と接して回転している。両方の
ローラの接部112において、両方のローラの回転上流
から搬送機構(図示せず。)により送られてきた転写紙
108が挟持され、像担持体ローラ104上の像がイン
ク6により転写紙108上に現出され、両方のローラの
回転下流方向に回転動作により送られる。転写紙108
が送られる先には、定着器110が設定されており、定
着器110により転写紙上のインクが定着される。
【0039】このように、本発明に係るインク供給装置
を用いて、画像形成装置を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインク供給装置の第1の好適な
実施形態である。
【図2】 印刷信号出力部、ローラ、モータ、除去ブレ
ード、支持体、及びソレノイド部の概略のブロック図で
ある。
【図3】 除去ブレードと支持体の動作を示すための、
支持体上部及びそれに関連する容器の部位の拡大断面図
である。
【図4】 印刷信号出力部から出力が発生した際の、除
去ブレード(即ちソレノイド部)とローラ(即ちモー
タ)の、動作の概略の時系列をである。
【図5】本発明に係るインク供給装置の第2の好適な実
施形態である。
【図6】 第2の実施形態のインク供給装置における、
容器上部の一部中空にされた容器壁内部を示すものであ
る。
【図7】 本発明に係るインク供給装置を備える画像形
成装置の1つの好適な実施形態である。
【図8】 除去ブレードを用いた従来のインク供給装置
の実施形態である。
【符号の説明】
2・・・インク供給装置 4・・・容器 6・・・インク 8・・・インクカートリッジ 14・・・ローラ 18・・・インク面 20・・・規制ブレード 28・・・除去ブレード 29・・・除去ブレード 30・・・除去ブレード先端部 34・・・支持体 42・・・制御部 44・・・モータ 46・・・ソレノイド部 48・・・ブレード当接手段 52・・・バネ 54・・・ヒンジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41F 31/06 B41F 31/06 31/20 31/20 G03G 15/10 112 G03G 15/10 112 15/11 113 (72)発明者 笹井 浩介 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C250 DB06 DB11 DC10 EA23 2H074 AA03 BB50 BB60 CC41 DD03 DD05 4D075 AC23 AC34 AC84 CA35 DB18 DC27 EA33 4F040 AA22 AC01 BA23 CB34 CB40 DA02 DA07 DB18 4F042 AA02 CB01 CC02 CC07 CC30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体材料を収容する容器と、 回転軸と該回転軸の周りに無端状の液体材料担持面とを
    有し、上記液体材料担持面を上記液体材料に接触させた
    液体材料担持体と、 上記回転軸の周りで液体材料担持体を所定の方向に回転
    するモータと、 上記液体材料担持面に保持された液体材料を液体材料担
    持体の回転と共に規制し、これにより上記液体材料担持
    面上に均一な厚さの塗膜を形成する塗膜形成部材とを有
    し、 上記液体材料担持体の回転方向に関して上記塗膜形成部
    材の下流側で、上記液体材料担持面上に形成された塗膜
    の液体材料を被供給部材に供給する液体材料供給装置に
    おいて、 上記液体材料担持体から被供給部材に液体材料を供給す
    る液体材料供給モード又は上記液体材料担持面から実質
    的に液体材料を除去する液体材料除去モードを選択的に
    実行する制御部を有することを特徴とする液体材料供給
    装置。
  2. 【請求項2】 上記液体材料担持面の近傍に配置された
    液体材料除去部材と、 上記液体材料供給モード時、上記液体材料除去部材をこ
    れが上記液体材料担持面から離間した第1の位置に位置
    させ、上記液体材料除去モード時、上記液体材料除去部
    材をこれが上記液体材料担持面に接触した第2の位置に
    位置させる切換部とを有することを特徴とする請求項1
    の液体材料供給装置。
  3. 【請求項3】 上記液体材料供給除去部材は、上記液体
    材料担持体の回転方向に関して、上記液体材料担持面が
    液体材料に接触する担持領域の下流側でかつ上記塗膜形
    成部材の上流側に配置されていることを特徴とする請求
    項2の液体材料供給装置。
  4. 【請求項4】 上記液体材料除去部材が液体材料担持面
    に接触する位置は、上記液体材料の液面近傍にあること
    を特徴とする請求項2または3の液体材料供給装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、上記像担持体上に形成され
    た像を液体材料で可視像化する液体材料供給装置とを備
    えた画像形成装置において、上記液体材料供給装置に、
    請求項1から4のいずれかの液体材料供給装置を用いた
    ことを特徴とする画像形成装置。
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