JP2000295960A - 挽肉機 - Google Patents

挽肉機

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JP2000295960A
JP2000295960A JP11106135A JP10613599A JP2000295960A JP 2000295960 A JP2000295960 A JP 2000295960A JP 11106135 A JP11106135 A JP 11106135A JP 10613599 A JP10613599 A JP 10613599A JP 2000295960 A JP2000295960 A JP 2000295960A
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JP
Japan
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cutter
feed screw
meat
thread
rear surface
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JP11106135A
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English (en)
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Risaburo Matsuki
理三郎 松木
Toshio Goryoda
俊雄 五領田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】挽肉機を比較的長時間連続稼動しても、衛生的
な挽肉を生産できるようにする。 【解決手段】挽肉機は、フィード・スクリュウ2、フィ
ード・スクリュウ2の前方に着設され、複数のブレード
6を有するカッター5、カッター5に接触する押出しプ
レート7を備えている。フィード・スクリュウ2のねじ
山3の前方終端部3a1が、カッター5の中の1個のブレ
ード6の後面6cに接合している。フィード・スクリュ
ウ2のねじ山3の前方終端部3b1と、カッター5の中
の1個のブレード6の後面6cとの間に、前方終端部3
b1およびブレード6の後面6cに接合した仕切体13
が設けられていてもよい。フィード・スクリュウ2のね
じ山3の前方終端部3c1が、隣り合うブレード6の間
隙6bを通って押出しプレート7の後面7aに接触して
摺り合うようになっていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挽肉機に関し、さ
らに詳しくは挽肉機のフィード・スクリュウのねじ山と
カッターおよび押出しプレートとの位置関係の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の挽肉機のシリンダーの前
方部近傍の例を示したものである。図5において22
は、シリンダー21の中に設けられたフィード・スクリ
ュウであって、ねじ山23を有し、ねじ山23とシリン
ダー21の間に傾斜した周状溝24が形成されている。
25は複数のブレード26を有するカッターであって、
フィード・スクリュウ22と共に回転する。27は、多
数の孔部28を有する押出しプレートである。29は、
保持リングであって、押出しプレート27をシリンダー
21に対して保持する。
【0003】従来の挽肉機は、図5に示すように、最前
方端側のねじ山23aがカッター25から離れていて、
そのため最前方端側のねじ山23aとカッター25の間
に周状の溝24aが形成されていた。図5の左方に設け
られた供給口(図示されない)から供給された肉片15
は、フィード・スクリュウ22の回転に伴い矢印方向に
送られながらシリンダー21内を前進して、カッター2
5と押出しプレート27によって切断破砕され、押出し
プレート27の孔部28を通って挽肉条となって押し出
される。
【0004】この際、肉片15の中の繊維を含む腱、筋
膜等の切断され難い部分(スジ肉)がカッター25に絡
み付いて周状溝24aの中で滞留し易い。肉片15の表
面には、屠殺の際に、消化管、皮膚あるいは環境等から
肉塊に移行した微生物(例えばシュードモナス属等)が
若干付着している。従来の挽肉機では、稼動開始して約
1〜2時間後には、停滞中に増殖した微生物が原料肉に
接触し、非衛生的な挽肉が生産されるので、初菌数の少
ない挽肉を得るためには、約1〜2時間毎に稼動を停止
して、カッター25および押出しプレート27等を分解
して水で洗浄する必要があった。そのため長時間の連続
稼動ができず、生産性が悪いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的長時
間連続稼動しても、衛生的な挽肉を生産できる挽肉機を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の挽肉機は、螺旋
状のねじ山を備えるフィード・スクリュウ、フィード・
スクリュウの前方に着設され、複数のブレードを有する
カッター、カッターに接触する押出しプレートを備える
挽肉機であって、フィード・スクリュウのねじ山の前方
終端部が、カッターの中の1個のブレードの後面まで延
びて、該後面に接合していることを特徴とする(請求項
1)。接合とは、鑞付け等によって隙間なく一体化する
ことをいう。
【0007】フィード・スクリュウのねじ山の前方終端
部が、カッターの中の1個のブレードの後面まで延び
て、該後面に接合している。そのためフィード・スクリ
ュウの最前方端側のねじ山とカッターの間に周状の溝が
形成されないので、肉片の中の繊維を含むスジ肉等の切
断され難い部分がカッターに絡み付いて周状溝の中で滞
留することなく、これら部分はスムースに押出しプレー
トを通って押し出される。従って比較的長時間連続稼動
しても微生物が増殖することがなく、衛生的な挽肉を生
産できる。
【0008】本発明の挽肉機は、螺旋状のねじ山を備え
るフィード・スクリュウ、フィード・スクリュウの前方
に着設され、複数のブレードを有するカッター、カッタ
ーに接触する押出しプレートを備える挽肉機であって、
フィード・スクリュウのねじ山の前方終端部と、カッタ
ーの中の1個のブレードの後面との間に、前方終端部お
よび前記ブレードの後面に接合した仕切体が設けられて
いることを特徴とする(請求項2)。この場合のカッタ
ー背部の構造は、請求項1の夫れと実質的に等しい。従
って比較的長時間連続稼動しても微生物が増殖すること
がなく、衛生的な挽肉を生産できる。
【0009】本発明の挽肉機は、螺旋状のねじ山を備え
るフィード・スクリュウ、フィード・スクリュウの前方
に着設され、複数のブレードを有するカッター、カッタ
ーに接触する押出しプレートを備える挽肉機であって、
フィード・スクリュウのねじ山の前方終端部が、隣り合
うブレードの間隙を通って押出しプレートの後面まで延
びて、該後面に接触して摺り合うようになっていること
を特徴とする(請求項3)。この場合も、フィード・ス
クリュウの最前方端側のねじ山とカッターの間に周状の
溝が形成されることない。従って肉片の中の繊維を含む
スジ肉等の切断され難い部分がカッターに絡み付いて周
状溝の中で滞留することなく、これら部分はスムースに
押出しプレートを通って押し出される。従って比較的長
時間連続稼動しても微生物が増殖することがなく、衛生
的な挽肉を生産できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を示す
図1において、2は、シリンダー1の中に設けられたフ
ィード・スクリュウであって、螺旋状のねじ山3を有
し、ねじ山3とシリンダー1の間に傾斜した周状溝4が
形成されている。フィード・スクリュウ2の前端面中央
には断面正方形の軸支部10が、またその前方に回転軸
11が設けられている。5は複数の(本実施の形態では
4個の)ブレード6を有するカッターであり、7は、多
数の孔部8を有する押出しプレートである。孔部8の内
径は、通常5〜10mmである。9は保持リングであっ
て、押出しプレート7をシリンダー1に対して保持し、
ねじ込み量を調節することによって、カッター5と押出
しプレート7がぴったりと摺り合うようにすることがで
きるようになっている。カッター5とシリンダー1の内
面は実質的に接触している、すなわち両者間のクリアラ
ンスが約2mm以下であるのが望ましい。これは他の実
施の形態についてもいえる。
【0011】カッター5は、図2に示すように、断面正
方形の軸孔5aの中心に対して点対称の4個のブレード
6を備えている。6aは刃先である。軸孔5aを、フィー
ド・スクリュウ2の軸支部10が挿通して、カッター5
がフィード・スクリュウ2と共に回転するようになって
いる。押出しプレート7の中央ねじ孔部に、中央孔12
aを有するボルト12が螺着されていて、中央孔12a
を、フィード・スクリュウ2の回転軸11が挿通してい
る。フィード・スクリュウ2の最前方部側のねじ山3a
の終端部3a1は、鑞付け、溶接または熱硬化性接着剤等
によってカッター5の中の1個のブレード6の後面6c
に隙間なく接合している。
【0012】供給口(図示されない)から連続的に供給
される肉片15は、フィード・スクリュウ2の回転と共
に、実線および点線で示す矢印方向に沿って前方に送ら
れ、最前方部側のねじ山3aとカッター5の間に達する
と、滞留することなくブレード6間の間隙6bを通っ
て、カッター5と押出しプレート7によってスジ肉を含
めてスムースに切断、破砕され、押出しプレート7の孔
部8を通って押し出される。
【0013】本発明の第2の実施の形態を示す図3にお
いて、図1との相違点は、最前方部のねじ山3bの終端
部3b1がフィード・スクリュウ2の前端部まで達せ
ず、終端部3b1とカッター5の中の1個のブレード6
の後面6cとの間に仕切体13が、終端部3b1および
ブレード6の後面6cを結んで、終端部3b1および後
面6cに接合していることである。仕切体13の外周面
は、ほぼ全長にわたりシリンダー1の内面と実質的に接
触することが好ましい。その他の点は、図1に示す挽肉
機と同様である。この場合も、第1の実施の形態の場合
と同様に、肉片15は滞留することなくブレード6間の
間隙6bを通って、カッター5と押出しプレート7によ
ってスジ肉を含めてスムースに切断、破砕され、押出し
プレート7の孔部8を通って押し出される。
【0014】本発明の第3の実施の形態を示す図4にお
いて、図1との相違点は、最前方部側のねじ山3cの終
端部3c1が、隣り合うブレード6の間隙6b(図2参
照)を通って押出しプレート7の後面7aまで延びて、
後面7aに接触して摺り合うようになっている点であ
る。この場合も、第1の実施の形態の場合と同様に、肉
片15は滞留することなくブレード6間の間隙6bを通
って、カッター5と押出しプレート7によってスジ肉を
含めてスムースに切断、破砕され、押出しプレート7の
孔部8を通って押し出される。
【0015】
【実施例】実施例:図1に示すタイプの挽肉機(シリン
ダー1の内径:45mm)を用い、約2cm角切りの冷
蔵牛腿肉片15を原料にして、1時間当たり43.5k
gの速度で、24時間連続運転して挽肉にした。原料肉
の温度は5℃で、生菌数は1gr当たり10の3.5乗
であった。加工場の室温は15℃であった。2時間毎
に、挽肉機から吐出される挽肉を2grづつ採取して、
常法により生菌数を測定した。結果を図6の線30に示
す。生菌数は1gr当たり10の約3.2乗であって、
24時間後も菌の増殖が起こらないことが分かる。挽肉
の生菌数が原料肉のそれよりも稍少ないのは、挽肉機に
よる加工の際に加わる剪断作用によって若干の菌が死ぬ
ためと思われる。
【0016】比較例:図5に示すタイプの従来の挽肉機
を用いた点以外は、実施例と同様にして挽肉を行い、2
時間毎に生菌数を測定した。結果を図6の線31に示
す。約13時間後まで急速に菌の増殖が起こり、以降飽
和状態になることが分かる。
【0017】
【発明の効果】本発明の挽肉機は、比較的長時間連続稼
動しても、衛生的な挽肉を生産できるという効果を奏す
る。請求項1に係わる発明は、請求項2に係わる発明よ
りも構造が簡単であるという利点を有する。請求項3に
係わる発明は、接合部がないので、請求項1および請求
項2に係わる発明よりも構造が簡単であるという利点を
有する。請求項1および請求項2に係わる発明は、請求
項3に係わる発明よりも作業前の摺り合わせ調整が容易
であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である挽肉機の要部
一部切断縦断面図である。
【図2】図1のII−II線からみた、カッターの正面図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態である挽肉機の要部
一部切断縦断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態である挽肉機の要部
一部切断縦断面図である。
【図5】従来の挽肉機の例の要部一部切断縦断面図であ
る。
【図6】本発明の挽肉機と従来の挽肉機で、挽肉を行っ
た場合の微生物の増殖の経時変化の例を示す線図であ
る。
【符号の説明】
2 フィード・スクリュウ 3 ねじ山 3a1 ねじ山の前方終端部 3b1 ねじ山の前方終端部 3c1 ねじ山の前方終端部 5 カッター 6 ブレード 6b 間隙 6c 後面 7 押出しプレート 7a 後面 13 仕切体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状のねじ山を備えるフィード・スク
    リュウ、フィード・スクリュウの前方に着設され、複数
    のブレードを有するカッター、カッターに接触する押出
    しプレートを備える挽肉機において、フィード・スクリ
    ュウのねじ山の前方終端部が、カッターの中の1個のブ
    レードの後面まで延びて、該後面に接合していることを
    特徴とする挽肉機。
  2. 【請求項2】 螺旋状のねじ山を備えるフィード・スク
    リュウ、フィード・スクリュウの前方に着設され、複数
    のブレードを有するカッター、カッターに接触する押出
    しプレートを備える挽肉機において、フィード・スクリ
    ュウのねじ山の前方終端部と、カッターの中の1個のブ
    レードの後面との間に、前方終端部および前記ブレード
    の後面に接合した仕切体が設けられていることを特徴と
    する挽肉機。
  3. 【請求項3】 螺旋状のねじ山を備えるフィード・スク
    リュウ、フィード・スクリュウの前方に着設され、複数
    のブレードを有するカッター、カッターに接触する押出
    しプレートを備える挽肉機において、フィード・スクリ
    ュウのねじ山の前方終端部が、隣り合うブレードの間隙
    を通って押出しプレートの後面まで延びて、該後面に接
    触して摺り合うようになっていることを特徴とする挽肉
    機。
JP11106135A 1999-04-14 1999-04-14 挽肉機 Pending JP2000295960A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4665104B1 (ja) * 2010-07-27 2011-04-06 株式会社日本キャリア工業 チョッパー
CN114029137A (zh) * 2021-10-28 2022-02-11 湖南省嘉品嘉味生物科技有限公司 一种肉制品加工用粉碎装置

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