JP2000295649A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JP2000295649A
JP2000295649A JP9564199A JP9564199A JP2000295649A JP 2000295649 A JP2000295649 A JP 2000295649A JP 9564199 A JP9564199 A JP 9564199A JP 9564199 A JP9564199 A JP 9564199A JP 2000295649 A JP2000295649 A JP 2000295649A
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mobile station
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JP9564199A
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Eiji Kidera
英二 木寺
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局制御装置の運用効率を高め、かつ確実
にチャネル切り替えが行えるようにする。 【解決手段】 移動局が移動して通信を行う基地局が切
り替わったとき、チャネル切替検出手段9は新旧の基地
局を検出し、移動方向決定手段2はその検出結果により
移動局の移動方向を決定する。その上で検出先決定手段
7は、上記移動方向、上記新基地局、ならびにメモリ手
段が保持している基地局の配置に関するデータにもとづ
いて、移動局が次に通信を行うべき基地局を決定する。
そして、チャネル切替起動手段8は、検出先決定手段7
が決定した前記基地局において、チャネル切り替えを行
うべく移動局からの電波を検出させる。また、チャネル
確保手段6は、上記新基地局の次に移動局が通信を行う
基地局にいてあらかじめチャネルを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局が移動しな
がら複数の基地局を順次切り替えて通信を行う移動体通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の自動車電話、携帯電話、
簡易型携帯電話などの移動体通信システムにおけるチャ
ネルの切り替えを示す説明図である。移動局20が無線
基地局(単に基地局ともいう)1Aの通信エリアA(単
にエリアともいう)で基地局1Aと通信しながら矢印G
で示したように移動するとき、エリアAの境界付近に移
動したところで電波が弱くなり、基地局制御装置30は
エリアAの周辺のエリアB、C、D、Eに移動局20を
収容可能か確認を行う。そして、この例では確認の結
果、エリアBに収容可能であることが分かるため、基地
局制御装置30は、移動局20が基地局1Bと通信を行
うよう通信チャネル(単にチャネルともいう)を切り替
える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の移動体通信システムには次のような問題点がある。
第1の問題点は、移動局20が移動して電波が弱くなっ
た場合、基地局制御装置30は、移動局20が通信中の
基地局に隣接するすべての基地局で、移動局20からの
電波を基準値以上の強度で受信できるか否かを検出する
ため、基地局制御装置30の運用効率が悪いということ
である。第2の問題点は、基地局制御装置30は、移動
局20からの電波が弱くなってからチャネルを確保し始
めるので、そのタイミングでたとえばチャネルに空きが
なくチャネルを確保できずに、その状態が継続した場合
には、チャネルの切り替えに失敗してしまうということ
である。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、移動局の移動先の通信エ
リアを予測して、特定の基地局でのみ移動先検出を行う
ようにして基地局制御装置の運用効率を高めた移動体通
信システムを提供することにある。また、本発明の他の
目的は、移動局の移動先の通信エリアを予測して、移動
先エリアの基地局において事前にチャネルを確保するこ
とによって、確実にチャネル切り替えが行えるようにし
た移動体通信システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数の基地局と、前記基地局を制御する基
地局制御装置とを含み、移動局が移動しながら複数の前
記基地局を順次切り替えて通信を行う移動体通信システ
ムであって、前記基地局の配置に係わるデータを保持す
る記憶手段を備え、前記基地局制御装置は、前記移動局
が通信を行う前記基地局が切り替わったとき、前記移動
局が通信を行っていた旧基地局、および前記移動局が新
たに通信を開始した新基地局を検出するチャネル切替検
出手段と、前記チャネル切替検出手段が検出した新旧の
前記基地局より前記移動局の移動方向を決定する移動方
向決定手段と、前記移動方向決定手段が決定した前記移
動局の移動方向、前記チャネル切替検出手段が検出した
新基地局、ならびに前記記憶手段が保持している前記基
地局の配置に関するデータにもとづいて、前記移動局が
次に通信を行うべき前記基地局を決定する検出先決定手
段と、チャネル切り替えを行うべく、前記検出先決定手
段が決定した前記基地局において前記移動局からの電波
を検出させるチャネル切替起動手段とを備えたことを特
徴とする。
【0006】本発明の移動体通信システムでは、移動局
が通信を行う基地局が切り替わったとき、チャネル切替
検出手段は、移動局が通信を行っていた旧基地局と、移
動局が新たに通信を開始した新基地局を検出する。そし
て、移動方向決定手段は、チャネル切替検出手段が検出
した新旧の基地局より移動局の移動方向を決定し、検出
先決定手段は、移動方向決定手段が決定した移動局の移
動方向、チャネル切替検出手段が検出した新基地局、な
らびに記憶手段が保持している基地局の配置に関するデ
ータにもとづいて、移動局が次に通信を行うべき基地局
を決定する。その上で、チャネル切替起動手段は、検出
先決定手段が決定した前記基地局において、チャネル切
り替えを行うべく移動局からの電波を検出させる。この
ように、本発明の移動体通信システムでは、移動局の移
動先の基地局を予測して、その基地局でのみ移動先検出
を行うため、従来のように隣接するすべての基地局で移
動先検出を行う場合に比べ、基地局制御装置の運用効率
が大幅に向上する。
【0007】また、本発明は、前記基地局の配置に係わ
るデータが地図データであり、前記基地局制御装置はさ
らに、前記移動方向決定手段が決定した前記移動局の移
動方向、前記移動局が通信中の前記基地局を表す情報、
ならびに前記記憶手段が保持している前記地図データに
もとづいて前記移動局の移動経路を特定する移動経路特
定手段と、前記チャネル切替検出手段がチャネル切り替
えを検出したとき、前記新前記基地局の次に前記移動局
が通信を行う基地局を、前記移動経路特定手段が特定し
た前記移動経路にもとづいて特定し、特定した前記基地
局と前記移動局が通信を行えるようチャネルを確保する
チャネル確保手段とを備え、前記チャネル切替起動手段
は、前記チャネル確保手段が確保したチャネルを通じて
前記移動局からの電波を検出させることを特徴とする。
【0008】本発明の移動体通信システムでは、移動経
路特定手段は、移動方向決定手段が決定した移動局の移
動方向、移動局が通信中の基地局を表す情報、ならびに
記憶手段が保持している地図データにもとづいて移動局
の移動経路を特定する。そして、チャネル確保手段は、
チャネル切替検出手段がチャネル切り替えを検出したと
き、新しい基地局の次に移動局が通信を行う基地局を、
移動経路特定手段が特定した移動経路にもとづいて特定
し、特定した基地局と移動局が通信を行えるようチャネ
ルを確保する。チャネル切替起動手段は、チャネル確保
手段が確保したこのチャネルを通じて移動局からの電波
を検出させる。したがって、本発明では、移動局の移動
先の通信エリアを予測して、移動先エリアの基地局にお
いて事前にチャネルを確保するので、チャネル切り替え
時には確保されたチャネルを使用して確実にチャネル切
り替えを行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による移動体
通信システムの一例を構成する基地局制御装置を示すブ
ロック図、図2は、自動車に搭載された移動局が走行す
る高速道路と、その周辺の基地局の配置を示す説明図で
ある。本実施の形態例では、図2に示したように、移動
局20は一例として自動車に搭載され、高速道路34を
矢印12の方向に移動するものとする。高速道路34の
周辺には基地局14、16、18、22、24、26、
28、32などが設置されており、各基地局を中心とす
る楕円はそれぞれの通信エリアを示している。
【0010】本実施の形態例の移動体通信システムを成
す基地局制御装置10は図1に示したような構成となっ
ている。図1において、チャネル切替検出手段9は、移
動局20が高速道路34を移動することに伴って通信を
行う基地局が切り替わったとき、移動局20が通信を行
っていた旧基地局と、移動局20が新たに通信を開始し
た新基地局を検出する。移動方向決定手段2は、チャネ
ル切替検出手段9が検出した新旧の基地局より移動局2
0の移動方向を決定する。そして、検出先決定手段7
は、移動方向決定手段2が決定した移動局20の移動方
向、チャネル切替検出手段9が検出した新基地局、なら
びにメモリ手段4が保持している基地局の配置に関する
情報にもとづいて、移動局20が次に通信を行うべき基
地局を決定する。
【0011】チャネル切替起動手段8は、検出先決定手
段7が決定した前記基地局において移動局20からの電
波を検出し、通信チャネルを切り替えさせる。データ蓄
積手段5は、基地局の配置および移動局20の移動経路
に係わるデータとして高速道路34周辺の地図データを
保持しており、データ問い合わせ手段3により、必要な
データがデータ蓄積手段5から適宜読み出され、メモリ
手段4に格納される。なお、データ蓄積手段5は、本実
施の形態例では基地局制御装置10の外に設けられてい
るとするが、基地局制御装置10内に設けることも無論
可能である。
【0012】データ問い合わせ手段3は移動経路特定手
段としても機能し、上記移動方向決定手段2が決定した
移動局20の移動方向、移動局20が通信中の基地局を
表す情報、ならびにデータ蓄積手段5が保持している地
図データにもとづいて移動局20の移動経路を特定す
る。
【0013】チャネル確保手段6は、チャネル切替検出
手段9がチャネル切り替えを検出したとき、新しい基地
局の次に移動局20が通信を行う基地局を、移動経路特
定手段としてのデータ問い合わせ手段3が特定した移動
経路にもとづいて特定し、特定した基地局と移動局20
が通信を行えるようチャネルを確保する。そして、チャ
ネル切替起動手段8は、このチャネル確保手段6があら
かじめ確保したチャネルを通じて移動局20からの電波
を検出させる。
【0014】基地局制御装置10はさらに、移動局20
からの信号による指示にもとづいて、第1および第2の
モードのいずれかを設定する方式選択手段1を備え、チ
ャネル切替起動手段8はチャネルを切り替える際に、方
式選択手段1が第1のモードを設定しているときは、移
動局20が通信中の基地局に隣接する複数の基地局にお
いて移動局20からの電波を検出させ、方式選択手段1
が第2のモードを設定しているときは、検出先決定手段
7が決定した前記基地局において移動局20からの電波
を検出させる。
【0015】次に、本実施の形態例の移動体通信システ
ムの動作について、上記構成の基地局制御装置10の動
作を中心に説明する。図3は、基地局制御装置10の動
作を示しフローチャート、図4はチャネル確保動作を示
すフローチャートである。以下ではこれらの図面も適宜
参照する。方式選択手段1は、移動局20からの信号に
よる指示にもとづいて、第1および第2のモードのいず
れかを設定する。移動局20側では通常、高速道路34
などを移動中は第2のモードを、市街地の通常の道路な
どを移動中は第1のモードを設定すべく信号を基地局を
通じて基地局制御装置10へ送信する。
【0016】方式選択手段1が第1のモードを設定した
場合は、チャネル切替起動手段8は、従来どうり、チャ
ネルを切り換える際に移動局20が通信中の基地局に隣
接する複数の基地局すべてにおいて移動局20からの電
波を検出させる。一方、方式選択手段1が第1のモード
を設定した場合には、チャネル切替起動手段8は、以下
に詳しく説明するように検出先決定手段7が決定した基
地局においてのみ移動局20からの電波を検出させる。
ここでは、方式選択手段1により第2のモードが設定さ
れているものとする。基地局制御装置10では、移動局
20から発呼を受け付けると、モードを識別し(ステッ
プS1)、本実施の形態例では方式選択手段1が上述の
ように第2のモードを設定しているため、まず移動方向
の決定を行う(ステップS2)。なお、第1のモードが
設定されている場合には、上述のように通常のチャネル
切替が行われることになる(ステップS3)。
【0017】ステップS2として、チャネル切替検出手
段9は、移動局20が高速道路34を移動することに伴
って通信を行う基地局が切り替わったとき、移動局20
が通信を行っていた旧基地局と、移動局20が新たに通
信を開始した新基地局を検出し、その情報をメモリ手段
4に書き込む。
【0018】そして、移動方向決定手段2は、チャネル
切替検出手段9が検出したこれら新旧の基地局より移動
局20の移動方向を決定する。図2を参照して具体的に
説明すると、移動局20が基地局16のエリアから基地
局24のエリアへと移動し、その結果、基地局16から
基地局24へと通信チャネルが切り替わったとすると、
チャネル切替検出手段9は、旧基地局として基地局16
を、新基地局として基地局24を検出する。そして、移
動方向決定手段2は、移動局20の移動方向は基地局1
6のエリアから基地局24のエリアへの方向であると決
定する。なお、移動局20がたとえば基地局14のエリ
アから基地局16のエリアへ移動した段階で、すでに移
動方向決定手段2が移動方向を決定していた場合には
(ステップS2で決定済み)、上記ステップS2からS
5の動作は行われない。
【0019】その後、データ問い合わせ手段3は、移動
方向決定手段2が決定した移動局20の移動方向、移動
局20が通信中の基地局を表す情報、ならびにデータ蓄
積手段5が保持している地図データにもとづいて移動局
20の移動経路、すなわち高速道路34を特定し、高速
道路34周辺の地図データをデータ蓄積手段5から読み
出し(ステップS4)、メモリ手段4へ格納する(ステ
ップS5)。
【0020】そして、チャネル確保手段6は、移動局2
0が次に通信を行うことになる基地局においてチャネル
を確保する(ステップS6)。詳しくは図4に示したよ
うに、チャネル確保手段6は、チャネル切替検出手段9
によるチャネル切り替えの検出結果にもとづき(ステッ
プS11)、前記新しい基地局の次に移動局20が通信
を行う基地局を、データ問い合わせ手段3が特定した移
動経路にもとづいて特定する。その上で、特定した基地
局と移動局20が通信を行えるようチャネルを確保し
(ステップS12でOK)、確保したチャネルの情報を
メモリ手段4に書き込む(ステップS13)。
【0021】ステップS12でチャネルを確保できなか
った場合には(NG)、チャネル切替検出手段9がチャ
ネル切り替えを検出するまでの間は(ステップS14で
“なし”の場合)、チャネル確保動作を繰り返し、一
方、チャネル切替検出手段9がチャネル切り替えを検出
したときは(ステップS14で“あり”の場合)、新た
な基地局の情報を取得した上で(ステップS11)、チ
ャネル確保を行う。
【0022】図2を参照して具体的に説明すると、移動
局20が基地局16のエリアから基地局24のエリアへ
移動したとき、チャネル切替検出手段9は上述のように
チャネル切り替えを検出している。したがってチャネル
確保手段6はこのことから移動局20が次に通信を行う
基地局は基地局32であると特定し、移動局20が基地
局32と通信を行えるようにチャネルを確保する。
【0023】次に、検出先決定手段7は、メモリ手段4
から基地局の配置に関するデータを読み出し(ステップ
S7)、メモリ手段4から読み出したデータと、移動方
向決定手段2が決定した移動局20の移動方向、ならび
にチャネル切替検出手段9が検出した新基地局にもとづ
いて、移動局20が次に通信を行うべき基地局を決定す
る(ステップS8)。図2の例では、移動局20が次に
通信を行うべき基地局は基地局32となる。
【0024】そして、移動局20が高速道路34を移動
し、基地局24のエリアから基地局32のエリアへ移行
する際に移動局20からの電波が弱くなり、チャネルの
切り替えが必要となったとき、チャネル切替起動手段8
は、チャネル確保手段6があらかじめ確保したチャネル
を通じて、基地局32においてのみ移動局20からの電
波の検出を行わせ、移動局20からの電波を検出できた
段階で基地局32にチャネルを切り替える(ステップS
9)。
【0025】このように、本実施の形態例の移動体通信
システムでは、移動局20の移動先の基地局を予測し
て、その基地局でのみ移動先検出を行うため、従来のよ
うに隣接するすべての基地局で移動先検出を行う場合に
比べ、基地局制御装置10の運用効率が大幅に向上す
る。また、本実施の形態例の移動体通信システムでは、
移動局20の移動先の通信エリアを予測して、移動先エ
リアの基地局において事前にチャネルを確保するので、
チャネル切り替え時には確保されたチャネルを使用して
確実にチャネル切り替えを行うことができる。
【0026】次に第2の実施の形態例について説明す
る。図5は第2の実施の形態例の移動体通信システムを
構成する基地局制御装置を示すブロック図、図6は図5
の基地局制御装置におけるチャネル確保動作を示すフロ
ーチャートである。図中、図1、図3と同一の要素には
同一の符号が付されており、それらに関する説明はここ
では省略する。
【0027】この基地局制御装置36が上記制御装置と
異なるのは、確保通知手段11が追加されている点であ
る。この確保通知手段11は、チャネル確保手段6がチ
ャネルを確保したとき、そのことを表す信号を移動局2
0に送出する機能を備えている。そして、移動局20
は、不図示の表示装置を含み、確保通知手段11からの
前記信号を受信して、チャネルが確保されたことを表す
メッセージおよび画像のいずれか一方または両方を表示
装置に表示する。また、移動局20は、不図示の発音装
置を含み、確保通知手段11からの前記信号を受信し
て、チャネルが確保されたことを表す音および音声のい
ずれか一方または両方を発音装置を通じて発生する。
【0028】この基地局制御装置36では、チャネル確
保手段6によるチャネル確保が成功すると(ステップS
12でOK)、チャネル確保手段6はそのことを確保通
知手段11に知らせ、これにより確保通知手段11は、
チャネルが確保されたことを表す信号を移動局20に送
出する(ステップS12A)。その結果、移動局20で
は、次の通信エリアにおいてチャネルが確保されたこと
が上述のように表示装置に表示され、また発音装置によ
って上述のように利用者に知らされる。
【0029】そのため、第2の実施の形態例では、上記
実施の形態例と同様の効果が得られることに加えて、移
動局20の利用者は、たとえば高速道路34を移動中で
も、通信が途切れることなく継続できることをあらかじ
め知ることができ、安心して通信を続けることができる
という効果が得られる。
【0030】次に、第3の実施の形態例について説明す
る。図7は第3の実施の形態例の移動体通信システムを
構成する基地局制御装置を示すブロック図、図8は同基
地局制御装置の動作を示すフローチャートである。図
中、図1、図2と同一の要素には同一の符号が付されて
おり、それらに関する説明はここでは省略する。
【0031】図7に示した基地局制御装置38が、上記
基地局制御装置10と異なるのは、基地局制御装置10
のチャネル確保手段6およびメモリ手段4を含まず、デ
ータ蓄積手段5が基地局制御装置10内に設けられてい
る点である。したがって、この基地局制御装置38で
は、事前のチャネル確保は行わず、移動先検出を行う基
地局の特定のみを行う。すなわち、基地局制御装置38
で、移動局20から発呼を受け付けると、モードを識別
し(ステップS1)、本実施の形態例では方式選択手段
1が上述のように第2のモードを設定しているため、ま
ず移動方向の決定を行う(ステップS2)。
【0032】ステップS2として、チャネル切替検出手
段9は、移動局20が高速道路34を移動することに伴
って通信を行う基地局が切り替わったとき、移動局20
が通信を行っていた旧基地局と、移動局20が新たに通
信を開始した新基地局を検出する。そして、移動方向決
定手段2は、チャネル切替検出手段9が検出したこれら
新旧の基地局より移動局20の移動方向を決定する(ス
テップS2)。図2を参照して具体的に説明すると、移
動局20が基地局16のエリアから基地局24のエリア
へと移動し、その結果、基地局16から基地局24へと
通信チャネルが切り替わったとすると、チャネル切替検
出手段9は、旧基地局として基地局16を、新基地局と
して基地局24を検出する。そして、移動方向決定手段
2は、移動局20の移動方向は基地局16のエリアから
基地局24のエリアへの方向であると決定する。
【0033】データ蓄積手段5は、本実施の形態例では
移動経路のデータは保持せず、基地局の配置に関するデ
ータのみを保持しており、検出先決定手段7はデータ問
い合わせ手段3を通じてこのデータを取得し(ステップ
S7)、移動局20が基地局24のエリアから基地局3
2のエリアへ移動する際に、基地局の配置に関するデー
タと、現在移動局が通信を行っている基地局が基地局2
4であるという情報と、上記移動方向の情報とにもとづ
いて、移動局20が次に通信を行う基地局は基地局32
であると決定する(ステップS8)。
【0034】そして、移動局20が高速道路34を移動
し、基地局24のエリアから基地局32のエリア移行す
る際に移動局20からの電波が弱くなり、チャネルの切
り替えが必要となったとき、チャネル切替起動手段8
は、検出先決定手段7が決定した上記基地局32におい
てのみ移動局20からの電波の検出を行わせ、移動局2
0からの電波を検出できた段階で基地局32にチャネル
を切り替える(ステップS9)。
【0035】したがって、第3の実施の形態例では、移
動局20の移動先の基地局を予測して、その基地局での
み移動先検出を行うため、従来のように隣接するすべて
の基地局で移動先検出を行う場合に比べ、基地局制御装
置10の運用効率が大幅に向上するという、上記実施の
形態例と同様の効果が得られることに加えて、構成が簡
素であり、制御手順も簡単であることから、低コスト化
を図ることができるという効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の移動体通信
システムでは、移動局が通信を行う基地局が切り替わっ
たとき、チャネル切替検出手段は、移動局が通信を行っ
ていた旧基地局と、移動局が新たに通信を開始した新基
地局を検出する。そして、移動方向決定手段は、チャネ
ル切替検出手段が検出した新旧の基地局より移動局の移
動方向を決定し、検出先決定手段は、移動方向決定手段
が決定した移動局の移動方向、チャネル切替検出手段が
検出した新基地局、ならびに記憶手段が保持している基
地局の配置に関するデータにもとづいて、移動局が次に
通信を行うべき基地局を決定する。その上で、チャネル
切替起動手段は、検出先決定手段が決定した前記基地局
において、チャネル切り替えを行うべく移動局からの電
波を検出させる。このように、本発明の移動体通信シス
テムでは、移動局の移動先の基地局を予測して、その基
地局でのみ移動先検出を行うため、従来のように隣接す
るすべての基地局で移動先検出を行う場合に比べ、基地
局制御装置の運用効率が大幅に向上する。
【0037】また、本発明の移動体通信システムでは、
移動経路特定手段は、移動方向決定手段が決定した移動
局の移動方向、移動局が通信中の基地局を表す情報、な
らびに記憶手段が保持している地図データにもとづいて
移動局の移動経路を特定する。そして、チャネル確保手
段は、チャネル切替検出手段がチャネル切り替えを検出
したとき、前記新しい基地局の次に移動局が通信を行う
基地局を、移動経路特定手段が特定した移動経路にもと
づいて特定し、特定した基地局と移動局が通信を行える
ようチャネルを確保する。チャネル切替起動手段は、チ
ャネル確保手段が確保したこのチャネルを通じて移動局
からの電波を検出させる。したがって、本発明では、移
動局の移動先の通信エリアを予測して、移動先エリアの
基地局において事前にチャネルを確保するので、チャネ
ル切り替え時には確保されたチャネルを使用して確実に
チャネル切り替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体通信システムの一例を構成
する基地局制御装置を示すブロック図である。
【図2】自動車に搭載された移動局が走行する高速道路
と、その周辺の基地局の配置を示す説明図である。
【図3】基地局制御装置の動作を示しフローチャートで
ある。
【図4】チャネル確保動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】第2の実施の形態例の移動体通信システムを構
成する基地局制御装置を示すブロック図である。
【図6】図5の基地局制御装置におけるチャネル確保動
作を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態例の移動体通信システムを構
成する基地局制御装置を示すブロック図である。
【図8】図7の基地局制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】従来の自動車電話、携帯電話、簡易型携帯電話
などの移動体通信システムにおけるチャネルの切り替え
を示す説明図である。
【符号の説明】
1……方式選択手段、2……移動方向決定手段、3……
データ問い合わせ手段、4……メモリ手段、5……デー
タ蓄積手段、6……チャネル確保手段、7……検出先決
定手段、8……チャネル切替起動手段、9……チャネル
切替検出手段、10……基地局制御装置、11……確保
通知手段、12……矢印、14……基地局、16……基
地局、18……基地局、20……移動局、22……基地
局、24……基地局、26……基地局、28……基地
局、30……基地局制御装置、32……基地局、34…
…高速道路、36……基地局制御装置、38……基地局
制御装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局と、前記基地局を制御する
    基地局制御装置とを含み、移動局が移動しながら複数の
    前記基地局を順次切り替えて通信を行う移動体通信シス
    テムであって、 前記基地局の配置に係わるデータを保持する記憶手段を
    備え、 前記基地局制御装置は、 前記移動局が通信を行う前記基地局が切り替わったと
    き、前記移動局が通信を行っていた旧基地局、および前
    記移動局が新たに通信を開始した新基地局を検出するチ
    ャネル切替検出手段と、 前記チャネル切替検出手段が検出した新旧の前記基地局
    より前記移動局の移動方向を決定する移動方向決定手段
    と、 前記移動方向決定手段が決定した前記移動局の移動方
    向、前記チャネル切替検出手段が検出した新基地局、な
    らびに前記記憶手段が保持している前記基地局の配置に
    関するデータにもとづいて、前記移動局が次に通信を行
    うべき前記基地局を決定する検出先決定手段と、 チャネル切り替えを行うべく、前記検出先決定手段が決
    定した前記基地局において前記移動局からの電波を検出
    させるチャネル切替起動手段とを備えたことを特徴とす
    る移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局の配置に係わるデータは地図
    データであり、 前記基地局制御装置はさらに、 前記移動方向決定手段が決定した前記移動局の移動方
    向、前記移動局が通信中の前記基地局を表す情報、なら
    びに前記記憶手段が保持している前記地図データにもと
    づいて前記移動局の移動経路を特定する移動経路特定手
    段と、 前記チャネル切替検出手段がチャネル切り替えを検出し
    たとき、前記新前記基地局の次に前記移動局が通信を行
    う基地局を、前記移動経路特定手段が特定した前記移動
    経路にもとづいて特定し、特定した前記基地局と前記移
    動局が通信を行えるようチャネルを確保するチャネル確
    保手段とを備え、 前記チャネル切替起動手段は、前記チャネル確保手段が
    確保したチャネルを通じて前記移動局からの電波を検出
    させることを特徴とする請求項1記載の移動体通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記移動経路は高速道路であることを特
    徴とする請求項2記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局制御装置は、前記移動局から
    の信号による指示にもとづいて、第1および第2のモー
    ドのいずれかを設定する方式選択手段を備え、 前記チャネル切替起動手段はチャネルを切り替える際
    に、前記方式選択手段が前記第1のモードを設定したと
    きは、前記移動局が通信中の前記基地局に隣接する複数
    の前記基地局において前記移動局からの電波を検出さ
    せ、前記方式選択手段が前記第2のモードを設定したと
    きは、前記検出先決定手段が決定した前記基地局におい
    て前記移動局からの電波を検出させることを特徴とする
    請求項1記載の移動体通信システム。
  5. 【請求項5】 前記チャネル確保手段がチャネルを確保
    したとき、そのことを表す信号を前記移動局に送出する
    確保通知手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の
    移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 前記移動局は、表示装置を含み、確保通
    知手段からの前記信号を受信して、チャネルが確保され
    たことを表すメッセージおよび画像のいずれか一方また
    は両方を前記表示装置に表示することを特徴とする請求
    項5記載の移動体通信システム。
  7. 【請求項7】 前記移動局は、発音装置を含み、確保通
    知手段からの前記信号を受信して、チャネルが確保され
    たことを表す音および音声のいずれか一方または両方を
    前記発音装置を通じて発生することを特徴とする請求項
    5記載の移動体通信システム。
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