JP2000295632A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000295632A
JP2000295632A JP2000085952A JP2000085952A JP2000295632A JP 2000295632 A JP2000295632 A JP 2000295632A JP 2000085952 A JP2000085952 A JP 2000085952A JP 2000085952 A JP2000085952 A JP 2000085952A JP 2000295632 A JP2000295632 A JP 2000295632A
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signal
color
white balance
color temperature
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JP2000085952A
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Hirofumi Takei
浩文 竹井
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Canon Inc
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な撮影画面に対して最適な色温度情報を
用いて良好なホワイトバランス補正を行うことのできる
撮像装置を提供すること。 【解決手段】 撮像素子1の出力から得られた色信号の
ゲインを、D/A変換器35,36からの補正信号に従
い動作する利得制御回路3,4によって補正し、ホワイ
トバランス制御を行う撮像装置において、A/D変換器
30,31からの色信号を画面を分割した複数の領域毎
にメモリ33に記憶し、補正信号演算部34において全
領域の平均、無彩色被写体に対応する領域のみの平均、
更には最大輝度領域の色温度情報を用いてホワイトバラ
ンス補正信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
特に撮像手段の出力から得たビデオ信号のホワイトバラ
ンスを補正するホワイトバランス補正機能を有する撮像
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像素子から得られる信号を用い
てホワイトバランスの補正を行う撮像装置においては、
有彩色の被写体の影響を避けるために、白もしくは白に
近い被写体からの信号もしくはその可能性のある信号の
みを用いてホワイトバランス補正を行う手法が知られて
いる。
【0003】例えば、カメラの信号処理回路から得られ
るY(輝度)信号及び2種の色差信号であるR(赤)−
Y信号,B(青)−Y信号から、上述の如き信号のみを
抽出し、抽出された色差信号成分を0に近づけることに
よりホワイトバランスの補正を行おうというものであ
る。このような手法を、以下、白抽出方式と称すること
にし、以下に簡単に説明する。
【0004】図21はこの種の白抽出方式における信号
の抽出範囲の例を説明するための図であり、図中の座標
はテレビジョン信号等のビデオ信号をベクトル表示した
座標を示す。
【0005】今、色温度の範囲が3000°K〜100
00°Kにおいて、ホワイトバランス補正を行う撮像装
置を考える。まず、10000°Kの色温度下で撮影し
た白い被写体をホワイトバランスのとれた状態とする様
補正を行っているとすると、その被写体に対応する信号
は図中の点P0に対応することになる。この時、300
0°Kの色温度下における白い被写体が存在したとする
と、その被写体の信号は図中の点P1となる。
【0006】逆に、3000°Kの色温度下で撮影した
白い被写体をホワイトバランスのとれた状態とする様補
正を行っているとすると、その被写体に対応する信号は
図中の点P0に対応し、10000°Kの色温度下にお
ける白い被写体が存在したとすると、その被写体の信号
は図中の点P2となる。
【0007】つまり、白い被写体の色温度変化に伴う色
再現は、図21中の太線Aに沿って変化することにな
る。
【0008】これは、図21においてx[=(R−Y)
−(B−Y)=R−B]及びy[=(R−Y)+(B−
Y)=R+B−2Y]の2次元座標を考えた時、y方向
には色温度変化の影響は少なく、x方向のみが色温度変
化に応じて変化するということを示す。
【0009】ここで、前述の様に3000°K〜100
00°Kの範囲でホワイトバランスの補正を行うことを
考慮すると、図16におけるハッチング部分の範囲(白
抽出範囲)の信号のみを抽出すれば、白もしくはそれに
近い被写体からの信号が全て抽出されたことになり、こ
れを用いてホワイトバランス制御を行えば有彩色の被写
体の影響が少なく、且、ホワイトバランス制御用の情報
が充分に得られることになる。
【0010】図20はこのような白抽出方式のホワイト
バランス制御を行う従来の撮像装置の要部構成を示すブ
ロック図である。
【0011】図中、1は撮像素子であり、レンズ21及
びアイリス22を介して入射した被写体光を光電変換す
る。2は撮像素子1からの信号から、輝度信号の高周波
成分(YH ),輝度信号の低周波成分(YL ),赤色
(R)信号及び青色(B)信号を夫々生成する輝度色度
信号生成回路であり、ここで生成されたR信号及びB信
号は夫々利得制御回路3,4に供給される。この利得制
御回路3,4は後述するトラッキング補正回路17から
の制御信号によって夫々その増幅率が制御されており、
制御された増幅率によりR信号及びB信号を夫々増幅す
る。
【0012】ここで、この利得制御回路3,4から出力
される信号をR’信号,B’信号とすると、このR’信
号及びB’信号はYL 信号と共に色差信号生成回路5に
入力され、該回路5にて色差信号(R−Y),(B−
Y)が生成される。
【0013】この色差信号(R−Y),(B−Y)は上
述のYH 信号と共にエンコーダ6に入力され、該エンコ
ーダ6にて標準テレビジョン信号に変換される。28は
この標準テレビジョン信号を出力する出力端子である。
【0014】一方、色差信号(R−Y),(B−Y)は
自動ホワイトバランス補正装置20にも入力され、まず
クランプ回路7,8に夫々供給される。クレンプ回路
7,8においてはこれらの色差信号(R−Y),(B−
Y)の直流(DC)電位を合わせ、それらの出力を減算
回路9及び加算回路10に夫々入力する。
【0015】減算回路9では(R−Y)信号と(B−
Y)信号との差をとることによりx信号、即ち図16の
座標x方向の信号成分を生成し、加算回路10では(R
−Y)信号と(B−Y)信号との和をとることによりy
信号、即ち図16の座標y方向の信号成分を生成してい
る。
【0016】比較器11,12では、この回路から出力
されるy信号を図16のy=a,y=bで示した線分に
対応する基準レベルTHa,THbと夫々比較し、2値
の比較出力をオア(OR)回路13に出力する。オア回
路13の出力はy信号のレベルが図16のa≧y≧bの
範囲ある時のみローレベル(Lo)となり、その他の場
合はハイレベル(Hi)となる2値信号となり、ゲート
制御信号としてゲート回路14に供給される。
【0017】一方、減算器9から出力されたx信号、即
ち(R−B)信号は、ゲート回路14にてオア回路13
の出力がLoの時のみゲートされて、クリップ回路18
に供給され、該クリップ回路18にて図21のx>cの
部分及びx<dの部分に対応する信号成分がクリップさ
れるかもしくは非導通とされ、図16のハッチングで示
した白抽出範囲の信号成分のみが制御信号生成回路16
に出力される。
【0018】制御信号生成回路16の動作は、入力され
た信号の平均値がホワイトバランスのとれた信号の平均
に相当する基準電位Rref ,Bref と等しくなる様に制
御する補正信号を出力することになる。制御信号生成回
路16からの出力はトラッキング制御回路17に供給さ
れ、該回路17で色温度変化軌跡に沿ったホワイトバラ
ンス制御が行える様に補正され、Rcont,Bcontなるホ
ワイトバランス補正信号が、夫々利得制御回路3,4に
出力されることになる。
【0019】このような構成により、有彩色の被写体の
影響をある程度軽減でき、且、最高輝度の部分のみを白
い被写体として抽出する場合に比べ、充分な制御用情報
が得られるホワイトバランス補正を行うことが可能とな
った。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図2
0,図21を用いて説明した従来の撮像装置にあって
は、上述の白抽出方式により、無彩色と推測される領域
のみからホワイトバランス補正値を算出しているため、
以下のような誤動作を行う場合があった。
【0021】例えば、いま図22(a1),(b1),
(c1)に示す様に、背景が白の撮影画面中に人物の顔
が入った場合を例にとると、初め図22(a1)の状態
にあり、白い被写体のみであったとすると、図22(a
2)に示す様にホワイトバランスが正確に補正され、図
22(a2)中に丸で示す座標点に対応する信号が出力
されることになる。
【0022】この状態から、図22(b1)で示す様に
人物の顔が画面内に入ってくると、人物の顔は肌色であ
り、図22(b2)に示す様にこの肌色に対応する信号
についても上述の白抽出範囲に入ってきてしまう。その
結果、制御信号生成回路16はこの肌色に対応する信号
も含んだ白抽出範囲内の信号成分の平均を基準電位Rre
f,Brefと等しくする様に補正信号Rcont,Bcontを出
力することになる。そのため、図22(c1)にて示す
状態における、ホワイトバランス補正後の肌色の被写
体,白い被写体に対応する信号の座標上の位置は図22
(c2)に示す様になり、本来白い筈の背景に青みがか
かり、人物の肌色も褪色してしまうことになる。
【0023】このような問題は、単に背景が白である場
合のみに限られず、背景が有彩色の緑や赤の場合にはも
っと顕著に発生する。即ち、この場合には肌色に対応す
る色信号のみからホワイトバランスを補正するため、肌
色部分の褪色がもっと大きくなり、このような特殊な構
図の画面については正しい色再現が行えないといった結
果となっていた。
【0024】このように、従来の白抽出方式によるホワ
イトバランス制御においても、様々な被写体における有
彩色の被写体の影響を完全に除去することは困難であっ
た。
【0025】本発明の目的は、上述の如く撮像手段から
得られたカラービデオ信号のホワイトバランスの補正を
行う装置において、様々なパターンの画面について有彩
色の被写体の影響を充分に取り除くことができ、視覚上
目障りな誤補正がほとんどなく、安定で、且、高速なホ
ワイトバランス補正を行うことのできる撮像装置を提供
することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
本発明の撮像装置にあっては、撮像手段と、前記撮像手
段の出力から出力されるカラービデオ信号中の色信号を
用いて複数の色温度情報を算出する演算手段と、前記複
数の色温度情報中の1つを選択する選択手段と、前記選
択手段によって選択された色温度情報により前記カラー
ビデオ信号のホワイトバランスを補正するホワイトバラ
ンス補正手段とを備え前記演算手段は、前記撮像手段の
撮影画面中の複数の領域について夫々色信号を抽出し、
各領域について抽出された色信号に従う色情報検出する
検出手段を備え、前記複数の色温度情報は少なくとも複
数の領域全ての色情報を用いて演算された第1の色温度
情報と、前記複数の領域中の輝度レベルが最も高い領域
の色情報を用いて演算された第2の色温度情報とを含む
ことを特徴とする構成とした。
【0027】上述の如く複数の色温度情報中の1つを選
択可能な構成することにより、様々な撮影画面に対して
最適な色温度情報を用いて良好なホワイトバランス補正
が行える様になり、多種多様な画面構成の何れについて
も有彩色の被写体の影響を最小限に抑えることが可能と
なった。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
詳細に説明する。
【0029】図2は本発明の一実施例としての撮像装置
の概略構成を示すブロック図であり、図15と同様の構
成要件については同一番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0030】図2において、30は色差信号(B−Y)
をアナログ値からデジタル値に変換するアナログ−デジ
タル(A/D)変換器、31は同じく色差信号(R−
Y)をアナログ値からデジタル値に変換するA/D変換
器、32はYH 信号をアナログ値からデジタル値に変換
するA/D変換器である。
【0031】33はA/D変換器30,31,32から
の出力を記憶するためのメモリ、34はホワイトバラン
ス補正信号を演算する補正信号演算部で、この補正信号
演算部34はマイクロコンピュータ等のプロセッサにて
構成されている。
【0032】35は補正信号演算部34から出力される
B(青)ゲイン補正信号をデジタル値からアナログ値に
変換するアナログ−デジタル(D/A)変換器、36は
同じく補正信号演算部34から出力されるR(赤)ゲイ
ン補正信号をデジタル値からアナログ値に変換するD/
A変換器である。
【0033】37はホール素子等からなるアイリス位置
検出器であり、該アイリス位置検出器37からは図3に
示す様にアイリス解放時には高く、最大閉塞時には低く
なる検出電圧が出力される。
【0034】ここで、A/D変換器30,31,32及
び補正信号演算部34には同期信号発生回路50から動
作に必要なタイミングを与える同期信号が供給されてい
る。また、この同期信号は撮像素子から出力されるカラ
ービデオ信号と同期していることは言うまでもない。
【0035】A/D変換器30,31,32及び補正信
号演算部34は、この同期信号に応じて動作するので、
(B−Y),(R−Y),YH の各信号を図3に示す如
く、各画面を細かい領域に分割できる。ここで、画面全
体のデータを取り込むのに本実施例では1フィールドで
図4の縦に並ぶ8個の領域分のデータを取り込むことが
できるため、8フィールドの期間を要する。この取り込
み期間は短い方がよいが、本実施例では8フィールドの
期間要しても実質的に充分高速なホワイトバランス補正
が行えるものとする。
【0036】補正信号演算部34では各領域の(B−
Y),(R−Y),YH の各信号の平均値を演算する。
ここで、図4に示す様に(8×8)に分割した64個の
領域の夫々の(B−Y)信号の平均値をBn(n=1−
64),(R−Y)信号の平均値をRn(n=1〜6
4),YH 信号の平均値をYHn(n=1−64)で夫
々表す。
【0037】補正信号演算部34は、これらの値Rn,
Bn,YHnを用いて、以下に説明する3種類の演算を
行い、各演算により異なる色温度情報を算出する。以
下、この3種類の演算について詳細に説明する。
【0038】(第1の演算)まず、補正信号演算部34
における第1の演算について説明する。この演算は前述
した白抽出方式によるホワイトバランス補正値の演算に
他ならない。
【0039】まず、補正信号演算部34は入力された値
Rn,Bn,YHn(1〜64)を基に、各領域毎に前
述のx成分,y成分を算出する。即ち、xn=Rn−B
n=(R−Y)n−(B−Y)nであり、yn=Rn+
Bn=(R−Y)n+(B−Y)nである。
【0040】ここで、前述の従来例と同様に白抽出を行
うのであるが、本実施例においては以下の条件,,
を全て満たす領域の信号成分のみを抽出する。
【0041】まず、条件はb≦yn≦aであり、a,
bは図21に示すa,bと同様である。条件はd≦x
n≦cであり、c,dも図21に示すc,dと同様であ
る。そして、条件はe≦YHn≦fであり、e,fは
低輝度と、高輝度の色とび部分を除外するための値であ
る。
【0042】図5はこの色とびを判定する値e,fを説
明するための図であり、図中の座標は信号YH のレベル
を示し、図示の如くYH 信号のレベルが0以上e未満で
ある時及びfを越える時には、色とびが発生するものと
判断して、上記信号の抽出は行わない様にしている。
【0043】このように一画面を複数に分割した各領域
のデータ群の中から、上記白抽出動作によって抽出され
たRnの合計値をRtotal (w) とし、Bnの合計値をB
total(w)とした時、これらを白抽出された領域の個数m
で割った値を求め、夫々Ravr(w),Bavr(w)とする。即
ち、これらのRavr(w),Bavr(w)は夫々Ravr(w)=Rto
tal(w)/m,Bavr(w)=Btotal(w)/mで表される。こ
のRavr(w),Bavr(w)が色温度情報1ということにな
る。
【0044】(第2の演算)次に、補正信号演算部34
における第2の演算について説明する。
【0045】この第2の演算は、第1の演算で白抽出さ
れた領域のデータ群の中で最も輝度レベルの高い領域の
データを抽出する動作を行う。
【0046】そして、この最も輝度レベルの高い領域に
おけるRn,Bnを、R(Ymax),B(Ymax)として補正信
号演算部34内で置数する。このR(Ymax),B(Ymax)が
色温度情報2ということになる。
【0047】(第3の演算)次に、補正信号演算部34
における第3の演算について説明する。
【0048】第3の演算は画面全体の色差信号データの
平均を求める処理であり、本実施例の場合には1つの画
面が64に分割されるので、以下の演算にて求められ
る。
【0049】即ち、画面全体の色差信号(R−Y)の平
均値Ravr は(R1+R2+R3+R4+・・・・・+
R64)/64で求められ、画面全体の色差信号(B−
Y)の平均値Bavr は(B1+B2+B3+B4+・・
・・・+B64)/64で求められることになる。この
Ravr ,Bavr が色温度情報3ということになる。
【0050】補正信号演算部34においては、更に、こ
れら3種類の色温度情報[Ravr(w),Bavr(w)],[R
(Ymax),B(Ymax)],[Ravr ,Bavr ]nonaka
de,最小値のデータ、即ちホワイトバランス補正量が
最小となるデータを選択し、この選択された色温度情報
を前述した基準電位(基準値)Rref ,Brefと比較し
て、値Ravr(w),R(Ymax)もしくはRavrと基準値Bavr
(w),B(Ymax)もしくはBavrと基準値Brefとが夫々等
しくなるような補正データを演算し、色温度変化軌跡に
沿ったホワイトバランス補正が行われる様にこの補正デ
ータを出力することになる。
【0051】上述の如く複数の色温度情報を用意し、こ
れらを選択的に用いることにより、様々なパターンの画
面に対し、良好なホワイトバランス補正を行え、有彩色
の被写体の影響を軽減できる機会をより多くすることが
できる。尚、この効果については後に詳述する。
【0052】次に本実施例の撮像装置におけるホワイト
バランス補正の複数の動作モードについて説明する。
【0053】図1は本実施例の撮像装置におけるホワイ
トバランス補正の動作モード及び、その遷移を示す図で
あり、図示の如く本実施例の撮像装置は4つのホワイト
バランス補正モードを持つ。
【0054】図1における高速動作モードとは、ホワイ
トバランス補正データのフィードバックゲインを高く
し、且、更新周期を短くすることにより、ホワイトバラ
ンスのずれを短時間で補正する、被写体追従優先のモー
ドである。一方、低速動作モードとはホワイトバランス
補正データのフィードバックゲインを低くし、且、更新
周期を長くすることにより、ホワイトバランスのずれを
ゆっくりと補正する、安定性優先のモードである。
【0055】また、図1のホールドモード1,2は共
に、このモードに入る直前のホワイトバランス補正デー
タを保持し、補正データの更新を行わず、見かけ上のホ
ワイトバランス補正動作を停止するモードである。
【0056】これらの各モード間の遷移<1>〜<12
>は、図10に示される各遷移条件を満たすことによっ
てなされる。以下、図10のa〜lの各遷移条件につい
て詳細に説明する。
【0057】(条件a)輝度信号レベルが極端に小さい
場合で、図7のフローチャートに示す様に画面全体のY
Hnの合計値YHtotal (=YH1+YH2+YH3+
・・・・・+YH64)が所定の低輝度基準値Ylow と
を比較し、YHtotal の値が低輝度基準値Ylow の値を
下回った時に成立する。この条件の成立によって、図1
の<2>,<3>,<11>に示すホワイトバランス補
正のモード遷移が実行される。
【0058】尚、図8はこの条件aが成立する判断の他
の例を示すフローチャートであり、図示の如く、YHto
tal の値が低輝度基準値Ylow の値を下回り、且、アイ
リス位置検出器37の出力により、アイリス22が開放
状態にあることを検出した時のみ条件aが成立する様に
構成することも可能である。
【0059】(条件b)上記条件aの状態から抜け出し
た時に成立し、この条件bの成立によって図1の<1>
の遷移が実行される。尚、このbの条件の成立時に用い
る低輝度基準値Ylow は条件aの成立時に用いる低輝度
基準値と異ならしめることも可能である。
【0060】(条件c)輝度レベルの変化が非常に大き
い場合に成立し、その判断の一例を図9に示す。即ち、
本実施例ではアイリス位置検出器37の値を一定時間間
隔でメモリ33に記憶しており、図9のフローチャート
に示す様に、過去のアイリス位置検出器37の出力値I
old と現在のアイリス位置検出器37の出力値Inew と
の差分値Isub(=|Iold −Inew |)を演算し、こ
の差分値Isub と輝度変化の基準値Ilim とを比較し、
差分値Isub が基準値Ilim を上回った時に成立する。
この条件cの成立によって図1の<10>の遷移が実行
される。
【0061】(条件d)上述した第2の演算で得られた
R(Ymax),B(Ymax)によりホワイトバランスを補正する
とした場合、そのホワイトバランス補正値が殆ど0であ
ると判断された場合、即ちR(Ymax)≒Rref で、且、B
(Ymax)≒Bref である場合に成立し、この条件dの成立
によって図1の<8>,<9>,<12>の遷移が実行
される。
【0062】(条件e)上述した第3の演算で得られた
Ravr ,Bavr によりホワイトバランスを補正するとし
た場合、そのホワイトバランス補正値が殆ど0であると
判断された場合であり、即ちRavr ≒Rref で、且、B
avr ≒Bref である場合に成立し、この条件eの成立に
よって図1の<2>,<3>の遷移が実行される。
【0063】(条件f)上述した第1の演算で得られた
Ravr(w),Bavr(w)によりホワイトバランスを補正する
とした場合、そのホワイトバランス補正値が殆ど0であ
ると判断された場合であり、即ちRavr(w)≒Rref で、
且、Bavr(w)≒Bref である場合に成立し、この条件f
の成立によって条件eと同様に図1の<2>,<3>の
遷移が実行される。
【0064】(条件g)上記各色差信号データを用い
て、色温度変化があったと判定された場合に成立し、こ
の条件fの成立によって条件cと同様に図1の<10>
の遷移が実行される。以下に、本実施例の装置で用いた
この色温度変化の判定のアルゴリズムの一例について、
説明する。
【0065】図2の補正信号演算部34では分割された
領域中の所定の複数の領域のRn,Bn,YHnのデー
タを夫々メモリ33に記憶させておく。本実施例におい
ては図4中にハッチングで示す8つの領域のRn,b
n,YHnを夫々所定時間間隔でメモリ33に記憶させ
る。尚、本実施例においては図10に示す様に1秒毎に
各値Rn,Bn,YHnを上記8つの領域について記憶
する。即ち、1秒毎のサンプリング動作で、(R1,B
1,YH1),(R8,B8,YH8),(R19,B
19,YH19),(R22,B22,YH22),
(R43,B43,YH43),(R46,B46,Y
H46),(R57,B57,YH57),(R64,
B64,YH64)の8組24個のデータをメモリ33
に記憶することになる。
【0066】そして、補正信号演算部34ではメモリ3
3に記憶された過去のデータと現在のデータとを比較し
て色温度の変化を判定する。以下にその判定方法につい
て更に説明を続ける。
【0067】色温度変化の判定は各領域毎の色変化を検
出することによって行う。即ち、今、時間が図10にお
けるt3である場合、色変化の検出はt3にてサンプリ
ングされた上記24個の各データと、メモリ33に記憶
されているt2にてサンプリングされた上記24個の各
データとの差分を演算することによって行う。
【0068】ここで、t2においてサンプリングされた
R1の値をR1(t2)、t3においてサンプリングさ
れたR1の値をR1(t3)とした時、それらの差分値
ΔR1はR1(t3)−R1(t2)で表し、同様にΔ
B1,ΔR8,・・・・を定義すると、(ΔR1,ΔB
1),(ΔR8,ΔB8),(ΔR19,ΔB19),
(ΔR22,ΔB22),(ΔR43,ΔB43),
(ΔR46,ΔB46),(ΔR57,ΔB57),
(ΔR64,ΔB64)の8組18個の差分値が得られ
る。
【0069】図11〜図13はこれらの色変化検出値か
ら色温度変化の判定を行う方法を説明するための図で、
図11はこの判定に用いる座標を説明するための図、図
12は色温度が低くなった状態を図11の座標を用いて
説明するための図、図13は色温度が高くなった状態を
図11の座標を用いて説明するための図である。
【0070】色温度変化の判定は、まず、上記各差分値
の組を図11に示す如きΔR,ΔB座標からなる2次元
座標面に置き換える。ここで、仮に画面全体を照らす光
源の色温度がt2〜t3の間に低い色温度に変化した場
合には、8つの領域のΔRは全て正に変化し、ΔBは全
て負に変化するため、(ΔR,ΔB)のベクトルは図1
2に示す様に図11の座標上での第4象限上にある。ま
た、画面全体を照らす光源の色温度がt2〜t3の間に
高い色温度に変化した場合には、(ΔR,ΔB)のベク
トルは図13に示す様に図11の座標上での第2象限上
にあることになる。
【0071】但し、被写体の輝度が著しく低い場合や、
逆に著しく高く色とびしている場合には光源の色温度が
変化しても色成分はあまり変化しないため、このような
低輝度及び高輝度下のΔR,ΔBは除外して考える。こ
の時前述のYHn(t2)及びYHn(t3)を用いて
この高輝度及び低輝度の判定が行われることになる。
【0072】図14は、図11の座標上における色温度
変化判定領域を示す図である。つまり、前述した高輝度
部及び低輝度部を除いたΔR,ΔBは、光源の色温度が
低く変化した場合には全ての領域について図14のエリ
ア1に存在し、一方、光源の色温度が高く変化した場合
には全ての領域について図14のエリア2に存在するの
で、これを確認して色温度変化を判定するのである。
【0073】ここで、上記エリア1及びエリア2の設定
に際しては、色温度変化の判定中にも、ホワイトバラン
ス補正動作が行われていることを考慮する。即ち、色温
度変化の判定中のホワイトバランス補正動作により、図
15に示す様に1秒間で出力されるカラー画像信号が最
大で点P(t1)から点P(t2)に変化したものとす
ると、サンプリングされた前述の差分値ΔR,ΔBもホ
ワイトバランス補正された分(dr0,db0)だけ変
化する。これら最大のホワイトバランス補正に伴う値d
r0,db0の変化は光源の変化によって生じたもので
も、被写体の変化によって生じたものでもないので、色
温度変化の判定エリア(エリア1及びエリア2)はこれ
らの値dr0,db0の変化を含まない様に設定しなけ
ればならない。
【0074】従って、図14に示すエリア1,エリア2
は共に、ΔRの絶対値がdr0未満である領域、及びΔ
Bの絶対値がdb0未満である領域は含まない様に設定
されている。これによって、更に誤動作を小さくでき
た。
【0075】ここで、t1〜t3の間に色温度の変化が
なく、被写体が図16(A)〜(B)に示す様に変化し
た場合を想定すると、t2におけるΔR,ΔBは以下の
如くなる。即ち、(ΔR22,ΔB22)及び(ΔR1
9,ΔB19)は図17に示す様にエリア1内に入るこ
とになるが、これらの組以外の(ΔR1,ΔB1),
(ΔR8,ΔB8),(ΔR43,ΔB43),(ΔR
46,ΔB46),(ΔR57,ΔB57),(ΔR6
4,ΔB64)は全て(0,0)となり、エリア1内に
存在しない。そのため、この場合には色温度変化はなか
ったものと判定される。
【0076】(条件h)白抽出により抽出される領域が
全くなく、上述した第1の演算に用いられるデータが存
在しない場合に成立し、この条件hの成立によって図1
の<3>の遷移が実行される。
【0077】(条件i)上述した第3の演算により求め
られたRavr ,Bavr が図21の白抽出エリア内にない
場合に成立する。これを確認する具体的な方法として
は、まず、上記Ravr ,Bavr から、図21のx成分及
びy成分を検出する。このx成分(xavr)は(Ravr
−Bavr )で算出でき、y成分(yavr )は(Ravr +
Bavr )で算出できる。そして、この算出したxavr ,
yavr に対応する図21上の位置がハッチング範囲内に
ない場合、即ち、xavr <d,c<xavr ,yavr >
b,a<yavr の内少なくとも1つが成立した場合この
条件iが成立する。この条件iの成立によって図1の<
3>の遷移が実行される。
【0078】(条件j)図1の高速動作モードでの動作
時間を制限するための条件であり、高速動作モードに入
ってから所定期間経過後に成立する。即ち、図1の<1
>もしくは<7>の遷移が実行され、即ち、上記条件b
もしくは後述の条件kが成立してホワイトバランス補正
動作が高速動作モードに入ると、補正信号演算部34な
いに内蔵されたタイマをスタートさせ、このタイマの計
時時間が所定時間となった時にこの条件jが成立するよ
うにしている。この条件jが成立すると、図1の<5>
の遷移、即ち、ホワイトバランス補正の高速動作モード
から低速動作モードへの遷移が実行される。
【0079】(条件k)上記条件c(大きな輝度レベル
変化)及び条件g(色温度変化)が共に成立した時に成
立し、条件c,条件kの成立時にはホールドモード2か
ら低速動作モードへの遷移を行ったが、この条件kの成
立時には、即座に高速動作モードに入るべく図1の<1
>,<6>,<7>の遷移が実行される。
【0080】(条件l)上記条件e,条件f,条件h,
条件iの何れも成立していない時に成立し、図1の<4
>の遷移が実行される。
【0081】以上説明した条件a〜条件lの遷移条件に
従い、図1,図6に示すようにホワイトバランス補正の
動作モードの遷移が決定されることになる。尚、図1か
ら明らかなように電源の投入時には、上述のタイマをリ
セットして高速動作モードに入り、ホワイトバランス補
正データは高色温度の光源に対応する値を初期設定して
おき、以後徐々に変化させるように構成されている。
【0082】上述の如き実施例の撮像装置によれば、一
旦、動作モードがホールドモードになると、ホワイトバ
ランス補正の再起動を行う遷移条件を満足しない限りホ
ワイトバランス補正を行わないため、被写体の変化のみ
による誤ったホワイトバランス補正を防止できる。ま
た、ホワイトバランス補正の再起動がなされると、再起
動のための遷移条件に応じて様々な被写体の状況に対応
した最適な動作速度でホワイトバランス補正を行うた
め、被写体の色変化に影響されにくく、撮影状況に応じ
た素早い追従性をも実現できる。
【0083】以下、このような本実施例の効果につい
て、被写体の状況に照らして幾つかの具体例を説明す
る。
【0084】(例1)まず、前述した図22(a1),
(b1),(c1)に示す被写体変化があった場合につ
いて考察する。この場合には図22(a1)の状態にお
いて、色差信号成分は図22(a2)の如くなっている
筈であるので、前述した第1,第2及び第3の演算によ
り得られたデータ[Ravr(w),Bavr(w)],[R(Yma
x),B(Ymax)],[Ravr ,Bavr ]は全て基準電位R
ref ,Bref とほぼ等しくなっている。従って、上述し
た遷移条件d,e,fが何れも成立することになり、図
1<2>,<3>,<8>,<9>,<12>が何れも
実行されることになり、ホワイトバランス補正はホール
ドモード2となる。
【0085】この状態で、被写体が図22(b1),
(c1)に示すように変化したとしても遷移条件a,
c,g,kは何れも満足せず、図1の<7>,<10
>,<11>の何れについても実行されることはなく、
動作モードはホールドモード2のままとなり、ホワイト
バランス補正状態は図22(b2)の状態で安定する。
従って、従来の色抽出方式のホワイトバランス補正のよ
うに誤った補正を行うことはない。
【0086】そして、もし、このホワイトバランス補正
状態が図22(b2)の状態で安定している状態にて、
光源の色温度が変化した場合、前述の手法により色温度
変化が判定されることになるので、上記遷移条件gが成
立し、図1の<10>の遷移が実行され、ホワイトバラ
ンス補正は低速動作モードへと移行する。これにより、
ホワイトバランス補正が再起動され、新たな光源の色温
度に対応する補正動作が行われる。
【0087】(例2)次に、図18に示す如き背景が緑
の人物を撮影した場合について説明する。この時、色差
信号のベクトルが背景については図19(A)のPg、
人物については図19(A)のPhのようになる。この
ような状況下で、前述した白抽出方式のホワイトバラン
ス補正を行った場合においては、Phで示される肌色成
分のみが抽出されることになり、ホワイトバランス補正
により図19(B)に示すように色差信号が補正され、
この肌色がほぼ白くなるまで褪色してしまっていた。
【0088】これに対して、本実施例の撮像装置におい
ては前記第3の演算により画面全体のRavr ,Bavr を
求めると、そのベクトルは図19(C)にPaにて示す
ようになり、このPa点が白抽出エリア外であると判断
される。すると、前述の遷移条件iが成立することにな
り、ホワイトバランス補正がホールドモード1となる。
そのためホワイトバランスは図19(A)の状態から変
化することはなく、この状態で安定することになる。
【0089】(例3)撮影状況が、屋内から屋外に変化
した場合について説明する。この場合には輝度変化が大
きく、光源の色温度変化も大きいため、素早くホワイト
バランス補正を行う必要がある。本実施例においては、
大きな輝度変化と色温度変化があると、前述の遷移条件
kが成立することになり、その時点でホワイトバランス
補正が何れのモードにあったとしても、図1の遷移<1
>,<6>,<7>が実行されることにより、ホワイト
バランス補正は高速動作モードに移行し、素早く屋外の
色温度に合致したホワイトバランス状態とすることがで
きる。
【0090】その後、この高速動作モードが所定期間続
くと、前述した遷移条件jが成立し、ホワイトバランス
補正は低速動作モードに一旦遷移した後、被写体の状況
により動作モードの遷移を行うことになる。
【0091】(例4)次に、誤ってレンズキャップをつ
けたまま電源を投入し、ホワイトバランス補正動作を開
始せしめ、その後レンズキャップを外した場合について
説明する。この場合にはレンズキャップを付けている状
態では上述の遷移条件aが成立しているのでホワイトバ
ランス補正の動作モードはホールドモード1となってい
るが、レンズキャップを外した時に遷移条件bが成立す
る。そのため図1の遷移<1>が実行され、ホワイトバ
ランス補正は高速動作モードへと移行し、レンズキャッ
プを外した後にはホワイトバランスを短時間で光源の色
温度に合わせることができる。
【0092】尚、本明細書において説明した実姉例の装
置においては、画面全体の色信号のデータの平均をとる
場合に分割した64個の領域全てについてデータを抽出
し、これらの平均を演算したが、画面全体に一様に分布
していれば一部の領域のデータのみを抽出し、これらの
領域のデータの平均を取る構成とすることも可能であ
る。
【0093】また、色温度変化を判定するために色変化
を検出する領域を図4にハッチングで示す8つの領域と
したが、同様に画面全体に一様に分布していればこの領
域数を変更することも可能である。また、検出する領域
の位置や数を被写体の状況に応じて変化させる構成とす
ることも可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の撮像装置によ
れば、複数の色温度情報中の1つを選択可能な構成とす
ることにより、様々な撮影画面に対して最適な色温度情
報を用いて良好なホワイトバランス補正が行えるように
なり、多種多様な画面構成の何れについても有彩色の被
写体の影響を最小限に抑えることが可能となった。ま
た、ホワイトバランス補正手段のモードを互いに補正速
度の異なる複数のモード間で切り換えることができるの
で、追従性と安定性とを両立させることができ、且、有
彩色の被写体の影響も低下させて誤補正の少ない、安定
で、良好なホワイトバランスの補正が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の撮像装置におけるホワイト
バランス補正の動作モード及び、その遷移を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の撮像装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2のアイリス位置検出器の出力電圧を説明す
るための図である。
【図4】図2の撮像装置による画面分割と分割領域毎の
データ及び、色変化検出領域を説明するための図であ
る。
【図5】図2の撮像装置による色とびを判定値を説明す
るための図である。
【図6】図1に示すホワイトバランス補正の4つの動作
モード間の遷移条件を示す図である。
【図7】図6の遷移条件中、条件aが成立するための判
断の一例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図6の遷移条件中、条件aが成立するための判
断の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6の遷移条件中、条件cが成立するための判
断の一例を説明するためのフローチャートである。
【図10】図2の撮像装置による色変化検出のためのデ
ータのサンプリング周期を説明するための図である。
【図11】色変化検出値から色温度変化の判定を行うた
めに用いる座標を説明するための図である。
【図12】色温度が低くなった状態を図11の座標を用
いて説明するための図である。
【図13】色温度が高くなった状態を図11の座標を用
いて説明するための図である。
【図14】図11の座標上における色温度変化判定領域
を示す図である。
【図15】図2の装置における、最大のホワイトバラン
ス補正動作によるカラー画像信号の変化を説明するため
の図である。
【図16】図2の装置の効果を説明するための被写体の
変化例を示す図である。
【図17】図16の状態における色温度変化の判定動作
を説明するための図である。
【図18】図2の装置の効果を説明するための被写体の
一例を示す図である。
【図19】図18に示す被写体に対するホワイトバラン
ス補正について説明するための図である。
【図20】白抽出方式のホワイトバランス補正を行う従
来の撮像装置の要部構成を示すブロック図である。
【図21】白抽出方式における信号の抽出範囲の例を説
明するための図である。
【図22】白抽出方式のホワイトバランス補正の問題点
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像素子 2 輝度色度信号生成回路 3,4 利得制御回路 5 色差信号生成回路 30,31,32 アナログ−デジタル変換器 33 メモリ 34 補正信号演算部 35,36 デジタル−アナログ変換器 37 アイリス位置検出器 50 同期信号発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、 前記撮像手段の出力から出力されるカラービデオ信号中
    の色信号を用いて複数の色温度情報を算出する演算手段
    と、 前記複数の色温度情報中の1つを選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された色温度情報により前記
    カラービデオ信号のホワイトバランスを補正するホワイ
    トバランス補正手段とを備え、 前記演算手段は、前記撮像手段の撮影画面中の複数の領
    域について夫々色信号を抽出し、各領域について抽出さ
    れた色信号に従う色情報検出する検出手段を備え、前記
    複数の色温度情報は少なくとも複数の領域全ての色情報
    を用いて演算された第1の色温度情報と、前記複数の領
    域中の輝度レベルが最も高い領域の色情報を用いて演算
    された第2の色温度情報とを含むことを特徴とする撮像
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100712809B1 (ko) * 2005-04-29 2007-04-30 매그나칩 반도체 유한회사 자동 화이트 밸런스 조절 장치 및 자동 화이트 조절 방법
CN100407771C (zh) * 2004-09-01 2008-07-30 松下电器产业株式会社 图像输入装置
CN108337433A (zh) * 2018-03-19 2018-07-27 广东欧珀移动通信有限公司 一种拍照方法、移动终端及计算机可读存储介质
US11825210B2 (en) 2021-06-04 2023-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus, control method, and storage medium

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KR100712809B1 (ko) * 2005-04-29 2007-04-30 매그나칩 반도체 유한회사 자동 화이트 밸런스 조절 장치 및 자동 화이트 조절 방법
CN108337433A (zh) * 2018-03-19 2018-07-27 广东欧珀移动通信有限公司 一种拍照方法、移动终端及计算机可读存储介质
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