JP2000295132A - 受信装置および無線通信装置 - Google Patents

受信装置および無線通信装置

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JP2000295132A
JP2000295132A JP11103645A JP10364599A JP2000295132A JP 2000295132 A JP2000295132 A JP 2000295132A JP 11103645 A JP11103645 A JP 11103645A JP 10364599 A JP10364599 A JP 10364599A JP 2000295132 A JP2000295132 A JP 2000295132A
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reception
frequency
intermediate frequency
electric field
local oscillation
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JP11103645A
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Onori Kato
大典 加藤
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの受信系を備えた移動局において、連続
受信および周辺ゾーン受信電界レベル測定を良好にでき
ることを目的とする。 【解決手段】 第1の受信系22のSAWフィルタ26
の周波数特性と第2の受信系29のSAWフィルタ33
の周波数特性とを互いに異なるように構成した。第1の
受信系22において、連続受信する際に、周辺ゾーン受
信電界レベル測定用の電波がアンテナ23に捕捉され、
このとき、第2の受信系29の局部発振周波数fb が空
間的に回り込んでいる場合には、周辺ゾーン受信電界レ
ベル測定用の第1の受信中間周波数frb1 が生成される
が、その周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第1の受信
中間周波数frb1 は、SAWフィルタ26において不要
周波数成分として除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一の受信周波数を
周波数混合して一の受信中間周波数を生成する一の受信
系と、他の受信周波数を周波数混合して他の受信中間周
波数を生成する他の受信系との複数の受信系を具備した
受信装置および上記受信装置を具備した無線通信装置に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】移動通信システムにお
いて、移動局は、通信中に、周辺ゾーンの各無線基地局
から送信される電波の受信電界レベルを測定し、その測
定結果に基づいてゾーン移行先を決定するようになって
いる。
【0003】さて、移動局は、情報信号を連続的に受信
する連続受信する際にも、周辺ゾーンの受信電界レベル
を測定するようになっている。ところで、連続受信で
は、情報信号における1パケットのうちで周辺ゾーン受
信電界レベル測定に割当てられているビット数が少な
く、つまり、周辺ゾーン受信電界レベル測定に割当てら
れている時間は、数100μ秒という極めて短い時間で
ある。
【0004】そのため、一つの局部発振器が連続受信用
の局部発振周波数から周辺ゾーン受信電界レベル測定用
の局部発振周波数に切替えて、周辺ゾーン受信電界レベ
ル測定用の局部発振周波数を発振し、次いで、周辺ゾー
ン受信電界レベル測定用の局部発振周波数から連続受信
用の局部発振周波数に切替えて、再度、連続受信用の局
部発振周波数を発振することは、このような極めて短い
時間単位では不可能であるという技術的な理由から、連
続受信する際の周辺ゾーン受信電界レベル測定を実現す
る従来技術の一つとしては、検波後ダイバ−シチ構成と
称されるもので、2つの受信系を備えて構成したものが
ある。
【0005】図3は、そのような従来技術の構成を概略
的に示している。図3において、第1の受信系1は、ア
ンテナ2、局部発振器3、ミキサ回路4およびSAWフ
ィルタ5を備えて構成されており、一方、第2の受信系
6は、アンテナ7、局部発振器8、ミキサ回路9および
SAWフィルタ10を備えて構成されている。
【0006】この構成によれば、第1の受信系1におい
ては、例えば810.00MHzの連続受信用の電波が
アンテナ2に捕捉されると、局部発振器3は、制御回路
11からの制御指令に基づいて、例えば680.00M
Hzの連続受信用の局部発振周波数fa を発振する。こ
れにより、810.00MHzの連続受信用の受信周波
数fraと、局部発振器3が発振した680.00MHz
の連続受信用の局部発振周波数fa とがミキサ回路4に
おいて周波数混合され、連続受信用の第1の受信中間周
波数fra1 が生成されるようになる。
【0007】そして、連続受信用の第1の受信中間周波
数fra1 がSAWフィルタ5に与えられると、SAWフ
ィルタ5において不要周波数成分が除去され、不要周波
数成分が除去された例えば130.00MHzの連続受
信用の第2の受信中間周波数fra2 が生成されるように
なる。
【0008】一方、第2の受信系6においては、例えば
828.00MHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定用
の電波がアンテナ7に捕捉されると、局部発振器8は、
制御回路11からの制御指令に基づいて、例えば69
8.00MHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定用の局
部発振周波数fb を発振する。これにより、828.0
0MHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定用の受信周波
数frbと、局部発振器8が発振した698.00MHz
の周辺ゾーン受信電界レベル測定用の局部発振周波数f
b とがミキサ回路9において周波数混合され、周辺ゾー
ン受信電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb1
が生成されるようになる。
【0009】そして、周辺ゾーン受信電界レベル測定用
の第1の受信中間周波数frb1 がSAWフィルタ10に
与えられると、SAWフィルタ10において不要周波数
成分が除去され、不要周波数成分が除去された例えば1
30.00MHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定用の
第2の受信中間周波数frb2 が生成されるようになる。
【0010】ところで、移動局が携帯電話装置である場
合には、近年、装置の小形化が要求されているという事
情から、上記第1の受信系1に属する局部発振器3と第
2の受信系6に属する局部発振器8とは、比較的接近し
た位置に実装されている。また、各々の局部発振器3,
8が発振する局部発振周波数fa ,fb は、電界強度が
比較的強く、さらには、それら局部発振周波数fa ,f
b は、周波数帯域幅が同じである。
【0011】そのため、第1の受信系1に属する局部発
振器3が発振した局部発振周波数fa は、第2の受信系
6に空間的に回り込んでしまう虞があり、これとは逆
に、第2の受信系6に属する局部発振器8が発振した局
部発振周波数fb は、第1の受信系1に空間的に回り込
んでしまう虞がある(図3中、破線矢印にて示す)。
【0012】したがって、第1の受信系1においては、
周辺ゾーン受信電界レベル測定用の電波がアンテナ2に
捕捉され、このとき、第2の受信系6に属する局部発振
器8が発振した局部発振周波数fb が空間的に回り込ん
でいると、周辺ゾーン受信電界レベル測定用の受信周波
数frbと、その空間的に回り込んでいる周辺ゾーン受信
電界レベル測定用の局部発振周波数fb とがミキサ回路
4において周波数混合され、本来であれば不要周波数で
ある周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第1の受信中間
周波数frb1 が生成されてしまうことになる。
【0013】そして、この場合、第1の受信系1に属す
るSAWフィルタ5と第2の受信系6に属するSAWフ
ィルタ10との周波数特性が同じであるので、周辺ゾー
ン受信電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb1
がSAWフィルタ5に与えられると、その周辺ゾーン受
信電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb1 は、
SAWフィルタ5を通過するようになり、周辺ゾーン受
信電界レベル測定用の第2の受信中間周波数frb2 が生
成されてしまうことになる。
【0014】そうなると、これ以降、必要周波数である
連続受信用の第2の受信中間周波数fra2 と、このよう
にして生成された不要周波数である周辺ゾーン受信電界
レベル測定用の第2の受信中間周波数frb2 とが相互干
渉することになり、通信品質が劣化するなど連続受信に
支障を来すという問題がある。
【0015】一方、第2の受信系6においては、連続受
信用の電波がアンテナ7に捕捉され、このとき、第1の
受信系1に属する局部発振器3が発振した局部発振周波
数fa が空間的に回り込んでいると、本来であれば不要
周波数である連続受信用の第2の受信中間周波数fra2
が生成されてしまうことになる。
【0016】そうなると、これ以降、必要周波数である
周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第2の受信中間周波
数frb2 と、不要周波数である連続受信用の第2の受信
中間周波数fra2 とが相互干渉することになり、測定精
度が劣化するなど周辺ゾーン受信電界レベル測定用に支
障を来すという問題がある。
【0017】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、複数の受受信系を具備した構
成のものにおいて、一方の受信系では、連続受信を良好
にすることができ、また、他方の受信系では、周辺ゾー
ンの受信電界レベル測定を良好にすることができる受信
装置および上記受信装置を備えた無線通信装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の受信装置
によれば、一の受信系においては、一の受信周波数が与
えられると、一の第1の混合手段は、その与えられた一
の受信周波数と、一の第1の局部発振手段が発振した一
の第1の局部発振周波数とを周波数混合して一の第1の
受信中間周波数を生成する。そして、一の第1の受信中
間周波数が一の帯域制限手段に与えられると、一の帯域
制限手段は、その与えられた一の第1の受信中間周波数
を一の通過周波数帯域に帯域制限して一の第2の受信中
間周波数を生成する。
【0019】一方、他の受信系においては、他の受信周
波数が与えられると、他の第1の混合手段は、その与え
られた他の受信周波数と、他の第1の局部発振手段が発
振した他の第1の局部発振周波数とを周波数混合して他
の第1の受信中間周波数を生成する。そして、他の第1
の受信中間周波数が他の帯域制限手段に与えられると、
他の帯域制限手段は、その与えられた他の第1の受信中
間周波数を他の通過周波数帯域に帯域制限して他の第2
の受信中間周波数を生成する。
【0020】ここで、一の帯域制限手段と他の帯域制限
手段とは、通過周波数帯域とが互いに異なっている。ま
た、一の第1の局部発振手段と他の第1の局部発振手段
とは、一の第1の受信中間周波数と他の第1の受信中間
周波数とが互いに異なるように、一の第1の局部発振周
波数と他の第1の局部発振周波数とを発振する。
【0021】すなわち、このものによれば、一の受信系
においては、例えば、連続受信用の受信周波数と連続受
信用の局部発振周波数とを周波数混合して連続受信用の
受信中間周波数を生成する際、つまり、連続受信する際
に、他の受信周波数として周辺ゾーン受信電界レベル測
定用の受信周波数が与えられ、このとき、他の第1の局
部発振周波数として周辺ゾーン受信電界レベル測定用の
局部発振周波数が空間的に回り込んでいると、他の第1
の受信中間周波数として周辺ゾーン受信電界レベル測定
用の第1の受信中間周波数が生成されるようになるが、
このようにして生成された周辺ゾーン受信電界レベル測
定用の第1の受信中間周波数は、一の帯域制限手段にお
いて不要周波数成分として除去されるようになる。
【0022】したがって、不要周波数である周辺ゾーン
受信電界レベル測定用の第2の受信中間周波数が生成さ
れることがないので、必要周波数である連続受信用の第
2の受信中間周波数と、不要周波数である周辺ゾーン受
信電界レベル測定用の第2の受信中間周波数とが相互干
渉することを未然に回避することができ、連続受信を良
好にすることができる。
【0023】一方、他の受信系においては、例えば、周
辺ゾーン受信電界レベル測定用の受信周波数と周辺ゾー
ン受信電界レベル測定用の局部発振周波数とを周波数混
合して周辺ゾーン受信電界レベル測定用の受信中間周波
数を生成する際、つまり、周辺ゾーン受信電界レベル測
定する際に、一の受信周波数として連続受信用の受信周
波数が与えられ、このとき、一の第1の局部発振周波数
として連続受信用の局部発振周波数が空間的に回り込ん
でいると、一の第1の受信中間周波数として連続受信用
の第1の受信中間周波数が生成されるようになるが、こ
のようにして生成された連続受信用の第1の受信中間周
波数は、他の帯域制限手段において不要周波数成分とし
て除去されるようになる。
【0024】したがって、不要周波数である連続受信用
の第2の受信中間周波数が生成されることがないので、
必要周波数である周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第
2の信中間周波数と、不要周波数である連続受信用の第
2の受信中間周波数とが相互干渉することを未然に回避
することができ、周辺ゾーン受信電界レベル測定を良好
にすることができる。
【0025】請求項2記載の受信装置によれば、一の受
信系においては、一の第2の受信中間周波数が一の第2
の混合手段に与えられると、一の第2の混合手段は、そ
の与えられた一の第2の受信中間周波数と、一の第2の
局部発振手段が発振した一の第2の局部発振周波数とを
周波数混合して一の第3の受信中間周波数を生成する。
【0026】一方、他の受信系においては、他の第2の
受信中間周波数が他の第2の混合手段に与えられると、
他の第2の混合手段は、その与えられた他の第2の受信
中間周波数と、他の第2の局部発振手段が発振した他の
第2の局部発振周波数とを周波数混合して他の第3の受
信中間周波数を生成する。
【0027】ここで、一の第2の局部発振手段と他の第
2の局部発振手段とは、一の第3の受信中間周波数と他
の第3の受信中間周波数とが同じになるように、一の第
2の局部発振周波数と他の第2の局部発振周波数とを発
振する。
【0028】すなわち、このものによれば、一の第3の
受信中間周波数と他の第3の受信中間周波数とが同じで
あるので、一の受信系と他の受信系とで、これ以降の処
理を共通化することができ、例えば、復調手段を同じ構
成とすることができる。
【0029】請求項3記載の無線通信装置によれば、受
信装置は、上記した処理を実行することにより、一の第
3の受信中間周波数および他の第3の受信中間周波数を
生成し、そして、一の復調手段は、一の第3の受信中間
周波数を復調し、また、他の復調手段は、他の第3の受
信中間周波数を復調する。
【0030】すなわち、このものによれば、一の第3の
受信中間周波数として連続受信用の第3の受信中間周波
数を生成することにより、その連続受信用の第3の受信
中間周波数が復調され、連続受信を良好にすることがで
き、また、他の第3の受信中間周波数として周辺ゾーン
受受信電界レベル測定用の第3の受信中間周波数を生成
することにより、その周辺ゾーン受受信電界レベル測定
用の第3の受信中間周波数が復調され、周辺ゾーン受信
電界レベル測定を良好にすることができる例えば携帯電
話装置などの無線通信装置を提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話装置に適
用した一実施例について、図1および図2を参照して説
明する。まず、図1は、携帯電話装置における受信部の
要部を概略的に示している。携帯電話装置21におい
て、第1の受信系22(本発明でいう一の受信系)は、
アンテナ23、局部発振器24(本発明でいう一の第1
の局部発振手段)、ミキサ回路25(本発明でいう一の
第1の混合手段)、SAWフィルタ26(本発明でいう
一の帯域制限手段)、局部発振器27(本発明でいう一
の第2の局部発振手段)およびミキサ回路28(本発明
でいう一の第2の混合手段)を備えて構成されている。
【0032】アンテナ23は、例えば810.00〜8
28.00MHzの周波数帯域幅の連続受信用の電波を
捕捉すると、810.00〜828.00MHzの周波
数帯域幅の連続受信用の受信周波数fra(本発明でいう
一の受信周波数)を生成し、その連続受信用の受信周波
数fraをミキサ回路25に出力するようになっている。
局部発振器24は、局部発振周波数fa (本発明でいう
一の第1の局部発振周波数)を例えば680.00〜6
98.00MHzの周波数帯域幅で発振するようになっ
ている。
【0033】ミキサ回路25は、アンテナ23から連続
受信用の受信周波数fraが与えられると、その与えられ
た連続受信用の受信周波数fraと、ミキサ回路24から
与えられた局部発振周波数fa とを周波数混合して連続
受信用の第1の受信中間周波数fra1 (本発明でいう一
の第1の受信中間周波数)を生成するようになってい
る。
【0034】SAWフィルタ26は、通過周波数帯域の
中心周波数が例えば130.00MHzとなっており
(図2中、aにて示す)、ミキサ回路25から連続受信
用の第1の受信中間周波数fra1 が与えられると、その
与えられた連続受信用の第1の受信中間周波数fra1 か
ら不要周波数成分を除去して例えば130.00MHz
の連続受信用の第2の受信中間周波数fra2 (本発明で
いう一の第2の受信中間周波数)を生成するようになっ
ている。局部発振器27は、局部発振周波数fc (本発
明でいう一の第2の局部発振周波数)を例えば129.
55MHzの周波数で発振するようになっている。
【0035】そして、ミキサ回路28は、SAWフィル
タ26から連続受信用の第2の受信中間周波数fra2 が
与えられると、その与えられた連続受信用の第2の受信
中間周波数fra2 と、局部発振器27から与えられた局
部発振周波数fc とを周波数混合して例えば450kH
zの連続受信用の第3の受信中間周波数fra3 (本発明
でいう一の第3の受信中間周波数)を生成するようにな
っている。
【0036】一方、第2の受信系29(本発明でいう他
の受信系)は、アンテナ30、局部発振器31(本発明
でいう他の第1の局部発振手段)、ミキサ回路32(本
発明でいう他の第1の混合手段)、SAWフィルタ33
(本発明でいう他の帯域制限手段)、局部発振器34
(本発明でいう他の第2の局部発振手段)およびミキサ
回路35(本発明でいう他の第2の混合手段)を備えて
構成されている。
【0037】アンテナ30は、例えば810.00〜8
28.00MHzの周波数帯域幅の周辺ゾーン受信電界
レベル測定用の電波を捕捉すると、810.00〜82
8.00MHzの周波数帯域幅の周辺ゾーン受信電界レ
ベル測定用の受信周波数frb(本発明でいう他の受信周
波数)を生成し、その周辺ゾーン受信電界レベル測定用
の受信周波数fraをミキサ回路32に出力するようにな
っている。局部発振器31は、局部発振周波数fb (本
発明でいう他の第1の局部発振周波数)を例えば72
0.00〜738.00MHzの周波数帯域幅で発振す
るようになっている。
【0038】ミキサ回路32は、アンテナ30から周辺
ゾーン受信電界レベル測定用の受信周波数frbが与えら
れると、その与えられた周辺ゾーン受信電界レベル測定
用の受信周波数frbと、ミキサ回路31から与えられた
局部発振周波数fb とを周波数混合して例えば90.0
0MHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第1の受
信中間周波数frb1 (本発明でいう他の第1の受信中間
周波数)を生成するようになっている。
【0039】SAWフィルタ33は、通過周波数帯域の
中心周波数が例えば90.00MHzとなっており(図
2中、bにて示す)、ミキサ回路32から周辺ゾーン受
信電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb1 が与
えられると、その与えられた周辺ゾーン受信電界レベル
測定用の受信中間周波数frb1 から不要周波数成分を除
去して例えば90.00MHzの周辺ゾーン受信電界レ
ベル測定用の第2の受信中間周波数frb2 (本発明でい
う他の第2の受信中間周波数)を生成するようになって
いる。局部発振器34は、局部発振周波数fd (本発明
でいう他の第2の局部発振周波数)を例えば89.55
MHzの周波数で発振するようになっている。
【0040】そして、ミキサ回路35は、SAWフィル
タ33から周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第2の受
信中間周波数frb2 が与えられると、その与えられた周
辺ゾーン受信電界レベル測定用の第2の受信中間周波数
fra2 と、局部発振器34から与えられた局部発振周波
数fd とを周波数混合して例えば450kHzの周辺ゾ
ーン受信電界レベル測定用の第3の受信中間周波数frb
3 (本発明でいう他の第3の受信中間周波数)を生成す
るようになっている。
【0041】復調回路36(本発明でいう一の復調手
段)は、第1の受信系22のミキサ回路28から出力さ
れる連続受信用の第3の受信中間周波数fra3 が与えら
れるようになっており、連続受信用の第3の受信中間周
波数fra3 を復調するようになっている。
【0042】復調回路37(本発明でいう他の復調手
段)は、第2の受信系29のミキサ回路35から出力さ
れる周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第3の受信中間
周波数frb3 が与えられるようになっており、周辺ゾー
ン受信電界レベル測定用の第3の受信中間周波数frb3
を復調するようになっている。
【0043】また、制御回路38は、第1の受信系22
の局部発振器24および第2の受信系29の局部発振器
31に制御指令を出力することにより、局部発振周波数
faおよび局部発振周波数fb を制御するようになって
いる。
【0044】次に、上記した構成の作用について説明す
る。第1の受信系22においては、例えば810.00
MHzの連続受信用の電波がアンテナ23に捕捉される
と、制御回路38は、局部発振器24に制御指令を出力
し、局部発振器24は、制御回路38からの制御指令に
基づいて、例えば680.00MHzの局部発振周波数
fa を発振する。これにより、810.00MHzの連
続受信用の受信周波数fraと、局部発振器24が発振し
た680.00MHzの局部発振周波数fa とがミキサ
回路25において周波数混合され、連続受信用の第1の
受信中間周波数fra1 が生成されるようになる。
【0045】そして、このようにして生成された連続受
信用の第1の受信中間周波数fra1がSAWフィルタ2
6に与えられると、SAWフィルタ26において不要周
波数成分が除去され、不要周波数成分が除去された例え
ば130.00MHzの連続受信用の第2の受信中間周
波数fra2 が生成されるようになる。そして、その連続
受信用の第2の受信中間周波数fra2 がミキサ回路28
に与えられると、その連続受信用の第2の受信中間周波
数fra2 と、局部発振器27が発振した129.55M
Hzの局部発振周波数fc とがミキサ回路28において
周波数混合され、例えば450.00kHzの連続受信
用の第3の受信中間周波数fra3 が生成されるようにな
る。
【0046】一方、第2の受信系29においては、例え
ば828.00MHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定
用の電波がアンテナ30に捕捉されると、制御回路38
は、局部発振器31に制御指令を出力し、局部発振器3
1は、制御回路38からの制御指令に基づいて、例えば
738.00MHzの局部発振周波数fb を発振する。
これにより、828.00MHzの周辺ゾーン受信電界
レベル測定用の受信周波数frbと、局部発振器31が発
振した738.00MHzの局部発振周波数fb とがミ
キサ回路32において周波数混合され、周辺ゾーン受信
電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb1 が生成
されるようになる。
【0047】そして、このようにして生成された周辺ゾ
ーン受信電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb
1 がSAWフィルタ33に与えられると、SAWフィル
タ33において不要周波数成分が除去され、不要周波数
成分が除去された例えば90.00MHzの周辺ゾーン
受信電界レベル測定用の第2の受信中間周波数frb2が
生成されるようになる。そして、その周辺ゾーン受信電
界レベル測定用の第2の受信中間周波数frb2 がミキサ
回路35に与えられると、その周辺ゾーン受信電界レベ
ル測定用の第2の受信中間周波数frb2 と、局部発振器
34が発振した89.55MHzの局部発振周波数fd
とがミキサ回路35において周波数混合され、例えば4
50.00kHzの周辺ゾーン受信電界レベル測定用の
第3の受信中間周波数frb3 が生成されるようになる。
【0048】さて、ここで、第1の受信系22におい
て、周辺ゾーン受信電界レベル測定用の電波がアンテナ
23に捕捉された場合を考える。周辺ゾーン受信電界レ
ベル測定用の電波がアンテナ23に捕捉され、このと
き、第2の受信系29の局部発振器31が発振した局部
発振周波数fb が第1の受信系22に空間的に回り込ん
でいると、周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第1の受
信中間周波数frb1 が生成されるようになる。
【0049】しかしながら、この場合には、第1の受信
系22のSAWフィルタ26は、上記したように通過周
波数帯域の中心周波数が130.00MHzとなってお
り、第2の受信系29のSAWフィルタ33とは、通過
周波数帯域が異なっているので、このようにして生成さ
れた周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第1の受信中間
周波数frb1 は、SAWフィルタ26において不要周波
数成分として除去されるようになる。
【0050】また、これとは逆に、第2の受信系29に
おいて、連続受信用の電波がアンテナ30に捕捉された
場合を考える。連続受信用の電波がアンテナ30に捕捉
され、このとき、第1の受信系22の局部発振器24が
発振した局部発振周波数faが第2の受信系29に空間
的に回り込んでいると、連続受信用の第1の受信中間周
波数fra1 が生成されるようになる。
【0051】しかしながら、この場合には、第2の受信
系29のSAWフィルタ33は、上記したように通過周
波数帯域の中心周波数が90.00MHzとなってお
り、第1の受信系22のSAWフィルタ26とは、通過
周波数帯域が異なっているので、このようにして生成さ
れた連続受信用の第1の受信中間周波数fra1 は、周辺
ゾーン受信電界レベル測定用のSAWフィルタ33にお
いて不要周波数成分として除去されるようになる。
【0052】尚、以上は、連続受信する際の周辺ゾーン
受信電界レベル測定について説明したものであるが、こ
の構成は、検波後ダイバーシチを実現する構成であるの
で、送信区間、受信区間およびアイドル区間が時分割さ
れている際には、第1の受信系22および第2の受信系
29の各々で周辺ゾーン受信電界レベル測定することが
できる。
【0053】このように本実施例によれば、2つの受信
系を備えた検波後ダイバーシチを実現する構成の携帯電
話装置21において、第1の受信系22のSAWフィル
タ26の周波数特性と第2の受信系29のSAWフィル
タ33の周波数特性とを互いに異なるように構成した。
【0054】したがって、周辺ゾーン受信電界レベル測
定用の電波が第1の受信系22に受信され、このとき、
周辺ゾーン受信電界レベル測定用の局部発振周波数fb
が第1の受信系22に空間的に回り込んでいる場合に
は、周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第1の受信中間
周波数frb1 が生成されるようになるが、その周辺ゾー
ン受信電界レベル測定用の第1の受信中間周波数frb1
は、SAWフィルタ26において不要周波数成分として
除去されるようになる。これにより、必要周波数である
連続受信用の第2の受信中間周波数fra2 と、不要周波
数である周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第2の受信
中間周波数frb2 とが相互干渉することを未然に回避す
ることができ、連続受信を良好にすることができる。
【0055】また、これとは逆に、連続受信用の電波が
第2の受信系29に受信され、このとき、連続受信用の
局部発振周波数fa が第2の受信系29に空間的に回り
込んでいる場合には、連続受信用の第1の受信中間周波
数fra1 が生成されるようになるが、その連続受信用の
第1の受信中間周波数fra1 は、SAWフィルタ33に
おいて不要周波数成分として除去されるようになる。こ
れにより、必要周波数である周辺ゾーン受信電界レベル
測定用の第2の受信中間周波数frb2 と、不要周波数で
ある連続受信用の第2の受信中間周波数fra2 とが相互
干渉することを未然に回避することができ、周辺ゾーン
受信電界レベル測定を良好にすることができる。
【0056】また、連続受信用の第3の受信中間周波数
fra3 と周辺ゾーン受信電界レベル測定用の第3の受信
中間周波数frb3 とが同じになるように構成したので、
第1の受信系22と第2の受信系29とで、復調回路3
7,38を同一の構成とすることができるなど、これ以
降の処理を共通化することができる。そして、このよう
に連続受信を良好にでき、また、周辺ゾーン受信電界レ
ベル測定を良好にできる携帯電話装置21を提供するこ
とができる。
【0057】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。無線通信装置としては、携帯電話装置や車載用電
話装置に限らず、連続受信するものであれば、他のもの
であっても良い。各周波数の値は、実施例に記載された
値に限らず、他の値であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図2】SAWフィルタの周波数特性を示す図
【図3】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、21は携帯電話装置(無線通信装置)、22は
第1の受信系(一の受信系)、24は局部発振器(一の
第1の局部発振手段)、25はミキサ回路(一の第1の
混合手段)、26はSAWフィルタ(一の帯域制限手
段)、27は局部発振器(一の第2の局部発振手段)、
28はミキサ回路(一の第2の混合手段)、29は第2
の受信系(他の受信系)、31は局部発振器(他の第1
の局部発振手段)、32はミキサ回路(他の第1の混合
手段)、33はSAWフィルタ(他の帯域制限手段)、
34は局部発振器(他の第2の局部発振手段)、35は
ミキサ回路(他の第2の混合手段)、36は復調回路
(一の復調手段)、37は復調回路(他の復調手段)で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の第1の局部発振周波数を発振する一
    の第1の局部発振手段と、一の受信周波数と前記一の第
    1の局部発振周波数とを周波数混合して一の第1の受信
    中間周波数を生成する一の第1の混合手段と、前記一の
    第1の受信中間周波数を一の通過周波数帯域に帯域制限
    して一の第2の受信中間周波数を生成する一の帯域制限
    手段とを備えた一の受信系と、 他の第1の局部発振周波数を発振する他の第1の局部発
    振手段と、他の受信周波数と前記他の第1の局部発振周
    波数とを周波数混合して他の第1の受信中間周波数を生
    成する他の第1の混合手段と、前記他の第1の受信中間
    周波数を他の通過周波数帯域に帯域制限して他の第2の
    受信中間周波数を生成する他の帯域制限手段とを備えた
    他の受信系とを具備した受信装置において、 前記一の帯域制限手段と前記他の帯域制限手段とは、前
    記一の通過周波数帯域と前記他の通過周波数帯域とが互
    いに異なるように構成され、 前記一の第1の局部発振手段と前記他の第1の局部発振
    手段とは、前記一の第1の受信中間周波数と前記他の第
    1の受信中間周波数とが互いに異なるように前記一の第
    1の局部発振周波数と前記他の第1の局部発振周波数と
    を発振するように構成されていることを特徴とする受信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記一の受信系に、一の第2の局部発振
    周波数を発振する一の第2の局部発振手段と、前記一の
    第2の受信中間周波数と前記一の第2の局部発振周波数
    とを周波数混合して一の第3の受信中間周波数を生成す
    る一の第2の混合手段とを備え、 前記他の受信系に、他の第2の局部発振周波数を発振す
    る他の第2の局部発振手段と、前記他の第2の受信中間
    周波数と前記他の第2の局部発振周波数とを周波数混合
    して他の第3の受信中間周波数を生成する他の第2の混
    合手段とを備え、 前記一の第2の局部発振手段と前記他の第2の局部発振
    手段とは、前記一の第3の受信中間周波数と前記他の第
    3の受信中間周波数とが同じになるように前記一の第2
    の局部発振周波数と前記他の第2の局部発振周波数とを
    発振するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の受信装置と、 この受信装置が生成した前記一の第3の受信中間周波数
    を復調する一の復調手段と、 前記受信装置が生成した前記他の第3の受信中間周波数
    を復調する他の復調手段とを具備したことを特徴とする
    無線通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7224997B2 (en) 2002-12-10 2007-05-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for radio signal parallel processing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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