JP2000294695A - 強制冷却式ヒートシンク - Google Patents

強制冷却式ヒートシンク

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JP2000294695A
JP2000294695A JP11095834A JP9583499A JP2000294695A JP 2000294695 A JP2000294695 A JP 2000294695A JP 11095834 A JP11095834 A JP 11095834A JP 9583499 A JP9583499 A JP 9583499A JP 2000294695 A JP2000294695 A JP 2000294695A
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JP
Japan
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heat sink
fins
space
cover
volume
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Pending
Application number
JP11095834A
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English (en)
Inventor
Michi Torimizu
美芽 鳥水
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風冷却が効率良くなされる強制冷却式ヒー
トシンクを提供する。 【解決手段】 発熱体からの熱を受けるベース1上に複
数のフィン2を相互に平行に設け、フィン2間に送風す
る強制冷却式ヒートシンクにおいて、フィン2の上方に
カバー4が送風空間aを開けて設けられている。 【効果】 カバー4によりフィン2上方への送風の流れ
が抑制され、その結果フィン2間に流れる送風量が多く
なり、送風冷却が効率良くなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風冷却が効率良
くなされ、熱放散性に優れる強制冷却式ヒートシンクに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の強制冷却式ヒートシンクは、図8
に示すように、発熱体からの熱を受けるベース1上に複
数のフィン2が相互に平行に直立して設けられ、前記フ
ィン2間に送風して強制冷却するものである。しかし、
前記ヒートシンクでは、フィン間の圧力損失が大きいた
め、図9に示すように、送風用ファン9による送風は、
上方の開放空間に流れてしまってフィン2間を流れる送
風量が減少し、送風による冷却効果が十分に得られない
という問題がある。
【0003】このため、ヒートシンクの斜め上或いは真
上から送風する方法が提案されているが、その効果は小
さいうえ、送風用ファン(以下ファンと略記)9の位置
変更に伴ってヒートシンク周囲のレイアウトを見直す必
要があり実現性に乏しい。この他、送風速度を大きくす
る方法はファン9が大型化し、スペース的にも騒音上か
らも問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の強
制冷却式ヒートシンクは、送風による冷却効果が十分に
得られないという問題がある。本発明は、送風冷却が効
率良くなされ、熱放散性に優れる強制冷却式ヒートシン
クの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発熱体からの熱を受けるベース上に複数のフィンを相互
に平行に設け、前記フィン間に送風する強制冷却式ヒー
トシンクにおいて、前記フィンの上方にカバーが送風空
間aを開けて設けられていることを特徴とする強制冷却
式ヒートシンクである。
【0006】請求項2記載の発明は、前記カバーと、複
数のフィン先端部を結ぶ仮想面とで形成される送風空間
aの体積が、フィン間の空間(b1+b2+ …+bn)の体積以下
であることを特徴とする請求項1記載の強制冷却式ヒー
トシンクである。
【0007】請求項3記載の発明は、フィンにルーバー
が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
の強制冷却式ヒートシンクである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のヒートシンクは、フィン
上方にカバーを設けて送風がフィン上方に流れ難くし、
以てフィン間に流れる送風量を増やして冷却効率を高め
た強制冷却式ヒートシンクである。ここで、カバーを送
風空間aを開けて設ける理由は、例えば、平板状カバー
をフィン先端部上に直接載置して送風空間aを開けない
場合は、フィン間への送風圧力が極端に高くなりファン
を大型化する必要があり、スペース的にもコスト的にも
不利になるためである。
【0009】以下に、本発明のヒートシンクを図を参照
して具体的に説明する。図1は本発明のヒートシンクの
第1の実施形態を示す斜視図である。発熱体(図示せ
ず)からの熱を受けるベース1上に複数のフィン2が相
互に平行に直立して設けられ、前記フィン2の上方にカ
バー4が送風空間aを開けて設けられている。カバー4
は断面コの字状でその2本の脚部5はそれぞれ両端のフ
ィン2に固設されている。
【0010】図2は、図1に示したヒートシンクの送風
側から見た正面図である。カバー4と複数のフィン先端
部3とを結ぶ仮想面6とで形成される送風空間aの体積
を、フィン2間の空間(b1+b2+ …+ bn) の体積以下にす
ると、図3に示すように、ファン9による送風はフィン
2の上方には殆ど流れなくなり、送風による冷却効率が
向上する。前記送風空間aの体積が、カバーが設けられ
たヒートシンク内の全空間(a+b1+b2+ …+ bn) の体積
の15〜20%のときに送風による冷却効率が最も向上
する。
【0011】図4は本発明のヒートシンクの第2の実施
形態を示す斜視図である。このヒートシンクは、カバー
7の形状が断面円弧状であり、その他は図1に示したヒ
ートシンクと同じである。前記円弧状カバー7の両端は
それぞれフィン2に固設されている。このヒートシンク
は図1に示したものに較べてカバー部分が小さくスペー
ス的に有利である。図1と同一の部分は同一の符号を付
してある。
【0012】図5は、図4に示したヒートシンクの送風
側からみた正面図である。この場合も、カバー7と複数
のフィン先端部3を結ぶ仮想面6とで形成される送風空
間aの体積を、フィン2間の空間(b1+b2+ …+ bn) の体
積以下にすると、送風はフィン2の上方に殆ど流れなく
なり、フィン2間に流れる送風量が増加する。
【0013】図6は、ルーバー8を設けたフィン2の実
施形態を示す斜視図である。ルーバー8はフィン2の所
要箇所を廂状に切り起こして設けられており、このフィ
ン2を用いたヒートシンクでは、図7に示すように、フ
ァン9による送風がルーバー8を通過したり蛇行したり
して流れるので送風による冷却効果が著しく向上する。
【0014】本発明において、カバー4、7の形状など
は特に規定するものではなく、前記カバー4、7が仮想
面6より大きくても良い。カバー4、7が仮想面6より
大きい場合の送風空間aの体積は仮想面上方の空間の体
積とする。またカバー4、7の固定方法も任意である。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)図1に示した本発明ヒートシンクのベース
1下面に100Wの発熱体を配置し、この発熱体の熱を
フィン2間に横方向からファンを用いて毎分2m3 送風
して放散した。カバーが設けられたヒートシンクの全空
間(a+b1+b2+ …+ bn) の体積に占める送風空間aの体
積比率は10〜60%の範囲で種々に変化させた。
【0016】(実施例2)図2に示した本発明ヒートシ
ンクを用い、その他は実施例1と同じ方法により前記発
熱体の熱を放散した。
【0017】(実施例3)図1に示した本発明ヒートシ
ンクのフィンに、ルーバーを設けたフィン(図6参照)
を用い、その他は実施例1と同じ方法により前記発熱体
の熱を放散した。
【0018】(比較例1)図8に示した従来のヒートシ
ンクを用いた他は実施例1と同じ方法により前記発熱体
の熱を放散した。
【0019】放散熱量は、ベースの所定箇所に温度計を
埋込み、その温度を測定して評価した。結果を表1に示
す。
【0020】
【表1】 (注)空間aの比率:送風空間aの体積比率、単位%。
【0021】表1より明らかなように、本発明例品のN
o.1〜9 は、いずれもベース温度が低く、従来品(No.10)
に較べて熱放散性に優れた。中でも送風空間aの体積
比率が15〜20%のもの(No.3,4,5,8,9)、さらにルー
バーを設けたもの(No.4,9)はベース温度がさらに低下
し、熱放散性が著しく優れた。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の強制冷却
式ヒートシンクは、フィン上方にカバーが送風空間aを
開けて設けられているので、フィン上方への送風の流れ
が抑制され、その結果フィン間に流れる送風量が多くな
り送風冷却が効率良くなされて熱放散性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒートシンクの第1の実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示したヒートシンクの送風側から見た正
面図である。
【図3】図1に示したヒートシンクにおける送風の流れ
を示す説明図である。
【図4】本発明のヒートシンクの第2の実施形態を示す
斜視図である。
【図5】図4に示したヒートシンクの送風側から見た正
面図である。
【図6】ルーバーを設けたフィンの斜視図である。
【図7】図6に示したフィンを用いたヒートシンクにお
ける送風の流れを示す説明図である。
【図8】従来のヒートシンクの斜視図である。
【図9】従来のヒートシンクにおける送風の流れを示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 フィン 3 フィンの先端部 4 断面コの字状のカバー 5 断面コの字状カバーの脚部 6 フィンの先端部が形成する仮想面 7 断面円弧状のカバー 8 ルーバー 9 送風用ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体からの熱を受けるベース上に複数
    のフィンを相互に平行に設け、前記フィン間に送風する
    強制冷却式ヒートシンクにおいて、前記フィンの上方に
    カバーが送風空間aを開けて設けられていることを特徴
    とする強制冷却式ヒートシンク。
  2. 【請求項2】 前記カバーと、複数のフィン先端部を結
    ぶ仮想面とで形成される送風空間aの体積が、フィン間
    の空間(b1+b2+ …+bn)の体積以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の強制冷却式ヒートシンク。
  3. 【請求項3】 フィンにルーバーが設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の強制冷却式ヒートシ
    ンク。
JP11095834A 1999-04-02 1999-04-02 強制冷却式ヒートシンク Pending JP2000294695A (ja)

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Cited By (5)

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