JP2000294660A - 不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法

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JP2000294660A
JP2000294660A JP11098917A JP9891799A JP2000294660A JP 2000294660 A JP2000294660 A JP 2000294660A JP 11098917 A JP11098917 A JP 11098917A JP 9891799 A JP9891799 A JP 9891799A JP 2000294660 A JP2000294660 A JP 2000294660A
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insulating film
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gate
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impurity region
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Akihiro Nakamura
明弘 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短チャネル効果を有効に抑制しながら、ソース
・ドレイン不純物領域の接合リーク電流の増大を防止す
る。 【解決手段】半導体10の表面部分にチャネル形成領域
を挟んソース・ドレイン不純物領域16が形成され、チ
ャネル形成領域上に、内部に電荷蓄積手段(フローティ
ングゲート12)を含むゲート絶縁膜11〜13とゲー
ト電極(フローティングゲート14)とが積層されてい
る。フローティングゲート14の側面側に積層された半
導体層10’内のソース・ドレイン不純物領域16は、
半導体層の上部から下部にむけて不純物濃度が次第に低
くなっている。好適には、ソース・ドレイン不純物領域
16がフローティングゲート12より深くまで達し、ま
た、サイド絶縁膜18がトンネル絶縁膜11より厚い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるエレベー
ティドソース・ドレイン構造を有した不揮発性半導体記
憶装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に、従来のフローティングゲート
(FG)型の不揮発性半導体メモリ素子の断面図を、図
15に、従来のMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide
Semiconductor) 型の不揮発性半導体メモリ素子の断面
図を示す。
【0003】図14および図15に示すように、各不揮
発性半導体メモリ素子100,101においては、半導
体基板または基板に支持された半導体層の、活性化され
た表面領域(以下、能動領域という)102に、能動領
域と逆導電型の不純物が添加されたソース不純物領域1
03およびドレイン不純物領域104が互いに離れて形
成されている。ソース不純物領域103とドレイン不純
物領域104に挟まれた能動領域部分を“チャネル形成
領域”という。
【0004】図14に示すFG型メモリ素子100で
は、チャネル形成領域上にトンネル絶縁膜105、フロ
ーティングゲートFG、ゲート間絶縁膜106、コント
ロールゲートCGが順に積層されている。フローティン
グゲートFGは、通常、チャネルと同じ導電型の不純物
が添加されたポリシリコンからなり、周囲を絶縁膜で覆
われて、電気的に浮遊状態となっている。フローティン
グゲートFGは、内部に電荷が蓄積されてメモリ状態が
保持され、“電荷蓄積手段”として機能する。図15に
示すMONOS型メモリ素子101では、チャネル形成
領域上にトンネル絶縁膜107、窒化膜108、トップ
絶縁膜109、ゲート電極110が順に積層されてい
る。MONOS型における“電荷蓄積手段”として機能
するのは、窒化膜108内または窒化膜108とトップ
絶縁膜109との界面近傍に形成されるキャリアトラッ
プであり、FG型と異なり空間的に離散化されている。
【0005】このような構成の不揮発性半導体メモリ素
子の書き込み動作について、MONOS型を例とし、図
8に示すセル方式、すなわち分離ソース線(Separeted s
ource line) NOR型の場合で説明する。
【0006】分離ソース線NOR型では、各メモリセル
がトランジスタ1個で構成され、図8に示すように、メ
モリトランジスタM11〜M22が行列状に配置されて
いる。メモリトランジスタM11〜M22は、行方向ま
たは列方向の一方向で分離され他方向でセル間を共通接
続するバイアス線、即ちワード線、ビット線およびソー
ス線によって接続されている。通常のNOR型は、列方
向(ビット方向)のセル間でメモリトランジスタの各ソ
ースを共通接続するソース線が、行方向(ワード方向)
の隣接2セル間でも共通化されている。これに対し、分
離ソース線NOR型では、ワード方向でソース線がセル
毎に分離されている。
【0007】メモリトランジスタM11(メモリセル
S)を選択してデータ“1”を書き込む場合、非選択ワ
ード線WL2に所定電圧、たとえば3.7Vを印加す
る。また、全てのビット線およびソース線が0Vで保持
された状態から、非選択ビット線BL2および非選択ソ
ース線SL2に所定のインヒビット電圧、たとえば5V
を印加する。選択セルSが接続された選択ワード線WL
1にプログラム電圧、たとえば10〜12Vを印加す
る。これにより、選択セルSを構成するメモリトランジ
スタM11のゲート絶縁膜に高電界がかかって基板側か
ら電子が電荷蓄積手段(キャリアトラップ)にトンネル
注入され、トランジスタの閾値が上昇して“1”が書き
込まれる。一方、選択セルSと同じワード線WL1に接
続された非選択セルAでは、そのメモリトランジスタの
ゲート絶縁膜にかかる電界の強度が選択セルSの約半分
程度であるため、電荷注入に至らず書き込みは行われな
い。また、他の非選択セルB,Cにおいて、メモリトラ
ンジスタのゲート絶縁膜にかかる電界の強度は更に低
く、書き込みは行われない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の不揮発
性半導体メモリ素子では、素子寸法のスケーリングが進
むにつれて、不純物濃度が高くなるためソース・ドレイ
ン不純物領域と基板との間の接合耐圧が低下する。この
ため、たとえば、非選択ビット線および非選択ソース線
にインヒビット電圧(MONOS型の場合に5V程度、
FG型の場合に8V程度)を印加したときに、リーク電
流の増加が問題となる。
【0009】図16のグラフに、ソース・ドレイン接合
耐圧の基板キャリア濃度依存性を示す。基板のキャリア
濃度は、短チャネル効果の抑制などの観点から素子の微
細化とともに高くする必要がある。すなわち、ゲート長
が0.25μmから0.18μm、0.13μm、0.
1μmと短くなるにつれて基板のキャリア濃度の適正値
を1桁近く上げる必要が生じる。この基板のキャリア濃
度の上昇によって、ソース・ドレイン接合耐圧が徐々に
低下する。ソース・ドレイン接合耐圧は、ゲート長0.
13μmでFG型メモリトランジスタ(トンネル酸化膜
厚:8nm)のインヒビット電圧許容値を下回り、ゲー
ト長1.0μmでMONOS型メモリトランジスタのイ
ンヒビット電圧の許容値程度にまで低下する。今後、さ
らに短ゲート長化が進むにつれて、高い電荷保持能力の
ためにスケーリング性に優れるMONOS型が有望視さ
れている。ところが、現状の素子構造では、ソース・ド
レインの接合耐圧がインヒビット電圧のスケーリング
(低下)速度を上回って低下し、リーク電流の増大によ
ってプログラム時の誤書き込み防止に重大な支障をきた
すおそれが強い。
【0010】短チャネル効果を抑制しながらトランジス
タサイズをスケーリングするには、基板濃度のほか、ソ
ース・ドレイン不純物領域自身を高濃度、薄層化する必
要がある。ところが、ソース・ドレイン不純物領域の接
合面の形成位置がスケーリングとともに次第に浅くなる
ため、不純物濃度プロファイルが、ステップ接合に近く
濃度勾配が急峻な接合(abrupt junction)をもつように
なる。この急峻な接合では、図16に破線で示す濃度勾
配がゆるやかな接合(graded junction) と比較すると、
接合耐圧が低い。また、ソース・ドレイン不純物領域が
浅いと、たとえば、低抵抗化のため表面側に設けたシリ
サイド層が基板側に突き抜けて、この面でも接合リーク
電流の急激な増大を招きやすい。
【0011】本発明の目的は、メモリトランジスタのサ
イズを縮小しても、短チャネル効果を有効に抑制しなが
らソース・ドレイン不純物領域の接合リーク電流の増大
を防止できる構造の不揮発性半導体記憶装置と、その駆
動方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不揮発性半
導体記憶装置は、半導体の表面部分にチャネル形成領域
を挟んで形成されたソース・ドレイン不純物領域と、当
該チャネル形成領域上に設けられ内部に電荷蓄積手段を
含むゲート絶縁膜と、当該ゲート絶縁膜上のゲート電極
とを備えた不揮発性半導体記憶装置であって、上記チャ
ネル形成領域の端部から上記ゲート電極の側面側に積層
された半導体層を有し、上記ソース・ドレイン不純物領
域は、上記半導体層に形成され、半導体層の上部から下
部にむけて不純物濃度が次第に低くなる濃度プロファイ
ルを有する。
【0013】好適に、上記ソース・ドレイン不純物領域
は、上記ゲート絶縁膜および/または上記ゲート電極に
対し、サイド絶縁膜を介して隣接している。
【0014】この場合、上記ソース・ドレイン不純物領
域は、上記サイド絶縁膜を介して隣り合う上記ゲート絶
縁膜内で電荷蓄積手段が形成された位置より深くまで形
成されていることが望ましい。ソース・ドレイン不純物
領域がサイド絶縁膜を介して電荷蓄積手段と完全にオー
バラップしていないと、読み出しの際にメモリトランジ
スタを導通させたときにチャネル形成領域の端部がソー
ス・ドレイン不純物領域とつながらず、ゲート電極によ
る電界の支配能力が低いオフセット領域となってしま
う。ソース・ドレイン不純物領域を上述した程度まで深
く形成することにより、このオフセット領域の形成を有
効に防止することができる。
【0015】好適に、上記サイド絶縁膜の膜厚は、上記
電荷蓄積手段と上記チャネル形成領域との距離を規定す
る絶縁膜厚より厚く設定されている。とくに、電荷蓄積
手段が離散化されている場合に、このサイド絶縁膜を介
しての局部的なトンネル注入が起こると蓄積電荷分布が
偏在することになる。また、局部的なトンネリングのみ
では、離散化された電荷蓄積手段から電荷抜き出し(消
去)を効果的に行うことができない。したがって、サイ
ド絶縁膜を厚めに設定することによってチャネル形成領
域全面から電荷のトンネリング動作が優先的に行われる
ようにし、これにより確実な書き込みおよび消去が可能
となる。また、好適に、上記サイド絶縁膜の膜厚は、メ
モリトランジスタの読み出し時にソース・ドレイン不純
物領域がゲート電極または上記電荷蓄積手段の電界によ
り、アキュムレーション層となるように設定されてい
る。読み出し時に、ソース・ドレイン不純物領域が低い
濃度プロファイルのままだと、高抵抗となり、読み出し
電流が低下する。ゲート電極または電荷蓄積手段の電界
によりアキュムレーション層を形成することで、この高
抵抗化を防止する。
【0016】このような構成の不揮発性半導体記憶装置
では、いわゆるエレベーティッドソース・ドレイン構造
を有し、かつ、ソース・ドレイン不純物領域の濃度プロ
ファイルが半導体層の上部から下部にむけて次第に低下
するブロードな分布を示す。したがって、トランジスタ
サイズが縮小されて基板(とくにチャネル形成領域)の
濃度が比較的高く、かつ、ソース・ドレインのpn接合
が逆バイアスされた場合に、従来のアブラプトジャンク
ション(abrupt junction) に比較すると、空乏層が表面
側に拡がりやすい。つまり、短チャネル効果へ悪影響す
る外側への空乏層拡がりを防止しながら、接合耐圧を改
善することが可能となる。
【0017】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の駆
動方法は、半導体の表面部分に形成されたチャネル形成
領域と、当該チャネル形成領域上に設けられ内部に電荷
蓄積手段を含むゲート絶縁膜と、当該ゲート絶縁膜上の
ゲート電極と、上記チャネル形成領域の両端から上記ゲ
ート電極の側面側に積層された半導体層に形成され、半
導体層の上部から下部にむけて不純物濃度が次第に低く
なる濃度プロファイルを有するソース・ドレイン不純物
領域とを備え、上記電荷蓄積手段に蓄積された電荷量に
応じて閾値が変化するメモリトランジスタを有し、当該
メモリトランジスタの蓄積電荷量を変えてデータを記憶
させ、導通/非導通または導通時の電流量に応じて記憶
データを読み取る不揮発性半導体記憶装置の駆動方法で
あって、上記ソース・ドレイン不純物領域の、ゲート絶
縁膜またはゲート電極に面した部分に多数キャリア蓄積
層を形成した状態で、上記記憶データの読み取りを行
う。
【0018】好適には、データの書き込み時に、上記メ
モリトランジスタが複数配置されたメモリセルアレイ内
で、選択したセル内のメモリトランジスタと同じ電圧が
ゲート電極に印加される非選択セル内のメモリトランジ
スタのソース・ドレイン不純物領域に、当該ソース・ド
レイン不純物領域と上記チャネル形成領域との間のpn
接合を逆バイアスさせる書き込みインヒビット電圧を印
加して、データの誤書き込みを防ぐ。
【0019】この本発明に係る不揮発性半導体記憶装置
の駆動方法では、とくにデータ読み取り時に、ソース・
ドレイン不純物領域のゲート電極または電荷蓄積手段と
サイド絶縁膜を介した側壁側に多数キャリア蓄積層が形
成される。多数キャリア蓄積層が形成されると、その多
数キャリア蓄積層からチャネル電流が供給される。した
がって、前述したようにソース・ドレイン不純物領域の
不純物濃度プロファイルがブロードとなって深部側で濃
度が低い場合でも、その低濃度部分が原因で読み取り時
のオン抵抗が高くなることがない。その結果、高精度な
電流値の読み取りが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態に係る不揮発性メモリ装
置において、NAND型メモリセルアレイの基本構成を
示す回路図である。
【0021】NAND列と称されるメモリセルアレイの
繰り返し単位1は、ビット線BLaまたはソース線SL
に接続された2つの選択トランジスタS11a,S12
aと、両選択トランジスタS11a,S12a間に直列
接続されたn個(通常、8または16個)のメモリトラ
ンジスタM11a〜1naとから構成されている。各ビ
ット線BLa,BLbは512本で1ページを構成し、
n個のメモリトランジスタを1ページ分合わせて1ブロ
ックを構成する。1ブロックのメモリトランジスタ総数
に応じたビット数は、通常、512Bから1kBであ
る。ビット線BLaに接続された選択トランジスタS1
1a,S11bは、ビット線選択信号線SG11により
制御され、ソース線SLに接続された選択トランジスタ
S12a,S12bは、ソース線選択信号線SG12に
より制御される。
【0022】各メモリトランジスタの断面構造を、図2
に示す。n型またはp型シリコンウエハなどの半導体基
板(または、半導体基板表面のウエル)10上に、トン
ネル絶縁膜11、フローティングゲート12、ゲート間
絶縁膜13、コントロールゲート14および保護絶縁膜
15が積層されている。
【0023】トンネル絶縁膜11は、たとえば、シリコ
ン表面を熱酸化して形成した酸化シリコン膜、または、
更に窒化処理して形成した窒化酸化シリコン膜などから
なる。フローティングゲート12は、たとえば、チャネ
ルと同じ導電型の不純物が添加されたポリシリコンから
なり、周囲を絶縁膜で覆われて、電気的に浮遊状態とな
っている。フローティングゲート12は、内部に電荷が
蓄積されてメモリ状態が保持され、“電荷蓄積手段”と
して機能する。ゲート間絶縁膜13は、たとえば、ポリ
シリコン表面を熱酸化して形成した酸化シリコン膜、ま
たは、ONO(Oxide-Nitride-Oxide) 膜からなる。コン
トロールゲート14は、たとえば、不純物が添加された
ポリシリコン、または、ポリシリコンと金属シリサイド
との積層膜(ポリサイド膜)からなり、ワード線WL
1,WL2を兼ねる。
【0024】これら積層膜11〜15の側面に、サイド
絶縁膜18が形成されている。サイド絶縁膜18は、た
とえば、酸化シリコン膜からなる。サイド絶縁膜18の
膜厚は、トンネル絶縁膜11より厚く設定されることが
望ましい。動作時にサイドからのトンネル注入を防止し
て、基板側からのチャネル全面注入を優先させるためで
ある。
【0025】サイド絶縁膜18より外側の半導体基板1
0上に、たとえば、エピタキシャル成長によって、単結
晶シリコンからなる半導体層10’がゲート積層構造を
挟んだ、それぞれの側に形成されている。各半導体層1
0’の表面から半導体基板側にかけて、ソース・ドレイ
ン不純物領域16が形成されている。ソース・ドレイン
不純物領域16は、半導体基板10と反対の導電型を有
し、表面部から基板側に不純物濃度が次第に低下するよ
うな濃度プロファイルを有する。ソース・ドレイン不純
物領域16は、図2では半導体層10’の底面まで達し
ているが、少なくとも“電荷蓄積手段”の形成位置(本
例では、フローティングゲート12の下面)より深くま
で形成されていればよい。
【0026】トンネル絶縁膜11およびサイド絶縁膜1
8の下面に接する基板表面部分を中心とした領域を“チ
ャネル形成領域”といい、動作時に反転層(チャネル)
が形成されて動作電流が流れる。
【0027】このような構造のトランジスタは、ソース
・ドレイン不純物領域16の上面がチャネル面より上方
に位置することから“エレベーティッドソース・ドレイ
ン形”と称される。また、ソース・ドレイン不純物領域
16の離間スペースにゲート電極の積層構造が一部埋め
込まれていることから“埋込ゲート形”と称されること
もある。“エレベーティッドソース・ドレイン形”で
は、たとえば低抵抗化のため金属シリサイドをソース・
ドレイン不純物領域16上に形成した場合でも、ソース
・ドレイン不純物領域16が深くできることから、金属
シリサイドの基板側への突き抜けを防止できる。また、
とくに本実施形態では、ソース・ドレイン不純物領域1
6の濃度プロファイルが深部側ほど低濃度であることか
ら、基板とのpn接合面で濃度格差を小さくできる。し
たがって、エレベーティッドされないで高濃度、薄層化
された従来のソース・ドレイン不純物領域に比較する
と、逆バイアス時の空乏層が基板側に伸びにくくなり、
結果として、短チャネル効果が有効に抑制される。
【0028】本実施形態におけるメモリトランジスタに
おいて、サイド絶縁膜18はトンネル絶縁膜11より厚
いため、仮にゲート側面側にチャネル層が形成された場
合、その側面でのゲート支配能力は水平チャネル側に比
べ低い。本実施形態では、ソース・ドレイン不純物領域
16が少なくともフローティングゲート12の側面と完
全に重なるように深くまで形成されている。これによ
り、ソース・ドレイン不純物領域16に接するチャネル
端部で電界支配力が低いチャネル領域(オフセット領
域)が形成されることを有効に防止している。
【0029】つぎに、NAND型不揮発性メモリの製造
方法を説明する。図3〜図5は、NAND列の4個のメ
モリトランジスタ部分を示す、製造途中のビット方向断
面図である。
【0030】半導体基板(またはウエル)10に、ビッ
ト方向に長い平行ストライプ状の素子分離層を形成した
後、たとえば、基板表面を熱酸化することにより、膜厚
が8〜12nm程度の酸化シリコン膜からなるトンネル
絶縁膜11を形成する。トンネル絶縁膜11上に、たと
えば、膜厚が数十〜百数十nm程度の多結晶シリコンを
減圧CVD(Low-Pressure Chemical Vapor Depositio
n) する。この成膜過程あるいは成膜後にn型不純物を
導入することにより、導電性のフローティングゲート1
2となる層を形成する。
【0031】これらの積層膜上に、ワード方向に長い平
行ストライプ状のレジストパターンを形成する。レジス
トパターンをマスクとして、下地のフローティングゲー
ト12となる多結晶シリコン膜(フローティングゲート
12となる層)、トンネル絶縁膜11をパターンニング
する。
【0032】パターンニングされたフローティングゲー
ト12となる層の表面上を含む全面に、CVDまたは熱
酸化によってゲート間絶縁膜13を十〜十数nmほど成
膜する。ゲート間絶縁膜13は、たとえば、酸化シリコ
ン膜、または2層の酸化シリコン膜の間に窒化シリコン
膜を挟んだ3層構造のONO膜から構成される。ゲート
間絶縁膜13上に、たとえば、不純物が導入され膜厚が
100nm程度の多結晶シリコン、または、多結晶シリ
コンと金属シリサイド(たとえば、WSiX )とからな
るポリサイドをCVDし、コントロールゲート14とな
る層を形成する。コントロールゲート14となる層上
に、たとえば、酸化シリコンからなる保護絶縁膜15を
100nmほどCVDする。
【0033】これらの積層膜上に、ビット方向に長い平
行ストライプ状のレジストパターンを形成する。レジス
トパターンをマスクとして、下地の保護絶縁膜15、コ
ントロールゲート14となる層およびゲート間絶縁膜1
3をエッチングする。また、連続して、フローティング
ゲート12となる層およびトンネル絶縁膜11の平行ス
トライプ状パターンの表出部分をエッチングする。これ
により、保護絶縁膜15、コントロールゲート14とな
る層およびゲート間絶縁膜13がビット方向に長い平行
ストライプ状にパターンニングされるとともに、その下
のフローティングゲート12およびトンネル絶縁膜11
がビット方向で分離される。
【0034】このようにして形成したゲートの積層パタ
ーンの表面を含む全面に、たとえば、十数nm程度の酸
化シリコンからなるサイド絶縁膜18を減圧CVD法に
より成膜する。続いて、異方性エッチングにより、成膜
したサイド絶縁膜18をエッチバックする。これによ
り、ゲートの積層パターンの側面に膜厚がトンネル絶縁
膜11より厚くサイド絶縁膜18が残され、他のサイド
絶縁膜部分が全て除去される。このエッチング時に、保
護絶縁膜15がコントロールゲート14を保護する。ま
た、保護絶縁膜15は、次のエピタキシャル成長工程に
おいて保護膜(成長阻止膜)としても機能する。したが
って、保護絶縁膜15は、この異方性エッチング後に十
分に残されるように膜厚が予め設定される。図3は、こ
のサイド絶縁膜18のエッチング後の様子を示す。
【0035】図4に示すように、NAND列の長手方向
(ビット方向)の断面で見ると、ゲートの積層パターン
同士の離間スペースに、上記異方性エッチング後に基板
面が表出する。この表出した基板面上に、たとえばエピ
タキシャル成長法によりシリコンを成長させ、半導体層
10’を形成する。この半導体層10’の形成では、ハ
ロゲン化シリコンを原料ガスとする気相成長法のほか、
分子線エピタキシャル法、クラスターイオンビームエピ
タキシャル法などを用いることができる。
【0036】このエピタキシャル成長の最中に不純物ガ
スを混入させるか、エピタキシャル成長後の不純物熱拡
散またはイオン注入により、半導体層10’の表面から
基板深部にむけてソース・ドレイン不純物領域16を形
成する。図5は、イオン注入による場合を例示する。
【0037】エピタキシャル成長中に不純物ガスを混入
させる場合、たとえば、n型不純物の導入ではPH3
たはAsH3 などのガスを用い、ガス流量をエピタキシ
ャル成長とともに制御しながら、所望の濃度プロファイ
ルを得る。すなわち、最初はガス流量を低く抑え、エピ
タキシャル成長とともにガス流量を徐々に上げるように
制御する。熱拡散法では、同様な趣旨から、たとえば、
拡散係数の異なる不純物種を用いた2重拡散を行った
り、アニール条件を工夫するとよい。イオン注入法で
は、イオン注入やアニールの条件を制御することによっ
て、また多重イオン注入を行うことによって、深部側で
濃度変化がなだらかになるようにする。
【0038】図6に、熱拡散による濃度プロファイルが
誤差関数分布をとるとした場合に、基板濃度Cbをパラ
メータとした濃度勾配aと耐圧(ブレークダウン電圧V
B)との関係をグラフに示す。熱拡散条件を決めるにあ
たって、インヒビット電圧以上のpn接合耐圧を得るた
めの、濃度勾配aと基板濃度Cbとの組み合わせ値をこ
のグラフから求め、当該設定値を実現するための熱拡散
条件を決めるとよい。
【0039】図7に、1回のイオン注入で形成したソー
ス・ドレイン不純物領域の濃度プロファイル例を示す。
1回のイオン注入ではガウス分布となるため、さらに深
部側のみなだらかにするには限界がある。このガウス分
布の深部側のみ更になだらかにするには、より低濃度、
高エネルギーでイオン注入を行うとよい。
【0040】その後は、層間絶縁膜の成膜、ビットコン
タクトおよびソースコンタクトの形成、ビット線および
ソース線の形成などを経て、当該NAND型半導体メモ
リ装置を完成させる。
【0041】つぎに、NAND型不揮発性メモリの動作
を、メモリトランジスタM12aが選択された場合を例
に説明する。ここで、図1に示すように、選択セルSと
の接続関係によって非選択セルA〜Cを定義する。すな
わち、選択セルSと同じ選択ワード線WL12に接続さ
れた非選択のセル(メモリトランジスタ:M12b)を
A、非選択ワード線WL11,WL13〜WLnに接続
されたセルで、選択セルSと同じNAND列に属するセ
ルをC、選択セルSと異なるNAND列に属し、かつ電
荷移動を禁止すべき“0”書き込みの非選択のセルをB
と定義する。
【0042】データの書き込み動作は、通常、選択され
たメモリトランジスタをいわゆるページ単位で一括して
行う。ビット線選択信号線SG11を活性、ソース線選
択信号線SG12を不活性として、ビット線側の選択ト
ランジスタS11aをオン、ソース側の選択トランジス
タ12aをオフさせる。また、書き込み状態にプログラ
ムする(“1”書き込みする)セルに対応したビット線
BLaに0V、消去状態のままとする(“0”書き込み
する)セルに対応したビット線BLbには誤書き込みを
防止するインヒビット電圧を印加する。この状態で、選
択ワード線WL12に高電圧(プログラム電圧)を印加
し、非選択ワード線WL11,WL13〜WL1nに上
記プログラム電圧より低く、非選択メモリトランジスタ
(M11a等)がオンする程度に高いパス電圧を印加す
る。これにより、プログラムすべき選択メモリトランジ
スタM12aが属するNAND列のチャネルに選択ビッ
ト線電位が伝達されるとともに、選択メモリトランジス
タM12aのフローティングゲートの電位が容量結合に
より昇圧される。その結果、選択メモリトランジスタM
12aのトンネル絶縁膜に高電界がかかり、電子が基板
側から全面トンネル注入されて、選択メモリトランジス
タM12aの閾値が正方向にシフトし、低い状態(たと
えば、消去状態“0”)から高い状態(たとえば、書き
込み状態“1”)に変化する。ページ単位の一括書き込
みの場合、全ビット線に対するインヒビット電圧の設定
パターンを変えながら、ソース線側のページから順に書
き込みを行う。
【0043】データの消去動作は、通常、消去ブロック
単位で行われる。選択したブロックの全ワード線WL1
1〜WL1nに0Vを印加し、同時に、非選択ブロック
の全ワード線WL21〜WL2nと、基板またはウエル
とに高電圧を印加する。この電圧印加によって、消去す
べき選択ブロックのメモリトランジスタM11a〜M1
na,M11b〜M1nbのみ、そのフローティングゲ
ートから電子が基板またはウエル側に引き抜かれる。そ
の結果、選択ブロック内で書き込み状態にあったメモリ
トランジスタの閾値は負方向にシフトし、当該選択ブロ
ック内の全てのメモリトランジスタが消去状態“0”と
なる。
【0044】データの読み出し動作は、例えば、選択ワ
ード線WL12に0V、ウエルに0Vを印加し、また、
全ての非選択ワード線WL11,WL13〜WL1nに
非選択メモリトランジスタが導通する程度に高いパス電
圧を印加する。さらに、ビット線選択信号線SG11お
よびソース線選択信号線SG12に所定電圧を印加して
選択トランジスタS11a,S11b,S12a,S1
2bをオンさせ、ビット線BLa,BLbを低い電圧
(例えば、0V)で保持する。これらの電圧印加による
ウエルとワード線間の電位差だけでは、メモリトランジ
スタへの書き込みおよび消去はされない。この状態で、
選択セルが接続されたビット線BLaにのみ正の電圧
(読み出しドレイン電圧)を印加する。読み出しドレイ
ン電圧の印加によって、選択セルのメモリトランジスタ
M12aがその記憶データ(閾値の大小)に依存してオ
ンするか、あるいはオフのままであるかが決まる。メモ
リトランジスタM12aが消去状態にある場合のみ、常
時オンしている非選択メモリトランジスタM11a,M
13a〜M1naを介して選択ビット線BLaからソー
ス線SLに読み出し電流が流れる。読み出し電流の有無
(または大小)をセンスアンプで検出し、記憶データの
論理状態“1”または“0”を判定する。
【0045】第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装
置では、いわゆるエレベーティッドソース・ドレイン構
造を有し、かつ、ソース・ドレイン不純物領域16の濃
度プロファイルが表面部から半導体層内部にむけて次第
に低下するブロードな分布を示す。したがって、トラン
ジスタサイズが縮小されて基板(とくにチャネル形成領
域)10の濃度が比較的高く、かつ、たとえばプログラ
ム時のインヒビット電圧の印加などにおいてソース・ド
レインのpn接合が逆バイアスされた場合に、従来のア
ブラプトジャンクション(abrupt junction) に比較する
と、空乏層が表面側に拡がりやすい。つまり、短チャネ
ル効果へ悪影響する外側への空乏層拡がりを防止しなが
ら、接合耐圧を改善することが可能となる。また、ソー
ス・ドレイン不純物領域を深くできるため、その表面が
低抵抗化のためシリサイド化されても、金属シリサイド
層がソース・ドレイン不純物領域を突き抜け、リーク電
流が急激に増大することが有効に防止される。
【0046】以上の2つの点から第1実施形態ではリー
ク電流を小さくでき、不揮発性半導体記憶装置の特性お
よび信頼性が向上する。とくに、リーク電流が小さいこ
とにより読み出し精度が向上し、多値化に有利となる。
【0047】ソース・ドレイン不純物領域16は半導体
層10’の深くまで形成されていることから、ゲートへ
の電圧印加によって、チャネル形成領域の端部に発生す
る電界支配能力が小さいオフセット領域が発生すること
がない。したがって、オフセット領域の発生によるトラ
ンジスタのゲート制御性低下などが防止される。
【0048】また、サイド絶縁膜18は、動作時にトン
ネリングするほどではないが、ある程度薄いため、たと
えば読み出し時などドレイン電流が流れる動作におい
て、サイド絶縁膜18に接するソース・ドレイン不純物
領域の側面部に、ゲート電極で発生した電界に引き寄せ
られて多数キャリアが引き寄せられ、多数キャリア蓄積
層が形成される。この多数キャリア蓄積層の形成によっ
て、ソース・ドレイン不純物領域16の深部側を低濃度
としても、トランジスタのオン抵抗値が増大しない。
【0049】第2実施形態 図8は、第2実施形態に係る分離ソース線NOR型のセ
ル方式を採用したMONOS型不揮発性メモリ装置の基
本セル構成を示す回路図である。また、図9は、各メモ
リセルを構成するトランジスタの断面図である。
【0050】第2実施形態に係る不揮発性メモリ装置に
おいては、NOR型メモリセルアレイの各メモリセルが
トランジスタ1個で構成されている。図8に示すよう
に、メモリトランジスタM11〜M22が行列状に配置
され、これらトランジスタ間がワード線、ビット線およ
び分離ソース線(separated source line) によって接続
されている。列方向(ビット方向)に隣接するメモリト
ランジスタM11とM12の各ドレインがビット線BL
1に接続され、各ソースがソース線SL1に接続されて
いる。同様に、ビット方向に隣接するメモリトランジス
タM21とM22の各ドレインがビット線BL2に接続
され、各ソースがソース線SL2に接続されている。ま
た、行方向(ワード方向)に隣接するメモリトランジス
タM11とM21の各ゲートがワード線WL1に接続さ
れ、同様に、ワード方向に隣接するメモリトランジスタ
M12とM22の各ゲートがワード線WL2に接続され
ている。メモリセルアレイ全体では、このようなセル配
置およびセル間接続が繰り返されている。
【0051】各メモリトランジスタは、そのゲートの積
層膜構造が第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形
態では、図9に示すように、半導体基板(またはウエ
ル)10上に、トンネル絶縁膜20、窒化膜21、トッ
プ絶縁膜22およびゲート電極23が積層され、その上
に、第1実施形態と同様、保護絶縁膜15が積層されて
いる。なお、本発明では、トンネル絶縁膜20、窒化膜
21およびトンネル絶縁膜22を総称して“ゲート絶縁
膜”と称する。
【0052】MONOS型メモリトランジスタにおいて
は、“電荷蓄積手段”が窒化膜21内部または窒化膜2
1とトップ絶縁膜22との界面近傍に形成されるキャリ
アトラップであり、空間的(膜厚方向および平面方向)
に離散化されている。このため、MONOS型メモリ素
子は、FG型に比べ欠陥に起因する電荷保持特性が良好
でありトンネル絶縁膜のスケーリング性に優れる。した
がって、トンネル絶縁膜20は、たとえば2〜4nm
と、FG型メモリ素子におけるトンネル絶縁膜11(図
2)より薄くできる。また、電荷注入動作においてFN
トンネリングではなく、ダイレクトトンネリングを支配
的にするには、1〜3nmとさらにトンネル絶縁膜20
の膜厚を薄くできる。窒化膜21は、たとえば5nmほ
どの窒化シリコン膜からなる。トップ絶縁膜22は、窒
化膜21との界面付近に深いキャリアトラップを高密度
に形成する必要があり、このため成膜後の窒化膜21の
表面を熱酸化して形成される。トップ絶縁膜22は、ゲ
ート電極23からのホール注入を有効に阻止できる膜
厚、たとえば3nm以上必要である。
【0053】その他の構成、すなわち保護絶縁膜15、
サイド絶縁膜18、半導体層10’およびソース・ドレ
イン不純物領域17a,17bは、第1実施形態とほぼ
同様である。なお、第2実施形態におけるサイド絶縁膜
18は、トンネル絶縁膜20が薄くできるぶん、第1実
施形態より薄くすることが可能である。また、第1実施
形態ではトランジスタが直列接続されるため、ソース・
ドレイン不純物領域16と一括表記したが、ここではソ
ース不純物領域17aとドレイン不純物領域17bに区
別される。
【0054】このような構成のMONOS型メモリトラ
ンジスタの製造では、図10に示すように、ゲートの積
層膜の成膜工程において、まず、トンネル絶縁膜20を
熱酸化法により成膜した後、窒化膜21を、減圧CVD
法などを用いて最終膜厚(5nm)より厚めに堆積す
る。窒化膜21の表面を熱酸化することにより、トップ
絶縁膜22を形成する。この熱酸化において下地の窒化
膜21が膜減りし、最終膜厚となる。トップ絶縁膜22
上に、不純物が導入された多結晶シリコンまたはポリサ
イドからなるゲート電極23となる層を堆積する。最後
に、第1実施形態と同様な方法によって、保護絶縁膜1
5をゲート絶縁膜23上に成膜する。
【0055】図11において、たとえばワード方向に長
い平行ストライプ状のレジストパターン19を保護絶縁
膜15上に形成し、レジストパターン19をマスクとし
てゲートの積層膜をエッチングする。このエッチングで
は、FG型の製造と異なり、ゲート絶縁膜20〜22の
加工まで連続して行う。
【0056】その後は、とくに図示しないが、第1実施
形態と同様な方法によって、サイド絶縁膜18の成膜と
加工、半導体層10’の形成、ソース不純物領域17a
およびドレイン不純物領域17bの同時形成などの諸工
程を経て、当該不揮発性半導体メモリ装置を完成させ
る。
【0057】図8には、第1実施形態と同様に定義され
る4種類のセルに対する書き込みバイアス電圧の設定条
件を付記している。メモリトランジスタM11(メモリ
セルS)を選択してデータ“1”を書き込む場合、非選
択ワード線WL2に所定電圧、たとえば3.7Vを印加
する。また、全てのビット線およびソース線が0Vで保
持された状態から、非選択ビット線BL2および非選択
ソース線SL2に所定のインヒビット電圧、たとえば5
Vを印加する。選択セルSが接続された選択ワード線W
L1にプログラム電圧、たとえば10〜12Vを印加す
る。これにより、選択セルSを構成するメモリトランジ
スタM11のゲート絶縁膜に高電界がかかって基板側か
ら電子が電荷蓄積手段(キャリアトラップ)にトンネル
注入され、トランジスタの閾値が上昇して“1”が書き
込まれる。一方、選択セルSと同じワード線WL1に接
続された非選択セルAでは、そのメモリトランジスタの
ゲート絶縁膜にかかる電界の強度が選択セルSの約半分
程度であるため、電荷注入に至らず書き込みは行われな
い。また、他の非選択セルB,Cにおいて、メモリトラ
ンジスタのゲート絶縁膜にかかる電界の強度は更に低
く、書き込みは行われない。
【0058】消去の場合、たとえば、ワード線に0V、
基板またはウェルに正の高電圧を印加する。このとき、
ダイレクトトンネリングによって電子が電荷蓄積手段か
ら基板側に引き抜かれる。
【0059】読み出しでは、たとえば、選択されたソー
ス線SL1に0.5V程度が印加される。また、選択さ
れたビット線BL1に読み出しドレイン電圧、たとえば
1.5Vを印加した後、選択されたワード線WL1に2
〜3V程度の所定電圧を印加する。これにより、選択セ
ルSのメモリトランジスタM11の記憶状態に応じて、
当該メモリトランジスタのオン/オフまたはドレイン電
流量が決まり、選択ビット線BL1のドレイン電流の有
無(または大小)を検出して、記憶状態を判定する。
【0060】第3実施形態 第3実施形態は、メモリトランジスタ構造を、いわゆる
MNOS型とした不揮発性半導体メモリ装置に関する。
図12は、第3実施形態に係るMNOS型メモリトラン
ジスタの構造を示す断面図である。
【0061】第3実施形態にかかるメモリトランジスタ
では、半導体基板(またはウエル)10上に、トンネル
絶縁膜30、窒化膜31およびゲート電極32が積層さ
れ、その上に、第1,第2実施形態と同様、保護絶縁膜
15が積層されている。
【0062】MNOS型メモリトランジスタにおいて
は、“電荷蓄積手段”が窒化膜31内部または窒化膜3
1とトンネル絶縁膜30との界面近傍に形成されるキャ
リアトラップであり、空間的(膜厚方向および平面方
向)に離散化されている。MNOS型メモリ素子は、M
ONOS型と異なり窒化膜31の下面側を中心とした領
域に電荷蓄積手段として機能するキャリアトラップが分
布する。また、窒化膜31自身でゲート電極32からの
ホール注入阻止を行うため、窒化膜厚も数十nmと比較
的厚い。
【0063】その他の構成、すなわち保護絶縁膜15、
サイド絶縁膜18、半導体層10’およびソース不純物
領域17aおよびドレイン不純物領域17bは、第1,
第2実施形態と同様である。
【0064】このような構成のMNOS型メモリトラン
ジスタの製造では、とくに図示しないが、ゲート積層膜
の成膜工程において、まず、トンネル絶縁膜30を熱酸
化法により成膜し、必要に応じてトンネル絶縁膜表面を
熱窒化処理した後、窒化膜31を減圧CVD法などを用
いて数十nmと厚く堆積する。窒化膜31上に、不純物
が導入された多結晶シリコンまたはポリサイドからなる
ゲート電極32となる層を堆積する。最後に、第1,第
2実施形態と同様な方法によって、保護絶縁膜15をゲ
ート絶縁膜32上に成膜する。
【0065】その後は、第2実施形態と同様な方法によ
って、ゲート加工を行った後、サイド絶縁膜18の成膜
と加工、半導体層10’の形成、ソース不純物領域17
aおよびドレイン不純物領域17bの同時形成などの諸
工程を経て、当該不揮発性半導体メモリ装置を完成させ
る。
【0066】第4実施形態 第4実施形態は、メモリトランジスタの電荷蓄積手段と
してゲート絶縁膜中に埋め込まれ、たとえば10nm以
下の粒径を有する多数の互いに絶縁されたナノ結晶を用
いた不揮発性半導体メモリ装置(以下、ナノ結晶型とい
う)に関する。図13は、第4実施形態に係るナノ結晶
型メモリトランジスタの構造を示す断面図である。
【0067】第4実施形態にかかるメモリトランジスタ
では、半導体基板(またはウエル)10上に、トンネル
絶縁膜40、絶縁膜41およびゲート電極42が積層さ
れ、トンネル絶縁膜40上の絶縁膜41内に、ナノ結晶
43が多数埋め込まれている。また、第1,第2実施形
態と同様、ゲート電極42上に保護絶縁膜15が積層さ
れている。
【0068】ナノ結晶43は、たとえば、シリコンから
なり、そのサイズ(直径)が好ましくは10nm以下、
たとえば4nm程度であり、個々のナノ結晶同士が絶縁
膜41で空間的に、4nm程度の距離をおいて分離され
ている。ナノ結晶43は“電荷蓄積手段”に該当し、空
間的に離散化されている。トンネル絶縁膜40は、MO
NOS型よりやや厚く、たとえば、3〜5nm程度の膜
厚に設定される。
【0069】その他の構成、すなわち保護絶縁膜15、
サイド絶縁膜18、半導体層10’およびソース不純物
領域17aおよびドレイン不純物領域17bは、第1〜
第3実施形態と同様である。
【0070】このような構成のナノ結晶型メモリトラン
ジスタの製造では、とくに図示しないが、ゲートの積層
膜の成膜工程において、まず、トンネル絶縁膜40を熱
酸化法により成膜した後、たとえば減圧CVD法で、ト
ンネル絶縁膜40上に結晶シリコンからなる複数のナノ
結晶43を形成する。また、ナノ結晶43を埋め込むよ
うに、絶縁膜41を7nmほど減圧CVDにより堆積す
る。絶縁膜41上に、不純物が導入された多結晶シリコ
ンまたはポリサイドからなるゲート電極42となる層を
堆積する。最後に、第1〜第3実施形態と同様な方法に
よって、保護絶縁膜15をゲート絶縁膜42上に成膜す
る。
【0071】その後は、第2,第3実施形態と同様な方
法によって、ゲート加工を行った後、サイド絶縁膜18
の成膜と加工、半導体層10’の形成、ソース不純物領
域17aおよびドレイン不純物領域17bの同時形成な
どの諸工程を経て、当該不揮発性半導体メモリ装置を完
成させる。
【0072】
【発明の効果】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置お
よびその駆動方法によれば、短チャネル効果を有効に抑
制しながらソース・ドレイン不純物領域の接合耐圧を改
善し、リーク電流を低減することによって、メモリトラ
ンジスタ特性および信頼性の向上を図ることができる。
また、その際にゲートの制御性悪化、オン抵抗増大を有
効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置におい
て、NAND型メモリセルアレイの基本構成を示す回路
図である。
【図2】第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置におい
て、各メモリトランジスタの構造を示す断面図である。
【図3】第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置の製造
途中の、サイド絶縁膜の形成後の断面図である。
【図4】図3に続く、半導体層の形成後の断面図であ
る。
【図5】図4に続く、ソース・ドレイン不純物領域の形
成時の断面図である。
【図6】熱拡散による濃度プロファイルが誤差関数分布
をとるとした場合に、基板濃度Cbをパラメータとした
濃度勾配aと耐圧(ブレークダウン電圧VB)との関係
を示すグラフである。
【図7】1回のイオン注入で形成したソース・ドレイン
不純物領域の濃度プロファイル例を示すグラフである。
【図8】第2実施形態に係る、分離ソース線NOR型の
セル方式を採用した不揮発性メモリ装置の基本セル構成
を示す回路図である。
【図9】第2実施形態に係る不揮発性半導体メモリ装置
において、MONOS型メモリトランジスタの構造を示
す断面図である。
【図10】第2実施形態に係る不揮発性半導体メモリ装
置の製造途中の、ゲート積層膜の成膜後の断面図であ
る。
【図11】図10に続く、ゲートのパターンニング後の
断面図である。
【図12】第3実施形態に係るMNOS型メモリトラン
ジスタの構造を示す断面図である。
【図13】第4実施形態に係るナノ結晶型メモリトラン
ジスタの構造を示す断面図である。
【図14】従来のFG型メモリトランジスタの構造を示
す断面図である。
【図15】従来のMONOS型メモリトランジスタの構
造を示す断面図である。
【図16】従来のFG型およびMONOS型メモリトラ
ンジスタについて、ソース・ドレイン接合耐圧の基板キ
ャリア濃度依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
1…NAND列、10…半導体基板またはウエル、1
0’…半導体層、11,20,30,40…トンネル絶
縁膜、12…フローティングゲート(電荷蓄積手段)、
13…ゲート間絶縁膜、14…コントロールゲート、1
5…保護絶縁膜、16…ソース・ドレイン不純物領域、
17a…ソース不純物領域、17b…ドレイン不純物領
域、18…サイド絶縁膜、19…レジストパターン、2
1,31…窒化膜、22…トップ絶縁膜、23,32,
42…ゲート電極、43…ナノ結晶(電荷蓄積手段)、
M11,M11a,M11b等…メモリトランジスタ、
WL1,WL11等…ワード線、BL1,BLa等…ビ
ット線、SL,SL1等…ソース線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F001 AA13 AA19 AA25 AA31 AA43 AB08 AD12 AD15 AD16 AD18 AD52 AD53 AF20 AF25 AG02 AG12 AG23 AG26 5F083 EP02 EP09 EP13 EP18 EP23 EP62 EP67 EP76 EP77 ER03 ER09 ER14 ER19 ER21 GA30 JA04 JA35 JA53 PR12 PR15 PR25 PR36 ZA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体の表面部分にチャネル形成領域を挟
    んで形成されたソース・ドレイン不純物領域と、当該チ
    ャネル形成領域上に設けられ内部に電荷蓄積手段を含む
    ゲート絶縁膜と、当該ゲート絶縁膜上のゲート電極とを
    備えた不揮発性半導体記憶装置であって、 上記チャネル形成領域の端部から上記ゲート電極の側面
    側に積層された半導体層を有し、 上記ソース・ドレイン不純物領域は、上記半導体層に形
    成され、半導体層の上部から下部にむけて不純物濃度が
    次第に低くなる濃度プロファイルを有する不揮発性半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記ソース・ドレイン不純物領域は、上記
    ゲート絶縁膜および/または上記ゲート電極に対し、サ
    イド絶縁膜を介して隣接している請求項1に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記ソース・ドレイン不純物領域は、上記
    サイド絶縁膜を介して隣り合う上記ゲート絶縁膜内で電
    荷蓄積手段が形成された位置より深くまで形成されてい
    る請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】上記サイド絶縁膜の膜厚は、上記電荷蓄積
    手段と上記チャネル形成領域との距離を規定する絶縁膜
    厚より厚く設定されている請求項2に記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記サイド絶縁膜は、読み出し時の所定の
    バイアス条件下で、上記ソース・ドレイン領域の、ゲー
    ト絶縁膜またはゲート電極に面した部分に多数キャリア
    蓄積層が形成されるような膜厚に設定されている請求項
    2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】上記半導体層は、エピタキシャル成長層で
    ある請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】半導体の表面部分に形成されたチャネル形
    成領域と、当該チャネル形成領域上に設けられ内部に電
    荷蓄積手段を含むゲート絶縁膜と、当該ゲート絶縁膜上
    のゲート電極と、上記チャネル形成領域の両端から上記
    ゲート電極の側面側に積層された半導体層に形成され、
    半導体層の上部から下部にむけて不純物濃度が次第に低
    くなる濃度プロファイルを有するソース・ドレイン不純
    物領域とを備え、上記電荷蓄積手段に蓄積された電荷量
    に応じて閾値が変化するメモリトランジスタを有し、 当該メモリトランジスタの蓄積電荷量を変えてデータを
    記憶させ、導通/非導通または導通時の電流量に応じて
    記憶データを読み取る不揮発性半導体記憶装置の駆動方
    法であって、 上記ソース・ドレイン不純物領域の、ゲート絶縁膜また
    はゲート電極に面した部分に多数キャリア蓄積層を形成
    した状態で、上記記憶データの読み取りを行う不揮発性
    半導体記憶装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】データの書き込み時に、上記メモリトラン
    ジスタが複数配置されたメモリセルアレイ内で、選択し
    たセル内のメモリトランジスタと同じ電圧がゲート電極
    に印加される非選択セル内のメモリトランジスタのソー
    ス・ドレイン不純物領域に、当該ソース・ドレイン不純
    物領域と上記チャネル形成領域との間のpn接合を逆バ
    イアスさせる書き込みインヒビット電圧を印加して、デ
    ータの誤書き込みを防ぐ請求項7に記載の不揮発性半導
    体記憶装置の駆動方法。
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Cited By (7)

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