JP2000294266A - エネルギ回収方法及び装置 - Google Patents

エネルギ回収方法及び装置

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治夫 栗栖
Tadashi Yamazaki
忠 山崎
Akira Yamanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硫化水素を含む消化ガスを対象とした低ラン
ニングコスト、低設備コストのエネルギ回収方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 嫌気性処理装置1から排出される硫化水
素を含む消化ガスを対象とするエネルギ回収装置10
は、アルカリ溶液によるガス洗浄で硫化水素の大半を除
去する前段の脱硫処理装置であるアルカリ洗浄塔2と、
充填された吸着剤41に硫化水素を吸着して処理する吸
着塔4で脱硫処理を行った後、メタンを主成分とする消
化ガスを燃料電池7の燃料として使用することで、エネ
ルギを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硫化水素を含む嫌
気性処理による消化ガスからエネルギ回収を行う方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理などで用いられている嫌気性処
理により発生する消化ガスは、メタンと炭酸ガスとを主
成分とし、約22000kJ/Nm3の熱量を有してい
るので、燃焼機器等の燃料として利用することによるエ
ネルギ回収が図られている。
【0003】特開平7−316571号公報に開示され
ている技術は、このような消化ガスを燃料電池に導い
て、発電を行い、さらに、発電の際に発生する熱をも回
収することで、80%以上の回収効率を確保する技術で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】嫌気性処理の対象物に
硫黄酸化物が含まれていると、消化ガスには、硫化水素
が含有される。硫化水素は燃料電池の発電作用に悪影響
を及ぼすため、燃料電池に導かれる前に消化ガスからほ
ぼ完全に除去しておく必要がある。
【0005】前述の特開平7−316571号公報に開
示されている技術では、アルカリ性物質、あるいは酸性
物質等を添着させた添着活性炭を充填した精製塔を設
け、消化ガスをこの精製塔に導いて通過させることによ
り、硫化水素を除去している。また、消化ガスをアルカ
リ溶液と接触させるガス洗浄法も知られている。
【0006】しかしながら、添着活性炭は、通常の活性
炭に比べて単価が高く、十分な脱硫効率を得るには、多
量の添着活性炭が必要となる。また、ガス洗浄法もアル
カリ溶液が大量に必要となり、いずれもランニングコス
トが増加すると同時に、設備が大型化し、設備コストも
増大する。
【0007】本発明は、係る問題点に鑑みて、硫化水素
を含む消化ガスを対象とした低ランニングコスト、低設
備コストのエネルギ回収方法及び装置を提供することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のエネルギ回収方法は、硫黄化合物を含有す
る有機性廃棄物を嫌気性処理して得られたメタン、硫化
水素を含有する消化ガスを利用して発電を行うエネルギ
回収方法であって、消化ガスとアルカリ溶液を接触させ
て、脱硫処理を行うアルカリ洗浄工程と、洗浄工程を経
た消化ガスを吸着塔に充填した吸着剤と接触させて、残
存する硫化水素を吸着剤によって吸着除去する吸着工程
と、吸着工程を経た消化ガスを燃料として燃料電池によ
って発電を行う発電工程と、を備えていることを特徴と
する。
【0009】一方、本発明のエネルギ回収装置は、消化
ガスにアルカリ溶液を接触させて脱硫処理を行うアルカ
リ洗浄装置と、吸着剤が内部に充填されており、アルカ
リ洗浄装置を通過した消化ガスが導かれる吸着塔と、吸
着塔を通過した消化ガスを燃料として発電を行う燃料電
池と、を備えていることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、硫化水素はアルカリ洗浄
装置によるガス洗浄と、吸着塔に充填された吸着剤によ
る吸着の2段階処理により除去される。ガス洗浄は、硫
化水素濃度が低くなると、処理に必要なアルカリ溶液の
量が極端に増加していくので、比較的高濃度の硫化水素
の脱硫処理に適している。一方、吸着処理の場合は、高
濃度の硫化水素を含むガスと接触処理させると、吸着剤
の劣化が早く好ましくない。したがって、比較的低濃度
での処理に向いている。高濃度の硫化水素の脱硫処理に
適したガス洗浄を前段に、低濃度の硫化水素の脱硫処理
に適した吸着処理を後段に配することによりそれぞれ好
適な条件下での処理が可能となり、ランニングコスト、
設備コストも低減できる。
【0011】ここで、吸着剤は、炭素質吸着剤、金属酸
化物、ゼオライトのいずれかあるいはその組み合わせで
あることが好ましい。これらの吸着剤は、比較的安価で
あり、低濃度の硫化水素も効果的に吸着することが可能
である。
【0012】洗浄工程で、アルカリ洗浄装置から排出さ
れる処理済み消化ガスの硫化水素濃度は、100〜20
0ppmであることが好ましい。このようにすれば、ア
ルカリ洗浄装置が大型化することなく、コンパクトで済
むと同時に、吸着塔に導入されるガスの硫化水素濃度も
低く抑えられるので、吸着塔側もコンパクトな構造で済
み、ランニングコストも抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1は、
本発明に係るエネルギ回収装置の構成を示す全体概略図
である。
【0014】このエネルギ回収装置10は、嫌気性処理
装置1で生成された消化ガスをラインL1によって導
き、エネルギを回収する装置であって、アルカリ溶液に
よってガス洗浄を行うアルカリ洗浄塔2と、吸着剤とし
て活性炭41が充填されている吸着塔4と、メタンガス
を燃料として発電を行う燃料電池7とが直列に接続され
て構成されている。
【0015】アルカリ洗浄塔2は、スクラバ式のガス洗
浄装置であって、筒状の容器内に気液接触面積を拡大す
るため、アルカリ溶液を滴下させる表面の面積をその体
積に比べて大幅に拡大した形状の充填材22が充填さ
れ、上部にはこの充填材22に向かってアルカリ溶液を
散布するスプレイ21が設けられている。そして、洗浄
塔2の底部とスプレイ21は、アルカリ溶液を循環させ
るポンプ3とそれぞれラインL3、L4により接続され
ている。
【0016】このアルカリ洗浄塔2は、吸着塔4とライ
ンL5により接続されており、吸着塔4と燃料電池7と
の間には、処理済みガスを貯留するガス貯留設備5と、
燃料電池7へのガス供給量を調整するガス供給設備6と
が配置され、それぞれがラインL6〜L8により接続さ
れている。
【0017】次に、このエネルギ回収装置10の動作、
すなわち、本発明に係るエネルギ回収方法について具体
的に説明する。例えば、嫌気性処理装置1でビール製造
時の排水を処理した場合、生成される消化ガスには20
00〜3000ppmという高濃度の硫化水素が含まれ
る。以下、この高濃度の硫化水素を含む消化ガスからの
エネルギ回収について説明する。
【0018】この消化ガスは、ラインL1を介してアル
カリ洗浄塔2へと送られる。アルカリ洗浄塔2では、ス
プレイ21によって充填材22に向けてアルカリ溶液、
例えばNaOH水溶液が噴霧されている。噴霧された溶
液は、充填材22の表面を伝って流れ、最終的には洗浄
塔2の底部に達する。洗浄塔2内の底部に達したアルカ
リ溶液は、ポンプ3により、ラインL3、L4を介して
スプレイ21へと送られ、洗浄塔2内部を循環させられ
る。一方、消化ガスは、充填材22の下側から洗浄塔2
の内部に供給され、充填材22の隙間を介して洗浄塔2
の上部に達する。この時に、充填材22の表面を覆うア
ルカリ溶液とガス中の硫化水素が反応し、硫化水素が除
去される。反応によりアルカリ溶液のアルカリ性が弱ま
るので、ラインL2を介して高濃度のアルカリ溶液、あ
るいはアルカリ薬剤を添加することによりアルカリ溶液
のアルカリ度を調整する。排出される消化ガス中の硫化
水素濃度が大きいと、後続の吸着塔4に対する負荷が大
きくなるので好ましくない。一方、除去率を上げるに
は、アルカリ溶液の使用量及び気液接触面積を増大させ
る必要があるが、装置の大型化につながり好ましくな
い。
【0019】本発明者らは、内径0.5mの円筒形容器
からなる洗浄塔2に、pH10.5のアルカリ溶液を2
3/hの循環量で循環させ、充填材22の充填高さを
変えて2000ppmの硫化水素を含む消化ガスを39
0m3/hの流量で供給して処理した場合の排出ガスの
硫化水素濃度の変化をシミュレーションにより求めた。
図2は、その計算結果を示したグラフである。ここで、
充填材22の充填高さ1m当たりの気液接触面積は、1
27m2として計算した。
【0020】図2に示されるように、排出ガス中のH2
S濃度を低くするには、充填材22の充填高さを対数的
に高くする必要がある。実際の洗浄塔における処理効率
は、充填高さが高いほどこの計算結果より劣化するた
め、排出ガス中のH2S濃度を低くするにはさらに充填
高さを必要とする。したがって、排出ガス中のH2S濃
度の目標値は100〜200ppmとすることが好まし
い。
【0021】ラインL5を介して吸着塔4に導かれた消
化ガスは、活性炭層41を通過させられる。このとき
に、残存する硫化水素の大部分は活性炭に吸着されて除
去される。こうして吸着塔4を通過した消化ガス中の硫
化水素濃度は1ppm以下となり、ほぼ完全に除去され
る。吸着塔2へ導かれる消化ガス中の硫化水素濃度を抑
制しているので、吸着塔2がコンパクトで済み、設備コ
ストが低減されるとともに、吸着剤の劣化が少なく、ラ
ンニングコストも低減される。
【0022】吸着塔のみで硫化水素を除去することも可
能ではあるが、同量の硫化水素を処理するのに必要な吸
着剤とアルカリ溶液のランニングコストを比較すると、
アルカリ溶液のほうが格段に安価で済む。したがって、
入口濃度は低いほうが好ましい。
【0023】こうして硫化水素がほぼ完全に除去された
消化ガスは、ラインL6を介してガス貯留設備5に送ら
れ、一時的に貯留された後、ガス供給設備6によりライ
ンL7、L8を介して所定量が燃料として燃料電池7へ
と供給される。燃料電池7では、消化ガスの有するエネ
ルギーのうち約40%が電気エネルギとして回収され
る。さらに、発電の際に生ずる熱を回収することで最終
的に80%以上のエネルギを回収することができる。
【0024】ここでは、吸着塔4に充填される吸着剤4
1として活性炭を用いた例を説明してきたが、Fe23
等の鉄系吸着剤やゼオライト、酸化マンガン等の金属酸
化物を利用した吸着剤、活性コークス、活性チャーなど
の炭素質吸着剤等を用いることができる。
【0025】
【実施例】本発明者らは、本発明のエネルギ回収方法に
おける脱硫効果を確認する実験を行った。以下、その実
験結果について説明する。
【0026】実施例 図1に示される回収装置を用いて、硫化水素を含む消化
ガスのエネルギ回収を行った場合のアルカリ洗浄塔2と
吸着塔4の出口における硫化水素濃度を測定した。
【0027】アルカリ洗浄塔2の内径は800mmであ
り、日鉄化工機製の商品名「テラレットM」を充填材2
2として使用し、その充填高さは2mとした。そして、
pH10.5のNaOH水溶液を12m3/hで循環さ
せた。一方、吸着塔4は、内径が2mであって、吸着剤
41として活性炭を高さ2.9m充填した。そして、硫
化水素濃度、流量の異なる4種類の消化ガスについて処
理を行った。
【0028】濃度800ppmの硫化水素を含有する消
化ガスを125m3/hの流量で処理した場合、アルカ
リ洗浄塔2通過後の処理ガス中の硫化水素濃度は100
ppmであり、吸着塔4通過後の処理ガス中の硫化水素
濃度は0.5ppmであった。
【0029】同じく濃度800ppmの硫化水素を含有
する消化ガスを160m3/hの流量で処理した場合、
アルカリ洗浄塔2通過後の処理ガス中の硫化水素濃度は
100ppmであり、吸着塔4通過後の処理ガス中の硫
化水素濃度は0.1ppmであった。
【0030】一方、濃度2000ppmの硫化水素を含
有する消化ガスを422m3/hの流量で処理した場
合、アルカリ洗浄塔2通過後の処理ガス中の硫化水素濃
度は120ppmであり、吸着塔4通過後の処理ガス中
の硫化水素濃度は0.5ppmであった。
【0031】また、濃度1000ppmの硫化水素を含
有する消化ガスを70m3/hの流量で処理した場合、
アルカリ洗浄塔2通過後の処理ガス中の硫化水素濃度は
50ppmであり、吸着塔4通過後の処理ガス中の硫化
水素濃度は0.1ppmであった。
【0032】これにより、本発明のエネルギ回収方法に
おいては、消化ガス中に含まれ、燃料電池での発電作用
を阻害する可能性のある硫化水素を効果的に除去できる
ことが確認された。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
硫化水素を含む消化ガスの脱硫処理をアルカリ溶液によ
るガス洗浄と吸着剤による吸着処理の2段階で行ってい
るため、いずれの装置もコンパクト化でき、設備コス
ト、ランニングコストとも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエネルギ回収装置の構成を示す全
体概略図である。
【図2】アルカリ洗浄塔の充填材の充填高さと排出ガス
の硫化水素濃度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…嫌気性処理装置、2…アルカリ洗浄塔、3…ポン
プ、4…吸着塔、5…ガス貯留設備、6…ガス供給設
備、7…燃料電池、10…エネルギ回収装置、21…ス
プレイ、22…充填材、41…吸着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/04 C12N 1/00 S 4D059 C12N 1/00 B09B 3/00 C 5H027 (72)発明者 山崎 忠 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 (72)発明者 山中 晶 愛媛県西条市ひうち2番6号 アサヒビー ル株式会社四国工場内 Fターム(参考) 4B065 AA01X CA03 CA55 4D004 AA02 BA03 CA18 CA34 CA47 CC12 4D012 CA07 CB01 CE03 CF05 CG01 CH04 CJ04 CK10 4D020 AA04 BA01 BA08 BB03 CB08 CB25 CC05 CD03 DA01 DA03 DB03 4D040 AA31 4D059 AA07 BA12 BA15 CA07 DA55 DA61 EB09 5H027 BA16 DD00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫黄化合物を含有する有機性廃棄物を嫌
    気性処理して得られたメタン、硫化水素を含有する消化
    ガスを利用して発電を行うエネルギ回収方法であって、 前記消化ガスとアルカリ溶液を接触させて、脱硫処理を
    行うアルカリ洗浄工程と、 前記洗浄工程を経た消化ガスを吸着塔に充填した吸着剤
    と接触させて、残存する硫化水素を前記吸着剤によって
    吸着除去する吸着工程と、 前記吸着工程を経た消化ガスを燃料として燃料電池によ
    って発電を行う発電工程と、 を備えていることを特徴とするエネルギ回収方法。
  2. 【請求項2】 前記吸着剤は、炭素質吸着剤、金属酸化
    物、ゼオライトのいずれかあるいはその組み合わせであ
    ることを特徴とする請求項1記載のエネルギ回収方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄工程で、硫化水素を濃度100
    〜200ppmまで除去して前記吸着工程に導くことを
    特徴とする請求項1あるいは2に記載のエネルギ回収方
    法。
  4. 【請求項4】 硫黄化合物を含有する有機性廃棄物を嫌
    気性処理して得られたメタン、硫化水素を含有する消化
    ガスを利用して発電を行うエネルギ回収装置であって、 前記消化ガスにアルカリ溶液を接触させて脱硫処理を行
    うアルカリ洗浄装置と、 吸着剤が内部に充填されており、前記アルカリ洗浄装置
    を通過した消化ガスが導かれる吸着塔と、 前記吸着塔を通過した消化ガスを燃料として発電を行う
    燃料電池と、 を備えているエネルギ回収装置。
  5. 【請求項5】 前記吸着剤は、炭素質吸着剤、金属酸化
    物、ゼオライトのいずれかあるいはその組み合わせであ
    ることを特徴とする請求項4記載のエネルギ回収装置。
  6. 【請求項6】 前記アルカリ洗浄装置から排出される処
    理済み消化ガスの硫化水素濃度は、100〜200pp
    mであることを特徴とする請求項4あるいは5に記載の
    エネルギ回収装置。
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