JP2000294254A - 固体高分子型燃料電池 - Google Patents

固体高分子型燃料電池

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JP2000294254A
JP2000294254A JP11097336A JP9733699A JP2000294254A JP 2000294254 A JP2000294254 A JP 2000294254A JP 11097336 A JP11097336 A JP 11097336A JP 9733699 A JP9733699 A JP 9733699A JP 2000294254 A JP2000294254 A JP 2000294254A
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fuel cell
separator
packing
fuel
gas
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Atsushi Oma
敦史 大間
Taiji Kogami
泰司 小上
Atsuo Muneuchi
篤夫 宗内
Michio Hori
美知郎 堀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能を維持しつつも、製造時の作業性に優
れ、製造コストを節約することができる固体高分子型燃
料電池を提供する。 【解決手段】 固体高分子電解質膜1の両面に、一対の
燃料極2及び酸化剤極3を配置して、膜電極複合体Sを
構成する。膜電極複合体Sを、燃料ガス用セパレータ2
0及び酸化剤ガス用セパレータ30によって挟持し、冷
却水用セパレータ40を重ねて単位電池14を構成す
る。単位電池14を積層して燃料電池スタックを構成す
る。各セパレータ20,30,40に、加硫ゴムのパッ
キング50を加硫接着によって一体化させる。パッキン
グ50は、各セパレータに20,30,40おける外周
部の内縁に形成された外枠部51、供給孔、排出孔及び
流路溝のある集電部を囲む内枠部52と、各セパレータ
の役割以外の供給孔及び排出孔の周囲を囲む仕切部53
によって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン伝導性を有
する固体高分子を電解質とする固体高分子型燃料電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高効率のエネルギー変換装置とし
て、燃料電池が注目を集めている。この燃料電池には多
様な種類があるが、中でも、電解質としてプロトン伝導
性を有する固体高分子電解質膜を用いた燃料電池は、小
形軽量で出力密度が高く、構造が簡単で電解質が腐食性
でないため耐久性に優れるなどの利点を有しているた
め、宇宙用や車両用などの電源として注目されている。
【0003】かかる固体高分子型燃料電池として従来か
ら用いられているものの一例を、図9〜16を参照して
以下に説明する。まず、電解質と電極から成る膜電極複
合体Sの構成を、図9及び図10に示す。なお、図9は
断面図、図10は平面図である。すなわち、図9に示す
ように、膜電極複合体Sは、高分子電解質膜1を一対の
シート状の燃料極2及び酸化剤極3で狭持することによ
り構成され、その厚みは概略1mm以下となっている。
高分子電解質膜1としては、パーフルオロカーボンスル
ホン酸膜(例えば、商品名:ナフィオン、デュポン社
製)などが用いられる。燃料極2及び酸化剤極3は、白
金などの触媒を有する多孔質電極である。
【0004】通常の高分子電解質膜1、燃料極2及び酸
化剤極3のシート形状は、図10に示すように、矩形で
あり、燃料極2及び酸化剤極3の面積は発電に必要な電
流値と、単位面積当たりの電流値である電流密度とによ
って決まる。通常は、概略100cm2 以上、すなわち
1辺10cm以上の大きさである。また、高分子電解質
膜1は、燃料極2と酸化剤極3とにそれぞれ供給される
ガスの混合を防ぐ役割もあるため、高分子電解質膜1の
面積は、燃料極2若しくは酸化剤極3の面積よりも大き
く形成されている。
【0005】そして、図11に示すように、燃料極2と
酸化剤極3の外側には、セパレータ4が配置されてい
る。セパレータ4は、まず、上記のような構成の膜電極
複合体Sから電流を取り出す集電体としての役割を有す
る。このため、セパレータ4には、導電性、気密性、耐
熱性、加工性、強度等に優れていることが要求される。
従って、セパレータ4としては、例えば、高密度のカー
ボンプレートや耐食処理を施した金属板などが用いられ
ている。そして、セパレータ4には、電池反応に必要な
燃料ガス及び酸化剤ガスを燃料極2及び酸化剤極3に供
給するために、多数の燃料ガス流路溝5及び酸化剤ガス
流路溝6が、燃料極2及び酸化剤極3の面と平行に形成
されている。
【0006】かかるセパレータ4を酸化剤極3と接する
面から見た平面図を図12に示し、図12のX−X方向
断面図を図13に示す。この図12及び図13にに示す
ように、セパレータ4の端部には、燃料ガス供給孔7、
燃料ガス排出孔8、酸化剤ガス供給孔9、酸化剤ガス排
出孔10、冷却水供給孔11及び冷却水排出孔12が設
けられている。燃料ガス供給孔7及び燃料ガス排出孔8
は、各膜電極複合体Sに燃料ガスを供給及び排出するた
めに設けられ、互いに燃料ガス流路溝5によって結ばれ
ている。酸化剤ガス供給孔9及び酸化剤ガス排出孔10
は、各膜電極複合体Sに酸化剤ガスを供給及び排出する
ために設けられ、互いに酸化剤ガス流路溝6によって結
ばれている。
【0007】また、燃料ガス及び酸化剤ガスの混合や外
部への漏れを防ぐため、シール材としてパッキング13
が用いられている。このパッキング13の配置構成を、
図14及び図15を参照して説明する。なお、図14
は、酸化剤極3と接する面から見たセパレータ4及びパ
ッキング13の平面図であり、図15は、図14のY−
Y方向断面図である。すなわち、図14に示すように、
パッキン13は、セパレータ4の縁部、各ガス流路溝の
周囲、各供給孔及び各排出孔の周囲に配設されている。
このパッキング13は、図15に示すように、セパレー
タ4とは別々の部品であり、積層時に重ね合わせられて
いる。これらのパッキング13としては、耐熱性、シー
ル性、耐水性等が必要とされ、例えば、フッ素ゴム系O
リングなどが用いられる。
【0008】さらに、1つの膜電極複合体Sから生じる
起電力は1V以下と小さいため、図16に示すように、
膜電極複合体S、セパレータ4及びパッキング13から
成る単位電池14を積層し、直列に接続することにより
燃料電池スタックを構成し、起電力を高くしている。こ
の際、セパレータ4及びパッキング13は、隣接する膜
電極複合体Sの間に挟まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の固体高分子型燃料電池には、以下のような
問題があった。すなわち、多数の単位電池14を積層し
て燃料電池スタックを製作する場合、セパレータ4とパ
ッキング13が、別々の部品であるために、積層時にず
れが生じる可能性があるとともに、正確な積層に多くの
時間を要することになる。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
高性能を維持しつつも、製造時の作業性に優れ、製造コ
ストを節約することができる固体高分子型燃料電池を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、固体高分子膜の両面に、触媒層を含む
一対の電極をそれぞれ配置してなる単位電池を、ガス不
透過性で導電性の材料から成るセパレータによって挟持
した固体高分子型燃料電池において、以下のような技術
的特徴を有する。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明は、前記セ
パレータには、流体をシールする加硫ゴム製のパッキン
グが一体化されていることを特徴とする。以上のような
請求項1記載の発明では、多数の単位電池を積層して、
燃料電池スタックを製作する場合に、セパレータと加硫
ゴム製パッキングとが一体化されているので、パッキン
グを別体とした場合に発生しやすいズレが防止され、積
層時の作業性が向上し、製作時間が大幅に短縮化され
る。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の固
体高分子型燃料電池において、前記セパレータには凹部
が形成され、前記パッキングは前記凹部に嵌め込まれて
いることを特徴とする。以上のような請求項2記載の発
明では、パッキングの位置が凹部によって確実に固定さ
れるので、単位電池を積層して締め付けた場合であって
も、パッキングのズレの発生がなく、作業性と健全性が
より一層向上する。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の固体高分子型燃料電池において、前記パッキ
ングがエチレンプロピレンゴムであることを特徴とす
る。請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載
の固体高分子型燃料電池において、前記パッキングが、
シリコーンゴムであることを特徴とする。請求項5記載
の発明は、請求項1又は請求項2記載の固体高分子型燃
料電池において、前記パッキングが水素化ニトリルゴム
であることを特徴とする。以上のような請求項3〜5記
載の発明では、パッキングに、エチレンプロピレンゴ
ム、シリコーンゴム若しくは水素化ニトリルゴム(水素
添加ニトリルゴム)を用いているので、フッ素ゴムを用
いた場合と比較して、同程度のシール性を実現しつつ、
材料コストを飛躍的に低減することができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前
記パッキングが、加硫接着によりセパレータと一体化さ
れていることを特徴とする。以上のような請求項6記載
の発明では、パッキングの成型と同時に、セパレータと
の一体化が実現できるので、作業性が向上する。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前
記パッキングが、耐熱性両面テープによりセパレータと
一体化されていることを特徴とする。以上のような請求
項7記載の発明では、従来技術と同程度のシール性を実
現しつつ、セパレータとパッキングとの一体化を容易に
行うことができ、作業性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 1−1.構成 請求項1、請求項3及び請求項6記載の発明に対応する
実施の形態を、図1〜5を参照して以下に説明する。す
なわち、図1に示すように、本実施の形態における固体
高分子型燃料電池の単位電池は、燃料ガス用セパレータ
20と酸化剤ガス用セパレータ30によって膜電極複合
体Sを挟持し、燃料ガス用セパレータ20の背面に冷却
水用セパレータ40を配置し、これらの間に流体シール
用のパッキング50を配設することによって構成されて
いる。
【0018】燃料ガス用セパレータ20、酸化剤ガス用
セパレータ30及び冷却水用セパレータ40は、例え
ば、外形寸法230×236mmのカーボン材を用い
る。これらの燃料ガス用セパレータ20、酸化剤ガス用
セパレータ30及び冷却用セパレータ40には、図2に
示すように、それぞれにおける一方の端部に厚さ方向に
貫通した燃料ガス供給孔21,31,41、酸化剤ガス
供給孔22,32,42、冷却水供給孔23,33,4
3が設けられ、他方の端部に厚さ方向に貫通した燃料ガ
ス排出孔24,34,44、酸化剤ガス排出孔25,3
5,45、冷却水排出孔26,36,46が設けられて
いる。なお、膜電極複合体Sにも、上記の供給孔及び排
出孔に対応する燃料ガス供給孔S1、酸化剤ガス供給孔
S2、冷却水供給孔S3、燃料ガス排出孔S4、酸化剤
ガス排出孔S5、冷却水排出孔S6が形成されている。
【0019】また、上記の各セパレータの片面には、蛇
行状の流路溝が形成されている。つまり、燃料ガス用セ
パレータ20における膜電極複合体S側の面には、燃料
ガス供給孔21と燃料ガス排出孔24とを結ぶ複数本の
蛇行溝である燃料ガス流路溝27が形成されている。ま
た、酸化剤ガス用セパレータ30における膜電極複合体
S側の面には、酸化剤ガス供給孔32と酸化剤ガス排出
孔35を結ぶ複数本の蛇行溝である酸化剤ガス流路溝3
7が形成されている。そして、冷却用セパレータ40に
おける酸化剤ガス用セパレータ30側の面には、冷却水
供給孔43と冷却水排出孔46とを結ぶ冷却水流路溝4
7が形成されている。
【0020】さらに、パッキング50は、耐熱性EPD
M(エチレン・プロピレン・ジエンモノマー(例えば、
東京ゴム製品工業株式会社製、ゴム硬度Hs60))が
用いられ、各セパレータ20,30,40に加硫接着に
よって一体化されている。加硫接着条件としては、例え
ば、圧力60kgf/cm2 、温度170℃、保持時間
15分とする。
【0021】このパッキング50は、各セパレータにお
ける外周部の内縁に形成された外枠部51、供給孔、排
出孔及び流路溝のある集電部を囲む内枠部52と、各セ
パレータの役割以外の供給孔及び排出孔の周囲を囲む仕
切部53によって構成されている。例えば、図3に示す
ように、酸化剤ガス用セパレータ30の場合には、燃料
ガス供給孔31、冷却水供給孔33、燃料ガス排出孔3
4及び冷却水供給36は、それぞれ仕切部53によって
仕切られ、酸化剤ガス流路溝37を流通している酸化剤
ガスの流入が防止されている。
【0022】1−2.作用効果 以上のような本実施の形態の作用効果を、従来技術との
比較試験の結果に基づいて説明する。
【0023】1−2−1.試験対象の仕様 試験に用いた本実施の形態の単位電池をA、従来技術の
単位電池による比較例をBとする。ここで、本実施の形
態の単位電池Aの構成は、上述の通りであるが、比較例
としての従来の単位電池Bは、図4及び図5に示すよう
に、各セパレータ20,30,40とパッキング50と
を、それぞれ別パーツとしたものである。パッキング5
0としては、耐熱性、耐久性等に優れたフッ素ゴム系の
Oリング状パッキングを用いた。その他の構成は、単位
電池Aと同様である。
【0024】また、単位電池Aを積層して燃料電池スタ
ックC、単位電池Bを積層して燃料電池スタックDをそ
れぞれ製作した。燃料電池スタックC,Dにおいては、
単位電池A,Bを直列に積層した個数は共に200であ
り、冷却水セパレータ40と酸化剤ガスセパレータ30
は、それぞれの背面同士を一体化したものを用いること
により、流体シール性、電気伝導性を維持している。
【0025】1−2−2.単位電池のガスリークチェッ
ク かかる単位電池A及び単位電池Bの製作後、まず、発電
前にガスの電池外部へのリークアウトチェックを行っ
た。このチェックは、冷却水系に栓をし、燃料極系−酸
化剤極系に不活性ガスである窒素ガスを封入し、両極同
時に圧力3ataまで昇圧し、それぞれ栓をして1時間
保持するものである。その結果、1時間後も燃料極系−
酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガスのリーク
アウトは認められなかった。
【0026】次に、単位電池A及び単位電池Bにおける
燃料極系−酸化剤極系のクロスリークチェックを行っ
た。このチェックは、冷却水系に栓をし、燃料極系には
不活性ガスであるヘリウムを1Nl/min、酸化剤極
系には窒素ガスを3Nl/min流し、酸化剤極系出口
でガスをサンプリングして質量分析器にてヘリウムの濃
度を測定するものである。ガス圧力は共に3ataとし
た。その結果、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は約4
000ppmとなった。
【0027】1−2−3.単位電池の発電試験 このような単位電池Aを、配管・配線し、発電試験を行
った。運転条件は、ガス圧力1ata、電流密度0.2
A/cm2 、燃料ガスには水素ガス、酸化剤ガスには空
気、燃料利用率70%、酸化剤利用率40%として行っ
た。開路電圧(OCV)の初期値は0.955Vであっ
た。
【0028】この条件下で連続発電を行い、2000時
間後にOCVを測定したところ、0.954Vであり、
初期値をほぼ再現した。この時点で、一旦発電試験を中
止し、上記に示すクロスリークチェックを同条件下で行
ったところ、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は約35
00ppmとなった。このように、単位電池の試験で
は、単位電池A及び単位電池Bともに同様の特性が再現
された。
【0029】1−2−4.電池スタックのガスリークチ
ェック 次に、燃料電池スタックC,Dについて、発電前にガス
の電池外部へのリークアウトチェックを行った。このチ
ェックも、冷却水系には栓をし、燃料極系−酸化剤極系
に不活性ガスである窒素ガスを封入し、両極同時に圧力
3ataまで昇圧し、それぞれ栓をして1時間保持する
ことにより行った。その結果、燃料スタックC,Dは、
共に1時間後も、燃料極系−酸化剤極系共に3ataを
維持しており、ガスのリークアウトは認められなかっ
た。
【0030】また、燃料電池スタックC,Dの燃料極系
−酸化剤極系のクロスリークチェックを行った。このチ
ェックは、燃料電池スタックC,Dの燃料極系に、不活
性ガスであるヘリウムを200Nl/min、酸化剤極
系に窒素ガスを600Nl/min流し、酸化剤極系出
口でガスをサンプリングしてヘリウムの濃度を測定する
ことにより行った。ガス圧力は、共に3ataとした。
その結果、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は燃料電池
スタックC,D共に約4000ppmとなった。
【0031】1−2−5.燃料電池スタックの発電試験 以上のような燃料電池スタックC,Dを配管・配線し、
発電試験を行った。運転条件は、ガス圧力1ata、電
流密度0.2A/cm2 、燃料ガスには水素ガス、酸化
剤ガスには空気、燃料利用率70%、酸化剤利用率40
%として行った。開路電圧(OCV)の200セル平均
の初期値はスタックCで0.953V、スタックDで
0.955Vであった。
【0032】この条件下で連続発電を行い、500時間
後にOCVを測定したところ、燃料電池スタックCで
0.952V、燃料電池スタックDで0.953Vであ
り、初期値をほぼ再現した。この時点で一旦発電試験を
中止し、上記に示すクロスリークチェックを同条件下で
行ったところ、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は燃料
電池スタックC、D共に約3500ppmとなった。こ
のように、燃料電池スタックCによると、従来の仕様の
燃料電池スタックDとほぼ同様の特性を再現できる。
【0033】一方、パッキング一体化のセパレータを用
いた燃料電池スタックCにおけるコストは、パッキング
とセパレータとを別部材とした燃料電池スタックDにお
けるコストのおよそ半分であり、部品代で約50%のコ
ストダウンが実現できる。また、燃料電池スタックC,
Dを積層するために要する時間は、燃料電池スタックC
で約3日間、燃料スタックDで約1週間であり、1日当
たりのマンパワーは互いに等しいことから、人件費とし
ては、およそ50%以上のコストダウンが実現できる。
以上のことから、本実施の形態によれば、従来技術と同
様の特性を維持しながら、従来技術よりも飛躍的なコス
トダウンを達成することができる。
【0034】(2)第2の実施の形態 2−1.構成 請求項1、請求項2、請求項3及び請求項6記載の発明
に対応する実施の形態を、図6及び図7を参照して以下
に説明する。すなわち、本実施の形態は、燃料ガス用セ
パレータ20、酸化剤ガス用セパレータ30及び冷却用
セパレータ40において、パッキング50が一体化され
ている個所の断面形状が、図7に示すように、凹形状に
することにより、加硫接着面積を増大させて、パッキン
グ50の位置決めを確実にし、電池を締め付けた際のパ
ッキング50のズレを防止している。その他の構成は、
上記の第1の形態と同様である。
【0035】2−2.作用 以上のような本実施の形態の作用効果を、従来技術との
比較試験の結果に基づいて説明する。
【0036】2−2−1.試験対象の仕様 試験に用いた本実施の形態の単位電池をE、単位電池E
により製作した燃料電池スタックをFとする。燃料電池
スタックFは、単位電池Eを用いた以外は、燃料電池ス
タックCと同様の仕様とする。
【0037】2−2−2.単位電池のガスリークチェッ
ク かかる単位電池Eの製作後、まず、発電前に、上記の第
1の実施の形態と同様の条件で、ガスの電池外部へのリ
ークアウトチェックを行った。その結果、1時間後も燃
料極系−酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガス
のリークアウトは認められなかった。また、燃料極系−
酸化剤極系のクロスリークチェックを、上記の第1の実
施の形態と同様の条件で行った。その結果、酸化剤極系
出口でのヘリウム濃度は約3700ppmとなった。
【0038】2−2−3.単位電池の発電試験 以上のような単位電池Eを配管・配線し、発電試験を行
った。運転条件は、上記の第1の実施の形態と同様であ
る。なお、開路電圧(OCV)の初期値は0.956V
であった。この条件下で連続発電を行い、2000時間
後にOCVを測定したところ、0.955Vであり、初
期値をほぼ再現した。この時点で一旦発電試験を中止
し、上記に示すクロスリークチェックを同条件下で行っ
たところ、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は約330
0ppmとなった。このように、単位電池Eの試験で
は、単位電池A、Bの結果をほぼ再現しており、クロス
リークチェック量は更に低減している。
【0039】2−2−4.電池スタックのガスリークチ
ェック 次に、燃料電池スタックFに関して、上記の第1の実施
の形態と同様の条件で、発電前にガスの電池外部へのリ
ークアウトチェックを行った。その結果、1時間後も燃
料極系−酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガス
のリークアウトは認められなかった。また、燃料電池ス
タックFに関して、上記の第1の実施の形態と同様の条
件で、燃料極系−酸化剤極系のクロスリークチェックを
行った。その結果、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は
約3700ppmとなった。
【0040】2−2−5.燃料電池スタックの発電試験 以上のような燃料電池スタックFを配管・配線し、発電
試験を行った。運転条件は、上記の第1の実施の形態と
同様である。なお、開路電圧(OCV)の200セル平
均の初期値は0.954Vであった。この条件下で連続
発電を行い、500時間後にOCVを測定したところ、
0.956Vであり、初期値をほぼ再現した。この時点
で一旦発電試験を中止し、上記に示すクロスリークチェ
ックを同条件下で行ったところ、酸化剤極系出口でのヘ
リウム濃度は約3300ppmとなった。このように、
燃料電池スタックFによると、従来の仕様の燃料電池ス
タックDとほぼ同様の特性を再現した。
【0041】一方、パッキング一体化のセパレータを用
いた燃料電池スタックFにおけるコストは、燃料電池ス
タックCとほぼ同額であり、パッキングとセパレータと
を別部材とした燃料電池スタックDにおけるコストのお
よそ半分である。従って、部品代では約50%のコスト
ダウンが実現できる。
【0042】また、燃料電池スタックFにおいては、パ
ッキングが一体化されている箇所の断面形状が凹形状と
なっていることから、パッキングのズレが殆ど生じな
い。このため、単位電池Eを積層して燃料電池スタック
Fを製作するために要する時間は約2.5日間となる。
従って、燃料電池スタックCよりも更に短い時間で積層
することができ、さらに飛躍的なコストダウンを達成で
きる。
【0043】(3)第3の実施の形態 3−1.構成 請求項1、請求項4及び請求項7記載の発明に対応する
実施の形態を、図8を参照して以下に説明する。すなわ
ち、本実施の形態は、燃料ガス用セパレータ20、酸化
剤ガス用セパレータ30及び冷却用セパレータ40が、
耐食性コーティングを施したステンレス(例えば、SU
S316Lなど)から成り、外形寸法230×236m
mである。そして、燃料ガス用セパレータ20、酸化剤
ガス用セパレータ30及び冷却用セパレータ40におい
て、パッキング50が一体化されている個所の断面形状
は、図8に示すように平らであり、パッキング接着用の
高耐熱性両面接着テープ60(例えば、商品名:ダイタ
ック、大日本インキ化学工業株式会社製)によって、各
セパレータ20,30,40とパッキング50とが一体
化されている。
【0044】これは、本実施の形態のように、金属に特
殊な耐食性且つ導電性のあるコーティングをしたセパレ
ータ20,30,40の場合には、上記の実施の形態で
示した加硫接着技術の適用が困難であるため、パッキン
グ50との一体化に、耐熱性で薄い両面テープを使用し
たものである。なお、パッキング50の材料としては、
耐水蒸気性シリコーンゴム(例えば、東京ゴム製品工業
株式会社製、ゴム硬度Hs60)を用いる。その他の構
成は上記の第1の実施の形態と同様である。
【0045】3−2.作用効果 以上のような本実施の形態の作用効果を、従来技術との
比較試験の結果に基づいて説明する。
【0046】3−2−1.試験対象の仕様 試験に用いた本実施の形態の単位電池をG、単位電池G
により製作した燃料電池スタックをHとする。燃料電池
スタックHは、単位電池Eを用いた以外は、燃料電池ス
タックCと同様の仕様とする。
【0047】3−2−2.単位電池のガスリークチェッ
ク かかる単位電池Gの製作後、まず、発電前に、上記の第
1の実施の形態と同様の条件で、ガスの電池外部へのリ
ークアウトチェックを行った。その結果、1時間後も燃
料極系−酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガス
のリークアウトは認められなかった。また、燃料極系−
酸化剤極系のクロスリークチェックを、上記の第1の実
施の形態と同様の条件で行った。その結果、酸化剤極系
出口でのヘリウム濃度は約4000ppmとなった。
【0048】3−2−3.単位電池の発電試験 以上のような単位電池Gを配管・配線し、発電試験を行
った。運転条件は、上記の第1の実施の形態と同様であ
る。なお、開路電圧(OCV)の初期値は0.956V
であった。この条件下で連続発電を行い、2000時間
後にOCVを測定したところ、0.954Vであり、初
期値をほぼ再現した。この時点で一旦発電試験を中止
し、上記に示すクロスリークチェックを同条件下で行っ
たところ、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は約380
0ppmとなった。このように、単位電池Gの試験で
も、単位電池A、Bの結果をほぼ再現している。
【0049】3−2−4.電池スタックのガスリークチ
ェック 次に、燃料電池スタックHに関して、上記の第1の実施
の形態と同様の条件で、発電前にガスの電池外部へのリ
ークアウトチェックを行った。その結果、1時間後も燃
料極系−酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガス
のリークアウトは認められなかった。また、燃料電池ス
タックHに関して、上記の第1の実施の形態と同様の条
件で、燃料極系−酸化剤極系のクロスリークチェックを
行った。その結果、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は
約4000ppmとなった。
【0050】3−2−5.燃料電池スタックの発電試験 以上のような燃料電池スタックHを配管・配線し、発電
試験を行った。運転条件は、上記の第1の実施の形態と
同様である。なお、開路電圧(OCV)の200セル平
均の初期値は0.954Vであった。この条件下で連続
発電を行い、500時間後にOCVを測定したところ、
0.953Vであり、初期値をほぼ再現した。この時点
で一旦発電試験を中止し、上記に示すクロスリークチェ
ックを同条件下で行ったところ、酸化剤極系出口でのヘ
リウム濃度は約3800ppmとなった。このように、
燃料電池スタックHによると、従来の仕様の燃料電池ス
タックDとほぼ同様の特性を再現した。
【0051】一方、パッキング一体化のセパレータを用
いた燃料電池スタックGにおけるコストは、パッキング
とセパレータとを別部材とした燃料電池スタックDにお
けるコストの約6割である。従って、部品代ではおよそ
40%のコストダウンが実現できる。
【0052】また、単位電池Gを積層して燃料電池スタ
ックHを製作するために要する時間は約3日間となる。
従って、燃料電池スタックCと同様の日数で積層するこ
とができるので、トータルとして飛躍的なコストダウン
を達成できる。
【0053】(4)第4の実施の形態 4−1.構成 請求項1、請求項2、請求項5及び請求項6記載の発明
に対応する実施の形態を、図6を参照して以下に説明す
る。すなわち、本実施の形態は、パッキング50の材料
として、H−NBR(水素化(水素添加)ニトリルゴム
(例えば、東京ゴム製品工業株式会社製、ゴム硬度Hs
60))を用いている。その他の構成は、上記の第2の
実施の形態と同様である。
【0054】4−2.作用効果 以上のような本実施の形態の作用効果を、従来技術との
比較試験の結果に基づいて説明する。
【0055】4−2−1.試験対象の仕様 試験に用いた本実施の形態の単位電池をI、単位電池I
により製作した燃料電池スタックをJとする。燃料電池
スタックJは、単位電池Iを用いた以外は、燃料電池ス
タックCと同様の仕様とする。
【0056】4−2−2.単位電池のガスリークチェッ
ク かかる単位電池Iの製作後、まず、発電前に、上記の第
1の実施の形態と同様の条件で、ガスの電池外部へのリ
ークアウトチェックを行った。その結果、1時間後も燃
料極系−酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガス
のリークアウトは認められなかった。また、燃料極系−
酸化剤極系のクロスリークチェックを、上記の第1の実
施の形態と同様の条件で行った。その結果、酸化剤極系
出口でのヘリウム濃度は約3700ppmとなった。
【0057】4−2−3.単位電池の発電試験 以上のような単位電池Iを配管・配線し、発電試験を行
った。運転条件は、上記の第1の実施の形態と同様であ
る。なお、開路電圧(OCV)の初期値は0.956V
であった。この条件下で連続発電を行い、2000時間
後にOCVを測定したところ、0.955Vであり、初
期値をほぼ再現した。この時点で一旦発電試験を中止
し、上記に示すクロスリークチェックを同条件下で行っ
たところ、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は約340
0ppmとなった。このように、単位電池Iの試験で
も、単位電池A、Bの結果をほぼ再現しており、クロス
リークチェック量は更に低減している。
【0058】4−2−4.電池スタックのガスリークチ
ェック 次に、燃料電池スタックJに関して、上記の第1の実施
の形態と同様の条件で、発電前にガスの電池外部へのリ
ークアウトチェックを行った。その結果、1時間後も燃
料極系−酸化剤極系共に3ataを維持しており、ガス
のリークアウトは認められなかった。また、燃料電池ス
タックJに関して、上記の第1の実施の形態と同様の条
件で、燃料極系−酸化剤極系のクロスリークチェックを
行った。その結果、酸化剤極系出口でのヘリウム濃度は
約3800ppmとなった。
【0059】4−2−5.燃料電池スタックの発電試験 以上のような燃料電池スタックJを配管・配線し、発電
試験を行った。運転条件は、上記の第1の実施の形態と
同様である。なお、開路電圧(OCV)の200セル平
均の初期値は0.955Vであった。この条件下で連続
発電を行い、500時間後にOCVを測定したところ、
0.955Vであり、初期値を再現した。この時点で一
旦発電試験を中止し、上記に示すクロスリークチェック
を同条件下で行ったところ、酸化剤極系出口でのヘリウ
ム濃度は約3400ppmとなった。このように、燃料
電池スタックJによると、従来の仕様の燃料電池スタッ
クDとほぼ同様の特性を再現した。
【0060】一方、パッキング一体化のセパレータを用
いた燃料電池スタックJにおけるコストは、燃料電池ス
タックDにおけるコストの約3/4である。従って部品
代では約25%のコストダウンが実現できる。
【0061】また、燃料電池スタックJにおいては、パ
ッキンが一体化されている箇所の断面形状が凹形状とな
っていることから、パッキングのズレが殆ど生じない。
このため、単位電池Iを積層して燃料電池スタックFを
製作するために要する時間は約2.5日間となる。従っ
て、燃料スタックCよりも更に短い時間で積層すること
ができ、さらに飛躍的なコストダウンを達成できる。
【0062】なお、本発明は、上記のような実施の形態
に限定されるものではなく、各部材の材質、数、大き
さ、形状等は適宜変更可能である。例えば、パッキング
の材料としてEPMを用いてもよい。また、燃料ガス流
路溝、酸化剤ガス流路溝、冷却水流路溝の本数、幅、形
状等は、設計の段階で自由に変更可能である。また、単
位電池の積層数も、自由に増減変更可能である。さら
に、各請求項記載の発明の組み合わせも自由である。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、高性能を維持しつつも、製造時の作業性に優れ、製
造コストを節約可能な固体高分子型燃料電池を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体高分子型燃料電池の第1の実施の
形態における単位電池の構成を示す断面図である。
【図2】図1の単位電池の分解斜視図である。
【図3】本発明の固体高分子型燃料電池の第1の実施の
形態における酸化剤用セパレータの構成を示す平面図
と、A−A断面図、B−B断面図、C−C断面図及びD
−D断面図である。
【図4】比較例として用いた固体高分子型燃料電池にお
ける単位電池の構成を示す分解斜視図である。
【図5】図4の単位電池の断面図である。
【図6】本発明の固体高分子型燃料電池の第2の実施の
形態及び第4の実施の形態におけるセパレータを示す平
面図と、A−A断面図、B−B断面図、C−C断面図及
びD−D断面図である。
【図7】図6のE部の拡大図である。
【図8】本発明の固体高分子型燃料電池の第3の実施の
形態におけるセパレータを示す平面図と、A−A断面
図、B−B断面図、C−C断面図及びD−D断面図であ
る。
【図9】従来の固体高分子型燃料電池における膜電極複
合体を示す断面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】従来の固体高分子型燃料電池における単位電
池を示す分解断面図である。第1
【図12】図11の単位電池に用いられるセパレータを
示す平面図である。
【図13】図12のセパレータのX−X断面図である。
【図14】図12のセパレータにパッキングを重ねた状
態を示す平面図である。
【図15】図14のセパレータとパッキングのY−Y分
解断面図である。
【図16】図11の単位電池を積層した燃料電池スタッ
クを示す断面図である。
【符号の説明】 1…高分子電解質膜 2…燃料極 3…酸化剤極 4…セパレータ 5,27…燃料ガス流路溝 6,37…酸化剤ガス流路溝 7,21,31,41,S1…燃料ガス供給孔 8,24,34,44,S4…燃料ガス排出孔 9,22,32,42,S2…酸化剤ガス供給孔 10,25,35,45,S5…酸化剤ガス排出孔 11,23,33,43,S3…冷却水供給孔 12,26,36,46,S6…冷却水排出孔 13…パッキング 14…単位電池 20…燃料ガス用セパレータ 30…酸化剤ガス用セパレータ 40…冷却用セパレータ 47…冷却水流路溝 S…膜電極複合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗内 篤夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 堀 美知郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03 CX08 EE18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体高分子膜の両面に、触媒層を含む一
    対の電極をそれぞれ配置してなる単位電池を、ガス不透
    過性で導電性の材料から成るセパレータによって挟持し
    た固体高分子型燃料電池において、 前記セパレータには、流体をシールする加硫ゴム製のパ
    ッキングが一体化されていることを特徴とする固体高分
    子型燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記セパレータには凹部が形成され、 前記パッキングは前記凹部に嵌め込まれていることを特
    徴とする請求項1記載の固体高分子型燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記パッキングがエチレンプロピレンゴ
    ムであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    固体高分子型燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記パッキングがシリコーンゴムである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固体高分
    子型燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記パッキングが水素化ニトリルゴムで
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固体
    高分子型燃料電池。
  6. 【請求項6】 前記パッキングが、加硫接着によりセパ
    レータと一体化されていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池。
  7. 【請求項7】 前記パッキングが、耐熱性両面テープに
    よりセパレータと一体化されていることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電
    池。
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