JP2000294170A - 表示装置 - Google Patents

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JP2000294170A
JP2000294170A JP11104899A JP10489999A JP2000294170A JP 2000294170 A JP2000294170 A JP 2000294170A JP 11104899 A JP11104899 A JP 11104899A JP 10489999 A JP10489999 A JP 10489999A JP 2000294170 A JP2000294170 A JP 2000294170A
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JP11104899A
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English (en)
Inventor
Makoto Okai
誠 岡井
Toshiaki Kusunoki
敏明 楠
Masakazu Sagawa
雅一 佐川
Mutsumi Suzuki
睦三 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサの配置が容易になり、また、スペー
サ配置の際に、一方基板に形成される電子源、あるいは
他方の基板に形成される蛍光面に傷がつくのを防止でき
る表示装置を提供する。 【解決手段】 一対の基板(103,105)と枠部材
(104)とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる表示
装置であって、前記両基板の間に設けられるスペーサ
(101)と、前記一方あるいは両方の基板に設けられ
凹部で、前記スペーサが挿入される凹部(102)、あ
るいは、前記一方あるいは両方の基板に設けられる凹部
および凸部で、前記スペーサが挿入される凹部と、前記
凹部の周囲に当該凹部を囲むように設けられる凸部とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に係わ
り、特に、平面型表示装置に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一対の基板と枠ガラスに囲まれた空間が
真空雰囲気とされる表示装置、特に、平面型表示装置で
は、両基板が大気圧によって破壊しないように、両基板
の間にスペーサを配置する必要がある。このような平面
型表示装置として、例えば、表面伝導型電子源アレイを
用いた平面ディスプレイが、「The proceed
ing of SDI’97のpaper6.2(p
p.52−55)」に記載されている。前記文献に記載
された平面ディスプレイは、10インチの240×24
0×3ピクレスの平面ディスプレイであり、40×3×
0.2mmのスペーサが28個配置された構造となって
いる。また、電子源板と蛍光面板との間隔は3mm、ス
ペーサ厚さが0.2mmでアスペクト比は15である。
また、ピクセルのピッチが0.65×0.29mmであ
り、ピクセルピッチに比べてスペーサ幅がまだ大きい状
況である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記文献には、スペー
サのアセンブリ方法については明記されていないが、光
学顕微鏡で電子源パターンを見ながら、電子源のすき間
にスペーサを配置して固定したと推察される。しかしな
がら前記した方法では、スペーサの配置に手間がかか
り、また、スペーサ配置の際に、一方の基板に形成され
る電子源、あるいは他方の基板に形成される蛍光面に傷
がつく場合も想定される。本発明は、前記従来技術の問
題点を解決するためになされたものであり、本発明の目
的は、表示装置において、スペーサを容易に配置するこ
とが可能となる技術を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、スペーサ配置の際に、一方基板に形成
される電子源、あるいは他方の基板に形成される蛍光面
に傷がつくのを防止することが可能となる技術を提供す
ることにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、一対の基板と枠部
材とを備え、前記一対の基板と枠部材とで囲まれた空間
が真空雰囲気とされる表示装置であって、前記両方の基
板の間に設けられるスペーサと、前記一方あるいは両方
の基板に設けられる前記スペーサ位置決用の位置決め手
段とを有することを特徴とする。また、本発明は、一対
の基板と枠部材とを備え、前記一対の基板と枠部材とで
囲まれた空間が真空雰囲気とされる表示装置であって、
前記両基板の間に設けられるスペーサと、前記一方ある
いは両方の基板に設けられる凹部で、前記スペーサが挿
入される凹部とを有することを特徴とする。また、本発
明は、一対の基板と枠部材とを備え、前記一対の基板と
枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる表示装置
であって、前記両基板の間に設けられるスペーサと、前
記一方あるいは両方の基板に設けられる凹部で、前記ス
ペーサが挿入される凹部と、前記一方あるいは両方の基
板に設けられる凸部で、前記凹部の周囲に当該凹部を囲
むように設けられる凸部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、一対の基板と枠部材とを備え、前記一
対の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされ
る表示装置であって、前記両基板の間に設けられるスペ
ーサと、前記一方の基板に設けられる凹部で、前記スペ
ーサが挿入される第1の凹部と、前記他方の基板に設け
られる凹部で、前記スペーサが挿入される第2の凹部
と、前記他方の基板に設けられる凸部で、前記第2の凹
部の周囲に当該第2の凹部を囲むように設けられる凸部
とを有することを特徴とする。また、本発明は、一対の
基板と枠部材とを備え、前記一対の基板と枠部材とで囲
まれた空間が真空雰囲気とされる表示装置であって、前
記両基板の間に設けられるスペーサと、前記一方の基板
に設けられる凹部で、前記スペーサが挿入される凹部
と、前記他方の基板に設けられる凸部で、前記他方の基
板における前記スペーサと接する領域のすべて、あるい
は一部に設けられる凸部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、一対の基板と枠部材とを備え、前記一
対の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされ
る表示装置であって、前記両基板の間に設けられるスペ
ーサと、前記一方の基板に設けられる凹部で、前記スペ
ーサが挿入される凹部と、前記一方の基板に設けられる
第1の凸部で、前記凹部の周囲に当該凹部を囲むように
設けられる第1の凸部と、前記他方の基板に設けられる
凸部で、前記他方の基板における前記スペーサと接する
領域のすべて、あるいは一部に設けられる第2の凸部と
を有することを特徴とする。また、本発明は、前記一方
の基板が、その表面に形成される微小電子源アレイを有
し、前記他方の基板が、その表面に形成される蛍光面を
有することを特徴とする。また、本発明は、前記一方の
基板が、その表面に形成される、金属一絶縁膜一金属構
造の微小電子源アレイを有し、前記他方の基板が、その
表面に形成される蛍光面を有することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を平面型表示装置に
適用した実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一
機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説
明は省略する。 [実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1の平面
型表示装置の概略構成を示す展開斜視図である。本実施
の形態の平面型表示装置は、その表面に、金属一絶縁膜
−金属構造(MIM構造)の微小電子源アレイが形成さ
れる下基板103と、ストライプ状の蛍光体が形成され
る上基板105とが、枠ガラス(本発明の枠部材)10
4により対向配置されて構成される。また、下基板10
3には、複数個の凹構造(本発明の凹部)102が設け
られ、この凹構造102に複数個のスペーサ101が挿
入・配置され、これにより、下基板103、上基板10
5および枠ガラス104で囲まれる空間を真空雰囲気と
したときに、大気圧により、下基板103および上基板
105が破壊されるのを防止している。
【0006】図2は、図1に示す下基板103の一例の
概略構成を示す図である。同図に示す下基板103は、
ソーダガラス等のガラス基板211上に形成されるX方
向に延びるストライプ状の下部電極212と、下部電極
212上に形成される電界緩和層213およびトンネル
絶縁層214と、電界緩和層213およびトンネル絶縁
層214上に形成されるY方向に延びるストライプ状の
バス電極215と、バス電極215上に形成される上部
電極216とで構成される。ここで、下部電極212と
バス電極215とは、互いに略直交するように形成さ
れ、下部電極212とバス電極215とが重なる領域内
の一部に電子放出部217が形成される。この電子放出
部217は、バス電極215が除去され、上部電極21
6がトンネル絶縁層214を介して下部電極212と対
向している。ここで、下部電極212は、例えば、Nd
を2重量%含む厚さが300nmのAlで形成され、そ
の断面が山形形状とされる。また、例えば、電界緩和層
213およびトンネル絶縁層214は、共に、Alの陽
極酸化膜(Al23)で形成されるが、その厚さは、電
界緩和層213が110nm、トンネル絶縁層214が
5.5nmとされる。また、例えば、バス電極215
は、厚さが150nmのAlと、厚さが45nmのモリ
ブデン(以下、単に、Moと称する。)との多層膜で形
成され、上部電極216は、厚さが1nmのイリジウム
(以下、単に、Irと称する。)と、厚さが2nmの白
金(以下、単に、Ptと称する。)と、厚さが3nmの
金(以下、単に、Auと称する。)との多層膜で形成さ
れる。
【0007】以下、図2に示す下基板103の制作方法
の一例の概要を説明する。初めに、90mm×110m
mで厚さが3mmのガラス板211上に、金属スパッタ
法により、Ndが2重量%含まれたAlを300nmの
厚さに蒸着する。次に、フォトリソグラフィー技術によ
るウエットエッチイングにより、ピッチが0.1mm、
幅が0.06mmである150本のX方向に延びるスト
ライプ状の下部電極212を形成する。次に、陽極酸化
法により、各々の下部電極212の表面に酸化アルミニ
ウムを形成し、電界緩和層213およびトンネル絶縁層
214を形成する。次に、スパッタ法により、Alが1
50nm、Moが45nmの多層薄膜を形成し、フォト
リソグラフィー技術とスパッタエッチング法により、下
部電極212と略直交する方向に、ピッチが0.1m
m、幅が0.06mmである600本のY方向に延びる
ストライプ状のバス電極215で、電子放出部217の
領域が除去されたバス電極215を形成する。その後、
スパッタ法により、Irが1nm、Ptが2nm、Au
が3nmの多層薄膜を形成し、フォトリソグラフィー技
術とスパッタエッチング法により、下部電極212と略
直交する方向に、ピッチが0.1mm、幅が0.06m
mである600本のY方向に延びるストライプ状の上部
電極216と電子放出部217とを形成する。これによ
り、ガラス基板上に150×600個の微小電子源アレ
イ構造が作成される。
【0008】図3は、図1に示す上基板105の一例の
概略構成を示す図である。同図に示す上基板105は、
ソーダガラス等のガラス基板221上に、Y方向に延び
るストライプ状の赤、緑、青の蛍光体層から成る蛍光体
ストライプ218と、当該蛍光体ストライプ218上に
形成されるメタルバック(Al膜)膜219とで構成さ
れる。ここで、例えば、蛍光蛍光体ストライプ層218
のストライプピッチは0.1mmである。図3に示す上
基板105は、例えば、55mm×75mmで厚さが3
mmのガラス板221の表面に、赤、緑、青の蛍光体に
よる繰り返しストライプパターン600本(200×
3)を、フォトリソグラフィー技術により形成して、蛍
光体ストライプ218を形成し、その後、スパッタ法に
より、Alの薄膜を形成してメタルバック層219を形
成する。
【0009】以下、本実施の形態の平面型表示装置の作
成方法を説明する。厚さが3mmの下基板103、高さ
が3mmの枠ガラス104、厚さが3mm厚の上基板1
05の各々が接する部分に、ガラスペーストを塗布して
組み立てた後、400度で10分間熱処理することによ
り封着する。次に、図1には図示していないが、下基板
103、上基板105あるいは枠ガラス104に設けた
排気管から排気した後、排気管を封じることにより、下
基板103、枠ガラス104、および上基板105で囲
まれた空間を10E−6torr以下の真空雰囲気とす
る。本実施の形態では、下基板103の上表面に、スペ
ーサ101の形状に合わせた凹構造102を設け、当該
凹構造102にスペーサ101をはめ込み、スペーサ1
01を所定の位置に配置・固定する。ここで、スペーサ
101は、ガラスあるいはセラミックで構成され、厚さ
が100ミクロン、高さが3.3mmであり、また、凹
構造102の穴の深さは0.3mmである。このよう
に、本実施の形態では、下基板103の表面に凹構造1
02を設けるようにしたので、スペーサ101のアセン
ブリが容易になる。また、スペーサ101のずれがなく
なるので、スペーサ101のずれにより、下基板103
の上表面に形成される電子源アレイ、あるいは、上基板
105の下表面に形成される蛍光体を傷つけることがな
くなる。
【0010】一般に、スペーサ101のアセンブリは、
工作機械により自動的に行った方がコストを低減するこ
とができるが、本実施の形態の凹構造102は、このス
ペーサ101のアセンブリを工作機械により自動的に行
う際の位置決めマーカとして機能させることができる。
即ち、本実施の形態の凹構造102は、スペーサ101
をアセンブリする際の位置決め手段としても機能させる
ことができる。また、本実施の形態では、スペーサ10
1は、その断面(高さ方向と直交する面で切断した面)
形状が十字形形状のものを使用したが、スペーサ101
の断面形状はこれに限定されるものではなく、スペーサ
101は、三角、四角、五角形状などの任意の形状の断
面形状を有するものを使用することができる。但し、本
実施の形態のように、スペーサ101の断面形状とし
て、十字形形状のものを使用することにより、スペーサ
101が転倒しにくいという効果を有する。さらに、ス
ペーサ101が転倒しにくくするために、本実施の形態
のように、スペーサ101の断面形状を十字形形状(中
心部から4方向に突起部が延長している形状)とする代
わりに、中心部から少なくとも3方向に突起部が延長し
ている形状としてもよい。
【0011】[実施の形態2]図4は、本発明の実施の
形態2の平面型表示装置の概略構成を示す展開斜視図で
ある。本実施の形態の平面型表示装置は、下基板203
の上表面にスペーサ201の形状に合わせた第1の凹構
造202を設けるとともに、上基板205の下表面に
も、スペーサ201の形状に合わせた第2の凹構造20
6を設けた点で、前記実施の形態1の平面型表示装置と
相違する。本実施の形態において、第2の凹構造206
の穴の深さは0.3mmであり、それに合わせて、スペ
ーサ201の高さを3.6mmとしている。このよう
に、本実施の形態では、下基板203の上表面にスペー
サ201の形状に合わせた第1の凹構造202を設け、
さらに、上基板205の下表面にもスペーサ201の形
状に合わせた凹構造206を設けるようにしたので、ス
ペーサ201のアセンブリが容易になる。また、スペー
サ201のずれがなくなるので、スペーサ201のずれ
により、下基板203の上表面に形成される電子源アレ
イ、あるいは、上基板205の下表面に形成される蛍光
体を傷つけることがなくなる。
【0012】[実施の形態3]図5は、本発明の実施の
形態3の平面型表示装置の概略構成を示す展開斜視図で
ある。本実施の形態の平面型表示装置は、下基板303
の上表面に凹構造を設けるかわりに、スペーサ301を
はめ込むための凹部と、その凹部の周囲を囲む凸部とか
ら成る凹凸構造302を設けた点で、前記実施の形態1
の平面型表示装置と相違する。本実施の形態において、
スペーサ301の高さは3mmであり、また、スペーサ
301に合わせた凹凸構造302の凹部の深さは0.3
mmであり、凹部の周囲を囲む凸部の高さは0.3mm
である。このように、本実施の形態の平面型表示では、
下基板303の上表面に凹凸構造302を設けるように
したので、スペーサ301のアセンブリが容易となる。
また、スペーサ301のずれがなくなるので、スペーサ
301のずれにより、下基板303の上表面に形成され
る電子源アレイ、あるいは、上基板305の下表面に形
成される蛍光体を傷つけることがなくなる。さらに、従
来、下基板303の上表面に、フォトリソグラフィー工
程により電子源アレイを形成する際に、フォトマスクと
のコンタクトによる機械的ダメージが問題であったが、
この凹凸構造302により、下基板303の上表面に、
フォトリソグラフィー工程により電子源アレイを形成す
る際のフォトマスクとのコンタクトによる機械的ダメー
ジから保護することができる。
【0013】[実施の形態4]図6は、本発明の実施の
形態4の平面型表示装置の概略構成を示す展開斜視図で
ある。本実施の形態の平面型表示装置は、下基板403
の上表面にスペーサ401をはめ込むための凹部と、そ
の凹部の周囲を囲む凸部とから成る凹凸構造402を設
け、さらに上基板405の下表面にもスペーサ401を
はめ込むための凹部と、その凹部の周囲を囲む凸部とか
ら成る凹凸構造406を設けた点で、前記実施の形態3
の平面型表示装置と相違する。ここで、スペーサ401
の高さは3mmであり、また、スペーサ401に合わせ
た凹凸構造(405,406)の凹部の穴深さは0.3
mmであり、凹部の周囲を囲む凸部の高さは0.3mm
である。このように、本実施の形態では、下基板403
の上表面にスペーサ401をはめ込むための凹部と、そ
の凹部の周囲を囲む凸部とから成る凹凸構造402を設
け、さらに、上基板405の下表面にもスペーサ401
をはめ込むための凹部と、その凹部の周囲を囲む凸部と
から成る凹凸構造406を設けるようにしたので、スペ
ーサ401のアセンブリが容易になる。また、スペーサ
401のずれがなくなるので、スペーサ401のずれに
より、下基板403の上表面に形成される電子源アレ
イ、あるいは、上基板405の下表面に形成される蛍光
体ストライプを傷つけることがなくなる。
【0014】[実施の形態5]図7は、本発明の実施の
形態5の平面型表示装置の概略構成を示す展開斜視図で
ある。本実施の形態の平面型表示装置は、下基板503
の上表面にスペーサ501をはめ込むための凹部とその
凹部の周囲を囲む凸部とから成る凹凸構造502を設
け、さらに、上基板505の下表面にもスペーサ501
をはめ込むための凹構造506を設けた点で、前記実施
の形態4の平面型表示装置を相違する。ここで、下基板
503の上表面に設けたスペーサ501に合わせた凹凸
構造502の凹部の穴の深さは0.3mmであり、凹部
の周囲を囲む凸部の高さは0.3mmである。また、下
基板503の上表面に設けたスペーサ501に合わせた
凹構造506の穴の深さは0.3mmであり、さらに、
スペーサ501の高さは3.3mmである。このよう
に、本実施の形態では、下基板503の上表面にスペー
サ501をはめ込むための凹部とその凹部の周囲を囲む
凸部とから成る凹凸構造502を設け、さらに、上基板
505の下表面にもスペーサ501をはめ込むための凹
構造506を設けるようにしたので、スペーサ501の
アセンブリが容易になる。また、またスペーサ501の
ずれがなくなるので、スペーサ501のずれにより、下
基板503の上表面に形成される電子源アレイ、あるい
は、上基板505の下表面に形成される蛍光体ストライ
プを傷つけることがなくなる。
【0015】[実施の形態6]図8は、本発明の実施の
形態6の平面型表示装置の概略構成を示す展開斜視図で
ある。本実施の形態の平面型表示装置は、下基板603
の上表面にスペーサ601の形状に合わせた凹構造60
2を設け、さらに、上基板605の下表面に、スペーサ
601と接する部分の一部に凸構造606を設けた点
で、前記実施の形態1の平面型表示装置相違する。ここ
で、下基板603の上表面に設けた凹構造606の穴の
深さは0.3mmであり、また、上基板605の下表面
に設けた凸構造606の高さは0.3mmである。さら
に、スペーサ601の高さを3mmである。このよう
に、本実施の形態によれば、下基板603の上表面にス
ペーサ601の形状に合わせた凹構造602を設け、さ
らに、上基板605の下表面に、スペーサ601と接す
る部分の一部に凸構造606を設けるようにしたので、
スペーサ601のアセンブリが容易になる。また、スペ
ーサ601のずれがなくなるので、スペーサ601のず
れにより、下基板603の上表面に形成される電子源ア
レイ、あるいは、上基板605の下表面に形成される蛍
光体ストライプを傷つけることがなくなる。
【0016】[実施の形態7]図9は、本発明の実施の
形態7の平面型表示装置の概略構成を示す展開斜視図で
ある。本実施の形態の平面型表示装置は、下基板703
の上表面にスペーサ701をはめ込むための凹部と、そ
の凹部の周囲を囲む凸部とから成る凹凸構造702を設
け、さらに、上基板705の下表面にスペーサ701と
接する部分の一部に凸構造706を設けた点で、前記実
施の形態2の平面型表示装置と相違する。ここで、下基
板703の上表面に設けたスペーサ701に合わせた凹
凸構造702の凹部の穴の深さは0.3mmであり、凹
部の周囲を囲む凸部の高さは0.3mmである。また、
上基板705の下表面に設けた凸構造706の高さは
0.3mmであり、さらに、スペーサ701の高さを
2.7mmである。
【0017】このように、本実施の形態によれば、下基
板703の上表面にスペーサ701をはめ込むための凹
部と、その凹部の周囲を囲む凸部とから成る凹凸構造7
02を設け、さらに、上基板705の下表面に、スペー
サ701と接する部分の一部に凸構造706を設けるよ
うにしたので、スペーサ701のアセンブリが容易にな
る。また、スペーサ701のずれがなくなるので、スペ
ーサ701のずれにより、下基板703の上表面に形成
される電子源アレイ、あるいは、上基板705の下表面
に形成される蛍光体ストライプを傷つけることがなくな
る。なお、図4〜図9には図示していなが、前記実施の
形態2ないし実施の形態7の平面型表示装置において、
下基板には、例えば、図2に示す電子源アレイ、また、
上基板には、例えば、図3に示す蛍光体ストライプが形
成されている。
【0018】[実施の形態8]本実施の形態の平面型表
示装置は、下基板の上表面に形成される、金属一絶縁層
一金属型(MIM型)の微小電子源アレイの隙間に配置
するようにした点で、前記実施の形態7の平面型表示装
置と相違する。図10は、本発明の実施の形態8の平面
型表示装置における微小電子源アレイの概略構成を示す
図である。図10に示す電子源アレイは、図2に示す電
子源アレイと同様な構造を有し、図10に示す下部電極
801と上部電極802の交点が電子源803である。
図10に示す電子源アレイは、前記図2で説明した方法
と同様の方法により作成される。即ち、下部電極801
は、まず基板にスパッタ法によりアルミニウムを300
nm積層し、次に、フォトリソグラフィーとウェットエ
ッチングによりパターン化する。次に、アルミニウムパ
ターンの表面を陽極酸化法により酸化することにより、
8nmの絶縁膜を作製する。その上に、スパッタ法によ
り金5nmを積層し、フォトリソグラフィーとウェット
エッチングによりパターン化することにより上部電極8
02を形成した。この場合に、図9に示す下基板703
に形成される、スペーサ701をはめ込むための凹部と
その凹部の周囲を囲む凸部とから成る凹凸構造804
を、それを囲む4つの電子源803から等しい距離に配
置されるように、下部電極801および上部電極802
のパターンニングを行っている。図11は、本発明の実
施の形態8の平面型表示装置における上基板の概略構成
を示す図である。図11に示す上基板は、図3に示す上
基板と同様な構造を有し、図11に示すように、赤・緑
・青の蛍光体がこの順番で順次塗分けられた構造の蛍光
体ストライプ85lを有する。この蛍光体ストライプ8
51を作製後、イオンビーム蒸着法により、アルミニウ
ムを30nm積層して、メタルバック膜(Al膜)85
2を形成する。この場合に、図9に示す上基板705の
下表面に設けた凸構造と同じ構造の凸構造853が、蛍
光体ストライプ851の間に配置されるように、蛍光体
ストライプ851は形成される。このようにして作製さ
れた電子源アレイが形成された下基板、蛍光体ストライ
プ851が形成された上基板、さらに枠ガラスを封着・
封止することにより、本実施の形態の平面型表示装置が
作成される。本実施の形態の平面型表示装置において、
上部電極802と下部電極801との間に電圧を印加
し、さらに、メタルバック膜852に加速電圧を印加
し、電子源803からの電子を加速して蛍光体ストライ
プ851に選択的に照射することにより、任意のパター
ンおよび動画を表示することができた。
【0019】また、本実施の形態においても、下基板の
上表面にスペーサをはめ込むための凹部とその凹部の周
囲を囲む凸部とから成る凹凸構造804を設け、さらに
上基板の下表面に、スペーサと接する部分の一部に凸構
造853を設けるようにしたので、スペーサのアセンブ
リが容易になる。また、スペーサのずれがなくなるの
で、スペーサのずれにより、下基板の上表面に形成され
る電子源アレイ、あるいは、上基板の下表面に形成され
る蛍光体ストライプ851を傷つけることがなくなる。
なお、前記各実施の形態においても、下基板の上表面に
形成される、凹構造あるいは凹凸構造は、それを囲む4
つの電子源から等しい距離に配置されるように、下部電
極および上部電極のパターンニングが行われていること
は言うまでもない。同様に、前記各実施の形態において
も、上基板の下表面に形成される凹構造、凹凸構造、あ
るいは凸構造は、蛍光体ストライプの間に配置されこと
は言うまでもない。以上、本発明者によってなされた発
明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であるこ
とは勿論である。
【0020】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)本発明によれば、表示装置を作製する際に、スペ
ーサのアセンブリが容易となり、また、スペーサのアセ
ンブリの際に、一方の基板に形成される電子源、あるい
は他方の基板に形成される蛍光面に傷がつくのを防止す
ることが可能となる。 (2)本発明によれば、表示装置の作製が容易となり、
表示装置のコストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図2】図1に示す下基板の一例の概略構成を示す図で
ある。
【図3】図1に示す上基板の一例の概略構成を示す図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態2の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態3の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態4の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態5の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態6の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態7の平面型表示装置の概略
構成を示す展開斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態8の平面型表示装置の下
基板の概略構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態8の平面型表示装置の上
基板の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601,7
01…スペーサ、102,202,206,506,6
02…凹構造、103,203,303,403,50
3,603,703…下基板、104,204,30
4,404,504,604,704…枠ガラス、10
5,205,305,405,505,605,705
…上基板、211,221…ガラス基板、212,80
1…下部電極、213…電界緩和層、214…トンネル
絶縁層、215…バス電極、216,802…上部電
極、217…電子放出部、218,851…蛍光体スト
ライプ、219,852…メタルバック膜(Al膜)、
302,402,406,502,702,804…凹
凸構造、606,706,853…凸構造、803…電
子源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐川 雅一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 鈴木 睦三 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5C032 AA01 CC05 CC10 CD04 CD06 5C036 EE15 EF01 EF06 EF09 EG01 EH01 EH10 5C094 AA03 AA42 AA43 AA44 BA04 BA32 BA34 CA19 DA12 EC03 FA01 FA02 GB01 5G435 AA07 AA17 BB02 CC09 EE01 EE05 GG42 HH06 KK02 KK03 KK05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と枠部材とを備え、前記一対
    の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる
    表示装置であって、 前記両方の基板の間に設けられるスペーサと、 前記一方あるいは両方の基板に設けられる前記スペーサ
    位置決用の位置決め手段とを有することを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】 一対の基板と枠部材とを備え、前記一対
    の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる
    表示装置であって、 前記両基板の間に設けられるスペーサと、 前記一方あるいは両方の基板に設けられる凹部で、前記
    スペーサが挿入される凹部とを有することを特徴とする
    表示装置。
  3. 【請求項3】 一対の基板と枠部材とを備え、前記一対
    の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる
    表示装置であって、 前記両基板の間に設けられるスペーサと、 前記一方あるいは両方の基板に設けられる凹部で、前記
    スペーサが挿入される凹部と、 前記一方あるいは両方の基板に設けられる凸部で、前記
    凹部の周囲に当該凹部を囲むように設けられる凸部とを
    有することを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 一対の基板と枠部材とを備え、前記一対
    の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる
    表示装置であって、 前記両基板の間に設けられるスペーサと、 前記一方の基板に設けられる凹部で、前記スペーサが挿
    入される第1の凹部と、 前記他方の基板に設けられる凹部で、前記スペーサが挿
    入される第2の凹部と、 前記他方の基板に設けられる凸部で、前記第2の凹部の
    周囲に当該第2の凹部を囲むように設けられる凸部とを
    有することを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 一対の基板と枠部材とを備え、前記一対
    の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる
    表示装置であって、 前記両基板の間に設けられるスペーサと、 前記一方の基板に設けられる凹部で、前記スペーサが挿
    入される凹部と、 前記他方の基板に設けられる凸部で、前記他方の基板に
    おける前記スペーサと接する領域のすべて、あるいは一
    部に設けられる凸部とを有することを特徴とする表示装
    置。
  6. 【請求項6】 一対の基板と枠部材とを備え、前記一対
    の基板と枠部材とで囲まれた空間が真空雰囲気とされる
    表示装置であって、 前記両基板の間に設けられるスペーサと、 前記一方の基板に設けられる凹部で、前記スペーサが挿
    入される凹部と、 前記一方の基板に設けられる第1の凸部で、前記凹部の
    周囲に当該凹部を囲むように設けられる第1の凸部と、 前記他方の基板に設けられる凸部で、前記他方の基板に
    おける前記スペーサと接する領域のすべて、あるいは一
    部に設けられる第2の凸部とを有することを特徴とする
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記一方の基板は、その表面に形成され
    る微小電子源アレイを有し、 前記他方の基板は、その表面に形成される蛍光面を有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか
    1項に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記一方の基板は、その表面に形成され
    る、金属一絶縁膜一金属構造の微小電子源アレイを有
    し、 前記他方の基板は、その表面に形成される蛍光面を有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか
    1項に記載の表示装置。
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