JP2000294118A - 電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器 - Google Patents

電子放出源の製造方法、電子放出源及び蛍光発光型表示器

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JP2000294118A JP9830499A JP9830499A JP2000294118A JP 2000294118 A JP2000294118 A JP 2000294118A JP 9830499 A JP9830499 A JP 9830499A JP 9830499 A JP9830499 A JP 9830499A JP 2000294118 A JP2000294118 A JP 2000294118A
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carbon nanotubes
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Tatsuo Yamaura
辰雄 山浦
Shigeo Ito
茂生 伊藤
Gentaro Tanaka
源太郎 田中
Hirokazu Takanashi
浩和 高梨
Yasuo Tanabe
泰雄 田辺
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧駆動で高効率な電子放出を可能にする
こと。 【解決手段】 絶縁基板101上にカソード配線102
を形成し、カソード配線102に連結してペースト状の
カソード電極103を形成する。次に、カソード電極1
03にカーボンナノチューブを含むカーボン物質の粉末
を散布して被着させる。カーボンナノチューブ104中
には、カソード電極103に対して垂直な方向やそれに
近い方向に傾いて配向したカーボンナノチューブが多数
存在する。次に、絶縁基板101上に堆積した不要なカ
ーボンナノチューブをエアブローにより除去した後、ゲ
ート電極を形成することにより電子放出源が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子を放出する電
子放出源の製造方法、これによって製造した電子放出源
及び前記電子放出源を利用した蛍光発光型表示器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電界の作用によって電子を放出する電界
電子放出源は、熱エネルギーを利用する電子源(熱電子
放出源)に比べ、省エネルギーで長寿命化が可能等、優
れた点が多い。現在よく使われている電界電子放出源の
材料としては、シリコン等の半導体、タングステン、モ
リブデンなどの金属、DLC(Diamond-Like Carbon)
等が知られている。
【0003】電界放出現象は、金属または半導体表面の
印加電界を10V/m程度にするとトンネル効果によ
り障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる
現象である。このため、電子を放出する電子放出材料に
よって形成された電子放出素子へ引出し電極(以下ゲー
ト電極という)から、いかに高い電界を印可できるかが
その引き出し電流を決定する。
【0004】電子放出素子が鋭利な先端を持つほど、該
電子放出素子に印加される電界強度が高くなることが知
られている。このためには、前記の半導体や金属の電子
放出部の先端を鋭利な針状に加工することが必要とな
る。しかしながら、前記半導体や金属の先端を鋭利な針
状に加工することは容易でなく又、大規模な装置が必要
になるため極めて高価になるという問題がある。
【0005】以上の点から、最近、カーボンナノチュー
ブが電子放出材料として注目されつつある。カーボンナ
ノチューブはその外径が10〜数10nm、長さが数μ
mと形状的には低電圧で電子放出を行わせるのに十分な
構造形態を持ち、その材料であるカーボンは化学的に安
定、機械的にも強靱であるという特徴を持つため、電子
放出材料としては、理想的な材料である。
【0006】したがって、カーボンナノチューブを含む
カーボン物質をペースト化したものをカソード電極上に
印刷した後に焼成し、その上方にメッシュ状ゲート電極
等のゲート電極を配置することによって電子放出源を形
成することができる。また、前記電子放出源に対向する
ように蛍光体を被着したアノード電極を設けて、これら
を真空気密容器内に配設することによって蛍光発光型表
示器を形成すれば、前記ゲート電極及びアノード電極を
所定の正電位に駆動することによって、前記カーボンナ
ノチューブからの放出電子により前記蛍光体を発光表示
させることができる。
【0007】カーボンナノチューブを含むカーボン物質
のペースト材料としては、アーク放電法によって生成し
たカーボンナノチューブを含むカーボン物質を、エチル
セルロースをテルピオネールに溶解した溶液に、超音波
等によって良く分散したものを使用することができる。
【0008】尚、100%のカーボンナノチューブを生
成し電子放出源として使用することは困難な面があり、
本願明細書中においても、「カーボンナノチューブ」な
る用語を「カーボンナノチューブ」の意味のみならず、
場合により、「カーボンナノチューブを含むカーボン物
質」としての意味として使用している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子放出源
では、ペースト状のカーボンナノチューブをカーボンナ
ノチューブを含むカーボン物質を印刷形成後単に乾燥さ
せた状態で使用しているにすぎないため、前記カーボン
ナノチューブがペースト液に濡れた状態でカソード電極
上に積層被着される。したがって、その表面張力によ
り、絶縁基板に対して垂直な状態あるいはこれに近い状
態のカーボンナノチューブが少なくなり、大多数のカー
ボンナノチューブは絶縁基板に対して略平行に倒れた状
態に形成される。これにより、電子放出の開始電圧が高
くなり、低電圧で電子放出を生じさせることが困難とい
う問題があった。
【0010】また、前記ペースト材料にはカーボンナノ
チューブ以外の材料が含まれるため、これによっても電
子放出が得られ難くなり、電子放出量が少なくなるとい
う問題があった。したがって、上記構成の電子放出源を
蛍光発光型表示器に使用した場合に、低電圧駆動では高
輝度な発光表示が得られないという問題があった。
【0011】本発明は、前記問題点に鑑み成されたもの
で、低電圧駆動で高効率な電子放出を可能にすることを
課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カソー
ド電極とゲート電極間に電子放出材料を配設して成る電
子放出源の製造方法において、絶縁基板上にペースト状
のカソード電極を被着する工程と、前記カソード電極に
粉末状のカーボンナノチューブを含むカーボン物質を被
着する工程とを備えて成ることを特徴とする電子放出源
の製造方法が提供される。
【0013】前記カソード電極は、カーボンナノチュー
ブを含むカーボン物質のペースト材料、黒鉛等の導電性
ペースト材料又は抵抗体のペースト材料で形成してもよ
い。また、本発明によれば、カソード電極とゲート電極
間に電子放出材料を配設して成る電子放出源の製造方法
において、絶縁基板上にカソード電極を被着する工程
と、前記カソード電極にペースト状の抵抗層を被着する
工程と、前記抵抗層に粉末状のカーボンナノチューブを
含むカーボン物質を被着する工程とを備えて成ることを
特徴とする電子放出源の製造方法が提供される。
【0014】前記粉末状のカーボンナノチューブを含む
カーボン物質を被着する際に、前記絶縁基板に対して略
垂直な方向に電界を印加するようにしてもよい。本発明
によれば、以上の方法によって製造した電子放出源が提
供される。
【0015】また、本発明によれば、電子放出源、ゲー
ト電極及び蛍光体が被着されたアノード電極を真空気密
容器内に配設し、前記電子放出源から放出される電子を
前記蛍光体に射突させることにより発光表示を行う蛍光
発光型表示器において、前記のようにして得られた電子
放出源を使用したことを特徴とする蛍光発光型表示器が
提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の第1の
実施形態に係る電子放出源の製造方法を説明するための
部分側断面図である。以下、図1乃至図4を用いて、第
1の実施の形態について説明する。尚、図1乃至図4に
おいて、同一部分には同一符号を付している。
【0017】先ず、図1において、硼珪酸ガラス等の絶
縁基板101上に、銀ペーストをスクリーン印刷して焼
成することによりカソード配線102を被着形成する。
次に、図2に示すように、カソード配線102に連結し
て、カーボンナノチューブを分散させたペースト材料を
スクリーン印刷して、ペースト状のカソード電極103
を形成する。
【0018】次に、カソード電極103の上方から、乾
燥したカーボンナノチューブの粉末を散布して、カソー
ド電極103の表面にカーボンナノチューブの粉末を付
着させ、その後、カソード電極103を乾燥させる。こ
れにより、図3に示すように、カソード電極103上に
は、カーボンナノチューブ層104が積層形成される。
【0019】このとき図3に示すように、カソード電極
103の上方からカーボンナノチューブの粉末を散布し
た際に絶縁基板101上にもカーボンナノチューブの粉
末が堆積しているため、絶縁基板101上の不要なカー
ボンナノチューブの粉末をエアブローにより除去し、そ
の後、焼成を行う。これにより、図4に示すように、カ
ソード電極103にのみ被着したカーボンナノチューブ
層104が形成される。
【0020】これに、メッシュ状ゲート電極等のゲート
電極を形成し、あるいは、カーボンナノチューブ層10
4間の凹部内に、カーボンナノチューブ層104よりも
高く絶縁層を形成すると共に該絶縁層上にゲート電極を
積層形成することにより、電界放出型の電子放出源が形
成される。
【0021】このようにして得られた電子放出源におい
ては、カーボンナノチューブ層104は乾燥した粉末状
のカーボンナノチューブを散布することにより形成され
るため、絶縁基板101に対して垂直に配向した状態あ
るいはこれに近い状態に傾いて被着形成されるカーボン
ナノチューブが多くなる。したがって、電子放出の開始
電圧が低くなり、低電圧で電子放出を生じさせることが
可能になる。
【0022】また、カーボンナノチューブ層104の上
側表面には、ほぼカーボンナノチューブのみが存在する
ため、電子放出量も多くなるという効果が得られる。
尚、前記第1の実施の形態においては、カソード電極1
03をカーボンナノチューブのペースト材料によって形
成したが、銀のペースト材料や黒鉛粉末を用いた黒鉛ペ
ースト材料等の金属ペースト材料、あるいは、RuO
系の抵抗体材料を用いたペースト材料を使用することも
可能である。
【0023】また、カソード電極103上に、カーボン
ナノチューブ層104とゲート電極が短絡した場合の過
電流防止等のための抵抗層として、抵抗体ペーストを積
層被着し、この上にカーボンナノチューブを含むカーボ
ン物質を被着した構成とすることも可能である。この場
合、カソード電極103はペースト状でなくともよい。
【0024】次に、上記電子放出源を使用して、図5に
示すような蛍光発光型表示器を形成する。図5におい
て、蛍光発光型表示器は、硼珪酸ガラスによって形成さ
れた背面基板としての絶縁基板101、硼珪酸ガラスに
よって形成された前面基板としての絶縁基板501、及
び、絶縁基板101、501の周囲を封着するシールガ
ラス505とを有し、その内部が真空状態に保持された
真空気密容器を備えている。
【0025】また、前述したように、絶縁基板101の
内面上には、カソード配線102、カソード配線102
に接続されたカソード電極103及びカーボンナノチュ
ーブを含むカーボン物質によって形成されたカーボンナ
ノチューブ層104が積層配設されている。一方、絶縁
基板501の内面上には、アノード電極502及びアノ
ード電極502に被着された蛍光体503が積層配設さ
れており、それらの間にはゲート電極504が配設され
ている。
【0026】尚、文字やグラフィック等を表示する形式
の蛍光発光型表示器の場合には、カソード電極103、
ゲート電極504及びアノード電極502は、各々、マ
トリクス状に形成する、あるいは、特定の電極をベタ状
に形成して他の電極をマトリクス状に形成する等、適宜
目的に応じたパターンに形成する。また、大画面表示装
置用の発光素子として使用する蛍光発光型表示器の場合
にも、前記各電極のパターンを適宜形成する。
【0027】上記構成の蛍光発光型表示器において、カ
ソード配線102、ゲート電極504及びアノード電極
502間に駆動信号を供給することにより蛍光体503
が発光し、各電極の形成パターンや駆動信号に応じて、
文字やグラフィック等の発光表示、あるいは発光素子と
しての発光表示を行わせることができる。このとき、低
電圧駆動により、高輝度で高品位な発光表示を得ること
が可能になる。
【0028】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
電子放出源の製造方法を説明するための部分側断面図
で、図1乃至図4と同一部分には同一符号を付してい
る。本第2の実施の形態においては、カソード電極10
3にカーボンナノチューブの粉末を付着させる際、絶縁
基板101に対して略垂直な方向に電界を印加した状態
で行うようにしている。以下、図6に沿って説明する。
【0029】絶縁基板101には、カソード配線102
及びカソード配線102に連結されカーボンナノチュー
ブのペースト材料によって形成されたカソード電極10
3が積層被着されている。カソード電極103の材料と
しては、第1の実施の形態と同様に、黒鉛粉末を用いた
黒鉛ペースト材料等が使用できる。
【0030】一方、導電性のトレイ601内には、乾燥
したカーボンナノチューブの粉末602が収容されてい
る。この状態で、カソード電極103を正電位として、
カソード電極103と導電性トレイ601間に高圧の直
流電源603を接続し、絶縁基板101に対して略垂直
方向に電界を発生させる。
【0031】カソード電極103と導電性トレイ601
との間の距離を適切に保つことにより、カーボンナノチ
ューブ602が静電植毛的に、半乾燥状態にあるカソー
ド電極103に突き刺さって被着するため、カソード電
極103にはカーボンナノチューブ層104が積層被着
される。
【0032】このとき、カーボンナノチューブ602
は、その長さ方向が電界方向に沿うようにしてカソード
電極103に被着するため、カーボンナノチューブ層1
04に含まれるカーボンナノチューブの多くは絶縁基板
101に対して略垂直方向に立った状態となる。
【0033】尚、第2の本実施の形態においては、絶縁
基板101側を上側に配設しすると共にトレイ601側
を下側に配設するようにしたが、絶縁基板101側とト
レイ601側の上限関係を逆さにして配設すると共に絶
縁基板101側とトレイ601側の間に篩を配設し、前
記同様に絶縁基板101と略垂直方向に電界を印加する
ことにより、カーボンナノチューブ602をカソード電
極103に被着させてカーボンナノチューブ層104を
形成することも可能である。
【0034】また、本第2の実施の形態においても第1
の実施の形態と同様に、カソード電極103上に過電流
防止等のための抵抗層としてペースト状の抵抗を被着形
成し、これにカーボンナノチューブを含むカーボン物質
を被着形成するようにしてもよい。この場合も、カソー
ド電極103はペースト状でなくてもよい。
【0035】これに、メッシュ状のゲート電極を形成
し、あるいは、カーボンナノチューブ層104間の凹部
内にカーボンナノチューブ層104よりも高く絶縁層を
形成すると共に該絶縁層上にゲート電極を積層形成する
ことにより、電界放出型の電子放出源が得られる。
【0036】このようにして得られた電子放出源におい
ても、第1の実施の形態の場合と同様に、低電圧で電子
放出を生じさせることが可能になり又、電子放出量も多
くなるという効果が得られる。したがって、図5に示す
蛍光発光型表示器に使用することにより、低電圧駆動が
可能で、且つ、高輝度で高品位な発光表示を得ることが
可能になる。
【0037】以上述べたように本発明の実施の形態によ
れば、カソード電極103とゲート電極間504に電子
放出材料(カーボンナノチューブ層104)を配設して
成る電子放出源の製造方法において、絶縁基板101上
にペースト状のカソード電極103を被着する工程と、
カソード電極103に乾燥した粉末状のカーボンナノチ
ューブを含むカーボン物質を被着する工程とを備えて成
ることを特徴とする電子放出源の製造方法が提供され
る。
【0038】カソード電極103は、カーボンナノチュ
ーブを含むカーボン物質のペースト材料、銀や黒鉛等の
導電性ペースト材料又は抵抗体のペースト材料等によっ
て形成することができる。
【0039】また、本発明の実施の形態によれば、カソ
ード電極103とゲート電極504間に電子放出材料を
配設して成る電子放出源の製造方法において、絶縁基板
101上にカソード電極103を被着する工程と、カソ
ード電極103にペースト状の抵抗層を被着する工程
と、前記抵抗層に粉末状のカーボンナノチューブを含む
カーボン物質を被着する工程とを備えて成ることを特徴
とする電子放出源の製造方法が提供される。
【0040】カソード電極103又は前記抵抗層に乾燥
した粉末状のカーボンナノチューブを含むカーボン物質
を被着する際に、絶縁基板101に対して略垂直な方向
に電界を印加するようにしてもよい。
【0041】したがって、絶縁基板101に対して垂直
に配向した状態あるいはこれに近い状態に傾いて被着形
成されるカーボンナノチューブが多くなるため、電子放
出の開始電圧が低くなり、低電圧で電子放出を生じさせ
ることが可能になる。また、カーボンナノチューブ層1
04の上側表面にはカーボンナノチューブ以外の物質は
ほとんど存在しないため、電子放出量も多くなるという
効果が得られる。さらに、本発明の実施の形態によれ
ば、上記各製造方法によって製造された電子放出源が提
供される。
【0042】また、本発明の実施の形態によれば、電子
放出源、ゲート電極504及び蛍光体503が被着され
たアノード電極502を真空気密容器内に配設し、前記
電子放出源から放出される電子を蛍光体503に射突さ
せることにより発光表示を行う蛍光発光型表示器におい
て、前記電子放出源として、前記のようにして得られた
電子放出源を使用したことを特徴とする蛍光発光型表示
器が提供される。したがって、低電圧駆動が可能で、且
つ、高輝度で高品位な発光表示が可能な蛍光発光型表示
器を提供することが可能になる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、低電圧で高効率な電子
放出源の製造方法を提供することが可能になる。これに
より、電子放出特性の優れた電子放出源を提供すること
が可能になる。また、低電圧駆動可能で、高輝度で高品
位な蛍光発光型表示器を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る蛍光発光型表示器の
一部切欠き側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電子放出源の
製造方法を説明するための部分側断面図である。
【符号の説明】
101・・・真空気密容器を構成する前面基板としての
絶縁基板 102・・・カソード配線 103・・・カソード電極 104・・・カーボンナノチューブ層 501・・・真空気密容器を構成する背面基板としての
絶縁基板 502・・・アノード電極 503・・・蛍光体 504・・・ゲート電極 505・・・真空気密容器を構成するシールガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 源太郎 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 高梨 浩和 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 田辺 泰雄 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 5C031 DD09 DD19 5C036 EF01 EF06 EG02 EG12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード電極とゲート電極間に電子放出
    材料を配設して成る電子放出源の製造方法において、 絶縁基板上にペースト状のカソード電極を被着する工程
    と、前記カソード電極に粉末状のカーボンナノチューブ
    を含むカーボン物質を被着する工程とを備えて成ること
    を特徴とする電子放出源の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記カソード電極は、カーボンナノチュ
    ーブを含むカーボン物質のペースト材料、黒鉛等の導電
    性ペースト材料又は抵抗体のペースト材料であることを
    特徴とする請求項1記載の電子放出源の製造方法。
  3. 【請求項3】 カソード電極とゲート電極間に電子放出
    材料を配設して成る電子放出源の製造方法において、 絶縁基板上にカソード電極を被着する工程と、前記カソ
    ード電極にペースト状の抵抗層を被着する工程と、前記
    抵抗層に粉末状のカーボンナノチューブを含むカーボン
    物質を被着する工程とを備えて成ることを特徴とする電
    子放出源の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記粉末状のカーボンナノチューブを含
    むカーボン物質を被着する際に、前記絶縁基板に対して
    略垂直な方向に電界を印加することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一に記載の電子放出源の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一に記載の方
    法によって製造した電子放出源。
  6. 【請求項6】 電子放出源、ゲート電極及び蛍光体が被
    着されたアノード電極を真空気密容器内に配設し、前記
    電子放出源から放出される電子を前記蛍光体に射突させ
    ることにより発光表示を行う蛍光発光型表示器におい
    て、前記電子放出源として、請求項5記載の電子放出源
    を使用したことを特徴とする蛍光発光型表示器。
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