JP2000294057A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP2000294057A
JP2000294057A JP11097374A JP9737499A JP2000294057A JP 2000294057 A JP2000294057 A JP 2000294057A JP 11097374 A JP11097374 A JP 11097374A JP 9737499 A JP9737499 A JP 9737499A JP 2000294057 A JP2000294057 A JP 2000294057A
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bushing
tank
bend
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electric device
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Haruhisa Wada
治寿 和田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜したブッシングを簡単な作業で機器タン
クに取付けることにより、作業効率及び経済性の向上を
図る電気機器を提供する。 【解決手段】 ブッシング2の下端部にベンドタンク5
が取付けられている。ベンドタンク5はブッシング2を
鉛直方向から傾斜させるよう上部が斜め上方に曲げられ
ており、下面部には水平なフランジ部5aが設けられて
いる。また、機器タンク1の上面には水平なフランジ部
8が形成されている。このフランジ部8にベンドタンク
5が鉛直方向から挿入され、固定されるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機器タンクにブッシ
ングを傾斜して取付けた電気機器に係り、特に、ブッシ
ングの取付構成に改良を加えた電気機器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、高電圧機器などの電気機器は、
電圧が印加される電気機器の本体と、この本体を収納す
る機器タンクとから構成されている。さらに、機器の本
体から安全に高電圧を引き出すために機器タンクにはブ
ッシングが取付けられている。近年では、電気機器を覆
う絶縁媒体の高性能化や設計の高度化によって電気機器
の小型化が進展しているものの、ブッシングが機器の小
型化を阻害する要因になっている。これは、空気の絶縁
耐力が上昇しないので、ブッシング先端部の離間距離が
縮小されないためである。
【0003】そこで、ブッシング先端部の離間距離を保
持したまま機器の小型化を進めるために、ブッシングを
傾けて機器タンクに取付けた電気機器が提案されてい
る。ここで図11を参照して、傾斜したブッシングを有
する電気機器の従来例について、具体的に説明する。図
11に示すように、電気機器には密閉された機器タンク
1が設けられている。機器タンク1内には絶縁油や絶縁
ガスといった絶縁媒体1aが充填されており、ここに電
圧が印加される機器の本体3が収納されている。機器タ
ンク1の上面にはブッシング取付部として一対のブッシ
ングポケット12が設けられている。ブッシングポケッ
ト12は上端部に開口部12aを有しており、各ブッシ
ングポケット12の中心軸は機器タンク1上面から斜め
上方に向かって左右対称的に傾けられている。
【0004】ブッシングポケット12に本体3と架線
(図示せず)とを接続するブッシング2が挿入、固定さ
れることにより、機器タンク1にブッシング2が取付け
られる。ブッシング2の内部には電流の通り道である中
心導体2aが収納されており、この中心導体2aを覆う
ようにして絶縁材料からなる碍管2bが設けられてい
る。また、中心導体2aと碍管2bとの間には圧縮性の
絶縁媒体2cが充填されている。
【0005】さらに、ブッシング2の上端部には架線
(図示せず)に接続される架線側端子2dが形成されて
いる。この架線側端子2dに中心導体2aの上端部が接
続されている。また、中心導体2aの下端部にはスペー
サ6を介して接続導体4が接続されている。接続導体4
は中心導体2aと同一直線上に配置されており、その先
端部が本体3上面に設置された接続部7に接続されてい
る。接続導体4は、ブッシング2が機器タンク1に固定
される際、ブッシングポケット12内に収納されるよう
になっている。
【0006】通常、ブッシング2は本体3と分離して製
作、輸送されるが、ブッシング2の取付け部が上記のブ
ッシングポケット12であれば、ブッシング2を機器タ
ンク1に取付けた状態での輸送が可能である。これによ
り、ブッシング2の機器側端部への異物の付着を無く
し、異物による絶縁破壊事故を防止することが可能であ
る。また、大気露出時間を大幅に短縮することができる
ので、ブッシング2の機器側端部の絶縁物に吸湿性材料
を適用可能であるといった利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器タンク
1にブッシング2を取付ける場合、ブッシング2は長大
でしかも重いため、クレーンを用いて取付作業を行って
いる。クレーン作業における動作には、以下の3つがあ
る。第1に右回しまたは左回しといったクレーン中心を
軸とする回転動作、第2に吊り上げまたは吊り下げの鉛
直方向動作、ブームの伸ばしまたは縮めによるクレーン
を中心とした半径方向動作(離れ接近動作)、第3に鉛
直方向と半径方向との動きとなるブーム上げ下げ動作で
ある。これらの動作を組み合わせることによってブッシ
ング2の3次元移動を実現している。ただし、機器操作
の都合上、同時には2つの操作しかできない。また、法
令によっても3つの操作を同時に行うことは禁じられて
いる。
【0008】以上のようなクレーン作業により、傾斜さ
せたブッシングポケット12に沿ってブッシング2を斜
め方向から挿入させるには、実際には次のようにして行
っている。鉛直方向及び半径方向の各移動量を調節しな
がら2つの操作を同時に、あるいは2つの操作を少しず
つ交互に繰り返しながら、取付作業を実施しなければな
らない。しかし、このような作業は難度が高く、熟練を
要するため、作業コストの高騰を招いている。したがっ
て、ブッシング2の取付作業の簡略化並びにコストの低
減が求められていた。
【0009】また、ブッシング2の取付作業時に玉掛け
ワイヤを用いることがある。このとき、玉掛けワイヤが
碍管2aの表面に接触すると、碍管2aの表面が傷付く
おそれがあった。特に、汚損地域においては碍管2a表
面に絶縁グリスを塗布したり、碍管2aをシリコンゴム
等の材料から構成するなどの表面処理を実施している
が、ブッシング2を機器タンク1に取付けた後、玉掛け
ワイヤの接触によって前記表面処理が剥げる可能性があ
る。表面処理が剥げた場合、碍管2aを作業員がよじ登
ったり、作業用の足場を仮設するなどして、再度、碍管
2aに対して表面処理をやり直す必要があり、作業工数
が増大した。
【0010】さらに、ブッシング2側に設置された接続
導体4と本体3側の接続部7との接続作業を行う場合、
作業者はブッシングポケット12内に入ってこの作業を
実施している。しかし、ブッシングポケット12内にお
いてブッシング2近傍は電界が高く、作業環境の改善が
望まれていた。
【0011】本発明は、以上のような問題点を解消する
ために提案されたものであり、その主たる目的は、傾斜
したブッシングを簡単な作業で機器タンクに取付けるこ
とにより、作業効率及び経済性の向上を図る電気機器を
提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、玉掛けワイヤ
の接触をなくしてブッシングの損傷を防止する電気機器
を提供することにある。さらに、本発明の他の目的は、
ブッシングと本体との接続作業を良好な作業環境にて実
施できる電気機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、電圧が印加される電気機器の本体と、こ
の本体を収納する機器タンクとを設けた電気機器におい
て、次のような手段により機器タンクにブッシングを取
り付けものである。
【0014】すなわち、請求項1の発明は、ブッシング
にブッシングを傾斜させるためのベンドタンクを取付
け、機器タンク側に前記ベンドタンクが鉛直方向から挿
入され、固定される水平なフランジ部を形成したことを
特徴としている。このような請求項1の発明では、ブッ
シングにベンドタンクを取付けておき、このベンドタン
クを機器タンクのフランジ部に鉛直方向から挿入するだ
けで、傾斜したブッシングを機器タンクに固定すること
ができる。そのため、クレーンを用いてブッシングの取
付作業を行う場合、鉛直方向の単純操作で十分である。
したがって、2つの操作を行う従来の斜め方向の取付作
業に比べて、ブッシング取付作業を大幅に簡略化するこ
とができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の電気機
器において、ブッシング内の中心導体と接続されるベン
ドタンク内の接続導体が、鉛直方向に延びていることを
特徴とする。このような請求項2の発明では、接続導体
を機器の本体側に設置した場合であっても、鉛直方向と
いう単純操作でブッシング取付作業を実施することがで
きる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の電気機器において、ベンドタンクを曲面を有する単体
のタンクから構成したことを特徴とする。このような請
求項3の発明においては、単体のタンクであるベンドタ
ンクに溶接部がないため、強度が高い。しかも、溶接の
ピンホールが生じないため、有意物質の微小リークも生
じることがなく、環境保全面でも優れている。
【0017】請求項4の発明は、請求項1、2または3
記載の電気機器において、ブッシング内の中心導体と接
続されるベンドタンク内の接続導体を、水平方向から保
持したことを特徴としている。碍子の破裂や媒体漏れな
どにより機器タンクから飛び出そうとする力がブッシン
グに働くとき、この力のほとんどはブッシングの基端部
において回転力に変わる。請求項4の発明では接続導体
を水平方向から保持しているので、ブッシングの基端部
に回転力が加わっても接続部の摺動方向と異なる方向の
力が印加されることになり、接続導体が機器の本体から
外れるおそれがない。したがって、ブッシングが機器タ
ンクから飛び出そうとする力が働いても、ブッシングが
機器タンクから抜ける心配がない。
【0018】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4記載の電気機器において、ベンドタンクにワイヤを
玉掛けするための吊り耳を設けたことを特徴とする。以
上の請求項5の発明によれば、ベンドタンクの吊り耳に
ワイヤを玉掛けすることができるので、玉掛けしたワイ
ヤがブッシングの表面に接触することがなく、ブッシン
グ表面の損傷を防ぐことができる。
【0019】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載の電気機器において、ベンドタンクにブッ
シングを回動自在に取付けたことを特徴とする。この請
求項6の発明では、現地にてブッシングを回動、起立さ
せて組立てることができる。そのため、ブッシングの回
動を調整することにより、起立と同時に所望のブッシン
グの傾斜角を得ることができる。
【0020】請求項7の発明は、機器タンクにブッシン
グの取付部としてブッシングポケットを設け、このブッ
シングポケットにおける本体の近くに本体とブッシング
との接続作業を行うための作業用開口部を形成したこと
を特徴とする。このような請求項7の発明では、作業者
が作業用開口部から本体とブッシングとの接続作業を行
うことができるので、作業者がブッシングポケット内に
入る必要がなく、優れた作業性を確保できる。しかも、
作業用開口部は本体の近くに位置するため、ブッシング
ポケットが長大化しても、常にポケットと本体との接続
作業と同一の場所で本体とブッシングとの接続作業を行
うことができ、作業の簡略化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図
10にて示した従来例と同一の部材に関しては同一の符
号を付し、説明は省略する。
【0022】(1)第1の実施の形態 [構成]第1の実施の形態は請求項1に対応するもので
ある。図1に示すように、ブッシング2の下端部にベン
ドタンク5が取付けられている。ベンドタンク5はブッ
シング2を鉛直方向から傾斜させるよう上部が斜め上方
に曲げられており、下面部には水平なフランジ部5aが
設けられている。また、機器タンク1の上面には水平な
フランジ部1aが形成されている。このフランジ部1a
にベンドタンク5が鉛直方向から挿入され、固定される
ようになっている。
【0023】[作用効果]第1の実施の形態では、ブッ
シング2がベンドタンク5に取付けられた後、クレーン
により機器タンク1に取付けられる。このとき、ブッシ
ング2は傾斜しても、ベンドタンク5のフランジ部5a
及び機器タンク1のフランジ部1aは共に水平であるた
め、鉛直方向の移動のみでブッシング2およびベンドタ
ンク5が機器タンク1に取付けられる。このように、ベ
ンドタンク5及び機器タンク1の取合いであるフランジ
部1a,5aが水平なので、クレーンの操作は巻下げの
単一操作だけとなる。したがって、鉛直方向及び半径方
向の各移動量を調節しながら2つの操作を同時に、ある
いは2つの操作を少しずつ交互に繰り返すといった複雑
な作業を行う従来例に比べて、格段に取付作業を簡略化
することができる。その結果、取付作業の効率が上昇す
るだけではなく、作業コストを削減でき、経済的にも極
めて有利である。
【0024】(2)第2の実施の形態 [構成]第2の実施の形態は請求項2に対応する。図2
に示すように、ブッシング2内の中心導体2a下端部に
はスペーサ6を介して接続導体41が接続されている。
第2の実施の形態ではこの接続導体41が鉛直方向に延
びている点に特徴がある。
【0025】[作用効果]以上の構成を有する第2の実
施の形態によれば、上記第1の実施の形態が持つ作用効
果に加えて、接続導体41を本体3側に設置した場合
も、クレーン操作は巻下げの単一操作だけで済み、上記
第1の実施の形態と同様の作用効果を発揮することがで
きる。
【0026】(3)第3の実施の形態 [構成]第3の実施の形態は請求項3に対応し、図3に
示すように、曲面を有する単体のタンクから構成された
ベンドタンク51を備えたことを特徴としている。
【0027】[作用効果]このような第3の実施の形態
によれば、ベンドタンク51は汎用品のエルボにより構
成可能である上、応力の加わるタンクの中央部に溶接部
が存在しない。そのため、強固であり、しかも絶縁媒体
1cの漏洩が無く、安全性も高い。
【0028】(4)第4の実施の形態 [構成]第4の実施の形態は請求項4に対応しており、
図4及び図5に示すように、ベンドタンク5内の接続導
体42の下端部が、接続部7により水平方向から保持さ
れたことを特徴としている。また、接続導体42はスペ
ーサ6を介して中心導体2aに接続されるのではなく、
ブッシング2内の中心導体2aと一体的に構成されてい
る。なお、接続導体42は接続部7に対して鉛直方向に
のみ脱着可能となっている。
【0029】[作用効果]第4の実施の形態において、
碍管2aの一部が破損すると、絶縁媒体2cの圧力(ガ
ス噴出による力)が架線側端子2dをブッシング2の傾
斜方向に押圧する。そのため架線側端子2dに接続され
た中心導体2aも同じ方向に飛び出そうとする。このと
き、中心導体2aと一体的に構成された接続導体42の
下端部では接続部7を支点として、絶縁媒体2cの圧力
(ガス噴出による力)が直線方向から回転方向に変換さ
れる(図5参照)。
【0030】ところが、接続導体42の下端部は鉛直方
向にのみ脱着可能であり、水平方向には接続部7により
保持されるため、接続部7を支点とする回転は困難とな
る。その結果、接続導体42が接続部7から外れること
がない。これにより、碍管2aの一部が破損して、絶縁
媒体2cが噴出しても、ブッシング2が機器タンク1か
ら抜ける心配がなく、安全である。
【0031】(5)第5の実施の形態 [構成]第5の実施の形態は請求項5に対応し、図6に
示すように、ベンドタンク5にワイヤ8を玉掛けするた
めの吊り耳5bが設けられている。なお、ブッシング2
の上端部にも吊り耳2eが設けられている。また、9は
クレーンフックである。
【0032】[作用効果]以上の第5の実施の形態によ
れば、ベンドタンク5の吊り耳5bにワイヤ8を玉掛け
することができるので、玉掛けしたワイヤ8がブッシン
グ2の碍管2a表面に接触することがなく、表面の損傷
を防ぐことができる。したがって、汚損地域において碍
管2a表面の絶縁グリスやシリコンゴム等の表面処理を
実施した場合も、このような表面処理が剥げるおそれが
なく、最小限の作業工数で済む。
【0033】また、複合碍管などを適用すればブッシン
グ2とベンドタンク5の合成重心10はベンドタンク5
の近傍となる。そのため、図7に示すようにベンドタン
ク5に吊り耳5bが設けられていれば架線を接続するた
めにブッシング2上端部の架線側端子2dに玉掛けすれ
ば碍管2bに干渉することなく、ブッシング2を吊り上
げることが可能である。よって、ブッシング2の上端部
の吊り耳2eは必ずしも必要ではない。
【0034】(6)第6の実施の形態 [構成]第6の実施の形態は請求項6に対応するもの
で、ベンドタンク5にベンドタンク5の向きを変えるた
めの回転軸を兼ねる吊り耳5bが設けられたことに特徴
がある。この構成を図8を用いて説明する。すなわち、
ベンドタンク5には起立軸5cが水平に設置されてい
る。起立軸5cの左右両端部には吊り耳5bが設けられ
ている。また、起立軸5cは起立受け台11の軸受け1
1a上に置かれている。
【0035】[作用効果]一般にブッシング2は水平状
態で輸送され、現地で起立される。ブッシング2の吊り
耳2eと吊り耳5bにワイヤ8を玉掛けした後、ワイヤ
8を巻き上げると、ベンドタンク5の起立軸5cを中心
にブッシング2が取り付けられたベンドタンク5が回転
し、ブッシング2が起立する。このとき、ワイヤ8の長
さを起立前に調整しておけば、起立と同時に所望のブッ
シング2の傾斜角を得ることができ、鉛直方向の移動の
みでブッシング2およびベンドタンク5を機器タンク1
に取付けることができる。
【0036】(7)第7の実施の形態 [構成]第7の実施の形態は請求項7に対応しており、
ブッシングポケット12を有する電気機器に改良を施し
たものである。図9に示すように、ブッシングポケット
12内では本体3から導出された本体リード13とブッ
シング2側に接続された接続リード14とが接続される
ようになっている。第7の実施の形態ではブッシング2
の基端部の近くではなく、ブッシングポケット12にお
ける本体3の近くに本体3とブッシング2との接続作業
を行うための作業用開口部15が形成されたことに特徴
がある。
【0037】[作用効果]ブッシング2の基端部は、通
常、接続リード14の数倍の直径を有し、接地電位であ
るブッシングポケット12までの距離が短いので電界が
高い。第7の実施の形態ではこのような電界が高いブッ
シング2の基端部でなく、ブッシングポケット12内の
本体3近傍に開口部15を設けたので、作業者は開口部
15から本体3とブッシング3との接続作業を行うこと
ができ、ブッシングポケット12内部に入る必要が無
い。したがって、ブッシング2と本体3との接続作業を
良好な作業環境にて実施することができる。
【0038】また、図10に示すように防音タンク16
の外にブッシング2を引き出したり、あるいは図示しな
いが建屋内にブッシング2を挿入するような場合、ブッ
シングポケット12が長大となるが、このような場合に
第7の実施の形態が適している。すなわち、リード1
3,14同士の接続作業が防音タンク16の近傍となる
ブッシング2の基端部ではなく、本体3近傍での作業と
なるため、ポケット12の接続作業と同一の場所での作
業となり、作業の簡略化を進めることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気機器によれ
ば、ブッシングにブッシングを傾斜させるためのベンド
タンクを取付け、このベンドタンクを介して機器タンク
にブッシングを鉛直方向から挿入して取付けることによ
り、作業効率及び経済性の向上を図ることかできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成図
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成図
【図4】本発明の第4の実施の形態の構成図
【図5】図4中のA部拡大図
【図6】本発明の第5の実施の形態の構成図
【図7】第5の実施の形態の変形例を示す構成図
【図8】本発明の第6の実施の形態の構成図
【図9】本発明の第7の実施の形態の構成図
【図10】第7の実施の形態の変形例を示す構成図
【図11】従来の電気機器の構成図
【符号の説明】
1…機器タンク 1a,2c…絶縁媒体 1b,5a…フランジ部 2…ブッシング 2a…中心導体 2b…碍管 2d…架線側端子 2e,5b…吊り耳 3…機器の本体 4,41,42…接続導体 5,51…ベンドタンク 5c…起立軸 6…スペーサ 7…接続部 8…ワイヤ 9…クレーンフック 10…ブッシング2とベンドタンク5の合成重心 11…起立受け台 11a…起立軸 12…ブッシングポケット 13…本体リード 14…接続リード 15…作業用開口部 16…防音タンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧が印加される電気機器の本体と、こ
    の本体を収納する機器タンクと、前記本体と架線とを接
    続するブッシングとが設けられた電気機器において、 前記ブッシングには該ブッシングを鉛直方向から傾斜さ
    せるためのベンドタンクが取付けられ、 前記機器タンクには前記ベンドタンクが鉛直方向から挿
    入され、固定される水平なフランジ部が形成されたこと
    を特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 前記ブッシング内には中心導体が収納さ
    れ、前記ベンドタンク内には前記中心導体と前記本体と
    を接続する接続導体が収納され、 前記接続導体が鉛直方向に延びて構成されたことを特徴
    とする請求項1記載の電気機器。
  3. 【請求項3】 前記ベンドタンクが曲面を有する単体の
    タンクから構成されたことを特徴とする請求項1または
    2記載の電気機器。
  4. 【請求項4】 前記ブッシング内には中心導体が収納さ
    れ、 前記ベンドタンク内には前記中心導体と前記本体とを接
    続する接続導体が収納され、 前記接続導体が水平方向から保持されたことを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の電気機器。
  5. 【請求項5】 前記ベンドタンクにワイヤを玉掛けする
    ための吊り耳が設けられたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の電気機器。
  6. 【請求項6】 前記ベンドタンクに設けられた、ワイヤ
    を玉掛けするための吊り耳が、ブッシングとベンドタン
    クを引き起こす時の起立中心となることをことを特徴と
    する請求項5記載の電気機器。
  7. 【請求項7】 電圧が印加される電気機器の本体と、こ
    の本体を収納する機器タンクと、前記本体と架線とを接
    続するブッシングとが設けられた電気機器において、 前記機器タンクには前記ブッシングの取付部としてブッ
    シングポケットが設けられ、 このブッシングポケットにおける前記本体の近くには前
    記本体と前記ブッシングとの接続作業を行うための作業
    用開口部が形成されたことを特徴とする電気機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104895A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Nexans 中電圧または高電圧下にて超伝導装置に給電するためのデバイス
JP2017208907A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 三菱電機株式会社 ブッシング更新装置、及びブッシング更新システム

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