JP2000293664A - 画像重ね合せ処理方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

画像重ね合せ処理方法および装置並びに記録媒体

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JP2000293664A
JP2000293664A JP9645399A JP9645399A JP2000293664A JP 2000293664 A JP2000293664 A JP 2000293664A JP 9645399 A JP9645399 A JP 9645399A JP 9645399 A JP9645399 A JP 9645399A JP 2000293664 A JP2000293664 A JP 2000293664A
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signal
ratio
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JP9645399A
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Masahiko Yamada
雅彦 山田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適な加算比率により加算された加算画像を
得る。 【解決手段】 蓄積性蛍光体シートの表面および裏面か
ら得られた画像信号S1,S2を加算手段1に入力する
と、複数の加算比率をテーブルTとして記憶したテーブ
ル記憶手段2からテーブルTが読み出されて表示手段3
に表示される。オペレータが表示された複数の加算比率
から所望とする加算比率を選択すると、選択された第1
の加算比率により画像信号S1,S2を加算して第1の
加算信号S3を得、これを表示手段3に表示する。オペ
レータは表示された加算画像を確認し、修正の必要があ
る場合には再度表示手段3に表示されたテーブルから所
望の加算比率を第2の加算比率として選択し、この加算
比率により画像信号S1,S2を加算して最終的な第2
の画像信号S4を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一被写体の放射
線画像を担持する複数の画像信号の加算処理を行う画像
重ね合せ処理方法および装置並びに画像重ね合せ処理方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本出願人により、放射線(X線,α線,
β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの放射
線エネルギの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光
を照射すると蓄積されたエネルギに応じた光量の輝尽発
光光を放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用し
て、人体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積
性蛍光体に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シート(放射
線画像変換パネル)をレーザ光等の励起光で走査して輝
尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読
み取って画像信号を得、この画像信号に基づいて被写体
の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等に
可視像として出力させる放射線記録再生システムがすで
に提案されている(特開昭55-12429号,同56-11395号,
同55-0163472号,同56-164645 号,同55-116340 号
等)。
【0003】一方、従来より放射線画像の重ね合せ処理
が公知となっている(例えば特開昭56-11399号参照)。
一般に、放射線画像は診断用その他の目的に使われる
が、その使用に当たっては被写体の微小な放射線吸収差
を良好に検出することが要求される。放射線画像におけ
るこの検出の程度をコントラスト検出能または単に検出
能と呼ぶが、この検出能の高いもの程診断性能も高く、
実用的価値が高い放射線画像であると言うことができ
る。したがって診断性能を高めるため、この検出能を高
くすることが望まれるが、その最も大きな障害要因は各
種ノイズである。
【0004】例えば、前述した蓄積性蛍光体シートを使
用する放射線画像記録再生システムにおいては、放射線
画像を放射線画像変換パネルに蓄積記録し、読み出すス
テップにおいて次のようなノイズの存在が認められてい
る。
【0005】(1) 放射線の量子ノイズ (2) 放射線画像変換パネルの蛍光体塗布分布もしくは蛍
光体粒子分布の不均一によるノイズ (3) 放射線画像変換パネルに蓄積記録された画像を輝尽
発光させる励起光のノイズ (4) 放射線画像変換パネルから発せられ、集光、検出さ
れる輝尽発光光のノイズ (5) 電気信号を増幅、処理する系における電気的ノイズ 重ね合せ処理は、これらのノイズを大幅に減少させ、被
写体の僅かな放射線吸収差も最終画像において明確に観
察可能にする、すなわち検出能を大幅に向上させる方法
であり、その一般的な手法および作用は次の通りであ
る。
【0006】複数枚重ねた記録媒体に放射線画像を撮影
(記録)し、この複数枚の記録媒体を読取処理にかけて
得た複数の画像信号を重ね合せて加算信号を得る。この
ことにより、前述の各種ノイズを減少させることができ
る。つまりS/Nのよい画像信号が得られる。
【0007】また前述の放射線画像変換パネルの両面か
らそれぞれ画像信号を読み取り、これらを相対応する画
素毎に加算する方式を採ることもできる。この場合、放
射線画像変換パネルに放射線が入射した側の面(表面;
おもてめん)からは、比較的放射線が入射した側の蛍光
体層に吸収された放射線からの情報が得られ、一方放射
線が入射した側と反対側の面(裏面)からは、放射線が
入射したのと反対側の蛍光体に吸収された放射線からの
情報が得られる。これらの画像信号を重ね合せ処理する
ことにより、より多くの情報量が反映された画像信号と
なる。すなわちより良好なS/Nの画像信号を得ること
ができる。
【0008】ところで、2つの画像信号を加算処理する
ことによって得られた加算信号に基づいて再生される画
像は、画像全体としてノイズが減少するが鮮鋭度も低下
してしまう。したがって例えば画像の空間周波数の高い
領域を観察する場合には、放射線画像変換パネルの表面
側から読み取られる画像信号だけに基づいて信号処理を
行った方が観察読影性に適しており、逆に空間周波数の
低い領域を観察する場合には、空間周波数の高い領域ま
で高い鮮鋭度で再生する必要はなく、むしろ画像全体の
ノイズを低下させた方が観察読影性に適しており、この
場合上記重ね合せ処理を行えばよい。このように観察し
ようとする画像の注目すべき空間周波数は、その画像の
種類等によって画像毎に異なるものであるから、単に重
ね合せ処理を施すだけでは、最適な加算処理ができない
という問題がある。また照射線量や放射線画像変換パネ
ルの種類によってノイズ成分が異なるため、S/Nを最
大とする加算比率も異なる。
【0009】このため、放射線画像変換パネルに照射さ
れた放射線量、放射線画像変換パネルの種類、放射線画
像情報が示す放射線画像の注目すべき空間周波数、およ
び放射線の照射条件に応じて2つの画像信号の加算比率
を変更して、S/Nが最大となる画像を再生できる加算
信号を得るようにした画像重ね合せ処理方法が提案され
ている(特開平7−159910号)。
【0010】また、放射線量に基づいて加算信号のS/
Nを高くするような周波数特性を有するマスクフィルタ
を求め、このマスクフィルタにより画像信号をコンボリ
ューションした後に各画像信号を加算することにより、
放射線量に拘らず最適な画質の重ね合せ画像を得ること
ができるようにした画像重ね合せ処理方法が提案されて
いる(特開平7−287330号)。この方法において
は、例えば上述したように放射線画像変換パネルの両面
から画像信号を得るものの場合、表面から得られた画像
信号は高周波帯域までの情報を有するが裏面から得られ
た画像信号については高周波帯域の情報はノイズ成分が
支配的なものとなるため、両面から得られた画像信号に
基づいて、表面から得られた画像信号については高周波
帯域のレスポンスを強調し、裏面から得られた画像信号
については高周波帯域のレスポンスを低下させるような
フィルタ係数を有するマスクフィルタを求め、このマス
クフィルタにより画像をコンボリューションした後に加
算することにより、高画質の加算画像を得るようにした
ものである。
【0011】さらに、画像を多重解像度空間に変換し、
各解像度信号毎に異なる加算比率により加算を行い、こ
れを逆多重解像度変換して加算信号を得ることにより、
画像の周波数成分に拘わらずS/Nの高い画像を再現可
能な加算信号を得るようにした画像の重ね合せ方法が提
案されている(特開平7−319092号)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像に含ま
れるノイズは被写体の種類や撮影時のポジショニング、
さらには被写体の画像上の位置においても異なるものと
なる。例えば、太った人と痩せた人とで比較すると、太
った人の放射線画像を撮影する場合には、放射線が透過
する領域が広く、また被写体内における散乱放射線も多
いため痩せた人の放射線画像と比較してノイズが多くな
る。また、股関節の放射線画像の撮影を行う場合に、正
面から撮影を行った場合と側面から撮影を行った場合と
では、後者の方が放射線が透過する領域が広いためノイ
ズが多くなる。さらに、例えば胸部の放射線画像におい
ては、肺野部分が診断上重要な領域(関心領域)となっ
たり、縦隔部領域(特に心臓影に重なった部分)が関心
領域となったりして、診断目的に応じて関心領域が変わ
ることがある。関心領域が異なるとその領域におけるS
/Nも異なるため、加算比率によっては関心領域のS/
Nが最適なものとならない場合が生じる。したがって、
上述した特開平7−159910号等に記載された方法
により最適な加算比率を求めても、被写体の種類や診断
目的等に応じて必ずしも最適な加算比率とならない場合
がある。
【0013】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、最適な加算比率により画像を加算することができる
画像重ね合せ処理方法および装置並びに画像重ね合せ処
理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による画像重ね合
せ処理方法は、同一被写体の放射線画像を担持する複数
の画像信号に対して、相対応する画素についての信号間
において所定の加算比率により加算を行って第1の加算
信号を取得し、該第1の加算信号を可視像として表示
し、該表示結果に基づいて設定された前記所定の加算比
率とは異なる加算比率により前記複数の画像信号に対し
て、相対応する画素についての信号間において加算を行
って第2の加算信号を取得することを特徴とするもので
ある。
【0015】ここで、「第1の加算信号を可視像として
表示する」とは、第1の加算信号をモニタ等の表示手段
に表示することをいう。
【0016】また、「加算比率」とは、各画像信号を加
算する際の比率のみならず、例えば上記特開平7−28
7330号に記載された、所定のフィルタ係数を有する
マスクフィルタを用いて各画像信号をコンボリューショ
ンした後に加算信号を得る場合のフィルタ係数のよう
に、加算比率そのものではないがある加算比率により加
算した加算信号が結果として得られるようなものをも含
むものである。
【0017】なお、本発明による画像重ね合せ処理方法
においては、前記異なる加算比率を新たな前記所定の加
算比率とするとともに、前記第2の加算信号を新たな前
記第1の加算信号として、該新たな第1の加算信号の表
示および前記新たな所定の加算比率とは異なる加算比率
での加算を行うことによる新たな第2の加算信号の取得
を繰り返し行うことが好ましい。
【0018】また、本発明による画像重ね合せ処理方法
においては、前記各画像信号と前記異なる加算比率とを
記憶手段に記憶することが好ましい。
【0019】ここで、「記憶手段」には、各画像信号と
異なるの加算比率の他、各画像信号が互いに加算される
組画像である旨の情報、画像信号が1枚の放射線画像変
換パネルの両面から画像を読み取ることにより得られた
ものである場合に、各画像信号が表面から得られたもの
か、裏面から得られたものであるかを示す情報等を記憶
してもよい。また、「異なる加算比率」としては、単純
な加算比率の他、上記特開平7−287330号に記載
されたマスクフィルタのフィルタ係数であってもよい。
【0020】さらに、本発明による画像重ね合わせ処理
方法においては、前記複数の画像信号および該複数の画
像信号に対応する加算比率が記憶された記憶手段から該
複数の画像信号および前記加算比率を読出し、該読出さ
れた加算比率を前記所定の加算比率とすることが好まし
い。
【0021】さらにまた、本発明による画像重ね合せ処
理方法においては、前記所定の加算比率を、前記放射線
画像に付随する情報に基づいて算出することが好まし
い。
【0022】ここで、「放射線画像に付随する情報」と
しては、例えば上記特開平7−159910号に記載さ
れた方法のように、放射線画像変換パネルに照射された
放射線量、放射線画像変換パネルの種類、放射線画像情
報が示す放射線画像の注目すべき空間周波数、および放
射線の照射条件等の情報のことをいう。
【0023】また、本発明による画像重ね合せ処理方法
においては、前記所定の加算比率が、予め定められた複
数の異なる加算比率から選択されたものであることが好
ましい。
【0024】ここで、「予め定められた複数の異なる加
算比率」としては、単純な加算比率の他、上記特開平7
−287330号に記載されたマスクフィルタのフィル
タ係数であってもよい。
【0025】本発明による画像重ね合せ処理装置は、同
一被写体の放射線画像を担持する複数の画像信号に対し
て、相対応する画素についての信号間において所定の加
算比率により加算を行って第1の加算信号を取得する加
算手段と、該第1の加算信号を可視像として表示する表
示手段と、該表示手段への表示結果に基づいて前記所定
の加算比率とは異なる加算比率を設定する加算比率設定
手段と、相対応する画素についての信号間において前記
異なる加算比率により加算を行って第2の加算信号を取
得するよう前記加算手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0026】なお、本発明による画像重ね合せ処理装置
においては、前記制御手段は、前記異なる加算比率を新
たな前記所定の加算比率とするとともに、前記第2の加
算信号を新たな前記第1の加算信号として、該新たな第
1の加算信号の表示および前記新たな所定の加算比率と
は異なる加算比率での加算を行うことによる新たな第2
の加算信号の取得を繰り返し行うよう前記加算手段を制
御する手段であることが好ましい。
【0027】また、本発明による画像重ね合せ処理装置
においては、前記各画像信号と前記異なる加算比率とを
記憶する記憶手段をさらに備えることが好ましい。
【0028】さらに、本発明による画像重ね合わせ処理
装置においては、前記複数の画像信号および該複数の画
像信号に対応する加算比率が記憶された記憶手段から該
複数の画像信号および前記加算比率を読出す読出手段を
さらに備え、前記加算手段が該読出された加算比率を前
記所定の加算比率とする手段であることが好ましい。
【0029】さらにまた、本発明による画像重ね合せ処
理装置においては、前記所定の加算比率を、前記放射線
画像に付随する情報に基づいて算出する加算比率算出手
段をさらに備えることが好ましい。
【0030】また、本発明による画像重ね合せ処理装置
においては、前記所定の加算比率が、予め定められた複
数の異なる加算比率を記憶した加算比率記憶手段と、該
加算比率記憶手段に記憶された複数の異なる加算比率か
ら前記所定の加算比率を選択する選択手段とをさらに備
えることが好ましい。
【0031】なお、本発明による画像重ね合せ処理方法
を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし
て、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提供
してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、所定の加算比率により
得られた第1の加算信号を一旦可視像として表示し、こ
の表示結果に基づいて設定された、所定の加算比率とは
異なる加算比率により加算を行って第2の加算信号を
得、これを最終的な加算信号とするようにしたものであ
る。すなわち、第1の加算信号を可視像として表示する
ことにより、第1の加算信号が例えばS/Nを向上でき
るような最適な加算比率により得られたものであるか否
かを確認し、さらに最適な加算比率となるように所定の
加算比率を変更してこれとは異なる加算比率を設定し、
この異なる加算比率により最終的な第2の加算信号を得
るようにしたものである。このため、第1の加算信号の
加算比率がS/Nが悪い等不適当なものである場合に
も、加算比率を修正して常に最適な加算比率となるよう
に第2の加算信号を得ることができ、これにより高画質
の画像を再現可能な加算信号を得ることができる。
【0033】また、異なる加算比率を新たな所定の加算
比率とするとともに、第2の加算信号を新たな第1の加
算信号として、この新たな第1の加算信号の表示および
新たな所定の加算比率とは異なる加算比率での加算を行
うことによる新たな第2の加算信号の取得を繰り返し行
うことにより、1回の加算比率の変更によっては最適な
加算比率となる第2の加算信号が得られない場合にも、
加算比率を修正して所望とする加算比率となる第2の加
算信号を得ることができる。
【0034】さらに、各画像信号と異なる加算比率とを
記憶手段に記憶しておけば、後に加算画像を参照したい
場合に、加算比率を再度求めることなく直ちに最適な加
算比率により各画像信号を加算して加算信号を得ること
ができる。またこの場合、記憶手段に記憶された加算比
率が不適当なものである場合にも、これを修正すること
ができる。
【0035】また、複数の画像信号およびこれに対応す
る加算比率が記憶された記憶手段から、複数の画像信号
および加算比率を読出し、読出された加算比率を所定の
加算比率とすることにより、多数の患者の撮影を行う場
合等に、まず患者毎の複数の画像信号と加算比率とを対
応付けて記憶手段に記憶しておけば、記憶された加算比
率を所定の加算比率として後で修正することが可能とな
り、これにより撮影を迅速に行うことができる。
【0036】さらに、所定の加算比率を放射線画像に付
随する情報に基づいて算出することにより、上記特開平
7−159910号に記載されたようにS/Nが最大と
なる画像を再生可能な加算信号が得られるように所定の
加算比率を算出することができる。
【0037】さらに、所定の加算比率を予め定められた
複数の異なる加算比率から選択することにより、所定の
加算比率を容易に求めることができ、これにより加算の
処理を高速に行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0039】図1は本発明の実施形態による画像重ね合
せ処理方法に用いられる画像信号を得るための放射線画
像読取装置の構成を示す図である。なお、図1に示す放
射線画像読取装置においては、被写体の放射線画像情報
が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートの両面から放射線
画像を表す画像信号を得るものである。蓄積性蛍光体シ
ート24が、図示しないモータにより回転せしめられる
エンドレスベルト9a,9b上に配置される。このシー
ト24の上方には、励起光を発するレーザ光源10と、
そのレーザ光を反射偏向し、シート24を主走査する図
示しないモータにより回転される回転多面鏡12が配さ
れている。さらに、レーザ光が走査される位置の上方に
は、そのレーザ光の走査により発せられる輝尽発光光を
上方より集光する集光ガイド14aが近接して配置さ
れ、その位置の下方には、輝尽発光光を下方より集光す
る集光ガイド14bがシート24と垂直に配置されてい
る。各集光ガイド14a,14bは、それぞれ輝尽発光
光を光電的に検出するフォトマルチプライヤ(光電子増
倍管)15a,15bが接続されている。このフォトマ
ルチプライヤ15a,15bは対数増幅器16a,16
bに接続され、さらにこの対数増幅器16a,16b
は、A/D変換器17a,17bに接続され、各A/D
変換器17a,17bは記憶手段18に接続されてい
る。
【0040】被写体の放射線画像が蓄積記録された蓄積
性蛍光体シート24がエンドレスベルト9a,9bにセ
ットされる。この所定位置にセットされた蓄積性蛍光体
シート24は、エンドレスベルト9a,9bにより、矢
印Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザ光源1
0から発せられた光ビームは図示しないモータにより駆
動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡12によって
反射偏向され、シート24に入射し副走査の方向(矢印
Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走査する。この光ビ
ームが照射されたシート24の箇所からは、蓄積記録さ
れている放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光13
a,13b(ここで、輝尽発光光13a,13bはそれ
ぞれシート24の上方(表面)、下方(裏面)から発散
されたものを示す)が発散される。この輝尽発光光13
aは集光ガイド14aによって導かれ、フォトマルチプ
ライヤ(光電子増倍管)15aによって光電的に検出さ
れる。入射端面から集光ガイド14a内に入射した輝尽
発光光13aは、集光ガイド14aの内部を全反射を繰
り返して進み、出射端面から出射してフォトマルチプラ
イヤ15aに受光され、放射線画像を表す輝尽発光光1
3aの光量がフォトマルチプライヤ15aによって電気
信号に変換される。同様に、輝尽発光光13bは集光ガ
イド14bによって導かれ、フォトマルチプライヤ(光
電子増倍管)15bによって光電的に検出される。
【0041】フォトマルチプライヤ15aから出力され
たアナログ出力信号SAは対数増幅器16aで対数的に
増幅されてA/D変換器17aに入力され、ここでデジ
タル画像信号S1に変換されて記憶手段18に入力され
る。また同様に、フォトマルチプライヤ15bから出力
されたアナログ出力信号SBは対数増幅器16bで対数
的に増幅されてA/D変換器17bに入力され、ここで
デジタル画像信号S2に変換されて記憶手段18に入力
される。
【0042】図2は本発明の第1の実施形態による画像
重ね合せ処理装置の構成を示す概略ブロック図である。
図2に示すように、本発明の第1の実施形態による画像
重ね合せ処理装置は、画像信号S1,S2を加算して加
算信号を得る加算手段1と、複数の異なる加算比率がテ
ーブルTとして記憶されたテーブル記憶手段2と、加算
信号およびテーブルTを表示するためのモニタ等からな
る表示手段3と、加算手段1において画像信号S1,S
2を加算する際の加算比率を選択する加算比率選択手段
4とを備える。
【0043】テーブル記憶手段2に記憶されたテーブル
Tは、例えば図2に示すように画像信号S1,S2の加
算比率を表として表したものであり、これが表示手段3
に表示され、さらに表示されたテーブルTからオペレー
タが所望とする加算比率の番号を選択することにより、
選択された加算比率によって加算手段1において画像信
号S1,S2が加算されて加算信号が得られる。なお、
テーブル記憶手段2に記憶されるテーブルTとしては、
このような単純な加算比率のみならず、例えば上記特開
平7−287330号に記載されたようなマスクフィル
タの組み合せを表として表したものであってもよい。こ
こで、画像信号S1に対してコンボリューションを行う
マスクフィルタF1のフィルタ特性の例を図4から図6
に示す。なお、図4から図6のマスクフィルタのフィル
タ係数を下記の式(1)から(3)に示す。また、画像
信号S2に対してコンボリューションを行うマスクフィ
ルタF2のフィルタ特性は、加算信号の信号値のエネル
ギが画像信号S1,S2のエネルギと同一となるように
F1+F2=1の関係を満たすものであることが好まし
い。この関係を満たすマスクフィルタF2のフィルタ係
数を下記の式(4)から(6)に示す。なお、式(4)
から(6)はそれぞれ式(1)から(3)に対応するも
のである。この際、テーブルTは、例えば図4から図6
のフィルタ特性を示すグラフの縮小画像と、番号とを対
応付けた表とすればよい。
【0044】
【数1】
【0045】
【数2】
【0046】次いで、本実施形態による画像重ね合せ処
理装置の動作について説明する。図7は第1の実施形態
による画像重ね合せ処理装置の動作を示すフローチャー
トである。まず、図1の記憶手段18から画像信号S
1,S2を読み出して加算手段1に入力する(ステップ
S1)。この入力があるとテーブル記憶手段2からテー
ブルTが読み出されて表示手段3に表示される(ステッ
プS2)。オペレータが表示手段3に表示されたテーブ
ルを参照して加算比率選択手段4により所望とする加算
比率を第1の加算比率として選択すると、第1の加算比
率が加算手段1に入力される(ステップS3)。そし
て、加算手段1においては第1の加算比率により画像信
号S1,S2の加算が行われ、第1の加算信号S3が得
られる(ステップS4)。第1の加算信号S3は表示手
段3に入力され、ここで第1の加算画像として表示され
る(ステップS5)。
【0047】オペレータは表示手段3に表示された第1
の加算画像を観察し、S/Nが悪い等の理由により第1
の加算比率を修正する必要がある場合はその旨を加算比
率選択手段4に指示する(ステップS6)。この指示は
例えば表示手段3に「OK」ボタンおよび「NG」ボタ
ンを表示し、NGボタンを不図示のマウスを使ってクリ
ックした場合にその旨の指示を行うものである。そし
て、NGボタンがクリックされた場合にはステップS2
に戻って、テーブル記憶手段2から再度テーブルTが読
み出されて表示手段3に表示される。オペレータが表示
手段3に表示されたテーブルTを参照して加算比率選択
手段4により所望とする加算比率を第2の加算比率とし
て選択すると、第2の加算比率が加算手段1に入力され
る(ステップS3)。そして、加算手段1においては第
2の加算比率により画像信号S1,S2の加算が行わ
れ、第2の加算信号S4が得られる(ステップS4)。
第2の加算信号S4は表示手段3に入力され、ここで第
2の加算画像として表示される(ステップS5)。
【0048】そして、オペレータは表示手段3に表示さ
れた第2の加算画像を観察し、第2の加算比率を修正す
る必要がある場合には、第2の加算比率を新たな第1の
加算比率とし第2の加算信号S4を新たな第1の加算信
号S3として、S/Nが良好な加算画像が得られるまで
上記ステップS1からステップS6の処理を繰り返し、
最適な加算比率となる加算画像が表示手段3に表示され
ると上記OKボタンをクリックして処理を終了する。
【0049】このように、第1の実施形態においては、
第1の加算比率により得られた第1の加算信号S3を一
旦表示手段3に表示し、この表示結果に基づいて設定さ
れた第2の加算比率により加算を行って第2の画像信号
S4を得、これを最適な加算画像が得られるまで繰り返
して最終的な第2の加算信号S4を得るようにしたた
め、最適な加算比率となるように第2の加算比率を設定
して最終的な第2の加算信号S4を得ることができる。
したがって、第1の加算信号S3の加算比率がS/Nが
悪い等により不適当なものである場合にも、常に最適な
加算比率となるように第2の加算信号S4を得ることが
でき、これにより常に高画質の加算画像を得ることがで
きる。
【0050】次いで、本発明の第2の実施形態について
説明する。図8は本発明の第2の実施形態による画像重
ね合せ処理装置の構成を示す概略ブロック図である。第
2の実施形態は上記第1の実施形態における加算手段
1、テーブル記憶手段2、表示手段3および加算比率選
択手段4に加えて、加算比率を算出する加算比率算出手
段5を備えたものである。
【0051】加算比率算出手段5は、上記特開平7−1
59910号に記載されたように、蓄積性蛍光体シート
24の表面および裏面から発せられる輝尽発光光の光
量、蓄積性蛍光体シート24の種類、放射線画像情報が
示す放射線画像の注目すべき空間周波数、および放射線
の照射条件等に基づいて画像信号S1,S2の加算比率
を算出するものである。なお、第2の実施形態において
は、画像信号S1,S2に基づいて蓄積性蛍光体シート
24の表面および裏面から発せられる輝尽発光光の光量
を求め、これに基づいて加算比率を算出するものであ
る。具体的には、まず画像信号S1,S2の信号値の大
きさからシート24の表面および裏面から発せられた輝
尽発光光の光量を求める。ここで、シート24の表面か
ら得られた画像信号S1の場合、輝尽発光光の発光量が
大きいため鮮鋭度の高い画像が得られるが、シート24
の裏面から得られた画像信号S2の場合、輝尽発光光の
発光量が小さいため鮮鋭度は低いがノイズが少なくな
る。このため、画像信号S1,S2により表される画像
の空間周波数が高く、画像の鮮鋭度を重視する場合には
画像信号S1の方が割合が大きくなるような加算比率を
算出し、画像の鮮鋭度が多少低下するのを許容してもノ
イズを低下させたい場合には画像信号S2の方が割合が
大きくなるような加算比率を算出するものである。な
お、鮮鋭度を重視するかノイズ低減を重視するかは予め
オペレータが加算手段1において設定するものである。
【0052】次いで、第2の実施形態の動作について説
明する。図9は第2の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、図1の記憶手段18から画像信号S
1,S2を読み出して加算手段1および加算比率算出手
段5に入力する(ステップS11)。加算比率算出手段
5においては、加算手段1において予め設定された鮮鋭
度を重視するかノイズ低減を重視するかに関する情報お
よび画像信号S1,S2から求められるシート24の表
面および裏面から発せられる輝尽発光光の光量に基づい
て画像信号S1,S2の加算比率を第1の加算比率とし
て算出する(ステップS12)。算出された加算比率は
加算手段1に入力され、ここで第1の加算比率により画
像信号S1,S2の加算が行われ、第1の加算信号S3
が得られる(ステップS13)。第1の加算信号S3は
表示手段3に入力されて、ここで第1の加算画像として
表示される(ステップS14)。
【0053】オペレータは表示手段3に表示された第1
の加算画像を観察し、鮮鋭度が悪いあるいはS/Nが悪
い等の理由により第1の加算比率を修正する必要がある
場合はその旨を加算比率選択手段4に指示する(ステッ
プS15)。この指示は第1の実施形態と同様に表示手
段3に表示された「OK」ボタンおよび「NG」ボタン
をクリックすることにより行う。そして、NGボタンが
クリックされた場合には、テーブル記憶手段2からテー
ブルTが読み出されて表示手段3に表示される(ステッ
プS16)。オペレータが表示手段3に表示されたテー
ブルを参照して加算比率選択手段4により所望とする加
算比率を第2の加算比率として選択すると、第2の加算
比率が加算手段1に入力される(ステップS17)。そ
して、加算手段1においては第2の加算比率により画像
信号S1,S2の加算が行われ、第2の加算信号S4が
得られる(ステップS18)。第2の加算信号S4は表
示手段3に入力され、ここで第2の加算画像として表示
される(ステップS19)。
【0054】そして、オペレータは鮮鋭度が良好なある
いはS/Nが良好な加算画像が得られるまで上記ステッ
プS15からステップS19の処理を繰り返し、最適な
加算比率となる加算画像が表示手段3に表示されると上
記OKボタンをクリックして処理を終了する。
【0055】次いで、本発明の第3の実施形態について
説明する。図10は本発明の第3の実施形態による画像
重ね合せ処理装置の構成を示す概略ブロック図である。
第2の実施形態は上記第1の実施形態における加算手段
1、テーブル記憶手段2、表示手段3および加算比率選
択手段4に加えて、キーボードおよびマウスからなる入
力手段6を備えたものである。
【0056】第3の実施形態においては、加算手段1に
入力された画像信号S1,S2のうち一方の画像信号
(本実施形態においては画像信号S1とする)を表示手
段3に表示し、表示された画像において入力手段6を用
いて図11(a)に示すように所望とする関心領域をク
リックすると、図11(b)に示すようにクリックした
位置の周辺領域A内の画素値の平均値を求め、この平均
値に基づいてテーブル記憶手段2に記憶されたテーブル
Tから所望とする加算比率を選択して、選択された加算
比率の表を表示手段3に表示するようにしたものであ
る。なお、表示される加算比率は、上記第2の実施形態
と同様に、加算画像において鮮鋭度を重視するかノイズ
低減を重視するかを予め加算手段1において設定してお
き、この設定に基づいて選択されるものである。
【0057】そして、オペレータが上記第1の実施形態
と同様に表示手段3に表示された加算比率の表から所望
とする加算比率を第1の加算比率として選択すると、画
像信号S1,S2が第1の加算比率により加算されて第
1の加算信号S3が表示手段3に表示され、さらに修正
が必要な場合には選択された加算比率が再度表示手段3
に表示される。そして、オペレータが再度加算比率を第
2の加算比率として選択すると、画像信号S1,S2が
第2の加算比率により加算されて最終的な第2の加算信
号S4が得られるものである。
【0058】ここで、第3の実施形態においては、複数
の関心領域が選択される場合があるが、この場合は各関
心領域毎にテーブルTから加算比率が選択されて表示手
段3に表示され、表示された加算比率から所望とする加
算比率を算出することにより上記と同様にして最終的な
第2の加算信号S4が得られる。この場合、選択した関
心領域毎に複数の第2の加算信号S4が存在することと
なるが、表示手段3に表示された加算画像において、所
望とする関心領域をクリックすることにより、その関心
領域に適した加算比率により得られた加算画像が表示手
段3に表示されることとなる。
【0059】なお、上記各実施形態においては、最終的
な第2の加算信号S4が得られた後に、画像信号S1,
S2および第2の加算比率を不図示の記憶手段に記憶す
るようにしてもよい。この際、画像信号S1,S2が加
算信号を求めるための組画像である旨を表す情報、画像
信号S1がシート24の表面から得られ、画像信号S2
がシート24の裏面から得られたものであることを表す
情報をこれらとともに記憶するようにしてもよい。これ
により、後に画像信号S1,S2の加算画像を参照した
い場合に、第2の加算比率により画像信号S1,S2を
加算することにより、上記第1および第2の実施形態に
示したような加算比率を求めるための処理を行う必要が
なくなって迅速に加算信号を求めることができる。ま
た、この場合に、得られた加算信号の加算比率が不適当
なものである場合にも、上記第1および第2の実施形態
に示した加算比率を求める処理を行うことにより、これ
を修正することができる。
【0060】また、上記各実施形態においては、1枚の
蓄積性蛍光体シート24の表面および裏面から放射線画
像を読み取ることにより画像信号S1,S2を得ている
が、2枚の蓄積性蛍光体シートに対して同一被写体を透
過した放射線を同時に照射して放射線画像を各シートに
記録し、各シートから放射線画像を読み取ることにより
得られた2つの画像信号を画像信号S1,S2として加
算を行ってもよい。
【0061】さらに、上記各実施形態においては、テー
ブルTとして複数の加算比率を表すものあるいは複数の
マスクフィルタを表すものとしているが、上記特開平7
−319092号に記載されたように、画像信号S1,
S2をウェーブレット変換等により多重解像度空間に変
換し、各周波数帯域の画像信号を異なる加算比率で加算
して加算信号を逆多重解像度変換することにより加算信
号を得る場合には、各周波数帯域毎の加算比率としても
よい。
【0062】また、上記実施形態においては、テーブル
記憶手段2に記憶されたテーブルTから所望とする加算
比率を選択しているが、所望とする加算比率を数値とし
て入力するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いられる放射線画像読取
装置の構成を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態による画像重ね合せ処
理装置の構成を示す概略ブロック図
【図3】加算比率の表を示す図
【図4】マスクフィルタの周波数特性を示す図(その
1)
【図5】マスクフィルタの周波数特性を示す図(その
2)
【図6】マスクフィルタの周波数特性を示す図(その
3)
【図7】第1の実施形態の動作を示すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施形態による画像重ね合せ処
理装置の構成を示す概略ブロック図
【図9】第2の実施形態の動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施形態による画像重ね合せ
処理装置の構成を示す概略ブロック図
【図11】第3の実施形態の動作を説明するための図
【符号の説明】
1 加算手段 2 テーブル記憶手段 3 表示手段 4 加算比率選択手段 5 加算比率算出手段 6 入力手段 10 レーザ光源 11 レーザ光 12 ミラー 13a,13b 輝尽発光光 14a,14b 光ガイド 15a,15b フォトマルチプライヤ 16a,16b 対数増幅器 17a,17b A/D変換器 18 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H013 AC03 4C093 AA26 AA28 CA01 CA06 CA50 EB05 EE01 FD01 FD02 FD05 FD12 FF07 FF13 FF36 FG04 FG16 5B057 AA07 BA03 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE02 CE06 CE08 CH07 CH09 5C024 AA16 CA05 CA06 CA12 HA02 HA14 HA17 HA24

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被写体の放射線画像を担持する複数
    の画像信号に対して、相対応する画素についての信号間
    において所定の加算比率により加算を行って第1の加算
    信号を取得し、 該第1の加算信号を可視像として表示し、 該表示結果に基づいて設定された前記所定の加算比率と
    は異なる加算比率により前記複数の画像信号に対して、
    相対応する画素についての信号間において加算を行って
    第2の加算信号を取得することを特徴とする画像重ね合
    せ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記異なる加算比率を新たな前記所定の
    加算比率とするとともに、前記第2の加算信号を新たな
    前記第1の加算信号として、該新たな第1の加算信号の
    表示および前記新たな所定の加算比率とは異なる加算比
    率での加算を行うことによる新たな第2の加算信号の取
    得を繰り返し行うことを特徴とする請求項1記載の画像
    重ね合せ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記各画像信号と前記異なる加算比率と
    を記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1または
    2記載の画像重ね合せ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の画像信号および該複数の画像
    信号に対応する加算比率が記憶された記憶手段から該複
    数の画像信号および前記加算比率を読出し、該読出され
    た加算比率を前記所定の加算比率とすることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか1項記載の画像重ね合わせ
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の加算比率を、前記放射線画像
    に付随する情報に基づいて算出することを特徴とする請
    求項1から3のいずれか1項記載の画像重ね合せ処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記所定の加算比率が、予め定められた
    複数の異なる加算比率から選択されたものであることを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像重
    ね合せ処理方法。
  7. 【請求項7】 同一被写体の放射線画像を担持する複数
    の画像信号に対して、相対応する画素についての信号間
    において所定の加算比率により加算を行って第1の加算
    信号を取得する加算手段と、 該第1の加算信号を可視像として表示する表示手段と、 該表示手段への表示結果に基づいて前記所定の加算比率
    とは異なる加算比率を設定する加算比率設定手段と、 相対応する画素についての信号間において前記異なる加
    算比率により加算を行って第2の加算信号を取得するよ
    う前記加算手段を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする画像重ね合せ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記異なる加算比率を
    新たな前記所定の加算比率とするとともに、前記第2の
    加算信号を新たな前記第1の加算信号として、該新たな
    第1の加算信号の表示および前記新たな所定の加算比率
    とは異なる加算比率での加算を行うことによる新たな第
    2の加算信号の取得を繰り返し行うよう前記加算手段を
    制御する手段であることを特徴とする請求項7記載の画
    像重ね合せ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記各画像信号と前記異なる加算比率と
    を記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項7または8記載の画像重ね合せ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の画像信号および該複数の画
    像信号に対応する加算比率が記憶された記憶手段から該
    複数の画像信号および前記加算比率を読出す読出手段を
    さらに備え、前記加算手段は該読出された加算比率を前
    記所定の加算比率とする手段であることを特徴とする請
    求項7から9のいずれか1項記載の画像重ね合わせ処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の加算比率を、前記放射線画
    像に付随する情報に基づいて算出する加算比率算出手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項7から9のいず
    れか1項記載の画像重ね合せ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の加算比率が、予め定められ
    た複数の異なる加算比率を記憶した加算比率記憶手段
    と、 該加算比率記憶手段に記憶された複数の異なる加算比率
    から前記所定の加算比率を選択する選択手段とをさらに
    備えたことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項
    記載の画像重ね合せ処理装置。
  13. 【請求項13】 同一被写体の放射線画像を担持する複
    数の画像信号に対して、相対応する画素についての信号
    間において所定の加算比率により加算を行って第1の加
    算信号を取得する手順と、 該第1の加算信号を可視像として表示する手順と、 該表示結果に基づいて設定された前記所定の加算比率と
    は異なる加算比率により前記複数の画像信号に対して、
    相対応する画素についての信号間において加算を行って
    第2の加算信号を取得する手順とを有するプログラムを
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記異なる加算比率を新たな前記所定
    の加算比率とするとともに、前記第2の加算信号を新た
    な前記第1の加算信号として、該新たな第1の加算信号
    の表示および前記新たな所定の加算比率とは異なる加算
    比率での加算を行うことによる新たな第2の加算信号の
    取得を繰り返し行う手順をさらに有することを特徴とす
    る請求項13記載のコンピュータ読取り可能な記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記各画像信号と前記異なる加算比率
    とを記憶手段に記憶する手順をさらに有することを特徴
    とする請求項13または14記載のコンピュータ読取り
    可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記複数の画像信号および該複数の画
    像信号に対応する加算比率が記憶された記憶手段から該
    複数の画像信号および前記加算比率を読出す手順と、 該読出された加算比率を前記所定の加算比率とする手順
    とをさらに有することを特徴とする請求項13から15
    のいずれか1項記載のコンピュータ読取り可能な記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 前記所定の加算比率を、前記放射線画
    像に付随する情報に基づいて算出する手順をさらに有す
    ることを特徴とする請求項13から15のいずれか1項
    記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記所定の加算比率を、予め定められ
    た複数の異なる加算比率から選択する手順をさらに有す
    ることを特徴とする請求項13から15のいずれか1項
    記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018202009A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び医用画像処理プログラム

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JP2018202009A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置、医用画像処理装置及び医用画像処理プログラム

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