JP2000293531A - 情報検索方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コラボレイティブフィルタリングの際に利用
者による嗜好プロファイルの作成作業を軽減することが
できる情報検索システムを提供する。 【解決手段】 嗜好プロファイルを登録利用者毎にデー
タベース化（１４１〜１４３）して管理する。検索者に
対しては、他の複数の登録利用者の属人情報の一覧を提
示する。そして、検索者が選定した属人情報によって特
定される嗜好プロファイルに基づいてコラボレイティブ
フィルタリング部１３３が情報検索を行い、その検索結
果を検索者に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、嗜好プロファイル
を用いた情報検索技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、コンピュータネットワークの普及
により、多種多様の電子情報が流通するようになってい
る。このような大量の電子情報から、真に関心を持つも
のを効率的に検索する仕組みとして、既知の電子情報の
いくつかについて、人間の主観的な評価（関心度合い）
を例えば数値情報で表した評価情報（以下、「嗜好プロ
ファイル」）を用いて検索を行う手法が開発されてい
る。このような検索手法は、コラボレイティブフィルタ
リングと呼ばれ、嗜好などの人間の主観的な判断を必要
とする、コンピュータによる特徴抽出が難しい領域での
情報検索に用いられている。

【０００３】コラボレイティブフィルタリングでは、予
め嗜好プロファイルを、利用者毎に作成してデータベー
ス化しておく。そして、複数の嗜好プロファイルの中で
嗜好が似ていると推定される集合を特徴ベクトル等を用
いて計算し、その集合の中で高い評価点が与えられ且つ
利用者が未だ評価していない電子情報を当該利用者に提
示する。

【０００４】ところで、嗜好プロファイルの情報量、例
えば当該嗜好プロファイルを作成する際に用いられるプ
ロファイルデータが少ない場合には、コラボレイティブ
フィルタリングの精度が上がらないことが知られてい
る。そのため、情報検索に際しては、ある程度の数のプ
ロファイルデータを利用者毎に蓄積しておく必要があ
る。従来、このプロファイルデータの蓄積は、例えば図
３に示される手順で行われている。

【０００５】すなわち、対象情報をディスプレイ等に表
示させる（ステップＳ３０１）。利用者がその対象情報
に対して評価できる場合、つまりその対象情報を知って
いる場合は、それに対する評価結果を入力させる（ステ
ップＳ３０２：Yes、Ｓ３０３）。利用者が知らない検
索対象情報であった場合は、その情報を他のものに代え
て再表示させる（ステップＳ３０２：No）。利用者から
評価結果が入力された場合は、それをプロファイルデー
タとして利用者毎に蓄積する（ステップＳ３０４：Ye
s、Ｓ３０５）。蓄積したプロファイルデータの量が嗜
好プロファイルとして使用する上で十分かどうかを判定
し（ステップＳ３０６）。不十分であれば、ステップＳ
３０１以降の処理を繰り返す（ステップＳ３０６：N
o）。プロファイルデータの数が十分であれば、その利
用者についてのプロファイルデータの蓄積を終え（ステ
ップＳ３０６：Yes）、コラボレイティブフィルタリン
グによる情報検索を行う（ステップＳ３０７）。

【０００６】

【発明が解決しようとしている課題】上述のコラボレイ
ティブフィルタリングによる情報検索を行う場合は、予
め複数の利用者についての嗜好プロファイルを作成して
おく必要がある。嗜好プロファイルの作成（プロファイ
ルデータの蓄積）は、図３の手順で利用者毎に行われる
ものであり、検索精度をあるレベルに維持するために
は、上記手順を相当数繰り返す必要がある。このこと
は、利用者に対して大きな負担を強いることを意味す
る。また、嗜好プロファイルの作成は、対象情報の内容
を利用者が評価し得ることが前提になっているため、対
象情報が既知ではない場合、つまり未知の分野の情報に
ついてはコラボレイティブフィルタリングの検索手法を
適用できない。

【０００７】そこで本発明は、利用者による嗜好プロフ
ァイルの作成作業を軽減し、また嗜好プロファイルの作
成が困難であった分野での検索をも可能にする、情報検
索方法を提供することにある。本発明の他の課題は、上
記情報検索方法の実施に適した情報検索装置を提供する
ことにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の情報検索方法は、検索対象情報に対する嗜好プロフ
ァイルを登録利用者毎に保持して成る情報検索装置にお
いて実行される方法であって、情報検索を行う検索者か
らの検索要求の入力を契機に当該検索者以外の登録利用
者の属人情報を提示するとともに、該提示に従って前記
検索者が特定した属人情報に対応する嗜好プロファイル
に基づいて所要の情報検索を行う過程を含むことを特徴
とする。

【０００９】属人情報は、既に嗜好プロファイルを作成
した登録利用者に固有のディジタル情報であり、例えば
登録利用者を識別するための名前、性別、年齢、趣味、
対象情報に対する批評、意見、自己ＰＲ等を表すもので
ある。検索者に提示する属人情報は、例えば、検索要求
に含まれる興味分野をそれぞれ自己の興味分野とする１
又は複数の登録利用者の属人情報、検索要求に含まれる
検索対象情報に対してそれぞれ前記検索者と同様の評価
を行っている１又は複数の登録利用者の属人情報、ある
いは、検索対象情報に対して互いに類似ないし共通する
嗜好プロファイルをもつ複数の登録利用者の属人情報で
ある。

【００１０】上記他の課題を解決する本発明の情報検索
装置は、検索対象情報に対する登録利用者の評価結果で
ある嗜好プロファイルに基づいて情報検索を行う装置で
あって、嗜好プロファイルを登録利用者毎に蓄積する嗜
好プロファイル蓄積手段と、情報検索を行う検索者に対
して他の複数の登録利用者の属人情報の一覧を提示する
提示手段と、提示された属人情報の一覧から検索者が選
定した属人情報によって特定される嗜好プロファイルに
基づく検索結果を当該検索者に提示する検索手段とを有
するものである。これにより、検索者が情報検索のたび
に自己の嗜好プロファイルを作成しなくとも済むように
なる。

【００１１】提示手段は、例えば検索者に対して複数の
登録利用者の属人情報のいずれかに含まれるキーワード
の入力を促すとともに、入力されたキーワードを含む属
人情報の一覧を提示するように構成する。嗜好プロファ
イルが予め定めた複数の所定項目に対する登録利用者の
評価結果の場合は、検索者に対して所定項目の一部に対
する評価の入力を促すとともに、当該項目に対して検索
者が入力した評価と一致する評価結果をもつ登録利用者
の属人情報の一覧を提示するように構成する。互いに類
似ないし共通する嗜好プロファイルをもちあう複数の登
録利用者の属人情報の一覧を提示するように構成しても
良い。

【００１２】好ましい実施の形態として、検索者に対し
て自己の嗜好プロファイルを生成するか他人の嗜好プロ
ファイルを使用するかを選択させる手段をさらに備えて
情報検索装置を構成する。この場合の提示手段は、検索
者が他人の嗜好プロファイルの使用を選択したときに上
述の属人情報の一覧を提示することになる。

【００１３】より好ましくは、検索者が選定し属人情報
に対応する嗜好プロファイルの一部又は全部を修正して
その検索者の嗜好プロファイルとして蓄積する手段をさ
らに備えて情報検索装置を構成する。これにより、検索
者による嗜好プロファイルの作成作業を軽減できるよう
になる。

【００１４】登録利用者の数を増やす観点からは、登録
利用者の嗜好プロファイルが検索者によって選択された
回数を累計し、この累計値に応じて当該登録利用者のイ
ンセンティブを特定する手段をさらに備えて情報検索装
置を構成する。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明を映画に関する情報
の検索を嗜好プロファイルを用いて検索する映画情報検
索システムに適用した場合の実施の形態を説明する。以
下の説明では、既に嗜好プロファイルが登録されている
利用者を「登録利用者」、情報検索乃至新たに嗜好プロ
ファイルを登録する利用者を「検索者」と称する。

【００１６】図１は、この映画情報検索システムの構成
図である。この映画情報検索システム１は、キーボード
などの入力装置、ディスプレイなどの出力装置のほか、
通信手段や記憶装置１４を有するコンピュータ装置（又
はシステム）によって実現されるもので、当該コンピュ
ータ装置のＣＰＵが所定のプログラムコードを読み込ん
で実行することにより形成される、入出力制御部１１、
データ処理部１２、データ検索部１３の機能ブロックを
具備している。

【００１７】入出力制御部１１は、入力装置、出力装置
及び通信回線を通じて行う検索要求等の情報の入力、属
人情報や検索結果の提示等の制御を行うものである。デ
ータ処理部１２は、入出力される各種データに関して行
う装置内の動作を制御するものである。データ検索部１
３は後述する各種データベース１４１〜１４３の検索を
行うもので、嗜好プロファイルに基づく情報検索を行う
コラボレイティブフィルタリング部１３１と、属人情報
に基づく嗜好プロファイルを検索する嗜好プロファイル
検索部１３２と、検索要求に基づく属人情報を検索する
属人情報検索部１３３とを有している。

【００１８】記憶装置１４には、嗜好対象データベース
１４１、嗜好プロファイルデータベース１４２、個人情
報データベース１４３が格納されている。嗜好対象デー
タベース１４１は、検索対象となる映画に関する属性情
報、例えば映画のタイトル、映画の製作年月日、その映
画を制作した監督名等を管理するものであり、嗜好プロ
ファイルデータベース１４２は、複数の映画の各々に対
する嗜好プロファイルを登録利用者毎に管理するもので
ある。属人情報データベース１４３は、登録利用者の属
人情報、例えば登録利用者の識別コード、認証キー、テ
キストデータから成る名前、性別、年齢、趣味、映画の
批評情報（映画についての感想を詳細に文字で記述した
情報等）、意見、自己ＰＲ等を管理するものである。属
人情報データベース１４３の属人情報と嗜好プロファイ
ルデータベース１４２の嗜好プロファイルとは互いにリ
ンクしており、また、この嗜好プロファイルと嗜好対象
データベース１４１の属性情報も互いにリンクしてい
る。

【００１９】このように構成される映画情報検索システ
ム１による情報検索方法は、図２の手順で行われる。デ
ータ処理部１２は、出力装置を通じて検索者に自分の嗜
好プロファイルを新規に作成するか、既に登録されてい
る他人の嗜好プロファイルを使用するかを選択させる
（ステップＳ２０１）。検索者が自分の嗜好プロファイ
ルの新規作成を行うと判断できる場合、データ処理部１
２は、既に説明した図３に示した手順で、十分な情報量
が得られるまでその検索者の嗜好プロファイルを作成す
る（ステップＳ２０１：Yes、Ｓ２０２，Ｓ２０３：N
o）。

【００２０】一方、検索者により、他人の嗜好プロファ
イルの使用が選択されたと判断できる場合、データ処理
部１２は、属人情報検索部１３３に他の複数の登録利用
者の属人情報の検索を依頼し、その検索結果を出力装置
を通じて検索者に提示し、いずれかの登録利用者の属人
情報を選定させる（ステップＳ２０１：No、Ｓ２０
４）。この場合の提示手法としては、以下のようなもの
が挙げられる。 （１）検索者の検索要求時に、特定のキーワード、例え
ば映画の興味分野をその検索要求に含ませ、属人情報デ
ータベース１４３内からその興味分野をそれぞれ自己の
興味分野とする登録利用者の一覧を提示する。 （２）検索者が検索要求の際に入力した映画名とその評
価に対して同様の評価を行っている登録利用者の一覧を
提示する。 （３）互いに類似ないし共通の嗜好プロファイルをもつ
複数の登録利用者の一覧を嗜好プロファイル毎、つまり
興味分野毎に提示する。 なお、登録利用者の一覧は、例えば名前、年齢、性別
等、属性情報の一部のみの一覧とする。

【００２１】検索者が特定の属人情報を選択したことを
検知すると（ステップＳ２０５：Yes）、データ処理部
１２は、嗜好プロファイル検索部１３２に該当する嗜好
プロファイルの検索を依頼する（ステップＳ２０６）。
嗜好プロファイルが索出された場合、あるいはステップ
Ｓ２０２において十分な情報量の自分の嗜好プロファイ
ルが作成された場合（ステップＳ２０３：Yes）、コラ
ボレイティブフィルタリング部１３１は、その嗜好プロ
ファイルを用いた情報検索を行い（ステップＳ２０
７）、検索結果を出力装置を通じて検索者に提示する
（ステップＳ２０８）。検索者が自分の嗜好に適合する
と判断できる場合は検索処理を終え（ステップＳ２０
９：Yes）、適合しないと判断される場合は上記ステッ
プＳ２０１以降の処理を繰り返す（ステップＳ２０９：
No）。

【００２２】なお、索出された他の登録利用者の嗜好プ
ロファイルの一部又は全部を修正して検索者の嗜好プロ
ファイルとし、これを嗜好プロファイルデータベース１
４２に蓄積するとともに、属人情報データベース１４３
に検索者の属性情報を登録する機能をデータ処理部１２
又は他のモジュールによって形成するようにしても良
い。

【００２３】このように、本実施形態の映画情報検索シ
ステム１では、検索者以外の登録利用者の嗜好プロファ
イルを使用してコラボレイティブフィルタリングを行え
るようにしたので、検索者による嗜好プロファイルの作
成作業が軽減化される。

【００２４】また、検索者が、自分と嗜好が似ている登
録利用者を探し出し、その登録利用者の嗜好プロファイ
ルに基づく情報を特定することで、自己の嗜好だけでは
検索が不可能であった情報を索出できるようになる。

【００２５】また、検索者の専門分野と異なる分野で信
頼できる登録利用者を探し出し、その者の嗜好プロファ
イルを使用してコラボレイティブフィルタリングを行う
ことにより、自分の知識だけでは得られない領域での情
報検索が可能になる。

【００２６】ところで、コラボレイティブフィルタリン
グの精度を上げるためには、登録利用者の数を増やし、
それによって登録利用者の嗜好の特徴を一様に分布させ
たり、登録利用者の嗜好プロファイルの信頼性を向上さ
せたりすること等が重要な要素になる。そこで、図１に
示した映画情報提供システム１に、登録利用者の嗜好プ
ロファイルが検索者によって選択された回数を累計し、
この累計値に応じて当該登録利用者のインセンティブを
特定する手段を付加することで、広く一般利用者（検索
者を含む）に嗜好プロファイルの新規作成、登録、その
嗜好プロファイルの信頼性向上の維持管理のための動機
付けを与えるようにする。

【００２７】検索者からの苦情受付機能、例えば、不正
確な嗜好プロファイルの登録に対する意見の受付機能を
さらに付加することで、この映画情報提供システムの信
頼性を高めるようにする構成も可能である。

【００２８】また、新規に嗜好プロファイルを作成した
者が利用者登録を行う際に、嗜好プロファイルを公開
（他の者が利用可能な状態にすること）するか、あるい
は通常の嗜好プロファイルによる情報検索のみとするか
（自分及び他人の嗜好プロファイルは非公開）を登録利
用者に対して自己の嗜好プロファイルを公開するか否か
を選択させるようにする構成も可能である。嗜好プロフ
ァイルを公開する場合は、嗜好プロファイルの維持管理
だけでなく、属人情報をも登録する必要がある。

【００２９】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、検索者の嗜好プロファイルを蓄積する作業を
軽減することができ、また、従来、検索者が自分の知識
によっては嗜好プロファイルを作成するのが困難であっ
た分野の情報を検索できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した映画情報検索システムの構成
図。

【図２】本実施形態による情報検索方法の手順説明図。

【図３】従来の情報検索システムにおけるプロファイル
データ収集の処理手順図。

【符号の説明】

１ 映画情報検索システム １１ 入出力制御部 １２ データ処理部 １３ データ検索部 １３１ 嗜好プロファイル検索部 １３２ 属人情報検索部 １３３ コラボレイティブフィルタリング部 １４ 記憶装置 １４１ 嗜好対象データベース １４２ 嗜好プロファイルデータベース １４３ 属人情報データベース

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B075 NK02 PP02 PP12 PP22 PQ02 PQ46 QM05 5B082 AA13 BA13 EA07 EA09 EA10 GC03 GC04 5B089 GA01 GB03 JA40 KA03 KA18 KC44 LB04 LB14 LB25

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 検索対象情報に対する登録利用者の嗜好
   プロファイルを当該登録利用者の属人情報とリンクして
   保持して成る情報検索装置において実行される方法であ
   って、 情報検索を行う検索者からの検索要求の入力を契機に当
   該検索者以外の登録利用者の属人情報を提示する過程
   と、 この提示により前記検索者が選定した属人情報によって
   特定される嗜好プロファイルに基づいて所要の情報検索
   を行う過程とを含む、 情報検索方法。
2. 【請求項２】 前記提示する属人情報が、前記検索要求
   に含まれる興味分野をそれぞれ自己の興味分野とする１
   又は複数の登録利用者の属人情報であることを特徴とす
   る、 請求項１記載の情報検索方法。
3. 【請求項３】 前記提示する属人情報が、前記検索要求
   に含まれる検索対象情報に対してそれぞれ前記検索者と
   同様の評価を行っている１又は複数の登録利用者の属人
   情報であることを特徴とする、 請求項１記載の情報検索方法。
4. 【請求項４】 前記提示する属人情報が、検索対象情報
   に対して互いに類似ないし共通する嗜好プロファイルを
   もつ複数の登録利用者の属人情報であることを特徴とす
   る、 請求項１記載の情報検索方法。
5. 【請求項５】 検索対象情報に対する登録利用者の評価
   結果である嗜好プロファイルに基づいて情報検索を行う
   装置であって、 前記嗜好プロファイルを登録利用者毎に蓄積する嗜好プ
   ロファイル蓄積手段と、 情報検索を行う検索者に対して他の複数の登録利用者の
   属人情報の一覧を提示する提示手段と、 前記提示された属人情報の一覧から検索者が選定した属
   人情報によって特定される嗜好プロファイルに基づく検
   索結果を当該検索者に提示する検索手段とを有すること
   を特徴とする、 情報検索装置。
6. 【請求項６】 前記提示手段は、前記検索者に対して前
   記複数の登録利用者の属人情報のいずれかに含まれるキ
   ーワードの入力を促すとともに、入力されたキーワード
   を含む属人情報の一覧を提示するように構成されている
   ことを特徴とする、 請求項５記載の情報検索装置。
7. 【請求項７】 前記嗜好プロファイルが予め定めた複数
   の所定項目に対する登録利用者の評価結果であり、 前記提示手段は、前記検索者に対して前記所定項目の一
   部に対する評価の入力を促すとともに、当該項目に対し
   て前記検索者が入力した評価と一致する評価結果をもつ
   登録利用者の属人情報の一覧を提示するように構成され
   ていることを特徴とする、 請求項５記載の情報検索装置。
8. 【請求項８】 前記提示手段は、互いに類似ないし共通
   する嗜好プロファイルをもちあう複数の登録利用者の属
   人情報の一覧を提示するように構成されていることを特
   徴とする、 請求項５記載の情報検索装置。
9. 【請求項９】 前記検索者に対して自己の嗜好プロファ
   イルを生成するか他人の嗜好プロファイルを使用するか
   を選択させる手段をさらに備え、前記提示手段は、前記
   検索者が他人の嗜好プロファイルの使用を選択したとき
   に前記属人情報の一覧を提示するように構成されている
   ことを特徴とする、 請求項５乃至８のいずれかの項記載の情報検索装置。
10. 【請求項１０】 前記選定された属人情報に対応する嗜
    好プロファイルの一部又は全部を修正して前記検索者の
    嗜好プロファイルとして前記嗜好プロトコル蓄積手段に
    蓄積する手段をさらに備えて成る、 請求項９記載の情報検索装置。
11. 【請求項１１】 登録利用者の嗜好プロファイルが検索
    者によって選択された回数を累計し、この累計値に応じ
    て当該登録利用者のインセンティブを特定する手段をさ
    らに備えて成る、 請求項１０記載の情報検索装置。