JP2000292836A5 - - Google Patents
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 マクロフラッシュの照明装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】 レンズに装着可能なマクロフラッシュがカメラのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、該照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置において、該複数の照明装置の光軸は該レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾いていることを特徴とするマクロフラッシュの照明装置。
【請求項2】 該複数の照明装置が照明ランプと集光部材とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のマクロフラッシュの照明装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、マクロフラッシュのピント合わせ用照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般にマクロ撮影は、レンズ先端から十数cm程のワーキングディスタンスしかなく、自然光のみでの照明が難しいため、図3で示すようなマクロリングフラッシュを使用することが多い。すなわち、制御部2と発光部3間をカールコード4で接続したマクロリングフラッシュ10はカメラ1のレンズ先端に装着されており、該発光部3には撮影用の閃光発光管6,7とその間にピント合わせ用に照明装置8,9が上下に配設され、発光部3の前面を拡散板15で覆っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、前述従来例では、図4の断面図に示すように、マクロリングフラッシュのピント合わせ用照明装置8,9のそれぞれの光軸13,14は一般的にマクロレンズ11の光軸12と平行に設定されている。そして、同図において破線範囲は照明装置8,9の照明ランプの照射範囲を示しているが、高倍率撮影のときはワーキングディスタンスが少なくなり、ハッチングで示した部分では十分に光が回らない。さらに、高倍率撮影の際は、レンズの実効FNo.も低下してしまうため、ますますピント合わせがやりにくくなっている。
【0004】 本発明は、前述従来例の欠点を除去し、マクロレンズのワーキングディスタンスに適した位置に合わせてピント合わせをしやすくするために、カメラのピント合わせ用の照明装置の光軸がカメラのレンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置を改良したマクロフラッシュの照明装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前述の目的を達成するために、本発明はマクロフラッシュのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、かつ該複数の照明装置の光軸はカメラのレンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾けたものである。
【0006】
【発明の実施の態様】 請求項1に示す本発明はレンズに装着可能なマクロフラッシュがカメラのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、該照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置において、該複数の照明装置の光軸は該レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾いていることにより、マクロレンズのワーキングディスタンスに適した位置に迅速に合うようになり、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすい範囲を格段に広くすることができる。
請求項2に示す本発明は該複数の照明装置が照明ランプと集光部材とから構成されていることにより、マクロレンズのワーキングディスタンスに適した位置に集光させ、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすくなる。
【0007】
【実施例】 まず、実施例の説明に先立って、本発明の基礎となるカメラのピント合わせ用照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置の参考例を、図1の概略構成の断面図に基づいて説明する。
同図において、20は不図示のマクロレンズの先端に装着されるマクロリングフラッシュである。21は該マクロリングフラッシュ20の発光部である。22,23はピント合わせ用照明装置で、該発光部21の間の上下に配置されており、それぞれ照明ランプ22a,23aとその後部に反射笠22b,23bを、前部に集光レンズ22c,23cを設けており、その照明光軸X,Yは該マクロレンズの常用ワーキングディスタンスAに合わせて撮影光軸Oに対し傾けている。
【0008】 以上の構成の参考例では,マクロレンズの常用ワーキングディスタンスAに合わせて照明装置22,23の照明光軸X,Yを撮影光軸Oに対し傾けているので、従来に比べると、明るく被写体が照明されるためピント合わせがやりやすくなっている。
【0009】 図2は本発明の実施例で、前述参考例を改良したものである。なお,説明を簡単にするために前述参考例と同一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明する。図2は本実施例のマクロフラッシュの発光部のみの投射状態を示す断面図である。
本実施例では。上側の照明装置22の光軸はマクロレンズの常用ワーキングディスタンスAより手前に向け、下側の照明装置23の光軸Yはマクロレンズの常用ワーキングディスタンスAより遠方に向けるように撮影光軸Oに対する傾斜角度を変えたものである。その他の構成は前述参考例と同様である。
【0010】 以上の構成の本実施例は、照明装置22,23の照明光軸X,Yを撮影光軸Oに対して互いに変えて傾けているので、被写体を明るく照明する範囲Bを広く設定することが可能となる。
【0011】 なお、本実施例において、照明装置22,23に集光レンズ22c,23cを設けているが、反射笠22b,23bの曲率を適正に設定すれば、集光レンズ22c,23cを省略してもよい。
【0012】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1に示す本発明はレンズに装着可能なマクロフラッシュがカメラのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、該複数の照明装置の光軸が該レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾いていることにより、被写体を明るく照明できるので、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすくなるとともに、そのやりやすい範囲を広くすることができる。
また、請求項2に示す本発明は該複数の照明装置が照明ランプと集光部材とから構成されていることにより、被写体を特に明るく照明できるので、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基礎となるマクロフラッシュの発光部のピント合わせ用照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置の参考例の投射状態を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施例のマクロフラッシュの発光部のピント合わせ用照明装置の投射状態を示す断面図である。
【図3】 従来例のマクロフラッシュを装着したマクロレンズを取り付けた一眼レフカメラの斜視図である。
【図4】 そのマイクロフラッシュを装着したカメラの概略断面図である。
【符号の説明】
20・・マクロリングフラッシュ、21・・発光部、22,23・・ピント合わせ用照明装置、22a,23a・・照明ランプ、22b,23b・・反射笠、22c,23c、O・・撮影光軸、X,Y・・照明装置の光軸。
【発明の名称】 マクロフラッシュの照明装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】 レンズに装着可能なマクロフラッシュがカメラのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、該照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置において、該複数の照明装置の光軸は該レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾いていることを特徴とするマクロフラッシュの照明装置。
【請求項2】 該複数の照明装置が照明ランプと集光部材とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のマクロフラッシュの照明装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、マクロフラッシュのピント合わせ用照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般にマクロ撮影は、レンズ先端から十数cm程のワーキングディスタンスしかなく、自然光のみでの照明が難しいため、図3で示すようなマクロリングフラッシュを使用することが多い。すなわち、制御部2と発光部3間をカールコード4で接続したマクロリングフラッシュ10はカメラ1のレンズ先端に装着されており、該発光部3には撮影用の閃光発光管6,7とその間にピント合わせ用に照明装置8,9が上下に配設され、発光部3の前面を拡散板15で覆っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、前述従来例では、図4の断面図に示すように、マクロリングフラッシュのピント合わせ用照明装置8,9のそれぞれの光軸13,14は一般的にマクロレンズ11の光軸12と平行に設定されている。そして、同図において破線範囲は照明装置8,9の照明ランプの照射範囲を示しているが、高倍率撮影のときはワーキングディスタンスが少なくなり、ハッチングで示した部分では十分に光が回らない。さらに、高倍率撮影の際は、レンズの実効FNo.も低下してしまうため、ますますピント合わせがやりにくくなっている。
【0004】 本発明は、前述従来例の欠点を除去し、マクロレンズのワーキングディスタンスに適した位置に合わせてピント合わせをしやすくするために、カメラのピント合わせ用の照明装置の光軸がカメラのレンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置を改良したマクロフラッシュの照明装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前述の目的を達成するために、本発明はマクロフラッシュのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、かつ該複数の照明装置の光軸はカメラのレンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾けたものである。
【0006】
【発明の実施の態様】 請求項1に示す本発明はレンズに装着可能なマクロフラッシュがカメラのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、該照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置において、該複数の照明装置の光軸は該レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾いていることにより、マクロレンズのワーキングディスタンスに適した位置に迅速に合うようになり、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすい範囲を格段に広くすることができる。
請求項2に示す本発明は該複数の照明装置が照明ランプと集光部材とから構成されていることにより、マクロレンズのワーキングディスタンスに適した位置に集光させ、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすくなる。
【0007】
【実施例】 まず、実施例の説明に先立って、本発明の基礎となるカメラのピント合わせ用照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置の参考例を、図1の概略構成の断面図に基づいて説明する。
同図において、20は不図示のマクロレンズの先端に装着されるマクロリングフラッシュである。21は該マクロリングフラッシュ20の発光部である。22,23はピント合わせ用照明装置で、該発光部21の間の上下に配置されており、それぞれ照明ランプ22a,23aとその後部に反射笠22b,23bを、前部に集光レンズ22c,23cを設けており、その照明光軸X,Yは該マクロレンズの常用ワーキングディスタンスAに合わせて撮影光軸Oに対し傾けている。
【0008】 以上の構成の参考例では,マクロレンズの常用ワーキングディスタンスAに合わせて照明装置22,23の照明光軸X,Yを撮影光軸Oに対し傾けているので、従来に比べると、明るく被写体が照明されるためピント合わせがやりやすくなっている。
【0009】 図2は本発明の実施例で、前述参考例を改良したものである。なお,説明を簡単にするために前述参考例と同一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明する。図2は本実施例のマクロフラッシュの発光部のみの投射状態を示す断面図である。
本実施例では。上側の照明装置22の光軸はマクロレンズの常用ワーキングディスタンスAより手前に向け、下側の照明装置23の光軸Yはマクロレンズの常用ワーキングディスタンスAより遠方に向けるように撮影光軸Oに対する傾斜角度を変えたものである。その他の構成は前述参考例と同様である。
【0010】 以上の構成の本実施例は、照明装置22,23の照明光軸X,Yを撮影光軸Oに対して互いに変えて傾けているので、被写体を明るく照明する範囲Bを広く設定することが可能となる。
【0011】 なお、本実施例において、照明装置22,23に集光レンズ22c,23cを設けているが、反射笠22b,23bの曲率を適正に設定すれば、集光レンズ22c,23cを省略してもよい。
【0012】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1に示す本発明はレンズに装着可能なマクロフラッシュがカメラのピント合わせ用の照明装置を複数個有し、該複数の照明装置の光軸が該レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度を有して傾いていることにより、被写体を明るく照明できるので、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすくなるとともに、そのやりやすい範囲を広くすることができる。
また、請求項2に示す本発明は該複数の照明装置が照明ランプと集光部材とから構成されていることにより、被写体を特に明るく照明できるので、マクロ撮影の際のピント合わせがやりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基礎となるマクロフラッシュの発光部のピント合わせ用照明装置の光軸が該レンズの光軸に対して傾いているマクロフラッシュの照明装置の参考例の投射状態を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施例のマクロフラッシュの発光部のピント合わせ用照明装置の投射状態を示す断面図である。
【図3】 従来例のマクロフラッシュを装着したマクロレンズを取り付けた一眼レフカメラの斜視図である。
【図4】 そのマイクロフラッシュを装着したカメラの概略断面図である。
【符号の説明】
20・・マクロリングフラッシュ、21・・発光部、22,23・・ピント合わせ用照明装置、22a,23a・・照明ランプ、22b,23b・・反射笠、22c,23c、O・・撮影光軸、X,Y・・照明装置の光軸。
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JP09575199A JP3890158B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | マクロフラッシュの照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09575199A JP3890158B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | マクロフラッシュの照明装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000292836A JP2000292836A (ja) | 2000-10-20 |
JP2000292836A5 true JP2000292836A5 (ja) | 2005-07-28 |
JP3890158B2 JP3890158B2 (ja) | 2007-03-07 |
Family
ID=14146215
Family Applications (1)
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JP09575199A Expired - Fee Related JP3890158B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | マクロフラッシュの照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3890158B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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TWI374235B (en) * | 2009-05-05 | 2012-10-11 | Lumos Technology Co Ltd | Variable projection angle ring light apparatus |
JP5871587B2 (ja) * | 2011-11-24 | 2016-03-01 | 株式会社キーエンス | 撮像装置 |
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1999
- 1999-04-02 JP JP09575199A patent/JP3890158B2/ja not_active Expired - Fee Related
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