JP2000292636A - 導波路型光部品および光ファイバ接続方法 - Google Patents
導波路型光部品および光ファイバ接続方法Info
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Abstract
いて作製される光機能回路とが集積された導波路型光部
品を機械強度、長期信頼性に優れ、生産性が高く、低価
格で提供することを目的とする。 【解決手段】 AWG55と、光/電気ハイブリッド集
積技術を用いて作製された光機能回路10aとを基板上
に配設した導波路型光部品において、AWG55は前記
光機能回路10aのチャネル数より多い本数の入出力チ
ャネル導波路54を有し、その入出力チャネル導波路5
4のうち、光機能回路10aに接続されない入出力チャ
ネル導波路54bにより、光機能回路なしでAWGの特
性を評価できるようにした。
Description
導波路回折格子(AWG)と、他の光機能回路とが集積
された導波路型光部品および光ファイバ接続方法に関す
るものである。更に詳しくは、本発明は、機械強度、長
期信頼性に優れた、AWGと光/電気ハイブリッド集積
技術を用いて作製される光機能回路とが集積された導波
路型光部品を生産性が高く、低価格で提供するための回
路構成法に関するものである。
信量の増大や情報の多様化が急速に進んでおり、高速で
大容量な通信ネットワークの研究開発が盛んに行われて
いる。それらの中でも、信号をN個の波長の異なる光に
乗せて伝送する波長多重通信方式(WDM通信方式)
は、光ファイバ1本当りの通信容量をN倍に向上する技
術として大きな期待を集めている。上記のWDM通信方
式では、1本の光ファイバ中を伝搬する複数の異なる波
長からなる信号光を個々に処理するために、それらの信
号光を合成、分離する波長合分波器が必要となる。現在
までに、ファイバグレーティングや多層膜反射フィルタ
などの反射ミラーとサーキュレータを用いたものなど各
種の波長合分波器が開発されている。それらの中でも、
平面光導波回路技術で作製されるアレイ導波路回折格子
(AWG)は、小型で生産性が高いなどの利点から最も
期待されている波長合分波器として挙げられる。
解説を行う。AWGの概略構成を図7(a)に、透過ス
ペクトルの模式図を図7(b)に示す。AWGは、第1
の入出力チャネル導波路51と、第1の扇型スラブ導波
路53aと、チャネル導波路アレイ52と、第2の扇型
スラブ導波路53bと、第2の入出力チャネル導波路5
4とから構成される。第1の入出力チャネル導波路51
に入射された光は、第1の扇型スラブ導波路53a内に
おいて回折しながら伝搬し、第1の扇型スラブ導波路5
3aとチャネル導波路アレイ52との接続部において、
第1の入出力チャネル導波路51と第1の扇型スラブ導
波路53aとの接続部における界分布に依存した振幅、
位相分布を持つ。回折した光はチャネル導波路アレイ5
2により、チャネル導波路アレイ52と第2の扇型スラ
ブ導波路53bとの接続部まで伝搬される。ここで、チ
ャネル導波路アレイ52は、外側の導波路ほど所定の長
さΔLずつ順次長くなるように構成されており、波長λ
の光にとっての導波路長さΔLに相当する光路長差は
(2π・ne・ΔL)/λ(ne;チャネル導波路アレイ
の有効屈折率、λ;伝搬光の波長)であり、波長により
変化するので、チャネル導波路アレイ52と第2の扇型
スラブ導波路53bとの接続部における光の波面は波長
に依存した傾きとなる。チャネル導波路アレイ52から
第2の扇型スラブ導波路53bに入射された光は、第2
の扇型スラブ導波路53b内を伝搬し、第2の扇型スラ
ブ導波路53bと第2の入出力チャネル導波路54との
接続部において多光束干渉を起こしてある位置に焦点を
結ぶ。この焦点位置はチャネル導波路アレイ52と第2
の扇型スラブ導波路53bとの接続部における波面の傾
き具合に依存するため、光の波長によって焦点を結ぶ位
置が異なる。したがって、図7(b)に示すような、光
の波長によって低損失で結合する入出力チャネル導波路
が異なる透過スペクトルが得られ、波長合分波器として
機能する。現在までに半導体材料や石英を主成分とする
ガラス材料などでAWGが作製されているが、特に、石
英を主成分とするガラス材料で作製されたAWGは、材
料の特質から、低損失、低クロストーク、温度安定性が
高いなどの優れた特性のものが実現されている。
し、各種の光機能回路と組み合わせたWDM通信方式用
光部品の需要が徐々に高まっている。既に、半導体材料
や石英を主成分とするガラス材料を導波路材料として用
いたものが実現されているが、その中でも、石英を主成
分とするガラス材料を導波路材料として用いた場合に
は、材料的な特質から特に優れた特性のWDM通信方式
用光部品が実現されている。石英を主成分とするガラス
材料を使用したWDM通信方式用光部品としては、ま
ず、AWGと熱光学効果を用いた光機能回路とを組み合
わせたものとして、AWGと熱光学光位相変調器とを組
み合わせた光CDMA方式用変復調器や、AWGと熱光
学光強度変調器とを組み合わせた光アド・ドロップマル
チプレクサが挙げられる。
電流の印加を開始、または停止してから導波路の温度が
飽和状態に達するまでに0.1〜数msec程度の時間
を要するので、故障時の予備系への切替えやネットワー
ク設計変更時の光パスの切替えなどの低速な光パスの切
替えなどに用いられる。それに対して、数MHz以上の
高速な光信号のビットやセルを処理する高速動作が可能
なWDM通信方式用光部品を実現するためには、高速動
作可能な光機能回路をAWGと組み合わせる必要があ
る。しかし、石英を主成分とするガラス材料は、低損失
で温度安定性が高く導波路材料として適しているが、材
料的に非常に安定な特質を有しており、高速動作可能な
光機能回路を小型に構成することが困難である。
を主成分とするガラス材料を使用し、且つ、高速動作可
能な光機能回路を実現する方法として、壁面にチャネル
導波路が接続される様に導波路材料を除去して光機能素
子搭載用の溝を形成し、その溝内に壁面のチャネル導波
路と光結合するように、半導体や、LiNO3などの無
機誘電体などからなる高速動作可能な光機能素子を搭載
する、光/電気ハイブリッド集積技術がある。
ついて詳しく説明する。この技術による導波路型光部品
の作製手順を図8に示す。なお、ここでは基板としてS
iを使用し、SiCl4とGeCl4を燃焼させて石英を
主成分とするガラス材料を成膜する火炎堆積法(FHD
法)を使用して作製する場合について述べる。まず、図
8(a)に示すように、Si基板1上にアルカリ水溶液
を用いたウェットエッチングによって光機能素子を搭載
するためのSiテラス1aを形成する。その上にSiテ
ラス1aの高さよりも厚い第1の下部クラッド層2を形
成する。その上面をSiテラス1aの上面が露出するま
で機械的に平面研磨し、Siテラス1aの上面に光機能
素子を搭載する際に使用する基板側位置決めマーカ3を
形成して、図8(b)に示すような複合基板を作製す
る。
ッチングとを組み合わせて、第2の下部クラッド層4
と、コア5と、上部クラッド層6とを形成して、図8
(c)に示すような埋め込み型矩形導波路構造を形成す
る。ここで、第2の下部クラッド層4は、後に光機能素
子を搭載した時に、コア5と光機能素子10の光軸の高
さとが合うように厚さを調整して成膜する。
グにより導波路材料をSiテラス1aの上面が露出する
まで除去して光機能素子搭載用の溝を形成する。その後
に、Siテラス1aの上面に光機能素子10の給電用電
気配線7と固定用AuSn半田8とを形成する。最後
に、光機能素子10を搭載する前にダイシングソーを用
いてチップ化し、基板側位置決めマーカ3と光機能素子
側位置決めマーカ9を使用して、コア5と光機能素子1
0の光軸との位置を合わせながら、AuSn半田8を加
熱して固定する(図8(e))。
いて作製される光機能部品とAWGを集積して実現した
導波路型光部品の例としては、半導体光増幅器チップを
搭載した半導体光スイッチアレイを2つのAWGで挟み
込んだ構成の光ATM方式用透過波長選択器が挙げられ
る。
回路を組み合わせたWDM通信方式用光部品の場合に
は、当該光機能回路が導波路上に薄膜ヒータを装荷した
だけの構造であるため、作製工程の途中でAWGの特性
確認を行いながら作製工程を進めて作製することができ
た。しかし、光/電気ハイブリッド集積技術を用いて作
製した光機能部品は、光機能素子搭載用の溝で導波路が
切断されていて光機能素子を搭載する前は光が伝搬され
ない構造であるから、作製工程の途中でAWGの特性確
認を行うことができず、光機能素子の搭載までの全作製
工程を完了した後に部品全体の特性を評価して良品を選
別するか、あるいはAWGを当該光機能回路とは別の基
板上に作製し、特性評価を行って良品を選別してから有
機樹脂などの接着剤で接続して作製していた。更に、光
ファイバを接続する場合にも調芯用のモニタ光が伝搬し
ないので、回路中に調芯用のダミー導波路を形成する
か、あるいは搭載した光機能素子に給電しながら被接続
ファイバの調芯を行っていた。
回路について、全作製工程を完了してから良品を選別す
る方法では、仕様から外れた不良品に対しても光機能素
子の搭載を行うため、生産性の低下や生産コストの上昇
といった問題が生じていた。また、AWGと光機能回路
を別々の基板上に作製し、良品を選別してから接着接続
する方法では、接着箇所の増加によって機械的強度や長
期信頼性の低下を招いたり、また、数〜数十本ある導波
路を0.1μm程度の精度で調芯しながら接続する必要
があるため、実装工程が複雑化したり、回路接続専用の
実装装置が別途必要となり、同様に、生産性の低下、生
産コストの上昇などの問題を生じていた。更にファイバ
接続工程においても、調芯用ダミー導波路の形成により
回路構成が制限されたり、光機能素子に給電しながら被
接続ファイバの調芯ができる複雑なファイバ接続装置が
必要になるなどの問題が生じていた。
されたものであり、AWGと、光/電気ハイブリッド集
積技術を用いて作製される光機能回路が同一基板上に作
製され、且つ、作製工程の途中におけるAWGの特性評
価が可能であって、不良品への無駄な工程を省くことが
でき、機械的強度、長期信頼性に優れ、且つ、生産性が
高く、低価格な導波路型光部品を提供することにある。
用することなく、かかる導波路型光部品と光ファイバと
を容易に接続することができる光ファイバ接続方法を提
供することにある。
に、請求項1に記載の本発明の導波路型光部品は、第1
および第2入出力チャネル導波路を有するアレイ導波路
回折格子と、前記第2入出力チャネル導波路と光結合す
る光機能素子を有する光機能回路とを同一基板上に配設
し、前記アレイ導波路回折格子の第2入出力チャネル導
波路を前記光機能回路に光学的に接続した導波路型光部
品において、前記第2入出力チャネル導波路の個数を、
前記光機能回路のチャネル数よりも少なくとも1つ多く
定め、該第2入出力チャネル導波路のうち、前記光機能
回路に接続されない残余の入出力チャネル導波路を当該
導波路型光部品の端部まで延在させたことを特徴とす
る。
載の本発明導波路型光部品は、請求項1に記載の導波路
型光部品において、前記残余の入出力チャネル導波路
は、前記第2入出力チャネル導波路のうち、両外側に配
置されている導波路であることを特徴とする。
載の本発明光ファイバ接続方法は、請求項1または請求
項2に記載の導波路型光部品に光ファイバを接続するに
あたり、前記残余の入出力チャネル導波路にモニタ光を
入射し、前記アレイ導波路回折格子を透過して前記第1
入出力チャネル導波路まで伝搬されたモニタ光を被接続
光ファイバで受けて受光強度を測定しながら、当該受光
強度が最大になるように当該被接続光ファイバを調芯
し、当該被接続光ファイバと当該導波路型光部品とを固
定して接続することを特徴とする。
載の本発明導波路型光部品は、それぞれ、第1および第
2入出力チャネル導波路を有する複数個のアレイ導波路
回折格子と、前記第2入出力チャネル導波路と光結合す
る光機能素子を有する光機能回路とを同一基板上に配設
し、前記複数個のアレイ導波路回折格子のそれぞれの前
記第2入出力チャネル導波路を前記光機能回路を介して
互いに光学的に接続した導波路型光部品において、前記
複数個のアレイ導波路回折格子の各々の前記第2入出力
チャネル導波路の個数を、接続される前記光機能回路の
チャネル数よりも少なくとも1つ多く定め、該第2入出
力チャネル導波路のうち、前記光機能回路に接続されな
い残余の入出力チャネル導波路の各々のうちの1つを、
前記光機能回路を迂回して、前記複数個のアレイ導波路
回折格子のうち、他のアレイ導波路回析格子のうちの1
つの残余の入出力チャネル導波路と接続したことを特徴
とする。
載の本発明導波路型光部品は、請求項4に記載の導波路
型光部品において、前記残余の入出力チャネル導波路
は、前記第2入出力チャネル導波路のうち両外側に配置
されている導波路であることを特徴とする。
載の本発明光ファイバ接続方法は、請求項4または請求
項5に記載されている導波路型光部品に、光ファイバを
接続するにあたり、前記複数個のアレイ導波路回析格子
のうちの1つの前記第1入出力チャネル導波路からモニ
タ光を入射し、前記複数個のアレイ導波路回折格子を透
過して他のアレイ導波路回折格子の第1入出力チャネル
導波路まで伝搬されたモニタ光を被接続光ファイバで受
けて受光強度を測定しながら、当該受光強度が最大にな
るように当該被接続光ファイバを調芯し、当該被接続光
ファイバと当該導波路型光部品とを固定して接続するこ
とを特徴とする。
載の本発明導波路型光部品は、請求項1,2,4および
5のいずれかに記載の導波路型光部品において、基板材
料がSiであり、導波路材料がガラス材料であることを
特徴とする。
載の本発明光ファイバ接続方法は、請求項3または6に
記載の光ファイバ接続方法において、基板材料がSiで
あり、導波路材料がガラス材料であることを特徴とす
る。
AWGと光/電気ハイブリッド集積技術を用いて作製さ
れた光機能回路とを同一基板上に集積して光部品を構成
する場合に、前述の光機能回路に接続されず、且つ、当
該導波路型光部品の端部まで延在された残余の第2入出
力チャネル導波路を特性確認用チャネル導波路として用
いることより、光機能回路に接続される第2入出力チャ
ネル導波路が光機能素子を搭載するための溝によって切
断されていても、光機能素子を搭載する前に、作製した
AWGの特性評価を特性確認用チャネル導波路を用いて
行って良品を選別することができるので、不良品へ無駄
な光機能素子を搭載する工程を省くことができ、導波路
型光部品を機械強度、長期信頼性、生産性が高く、且つ
低価格に作製することができる。
は、請求項1に記載の導波路型光部品において、特に、
前述の特性確認用チャネル導波路として当該導波路型光
部品の端部まで延在された残余の第2入出力チャネル導
波路を、光機能回路に接続される第2入出力チャネル導
波路の両外側に配置することによって、光機能素子搭載
前にAWGの特性評価をより正確に行うことができ、不
良品への光素子搭載工程をより確実に省くことができ
る。
続方法は、請求項1または請求項2に記載の導波路型光
部品において、特に前述の当該導波路型光部品の端部ま
で延在された残余の第2入出力チャネル導波路からモニ
タ光を入射し、AWGを透過して反対側の第1入出力チ
ャネル導波路に伝搬されたモニタ光を被接続光ファイバ
で受けて受光強度を測定しながら、その光強度が最大に
なるように調芯しながら被接続光ファイバと当該導波路
型光部品とを接続するので、光機能回路に接続される第
2入出力チャネル導波路が光機能素子を搭載するための
溝によって切断されていても、調芯用ダミー導波路を形
成したり、光機能素子へ給電しながら光ファイバ接続を
行う必要がなく、回路構成の制限や光ファイバ接続装置
の複雑化を伴わずに、容易に被接続光ファイバと導波路
型光部品との接続を行うことができる。
品は、複数個のAWGと光/電気ハイブリッド集積技術
を用いて作製された光機能回路とを同一基板上に集積し
て光部品を構成する場合に、光機能回路を迂回するよう
に複数個のAWGを接続することにより、光機能回路に
接続される第2入出力チャネル導波路が光機能素子を搭
載するための溝によって切断されていても、光機能素子
を搭載する前に縦続接続された複数個のAWGの特性評
価を行って良品を選別することができるので、不良品へ
無駄な光機能素子を搭載する工程を省くことができ、導
波路型光部品を機械強度、長期信頼性、生産性が高く、
且つ低価格に作製することができる。
品は、請求項4に記載した導波路型光部品において、特
に、前述の他のAWGに接続される入出力チャネル導波
路を、光機能回路に接続される第2入出力チャネル導波
路の両外側に配置することにより、光機能素子搭載前に
複数個のAWGの特性評価をより正確に行うことがで
き、不良品への光素子搭載工程をより確実に省くことが
できる。
続方法は、請求項4または請求項5に記載の導波路型光
部品において、前述の光機能回路を迂回するように複数
個のAWGを接続しており、光機能回路に接続される第
2入出力チャネル導波路が光機能素子を搭載するための
溝によって切断されていても、一方の第1入出力チャネ
ル導波路から入射したモニタ光が複数個のAWGを介し
て他方の第1入出力チャネル導波路まで伝搬するように
し、伝搬されたモニタ光を被接続光ファイバで受けて受
光強度を測定しながら、その光強度が最大になるように
調芯しながら、被接続光ファイバと当該導波路型光部品
を接続するので、光機能回路に接続される第2入出力チ
ャネル導波路が光機能素子を搭載するための溝によって
切断されていても、調芯用ダミー導波路を形成したり、
光機能素子へ給電しながら光ファイバ接続を行う必要が
なく、回路構成の制限や光ファイバ接続装置の複雑化を
伴わずに、容易に被接続光ファイバと導波路型光部品と
の接続を行うことができる。
は、請求項1,2,4および5のいずれかに記載の導波
路型光部品において、非常に平坦性が高いSi基板を使
用し、且つ、材料的に非常に安定な特質を有する石英を
主成分とするガラス材料からなる導波路材料を用いるこ
とで、特に、低損失、低クロストーク、温度安定性が高
いといった優れた性能を有する当該導波路型光部品を作
製することができる。
方法は、請求項3または6に記載の光ファイバ接続方法
において、非常に平坦性が高いSi基板を使用し、且
つ、材料的に非常に安定な特質を有する石英を主成分と
するガラス材料からなる導波路材料を用いることで、特
に、低損失、低クロストーク、温度安定性が高いといっ
た優れた性能を有する当該導波路型光部品を作製するこ
とができる。
例に係る導波路型光部品を図1に示す。
回路であり、ここで、光/電気ハイブリッド集積技術を
用いて作製した、光機能回路としての8チャネルの半導
体PDアレイ10aと、当該半導体PDアレイ10aの
チャネル数より1チャネル多い9チャネルのAWG55
とをSi基板1上に集積する。第1の入出力チャネル導
波路51に被接続ファイバ11から入射された複数の異
なる波長からなる信号光を扇形スラブ導波路53を介し
てAWG55に導き、このAWG55でそれぞれの波長
に対応する第2の入出力チャネル導波路54に分波し
て、半導体PDアレイ10aで受光する。9本ある第2
の入出力チャネル導波路54のうち、8本の第2の入出
力チャネル導波路54aを半導体PDアレイ10aに接
続し、残余の1本の第2の入出力チャネル導波路54b
を特性確認用チャネル導波路として回路の端へ接続して
ある。本実施例では、AWG55として、チャネル間ピ
ーク波長間隔が50GHz、FSRが16ch(800
GHz)のものを使用した。AWG55の設計パラメー
タの一例は、チャネル導波路アレイ52の本数が50
本、チャネル導波路アレイ52の隣接導波路長差(Δ
L)が125μm、扇型スラブ導波路53の焦点距離が
15mmである。第1の入出力チャネル導波路51と、
チャネル導波路アレイ52と、扇形スラブ導波路53
と、第2の入出力チャネル導波路54とは、図1(b)
に示す矩形導波路構造をもつ。当該導波路構造の概略寸
法の一例は、Si基板1の厚さが1mm、第1の下部ク
ラッド層2の厚さが20μm、第2の下部クラッド層4
の厚さが5μm、上部クラッド層6の厚さは20μm、
コア5の断面寸法が7μm角であり、コア5とクラッド
層との比屈折率差は0.7%である。半導体PDアレイ
10aとしては、光機能素子、すなわち半導体PDを搭
載する際の位置ずれトレランスを大きくするために、た
とえば、テーパ形状を用いたスポットサイズ変換部付き
の半導体PDチップを使用し、その概略寸法は、たとえ
ば、長さ1mm、厚さ300μm、幅500μmであ
る。
の入出力チャネル導波路54bからモニタ光を入射し、
第1の入出力チャネル導波路51へ伝搬されたモニタ光
を被接続ファイバ11で受け、その受光強度が最大にな
るように被接続ファイバ11を調芯して、有機接着剤や
金属半田、たとえばUV硬化型有機接着剤で固定する。
本発明では第1の入出力チャネル導波路51と第2の入
出力チャネル導波路54bを使用することによって、調
芯用ダミー導波路を用いることなく、従来から使用して
いる調芯機能のみを有するファイバ接続装置を用いて、
被接続ファイバ11の接続を行うことができる。本実施
例の光部品は、図8に示した光/電気ハイブリッド集積
技術を使用して作製することができる。
例の多波長受光回路を50回路作製した。まず、図8
(a)から図8(e)に示すように、基板1の上の導波
路材料を部分的に除去して光機能素子搭載用の溝を形成
するまでの工程と、ダイシングソーを用いたチップ化す
るまでの工程を行い、光機能回路10aに接続されてい
ない第2の入出力チャネル導波路54bを用いてAWG
55の特性を評価した。評価は、図7(b)に示した、
損失、クロストーク、及びピーク波長ずれの3項目につ
いて行った。ここで、特性の許容値は、損失2dB以
下、クロストーク30dB以上、ピーク波長ずれ0.0
4nm(5GHz)以下と設定した。測定方法として
は、損失とクロストークは光機能回路10aに接続され
ていない第2の入出力チャネル導波路54bにおける実
測値として直接的に測定し、ピーク波長ずれは、光機能
回路10aに接続されていない第2の入出力チャネル導
波路54bにおけるピーク波長の実測値と、チャネル間
ピーク波長間隔の設計値とを基にして計算により求め
た。この測定方法では、損失とクロストークを0.1d
B以下の誤差で測定でき、ピーク波長ずれを0.02n
m(2.5GHz)以下の誤差で測定できた。特性評価
の結果、上記の条件を満たした良品は全体の84%に相
当する42回路であった。選別した良品に対して光機能
素子たる半導体PDチップを搭載する。すなわち、上述
の溝の内部に、基板1上の導波路と光結合するように光
機能回路を構成する光機能素子(本例では半導体PDチ
ップ)を、図8(d),(e)に示すように、光/電気
ハイブリッド集積技術を用いて搭載する。それにより、
基板1上にAWG55と光機能回路としての半導体PD
アレイ10aとを配置して光部品を得る。ここで、再度
AWG55の特性評価を行った結果、42回路中40回
路で上記の許容値を満たす良好な特性が得られた。最後
の特性評価で2つの回路が上記の許容値を満たさなかっ
たが、これは、光機能回路10aに接続されていない第
2の入出力チャネル導波路54bの実測値から、光機能
回路10aに接続されている第2の入出力チャネル導波
路54aのピーク波長を推定する際に、チャネル間ピー
ク波長間隔の値として設計値を用いたため、実際に作製
したAWG55のチャネル間ピーク波長間隔の値との誤
差によってピーク波長を正確に求めることができなかっ
たからである。
アレイ10aとを同一基板1の上に作製しているので、
機械強度、長期信頼性に優れ、更に、光機能素子を搭載
する工程の前に行った特性評価で8個の不良品を選別す
ることができ、不良品に半導体PDチップを搭載するこ
とを省くことができる。本実施例では、従来の全回路に
素子搭載を行う方法と比較して、半導体PDチップの搭
載工程と半導体PDチップにかかる費用を16%削減す
ることができた。
能素子として半導体PDチップを用いたが、本発明はこ
れに制限されるものでなく、半導体材料、若しくは無機
誘電体材料からなるレーザチップや、EA変調器チップ
や、AO変調器チップや、光増幅器チップなどの他の光
機能素子を用いた場合にも本発明を適用することがで
き、機械強度、長期信頼性、生産性の向上、生産コスト
の削減といった効果が本実施例と同様に得られる。
成分としたガラス材料を用いたが、本発明はこれに制限
されるものでなく、半導体材料や無機誘電体材料を導波
路材料とした場合にも適用することができ、本実施例と
同様に上記の効果が得られる。
れない第2の入出力チャネル導波路54bを、光機能回
路10aに接続された第2の入出力チャネル導波路54
aに隣接する位置に1本のみ配置したが、これを2本、
若しくはそれ以上にすることでチャネル間ピーク波長間
隔も求めることができ、以って、素子搭載工程の前に行
う特性評価をより正確に行うことができる。
導波路型光部品を図2に示す。
回路であり、ここで、光/電気ハイブリッド集積技術を
用いて作製した、光機能回路としての、8チャネルの半
導体PDアレイ10aと、半導体PDアレイのチャネル
数より2チャネル多い10チャネルのAWG55とをS
i基板1上にが集積する。10本ある第2の入出力チャ
ネル導波路54のうち、中央に位置する8本の第2の入
出力チャネル導波路54aを半導体PDアレイ10aへ
接続し、導波路54aの両外側に配置されている2本の
第2の入出力チャネル導波路54bを特性確認用チャネ
ル導波路として回路の端へ接続してある。使用したAW
G55の構造パラメータは、第2の入出力チャネル導波
路54の本数が10本であることを除き、実施例1と全
て同じであるので、詳細な説明は省略する。各チャネル
導波路の形成に使用した導波路構造と、半導体PDアレ
イ10aの概略構成と、その作製手順と、ファイバ接続
方法は実施例1と同じであるので、詳細な説明は省略す
る。
上記の多波長受光回路を50回路作製した。ダイシング
ソーでチップ化した段階で、光機能回路10aに接続さ
れていない第2の入出力チャネル導波路54bを用いて
AWG55の特性を評価した。損失とクロストークは、
実施例1と同様に光機能回路10aに接続されない第2
の入出力チャネル導波路54bにおける実測値として直
接的に測定した。ピーク波長ずれは、光機能回路10a
に接続されている第2の入出力チャネル導波路54aの
両外側に配置された、2本の光機能回路に接続されてい
ない第2の入出力チャネル導波路54bにおけるピーク
波長の実測値と、その実測値の差から得られるチャネル
間ピーク波長間隔に基づいて計算により求めた。本実施
例では、光機能回路10aに接続されている第2の入出
力チャネル導波路54aのピーク波長を計算する際に、
チャネル間ピーク波長間隔を実測値から得ることができ
るので、設計値を使用する実施例1の場合よりも正確に
AWG55のピーク波長ずれを評価することができる。
このような測定方法では、損失とクロストークを実施例
1と同様に0.1dB以下の誤差で測定でき、ピーク波
長ずれを実施例1の場合の半分である0.01nm
(1.25GHz)以下の誤差で測定できた。実施例1
と同様に、特性の許容値を損失2dB以下、クロストー
ク30dB以上、ピーク波長ずれ0.04nm(5GH
z)以下と設定して良品の選別を行った結果、良品は全
体の80%に相当する40回路であった。選別した良品
に対して光機能素子たる半導体PDチップを搭載して、
再度AWG55の特性評価を行った結果、40回路全て
で上記の許容値を満たす良好な特性が得られた。
55と半導体PDアレイ10aとを同一基板1の上に作
製しているので、機械強度、長期信頼性に優れ、更に、
光機能素子を搭載する工程の前に行った特性評価で10
個の不良品を選別することができ、不良品に半導体PD
チップを搭載することを省くことができたため、従来の
全回路に素子搭載を行う方法と比較して、半導体PDチ
ップの搭載工程と半導体PDチップにかかる費用を20
%削減することができた。本実施例では、素子を搭載す
る前にAWG55の特性評価を正確に行うことができ、
前記の許容値を満たさない不良品を完全に選別すること
ができたため、実施例1と比較して、無駄な素子を搭載
することをより省くことができた。
Dチップを使用し、導波路材料として石英を主成分とし
たガラス材料を用いたが、本発明はこれに制限されるも
のでなく、他の光機能素子、導波路材料を用いた場合に
も適用することができ、機械強度、長期信頼性、生産性
の向上、生産コストの削減といった効果が本実施例と同
様に得られる。
導波路型光部品を図3に示す。
択回路であり、ここで、光/電気ハイブリッド集積技術
を用いて作製した、光機能回路としての8チャネルの半
導体光スイッチアレイ10bと、半導体光スイッチアレ
イのチャネル数より2チャネル多い10チャネルのAW
G55aおよび55bとをSi基板1上に集積する。第
1のAWG55aの第1の入出力チャネル導波路51a
に被接続ファイバ11から入射された異なる波長からな
る複数の信号光を、第1のAWG55aでそれぞれの波
長に対応する第2の入出力チャネル導波路54aへ波長
毎に分離して、半導体光スイッチアレイ10bに導く。
この光スイッチアレイ10bにおいて、透過させたい波
長に対応したチャネルを電流印加によりON状態にし、
その透過した信号光を第2のAWG55bに導き、さら
に第2のAWG55bにより第1の入出力チャネル導波
路51bに合波させる。2つのAWG55aおよび55
bは、10本ある第2の入出力チャネル導波路54のう
ち、中央に位置する8本の第2の入出力チャネル導波路
54aが半導体光スイッチアレイ10bに接続され、チ
ャネル導波路54aの両外側に配置されている2本の第
2の入出力チャネル導波路54bは特性確認用チャネル
導波路として図示のように回路の端へ接続されている。
ラメータは、第2の入出力チャネル導波路54の本数が
10本であることを除き、実施例1と全て同じであるの
で詳細な説明は省略する。半導体光スイッチアレイ10
bとしては、素子搭載の際の位置ずれトレランスを大き
くするために、テーパ形状を用いたスポットサイズ変換
部付きの半導体光増幅器チップを8チップ使用し、その
概略寸法は、たとえば、長さ1mm、厚さ300μm、
幅500μmである。各チャネル導波路の形成に使用し
た導波路構造と、その作製手順と、ファイバ接続方法は
実施例1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
上記の透過波長選択回路を50回路作製した。ダイシン
グソーでチップ化した段階で、光機能回路10bに接続
されていない第2の入出力チャネル導波路54bを用い
て2つのAWG55aおよび55bの特性評価を行っ
た。特性評価は実施例2と同様の方法で行ったので、詳
細な説明は省略する。本実施例では、実施例2と同様
に、損失とクロストークを0.1dB以下の誤差で測定
でき、ピーク波長ずれを0.01nm(1.25GH
z)以下の誤差で測定できた。実施例1と同様に、特性
の許容値を損失2dB以下、クロストーク30dB以
上、ピーク波長ずれ0.04nm(5GHz)以下と設
定して良品の選別を行った結果、2つのAWG55aお
よび55bともに許容値を満たした良品は全体の64%
に相当する32回路であった。その後、選別した良品に
対して半導体光スイッチアレイ10bを構成する半導体
光増幅器チップを搭載し、得られた半導体光スイッチア
レイ10bを駆動させて特性評価を行った結果、32回
路全てで2つのAWG55aおよび55bがともに上記
の許容値を満たす良好な特性が得られた。本実施例で
は、素子10bを搭載する前に2つのAWG55aおよ
び55bの特性評価を正確に行うことができ、良品のみ
を完全に選別することができたので、実施例1と比較し
て、無駄な素子を搭載することをより省くことができ
た。
AWG55aおよび55bと半導体光スイッチアレイ1
0bとを同一基板上に作製しているので、機械強度、長
期信頼性に優れ、更に、光機能素子、すなわち半導体光
増幅器チップを搭載する前に行った特性評価で18個の
不良品を選別することができ、不良品に半導体光増幅器
チップを搭載することを省くことができたので、従来の
全回路に素子搭載を行う方法と比較して、半導体光増幅
器チップの搭載工程と半導体光増幅器チップにかかる費
用を36%削減することができた。
能素子として半導体光増幅器チップを使用し、導波路材
料として石英を主成分としたガラス材料を用いたが、本
発明はこれに制限されるものでなく、他の光機能素子、
導波路材料を用いた場合にも適用することができ、信頼
性、生産性の向上、生産コストの削減といった効果が本
実施例と同様に得られる。
導波路型光部品を図4に示す。
同様の透過波長選択回路であり、ここで、光/電気ハイ
ブリッド集積技術を用いて作製した。光機能回路として
の8チャネルの半導体光スイッチアレイ10bと、半導
体光スイッチアレイ10bのチャネル数よりも2チャネ
ル多い10チャネルのAWG55aおよび55bとをS
i基板1上に集積する。2つのAWG55aおよび55
bは、10本ある第2の入出力チャネル導波路54のう
ち、中央に位置する8本の第2の入出力チャネル導波路
54aが半導体光スイッチアレイ10bに接続され、そ
の両外側に配置されている。一方のAWGからの2本の
第2の入出力チャネル導波路54bは半導体光スイッチ
アレイ10bを迂回するようにして他方のAWGの第2
の入出力チャネル導波路54bと相互接続されている。
の構造パラメータは、第2の入出力チャネル導波路54
の本数が10本であることを除き、実施例1と全て同じ
であるので、詳細な説明は省略する。各チャネル導波路
の形成に使用した導波路構造と、その作製手順は実施例
1と同じであり、半導体光スイッチアレイ10bの概略
構成は実施例3と同じであるので、詳細な説明は省略す
る。
の入出力チャネル導波路51aから第1のAWG55a
にモニタ光を入射し、2つのAWG55aおよび55b
を透過して、第2のAWG55bから第1の入出力チャ
ネル導波路51bへ伝搬されたモニタ光を被接続ファイ
バ11で受け、その受光強度が最大になるように被接続
ファイバ11を調芯してUV硬化型有機接着剤で固定し
た。本発明では、第1のAWG55a側の第1の入出力
チャネル導波路51aと、第2のAWG55b側の第1
の入出力チャネル導波路51bとを使用することによっ
て、調芯用ダミー導波路を用いることなく、従来から使
用している調芯機能のみを有するファイバ接続装置を用
いて、被接続ファイバ11の接続を行うことができる。
本実施例の光部品は、図8に示した光/電気ハイブリッ
ド集積技術を使用して作製することができる。
上記の透過波長選択回路を50回路作製した。ダイシン
グソーでチップ化した段階で、光機能回路10bに接続
されていない第2の入出力チャネル導波路54bを用い
て2つのAWG55aおよび55bの特性評価を行っ
た。特性評価は、第1のAWG55a側の第1の入出力
チャネル導波路51aと、第2のAWG55b側の第1
の入出力チャネル導波路51bを使用し、2つのAWG
55aおよび55bが縦続に接続された状態での透過ス
ペクトルを測定した。実施例2と同様に、損失とクロス
トークは、光機能回路10bに接続されていない第2の
入出力チャネル導波路54bにおける実測値として直接
的に測定し、ピーク波長ずれは、光機能回路10bに接
続されている第2の入出力チャネル導波路54aの両外
側に配置された、光機能回路10bに接続されていない
2本の第2の入出力チャネル導波路54bにおけるピー
ク波長の実測値と、その実測値の差から得られるチャネ
ル間ピーク波長間隔に基づいて計算により求めた。この
測定方法では、実施例2と同様に、損失とクロストーク
を0.1dB以下の誤差で測定でき、ピーク波長ずれを
0.01nm(1.25GHz)以下の誤差で正確に測
定できた。実施例1と同様に、特性の許容値を損失2d
B以下、クロストーク30dB以上、ピーク波長ずれ
0.04nm(5GHz)以下と設定して良品の選別を
行った結果、2つのAWG55aおよび55bがともに
許容値を満たした良品は全体の64%に相当する32回
路であった。その後、選別した良品に対して半導体光増
幅器チップを搭載し、得られた半導体光スイッチアレイ
10bを駆動させて特性評価を行った結果、32回路全
てで2つのAWG55aおよび55bがともに上記の許
容値を満たす良好な特性が得られた。本実施例では、素
子を搭載する前に2つのAWG55aおよび55bの特
性評価を正確に行うことができ、良品のみを完全に選別
することができたので、実施例1と比較して、無駄な素
子を搭載することをより省くことができた。
AWG55aおよび55bと半導体光スイッチアレイ1
0bとを同一基板1の上に作製しているので、機械強
度、長期信頼性に優れ、更に、光機能素子を搭載する前
に行った特性評価で18個の不良品を選別することがで
き、不良品に半導体光増幅器チップを搭載することを省
くことができたので、従来の全回路に素子搭載を行う方
法と比較して、半導体光増幅器チップの搭載工程と半導
体光増幅器チップにかかる費用を36%削減することが
できた。
増幅器チップを使用し、導波路材料として石英を主成分
としたガラス材料を用いたが、本発明はこれに制限され
るものでなく、他の光機能素子、導波路材料を用いた場
合にも適用することができ、信頼性、生産性の向上、生
産コストの削減といった効果が本実施例と同様に得られ
る。
導波路型光部品を図5に示す。
同様の透過波長選択回路であり、光/電気ハイブリッド
集積技術を用いて作製した、光機能回路としての8チャ
ネルの半導体光スイッチアレイ10bと、半導体光スイ
ッチアレイ10bのチャネル数よりも1チャネル多い9
チャネルのAWG55aおよび55bとをSi基板1上
に集積する。本実施例では、2つのAWG55aおよび
55bを扇型スラブ導波路53の部分で重ねあわせ、且
つ、AWG55aおよび55bのそれぞれ9本ある第2
の入出力チャネル導波路54のうち、8本の第2の入出
力チャネル導波路54aを半導体光スイッチアレイ10
bへ接続し、残余の各1本の第2の入出力チャネル導波
路54bを特性確認用チャネル導波路として回路の端へ
接続してある。
パラメータは、第2の入出力チャネル導波路54の本数
が10本であることを除き、実施例1と全て同じである
ので、詳細な説明は省略する。各チャネル導波路の形成
に使用した導波路構造と、その作製手順は実施例1と同
じであり、半導体光スイッチアレイ10bの概略構成
と、ファイバ接続方法は実施例3と同じであるので、詳
細な説明は省略する。
上記の透過波長選択回路を50回路作製した。ダイシン
グソーでチップ化した段階で、光機能回路10bに接続
されていない第2の入出力チャネル導波路54bを用い
てAWG55aおよび55bの特性を評価した。測定方
法としては、実施例1と同様に、損失とクロストークは
光機能回路10bに接続されていない第2の入出力チャ
ネル導波路54bにおける実測値として直接的に測定
し、ピーク波長ずれは、光機能回路10bに接続されて
いない第2の入出力チャネル導波路54bにおけるピー
ク波長の実測値と、チャネル間ピーク波長間隔の設計値
を基に計算により求めた。この測定方法では、実施例1
と同様に、損失とクロストークを0.1dB以下の誤差
で測定でき、ピーク波長ずれを0.02nm(2.5G
Hz)以下の誤差で測定できた。実施例1と同様に、特
性の許容値を損失2dB以下、クロストーク30dB以
上、ピーク波長ずれ0.04nm(5GHz)以下と設
定して良品の選別を行った結果、2つのAWG55aお
よび55bがともに上記の許容値を満たした良品は全体
の76%に相当する38回路であった。その後、選別し
た良品に対して半導体光増幅器チップを搭載し、得られ
た半導体光スイッチアレイ10bを駆動させてAWG5
5aおよび55bの特性評価を行った結果、38回路中
36回路で2つのAWG55aおよび55bがともに上
記の許容値を満たす良好な特性が得られた。最後の特性
評価で2つの回路が上記の許容値を満たさなかったが、
これは実施例1と同様に、光機能回路10bに接続され
ていない第2の入出力チャネル導波路54bの実測値か
ら、光機能回路10bに接続されている第2の入出力チ
ャネル導波路54aのピーク波長を推定する際に、チャ
ネル間ピーク波長間隔の値として設計値を用いたので、
実際に作製したAWG55a、55bのチャネル間ピー
ク波長間隔の値との誤差によってピーク波長を正確に求
めることができなかったからである。本実施例では、2
つのAWG55aおよび55bの特性がともに上記の許
容値を満たす必要があるが、2つのAWG55aおよび
55bが扇型スラブ導波路53の部分で重ね合わせら
れ、近接して配置されているので、実施例3に比べて、
作製誤差等の面内分布の影響を低く抑えることができ、
歩留り良く作製することができる。
AWG55aおよび55bと半導体光スイッチアレイ1
0bとを同一基板1上に作製しているので、機械強度、
長期信頼性に優れ、更に、光機能素子を搭載する前に行
った特性評価で12個の不良品を選別することができ、
不良品に半導体光増幅器チップを搭載することを省くこ
とができたので、従来の全回路に素子搭載を行う方法と
比較して、半導体光増幅器チップの搭載工程と半導体光
増幅器チップにかかる費用を24%削減することができ
た。
増幅器チップを使用し、導波路材料として石英を主成分
としたガラス材料を用いたが、本発明はこれに制限され
るものでなく、他の光機能素子、導波路材料を用いた場
合にも適用することができ、機械強度、長期信頼性、生
産性の向上、生産コストの削減といった効果が本実施例
と同様に得られる。
導波路型光部品を図6に示す。
同様の透過波長選択回路であり、ここで、光/電気ハイ
ブリッド集積技術を用いて作製した、光機能回路として
の8チャネルの半導体光スイッチアレイ10bと、半導
体光スイッチアレイ10bのチャネル数よりも2チャネ
ル多い10チャネルのAWG55aおよび55bをSi
基板1上に集積する。2つのAWG55aおよび55b
は、10本ある第2の入出力チャネル導波路54のう
ち、中央に位置する8本の第2の入出力チャネル導波路
54aが半導体光スイッチアレイ10bに接続され、チ
ャネル導波路54aの両外側に配置されている。一方の
前記クイックレビュー機能の動作時において、ダウン
サンプリング手段は、第1の画素数により構成された画
像データをダウンサンプリングするときは第1のサンプ
リング比によってダウンサンプリングを行い、第1の画
素数とは異なる第2の画素数により構成された画像デー
タをダウンサンプリングするときは第2のサンプリング
比によってダウンサンプリングを行うように構成され、
第1のサンプリング比と第2のサンプリング比が異なる
ようにしてもよい。
て、ダウンサンプリング手段は、第1の画素数により構
成された画像データをダウンサンプリングするときは第
1のサンプリング比によってダウンサンプリングを行
い、第1の画素数とは異なる第2の画素数により構成さ
れた画像データをダウンサンプリングするときは第2の
サンプリング比によってダウンサンプリングを行う用に
構成され、第1のサンプリング比と第2のサンプリング
比が異なるようにしてもよい。
て、ダウンサンプリング手段は、第1の画素数により構
成された画像データをダウンサンプリングするときは第
1のサンプリング比によってダウンサンプリングを行
い、第1の画素数とは異なる第2の画素数により構成さ
れた画像データをダウンサンプリングするときは第2の
サンプリング比によってダウンサンプリングを行う用に
構成され、第1のサンプリング比と第2のサンプリング
比が異なるようにしてもよい。
54bは半導体光スイッチアレイ10bを迂回するよう
にして他方のAWGの第2の入出力チャネル導波路54
bと相互接続されている。
の構造パラメータは、第2の入出力チャネル導波路54
の本数が10本であることを除き、実施例1と全て同じ
であるので、詳細な説明は省略する。各チャネル導波路
の形成に使用した導波路構造と、その作製手順は実施例
1と同じであり、半導体光スイッチアレイ10bの概略
構成は実施例3と同じであるので、詳細な説明は省略す
る。
の入出力チャネル導波路51aから第1のAWG55a
にモニタ光を入射し、2つのAWG55aおよび55b
を透過して、第2のAWG55bから第1の入出力チャ
ネル導波路51bへ伝搬されたモニタ光を被接続ファイ
バ11で受け、その受光強度が最大になるように被接続
ファイバ11を調芯してUV硬化型有機接着剤で固定し
た。本発明では、第1のAWG55a側の第1の入出力
チャネル導波路51aと、第2のAWG55b側の第1
の入出力チャネル導波路51bとを使用することによっ
て、調芯用ダミー導波路を用いることなく、従来から使
用している調芯機能のみを有するファイバ接続装置を用
いて、被接続ファイバ11の接続を行うことができる。
本実施例の光部品は、図8に示した光/電気ハイブリッ
ド集積技術を使用して作製することができる。
上記の透過波長選択回路を50回路作製した。ダイシン
グソーでチップ化した段階で、光機能回路10bに接続
されていない第2の入出力チャネル導波路54bを用い
て2つのAWG55aおよび55bの特性評価を行っ
た。特性評価は、実施例4と同様の方法で行ったので、
詳細については省略する。この方法では、実施例4と同
様に、損失とクロストークを0.1dB以下の誤差で測
定でき、ピーク波長ずれを0.01nm(1.25GH
z)以下の誤差で正確に測定できた。実施例1と同様
に、特性の許容値を損失2dB以下、クロストーク30
dB以上、ピーク波長ずれ0.04nm(5GHz)以
下と設定して良品の選別を行った結果、2つのAWG5
5aおよび55bがともに許容値を満たした良品は全体
の64%に相当する32回路であった。その後、選別し
た良品に対して半導体光増幅器チップを搭載し、半導体
光スイッチアレイ10bを駆動させて特性評価を行った
結果、32回路全てで2つのAWG55aおよび55b
がともに上記の許容値を満たす良好な特性が得られた。
本実施例では、素子を搭載する前に2つの 前記クイッ
クレビュー機能の動作時において、ダウンサンプリング
手段は、第1の画素数により構成された画像データをダ
ウンサンプリングするときは第1のサンプリング比によ
ってダウンサンプリングを行い、第1の画素数とは異な
る第2の画素数により構成された画像データをダウンサ
ンプリングするときは第2のサンプリング比によってダ
ウンサンプリングを行うように構成され、第1のサンプ
リング比と第2のサンプリング比が異なるようにしても
よい。
て、ダウンサンプリング手段は、第1の画素数により構
成された画像データをダウンサンプリングするときは第
1のサンプリング比によってダウンサンプリングを行
い、第1の画素数とは異なる第2の画素数により構成さ
れた画像データをダウンサンプリングするときは第2の
サンプリング比によってダウンサンプリングを行う用に
構成され、第1のサンプリング比と第2のサンプリング
比が異なるようにしてもよい。
て、ダウンサンプリング手段は、第1の画素数により構
成された画像データをダウンサンプリングするときは第
1のサンプリング比によってダウンサンプリングを行
い、第1の画素数とは異なる第2の画素数により構成さ
れた画像データをダウンサンプリングするときは第2の
サンプリング比によってダウンサンプリングを行う用に
構成され、第1のサンプリング比と第2のサンプリング
比が異なるようにしてもよい。
うことができ、良品のみを完全に選別することができた
ので、実施例1と比較して、無駄な素子を搭載すること
をより省くことができた。
AWG55aおよび55bと半導体光スイッチアレイ1
0bとを同一基板1の上に作製しているので、機械強
度、長期信頼性に優れ、更に、光機能素子を搭載する前
に行った特性評価で18個の不良品を選別することがで
き、不良品に半導体光増幅器チップを搭載することを省
くことができたので、従来の全回路に素子搭載を行う方
法と比較して、半導体光増幅器チップの搭載工程と半導
体光増幅器チップにかかる費用を36%削減することが
できた。
増幅器チップを使用し、導波路材料として石英を主成分
としたガラス材料を用いたが、本発明はこれに制限され
るものでなく、他の光機能素子、導波路材料を用いた場
合にも適用することができ、信頼性、生産性の向上、生
産コストの削減といった効果が本実施例と同様に得られ
る。
たところから明らかなように、本発明では、AWGの光
機能回路に接続される側の入出力チャネル導波路の本数
を、光機能回路のチャネル数よりも多く定めて、光機能
回路に接続されない入出力チャネル導波路を当該導波路
型光部品の端まで接続し、あるいはAWGを2個設け、
同時にそれぞれのAWGについて光機能回路に接続され
ない入出力チャネル導波路を互に接続することで、光機
能回路が光機能素子を搭載しないと光を伝搬しない構造
でも、光機能回路を搭載する前にAWGの特性評価を行
い、選別された不良品へ光機能素子を搭載する無駄な工
程を省くことができ、しかも、調芯用ダミー導波路、光
機能素子への給電が可能な複雑なファイバ接続装置がな
くても、容易にファイバ接続ができ、機械強度、長期信
頼性に優れた導波路型光部品を生産性良く、低コストで
提供することができる。したがって、本発明は、機械強
度、長期信頼性が高く、且つ、生産性が高く、低価格な
光導波路型光部品を実用化する上で極めて効果的であ
る。
光部品の概略構成を示す平面図、(b)は(a)中のA
−A’線断面図である。
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
略構成を示す平面図、(b)はAWGの透過スペクトル
の概略を示す模式図である。
れる導波路型光部品の作製手順を示す工程図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 第1および第2入出力チャネル導波路を
有するアレイ導波路回折格子と、前記第2入出力チャネ
ル導波路と光結合する光機能素子を有する光機能回路と
を同一基板上に配設し、前記アレイ導波路回折格子の第
2入出力チャネル導波路を前記光機能回路に光学的に接
続した導波路型光部品において、 前記第2入出力チャネル導波路の個数を、前記光機能回
路のチャネル数よりも少なくとも1つ多く定め、該第2
入出力チャネル導波路のうち、前記光機能回路に接続さ
れない残余の入出力チャネル導波路を当該導波路型光部
品の端部まで延在させたことを特徴とする導波路型光部
品。 - 【請求項2】 請求項1に記載の導波路型光部品におい
て、 前記残余の入出力チャネル導波路は、前記第2入出力チ
ャネル導波路のうち、両外側に配置されている導波路で
あることを特徴とする導波路型光部品。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の導波路
型光部品に光ファイバを接続するにあたり、 前記残余の入出力チャネル導波路にモニタ光を入射し、
前記アレイ導波路回折格子を透過して前記第1入出力チ
ャネル導波路まで伝搬されたモニタ光を被接続光ファイ
バで受けて受光強度を測定しながら、当該受光強度が最
大になるように当該被接続光ファイバを調芯し、当該被
接続光ファイバと当該導波路型光部品とを固定して接続
することを特徴とする光ファイバ接続方法。 - 【請求項4】 それぞれ、第1および第2入出力チャネ
ル導波路を有する複数個のアレイ導波路回折格子と、前
記第2入出力チャネル導波路と光結合する光機能素子を
有する光機能回路とを同一基板上に配設し、前記複数個
のアレイ導波路回折格子のそれぞれの前記第2入出力チ
ャネル導波路を前記光機能回路を介して互いに光学的に
接続した導波路型光部品において、 前記複数個のアレイ導波路回折格子の各々の前記第2入
出力チャネル導波路の個数を、接続される前記光機能回
路のチャネル数よりも少なくとも1つ多く定め、該第2
入出力チャネル導波路のうち、前記光機能回路に接続さ
れない残余の入出力チャネル導波路の各々のうちの1つ
を、前記光機能回路を迂回して、前記複数個のアレイ導
波路回折格子のうち、他のアレイ導波路回析格子のうち
の1つの残余の入出力チャネル導波路と接続したことを
特徴とする導波路型光部品。 - 【請求項5】 請求項4に記載の導波路型光部品におい
て、 前記残余の入出力チャネル導波路は、前記第2入出力チ
ャネル導波路のうち両外側に配置されている導波路であ
ることを特徴とする導波路型光部品。 - 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載されてい
る導波路型光部品に、光ファイバを接続するにあたり、 前記複数個のアレイ導波路回析格子のうちの1つの前記
第1入出力チャネル導波路からモニタ光を入射し、前記
複数個のアレイ導波路回折格子を透過して他のアレイ導
波路回析格子の第1入出力チャネル導波路まで伝搬され
たモニタ光を被接続光ファイバで受けて受光強度を測定
しながら、当該受光強度が最大になるように当該被接続
光ファイバを調芯し、当該被接続光ファイバと当該導波
路型光部品とを固定して接続することを特徴とする光フ
ァイバ接続方法。 - 【請求項7】 請求項1,2,4および5のいずれかに
記載の導波路型光部品において、 基板材料がSiであり、導波路材料がガラス材料である
ことを特徴とする導波路型光部品。 - 【請求項8】 請求項3または6に記載の光ファイバ接
続方法において、基板材料がSiであり、導波路材料が
ガラス材料であることを特徴とする光ファイバ接続方
法。
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