JP2000292258A - 光センサ駆動装置 - Google Patents

光センサ駆動装置

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JP2000292258A
JP2000292258A JP11103378A JP10337899A JP2000292258A JP 2000292258 A JP2000292258 A JP 2000292258A JP 11103378 A JP11103378 A JP 11103378A JP 10337899 A JP10337899 A JP 10337899A JP 2000292258 A JP2000292258 A JP 2000292258A
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JP
Japan
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time
optical sensor
output
accumulation time
output voltage
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JP11103378A
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English (en)
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Shinobu Sumi
忍 角
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照度検出可能範囲を広くすることができる光
センサ駆動装置を提供する。 【解決手段】 カウンタ設定回路8は、コンパレータ6
における比較結果に従って、プリチャージパルスPCP
の印加時間を決めるカウント値CNTを複数段階に変更
する。タイミングパルス生成回路1は、上記カウント値
CNTに従って、プリチャージパルス出力タイミング信
号S1を生成する。プリチャージパルス生成回路2は、
複数のプリチャージ時間のプリチャージパルスPCPを
順次生成し、Wゲート型光センサ10に印加する。タイ
ムカウント回路5は、ボトムゲートパルスBGPが印加
されるタイミングで、Wゲート型光センサ10の出力電
圧がしきい値TH1に達するまでの時間をカウントす
る。結果処理回路7は、該カウント値が上限・下限値T
H2の範囲内に入っていなければカウンタ設定回路8の
カウント値CNTを変更させてWゲート型光センサ10
による検出動作を繰り返し、該カウント値が上限・下限
値TH2の範囲内に入ると、カウント値を照度値に変換
し、照度値として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照度増加に対して
出力電圧が低下する時間が短くなる特性を有するWゲー
ト型光センサを駆動する光センサ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フォトダイオードやTFTを
受光素子として用い、照射された光量に応じた電荷を発
生し、該電荷量を測定することで、照射された光の照度
を検出する光センサが知られている。また、該光センサ
をマトリクス状に配列し、光センサ駆動装置により、水
平走査および垂直走査し、各光センサの電荷量を検出す
る光センサシステムが知られている。ところが、従来の
光センサでは、閉回路が形成されていると、発生した電
荷が電流として放出されてしまうので、各光センサ毎に
光センサとは別に選択トランジスタを形成し、該選択ト
ランジスタを光センサ駆動装置により駆動することで、
電荷の放出を防止していた。この場合、各光センサ毎に
選択トランジスタを形成するため、セルが大きくなり、
画素の高密度化の障害になるという欠点があった。
【0003】そこで、例えば特開平6−132560に
開示されているように、選択機能を備えるWゲート型光
センサが提案されている。該Wゲート型光センサでは、
センス時間(電荷蓄積時間)一定のもとでは、照度(光
量)増加に応じて、出力電圧が低下する時間が短くなる
という特性、つまり出力電圧が速く低下する特性を持っ
ている。したがって、出力電圧が所定の値に達するまで
の所要時間を計測することにより照度を検出することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したW
ゲート型光センサは、照度増加に対して出力電圧が低下
する時間が急速に短くなるという特性を有している。し
たがって、従来の光センサ駆動装置では、高照度では飽
和して出力時間の差が短くなってしまうため、検出不能
となり、低照度では、出力時間が長くなり、検出時間の
限度に達して検出不可となる、という問題があった。
【0005】そこで本発明は、照度検出可能範囲を広く
することができる光センサ駆動装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による光センサ駆動装置は、照射光に
よる発生電荷を電圧に変換する光センサと、前記光セン
サに発生電荷が蓄積される電荷蓄積時間を設定する蓄積
時間設定手段と、前記蓄積時間設定手段により設定され
た電荷蓄積時間の間に蓄積された発生電荷に応じて前記
光センサから出力される出力電圧が所定のしきい値に達
するまでの時間を計時する計時手段と、前記計時手段に
より計時された時間を前記照射光の光量に対応した出力
信号として出力する出力手段と、前記計時手段により計
時された時間に基づいて、前記蓄積時間設定手段により
設定された電荷蓄積時間を変更する変更手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記変更手段は、前記計時手段により
計時された時間が所定の時間範囲内に入っているか否か
を判別する判別手段を具備し、前記計時手段により計時
された時間が所定の時間範囲内に入っていないと前記判
別手段により判別された場合、前記蓄積時間設定手段に
より設定された電荷蓄積時間を変更するようにしてもよ
い。
【0008】また、上記目的達成のため、請求項3記載
の発明による光センサ駆動装置は、照射光による発生電
荷を電圧に変換する光センサと、前記光センサに発生電
荷が蓄積される電荷蓄積時間を設定する蓄積時間設定手
段と、前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積
時間の間に蓄積された発生電荷に応じて前記光センサか
ら出力される出力電圧を検出する検出手段と、前記検出
手段により検出された出力電圧を前記照射光の光量に対
応した出力信号として出力する出力手段と、前記検出手
段により検出された出力電圧値に基づいて、前記蓄積時
間設定手段により設定された電荷蓄積時間を段階的に変
更する変更手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
4記載のように、前記変更手段は、前記検出手段により
検出された出力電圧が所定の電圧範囲内に入っているか
否かを判別する判別手段を具備し、前記検出手段により
検出された出力電圧が所定の電圧範囲内に入っていない
と前記判別手段により判別された場合、前記蓄積時間設
定手段により設定された電荷蓄積時間を変更するように
してもよい。
【0010】また、上記目的達成のため、請求項5記載
の発明による光センサ駆動装置は、照射光による発生電
荷を電圧に変換する複数の光センサと、前記複数の光セ
ンサの各々に対して、それぞれ段階的に異なる電荷蓄積
時間を設定する蓄積時間設定手段と、前記蓄積時間設定
手段により設定された電荷蓄積時間の間に蓄積された発
生電荷に応じて、前記複数の光センサの各々から出力さ
れる出力電圧を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出された、前記複数の光センサの出力電圧のうち、
有効な出力電圧を前記照射光の光量に対応した出力信号
として出力する出力手段とを具備することを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 A.第1実施形態 A−1.第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態による光センサ駆動装置
の構成を示すブロック図である。図において、タイミン
グパルス生成回路(カウンタ回路)1は、後述するカウ
ンタ設定回路8により設定されたカウント値CNTに従
って所定のタイミングで、プリチャージパルス出力タイ
ミング信号S1、トップゲートパルス出力タイミング信
号S2、ボトムゲートパルス出力タイミング信号S3、
カウントスタートタイミング信号S4を生成し、プリチ
ャージパルス生成回路2、トップゲートパルス発生回路
3、ボトムゲートパルス発生回路4、タイムカウント回
路5へ供給する。
【0012】プリチャージパルス発生回路2は、プリチ
ャージパルス出力タイミング信号S1が供給されている
期間、プリチャージパルスPCPを発生し、Wゲート型
光センサ10のドレイン端子Dに供給する。トップゲー
トパルス発生回路3は、トップゲートパルス出力タイミ
ング信号S2が供給されると、所定のパルス幅を有する
トップゲートパルスTGPを発生し、Wゲート型光セン
サ10のトップゲート端子TGに供給する。また、ボト
ムゲートパルス発生回路4は、ボトムゲートパルス出力
タイミング信号S3が供給されると、所定のパルス幅を
有するボトムゲートパルスBGPを発生し、Wゲート型
光センサ10のボトムゲート端子BGに供給する。タイ
ムカウント回路5は、カウントスタートタイミング信号
S4が供給されると、Wゲート型光センサ10のドレイ
ン端子Dから出力される出力信号のレベルがしきい値T
H1に達するまでの時間をカウントし、該カウント値C
NT1をコンパレータ(判定回路)6に供給する。
【0013】コンパレータ6は、上記カウント値CNT
1が予め設定されている上限・下限値TH2の範囲内、
すなわち検出有効範囲内に入っているか否かを判断し、
上限・下限値TH2の範囲内に入っていれば、そのカウ
ント値CNT1を結果処理回路7に供給し、上限・下限
値TH2の範囲内に入っていなければ、その旨をカウン
タ設定回路8に通知する。結果処理回路7は、上記カウ
ント値CNT1、および、上記カウンタ設定回路8によ
るカウント値CNT、すなわちプリチャージパルスPC
P印加時間に基づいて、入射光量(照度)を算出し、照
度値として出力する。カウンタ設定値回路8は、上記コ
ンパレータ6から上記カウント値CNT1が上限・下限
値TH2の範囲内に入っていないという通知を受ける
と、プリチャージパルスPCPの印加時間を決めるカウ
ント値CNTを変更し、タイミングパルス生成回路1へ
供給する。
【0014】次に、上述したWゲート型光センサ10に
供給されるプリチャージパルスPCP、トップゲートパ
ルスTGP、ボトムゲートパルスBGPについて図2を
参照して説明する。図2に示すように、まず、トップゲ
ートパルスTGPがWゲート型光センサ10のトップゲ
ートTGに供給される。次いで、プリチャージパルスP
CPがWゲート型光センサ10のドレインDに供給され
る。該プリチャージパルスPCPは、カウンタ設定回路
8で設定されたカウント値CNTに応じたパルス幅を有
する。言い換えると、カウンタ設定回路8で設定された
カウント値CNTに応じた時間、プリチャージパルスP
CPがWゲート型光センサ10のドレインDに印加され
る。このとき、Wゲート型光センサ10は入射される光
の照度に応じた電荷を蓄積する。
【0015】次いで、プリチャージパルスPCPの印加
終了タイミングで、ボトムゲートパルスBGPがWゲー
ト型光センサ10のボトムゲートBGに供給される。W
ゲート型光センサ10は、ボトムゲートパルスBGが印
加されると、蓄積した電荷を放電、すなわち出力電圧と
して出力するわけであるが、該出力電圧は、入射光の照
度に応じた時間で低下する。したがって、出力電圧がし
きい値TH1に達するまでの時間を、タイムカウント回
路5によりカウントすることにより、照度に応じたカウ
ント値CNT1を得ることができるわけである。
【0016】さらに、本第1実施形態では、上記カウン
ト値CNT1が予め設定された上限・下限値TH2の範
囲内、すなわち検出有効範囲内に入っていなければ、プ
リチャージパルスPCPのパルス幅、言い換えると、プ
リチャージパルスPCPがWゲート型光センサ10に印
加されている時間を変化させるようになっている。Wゲ
ート型光センサの出力電圧の低下速度は、入射光が同じ
照度であっても、プリチャージパルスPCPがWゲート
型光センサ10に印加されている時間に応じて変化する
ため、カウント値CNT1が検出有効範囲内に入るよう
にプリチャージパルスPCPの印加時間を変更すること
で、広範囲の照度を検出することができるようにしてい
る。
【0017】A−2.第1実施形態の動作 次に、上述した第1実施形態による光センサ駆動装置の
動作について説明する。ここで、図3は、本第1実施形
態の動作を説明するためのフローチャートであり、図4
は、本第1実施形態の一動作例を示すタイムチャートで
ある。
【0018】まず、ステップS10で、プリチャージパ
ルスPCPの印加時間(パルス幅)を決める、カウント
値CNT、しきい値TH1、下限・上限値TH2などの
初期値を設定する。次に、ステップS12で、センサ受
光動作を開始する。すなわち、タイミングパルス生成回
路1により、上述した図2に示すタイミングで、プリチ
ャージパルス出力タイミング信号S1、トップゲートパ
ルス出力タイミング信号S2、ボトムゲートパルス出力
タイミング信号S3、カウントスタートタイミング信号
S4を生成し、各々、プリチャージパルス生成回路2、
トップゲートパルス発生回路3、ボトムゲートパルス発
生回路4、タイムカウンタ回路5へ供給する。そして、
ステップS14で、ボトムゲートパルスBGPがWゲー
ト型光センサ10に印加されるタイミングで、タイムカ
ウント回路5により、Wゲート型光センサ10の出力電
圧がしきい値TH1に達するまでの時間をカウントす
る。
【0019】次に、ステップS16で、コンパレータ6
により、上記カウント値CNT1が上限・下限値TH2
の範囲内に入っているか否かを判断し、入っていなけれ
ば、ステップS18で、カウンタ設定回路8におけるカ
ウンタ値、すなわちプリチャージパルスPCPの印加時
間を変更した後、ステップS12に戻り、再び、センサ
受光動作を行う。該プリチャージパルスPCPの印加時
間を変更してセンサ受光動作を行う動作は、カウント値
CNT1が上限・下限値TH2の範囲内に入るまで繰り
返し行われる。そして、カウント値CNT1が上限・下
限値TH2の範囲内に入ると、ステップS20で、結果
処理回路7において、タイムカウント回路5によるカウ
ント値CNT1とカウンタ設定回路8によるカウンタ値
CNTとに基づいて照度値を算出し、照度値として出力
する。すなわち、本第1実施形態では、プリチャージパ
ルスPCPの印加時間を変更し、光センサの出力時間が
検出可能範囲に入るように調整する動作を繰り返すこと
で、広範囲の照度を検出することができる。
【0020】B.第2実施形態 B−1.第2実施形態の構成 図5は、本発明の第2実施形態による光センサ駆動装置
の構成を示すブロック図である。なお、図1に対応する
部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図におい
て、タイミングパルス生成回路(カウンタ回路)11
は、プリチャージパルス出力タイミング信号S1、トッ
プゲートパルス出力タイミング信号S2、ボトムゲート
パルス出力タイミング信号S3に加え、前述したカウン
トスタートタイミング信号S4に代えて、読み出しパル
スS5を生成し、サンプルホールド回路12へ供給す
る。サンプルホールド回路12は、読み出しパルスS5
が供給されたタイミングで、Wゲート型光センサ10の
ドレイン端子Dから出力される出力信号をサンプルホー
ルドし、該ホールドした出力電圧OVをA/D変換器1
3に供給する。
【0021】A/D変換器13は、上記ホールドされた
出力電圧OVをデジタル信号に変換し、コンパレータ
(判定回路)14に供給する。コンパレータ14は、上
記出力電圧(デジタル)DOVが基準値(幅)TH3の
範囲内に入っているか否かを判定し、基準値(幅)TH
3の範囲内に入っていれば、その出力電圧(デジタル)
DOVを結果処理回路15に供給し、基準値(幅)TH
3の範囲内に入っていなければ、その旨をカウンタ設定
回路8に通知する。結果処理回路15は、カウンタ設定
回路8におけるカウンタ値CNT、および、基準値TH
3の値に基づいて照度値を算出し、照度値として出力す
る。カウンタ設定値回路8は、上記コンパレータから上
記出力電圧(デジタル)DOVが基準値(幅)TH3の
範囲内に入っていないという通知を受けると、プリチャ
ージパルスPCPのパルス幅、すなわち印加時間を決め
るカウント値CNTを変更し、タイミングパルス生成回
路11へ供給する。
【0022】B−2.第2実施形態の動作 次に、上述した第2実施形態による光センサ駆動装置の
動作について説明する。ここで、図6は、本第2実施形
態の動作を説明するためのフローチャートであり、図7
は、本第2実施形態の一動作例を示すタイムチャートで
ある。
【0023】まず、ステップS30で、プリチャージパ
ルスPCPの印加時間(パルス幅)を決める、カウント
値CNT、基準値TH3などの初期値を設定する。次
に、ステップS32で、センサ受光動作を開始する。す
なわち、タイミングパルス生成回路11により、前述し
た図2に示すタイミングで、プリチャージパルス出力タ
イミング信号S1、トップゲートパルス出力タイミング
信号S2、ボトムゲートパルス出力タイミング信号S
3、読み出しパルスS5を生成し、各々、プリチャージ
パルス生成回路2、トップゲートパルス発生回路3、ボ
トムゲートパルス発生回路4、サンプルホールド回路1
2へ供給する。そして、ステップS34で、読み出しパ
ルスS5が供給されるタイミングで、サンプルホールド
回路12により、Wゲート型光センサ10の出力電圧を
サンプリングしてホールドする。
【0024】次に、ステップS36で、コンパレータ1
4により、上記出力電圧DOVが基準値TH3の範囲内
に入っているか否かを判断し、入っていなければ、ステ
ップS38で、カウンタ設定回路8におけるカウンタ値
CNT、すなわちプリチャージパルスPCPの印加時間
を変更した後、ステップS32に戻り、再び、センサ受
光動作を行う。該プリチャージパルスPCPの印加時間
を変更してセンサ受光動作を行う動作は、出力電圧DO
Vが基準値TH3の範囲内に入るまで繰り返し行われ
る。そして、出力電圧DOVが基準値TH3の範囲内に
入ると、ステップS40で、結果処理回路15におい
て、カウンタ設定回路8におけるカウンタ値CNTと基
準値TH3の値とに基づいて照度値を算出し、照度値と
して出力する。
【0025】ここで、図8は、基準値TH3を一定にし
た場合、プリチャージパルスの印加時間とドレイン端子
の出力電圧が基準値TH3と一致したときの入射光量
(照度)との関係を示す概念図である。すなわち、本第
2実施形態では、プリチャージパルスPCPの印加時間
を変更し、光センサの出力電圧が基準値に合うように調
整する動作を繰り返すことで、広範囲の照度を検出する
ことができる、と共に、基準値TH3を一定とした場
合、照度とプリチャージPCPの印加時間とが一対一に
対応することになるため、照度の算出が容易となる。
【0026】C.第3実施形態 C−1.第3実施形態の構成 図9は、本発明の第3実施形態による光センサ駆動装置
の構成を示すブロック図である。なお、本第3実施形態
は図5に示した第2実施形態と類似した構成を有するも
のであり、図5に対応する部分には同一の符号を付けて
説明を省略する。本第3実施形態は複数のWゲート型光
センサを用いたものであり、それにより一度の検出動作
により短時間で広範囲の照度を検出できるようにするこ
とを目的としたものである。
【0027】図において、プリチャージパルス発生回路
21は、プリチャージパルス出力タイミング信号S1が
供給されると、複数のプリチャージパルスPCPa〜P
CPeを発生し、各Wゲート型光センサ10a〜10e
のドレイン端子Dに供給する。上記複数のプリチャージ
パルスPCPa〜PCPeは、各々、異なるパルス幅を
有している。すなわち、各Wゲート型光センサ10a〜
10eには、それぞれ異なる印加時間だけ、プリチャー
ジパルスPCPa〜PCPeが印加されることになる。
よって、各Wゲート型光センサ10a〜10eにおいて
は、それぞれの検出範囲が異なることになる。
【0028】次に、トップゲートパルス発生回路22
は、トップゲートパルス出力タイミング信号S2が供給
されると、所定のパルス幅を有するトップゲートパルス
TGPを発生し、Wゲート型光センサ10a〜10eの
トップゲート端子TGに同時に印加する。また、ボトム
ゲートパルス発生回路23は、ボトムゲートパルス出力
タイミング信号S3が供給されると、所定のパルス幅を
有するボトムゲートパルスBGPa〜BGPeを発生
し、各Wゲート型光センサ10a〜10eに印加される
上記プリチャージパルスPCPa〜PCPeの印加時間
の終了タイミングにボトムゲート端子BGに印加する。
【0029】サンプルホールド回路24は、読み出しパ
ルスS5a〜S5eが供給されたタイミングで、各Wゲ
ート型光センサ10a〜10eのドレイン端子Dから出
力される出力信号をサンプルホールドし、該ホールドし
た出力電圧をA/D変換器13に供給する。A/D変換
器13は、上記ホールドされた、各Wゲート型光センサ
10a〜10eの出力電圧をデジタル信号に変換し、コ
ンパレータ(判定回路)14に供給する。コンパレータ
14は、各Wゲート型光センサ10a〜10eの出力電
圧(デジタル)が下限値TH4に達しているか否かを判
定し、下限値TH4に達していない出力電圧(デジタ
ル)を結果処理回路15に供給する。結果処理回路15
は、下限値TH4に達しておらず、出力電圧が最も低い
光センサの出力電圧(デジタル)を、その光センサに対
するプリチャージパルスの印加時間に基づき、照度に変
換し、照度値として出力する。
【0030】C−2.第3実施形態の動作 次に、上述した第3実施形態による光センサ駆動装置の
動作について説明する。ここで、図10は、本第3実施
形態の一動作例を示すタイムチャートである。タイミン
グパルス生成回路11は、前述した図2に示すタイミン
グに従って、まず、トップゲートパルス出力タイミング
信号S2をトップゲートパルス発生回路22に供給す
る。トップゲートパルス発生回路22は、トップゲート
パルス出力タイミング信号S2が供給されると、所定の
パルス幅を有するトップゲートパルスTGPを発生し、
Wゲート型光センサ10a〜10eのトップゲート端子
TGに同時に印加する。次いで、タイミングパルス生成
回路11は、カウンタ設定回路8で設定されたカウント
値CNTに従って、プリチャージパルス出力タイミング
信号S1をプリチャージパルス発生回路21に供給す
る。プリチャージパルス発生回路21は、プリチャージ
パルス出力タイミング信号S1が供給されると、各々、
異なるパルス幅を有する複数のプリチャージパルスPC
Pa〜PCPeを発生し、各Wゲート型光センサ10a
〜10eのドレイン端子Dに供給する。
【0031】そして、タイミングパルス生成回路11
は、プリチャージパルスPCPa〜PCPeの印加時間
の終了タイミングで、ボトムゲートパルス出力タイミン
グ信号S3をボトムゲートパルス発生回路23に供給す
る。ボトムゲートパルス発生回路23は、ボトムゲート
パルス出力タイミング信号S3が供給されると、所定の
パルス幅を有するボトムゲートパルスBGPa〜BGP
eを発生し、各Wゲート型光センサ10a〜10eに印
加される上記プリチャージパルスPCPa〜PCPeの
印加時間の終了タイミングでボトムゲート端子BGに印
加する。
【0032】各Wゲート型光センサ10a〜10eは、
ボトムゲートパルスBGPa〜BGPeが印加されたタ
イミングで、プリチャージパルスPCPa〜PCPeお
よび入射光の照度に応じた速度で減少する出力電圧を出
力する。このとき、サンプルホールド回路24には、タ
イミングパルス生成回路11から読み出しパルスS5a
〜S5eが供給される。各Wゲート型光センサ10a〜
10eのドレイン端子Dから出力される出力電圧は、サ
ンプルホールド回路24により順次ホールドされた後、
A/D変換器13により、デジタル信号に変換され、コ
ンパレータ(判定回路)14に供給される。コンパレー
タ14では、予め設定された下限値TH4に達しておら
ず、出力電圧が最も低い光センサの出力電圧(デジタ
ル)が、その光センサに対するプリチャージパルスの印
加時間に基づいて照度に変換され、照度値として出力さ
れる。
【0033】Wゲート型光センサ10a〜10eの検出
可能範囲は、プリチャージパルスPCPa〜PCPeの
印加時間を適切に設定することで、例えば図10に示す
ように、センサ10aでは、100〜1000ルクス、
センサ10bでは、1000〜10000ルクス、セン
サ10cでは、10000〜100000ルクスという
ように異ならせることが可能となる。したがって、測定
を繰り返すことなく、1度の検出動作により、短時間
で、広範囲の照度を検出することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、蓄積時間
設定手段により設定された電荷蓄積時間の間に蓄積され
た発生電荷に応じて前記光センサから出力される出力電
圧が所定のしきい値に達するまでの時間を計時手段によ
り計時する際に、変更手段により前記電荷蓄積時間を変
更するようにしたので、照度検出可能範囲を広くするこ
とができるという利点が得られる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、前記
計時手段により計時された時間が所定の時間範囲内に入
っていないと判別手段により判別された場合にのみ、前
記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間を変
更するようにしたので、照度検出可能範囲を広くするこ
とができるという利点が得られる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、蓄積
時間設定手段により設定された電荷蓄積時間の間に蓄積
された発生電荷に応じて前記光センサから出力される出
力電圧を検出手段により検出する際に、変更手段によ
り、前記検出手段により検出された出力電圧値に基づい
て、前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時
間を段階的に変更するようにしたので、より簡単な構成
で、照度検出可能範囲を広くすることができるという利
点が得られる。
【0037】また、請求項4記載の発明によれば、前記
検出手段により検出された出力電圧が所定の電圧範囲内
に入っていないと前記判別手段により判別された場合に
のみ、前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積
時間を変更するようにしたので、より簡単な構成で、照
度検出可能範囲を広くすることができるという利点が得
られる。
【0038】また、請求項5記載の発明によれば、蓄積
時間設定手段により、前記複数の光センサの各々に対し
て、それぞれ段階的に異なる電荷蓄積時間を設定するよ
うにしたので、より短時間で、照度検出可能範囲を広く
することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による光センサ駆動装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】プリチャージパルスPCP、トップゲートパル
スTGP、ボトムゲートパルスBGPのWゲート型光セ
ンサへの印加タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図3】本第1実施形態の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】本第1実施形態の一動作例を示すタイムチャー
トである。
【図5】本発明の第2実施形態による光センサ駆動装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】本第2実施形態の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】本第2実施形態の一動作例を示すタイムチャー
トである。
【図8】基準値を一定にした場合、プリチャージパルス
の印加時間とドレイン端子の出力電圧が基準値と一致し
たときの入射光量(照度)との関係を示す概念図であ
る。
【図9】本発明の第3実施形態による光センサ駆動装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】本第3実施形態の一動作例を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1 タイミングパルス生成回路(蓄積時間設定手段) 2 プリチャージパルス発生回路(蓄積時間設定手段) 3 トップゲートパルス発生回路 4 ボトムゲートパルス発生回路 5 タイムカウント回路(計時手段) 6 コンパレータ(判別手段) 7 結果処理回路(出力手段) 8 カウンタ設定回路(変更手段) 10 Wゲート型光センサ(光センサ) 10a〜10e Wゲート型光センサ(複数の光セン
サ) 11 タイミングパルス生成回路(蓄積時間設定手段) 12 サンプルホールド回路(検出手段) 13 A/D変換器 14 コンパレータ(判別手段) 15 結果処理回路(出力手段) 21 プリチャージパルス発生回路(蓄積時間設定手
段) 22 トップゲートパルス発生回路 23 ボトムゲートパルス発生回路 24 サンプルホールド回路(検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射光による発生電荷を電圧に変換する
    光センサと、 前記光センサに発生電荷が蓄積される電荷蓄積時間を設
    定する蓄積時間設定手段と、 前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間の
    間に蓄積された発生電荷に応じて前記光センサから出力
    される出力電圧が所定のしきい値に達するまでの時間を
    計時する計時手段と、 前記計時手段により計時された時間を前記照射光の光量
    に対応した出力信号として出力する出力手段と、 前記計時手段により計時された時間に基づいて、前記蓄
    積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間を変更す
    る変更手段とを具備することを特徴とする光センサ駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記計時手段により計
    時された時間が所定の時間範囲内に入っているか否かを
    判別する判別手段を具備し、 前記計時手段により計時された時間が所定の時間範囲内
    に入っていないと前記判別手段により判別された場合、
    前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間を
    変更することを特徴とする請求項1記載の光センサ駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 照射光による発生電荷を電圧に変換する
    光センサと、 前記光センサに発生電荷が蓄積される電荷蓄積時間を設
    定する蓄積時間設定手段と、 前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間の
    間に蓄積された発生電荷に応じて前記光センサから出力
    される出力電圧を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された出力電圧を前記照射光の
    光量に対応した出力信号として出力する出力手段と、 前記検出手段により検出された出力電圧値に基づいて、
    前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間を
    段階的に変更する変更手段とを具備することを特徴とす
    る光センサ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、前記検出手段により検
    出された出力電圧が所定の電圧範囲内に入っているか否
    かを判別する判別手段を具備し、 前記検出手段により検出された出力電圧が所定の電圧範
    囲内に入っていないと前記判別手段により判別された場
    合、前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時
    間を変更することを特徴とする請求項3記載の光センサ
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 照射光による発生電荷を電圧に変換する
    複数の光センサと、 前記複数の光センサの各々に対して、それぞれ段階的に
    異なる電荷蓄積時間を設定する蓄積時間設定手段と、 前記蓄積時間設定手段により設定された電荷蓄積時間の
    間に蓄積された発生電荷に応じて、前記複数の光センサ
    の各々から出力される出力電圧を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された、前記複数の光センサの
    出力電圧のうち、有効な出力電圧を前記照射光の光量に
    対応した出力信号として出力する出力手段とを具備する
    ことを特徴とする光センサ駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279099A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Epson Imaging Devices Corp 表示装置
JP2010004025A (ja) * 2008-05-21 2010-01-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 光電変換装置、及び当該光電変換装置の駆動方法、並びに当該光電変換装置を具備する電子機器
JP2010508735A (ja) * 2006-11-01 2010-03-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション センサ・セル、イメージング・センサ装置、該イメージング・センサ装置の動作方法、及び該イメージング・センサ装置の設計方法

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