JP2000291891A - バルク供給装置 - Google Patents

バルク供給装置

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JP2000291891A
JP2000291891A JP11099262A JP9926299A JP2000291891A JP 2000291891 A JP2000291891 A JP 2000291891A JP 11099262 A JP11099262 A JP 11099262A JP 9926299 A JP9926299 A JP 9926299A JP 2000291891 A JP2000291891 A JP 2000291891A
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JP
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storage tank
bulk storage
plate
bulk
heat radiating
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JP11099262A
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Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルク貯槽に加熱手段を設けることにより、
冬場においても十分な自然気化発生量が確保できるよう
にしたバルク供給装置を提供する。 【解決手段】 バルク貯槽1から自然気化方式でLPガ
スを供給するバルク供給装置であって、バルク貯槽1の
胴板2の一部又は全部を包囲するように、金属板7の内
部に流路9が形成された放熱板6を取り付け、この流路
9に温水を循環させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルク供給装置に
関し、詳しくは、バルク貯槽を用いてLPガス(液化石
油ガス)を貯蔵し、かつ自然気化方式でLPガスの供給
を行うバルク供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LPガスを一般家庭や業務用に使用する
には、20kg容器、50kg容器、500kg容器等
があり、図6に示すように50kgの円筒形のバルク容
器30によるシリンダ方式のLPガス供給が主流を占め
ていた。
【0003】近年、配送の合理化及び設置の規制緩和に
より、図7に示すようなバルク貯槽1の採用が普及して
きており、ベーパライザ31を使用する強制気化方式が
一般的であるが、バルク貯槽1の気相部からLPガスを
取出す自然気化方式も普及しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなバルク貯
槽1においては、自然気化のための受熱部は、胴板2及
び鏡板3のみとなっているため、胴板2及び鏡板3付近
の限られた部分での熱交換となっており、これだけでは
必要な気化発生量が確保することが困難である。さらに
また、冬場において、バルク貯槽1の外表面や気相出口
ラインに霜が付着し、最悪の場合圧力調整器の大気空気
孔を塞ぎ、調整圧力不良や閉塞圧力不良、あるいは圧力
低下を引き起こし、ガス供給が不能になるという事態が
発生することがある。
【0005】このため、同じ容量のLPガスの液を貯蔵
し、自然気化方式で使用するには、バルク貯槽1ではな
く、図6に示すように、小さなバルク容器30を多数並
べて表面積を確保した方が効率がよい。したがって、大
型のバルク貯槽を使用する場合は、図7のようにベーパ
ライザ31を使用せざるを得ず、これでは高価なバルク
供給装置となるという問題がある。
【0006】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、バルク貯槽に加熱手段を設けることにより、冬場に
おいても十分な自然気化発生量が確保できるようにした
バルク供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、バルク貯槽から自然気化方
式でLPガスを供給するバルク供給装置であって、前記
バルク貯槽の胴板の一部又は全部を包囲するように、金
属板の内部に流路が形成された放熱板を取り付け、前記
流路に温水を循環させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0008】このため、請求項1記載の発明では、バル
ク貯槽は、常に一定の温度に保たれ、外気温が下がった
場合でも気化発生量の低下が防止でき、従来の50kg
容器と同等以上の気化発生量が得られる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のバルク供給装置であって、前記バルク貯槽の気相部
とガス器具との配管から分岐して給湯器に配管し、該給
湯器からポンプを介して前記流路に温水を循環させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0010】このため、請求項2記載の発明では、既存
のバルク供給設備に放熱板と給湯器とを付加することに
より、安価に設置できる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のバルク供給装置であって、前記給湯器の出口温度を
略30°Cとし、前記ポンプによる温水循環量を調整す
ることにより、前記放熱板からの放熱量を調整するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0012】このため、請求項3記載の発明では、夏場
に誤って給湯器を運転してもバルク貯槽が40°C以上
になることが防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図7と同一部材または同一
機能のものは同一符号で示している。
【0014】図1及び図2において、バルク貯槽1は、
従来と同様、胴板2とその両側の鏡板3とで構成され、
胴板2の上部には供給機器類(図示せず)を覆うプロテ
クタ5が設けられたもので、脚部4上に設置されてい
る。
【0015】胴板2の略下半分の周囲を包囲するように
放熱板6が取り付けられている。この放熱板6は、SU
S,銅、アルミニュウム等の熱伝導がよく耐蝕性のある
金属板7にプレス加工で溝8を形成し(図3参照)、こ
の金属板7を重ね合わせて溶接することにより流路9を
形成し、図4のように入口9aから出口9bに通ずる細
い平行な流路9が全面に形成された板状体を形成し、こ
れを湾曲して図2のように樋状としたものである。
【0016】この放熱板6を胴板2の下部に当て、バッ
クル10等で長さ調整可能なワイヤ11を胴板2の上部
に掛け渡すことにより、胴板2に接触した状態で取り付
ける。
【0017】流路9の入口9aと出口9b(図4参照)
には、断熱材で被覆された銅等のパイプ12、13を接
続し、図5に示すように、このパイプ12、13を、適
宜の配管を介して給湯器15に接続している。
【0018】給湯器15には、バルク貯槽1の気相部か
ら配管系統、すなわち、通常のガス供給機器である取出
弁17、逆止弁18、圧力調整器19、20、ガスメー
タ21等が設けられ、ガスメータ21からガス器具22
と給湯器15とに分岐配管している。
【0019】給湯器15から流路9にポンプ16を介し
て温水を循環させることにより放熱板6を温め、この温
度でバルク貯槽1を加熱する。これにより、特に冬場に
おいて外気温が下がった場合、給湯器15を運転してバ
ルク貯槽1を温めることにより、自然気化発生量の低下
を防止し、夏場と同じ状態で使用できる。
【0020】また、上記給湯器15の出口温度を略30
°Cとし、前記ポンプによる温水循環量を調整すること
により、放熱板6からの放熱量を調整するようにしてい
る。
【0021】これは、法規により40°C以下で貯蔵を
行うことが決められており、夏場に誤って給湯器15を
運転しても40°C以上にならないようにするためであ
る。
【0022】上記実施の形態では、バルク貯槽1の胴板
2の約下半分に放熱板6を取り付けた例を示したが、こ
れに限定するものではなく、例えば、供給機器類やプロ
テクタ5が側部にある型式のバルク貯槽の場合は胴板2
の全体を包囲するようにしてもよい。また、図示のよう
な横置き型だけでなく、縦置き型の場合にも適用できる
ことないうまでもない。
【0023】以上のように、バルク貯槽1の胴板2を包
囲するように放熱板6を取り付け、流路9に温水を循環
させるようにしたので、ガス化に必要な潜熱が得られ、
自然気化発生量が増大すると共に、外気温が下がった場
合でも圧力不良、圧力低下等による気化発生量の低下が
防止でき、従来の50kg容器と同等以上の気化発生量
が得られる。
【0024】したがって、高価なベーパライザを用いる
ことなく大型のバルク貯槽1を用いた自然気化方式のバ
ルク供給装置が安価に設置できる。また、既存のバルク
供給装置でも、放熱板6と給湯器15を追加するだけで
よいので、ベーパライザを追加して強制気化方式に変更
するより安価に改善できる。
【0025】また、バルク貯槽1の温度調整のみで、ガ
ス流量には加工を加えないので、放熱板6や給湯器15
の系統に不具合が生じてもガス供給には影響を及ぼすこ
とがない。
【0026】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、バルク貯槽の胴板に放熱板を取り付けて
放熱板の流路に温水を循環させるようにしたので、バル
ク貯槽は、外気温が下がった場合(例えば、冬場)でも
ガス化に必要な潜熱が得られ、自然気化発生量が増大す
ると共に、圧力不良、圧力低下等による気化発生量の低
下が防止でき、従来の50kg容器と同等以上の気化発
生量が得られる。
【0027】したがって、ベーパライザ等を使用するこ
となく、自然気化方式でのバルク貯槽の採用が可能とな
る。
【0028】また、バルク貯槽の温度調整のみで気化発
生量の調整ができ、ガス流量には加工を加えないので、
放熱板の系統に不具合が生じてもガス供給には影響を及
ぼすことがない。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、ガス
器具への配管から分岐して給湯器を設け、この給湯器か
らポンプを介して放熱板の流路に温水を循環させるよう
にしたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、既存
のバルク供給設備に放熱板と給湯器とを付加することに
より、安価に設置できる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、給湯
器の出口温度を略30°Cとし、ポンプによる温水循環
量を調整することにより放熱板からの放熱量を調整する
ようにしたので、請求項2記載の発明の効果に加えて、
夏場に誤って給湯器を運転してもバルク貯槽が40°C
以上になることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルク供給装置の実施の形態を示す斜
視図である。
【図2】放熱板の斜視図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】放熱板の展開図である。
【図5】本発明のバルク供給装置の配管系統の説明図で
ある。
【図6】従来のシリンダ供給方式の説明図である。
【図7】従来のバルク貯槽による強制気化方式の説明図
である。
【符号の説明】
1 バルク貯槽 2 胴板 6 放熱板 7 金属板 9 流路 15 給湯器 16 ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルク貯槽から自然気化方式でLPガス
    を供給するバルク供給装置であって、 前記バルク貯槽の胴板の一部又は全部を包囲するよう
    に、金属板の内部に流路が形成された放熱板を取り付
    け、前記流路に温水を循環させるようにしたことを特徴
    とするバルク供給装置。
  2. 【請求項2】 前記バルク貯槽の気相部とガス器具との
    配管から分岐して給湯器に配管し、該給湯器からポンプ
    を介して前記流路に温水を循環させるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のバルク供給装置。
  3. 【請求項3】 前記給湯器の出口温度を略30°Cと
    し、前記ポンプによる温水循環量を調整することによ
    り、前記放熱板からの放熱量を調整するようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載のバルク供給装置。
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