JP2000291766A - 直線案内装置 - Google Patents

直線案内装置

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JP2000291766A
JP2000291766A JP2000060555A JP2000060555A JP2000291766A JP 2000291766 A JP2000291766 A JP 2000291766A JP 2000060555 A JP2000060555 A JP 2000060555A JP 2000060555 A JP2000060555 A JP 2000060555A JP 2000291766 A JP2000291766 A JP 2000291766A
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bearing block
guide device
linear guide
core
rolling
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JP2000060555A
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Hiroshi Teramachi
博 寺町
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THK Co Ltd
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THK Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0602Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
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    • F16C29/063Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body, e.g. a carriage or part thereof, provided between the legs of a U-shaped guide rail or track

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の課題は、直線案内装置において、ベ
アリングブロックの上部取付面、めねじ部、負荷転動体
の転走面との間の位置決めを高精度に行い、転動体循環
路の内面が円滑で騒音の発生を少なくすることである。 【構成】 本発明の直線案内装置は、断面コ字形の案内
レール2の内側面に外側転走面15が形成され、ベアリン
グブロック本体21の両側面に内側転走面16が形成され、
ベアリングブロック本体21の略中央部に軸方向のめねじ
部が形成され、外側転走面15と内側転走面16との間に転
動体(ボールチェイン54)が介在され、ベアリングブロ
ック本体21のめねじ部12にねじ軸4が螺合されている。
そして、めねじ部12を有するめねじ部体12' が、合成樹
脂の成形加工等によりベアリングブロック本体21のめね
じ部下穴に一体に成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機械の直線案内部
に用いられる直線案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来の直線案内装置の分解斜視
図であり、直線案内装置は、ねじ軸4が螺合しためねじ
部12を有するベアリングブロック1と、ベアリングブロ
ック1を案内する案内レール2と、ベアリングブロック
1と案内レール2との間で荷重を負荷しつつ転走する複
数の転動体3とから構成されている。ベアリングブロッ
ク1の両側面には負荷転動体の転走面が形成され、ベア
リングブロック1を案内レール2から取り外した際に転
動体3が転走面から脱落するのを防止するための転動体
保持器6が配設される。ベアリングブロック1の軸方向
の前後両端面にエンドプレート5が固定され、転動体保
持器6の前後両端はエンドプレート5に係合され支持さ
れる。ベアリングブロック1には無負荷転動体穴7が形
成され、無負荷転動体穴7と負荷転動体の転走面とを連
通連結する方向転換案内路8がエンドプレート5内に形
成される。図24の要部拡大図に示すように、方向転換案
内路8の内周案内部11は断面半円の案内片9の円弧状外
周により構成され、方向転換案内路8の外周案内部10は
エンドプレート5内の円弧状内周により構成される。
(この従来例について、例えば特開平4−25616号
公報を参照のこと。)
【0003】従来の直線案内装置は、ベアリングブロッ
ク1のめねじ部12と負荷転動体の転走面とを別々に加工
しているので、めねじ部12と負荷転動体の転走面との位
置及び負荷転動体の転走面とベアリングブロック1の上
部取付面13との位置を高精度に機械加工することが困難
であった。また、ベアリングブロック1の前後両端面に
エンドプレート5が固定されるので、ベアリングブロッ
ク1の負荷転動体の転走面とエンドプレート5の方向転
換案内路8との間、及びエンドプレート5の方向転換案
内路8とベアリングブロック1の無負荷転動体穴7との
間の転動体循環路に接続部が生ずる。そして、負荷転動
体の転走面と方向転換案内路8の内周案内部11との接続
部、及び方向転換案内路8の内周案内部11・外周案内部
10とめねじ部12との接続部に段差が生じ易く、この接続
部で騒音の生ずること、転動体の円滑な循環が阻害され
ることを避けることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、直線
案内装置において、ベアリングブロックの上部取付面、
めねじ部、負荷転動体の転走面との間の位置決めを高精
度に行い、転動体循環路の内面が円滑で騒音の発生を少
なくすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、断面コ字形の
案内レールの内側面に負荷転動体用の外側転走面が形成
され、ベアリングブロック本体の両側面に負荷転動体用
の内側転走面が形成され、内側転走面と略平行な戻し通
路が形成され、ベアリングブロック本体の両端にエンド
プレートが固定され、戻し通路の両端部に形成された方
向転換用の内側案内部とエンドプレートに形成された方
向転換用の外側案内部とにより方向転換案内路が構成さ
れ、外側転走面・内側転走面、戻り通路及び方向転換案
内路により転動体の無限循環路が形成され、無限循環路
に転動体が転動自在に嵌入され、ベアリングブロック本
体の略中央部に軸方向のめねじ部が形成され、めねじ部
にねじ軸が螺合された直線案内装置において、転動体と
して複数の転動体を保持するチェイン部材又はベルト部
材を用いることを第1構成とする。本発明は、第1構成
において、チェイン部材が、一対の保持腕の一端を連結
ピンで固定し、保持腕間にボールを保持してつないだボ
ールチェイン、又は略C字状の連結金具をローラの環状
溝に嵌合させ、連結金具を連結したローラチェインであ
ることを第2構成とする。本発明は、第1構成におい
て、ベルト部材が、合成樹脂製のベルトに円形係合孔が
一列に並んで形成され、円形係合孔にボールを係合させ
たボールベルトであることを第3構成とする。本発明
は、第3構成において、ベアリングブロック本体の両側
面に保持器が形成されたことを第4構成とする。本発明
は、第1〜第3構成において、戻し通路及び内側案内部
のうち、少なくとも一つが合成樹脂の成形加工又はダイ
カスト鋳造成形によりベアリングブロック本体に一体に
成形されたことを第5構成とする。本発明は、第1〜第
3構成において、めねじ部を有するめねじ部体が、合成
樹脂の成形加工又はダイカスト鋳造成形によりベアリン
グブロック本体のめねじ部下穴に一体に成形されたこと
を第6構成とする。本発明は、第4構成において、戻し
通路、内側案内部及び保持器のうち、少なくとも一つが
合成樹脂の成形加工又はダイカスト鋳造成形によりベア
リングブロック本体に一体に成形されたことを第7構成
とする。
【0006】
【作用】本発明の直線案内装置では、外側転走面・内側
転走面、戻り通路及び方向転換案内路により形成された
転動体用の無限循環路に、複数の転動体を保持するチェ
イン部材又はベルト部材が転動自在に嵌入されている。
めねじ部に螺合されたねじ軸を回転させると、ベアリン
グブロックが移動し、チェイン部材又はベルト部材が無
限軌道内を転動する。
【0007】
【実施例】図1〜図6は、本発明の直線案内装置の第1
実施例を示す。図1〜図4において、図24と同一の部分
には図24に記載した符号と同一の符号を用いる。直線案
内装置は、案内レール2とベアリングブロック1とベア
リングブロック1のめねじ部12に螺合されたねじ軸4等
から構成される。案内レール2は断面コ字形で内側面に
負荷転動体3用の断面円弧状の外側転走面15が形成さ
れ、案内レール2の底部には複数の段付のボルト穴18が
形成されている。ベアリングブロック1には、両側面に
負荷転動体3用の断面円弧状の内側転走面16が形成さ
れ、2つの内側転走面16と平行に戻し通路(無負荷転動
体通路)22が形成されている。ベアリングブロック本体
21の軸方向の両端にエンドプレート5が固定され、ベア
リングブロック1の中央部に軸方向に貫通しためねじ部
12が形成されている。前記の両転走面15・16間に転動体
3(ボールチェイン54)が介在され、ベアリングブロッ
ク1のめねじ部12にねじ軸4が螺合されている。ベアリ
ングブロック1の上面の上部取付面13には複数のめねじ
24が形成されている。なお、第1実施例ではベアリング
ブロック1の両側面に転走面16がそれぞれ1本づつ配設
されているが、両側面に転走面16を複数本配設し、それ
に対応して転走面15・戻し通路22も複数本にすることが
できる。転走面15・16、戻し通路22を複数本にすること
ができる点は、直線案内装置の他の実施例,関係例(特
許請求の範囲との対応はないが類似性のある例)につい
ても同様である。
【0008】図4・図5に金属製のベアリングブロック
本体21が示されており、ベアリングブロック本体21は略
直方体で軸方向に長い。ベアリングブロック本体21の上
面は上部取付面13であり、上部取付面13には、複数の取
付用めねじ24が形成されており、また軸方向に溝部25が
形成されている。両側面の下方部には軸方向に延びる転
走面16が形成され、2つの転走面16と平行に2つの戻し
通路下穴26が軸方向に貫通して形成され、転走面16及び
戻し通路下穴26の中心は同一平面上にある。ベアリング
ブロック本体21の中心よりやや上方にめねじ部下穴27が
軸方向に貫通して形成され、めねじ部下穴27の中央部に
は所定長さの大径部28が形成されている。戻し通路下穴
26及びめねじ部下穴27の内径は、戻し通路22及びめねじ
部12の内径よりも大きい。ベアリングブロック本体21の
両側面近傍の上方部には、所定の深さのエンドキャップ
取付用のめねじ29が形成される。
【0009】図1・図2・図6に示すように、ベアリン
グブロック本体21のめねじ部下穴27の内面、戻し通路下
穴26の内面、溝部25の表面及びベアリングブロック本体
21の軸方向の両端面でめねじ部下穴27と溝部25と戻し通
路下穴26とを結ぶ部分に、ダイカスト金属製又は合成樹
脂製の部材が一体的に成形されている。各別に説明する
と、ベアリングブロック本体21のめねじ部下穴27の内面
に、略円筒状のめねじ部体12' が成形され、めねじ部体
12' の両端はベアリングブロック本体21の軸方向の両端
面に突出した環状部34となっている。ベアリングブロッ
ク本体21の溝部25には上部帯状部31が成形され、上部帯
状部31の両端はベアリングブロック本体21の両端面に成
形された側部帯状体35を介して環状部34に接続されてい
る。
【0010】ダイカスト金属製又は合成樹脂製のめねじ
部体12' の内面にはめねじ部12が形成され、めねじ部12
の軸方向中央部で大径部28の長さに対応する部分に、環
状切除部37が形成される。めねじ部12は環状切除部37を
境にして第1めねじ部32と第2めねじ部33とに分離さ
れ、第1めねじ部32と第2めねじ部33とは同一のねじで
同一軸線上に位置し、第1めねじ部32と第2めねじ部33
との間には位相のずれがある。従って、めねじ部12にね
じ軸4を螺合させたとき、軸方向すきまを小さくするこ
とができ、直線案内装置の精度を向上させることができ
る。
【0011】ベアリングブロック本体21の2本の戻し通
路下穴26の内面には、ダイカスト金属製又は合成樹脂製
で円筒状の戻し通路体22' がそれぞれ成形され、戻し通
路体22' の内面に戻し通路22が形成されている。2本の
戻し通路体22' の両端は、ベアリングブロック本体21の
軸方向の両端面に成形された下部帯状体40を介して相互
に接続され、下部帯状体40は前記環状部34と一体的に接
続されている。2本の戻し通路体22' の両端から転走面
16のある側面へ、帯状体が一体に延びており、帯状体の
表面には方向転換用内側案内部41が形成されており、こ
の帯状体はベアリングブロック本体21の軸方向の両端面
に成形されている。方向転換用内側案内部41は戻し通路
22の表面と転走面16の表面とを滑らかな曲線で接続し、
エンドプレート5に形成された方向転換用外側案内部42
と共に方向転換案内路8を形成する。方向転換案内路8
と戻し通路22と転走面16とによって転動体3の無限循環
路が構成されている。
【0012】図1〜図3に示すように、エンドプレート
5の両側部近傍の上部に2個の段付ボルト穴17が形成さ
れ、ボルト45を段付ボルト穴17に挿通し、ベアリングブ
ロック本体21の両端部のめねじ29に螺合させ、エンドプ
レート5をベアリングブロック本体21に連結する。エン
ドプレート5の中心部より少し上方に開口部38が形成さ
れ、開口部38はめねじ部12と同軸線上に位置させられ、
開口部38にねじ軸4が挿通される。ベアリングブロック
本体21の軸方向の両端にエンドプレート5を連結すると
ベアリングブロック1が完成する。
【0013】ベアリングブロック1の転走面16と案内レ
ール2の転走面15との間にボールチェイン54を転動自在
に介在させ、戻し通路22及び方向転換案内路8にボール
チェイン54を挿入すると、ベアリングブロック1が往復
動自在に案内レール2に装着される。めねじ部12に螺合
されたねじ軸4を回転させると、ベアリングブロック1
が移動し、ボールチェイン54が無限軌道内を転動する。
なお、ボールチェイン54は、一対の保持腕の一端を連結
ピンで固定してチェイン単位要素を構成し、保持腕間に
ボールを保持して、チェイン単位要素を順次枢支連結し
て無端状につないだものである。このボールチェイン54
を用いることにより、従来例の転動体保持器を省略する
ことができる。
【0014】図7〜図10は、本発明の直線案内装置の
第1実施例の変形例を示す。図7〜図10において、図
1〜図6と同一の部分には図1〜図6に記載した符号と
同一の符号を用い、第1実施例との相違点を中心にして
説明し、共通点の説明は原則として省略する。図8に明
示するように、直線案内装置の第1実施例の変形例のめ
ねじ部12は、全体が同一位相であって、第1実施例の環
状切除部37や大径部28に相当するものは設けられない。
【0015】直線案内装置の第1実施例の変形例では、
転動体として、弾性のある合成樹脂製のベルト49に所定
の間隔で円形係合孔50が一列に並んで形成され、円形係
合孔50に転動体を係合させたボールベルト55を用いる。
ベアリングブロック1の両側面の転走面16の上下に、ダ
イカスト金属製又は合成樹脂製で断面L字形の保持器4
8,48'が固定され、ベルト49の上下の端部が保持器48,4
8'の先端部によって保持される。従って、ベアリングブ
ロック1を案内レール2から取り外した際に、保持器4
8,48'によって転動体3・ボールベルト55が転走面から
脱落するのを防止する。また、戻し通路体22' の上下内
面に溝が連続して形成され、ベルト49の上下の端部が戻
し通路体22' の溝に係合する。そして、保持器48,48'と
めねじ部12両端の環状部34とをダイカスト金属製又は合
成樹脂製の成形物で接続することができる。
【0016】前記のとおり直線案内装置の第1実施例の
変形例では、全体の位相が同一のめねじ部12を用いた
が、このめねじ部12を第1めねじ部32と第2めねじ部33
との間には位相のずれがあるもの(第1実施例のもの)
を用いてもよい。反対に、直線案内装置の第1実施例に
おいて、全体の位相が同一のめねじ部12を用いてもよ
い。また、直線案内装置の第1実施例の変形例では、転
動体としてボールベルト55を用いたが、他の転動体を用
いてもよいことは当然である。
【0017】次に直線案内装置の第1実施例(図1〜図
6)のベアリングブロック1からエンドプレート5を取
り外したベアリングブロック成形体の製造方法について
説明する。本発明のベアリングブロック成形体の製造方
法には2通りあり、第1製造方法は、金型内に型開き方
向に平行なベアリングブロック本体21及び中子を配置
し、ベアリングブロック本体21付きの成形物を取り出し
た後に中子を引き抜くことを特徴とする方法である。ま
た、第2製造方法は、金型内にベアリングブロック本体
21、可動中子及び中子を配設し、ハウジング付きの成形
物を取り出す前に可動中子を引き抜き、その後に金型を
開いて成形物を取り出し、次いで中子を引き抜くことを
特徴とする方法である。なお、第1及び第2製造方法に
おいて用いる成形には、射出成形、ダイカスト、圧縮成
形、トランスファ成形等がある。
【0018】図11を用いて、直線案内装置の第1実施例
のベアリングブロック成形体の第1製造方法について工
程別に分けて説明する。図11(a) 〜(c) は本発明のベア
リングブロック成形体の第1製造方法に使用される金型
装置の基本構造を示し、図4・図5はインサートされる
ベアリングブロック本体21を示す。最初の準備工程にお
いて金型を製造する。第1金型60及び第2金型61の内部
には第1支持穴62、第2支持穴63、第3支持穴64、ベア
リングブロック成形体の外形に相当する穴部65、第1支
持穴62' 、第2支持穴63' 、第3支持穴64' が連続して
形成される。ベアリングブロック成形体の外形に相当す
る穴部65の形状は、ベアリングブロック本体21に上部帯
状部31、側部帯状部35、下部帯状部40及び方向転換用内
側案内部41を加えたものである。
【0019】円柱状の第1A中子(第1A摺動中子)66
A及び第2A中子(第2A摺動中子)67Aの基端部(図
11では上端部)が第1金型60の円柱状の第1支持穴62及
び第2支持穴63にそれぞれ嵌合され、第1A中子66A及
び第2A中子67Aは第1金型60に固定される。同様に、
円柱状の第1B中子(第1B摺動中子)66B及び第2B
中子(第2B摺動中子)67Bの基端部(図11では下端
部)が第2金型61の円柱状の第1支持穴62' 及び第2支
持穴63' にそれぞれ嵌合され、第1B中子66B及び第2
B中子67Bは第2金型61に固定される。第1A中子66A
と第1B中子66Bとは同一軸線上に配置され、同様に第
2A中子67Aと第2B中子67Bとは同一軸線上に配置さ
れる。第1金型60及び第2金型61を閉じたとき、第1A
中子66Aの先端と第1B中子66Bの先端とは接触し、第
1B中子66Bの先端と第1B中子66Bの先端とは接触
し、ともに1個の第1中子66、第2中子67の形状とな
る。円柱状の第3ねじ付中子68が第1金型60及び第2金
型61の内部に配置され、第3ねじ付中子68は、両端に小
径の第3中子支持部69,69'があり、第3ねじ付中子68の
第3中子支持部69,69'以外の部分にはおねじが形成され
ている。第3中子支持部69,69'及び第3支持穴64,64'の
形状は2面取円柱状であり、第3中子支持部69,69'は第
3支持穴64,64'に嵌合される。
【0020】第1金型60・第2金型61の内面に鉄製のベ
アリングブロック本体21が配設され、ベアリングブロッ
ク本体21には2本の戻し通路下穴26及び1本のめねじ部
下穴27が貫通して形成され、めねじ部下穴27の中央部に
は大径部28が設けられている。第1A中子66A・第2A
中子67A及び第1B中子66B・第2B中子67Bは2本の
戻し通路下穴26とそれぞれ同一軸線上に位置するように
配置され、第3ねじ付中子68はめねじ部下穴27と同一軸
線上に位置するように配置される。第1金型60・第2金
型61の穴部65、ベアリングブロック本体21、第1A中子
66A・第2A中子67A、第1B中子66B・第2B中子67
B及び第3ねじ付中子68によってキャビティ71が形成さ
れる。キャビティ71は、ベアリングブロック本体21の各
下穴26・27と各中子66A〜67B・第3ねじ付中子68との
間の空間、並びにベアリングブロック本体21の軸方向端
部面・溝部25と第1金型60・第2金型61の穴部65とによ
って構成される。
【0021】第1工程により、第1金型60及び第2金型
61を開き、ベアリングブロック本体21を第1金型60又は
第2金型61内にインサートする。即ち、第1金型60の第
1A中子66A・第2A中子67A又は第2金型61の第1B
中子66B・第2B中子67Bにベアリングブロック本体21
の2本の下穴26を挿通させ、ベアリングブロック本体21
を穴部65に挿入する。第3ねじ付中子68をベアリングブ
ロック本体21の1本のめねじ部下穴27に挿通し、第3ね
じ付中子68の第3中子支持部69又は69' を第3支持穴64
又は64' に嵌合させる。次に第1金型20及び第2金型21
を閉じると、2本の下穴26の内部で、第1A中子66Aの
先端と第1B中子66Bの先端とが接触し、第1B中子66
Bの先端と第1B中子66Bの先端とも接触し、ベアリン
グブロック本体21が穴部65に装着され、第3ねじ付中子
68の第3中子支持部69及び69' が第3支持穴64及び64'
にそれぞれ嵌合される。
【0022】第2工程でキャビティに溶融材料を充填
し、ベアリングブロック成形体を成形する。例えば、射
出成形機から射出されるダイカスト金属又は合成樹脂の
溶融材料が、ゲート等を通過してキャビティ71に充填さ
れ、溶融材料が固化されてベアリングブロック成形体が
成形される。第3工程において、充填した材料の固化が
所定程度に達したとき(固化がある程度進んで、ベアリ
ングブロック成形体の成形物を取り出しても、成形物の
変形の恐れがなくなったとき)、第1金型60及び第2金
型61を開く。そして、第3ねじ付中子68の付いたベアリ
ングブロック成形体の成形物を第1金型60及び第2金型
61から取り出す。第1A中子66A・第2A中子67A及び
第2B中子66B・第2B中子67Bは成形物から離れ、第
1金型60又は第2金型61に固定された状態を維持する。
【0023】第4工程において、固化が更に進み、ベア
リングブロック成形体の成形物を保持して各中子を引き
抜いても成形物の変形の恐れがなくなったとき、ベアリ
ングブロック成形体を万力等で保持し、二面取円柱の嵌
合穴のあるスパナ等を、第3ねじ付中子68の第3中子支
持部69又は第3中子支持部69' に嵌合させる。スパナ等
により第3ねじ付中子68を回転させながら、ベアリング
ブロック成形体のめねじ部下穴27内の成形物より第3ね
じ付中子68を抜き出す。こうして出来上がった半完成品
は、めねじ部下穴27内の成形物の内側に第3ねじ付中子
68のおねじと対応しためねじが形成され、略円筒状の肉
厚部とその両側の肉薄部からなるめねじと、更にめねじ
の両側に環状部34が連続して形成され、両側の環状部34
は上部帯状部31によってベアリングブロック成形体の上
方部を介して一体に連結されている。また、2本の戻し
通路下穴26内に戻し通路体22' がそれぞれ成形され、戻
し通路体22' の内面に戻し通路22が形成される。2本の
戻し通路体22' の両端は、ベアリングブロック成形体の
軸方向の両端面に成形された下部帯状体40を介して相互
に接続され、下部帯状体40は前記環状部34と一体的に接
続されている。2本の戻し通路体22' の両端から転走面
16のある側面へ、帯状体が一体に延びており、帯状体の
表面には方向転換用内側案内部41が形成されており、こ
の帯状体はベアリングブロック成形体の軸方向の両端面
に成形されている。方向転換用内側案内部41は戻し通路
22の表面と転走面16の表面とを滑らかな曲線で接続して
いる。
【0024】第5工程(冷却工程。時間的には第3工程
・第4工程を含む)において、半完成品のベアリングブ
ロック成形体の成形物は、金型内又は取出後の冷却時に
成形収縮が起こり、その収縮量はめねじ部下穴27内の中
央部の肉厚部の方が、中央部の両側の肉薄部よりも大き
い。従って、肉厚部の両側の肉薄部は肉厚部の収縮によ
って軸方向に引き寄せられて、一方の肉薄部の雌ねじの
位相に対して他方の肉薄部の雌ねじの位相がずれる。こ
のときのめねじ部体は、軸方向の中央部が肉厚で、その
両側が肉薄である。
【0025】第6工程において、めねじ部下穴27内の肉
厚部の内面の雌ねじ部を部分的又は全面的に切除して、
図2に示すように環状切除部37を形成し、第1めねじ32
と第2めねじ33とに螺合するねじ軸4が環状切除部37内
に挿通可能とされ、図6に示すようなベアリングブロッ
ク成形体が製造される。なお、肉厚部の内面を切除する
理由は、肉厚部の収縮により肉厚部の雌ねじのピッチは
肉薄部の雌ねじのピッチよりも小さくなっており、また
肉厚部の雌ねじの径が肉薄部の雌ねじの径よりも小さい
ので、肉薄部の雌ねじと螺合するねじ軸4を、肉厚部の
雌ねじと螺合させることができない。そこで、厚肉部の
内径を大きくして、ねじ軸4が第1めねじ32と第2めね
じ33とには螺合するが、肉厚部のめねじ等と接触せずね
じ軸4の通過を妨害しないようにするために、肉厚部の
内面を部分的又は全面的に切除するのである。
【0026】本発明の直線案内装置の第1実施例のベア
リングブロック成形体の第2製造方法に用いる金型は、
図11(a) 〜11(c) のうち図11(b) を図12に変更したもの
であり、第3可動ねじ付中子を回転させながら引き抜く
ことができるように構成されたものである。図11(a),
(c) に示す部分には変更はないので、変更した図12を中
心に説明する。第1金型60には、第3可動ねじ付中子68
aのねじが通過できる直径の引抜孔73が、穴部65の上端
から上方に向かって形成され、引抜孔73の上端は第1金
型60の上面に開口されている。引抜孔73の上方部には、
引抜孔73の軸線に略垂直な挿通孔74が形成され、挿通孔
74はシリンダチューブ75に連通されている。シリンダチ
ューブ75にはピストン76が摺動自在に嵌合され、ピスト
ン76に連結された係止部材77(ピストンロッド)が挿通
孔74に摺動自在に挿通されている。
【0027】引抜孔73にはスプライン付の引抜部材78が
移動自在に嵌合され、引抜部材78の係止孔79が挿通孔74
と同一軸線上に位置するとき、係止孔79に係止部材77を
嵌合させて係止することができる。引抜部材78の下端部
には第3支持穴64aが形成され、第3可動ねじ付中子68
aの第3中子支持部69aが第3支持穴64aと嵌合され、
かつ第3中子支持部69aと引抜部材78とが支持部により
ピン等により連結される。なお、第3中子支持部69bは
第3支持穴64bに回転可能に支持されている。引抜部材
78のスプライン80はボス部材81に摺動自在に嵌合され、
ボス部材81はボールベアリングを介して回転自在に支持
される。ボス部材81の外周には歯車82が形成され、歯車
82にはピニオン83が噛み合っており、モータの回転力が
ピニオン83、歯車82を介してボス部材81に伝動される。
その他の点は図11(a),(c) と同様である。
【0028】本発明の直線案内装置の第1実施例のベア
リングブロック成形体の第2製造方法について工程別に
分けて説明する。なお、ベアリングブロック成形体の第
1製造方法と同じ部分については、図11(a),(c) の符号
を用いることとし、その説明を簡略にし又は省略する。
第1工程により、第1金型60及び第2金型61を開き、第
1製造方法の第1工程と同様にしてベアリングブロック
本体21をインサートし、第3可動ねじ付中子68aを配置
する。第1金型60及び第2金型61を閉じ、ピストン76を
移動させて、係止部材77を引抜部材78の係止孔79に係止
させ、第3可動ねじ付中子68aを所定の位置に維持す
る。
【0029】第2工程でキャビティに溶融材料を充填
し、ベアリングブロック成形体を成形する。第3工程に
おいて、充填した材料の固化が所定程度に達し、第3可
動ねじ付中子68aを引き抜いても成形物の変形の恐れが
なくなったとき、第1金型60及び第2金型61を閉鎖状態
に保持し、モータを回転させる。モータの回転力はピニ
オン83、歯車82、ボス部材81、スプライン80、引抜部材
78、第3支持穴64a、第3中子支持部69aを介して第3
可動ねじ付中子68aに伝動される。第3可動ねじ付中子
68aのおねじが成形物のめねじに噛み合っているので、
第3可動ねじ付中子68aに回転力が伝動されると、第3
可動ねじ付中子68aは回転しながら上方へ移動し、第3
可動ねじ付中子68aは成形物、第1金型60及び第2金型
61より抜き出される。第3可動ねじ付中子68aを抜き出
した後には、第3可動ねじ付中子68aのおねじと対応し
ためねじが形成される。
【0030】第4工程において、成形物の固化が更に進
み、成形物を取り出しても、成形物の変形の恐れがなく
なったとき、第1金型60及び第2金型61を開いて、ベア
リングブロック成形体の成形物を取り出す。第1A中子
66A・第2A中子67A及び第2B中子66B・第2B中子
67Bは成形物から離れ、第1金型60又は第2金型61に固
定された状態を維持する。こうして第1製造方法のとき
と同様の半完成品が出来上がる。
【0031】第5工程(冷却工程。時間的には第3工程
・第4工程を含む)において、半完成品のベアリングブ
ロック成形体の成形物は、金型内又は取出後の冷却時に
成形収縮が起こり、その収縮量はめねじ部下穴27内の肉
厚部の方が肉薄部よりも大きい。従って、肉厚部の両側
の肉薄部は肉厚部の収縮によって軸方向に引き寄せられ
て、一方の肉薄部の雌ねじの位相に対して他方の肉薄部
の雌ねじの位相がずれる。
【0032】第6工程において、めねじ部下穴27内の肉
厚部の内面の雌ねじ部を部分的又は全面的に切除して、
図2に示すように環状切除部37を形成し、第1めねじ32
と第2めねじ33とに螺合するねじ軸4が環状切除部37内
に挿通可能とされ、図6に示すようなベアリングブロッ
ク成形体が製造される。その他の点は、第1製造方法と
同様である。
【0033】次に直線案内装置の第1実施例の変形例
(図7〜図10)のベアリングブロック1からエンドプレ
ート5を取り外したベアリングブロック成形体の製造方
法について説明する。第1実施例の変形例の製造に用い
る金型は、図11(d) に示すように、保持器48を成形する
ためのキャビティ71aが4箇所にあり、また戻し通路22
にはボールベルト55のベルト49の上下端部を通すための
溝が必要であるので、第1B中子66B(第1A中子66
A)及び第2B中子67B(第2B中子67B)にはそれぞ
れ2個の突状部90が形成されている。また、第1実施例
の変形例のめねじ部12は全体が同一の位相であるので、
めねじ部下穴26には大径部は存在しない。第1実施例の
変形例の製造に用いる金型のその他の点は、第1実施例
の場合と同様である。以上のとおりの第1実施例の変形
例用の金型を用い、第1実施例の場合と同様の第1製造
方法と第2製造方法とにより、変形例のベアリングブロ
ック成形体を製造することができる。
【0034】なお、めねじ部、戻し通路、内側案内部又
は保持器のうちのいずれかを、ダイカスト金属又は合成
樹脂の成形によらないものとすることができる。その場
合には、めねじ部、戻し通路、内側案内部又は保持器の
うちのいずれかがベアリングブロック本体に備えられた
ものを用意し、それを金型内にインサートする。例え
ば、戻し通路がすでに設けられたベアリングブロック本
体を金型内にインサートする場合には、中子をベアリン
グブロック本体の戻し通路に密着させて挿入することと
なる。
【0035】図13〜図17は、本発明の直線案内装置の第
2実施例を示す。図13〜図17において、第1実施例の図
1〜図6と同一の部分には図1〜図6と同一の符号を用
い、その部分の説明は原則として省略する。第2実施例
の特徴は、転動体としてローラチェイン56を用い、ロー
ラチェイン56の戻し通路がベアリングブロック本体21の
下側に成形により形成した点である。図13に図示される
ように、ローラチェイン56は、円筒状のローラ95の高さ
方向の中央部に環状溝を形成し、略C字状の連結金具91
をローラ95の環状溝に嵌合させ、連結金具91を相互に鎖
状に連結したものである。ローラチェイン56の中心線上
に、円筒状のローラ95を交互に順次直交させ、例えば円
筒状のローラ95の中心線が1番目のローラ95は真上を向
き、2番目のローラ95は真横を向き、3番目のローラ95
は真上を向き、4番目のローラ95は真横を向くというよ
うになって連結されている。
【0036】案内レール2は断面コ字形で内側面に負荷
転動体の90°V溝の転走面15が形成され、この転走面
15は互いに90度の角度差のある二つの面から構成さ
れ、水平面に対して二つの面が約45度の角度をなして
いる。二つの面が交差した部分には加工上必要な逃げ溝
92が形成され、二つの面が逃げ溝92の部分から開口部に
向かって開いた形状となっている。ベアリングブロック
1には、両側面に負荷転動体の90°V溝の転走面16が
形成され、転走面16は転走面15と同様の構成である。両
側の転走面16の約45°内側下方に戻し通路(無負荷転動
体通路)22が形成され、戻し通路22は略四角筒形状の戻
し通路体22' によって断面が略正方形に構成され、転走
面16の二つの面と戻し通路22の二つの面とは互いに平行
をなしている。ベアリングブロック1の両側面で転走面
16の上下の部分に、保持器48,48'が固定され、下側の保
持器48' は両側の戻し通路体22' と接続され一体となっ
ている。
【0037】ベアリングブロック本体21の軸方向の両端
にエンドプレート5が固定され、ベアリングブロック1
の中央部に軸方向に貫通しためねじ部12が形成されてい
る。前記の両転走面15・16間に転動体(ローラチェイン
56)が介在され、ベアリングブロック1のめねじ部12に
ねじ軸4が螺合されている。ベアリングブロック1の上
面の上部取付面13には複数のめねじ24が形成される。図
17に金属製のベアリングブロック本体21が示されてお
り、両側面の下方部には軸方向に延びる転走面16の二つ
の面が形成され、2つの転走面16の約45°内側下方に戻
し通路体22' の90°V溝状の取付面93,93'が形成され
ている。ベアリングブロック本体21の中心よりやや下方
にめねじ部下穴27が軸方向に貫通して形成され、めねじ
部下穴27の中央部には所定長さの大径部28が形成されて
いる(図14参照) 。
【0038】図13〜図17に示すように、ベアリングブロ
ック本体21のめねじ部下穴27の内面、取付面93,93'の下
面、溝部25の表面、ベアリングブロック本体21の両側の
転走面16の上下面、転走面16の下面と取付面93,93'の下
面とを接続する面、取付面93' と取付面93' とを接続す
る面及びベアリングブロック本体21の軸方向の両端面で
めねじ部下穴27と溝部25と取付面93,93'とを互いに接続
する面に、ダイカスト金属製又は合成樹脂製の部材が一
体的に成形されている。各別に説明すると、ベアリング
ブロック本体21のめねじ部下穴27の内面に、略円筒状の
めねじ部体12'が成形され、めねじ部体12' の両端はベ
アリングブロック本体21の軸方向の両端面に突出した環
状部34となっている。ベアリングブロック本体21の溝部
25には上部帯状部31が成形され、上部帯状部31の両端は
ベアリングブロック本体21の両端面に成形された側部帯
状体35を介して環状部34に接続されている。
【0039】ベアリングブロック本体21の下面の2本の
戻し通路体22' の両端は、ベアリングブロック本体21の
軸方向の両端面に成形された下部帯状体40を介して相互
に接続され、下部帯状体40は前記環状部34と一体的に接
続されている。2本の戻し通路体22' の両端から転走面
16のある側面へ、帯状体が一体に延びており、帯状体の
表面には方向転換用内側案内部41が形成されており、こ
の帯状体はベアリングブロック本体21の軸方向の両端面
に成形されている。方向転換用内側案内部41は戻し通路
22の表面と転走面16の表面とを滑らかな曲線で接続し、
エンドプレート5に形成された方向転換用外側案内部42
と共に方向転換案内路8を形成する。方向転換案内路8
と戻し通路22と転走面16とによって転動体(ローラチェ
イン56)の無限循環路が構成されている。
【0040】ベアリングブロック1の転走面16と案内レ
ール2の転走面15との間にローラチェイン56を転動自在
に介在させ、戻し通路22及び方向転換案内路8にローラ
チェイン56を挿入すると、ベアリングブロック1が往復
動自在に案内レール2に装着される。そして、転走面16
及び転走面15には互いに90度の角度をなした二つの面
があり、ローラチェイン56のローラ95も順次90度づつ
傾斜角度が異なっているので、各ローラ95の円筒面は転
走面16・転走面15の二つの面のうちのどちらかの面に接
触して転動する。めねじ部12に螺合されたねじ軸4を回
転させると、ベアリングブロック1が移動し、ローラチ
ェイン56が無限軌道内を転動する。
【0041】次に直線案内装置の第2実施例のベアリン
グブロック1からエンドプレート5を取り外したベアリ
ングブロック成形体の製造方法について説明する。第2
実施例の製造に用いる金型は、図18に示すように、保持
器48を成形するためのキャビティ71b が2箇所にあり、
ベアリングブロック本体21の取付面93,93'に戻し通路体
22' を成形し、保持器48’と接続するためのキャビティ
71cを設けてある。また、第2実施例の戻し通路22' は
第1実施例の戻し通路22とは形状が異なり、第1B中子
66' B(第1A中子66' A)及び第2B中子67' B(第
2A中子66' A)の断面は共に正方形である。
【0042】第2実施例のめねじ部12は第1実施例と同
じであるが、第1実施例の変形例のように、全体が同一
の位相でめねじ部下穴27には大径部が存在しないものと
することができる。第2実施例の製造に用いる金型のそ
の他の点(図11(a),11(b) と同様の金型を用いること)
は、第1実施例の場合と同様である。以上のとおりの第
2実施例の金型を用い、第1実施例の場合と同様の第1
製造方法と第2製造方法とにより、第2実施例のベアリ
ングブロック成形体を製造することができる。
【0043】図19〜図20は、本発明の直線案内装置の第
1関係例を示す。図19〜図20において、第1実施例の図
1〜図6と同一の部分には図1〜図6と同一の符号を用
い、重複説明は不要であるので、その部分の説明は原則
として省略する。第1関係例の特徴は、転動体として有
限ローラケージ57を用い、転動体の戻し通路が省略さ
れ、ベアリングブロック1の移動距離が有限である点で
ある。図19〜図20に図示されるように、有限ローラケー
ジ57は、肉薄で細長い板にローラ保持用の穴及びローラ
ポケットが長手方向に所定間隔で形成され、ローラ保持
用の穴及びローラポケットに複数のローラが交互に直交
させて分離保持されたものである。有限ローラケージ57
に成形されたローラポケットはローラと面接触し、潤滑
油の保持が良く、摩擦が小さい。
【0044】第1関係例の案内レール2は、第2実施例
の案内レールと同様に、断面コ字形で内側面に負荷転動
体の90°V溝の転走面15が形成され、この転走面15は
互いに90度の角度差のある二つの面から構成され、水
平面に対して二つの面が約45度の角度をなしている。
二つの面が交差した部分には加工上必要な逃げ溝92が形
成され、二つの面が逃げ溝92の部分から開口部に向かっ
て開いた形状となっている。また、ベアリングブロック
1には、両側面に負荷転動体の90°V溝の転走面16が
形成され、転走面16は転走面15と同様の構成である。
【0045】第1関係例のベアリングブロック本体21の
軸方向の両端にエンドプレートは配設されず、ベアリン
グブロック本体21に戻し通路は形成されない。ベアリン
グブロック1の中央部に軸方向に貫通しためねじ部12が
形成され、ベアリングブロック1の上面の上部取付面13
には複数のめねじ24が形成される。前記の両転走面15・
16間に有限ローラケージ57が介在され、有限ローラケー
ジ57は案内レール2の転走面15に沿って往復動自在に配
設される。ベアリングブロック本体21の中心よりやや下
方にめねじ部下穴27が軸方向に貫通して形成され、めね
じ部下穴27の中央部には所定長さの大径部28が形成され
ている。
【0046】ベアリングブロック本体21のめねじ部下穴
27の内面に、略円筒状のめねじ部体12' が成形され、め
ねじ部体12' の両端はベアリングブロック本体21の軸方
向の両端面に突出した環状部34となっている。ベアリン
グブロック本体21の溝部25には上部帯状部31が成形さ
れ、上部帯状部31の両端はベアリングブロック本体21の
両端面に成形された側部帯状体35を介して環状部34に接
続されている。めねじ部下穴27にめねじ部体12' が形成
され、めねじ部体12' のめねじ部12にねじ軸4が螺合さ
れている。めねじ部12に螺合されたねじ軸4を回転させ
ると、ベアリングブロック1が移動し、有限ローラケー
ジ57が有限軌道内を転動する。
【0047】次に直線案内装置の第1関係例のベアリン
グブロック1すなわちベアリングブロック成形体の製造
方法について説明する。第1関係例の製造に用いる金型
は、図21に示すように、図11(c) に示す第1実施例の金
型から、第1B中子66B(第1A中子66A)、第2B中
子67B(第2A中子66A)及びこれらの中子の周りのキ
ャビティ71を除き、転走面15の形状を90°V溝状のも
のに変換したものに相当する。上部帯状部31及びめねじ
部体12'を成形するためのキャビティ71と、不図示の側
部帯状体を成形するためのキャビティがあり、第3ねじ
付中子68を配設する。
【0048】第1関係例のめねじ部12は第1実施例と同
じであるが、第1実施例の変形例のように、全体が同一
の位相でめねじ部下穴26には大径部が存在しないものと
することができる。第1関係例の製造に用いる金型のそ
の他の点(図11(b) と同様の金型を用いること)は、第
1実施例の場合と同様である。以上のとおりの第1関係
例の金型を用い、第1実施例の場合と同様の第1製造方
法と第2製造方法とにより、第1関係例のベアリングブ
ロック成形体を製造することができる。
【0049】図22〜図23は、本発明の直線案内装置の第
2関係例を示す。図22〜図23において、第1関係例の図
19〜図21と同一の部分には図19〜図21と同一の符号を用
い、その部分の説明は原則として省略する。第2関係例
は、第1関係例の有限ローラケージ57を有限ボールケー
ジ58に変更し、それに応じて転走面15、16の形状を変更
したものに相当する。図22〜図23に図示されるように、
有限ボールケージ58は、断面略コ字状で横長薄板の支持
板97の両側部にボール保持用の穴及びボールポケットが
長手方向に所定間隔で形成され、ボール保持用の穴及び
ボールポケットに複数のボールを分離保持されたもので
ある。有限ボールケージ58に成形されたボールポケット
はボールと面接触し、潤滑油の保持が良く、摩擦が小さ
い。
【0050】第2関係例の案内レール2は、第1実施例
の案内レールと同様に、断面コ字形で内側面に負荷転動
体の断面円弧状の転走面15が形成され、またベアリング
ブロック1の両側面には転走面15と同様の断面円弧状の
転走面16が形成されている。
【0051】次に直線案内装置の第2関係例のベアリン
グブロック1すなわちベアリングブロック成形体の製造
方法について説明する。第2関係例の製造に用いる金型
は、図11(c) に示す第1実施例の金型から、第1B中子
66B(第1A中子66A)、第2B中子67B(第2A中子
66A)及びこれらの中子の周りのキャビティ71を除いた
ものに相当する。上部帯状部31及びめねじ部体12' を成
形するためのキャビティ71と、不図示の側部帯状体を成
形するためのキャビティがあり、第3ねじ付中子68を配
設する。
【0052】第2関係例のめねじ部12は第1実施例と同
じであるが、第1実施例の変形例のように、全体が同一
の位相でめねじ部下穴27には大径部が存在しないものと
することができる。第2関係例の製造に用いる金型のそ
の他の点(図11(b) と同様の金型を用いること)は、第
1実施例の場合と同様である。以上のとおりの第2関係
例の金型を用い、第1実施例の場合と同様の第1製造方
法と第2製造方法とにより、第2関係例のベアリングブ
ロック成形体を製造することができる。
【0053】
【発明の効果】転動体としてボールチェイン,ローラチ
ェイン等のチェイン部材を用いたときは、ボールがつな
がれていたり、ローラを嵌合した連結金具が連結されて
いたりするので、転動体保持器を省略することができ
る。しかも、チェイン単位要素の数を増減することによ
り、各機種の直線案内装置の無限循環路の長さに適合す
る長さのチェイン部材を得ることができる。また、転動
体としてベルト部材を用い、ベアリングブロック本体の
両側面に保持器が形成されたときは、ベアリングブロッ
クを案内レールから取り外した際に、保持器によってベ
ルト部材・転動体が転走面から脱落するのが防止され
る。しかも、合成樹脂製のベルトは製造が容易でコスト
が低い。本発明の直線案内装置は、戻し通路及び内側案
内部のうち、少なくとも一つが合成樹脂の成形加工又は
ダイカスト鋳造成形によりベアリングブロック本体に一
体に成形され、まためねじ部を有するめねじ部体が、合
成樹脂の成形加工又はダイカスト鋳造成形によりベアリ
ングブロック本体のめねじ部下穴に一体に成形されてい
る。そのため、ベアリングブロックの上部取付面、めね
じ部、負荷転動体の転走面との間の位置決めを高精度に
行うことができ、また転動体循環路の内面が円滑で騒音
の発生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直線案内装置の第1実施例の断面(図
3のI−I線断面)平面図である。
【図2】本発明の直線案内装置の第1実施例の一部断面
平面図である。
【図3】本発明の直線案内装置の第1実施例の側面図で
ある。
【図4】本発明の直線案内装置の第1実施例のべアリン
グブロック本体の一部断面平面図である。
【図5】本発明の直線案内装置の第1実施例のべアリン
グブロック本体の側面図である。
【図6】本発明の直線案内装置の第1実施例のべアリン
グブロック成形体の側面図である。
【図7】本発明の直線案内装置の第1実施例の変形例の
断面側面図である。
【図8】本発明の直線案内装置の第1実施例の変形例の
べアリングブロック本体の断面(図9のVIII −VIII
線断面)平面図である。
【図9】本発明の直線案内装置の第1実施例の変形例の
べアリングブロックの側面図である。
【図10】図10(a) は本発明の直線案内装置の第1実
施例の変形例のベルトの斜視図であり、図10(b) は第
1実施例の変形例の保持器の断面図である。
【図11】図11 (a)〜(c) は本発明の直線案内装置の
第1実施例のベアリングブロック成形体の第1製造方法
に用いる金型の断面を示し、図11(a) は図11(c) の
a−a線断面図、図11(b) は図11(c) のb−b線断
面図、図11(c) は図11(a) のc−c線断面図であ
り、図11(d) は第1実施例の変形例のベアリングブロ
ック成形体の第1製造方法に用いる金型の断面(図11
(c) に相当する断面)を示す断面図である。
【図12】本発明の直線案内装置の第1実施例のベアリ
ングブロック成形体の第2製造方法に用いる金型の断面
(図11(b) に相当する断面)を示す図である。
【図13】本発明の直線案内装置の第2実施例の一部断
面平面図である。
【図14】本発明の直線案内装置の第2実施例の他の一
部断面平面図である。
【図15】図15(a) は本発明の直線案内装置の第2実
施例の断面側面図であり、図15(b) は第2実施例のエ
ンドプレートを外した状態の側面図である。
【図16】本発明の直線案内装置の第2実施例の側面図
である。
【図17】図17(a),(b) は本発明の直線案内装置の第
2実施例のべアリングブロック本体を示し、図17(a)
は平面図であり、図17(b) は一部断面側面図である。
【図18】本発明の直線案内装置の第2実施例のベアリ
ングブロック成形体の第1製造方法に用いる金型の断面
(図11(c) に対応する断面)を示す図である。
【図19】本発明の直線案内装置の第1関係例の一部断
面平面図である。
【図20】本発明の直線案内装置の第1関係例の断面側
面図である。
【図21】本発明の直線案内装置の第1関係例のベアリ
ングブロック成形体の第1製造方法に用いる金型の断面
(図11(c) に対応する断面)を示す図である。
【図22】本発明の直線案内装置の第2関係例の一部断
面平面図である。
【図23】本発明の直線案内装置の第2関係例の断面側
面図である。
【図24】従来の直線案内装置の分解斜視図であり、一
部を拡大図で示す。
【符号の説明】
1 ベアリングブロック 2 案内レール 4 ねじ軸 5 エンドプレート 8 方向転換案内路 12 めねじ部 13 上部取付面 15 負荷転動体用の外側転走面 16 負荷転動体用の内側転走面 21 ベアリングブロック本体 22 戻し通路 41 方向転換用の内側案内部 42 方向転換用の外側案内部 48 保持器 54 ボールチェイン 55 ボールベルト 56 ローラチェイン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字形の案内レールの内側面に負荷
    転動体用の外側転走面が形成され、ベアリングブロック
    本体の両側面に負荷転動体用の内側転走面が形成され、
    内側転走面と略平行な戻し通路が形成され、ベアリング
    ブロック本体の両端にエンドプレートが固定され、戻し
    通路の両端部に形成された方向転換用の内側案内部とエ
    ンドプレートに形成された方向転換用の外側案内部とに
    より方向転換案内路が構成され、外側転走面・内側転走
    面、戻り通路及び方向転換案内路により転動体の無限循
    環路が形成され、無限循環路に転動体が転動自在に嵌入
    され、ベアリングブロック本体の略中央部に軸方向のめ
    ねじ部が形成され、めねじ部にねじ軸が螺合された直線
    案内装置において、 転動体として複数の転動体を保持するチェイン部材又は
    ベルト部材を用いることを特徴とする直線案内装置。
  2. 【請求項2】 チェイン部材が、一対の保持腕の一端を
    連結ピンで固定し、保持腕間にボールを保持してつない
    だボールチェイン、または略C字状の連結金具をローラ
    の環状溝に嵌合させ、連結金具を連結したローラチェイ
    ンである請求項1の直線案内装置。
  3. 【請求項3】 ベルト部材が、合成樹脂製のベルトに円
    形係合孔が一列に並んで形成され、円形係合孔にボール
    を係合させたボールベルトである請求項1の直線案内装
    置。
  4. 【請求項4】 ベアリングブロック本体の両側面に保持
    器が形成された請求項3の直線案内装置。
  5. 【請求項5】 戻し通路及び内側案内部のうち、少なく
    とも一つが合成樹脂の成形加工又はダイカスト鋳造成形
    によりベアリングブロック本体に一体に成形された請求
    項1ないし3のいずれか一つに記載の直線案内装置。
  6. 【請求項6】 めねじ部を有するめねじ部体が、合成樹
    脂の成形加工又はダイカスト鋳造成形によりベアリング
    ブロック本体のめねじ部下穴に一体に成形された請求項
    1ないし3のいずれか一つに記載の直線案内装置。
  7. 【請求項7】 戻し通路、内側案内部及び保持器のう
    ち、少なくとも一つが合成樹脂の成形加工又はダイカス
    ト鋳造成形によりベアリングブロック本体に一体に成形
    された請求項4の直線案内装置。
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