JPS6135779Y2 - - Google Patents

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JPS6135779Y2
JPS6135779Y2 JP16645683U JP16645683U JPS6135779Y2 JP S6135779 Y2 JPS6135779 Y2 JP S6135779Y2 JP 16645683 U JP16645683 U JP 16645683U JP 16645683 U JP16645683 U JP 16645683U JP S6135779 Y2 JPS6135779 Y2 JP S6135779Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、直杆状のトラツクレールに跨架され
る直線運動ころ軸受のケーシングが無限に循環す
る多数のころを介して無限直線運動を行ないうる
直線運動用ころ軸受ユニツトに関するものであ
り、特にころを直線路である負荷軌道とリターン
路との間で方向転換を行なう半円弧状の方向転換
路の設けられている側板に関するもので、方向転
換路を正確かつ低廉に形成することができる側板
を提供することを目的とする。
直線運動用ころ軸受ユニツトは、第13図〜第
17図に示すごとく、直杆状のトラツクレール1
にケーシング2が跨架され、該ケーシング2がト
ラツクレール1上を無限直線運動を行ないうるも
のであり、前記ケーシング2は、該ケーシング2
内を無限に循環する多数のころ3,3を介して前
記トラツクレール1に走行自在に支承されてい
る。
前記ころ3,3は、第14図、第15図に示す
ごとく、直径と長さとが略相等しい円筒状であ
り、相隣接するころ3,3は、それぞれの回転軸
心を90度位相を異にして交互に配列される。該こ
ろ3,3の転動する無限循環路4は、断面はいぞ
れの位置でも略正方形であり、第14図、第35
図〜第37図に示すごとく、負荷軌道5およびリ
ターン路6の互いに平行な両直線路と、該両直線
路5,6の両端を連結し、転動する前記ころ3の
方向転換を行なう半円弧状方向転換路7,7とに
より形成されている。該方向転換路7は第15
図、第17図に示すごとく、ケーシング2の進行
方向前後両端に別体として取付けられている側板
8,8内に設けられている。
側板8内に半円弧状の方向転換路7を正確に穿
設することは容易ではない。従来は、例えば、第
13図に示すごとく、負荷軌道5とリターン路6
との関係位置が、トラツクレール1の側面9と、
該側面9に対峙するケーシング2の内側面10と
にそれぞれ形成される直角V字溝11,12より
なる負荷軌道5に対し、前記側面9および内側面
10に垂直である前記直角V字溝11,12の二
等分面h上にリターン路6の軸心がある場合、第
34図に示すごとく、側板40は前記二等分面h
で上下に二分割され、下半部41と図示されてい
ない上半部として形成され、それぞれ方向転換路
42の上下半部が凹設されており、前記上半部と
下半部41とは側板上下固定ボルト穴43におい
て、固定ボルトより螺締され、一体化された側板
40とされていた。該側板40は、ケーシング2
に取付けられる際、方向転換路42の負荷軌道口
44において負荷軌道5と、リターン口45にお
いてリターン路6とそれぞれ連結される。
前記従来例の側板40の上下二分割方式のもの
にあつては、上半部および下半部41に凹設され
る方向転換路42の半円弧状V字溝は、単純な形
状であるため、旋削加工等により容易に加工され
る効果があるが、負荷軌道口44に形成される案
内先端部46が先細りとなり、かつ上下に二分割
されるため、この先端部分の強度が不足となり、
負荷軌道5から方向転換路42に転動案内される
ころ3の転動負荷により、前記案内先端部46が
塑性変形したり、破損したりする故障の発生する
可能性があり、塑性変形する場合変形部分は対峙
するトラツクレール1に接触する場合もあり、破
断される場合は、破断片が負荷軌道5の軌道面に
進入することがあり、いずれも、直線運動用ころ
軸受としての走行抵抗の増加を来し、直線運動こ
ろ軸受の性能を低下せしめ、更には寿命を短縮す
るに至る欠点があつた。また、前述のごとく上半
部と下半部41とを固定ボルトにより螺着して側
板40を形成するが、螺着力が必ずしも均一とな
らず、また上半部、下半部41のそれぞれに凹設
される半円弧状V字溝の形状にばらつきがあり、
方向転換路42として上半と下半とを合せた場合
完全な断面略正方形状の方向転換路が形成されな
いという欠点があり、上半部、下半部に分割しな
い強度大でかつ方向転換路の精度の高い側板の出
現が望まれていた。
本考案は、前述の諸欠点を解消したものであ
り、直杆状のトラツクレールに跨架されるケーシ
ングが無限に循環する多数のころを介して無限直
線運動を行ないうる直線運動用ころ軸受ユニツト
において、直径と長さとが略相等しい多数の円筒
状の前記ころがそれぞれの回転軸心を90度異にし
て相隣接して交互に配列され無限に循環する無限
循環路が設けられており、該無限循環路のうち負
荷軌道とリターン路との両直線路の両端間を連結
し、転動する前記ころの方向転換路を行なう断面
略正方形の半円弧状の方向転換路が形成され前記
ケーシングの前記両端に別体として取付けられる
側板が、前記断面略正方形状の方向転換路のうち
外周側2側面を形成する半円状の直角V字溝が外
縁とされている転換腔が凹設されている側板本体
と、前記方向転換路の内周側2側面を形成する半
円状の直角V字溝が外縁に凹設され、前記転換腔
に嵌着される側板スペーサとの2部材よりなる直
線運動用ころ軸受ユニツトの分割側板を提供する
ことによりころを、荷重が負荷されている負荷域
である負荷軌道と、無負荷域であるリターン路と
の間で、方向転換しつつ円滑に転動せしめること
ができ、更に側板の方向転換路各部分の強度を向
上せしめうるとともに、方向転換路内にのころの
潤滑をも充分に行なわせうる製作容易な側板を得
るものであり、以下図面に示す実施例につきその
構成を説明する。
前述のごとく、本考案の直線運動用ころ軸受ユ
ニツトは、第15図〜第17図に示すごとく、断
面が略直方形である直杆状のトラツクレール1に
ケーシング2が跨架され、該ケーシング2が前記
トラツクレール1上を無限直線運動を行ないうる
ものであり、前記ケーシング2は、第13図〜第
16図に示すごとく、トラツクレール1の両側
で、それぞれケーシング2内を無限に循環する多
数のころ3,3を介して、前記トラツクレール1
に走行自在に支承されている。
前記ころは、第13図〜第16図に示すごと
く、直径と長さとが略相等しく、軸心における断
面が略正方形状の、円筒体であり、相隣接するこ
ろ3,3は、それぞれの回転軸心を90度位相を異
にして無限循環路4上に交互に配列されている。
前記ころ3,3の転動する無限循環路4は、その
ころ3の転動方向と直角な断面は、いずれの位置
でも略正方形状であり、第14図、第35図〜第
37図に示すごとく、負荷軌道5およびリターン
路6の互いに平行な両直線路と、該両直線路の両
端間を連結し、転動する前記ころ3の180度の方
向転換を行なう半円弧状の方向転換路7,7とに
より形成されている。該方向転換路7は、第15
図、第17図に示すごとく、ケーシング2の進行
方向前後両端に別体として取付けられている側板
8,8内に設けられている。
第1図〜第15図に示される第1の実施例にお
いては、第13図に示すごとく、負荷軌道5とリ
ターン路6との関係位置がトラツクレール1の側
面9の両肩部13,13と、該側面9に対峙する
ケーシング2の内側面10とにそれぞれ形成され
る直角V字溝11,12よりなる負荷軌道5に対
し、前記直角V字溝11,12の二等分面h上に
リターン路6の軸心がある場合である。
この場合断面正方形状の負荷軌道5、リターン
路6および両方向転換路7,7の軸心はいずれ
も、第35図に示すごとく、前記同一の二等分面
h上にある。
従つて無限循環路4上を転動するころ3は、そ
の重心は常に前記二等分面h上にあり、第13図
に示すごとく、転動方向と直角な面への投影であ
る正方形状の対角線のうち一方は前記二等分面h
上にあり、他方は該面hと垂直に位置することに
なる。
本実施例においては、前記側板8は、第1図〜
第6図および第9図〜第11図に示すごとく、側
板本体14と該側板本体14に嵌着される側板ス
ペーサ15とよりなつている。
前記側板本体14には、ケーシング2との当接
面16側に、前記断面略正方形状の方向転換路7
のうち、外周側側面17,18を形成する半円状
の直角V字半円溝19が外縁とされている半円盤
孔状の転換腔20が凹設されている。
前記側板スペーサ15は、前記方向転換路7の
内周側側面21,22を形成する半円状の直角V
字半円溝23が外縁に凹設されている半円盤状で
ある。
前記側板スペーサ15は、第9図〜第11図に
示すごとく、前記側板本体14の転換孔20内に
挿入嵌着され、前記直角V字半円溝19および2
3により方向転換路7が形成される。前記側板ス
ペーサ15には直角V字半円溝23の外縁部24
の厚みを大とし、強度を増大し、破損を防止する
とともに、前記転換腔20内に凹設されている嵌
着凹部25に嵌着されうる嵌着凸部26が突設さ
れている。
側板スペーサの別の実施例は、第7図、第8図
に示すごとく、側板スペーサ15aの半円状の直
角V字半円溝23の外縁付近が切欠され、切欠部
27,27が半円全周に形成されたものである。
前記側板スペーサ15aを前記側板本体14に
挿入嵌着すると、前記直角V字半円溝19,23
により構成される方向転換路7に切欠部27,2
7の空間が半円状の全周にわたり形成されること
となり、該切欠部27,27により方向転換路7
に油溝が形成され、前記油溝により、方向転換路
7内の潤滑材保有量を増加せしめることが可能と
なり、軸受ユニツト全体としての潤滑能力を向上
させることが可能となり、直線運動用ころ軸受ユ
ニツトの走行抵抗の減少にも著大な効果を奏する
ことができる。前記切欠部24は無負荷域にある
方向転換路7にしかもころ3の転動負荷の余り生
じない内周側側面21,22側に設けられるた
め、直線運動用ころ軸受ユニツトの負荷能力には
いささかも影響を及ぼさない。しかも側板スペー
サ15aのうち強度の最も弱くなるV字半円溝2
3の外縁付近は除かれるため側板スペーサ15a
としての強度増をもたらす効果もある。
なお、前記側板本体14および側板スペーサ1
5,15aの形状は、第1図〜第8図に示すごと
き形状に限られず前記直角V字半円溝19,23
との境界線28即ち方向転換路7の軸心を通り前
記二等分面hに垂直な半円筒面で側板8が二分さ
れた形状であつてもよい。
次に第16図、第19図〜第30図に示す第2
の実施例においては、第16図に示すごとく、負
荷軌道5とリターン路6aとの関係位置が、前記
負荷軌道5の軸心を通る二等分面hに対し、リタ
ーン路6aの軸心が前記二等分面h上にない場合
である。第16図に示す実施例においては、リタ
ーン路6aは二等分面hより下に位置している。
本実施例においては、側板8aに設けられる方
向転換路7aは、第19図、第20図に示すごと
く、負荷軌道5とリターン路6aを連結する位置
に両端がある傾斜した位置に設けられている。
本実施例においても、側板8aは、第19図〜
第24図に示すごとく、側板本体14aと、該側
板本体14aに嵌着される側板スペーサ15bよ
りなつている。
前記側板本体14aには、ケーシング2との当
接面16a側に、前記断面略正方形状の方向転換
路7aのうち、外周側側面17a,18aを形成
する半円状の直角V字半円溝19aが外縁とされ
ている半円盤孔状の転換腔20aが凹設されてい
る。但し、転換腔20aの形状は第19図、第2
0図に示すごとく、上下非対称形状とされてい
る。
前記側板スペーサ15bは、前記方向転換路7
aの内周側側板21a,22aを形成する半円状
の直角V字半円溝23aが外縁に凹設されている
半円盤状である。前記側板スペーサ15bの形状
も、転動するころ3が円滑に方向転換しうるごと
く、上下非対称形状とされている。
前記側板スペーサ15aは、第23図、第24
図の示すごとく、前記側板本体14aの転換腔2
0a内に挿入嵌着され、前記直角V字半円溝19
aおよび23aにより方向転換路7aが形成され
る。
前記側板スペーサ15aには、第1の実施例同
様転換腔20a内に凹設されている嵌着凹部25
aに嵌着される嵌着凸部26aが突設されてい
る。
前記側板スペーサの別の実施例は、第25図〜
第31図に示すごとく、側板スペーサ25cの半
円状の直角V字半円溝23aの外縁付近が切欠さ
れ、切欠部27aが半円全周に形成されたもので
ある。前記側板スペーサ15cを前記側板本体1
4aに挿入嵌着すると、第25図、第29図〜第
31図に示すごとく、前記直角V字半円溝19
a,23aにより構成される方向転換路7aに切
欠部27aの空間が半円状の全周にわたり形成さ
れ、前実施例同様、油溝としての効果および側板
スペーサ15cの外縁付近の強度増の効果をもた
らす。
次に本考案の作用、効果について説明する。
第13図〜第16図に示すごとく、負荷軌道5
上を転動するころ3を無負荷域である方向転換路
7,7aへ導くための案内部29は、第1図〜第
3図、第9図、第11図、第12図、第14図、
第19図、第20図、第23図〜第25図、第3
1図に示すごとく、側板本体8,8aの前記トラ
ツクレール1の直角V字溝11側へ突設されてお
り、前記負荷軌道5上を転動するころ3は、前記
案内部29の方向転換路7,7aの負荷軌道5側
端部に形成されている案内端30,31,32の
3個所、および側板スペーサ15,15a,15
b,15cの案内端33の各V形端面によつて方
向転換路7,7a内へ案内される。第14図にも
示すごとく、ころ3aは負荷軌道5を離れると同
時の、先ず前記案内端30,32および33によ
り位置を決められながら方向転換路7,7a内に
転入せしめられ、その直後に前記案内端31によ
つても案内されることになる。
前記案内端31には、負荷軌道5を転動して来
たころ3が円形軌道である方向転換路7,7aに
転入する際のころ3の遠心力が働くため、各案内
端30,31,32,33のうち案内端31は最
も強度を大としなければならない所である。
第34図に示すごとき従来の上下2分割の側板
40にあつては、案内先端部46はこの部分で2
分割されるため、前述のごとく、先細の先端に強
度的な欠陥があり、トラブル発生の原因となつて
いた。
本考案の側板8,8aの構成にあつては、案内
端31は2分割されず、一体となつており、前述
の変形、欠損等の問題はない。
なお、第12図に示すごとく、案内端31付近
の案内部29の端縁34の面取りを行ない端縁の
先鋭端を除去すれば、前記端縁34の強度は更に
向上する。
前記従来の2分割の側板40にあつては、上半
部および下半部41を固定ボルトにより螺締し側
板40が形成されるが、方向転換路42も上下か
ら圧着されるため、前記側板固定力により僅かな
がら変形を生じ、また上半部、下半部の方向転換
路が完全に合致せず、ころ3の方向転換路42中
の転動摩擦抵抗を増大することがあつたが、本考
案の側板8,8aにあつては、側板本体14,1
4aと側板スペーサ15,15a,15b,15
cとの嵌着により形成されるため、かつ方向転換
路7,7aのころ3の転動負荷を特に受ける外周
側側面17,18,17a,18aが一体に形成
されているため、前記嵌着後一体とされた側板
8,8aがケーシング2に固着された後も、方向
転換路7,7aの変形は全く生じることがなく、
直線運動用ころ軸受ユニツトとして使用中の抵抗
増を来たすことがない。
前記側板8,8aを形成する側板本体14,1
4aおよび側板スペーサ15,15a,15b,
15cのそれぞれは、いずれも、樹脂材料による
射出成形や、金属材料によるダイキヤスト成形に
より製造することができ、量産に適し、生産コス
トも低減可能である。
また第7図、第8図、第25図〜第30図に示
すごとく、側板スペーサ15a,15cの直角V
字半円溝23,23aの先端部に切欠部27,2
7aが設けられたものにあつては、この先端部の
鋭い端部がなくなつたため、破損を生ずることが
なくなり、先端部の強度増をもたらし、負荷軌道
5から、方向転換路7,7aへのころ3の案内性
についても、第18図に示すごとく、内周側側面
21a,22aの一部が切欠されているため、内
周側側面21a,22aの面積が切欠部27,2
7aの分だけ小となつているが、方向転換路7,
7aの内周側であり、外周側より負荷は小である
ため、方向転換路7,7aとして特に案内性が劣
るものではなく、充分円滑にころ3を方向転換路
7,7a内に転動せしめることができ、更に前記
切欠部27,27aの存在により、方向転換路
7,7a内にV字形に細い油溝が形成されたこと
となり、潤滑材保有量が増加し、ころ軸受ユニツ
トとして使用中も潤滑材充填期間を長期化するこ
とが可能となり、保守の向上に役立つとともに、
方向転換路7,7a中に存在するころ軸受ユニツ
トに発生した各種の摩耗粉体のごとき異物を軸受
外に排出する経路としても役立つという各種の効
果を有する。
前述の各実施例にあつては、第35図に示すご
とく、無限循環路4を形成する負荷軌道5、リタ
ーン路6,6a、両方向転換路7,7,7a,7
aがいずれも同一平面上に軸心を有するように形
成されたものであるが、第36図、第37図に示
すごとく、無限循環路4のうち特に方向転換路
7,7aが円筒形状に軸心を有するものにあつて
も、前述同様の構成の分割側板となしうることは
勿論である。
また側板スペーサ15,15a,15b,15
cの嵌着凸部26,26aの形状は、第32図に
示すごとく、外周縁が円弧状のものひ限らず、第
33図に示すごとく、長方形状のものであつても
よく、また前記嵌着凸部26aは、第29図に示
すごとく、側板本体14,14の側へ突出した形
状でも、第30図に示すごとく突出しない形状で
もよい。
なお、前述の各実施例の方向転換路7,7aは
いずれも半円弧状のもののみが示されているが、
方向転換路としては、半円弧状のもののみに限ら
ず、中間に直線状部分が形成され、該直線部分の
両端に1/4円弧状部分が形成されているものであ
つてもよい。
本考案は、実用新案登録請求の範囲第1項に記
載された構成であるので、従来の上下2分割の側
板と異なり、負荷軌道上を転動するころを方向転
換路へ導く案内部に形成される案内端のうち最も
強度を要するトラツクレール側の案内端が分割さ
れていないので、この案内端における変形、欠損
等の問題発生がなくなり方向転換路のうち外周側
側面が一体に形成されているため、軸受の組立時
および使用時に方向転換路の変形、上下の形状不
一致を生ずることがなく、軸受としての抵抗が遥
かに小となり、量産に適し、生産コストの低減を
もたらすという各種の効果を奏することができた
ものである。
また実用新案登録請求の範囲第2項に記載され
た構成をなすことにより、前述の諸効果に加えて
更に側板スペーサの先端部の強度増をもたらし、
方向転換路としての案内性を低下することなく、
油溝が形成されるため、軸受としての潤滑性向上
をもたらし、保守費の低減をもたらし、更に方向
転換路中の異物の排出に役立ち、軸受としての寿
命の延長を可能とする効果を奏することができた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の側板本体の立面図、第
2図は第1図中−線断面図、第3図は第1図
中−線断面図、第4図は同上側板スペーサの
平面図、第5図は同上立面図、第6図は同上側面
図、第7図は切欠部を有する側板スペーサの別の
実施例の側面図、第8図は第7図中−線断面
図、第9図は第1の実施例の側板組立立面図、第
10図は第9図中−線断面図、第11図は第
9図中XI−XI線断面図、第12図は第9図中矢印
XII方向部分斜視図、第13図は同上軸受ユニツト
の部分縦断面図、第14図は第13図中h面水平
部分断面図、第15図は同上軸受ユニツトの部分
断面を含む側面図、第16図は第2の実施例に軸
受ユニツトの部分縦断面を含む立面図、第17図
は軸受ユニツトの斜視図、第18図は切欠部のあ
る側板スペーサを有する側板の負荷軌道側部分立
面図、第19図は第2の実施例の側板本体の当接
面側立面図、第20図は同上外端側立面図、第2
1図は第2の実施例の側板スペーサ斜視図、第2
2図は同上部分断面を示す平面図、第23図は同
上側板の当接面側組立立面図、第24図は同上外
端面側組立立面図、第25図は第2の実施例の切
欠部のある側板スペーサを有する側板よりなる軸
受ユニツトの負荷軌道入口縦断面図、第26図は
第2の実施例の切欠部を有する側板スペーサ立面
図、第27図は同上平面図、第28図は同上斜視
図、第29図、第30図はそれぞれ切欠部を有す
る側板スペーサの別の実施例の部分断面図、第3
1図は切欠部のある側板スペーサを有する側板組
立立面図、第32図、第33図はそれぞれ側板ス
ペーサの嵌着凸部斜視図、第34図は従来の分割
側板の下半部斜視図、第35図〜第37図は無限
循環路軸心面説明図である。 1:トラツクレール、2:ケーシング、3,3
a,3b:ころ、4:無限循環路、5:負荷軌
道、6,6a:リターン路、7,7a:方向転換
路、8,8a:側板、11,12:直角V字溝、
14,14a:側板本体、15,15a,15
b,15c:側板スペーサ、17,17a,1
8,18a:外周側側面、20,20a:転換
腔、21,21a,22,22a:内周側側面、
27,27a:切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 直桿状のトラツクレールに跨架されるケーシ
    ングが無限に循環する多数のころを介して無限
    直線運動を行ないうる直線運動用ころ軸受ユニ
    ツトにおいて直径と長さとが略相等しい多数の
    円筒状の前記ころがそれぞれの回転軸心を90度
    異にして相隣接して交互に配列され無限に循環
    する無限循環路が設けられており、該無限循環
    路のうち負荷軌道とリターン路との両直線路の
    両端間を連結して、転動する前記ころの方向転
    換を行なう断面が略正方形の方向転換路が形成
    され、前記ケーシングの前後両端に別体として
    取付けられる側板が、前記断面略正方形状の方
    向転換路のうち外周側2側面を形成する半円状
    の直角V字溝が外縁とされている転換腔が凹設
    されている側板本体と、前記方向転換路の内周
    側2側面を形成する半円状の直角V字溝が外縁
    の凹設され、前記転換腔に嵌着される側板スペ
    ーサとの2部材よりなる分割構造とされている
    ことを特徴とする直線運動用ころ軸受ユニツト
    の分割側板。 2 半円状の直角V字溝の外縁付近が切欠されて
    いる側板スペーサである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の直線運動用ころ軸受ユニツトの
    分割側板。
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JPH0796893B2 (ja) * 1987-03-12 1995-10-18 日本トムソン株式会社 クロスローラ方式の無限直線運動用ころ軸受
JPWO2011155416A1 (ja) * 2010-06-11 2013-08-01 Thk株式会社 回転構造、水平軸型風力発電装置、運動案内装置

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