JP2000291757A - トロイダル形無段変速装置のパワーローラ軸受 - Google Patents
トロイダル形無段変速装置のパワーローラ軸受Info
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Abstract
装置のパワーローラ軸受を提供する。 【解決手段】パワーローラ軸受11は自動車などのトラ
ンスミッションに用いられるトロイダル形無段変速装置
に用いられる。パワーローラ軸受11はパワーローラ1
0と外輪13と複数の玉12と保持器14などを備えて
いる。外輪13とパワーローラ10とは夫々円環状に形
成されている。外輪13とパワーローラ10の互いに相
対する端面17,18に軌道溝15,16を形成してい
る。軌道溝15,16はそれぞれ円環状でかつ断面円弧
状に形成されている。軌道溝15,16の表面には夫々
残留圧縮応力層23,24が形成されている。
Description
及び一般産業ならびに輸送機器用のトランスミッション
に用いられるトロイダル形無段変速装置のパワーローラ
軸受に関する。
のトランスミッションに用いられるトロイダル形無段変
速装置は、互いに相対する入出力ディスクと、これらの
入出力ディスクの間に設けられたパワーローラと、入出
力ディスクを互いに近付ける方向に入出力ディスクのう
ち少くとも一方を押圧するローディングカム機構などを
備えている。
よって回転駆動される。出力ディスクは、入力ディスク
の回転に基く動力をパワーローラなどを介して伝達され
る。
スクとの間に揺動自在に設けられている。パワーローラ
は、双方のディスクに転接するトラクション部を備えて
いる。パワーローラは、スラスト軸受としてのパワーロ
ーラ軸受によってその回転が許容された状態で支持され
ている。
たパワーローラと、外輪と、外輪とパワーローラとの間
に転動自在に設けられた転動体としての球状の玉と、を
備えている。パワーローラは、トラニオンによって、前
記入力ディスクと出力ディスクとの間に揺動自在に設け
られている。パワーローラは、その傾き角度を変化させ
ることでトロイダル形無段変速装置の変速比を変化させ
る。
は、パワーローラを除けば、外見上では、スラスト荷重
が作用する回転軸の支承に用いられるスラスト玉軸受と
ほとんど変わらない。
れた部品を流用することで、トロイダル形無段変速装置
のパワーローラ軸受を安価に生産することが研究されて
きた。
は、スラスト玉軸受に部材構成が酷似するが、内輪とし
てのパワーローラの担う機能が一般のスラスト玉軸受と
は全く異なっており、それに起因してパワーローラ自体
に作用する荷重分布や、外輪とパワーローラとの間に介
在する玉と、外輪及びパワーローラとの接触挙動が、一
般のスラスト玉軸受とは大きく相違するため、その相違
点を配慮した各種の改良が必要不可欠になる。
輪は、軸の支持部材であるが、パワーローラ軸受におい
て、パワーローラは、入力ディスクから出力ディスクに
回転を伝達する動力伝達部材で、ギヤ式の多段変速機に
おける変速ギヤに相当する。そして、このようなパワー
ローラは、入力ディスクや出力ディスクから強い押圧力
を受けた状態で高速回転されるため発熱が大きく、この
パワーローラの発熱が玉などを加熱する。
給する潤滑油としては、動力伝達することを目的として
開発された高粘度のトラクション油を用いることが必須
となる。
ディスクとに接触するトラクション部は、パワーローラ
の外周縁上で互いに180度離れた対向位置となり、入
力ディスクや出力ディスクからの強い押圧力はこれらの
対向位置(トラクション部)にラジアル荷重とスラスト
荷重の合力として集中作用する。従って、入力ディスク
や出力ディスクに接触するトラクション部には、非常に
高い接触面圧が発生する。
Pa(ギガパスカル)以下で使用されるのに対し、車両
用のトロイダル形無段変速装置に使用されるパワーロー
ラ軸受の場合は、通常の減速時では接触面圧が2.5〜
3.5GPaとなり、最大減速時においては接触面圧が
4GPaにも達する場合がある。
強い押圧力は、パワーローラのトラクション部上の18
0゜離間した対向位置にラジアル荷重として集中作用し
て、パワーローラに半径方向の圧縮変形を生じさせる。
この圧縮変形によってパワーローラに反りを生じるた
め、パワーローラに作用するスラスト荷重を、パワーロ
ーラと外輪との間に介在する複数個の玉に均等に分担さ
せることは、ほとんど不可能になる。即ち、玉に作用す
るスラスト荷重は、入力乃至出力ディスクとの接触位置
(トラクション部)と90度ずれた位置で大きくなり、
その結果、玉の軌道溝に対する接触面圧にはばらつきが
生じ、一部の玉は極めて高い接触圧で軌道溝を転動する
ことになる。
触するトラクション部や、玉が接触するパワーローラ及
び外輪それぞれの軌道溝は、高い接触面圧の局所的な作
用に対する寿命低下を防止するために、材質や、表面の
硬度、表面粗さの特別な調整が不可欠となる。
面圧の局部的な作用に対する耐久性を向上させて軸受寿
命を向上させることから、玉を中炭素鋼や高炭素鋼で形
成すると共に、浸炭窒化処理や焼き入れ及び焼き戻し処
理により玉の表面の硬度、強度を調整する技術を提案し
ている(特開平7―208568号公報参照)。
力ディスクと、これらに接触するパワーローラとに、浸
炭処理を施した後に研削仕上げ処理を施したり、あるい
は、浸炭窒化処理を施した後に研削仕上げ処理を施し
て、これらの部材の表面の硬度や有効硬化層深さを、局
部的な接触面圧の作用に耐える適正値(2mm以上で4
mm以下)に調整する技術を提案している(特開平7―
71555号公報参照)。
ワーローラと外輪との間に供給する潤滑油として専用の
トラクション油の採用や、材質の選択や表面処理による
パワーローラと玉の硬度や有効硬化層深さや表面粗さの
適正化などを実施しても、それだけでは、十分ではな
い。
的であるから、軸受内での動トルク損失をできる限り低
減して、トルクの伝達効率の向上を図ることが重要にな
るが、前述した改良だけでは、例えば、パワーローラ及
び外輪それぞれの軌道溝や玉の寸法設定によっては、軸
受内での動トルク損失の増大が発生して、トルク伝達効
率の低下という問題が発生する場合があった。
硬度や有効硬化層深さの調整を行っていても、時には、
軌道溝の縁や玉の早期破損や、軌道溝と玉との接触面の
傷つき等によって、軸受寿命の低下という問題が発生す
る場合があった。
低下を抑制できるトロイダル形無段変速装置のパワーロ
ーラ軸受を提供することにある。
達成するために、本発明のトロイダル形無段変速装置の
パワーローラ軸受は、駆動源により回転駆動される入力
ディスクと、前記入力ディスクに対向して設けられた出
力ディスクと、の間に揺動自在に設けられたトロイダル
形無段変速装置のパワーローラ軸受において、外輪と、
前記入力ディスク及び出力ディスクに転接するパワーロ
ーラと、前記外輪とパワーローラとの間に転動自在に設
けられた玉と、を備え、前記外輪及びパワーローラ双方
が円環状でかつ断面円弧状に形成され前記玉が転動する
軌道溝を有するとともに、前記外輪の軌道溝とパワーロ
ーラの軌道溝とのうち少なくとも一方にショットピーニ
ング加工を施したことを特徴としている。
速装置のパワーローラ軸受は、外輪の軌道溝と、パワー
ローラの軌道溝と、のうち少なくとも一方にショットピ
ーニング加工が施されている。ショットピーニング加工
が施された軌道溝の表面には、残留圧縮応力が発生した
層が形成される。
が軌道溝を転動する際に生じる接触面圧が緩和されるこ
ととなる。したがって、パワーローラ軸受の疲れ寿命の
低下を抑制することができる。
ないし図6を参照して説明する。
シングルキャビティ式ハーフトロイダル形無段変速装置
20を用いた自動車用トランスミッション21の一部を
示す断面図であり、図2はこのトロイダル形無段変速装
置20のスラスト軸受としてのパワーローラ軸受11を
示す断面図である。
ション21に用いられるシングルキャビティ式ハーフト
ロイダル形無段変速装置20は、エンジン等を含む駆動
源Eによって回転駆動される入力軸1と、入力ディスク
2と、出力ディスク3と、パワーローラ10と、押圧手
段としてのローディングカム機構6とを備えている。
つこの入力軸1と連動して回転する。出力ディスク3
は、入力軸1に入力ディスク2と対向して支持されて設
けられている。出力ディスク3は、入力軸1の回転に基
く動力を取出す出力軸と連動して回転する。
ディスク3との間に揺動自在に設けられかつ双方のディ
スク2,3に転接する。ローディングカム機構6は、入
力ディスク2の背面側に設けられている。
4とカムローラ5とを備えている。カムディスク4は、
入力軸1にスプライン係合し、入力軸1と連動して回転
する。カムディスク4の入力ディスク2に相対する面に
は、周方向に沿って凹凸に形成されたカム面22が形成
されている。カムディスク4は駆動源Eと連動して回転
する。
ィスク2との間に設けられている。カムローラ5は、入
力軸1の軸線Pに関し放射方向に沿った軸線Q回りに回
転自在に設けられている。カムローラ5は、入力軸1の
軸線P回りに複数配されている。
機構6は、エンジンを含む駆動源Eによってカムディス
ク4が連動して回転すると、カム面22がカムローラ5
を入力ディスク2に向かって押圧する。そして、入力デ
ィスク2と出力ディスク3とが互いに近づく方向にカム
ローラ5を介して入力ディスク2が押圧される。また、
押圧手段としてローディングカム機構6の代わりに油圧
ピストン等の押付力発生機構を用いても良い。
に、トラニオン8が設けられている。トラニオン8は枢
軸7を中心として図1中の矢印Rで示す方向に揺動する
ことができる。トラニオン8の中心部に変位軸9が設け
られている。この変位軸9に、パワーローラ10が回転
自在に支持されている。
及び出力ディスク3とに転接するトラクション部10a
を有している。パワーローラ10は、入力ディスク2と
出力ディスク3との間において、その傾き角度をトロイ
ダル形無段変速装置20の変速比に応じて変化させる。
なお、パワーローラ10は、後述するスラスト軸受とし
てのパワーローラ軸受11の内輪をなしている。
に、スラスト軸受としてのパワーローラ軸受11が設け
られている。パワーローラ軸受11は、図2に示すよう
に、内輪としての前述したパワーローラ10と、外輪1
3、複数の転動体としての玉12と、保持器14と、を
備えている。
ラニオン8に支持される。玉12は、それぞれ球状に形
成されている。玉12は、それぞれパワーローラ10と
外輪13との間に転動自在に設けられている。保持器1
4は、円環状に形成されており、外輪13と、パワーロ
ーラ10との間に設けられている。保持器14は、複数
個の玉12を転動自在に保持している。
11は入力ディスク2と出力ディスク3との間に揺動自
在に設けられている。ローディングカム機構6が入出力
ディスク2,3を互いに近付ける方向に入力ディスク2
を押圧することによって、駆動源Eによって回転される
入力ディスク2の回転駆動力を、パワーローラ10を介
して出力ディスク3に伝達して、動力として取り出す。
機構6が入力ディスク2を押圧して入出力ディスク2,
3双方と転接する際に、スラスト方向の荷重が加わる。
パワーローラ軸受11は、入力ディスク2及び出力ディ
スク3からパワーローラ10に加わるスラスト方向の荷
重を支承し、かつパワーローラ10の回転を許容する。
2ないし図4に示すように、それぞれ互いに相対する端
面17,18に、軌道溝15,16を形成している。軌
道溝15,16は、それぞれ、端面17,18に円環状
に形成されている。軌道溝15,16は、それぞれ断面
円弧状に形成されている。
及び図4(A)に示すように、それぞれ残留圧縮応力層
23,24が形成されている。残留圧縮応力層23,2
4は、それぞれ、軌道溝15,16の表面にショットピ
ーニング加工などが施されることによって形成される。
これらの残留圧縮応力層23,24は、それぞれ、−2
0kgf/mm2から−100kgf/mm2までの範囲
の残留圧縮応力を有している。
10は、以下に示す工程にしたがって得られる。まず、
図5中のステップS1に示すように、素材としてのワー
クに鍛造加工を施して、完成品に近い形状に成形して、
ステップS2に進む。ステップS2では、ワークに切削
加工を施してステップS3に進む。ステップS3では、
ワークに浸炭・浸炭窒化処理などの熱処理を施してステ
ップS4に進む。
し、略製品形状と同等の形状に成形してステップS5に
進む。ステップS5では、軌道溝15,16の表面など
に超仕上げ加工などを施してステップS6に進む。ステ
ップS6では、軌道溝15,16の表面などにショット
ピーニング加工などを施して、所望の形状の外輪13及
びパワーローラ10を得る。
の残留圧縮応力層23,24の表面には、図6に示すよ
うに、ショットピーニング加工によって凹部25と凸部
26とが形成されている。これらの凹部25と凸部26
とに間に、潤滑油などが保持されることとなり、前記パ
ワーローラ軸受11の潤滑不良を防止する。したがっ
て、パワーローラ軸受11の寿命の低下を抑制できる。
16に研磨加工を施した後に、ショットピーニング加工
を施す。このため、外輪13及びパワーローラ10の軌
道溝15,16の表面から残留圧縮応力層23,24が
取り除かれることなく形成される。この残留圧縮応力層
23,24によって、玉12が軌道溝15,16を転動
する際に生じる接触面圧が緩和される。したがって。パ
ワーローラ軸受11の疲れ寿命の低下を抑制することが
できる。
ワーローラ10を成形する際に、図7に示した工程にし
たがっても良い。図7に示した工程では、ステップS4
で研削加工を施した後、ステップST5において、軌道
溝15,16の表面にショットピーニング加工などを施
す。そして、ステップST6において、軌道溝15,1
6の表面に超仕上げ加工を施す。なお、図7において、
図5と同一の工程には同一符号を付して説明を省略す
る。
びパワーローラ10を成形すると、軌道溝15,16の
残留圧縮応力層23,24の表面には、図8に示すよう
に、図6に示した場合の凸部26が超仕上げ加工によっ
て取り除かれて凹部25のみが形成される。これらの凹
部25内に潤滑油などが保持されて、前記パワーローラ
軸受11の潤滑不良を防止する。したがって、この場合
においても、パワーローラ軸受11の寿命の低下を抑制
できる。
軸受11の作用を確かめるために、前述した外輪13及
びパワーローラ10を備えたトロイダル形無段変速装置
20の耐久試験を行った。試験結果を次の表1に示す。
を4000rpmとし、駆動源Eからの入力トルクを3
90Nmとし、潤滑油として合成トラクションオイルを
用い、この潤滑油の温度を100℃として行った。
は、図7に示した工程にしたがって得ているとともに、
本発明品Cは、図5に示した工程にしたがって得てい
る。また、比較例A、比較例B及び比較例Cは、軌道溝
の表面にショットピーニング加工を施していない。
ピーニング加工を施した本発明品Aないし本発明品C
は、いずれも100時間の試験時間内では、破損するこ
とはなかった。比較例AないしCは、いずれも試験時間
60時間前後で、軌道溝の表面にはくりが生じた。
ョットピーニング加工を施して、残留圧縮応力層23,
24を形成することによって、高寿命なトロイダル形無
段変速装置20のパワーローラ軸受11を得ることがで
きるのが明らかとなった。
100kgf/mm2などの比較的高い残留圧縮応力を
有するように形成するために、軌道溝15,16の表面
を比較的強く打ちつけると、これらの軌道溝15,16
の表面に微細なクラックが生じることがある。この場
合、図7に示した工程にしたがってショットピーニング
加工を施した後に超仕上げ加工を施すことによって、前
述した微細なクラックを取り除くことができる。
15の表面と、パワーローラ10の軌道溝16の表面と
の両方に残留圧縮応力層23,24を形成したが、これ
らの軌道溝15,16のうち何れか一方に残留圧縮応力
層23,24を形成しても良い。この場合においても、
パワーローラ軸受11の寿命の低下を確実に抑制するこ
とができる。このように、前記残留圧縮応力層23,2
4を、外輪13の軌道溝15の表面と、パワーローラ1
0の軌道溝16の表面とのうち少なくとも一方に形成す
ることによって、トロイダル形無段変速装置20のパワ
ーローラ軸受11の寿命の低下を抑制できる。
も、ショットピーニング加工を施しても勿論良く、この
ショットピーニング加工の他にバレル加工などを施し
て、前述した残留圧縮応力層23,24を形成しても良
い。
れ寿命の向上はトロイダル形無段変速装置20のトラク
ション面にも適用できる。すなわち、高温・高速・高面
圧・スピンの存在・トラクション油の使用等の条件はパ
ワーローラ軸受11と類似しており、この技術がトラク
ション面にも有効である。表1に示す実験結果は、この
技術がトラクション面にも有効であることを示してい
る。図1に示すようなハーフトロイダル形無段変速装置
20はもちろんフルトロイダル形無段変速装置にも適用
できる。すなわち、ディスク2,3及びパワーローラ1
0それぞれのトラクション面のうち少なくとも一つにシ
ョットピーニングを施すことで長寿命化を図る。
ワーローラ軸受は、軌道溝にショットピーニング加工を
施して、軌道溝の表面に残留圧縮応力が生じた層を形成
している。この残留圧縮応力が生じた層によって、玉が
軌道溝を転動する際に生じる接触面圧が緩和される。し
たがって。パワーローラ軸受の疲れ寿命の低下を抑制す
ることができる。
ーフトロイダル形無段変速装置の一部を示す縦断面図。
図。
を示す図。
ーローラの製造方法の一部を示す工程説明図。
びパワーローラの軌道溝の表面を拡大して示す断面図。
ーラの製造方法の変形例の一部を示す工程説明図。
びパワーローラの軌道溝の表面を拡大して示す断面図。
(トロイダル形無段変速装置)
Claims (1)
- 【請求項1】駆動源により回転駆動される入力ディスク
と、前記入力ディスクに対向して設けられた出力ディス
クと、の間に揺動自在に設けられたトロイダル形無段変
速装置のパワーローラ軸受において、 外輪と、 前記入力ディスク及び出力ディスクに転接するパワーロ
ーラと、 前記外輪とパワーローラとの間に転動自在に設けられた
玉と、を備え、 前記外輪及びパワーローラ双方が円環状でかつ断面円弧
状に形成され前記玉が転動する軌道溝を有するととも
に、前記外輪の軌道溝とパワーローラの軌道溝とのうち
少なくとも一方にショットピーニング加工を施したこと
を特徴とするトロイダル形無段変速装置のパワーローラ
軸受。
Priority Applications (5)
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Cited By (4)
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JP2004183672A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり摺動部品およびその製造方法、並びにそれを用いたローラカムフォロア |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP09884299A patent/JP3951499B2/ja not_active Expired - Fee Related
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