JP2000291366A - 掘削ビット - Google Patents

掘削ビット

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JP2000291366A
JP2000291366A JP10463199A JP10463199A JP2000291366A JP 2000291366 A JP2000291366 A JP 2000291366A JP 10463199 A JP10463199 A JP 10463199A JP 10463199 A JP10463199 A JP 10463199A JP 2000291366 A JP2000291366 A JP 2000291366A
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Kimiya Hisada
仁也 久田
Masaki Ueda
勝紀 植田
Haruo Takahashi
春夫 高橋
Mikio Hirai
幹男 平井
Tetsuo Furuta
哲男 古田
Toru Inada
徹 稲田
Yuji Tanaka
雄次 田中
Hideyo Kitajima
英世 北島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質層から中硬岩層の掘削と、鉄筋コンクリ
ートや鋼材、あるいは鋼材および無筋コンクリート等か
ら形成された埋設物の掘削とを確実に連続して行うこと
が可能な掘削ビットを提供する。 【解決手段】 軸線回りに回転されるカッタリング4の
先端に取り付けられる掘削ビット1であって、カッタリ
ング1の先端に突き出されるビット本体2の先端の刃部
3に、ビット本体2よりも硬質の複数のチップ9…を、
先端側に向かうに従いカッタリング4の回転方向T側に
向かうように傾けて植設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸線回りに回転さ
れるカッタリングの先端に取り付けられて掘削作業に供
される掘削ビットに係わり、特に軟質層から中硬岩層の
掘削と、鉄筋コンクリートや鋼材あるいは鋼材および無
筋コンクリート等の埋設物の掘削とを連続的に行う場合
に用いて好適な掘削ビットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなカッタリングの先端に取り付
けられる掘削ビットとしては、例えば特開昭53−82
601号公報において、超硬合金製の軸状のチップの周
りに溶接肉盛りや鋳込み法、粉末冶金法などによって軟
質合金材よりなる合金マトリックスを囲繞固結してビッ
ト本体を形成したものが提案されており、この掘削ビッ
トは上記公報では、岩芯(コア)採取用の円筒状のカッ
タリングの先端に取り付けられて、該カッタリングをそ
の軸線回りに回転させつつ該軸線方向に前進させること
により、岩石のボーリングに使用されている。なお、こ
の掘削ビットにおいて上記チップはカッタリングの上記
軸線に平行に配設されるとともに、該チップの先端およ
び上記ビット本体の先端面は、その上記軸線を含む断面
における形状がカッタリングの周方向に亙って均一な形
状とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、例え
ば既設の下水道本管のシールドトンネルのような地中に
埋設された埋設物に、シールド掘削機によって掘削され
た枝孔を直接接続する掘削工法が研究されている。そし
て、このような掘削工法においては、シールド掘削機に
よって上記埋設物に近接する位置まで枝孔を掘削した上
で、上述のような掘削ビットを取り付けたカッタリング
をシールド掘削機の先端から回転させつつ前進させるこ
とにより、この枝孔を上記埋設物に貫通させて接続する
ことが検討されている。
【0004】しかしながら、このような掘削工法では、
上記枝孔と埋設物との間に残された軟質層から中硬岩層
の掘削と、鉄筋コンクリートや鋼材、あるいは鋼材およ
び無筋コンクリートから形成された上記シールドトンネ
ル等の埋設物の壁部の掘削とが連続して行われるため、
上記掘削ビットにおいては、岩層の掘削によってチップ
の先端がビット本体の先端面全体に亙って摩耗した後
に、上記埋設物壁部の掘削が行われることとなる。しか
るに、このようにチップの先端が摩耗する場合には、特
にその先端面が球面状をなすように丸められてしまうこ
とにより、この先端面外周のエッジ部分が鈍角となって
切れ味が鈍くなるため、そのようなチップによって埋設
物の掘削を行おうとしても掘削効率が著しく低下してし
まうことが避けられず、場合によっては枝孔の接続自体
が困難となるおそれがある。
【0005】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、特に上述のような軟質層から中硬岩層の掘削
と、鉄筋コンクリートや鋼材、あるいは鋼材および無筋
コンクリート等から形成された埋設物の掘削とを確実に
連続して行うことが可能な掘削ビットを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに
回転されるカッタリングの先端に取り付けられる掘削ビ
ットであって、上記カッタリングの先端に突き出される
ビット本体の先端部に、該ビット本体よりも硬質の複数
のチップを、先端側に向かうに従い上記カッタリングの
回転方向側に向かうように傾けて植設したことを特徴と
するものである。
【0007】しかるに、このように構成された掘削ビッ
トでは、上記軟質層から中硬岩層に対する掘削によって
チップの先端面が摩耗して丸められたとしても、チップ
が先端側に向かうに従いカッタリングの回転方向側に向
かうように傾けられているため、このカッタリング回転
方向側ではチップのエッジを鋭利な形状に維持すること
ができ、これにより鋭い切れ味を確保することができ
る。従って、この軟質層から中硬岩層の掘削によってチ
ップに摩耗が生じても、その後の既設シールドトンネル
壁部のような埋設物の掘削において掘削効率が低下する
のが抑えられ、確実に連続して掘削を行うことが可能と
なる。
【0008】ここで、上記チップがカッタリングの上記
軸線方向に対してなす傾斜角は、硬質な掘削物に対して
は小さく、逆に軟質な掘削物に対しては大きく設定され
るのが望ましいが、特に上述のような軟質層から中硬岩
層の掘削と、鉄筋コンクリートや鋼材、あるいは鋼材お
よび無筋コンクリート等から形成された埋設物の掘削と
を連続して行う場合には、3°〜12°の範囲に設定さ
れるのが望ましい。これは、この傾斜角が3°を下回る
ほど小さいと、チップを傾けたことによる摩耗時のチッ
プの切れ味維持効果が十分に奏功されなくなるおそれが
あり、逆に上記傾斜角が12°を上回るほど大きいと、
上記カッタリング回転方向側のチップのエッジが鋭角に
なりすぎて、チップが摩耗する前にこのエッジに欠けが
生じるおそれがあるとともに、上記軸線方向においてこ
のチップに一定の長さを確保するには、実際のチップの
長さが長くなりすぎて不経済であるからである。
【0009】一方、このような掘削ビットを先端に取り
付けたカッタリングによる掘削においては、上述のよう
に掘削ビットのビット本体先端面が掘削に伴って摩耗す
るのと同時に、該掘削ビットによって形成される環状の
溝の周壁面に摺接することにより、ビット本体の側面も
摩耗してしまう。しかも、この側面の摩耗はビット本体
の先端側から進行するため、掘削に伴いビット本体はカ
ッタリングの軸線を含む断面において先細りのクサビ形
状となり、そのような掘削ビットを取り付けたカッタリ
ングを回転させつつ前進させて掘削を行おうとすると、
岩層や埋設物にクサビが打ち込まれるような状態となる
ので、摩擦抵抗が大きくなってカッタリングの回転トル
クが増大するとともに、掘削時に生成された切屑の排出
が困難となるという問題が生じる。
【0010】そこで、このような問題が生じるのを避け
るためには、上記カッタリングの内周側または外周側を
向く上記ビット本体の側面を、後端側に向かうに従い漸
次後退する傾斜面状に形成するのが望ましく、これによ
り上記環状溝の周壁面とビット本体の側面との間に間隙
が画成されるので、摩擦抵抗の増大を抑えることができ
るとともに、この間隙を介して切屑を容易に排出するこ
とができる。
【0011】なお、このようにビット本体の側面を後退
させた場合において、その後退角度は2°〜12°の範
囲に設定されるのが望ましく、この後退角度が2°を下
回るほど小さいと上記間隙も小さくなりすぎて摩擦抵抗
の抑制や切屑の円滑な排出を十分に図ることが困難とな
るおそれがある一方、逆に上記後退角度が12°を上回
るほど大きいと、このビット本体の後退した側面と先端
面との交差角が小さくなって欠損が生じたり、カッタリ
ングの軸線に平行にはこの側面側に十分な深さまでチッ
プを植設できなくなったり、たとえ該側面に沿ってチッ
プを植設したとしても、摩耗によってチップ先端面と該
側面側の周面との交差角が小さくなるため、やはり欠損
が生じたりするおそれがある。
【0012】また、上述したビット本体の側面の摩耗が
進行すると、このビット本体に植設されたチップの脱落
を招くという問題も生じる。そこで、このような問題を
解消するためには、上記カッタリングの内周側または外
周側を向く上記ビット本体の側面に、該ビット本体より
も硬質の補助チップを埋設するのが望ましく、このよう
な構成を採ることにより、この補助チップによってビッ
ト本体の上記側面がクサビ状に摩耗すること自体が防止
されるため、摩擦抵抗の増大を抑えることができるとと
もに、良好な切屑排出性を維持することが可能となる。
【0013】ただし、この補助チップにおいては、その
硬度が、上記チップと同等か、もしくは該チップよりも
HRA8低い硬度までの範囲に設定されるのが望まし
く、これよりも補助チップの硬度が低いとビット本体の
上記側面の摩耗を確実に防止することができなくなるお
それがある一方、補助チップの硬度が上記チップよりも
高くなると、補助チップが埋設された上記側面側におけ
るビット本体の先端面やチップの摩耗が抑制されてしま
い、上記埋設物の掘削の際に上記山型の麓側のチップを
確実に掘削に関与せしめることができなくなるおそれが
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明の第1の
実施形態の掘削ビット1を示すものである。本実施形態
の掘削ビット1は、そのビット本体2が黄銅等の軟質合
金または軟鋼によって形成されたものであり、このビッ
ト本体2の先端側には、この先端側から見た平面視にお
いて図1に示すように概略長方形状をなす刃部3が形成
されるとともに、該ビット本体2の後端側は、この刃部
3の先端面3aが上記平面視においてなす直方形の幅方
向(図1における上下方向。図3においては左右方向)
に段違いにずらされるように形成されていて、図4に示
されるような回転方向Tに回転させられるカッタリング
4の先端部にホルダ5を介して当該掘削ビット1を取り
付けるための取付部6とされている。
【0015】ここで、この取付部6は、該取付部6が刃
部3に対して上記幅方向にずらされた側(図1において
上側)の部分が上記平面視において略等脚台形状をなす
ように形成されていて、このずらされた側に向かうに従
い互いに接近する側面6a,6aを備えているととも
に、この部分には、該取付部6をその底面6bに垂直に
貫通する一対の取付孔7,7が、刃部3が上記平面視に
なす長方形の長手方向(図1、図2における左右方
向。)に並ぶように互いに平行に形成されている。ま
た、この長手方向を向く取付部6の両側面には、該側面
から突出するように一対の鍔部8,8が形成されてい
る。
【0016】一方、本実施形態では上記ビット本体2の
刃部3は、その先端面3aが上記長手方向に沿って先端
側に突出する山型をなすように形成されている。ここ
で、この先端面3aがなす山型は、その頂部が上記長手
方向における刃部3の中央部よりも上記回転方向T側に
位置して、取付部6の底面6bに平行となるように形成
されるとともに、上記長手方向においてこの頂部の両側
の上記山型の麓部分は、それぞれ一定の角度で傾斜する
ように形成されており、従って上記頂部から上記回転方
向T側に延びる麓部分の傾斜の方が、回転方向Tの後方
側に延びる麓部分の傾斜よりも急勾配とされている。さ
らに、本実施形態では、刃部3の取付部6に対してずら
された側の側面3bは、取付部6の底面6bに垂直な方
向に形成されている。
【0017】このように形成された刃部3には、円柱軸
状をなす複数のチップ9…がその先端を刃部3の上記先
端面3aから突出させて植設されており、これらのチッ
プ9…は、超硬合金やセラミックス等の硬質材料より形
成されていて、その硬度が上記ビット本体2よりもHS
50〜80程度高く設定されている。そして、これらの
チップ9…は、刃部3の先端側に向かうに従い上記カッ
タリング4の回転方向T側に向かうように傾けられて植
設されており、各チップ9…は互いに平行に傾けられる
とともに、こうして傾けられたチップ9…がビット本体
2の取付部6の上記底面6bに垂直な方向に対してなす
傾斜角θは、本実施形態では3゜〜12゜の範囲に設定
されている。
【0018】なお、これらのチップ9…は、上記平面視
において刃部3の先端面3aに、上記幅方向に延びて上
記長手方向に等間隔で並ぶ複数の列(本実施形態では7
列)をなすとともに、各列においてもチップ9…が上記
幅方向に等間隔をなして突出するように千鳥状に配列さ
れている。しかも、このうち少なくとも上記長手方向の
中央部分に配設される複数の列(本実施形態では長手方
向両端の列を除いた5列)においては、1の列において
上記幅方向に隣接するチップ9,9同士の間に、この1
の列に隣接する列のチップ9が、上記1の列のチップ
9,9と上記幅方向に重なり合うようにして配置されて
いる。
【0019】さらに、本実施形態では上記チップ9…
は、該チップ9…が上記幅方向になす列のうち、上記長
手方向において中央の列よりも上記回転方向T側の列
(本実施形態では、上記回転方向T側から2列目の列)
のチップ9…が、刃部3の先端面3aがなす上記山型の
頂部に位置し、他の列のチップ9…が上記麓部分に位置
するように配列されるとともに、各列においてチップ9
…の先端面が刃部3の先端面3aと平行に、かつ該先端
面3aから等しい突出量で突出するように配設されてい
る。従って、先端面3aがなす上記山型の頂部に突出す
るチップ9…の先端面は取付部6の底面6bに平行とさ
れ、これよりも回転方向T側の1列2本のチップ9,9
の先端面は上記回転方向Tの後方側に向かうに従い先端
側に向かうように傾斜させられ、これらのチップ9…以
外の上記頂部よりも回転方向Tの後方側の麓部分に突出
するチップ9…の先端面は、回転方向T側に向かうに従
い先端側に向かうように傾斜させられる。
【0020】このような掘削ビット1が取り付けられる
上記ホルダ5は、ビット本体2より高硬度の鋼材などに
よって厚肉の概略平板状に形成されており、図4に示す
ように円筒状をなす上記カッタリング4の先端部に周方
向に等間隔に形成された複数の凹所4a…に、その先端
面5aを先端側に向けるとともに側面5b,5cのうち
一方をカッタリング4の内周側に向け、他方を外周側に
向けて取り付けられている。ただし、このカッタリング
4に取り付けられるホルダ5および上記掘削ビット1
は、該掘削ビット1の上記幅方向に互いに対称に形成さ
れた2種類のものが備えられており、これら2種類のホ
ルダ5および掘削ビット1が、それぞれ上記チップ9…
が先端側に向かうに従い上記回転方向T側に向けて傾け
られるように、カッタリング4の周方向に交互に上記凹
所4a…に取り付けられている。
【0021】ここで、このホルダ5には、上記取付部6
が嵌挿される取付凹部10が上記先端面5aに開口して
側面5b,5c間を貫くように形成されており、このう
ち側面5b側においてこの取付凹部10には、掘削ビッ
ト1の取付部6の上記側面6a,6aがなす角度と等し
い挟角で該側面5b側に向かうに従い互いに接近する壁
面10a,10aが形成されるとともに、その底面10
bには上記側面6a,6aを壁面10a,10aに当接
させた状態で上記取付孔7,7と同軸となるように取付
ネジ孔11,11が形成されている。なお、この底面1
0bは、ホルダ5が上記凹所4aに取り付けられた状態
で、カッタリング4の中心軸線に直交する方向に配置さ
れる。また、この取付凹部10の側面5c側には、掘削
ビット1の取付部6の上記鍔部8,8が嵌合可能な凹部
12,12が底面10b側に形成されている。
【0022】しかして、このように構成されたホルダ5
に上記掘削ビット1は、ホルダ5の側面5c側から上記
側面6a,6aを前向きにしてその取付部6を上記取付
凹部10に嵌挿させ、これら側面6a,6aを取付凹部
10の壁面10a,10aに当接させるとともに上記底
面6bを取付凹部10の底面10bに密着させ、かつ鍔
部8,8を凹部12,12に嵌合させた状態で、上記取
付孔7,7に挿通した図示されない一対の取付ボルトを
上記取付ネジ孔11,11にねじ込むことにより、上記
刃部3をホルダ5の上記先端面5aから突出させて取り
付けられる。従って、こうして取り付けられた掘削ビッ
ト1は、その刃部3の上記長手方向をカッタリング4の
周方向に沿わせるとともに、上記幅方向をカッタリング
4の径方向に向け、さらに取付部6の底面6bおよび刃
部3の先端面3aの頂部がカッタリング4の中心軸線に
直交する方向に向けられて、チップ9…の上記傾斜角θ
がこの中心軸線に対する傾斜角と等しくなるように配置
される。
【0023】また、このように上記取付凹部10に嵌挿
されて取り付けられた状態で、掘削ビット1の取付部6
の上記側面6a,6a間に位置する側面6cとこの側面
6cとは反対側の側面6dは、ホルダ5の上記側面5b
と側面5cにそれぞれ面一となるようにされており、従
って上述のようにこの取付部6と刃部3とが段違いにず
らされていることにより、掘削ビット1の刃部3は、そ
の上記側面3bが上記平面視にホルダ5の上記側面5c
に対して上記幅方向に一段突出するように配設される。
ただし、上述のように上記幅方向に対称とされた2種類
のホルダ5…および掘削ビット1…がカッタリング4の
上記凹所4a…に周方向に交互に取り付けられることに
より、この掘削ビット1…の刃部3も、その上記側面3
bがカッタリング4の内周側と外周側とに交互に突出す
るように配設される。なお、これら内外周に交互に突出
する刃部3…の先端面3a…においては、周方向に隣接
する掘削ビット1,1同士で、カッタリング4の回転に
伴う互いのチップ9…の回転軌跡が、該カッタリング4
の径方向中央部でオーバーラップするようになされてい
る。
【0024】しかるに、このようにホルダ5を介してカ
ッタリング4の先端に取り付けられた掘削ビット1…
は、このカッタリング2が上述のようにシールド掘削機
の先端からその中心軸線回りに回転方向Tに回転されつ
つ該軸線方向に前進させられることにより、その刃部3
によって、上述したような軟質層から中硬岩層の掘削
と、鉄筋コンクリートや鋼材、あるいは鋼材および無筋
コンクリート等から形成された既設シールドトンネル等
の埋設物の掘削とを連続して行うのに使用される。しか
して、上記構成の掘削ビット1では、その刃部3に植設
されたチップ9…が先端側に向かうに従い上記回転方向
T側に向かうように傾けられており、従って上記軟質層
から中硬岩層の掘削により該チップ9の先端面が摩耗し
て球面状に丸められたとしても、回転方向T側において
はこのチップ9の先端面外周のエッジを該回転方向T側
に突きだした鋭利な形状に維持することができる。この
ため、その後に連続して上記埋設物の掘削を行っても、
チップ9の切れ味が損なわれるのを防いで掘削効率の低
下を抑えることができ、これらの掘削を確実に連続して
行うことが可能となる。
【0025】また、上記掘削ビット1においては、この
チップ9がビット本体2よりも硬質であって、掘削によ
るチップ9の摩耗よりもビット本体2の先端面3aの摩
耗が促進されやすく、このためチップ9が先端面3aに
埋没することがなく、掘削効率をより確実に確保するこ
とができるとともに、チップ9…間に先端面3aの摩耗
による間隔があけられるため、切屑の排出が容易であ
る。そして、特に上記掘削ビット1では、チップ9が上
述のように傾けられていることにより、この先端面3a
の摩耗はチップ9の回転方向T側で大きくなるため、よ
り大きな間隔を確保して一層円滑な切屑の排出を促すこ
とができる一方、チップ9の回転方向Tの後方側では先
端面3aの摩耗が小さいので、この回転方向Tの後方側
に向けてチップ9に作用する掘削時の抵抗に対してチッ
プ9を確実に保持し、その脱落などを防止できるという
効果も得ることができる。ただし、このチップ9とビッ
ト本体2との硬度差が小さすぎるとこのような効果が十
分ではなく、逆に硬度差が大きすぎるとビット本体2の
摩耗が著しくなって却ってチップ9の脱落を招いたりす
るおそれがあるため、このチップ9に対するビット本体
2の硬度差は、本実施形態のようにHS50〜80の範
囲に設定されるのが望ましい。
【0026】なお、ここで上記チップ9がカッタリング
4の軸線方向に対してなす傾斜角θは、掘削物が硬質な
場合には小さく設定して上記エッジの強度が損なわれる
のを防ぎ、逆に掘削物が軟質な場合には大きく設定して
より鋭い切れ味を与えるのが望ましいのであるが、上述
のような軟質層から中硬岩層の掘削と、鉄筋コンクリー
トや鋼材、あるいは鋼材および無筋コンクリート等から
形成された埋設物の掘削とを連続して行う場合には、3
°〜12°の範囲に設定されるのが望ましい。これは、
この傾斜角θが3°を下回るほど小さいと、チップ9を
傾けたことによる上述の効果が十分に奏功されなくなっ
て埋設物の掘削時に掘削効率が低下するおそれが生じる
一方、傾斜角θが12°を上回るほど大きいと、逆に上
記エッジ部分が鋭くなりすぎて、軟質層から中硬岩層の
掘削の際にこのエッジ部分に欠けが生じたりするおそれ
があるからである。また、このように傾斜角θが大きす
ぎると、傾けられたチップ9に上記軸線方向において十
分な長さを確保するには、この傾斜方向に沿ったチップ
9の実際の長さを長くしなければならず、経済的に不利
となるおそれもある。
【0027】一方、本実施形態では、上記刃部3の先端
面3aが、その上記長手方向に亙って山型をなしてい
て、カッタリング4に取り付けた状態でその回転方向T
に沿って先端側に凸となるように形成されており、この
刃部3に植設されるチップ9…も、その先端を上記先端
面3aに沿って回転方向Tに山型をなすように突出させ
られている。従って、このような掘削ビット1により、
上述のように軟質層から中硬岩層を掘削するときには、
最先端に突出する上記山型の頂部のチップ9…の列が専
ら掘削に供されることとなり、他のチップ9…がこの岩
層の掘削によって摩耗するのを避けることができる一
方、上述のような埋設物を掘削する際には、上記頂部側
の列のチップ9…が摩耗するのに伴い、この列に上記長
手方向に隣接する列のチップ9…が同じ高さとなって順
次摩耗した列のチップ9…とともに掘削に供されること
となる。すなわち、本実施形態によれば、かかる埋設物
に対しては、チップ9…の摩耗によって上記山型の麓部
分に植設されたチップ9…が順次掘削に関与することと
なるため、掘削効率が損なわれるようなことがないばか
りか、むしろ摩耗するほど高い掘削効率を確保すること
ができ、これらの掘削をさらに確実に連続して行うこと
が可能となる。
【0028】ただし、本実施形態ではこのようにビット
本体2の刃部3の先端面3aを山型に形成しているが、
チップ9…が傾けられて植設されていれば、このような
構成を採ることなく、該先端面3aをカッタリング4の
軸線に垂直な平坦面として、チップ9も等しい高さに突
出するようにしてもよい。また、先端面3aを山型とす
るにしても、例えば円筒面等の凸曲面状としてその勾配
が変化するようにしてもよい。また、本実施形態ではこ
の先端面3aがなす山型の頂部に1列の上記チップ9…
が配列されているが、軟質層から中硬岩層における掘削
効率を向上させるためにこの頂部に2列あるいはそれ以
上のチップ9…を配設するようにしてもよい。さらに、
本実施形態ではこの先端面3aは、その頂部がカッタリ
ング4の回転方向T側に偏った山型に形成されている
が、例えばこれを上記長手方向に対称な山型としたり、
上記頂部が回転方向Tの後方側に偏った山型としたりし
もよく、また先端面3aに2以上の山型が形成されてい
てもよい。
【0029】一方、本実施形態ではビット本体2の上記
刃部3と取付部6とがずらされて形成されていて、この
ような掘削ビット1がカッタリング4の先端に、上記刃
部3の側面3bを内周側と外周側とに交互に突出させ、
かつ先端面3aのチップ9…の回転軌跡がオーバーラッ
プするように取り付けられている。このため、上記実施
形態の掘削ビット1を装着したカッタリング4において
は、個々の掘削ビット1に作用する負荷の低減を図って
その寿命の延長を促しつつも、カッタリング4の厚さ以
上の掘削幅を確保することができ、カッタリング4の内
外周面が掘削ビット1…によって形成された環状溝に摺
接してカッタリング4の回転トルクが増大するような事
態を防止することができる。しかも、このように刃部3
をカッタリング4の内外周側に突出させた場合、ビット
本体2には刃部3が突出する側とは反対側に掘削負荷が
作用することとなるが、これに対して本実施形態では、
この掘削負荷が作用する側に向けて互いに接近する側面
6a,6aが上記取付部6に形成されていて、これらの
側面6a,6aがホルダ5の壁面10a,10aに当接
させられてビット本体2が取り付けられているので、か
かる掘削負荷に対しても十分な取付剛性を確保すること
が可能である。
【0030】次に、図5は、本発明の第2の実施形態を
示すものであり、上記第1の実施形態と共通する部分に
は同一の符号を配して説明を省略する。すなわち、この
第2の実施形態においては、その掘削ビット21のビッ
ト本体2における刃部3の取付部6に対してずらされた
側の上記側面3b、すなわち当該掘削ビット21を上記
カッタリング4の先端に取り付けた状態においてこのカ
ッタリング4の内周側または外周側を向いて突出するビ
ット本体2の側面3bが、上記先端面3aから後端側に
向かうに従い上記幅方向に漸次後退する傾斜面状に形成
されていることを特徴としており、この側面3bが後退
しつつ傾斜する後退角度αは、本実施形態では2°〜1
2°の範囲に設定されている。また、本実施形態では、
このように側面3bが後退傾斜させられているのに伴
い、刃部3に植設される上記チップ9…も、最も側面3
b側に植設されるチップ9が上記後退角度αと等しい角
度で傾斜させられるとともに、このチップ9と同じ列に
おける次のチップ9は上記後退角度αの略半分の傾斜角
で傾斜させられている。
【0031】しかるに、このように構成された掘削ビッ
ト21では、該掘削ビット21を装着した上記カッタリ
ング4において、この掘削ビット21により形成される
環状溝の周壁面とこの周壁面に対向するビット本体2の
上記側面3bとの間に、後端側に向けて漸次大きくなる
間隙が画成されることとなり、この側面3bが上記周壁
面に摺接することによる摩擦抵抗の低減を図ることがで
きて、当該カッタリング4の回転トルクを一層軽減する
ことができるとともに、掘削時に生成される切屑をこの
間隙を介して容易に排出することが可能となる。しか
も、本実施形態では、この傾斜した側面3b側のチップ
9…が、該側面3bの傾斜に合わせて後退傾斜するよう
に植設されているので、掘削によって刃部3の側面3b
側に摩耗が生じても、硬質のチップ9…の側面が露出し
たところでこの摩耗が進行するのを抑制して上記間隙を
確保することができ、従ってより長期に渡って上述の摩
擦抵抗の低減や良好な切屑排出性を図ることが可能とな
る。
【0032】なお、本実施形態ではこの側面3bの後退
角度αを2°〜12°の範囲に設定しているが、これ
は、この後退角度αが2°を下回るほど該側面3bの傾
斜が小さくなりすぎると、刃部3によって形成される上
記環状溝の周壁面との間の上記間隙も小さくなり、この
周壁面と側面3bとの摩擦抵抗を十分に抑制することが
できなくなったり、良好な切屑の排出性が損なわれたり
するおそれがあるからである。その一方で、この後退角
度αが12°を上回るほど大きいと、刃部3の上記先端
面3aとこの側面3bとの交差角が小さくなりすぎて、
この交差部分に欠損が生じやすくなったり、本実施形態
のように該側面3bに沿ってチップ9を後退傾斜させて
も、該チップ9の先端面と側面3b側の周面との交差角
が小さくなって、この部分のエッジに欠損等が生じたり
するおそれがある。このため、上記後退角度αは、本実
施形態のように2°〜12°の範囲に設定されるのが望
ましい。
【0033】さらに、図6および図7は本発明の第3の
実施形態を示すものであり、この第3の実施形態の掘削
ビット31では、該掘削ビット31を上記カッタリング
4に取り付けた状態においてこのカッタリング4の内周
側または外周側を向いて突出するビット本体2の刃部3
の側面3bに、該ビット本体2よりも硬質の補助チップ
32…を埋設したことを特徴としている。ここで、上記
補助チップ32…は、断面略等脚台形をなす軸状に形成
されていて、千鳥状に配設された上記チップ9…の列の
うち上記側面3bとの間に間隔があけられる列の当該間
隔部分の先端面3a側に、上記チップ9…と平行に傾け
られて、かつ上記等脚台形の幅狭となる辺側を側面3b
側に向け、しかも上記幅方向において最も側面3b側の
チップ9と略同位置か、もしくはこれよりも側面3b側
に位置するように植設させられている。また、この補助
チップ32の硬度は、チップ9と略同等か、該チップ9
の硬度よりもHRA8低い硬度までの範囲に設定されて
いる。なお、この第3の実施形態において上記側面3b
は、第1の実施形態と同様にビット本体2の上記底面6
bに垂直な方向に配設されている。
【0034】しかるに、このように構成された第3の実
施形態においては、上述のように刃部3によって形成さ
れた環状溝の周壁面との摺接によって上記側面3bが摩
耗すると、この側面3b側に植設された補助チップ32
…が露出してそれ以上の刃部3の摩耗が抑制されるの
で、この摩耗により側面3bが先細りのクサビ状に摩耗
してしまうのを防いで摩擦抵抗の増大や切屑排出性の劣
化を抑制することができるとともに、かかる摩耗が促進
されてチップ9が脱落してしまうような事態をも防止す
ることが可能となる。また、特に本実施形態では上記補
助チップ32が断面等脚台形状に形成されていて、その
幅狭となる辺側を側面3b側に向けて植設されているの
で、側面3bがある程度摩耗して補助チップ32が露出
してもこの補助チップ32自体が脱落してしまうような
こともなく、より確実に摩耗の進行を抑えてチップ9の
脱落を防止することができる。
【0035】なお、本実施形態ではこの補助チップ32
の硬度を、上記チップ9の硬度と略同等か、HRA8程
度低い範囲までに設定しているが、これは、補助チップ
32の硬度がこの範囲よりも低い硬度であると、側面3
bの摩耗を確実に抑制することができなくなるおそれが
ある一方、逆に補助チップ32の硬度がチップ9の硬度
を上回るほど高いと、刃部3の先端面3aやチップ9…
の摩耗に対して、補助チップ32…や上記長手方向に該
補助チップ32,32間に配置されるチップ9の摩耗の
進行が遅れて先端面3aの側面3b側の部分が突出した
形状となり、掘削時の負荷がこの部分に集中してしまっ
て補助チップ32…やその間に配置される上記チップ9
…の切損を招いたりするおそれがあるからである。従っ
て、この補助チップ32の硬度は、本実施形態のように
チップ9と略同等からHRA8程度低い範囲までに設定
されるのが望ましい。また、この第3の実施形態と上記
第2の実施形態とを組み合わせて、後退傾斜した側面3
bに補助チップ32を埋設するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カッタリングの先端に突き出されるビット本体先端部
に、硬質のチップを、先端側に向かうに従いカッタリン
グの回転方向側に向かうように傾けて植設することによ
り、このチップに摩耗が生じても回転方向側に鋭利なエ
ッジ形状を維持することができ、軟質層から中硬岩層の
掘削と鉄筋コンクリートや鋼材、あるいは鋼材および無
筋コンクリート等から形成された埋設物の掘削とを、掘
削効率を損なうことなく確実に連続して行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の掘削ビット1およ
びホルダ5を先端側から見た平面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の掘削ビット1およびホ
ルダ5の側面図である。
【図3】 図2におけるZZ断面図である。
【図4】 図1に示す実施形態の掘削ビット1を取り付
けたカッタリング4の一部を先端側から見た平面図であ
る。
【図5】 本発明の第2の実施形態の掘削ビット21お
よびホルダ5を示す図2におけるZZ断面図に相当する
断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態の掘削ビット31お
よびホルダ5を先端側から見た平面図である。
【図7】 図6に示す実施形態の掘削ビット31および
ホルダ5の側面図である。
【符号の説明】
1,21,31 掘削ビット 2 ビット本体 3 刃部 3a 刃部3の先端面(ビット本体2の先端面) 3b 刃部3の側面(ビット本体2の側面) 4 カッタリング 5 ホルダ 6 取付部 9 チップ 10 取付凹部 32 補助チップ θ チップ9がカッタリング4の軸線方向に対してなす
傾斜角 α 掘削ビット21のビット本体2の側面3bの後退角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 猛 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 久田 仁也 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 植田 勝紀 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 高橋 春夫 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 平井 幹男 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 古田 哲男 東京都文京区後楽2−2−8 五洋建設株 式会社内 (72)発明者 稲田 徹 東京都品川区南大井6−26−3 大森ベル ポート 五洋建設株式会社東京支店内 (72)発明者 田中 雄次 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 北島 英世 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2D029 FA01 FB01 FC03 FD00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転されるカッタリングの先
    端に取り付けられる掘削ビットであって、上記カッタリ
    ングの先端に突き出されるビット本体の先端部に、該ビ
    ット本体よりも硬質の複数のチップが、先端側に向かう
    に従い上記カッタリングの回転方向側に向かうように傾
    けられて植設されていることを特徴とする掘削ビット。
  2. 【請求項2】 上記チップが上記軸線方向に対してなす
    傾斜角が3°〜12°の範囲に設定されていることを特
    徴とする請求項1に記載の掘削ビット。
  3. 【請求項3】 上記カッタリングの内周側または外周側
    を向く上記ビット本体の側面が、後端側に向かうに従い
    漸次後退する傾斜面状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の掘削ビット。
  4. 【請求項4】 上記側面の後退角度が2°〜12°の範
    囲に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の
    掘削ビット。
  5. 【請求項5】 上記カッタリングの内周側または外周側
    を向く上記ビット本体の側面には、該ビット本体よりも
    硬質の補助チップが埋設されていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれかに記載の掘削ビット。
  6. 【請求項6】 上記補助チップの硬度が、上記チップと
    同等か、もしくは該チップよりもHRA8低い硬度まで
    の範囲に設定されていることを特徴とする請求項5に記
    載の掘削ビット。
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