JP2000291258A - コンクリート型枠のセパレータ保持具 - Google Patents

コンクリート型枠のセパレータ保持具

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JP2000291258A
JP2000291258A JP11094998A JP9499899A JP2000291258A JP 2000291258 A JP2000291258 A JP 2000291258A JP 11094998 A JP11094998 A JP 11094998A JP 9499899 A JP9499899 A JP 9499899A JP 2000291258 A JP2000291258 A JP 2000291258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セパレータ端部の中心を支持凹部の中心線上
に対応させることができ、本体が充分に強度を発揮する
ことができるコンクリート型枠のセパレータ保持具を提
供する。 【解決手段】 型枠11に固着された本体31は上部に
開口32を有し、この開口32から内部は収容部33と
され、セパレータ20端部のナット22及び軸部21の
端部が収容されている。本体31後壁31bの中央には
支持凹部37が切り欠き形成されている。支持凹部37
の幅は軸部21の直径とほぼ同じ長さになるように設定
され、挿入された軸部21の中心が支持凹部37の中心
線上に対応するように支持されている。本体31後壁3
1bの外面には、規制片40及びストッパ43が突設さ
れ、規制片40の弾性変形により、軸部21の挿入を許
容し、抜け出しを規制している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば建築物の
梁等をコンクリートを打設して形成する際に使用される
一対の型枠間にセパレータを固定するためのコンクリー
ト型枠のセパレータ保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、鉄筋コンクリート製の建築物の梁
等は、所定間隔に保持された一対の型枠を複数対配置
し、各型枠間に鉄筋を配設した後、型枠の内側にコンク
リートを流し込むことによって形成されている。これら
コンクリート型枠の間隔を保持するにはセパレータが用
いられ、このセパレータは金属製の丸棒よりなる軸部の
両端に一対のナットが螺合されることにより構成されて
いる。そして、各型枠にセパレータを固定するには、例
えば実用新案登録第2550646号公報に開示される
セパレータ固定具が用いられている。
【0003】このセパレータ固定具の本体は上面が開口
された有底箱状をなし、一方の側壁が型枠内面に固着さ
れている。他方の側壁には、本体内部と連通され、セパ
レータの軸部を支持するための支持凹部が切り欠き形成
されるとともに、支持凹部の上端部は前記開口と連続す
ることによりセパレータの軸部を挿入するための挿入部
となっている。また、支持凹部は一方の内側壁に段差部
が形成されている。
【0004】この支持凹部内には、弾性を有する規制片
が一方の内側壁上端から支持凹部中心に向かって斜め下
方に延びるように延出形成されている。この規制片と前
記段差部とによって囲まれた空間は、軸部を係止するた
めの係止空間部となっている。
【0005】そして、セパレータ端部を予め型枠に固着
された固定具に装着する場合には、まず、ナット及び軸
部の端部を本体の開口及び挿入部に対して上方から嵌入
し、規制片の弾性に抗しながら本体内及び支持凹部内に
ナット及び軸部の端部を押し込む。さらにセパレータ端
部を押し込んで支持凹部の底面と軸部とが接触したと
き、規制片がその弾性により元の形状に復元し、軸部の
抜け出しを規制することによって、セパレータ端部は固
定具に装着される。その後、型枠間にコンクリートを打
設し、コンクリート硬化後に固定具及びセパレータが埋
設されたまま、型枠を型開きすることにより梁が成形さ
れる。
【0006】コンクリート打設の際、コンクリートの膨
張圧によってセパレータは上方に押し上げられ、固定具
内部から抜け出そうとする。しかし、規制片により軸部
は係止空間部内に誘導されて、規制片と支持凹部の一方
の内側壁との間に挟着されることによって抜け出しが防
止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の固定
具によれば、支持凹部内に係止空間部を設けたことによ
り、支持凹部の幅は軸部の直径よりも長くなっている。
このため軸部の中心が支持凹部の中心線から位置ずれし
て、セパレータを介して加えられるコンクリートの圧力
等による応力が支持凹部の係止空間部側に集中し、固定
具が充分な強度を発揮することができないという問題が
あった。
【0008】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、セパレータ端部の中心を支持凹部の中心線
上に対応させることができ、本体が充分に強度を発揮す
ることができるコンクリート型枠のセパレータ保持具を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のコンクリート型枠のセパレータ
保持具の発明は、一対のコンクリート型枠を所定間隔を
置いて対向するように配置するとともに、両型枠の間隔
を保持するためのセパレータの各端部を、それぞれの型
枠に固定するためのコンクリート型枠のセパレータ保持
具であって、開口を有するとともに、開口から挿入され
たセパレータ端部を収容するための収容部を備えた本体
の周壁には、セパレータ端部の軸部が挿入可能な挿入部
を有するとともに、この挿入部から挿入された前記軸部
を支持するための支持凹部を所定幅だけ切り欠き形成
し、前記挿入部の近傍位置における本体周壁には、支持
凹部内への前記軸部の挿入を許容し、抜け出しを規制す
る規制部材を設けるとともに、前記支持凹部の幅を前記
軸部の直径と対応するように設定したものである。
【0010】請求項2に記載のコンクリート型枠のセパ
レータ保持具の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、前記規制部材を、軸部と係合する規制片と、軸部が
支持凹部から抜け出すとき、規制片が係合されるストッ
パとから構成するとともに、これら規制片及びストッパ
を本体の周壁外面に突設したものである。
【0011】請求項3に記載のコンクリート型枠のセパ
レータ保持具の発明は、請求項2に記載の発明におい
て、前記規制片は軸部を係止するための係止部を備え、
この係止部の形状を係止される軸部の形状と対応するよ
うに形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1及び図3に示すように、板状をなす一
対の型枠11はコンクリート建築物の梁を構築する際に
使用され、所定間隔を置いて対向するように配置されて
いる。両型枠11にはそれぞれに上下一対の貫通孔11
aが透設されている。両型枠11間に架設された上下一
対のセパレータ20は、両端部に雄ねじ21aが螺刻さ
れた金属製の丸棒よりなる軸部21と、これら雄ねじ2
1aに螺合された一対のナット22とから構成されてい
る。各セパレータ20は、それぞれの端部が保持具30
を介して型枠11内面に取付けられるとともに、各型枠
11外面において保持具30には押さえ部材12が連結
され、両型枠11の間隔を保持している。そこで、この
保持具30の構成について以下に説明する。
【0014】図1及び図2(a)〜(c)に示すよう
に、保持具30の本体31はナイロン系樹脂により断面
U字状をなす箱体として形成され、上部に開口32を有
するとともに、この開口32から本体31内部は収容部
33となっている。この収容部33内には、図中に2点
鎖線で示すように、セパレータ20端部となるナット2
2及び軸部21の端部が収容されている。
【0015】本体31前壁31aにおいて、金属製の丸
棒よりなる取付部材34は、その基端側が外面中心に固
着されるとともに、先端側周面には雄ねじ部34aが設
けられている。取付部材34の基端には深皿状をなす介
装部材35が装着されるとともに、雄ねじ部34aの基
端部に突設された一対の抜け止め突起34bによって取
付部材34からの抜け出しが防止されている。そして、
図1及び図3に示すように、取付部材34を型枠11の
貫通孔11aに挿通し、その雄ねじ部34aを押さえ部
材12に螺合させることによって、本体31は型枠11
との間に介装部材35が介装された状態で、型枠11内
面に固着されている。
【0016】図2(a),(b)に示すように、本体3
1後壁31bにおいて、左右方向の中央には支持凹部3
7が上下方向に延びるように切り欠き形成され、前記収
容部33と連通している。この支持凹部37の上部は開
口されることによって、挿入部36となっている。さら
に、支持凹部37の幅は、セパレータ20の軸部21の
直径とほぼ同じ長さになるように設定されている。ま
た、支持凹部37の内底面は軸部21を受け止めること
ができるように半円弧状に形成されている。そして、図
2(b)に示すように、支持凹部37内において、挿入
部36から挿入されたセパレータ20端部の軸部21
は、中心が支持凹部37の中心線上に対応するように支
持される。
【0017】図2(a)〜(c)に示すように、本体3
1後壁31bの外面において、規制部材を構成する規制
片40は一側面上部から突設された四角柱状をなす基端
部41と、基端部41側面から支持凹部37へ向かう斜
め下方に延出形成された薄板状をなす舌片42とを有
し、本体31後壁31bと一体に形成されている。この
規制片40は可撓性を有し、舌片42の基端を中心に下
方又は上方へ弾性変形できるようになっている。
【0018】図4(a)に示すように、挿入部36から
軸部21を挿入する際、軸部21に押圧された規制片4
0は、弾性力に抗して押し下げられ、その挿入を許容す
るように構成されている。また、図4(b)に2点鎖線
で示すように、軸部21が支持凹部37の底部に達した
際、規制片40は弾性力により元の形状に戻るようにな
っている。
【0019】図2(a)〜(c)に示すように、本体3
1後壁31bの外面において、規制部材を構成するスト
ッパ43は支持凹部37を挟んで規制片40と対向する
位置に四角柱状をなすように突設されている。図4
(b)に示すように、支持凹部37から軸部21が抜け
出す際、軸部21に押圧された規制片40は、弾性力に
抗して押し上げられるとともに、先端がストッパ43に
係合されて、軸部21の抜け出しを規制するように構成
されている。
【0020】図2(b)及び図4(b)に示すように、
規制片40の舌片42下面には、逆台形状をなす係止部
44が膨出形成されている。支持凹部37から軸部21
が抜け出す際、この係止部44には軸部21が当接さ
れ、ナット22が本体31の開口32よりも下方に配置
されることにより、セパレータ20端部全体が収容部3
3内に収容されている。
【0021】次に、前記保持具30の作用について以下
に記載する。さて、図3に示すように、コンクリート建
築物の梁を構築するために型枠11を組み立てる際に
は、まず、一対の型枠11を所定間隔を置いて対向する
ように配置する。次いで、保持具30の取付部材34を
型枠11の貫通孔11aに挿通させ、型枠11外面にお
いて雄ねじ部34aを押さえ部材12に螺合し、本体3
1の開口32が上を向くようにして、各型枠11にそれ
ぞれ上下一対ずつ保持具30を固着する。そして、各型
枠11の下部に取付けられた保持具30に対し、上方か
らセパレータ20を装着する。
【0022】保持具30にセパレータ20を装着すると
きには、まず、本体31の開口32及び挿入部36にナ
ット22及びナット22直近の軸部21を挿入するとと
もに、この軸部21を舌片42に押し当てる。この状態
で軸部21を支持凹部37内へ押し込むと、図4(a)
に示すように、軸部21に押圧された規制片40が弾性
力に抗して変形し、側方へと退避され、軸部21の支持
凹部37内への挿入が許容される。このまま、軸部21
を支持凹部37の底部まで移動させると、図2(b)に
示すように、規制片40は弾性力により元の形状へと復
帰し、軸部21が支持凹部37内に支持される。
【0023】上記のようにして下部にセパレータ20が
装着された型枠11間には、図示されない鉄筋が配設さ
れ、図3に2点鎖線で示すように上部の保持具30にセ
パレータ20が下部と同様に装着される。そして、ナッ
ト22に対して軸部21を螺入又は螺退し、型枠11の
間隔を調節した後、セパレータ20により間隔が保持さ
れた状態の型枠11間にコンクリートが打設される。
【0024】コンクリートを打設時に、コンクリートの
圧力によってセパレータ20は上方へと押し上げられ、
支持凹部37内から抜け出そうとする。この際、セパレ
ータ20の軸部21は、まず規制片40の係止部44に
当接され、このまま規制片40を上方へと押圧する。す
ると、図4(b)に示すように、規制片40が弾性力に
抗して変形され、その先端部上面がストッパ43の下面
に係合されたとき、軸部21の進路が塞がれることによ
り、軸部21は支持凹部37内からの抜け出しが規制さ
れる。
【0025】コンクリートが硬化した後、保持具30及
びセパレータ20が埋設されたまま、押さえ部材12を
取り外すことにより、型枠11は型開きされる。そし
て、コンクリート壁面から突出する取付部材34がその
基端で折り取られ、介装部材35ごと取り外された後、
壁面に残る介装部材35の跡をモルタル等で埋めること
によって梁が成形される。
【0026】上記したような保持具30において、支持
凹部37の幅は軸部21の直径と同じ長さとなるように
設定され、支持凹部37内を軸部21が移動する際、軸
部21の中心は支持凹部37の中心線上に常に対応され
る。このため、本体31後壁31bにセパレータ20を
介して加えられるコンクリートの圧力等による応力は、
支持凹部37の中心線を基準として左右均等に加えら
れ、本体31の強度が充分に発揮される。また、規制片
40が備える係止部44により、軸部21は下方へと下
げられ、ナット22が収容部33外へ突出しないように
構成され、かつ規制片40、ストッパ43等の規制部材
が本体31後壁31b外面に設けられているため、応力
は後壁31bのほぼ全面で受け止められる。
【0027】前記の第1実施形態によって発揮される効
果について、以下に記載する。 ・ 本体31の支持凹部37はその幅が軸部21の直径
とほぼ同じ長さとなるように設定されていることから、
軸部21の中心を支持凹部37の中心線上に対応させる
ことができる。これにより、セパレータ20を介して加
えられるコンクリートの圧力等による応力は、支持凹部
37の中心線を基準として左右均等に加えられるため、
本体31が充分に強度を発揮することができる。
【0028】・ 規制片40及びストッパ43は本体3
1後壁31bの外面に設けられている。このため、支持
凹部37の面積を大きく取り、支持凹部37内に規制片
40及びストッパ43を形成したり、後壁31b内面に
規制片40及びストッパ43を形成したりする場合と比
較して、後壁31b内面とナット22との接触面積を大
きくすることができ、本体31が効果的に強度を発揮す
ることができる。
【0029】・ 規制片40は係止部44を備え、この
係止部により軸部21が下方へと下げられ、ナット22
が収容部33外へ突出しないように構成されていること
から、コンクリートの圧力等による応力を後壁31bの
ほぼ全面で受け止めることができる。
【0030】・ 本体31は規制片、ストッパ43等を
含めて合成樹脂により全て一体に形成されていることか
ら、部品点数を減少させ、保持具30の構成を簡易なも
のとすることができる。
【0031】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実
施形態においては前記第1実施形態と異なる点を中心に
説明する。
【0032】図5(a),(b)に示すように、本体3
1後壁31bの外面において、一側面上端部には丸棒状
をなす回動軸45が突設されている。規制片40は長板
状に形成され、その基端側面には回動孔46が貫設され
るとともに、回動孔46に前記回動軸45を挿通するこ
とによって本体31に対し上下方向に回動できるように
取付けられている。
【0033】回動軸45の周囲において、本体31後壁
31bと規制片40との間には付勢部材としてのコイル
バネ47が介装され、規制片40を上方向へ回動させる
ように付勢している。本体31後壁31bの外面におい
て、他側面のほぼ中央には丸棒状をなすストッパ43が
突設され、規制片40と係合することにより上方への回
動を規制している。
【0034】規制片40の下面には係止部44が突設さ
れ、係止部44の下面には軸部21の形状と対応するよ
うに円弧状に切り欠かれた係止凹部48が形成されてい
る。この係止凹部48に軸部21の周面が係合されるよ
うになっている。
【0035】さて、第2実施形態の保持具30にセパレ
ータ20を装着するには、まず、第1実施形態と同様に
型枠11に保持具30を固着した後、支持凹部37内に
セパレータの軸部21を挿入すると、規制片40は軸部
21に押圧される。このまま、軸部21を押し込むと、
規制片40は付勢力に抗して側方へと回動され、軸部2
1の挿入が許容されるとともに、軸部21が支持凹部3
7の底部に達すると、規制片40は付勢力によりストッ
パ43に係合され、上方への回動が規制される。
【0036】そして、型枠11間にコンクリートを打設
する際、支持凹部37内から抜け出そうとする軸部21
は、その周面が係止部44の係止凹部48に係止される
ことにより、抜け出しが規制される。
【0037】従って、第2実施形態によれば、係止部4
4の下面に軸部21の形状と対応する係止凹部48を設
けたことから、軸部21が係止凹部48全体で確実に係
止されることにより、軸部21の抜け出しを効果的に規
制することができる。加えて、通常は規制片40がスト
ッパ43に係合された状態となっているため、支持凹部
37内における軸部21の移動距離が短く、保持具30
の中心点に近い位置に軸部21を保持することができ、
保持具30の強度をさらに効果的に発揮させることがで
きる。
【0038】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 図6(a),(b)に示すように、支持凹部37の
内周壁に規制部材としての左右一対の膨出部49を設け
るとともに、この膨出部49内側に肉抜き部49aを貫
設し、膨出部49に弾性力を付与することによって軸部
21の抜け出しを規制してもよい。
【0039】このように構成した場合、保持具の構成を
簡易なものとすることによって、成型を容易なものとす
ることができる。 ・ 第2実施形態の規制片40を第1実施形態と同様に
本体31から突設することによって、本体31と一体に
形成するとともに、弾性力によってストッパ43と係合
するように構成してもよい。
【0040】このように構成した場合、部品点数を減少
させ、構成を簡易なものとすることができる。 ・ 第1及び第2実施形態の係止部44を省略して構成
してもよい。
【0041】このように構成した場合、構成を簡易なも
のとすることができる。 ・ 第2実施形態の付勢部材はコイルバネ47に限定さ
れるものではなく、規制片40を上方へ回動させるよう
に取付けられたものであれば、板バネ、ゴム、スポン
ジ、弾性を有する合成樹脂等により構成してもよい。
【0042】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記規制片及びストッパを本体と一体に形成した請
求項2又は請求項3に記載のセパレータ保持具。
【0043】このように構成した場合、部品点数を減少
させ、保持具の構成を簡易なものとすることができる。 ・ 前記規制片及び本体の間には、ストッパと係合する
方向に規制片を付勢する付勢部材を設けた請求項2又は
請求項3に記載のセパレータ保持具。
【0044】このように構成した場合、セパレータ端部
の抜け出しをさらに効果的に防止することができる。 ・ 前記規制部材は弾性力を有し、この規制部材が弾性
変形することによって軸部の挿入を許容するとともに、
抜け出しを規制するように構成した請求項1から請求項
3のいずれかに記載のセパレータ保持具。
【0045】このように構成した場合、規制部材を容易
に設けることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
セパレータ保持具によれば、セパレータ端部の中心を支
持凹部の中心線上に対応させることができ、本体が充分
に強度を発揮することができる請求項2に記載の発明の
セパレータ保持具によれば、請求項1に記載の発明の効
果に加えて、セパレータ端部と本体周壁の内面との接触
面積を大きくすることができ、本体が効果的に強度を発
揮することができる。
【0047】請求項3に記載の発明のセパレータ保持具
によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、セパ
レータ端部の抜け出しを効果的に規制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 保持具にセパレータを装着する状態を示す分
解斜視図。
【図2】 (a)は第1実施形態の保持具を示す平面
図、(b)は第1実施形態の保持具を示す正面図、
(c)は第1実施形態の保持具を示す側面図。
【図3】 型枠にセパレータ及び保持具を装着した状態
を示す断面図。
【図4】 (a)は支持凹部内に軸部を挿入する状態を
示す正面図、(b)は軸部の抜け出しが規制された状態
を示す正面図。
【図5】 (a)は第2実施形態の保持具を示す正面
図、(b)は第1実施形態の保持具を示す平面図。
【図6】 (a)は別形態の保持具を示す正面図、
(b)は別形態の保持具を示す正面図。
【符号の説明】
11…型枠、20…セパレータ、21…軸部、30…保
持具、31…本体、32…開口、33…収容部、36…
挿入部、37…支持凹部、40…規制片、43…ストッ
パ、44…係止部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコンクリート型枠を所定間隔を置
    いて対向するように配置するとともに、両型枠の間隔を
    保持するためのセパレータの各端部を、それぞれの型枠
    に固定するためのコンクリート型枠のセパレータ保持具
    であって、 本体には開口を有し、その開口から挿入されたセパレー
    タ端部を収容するための収容部を備え、本体の周壁には
    セパレータ端部の軸部が挿入可能な挿入部を有し、この
    挿入部から挿入された前記軸部を支持するための支持凹
    部を切り欠き形成し、前記支持凹部の中間位置における
    本体周壁には支持凹部内への前記軸部の挿入を許容し、
    抜け出しを規制する規制部材を設けるとともに、前記支
    持凹部の幅を軸部の直径と対応するように設定したコン
    クリート型枠のセパレータ保持具。
  2. 【請求項2】 前記規制部材を、軸部と係合する規制片
    と、軸部が支持凹部から抜け出すとき、規制片が係合さ
    れるストッパとから構成するとともに、これら規制片及
    びストッパを本体の周壁外面に突設した請求項1に記載
    のコンクリート型枠のセパレータ保持具。
  3. 【請求項3】 前記規制片は軸部を係止するための係止
    部を備え、この係止部の形状を係止される軸部の形状と
    対応するように形成した請求項2に記載のコンクリート
    型枠のセパレータ保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100548157B1 (ko) * 2003-06-16 2006-01-31 심정란 지하옹벽 구축용 거푸집 체결부재
KR100718264B1 (ko) 2005-06-22 2007-05-15 한승구 공기압을 이용한 거푸집

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