JP2000290906A - 道路拡幅工法 - Google Patents

道路拡幅工法

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JP2000290906A
JP2000290906A JP11102638A JP10263899A JP2000290906A JP 2000290906 A JP2000290906 A JP 2000290906A JP 11102638 A JP11102638 A JP 11102638A JP 10263899 A JP10263899 A JP 10263899A JP 2000290906 A JP2000290906 A JP 2000290906A
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micropile
steel pipe
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ground
pile
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JP11102638A
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Kenjiro Oka
憲二郎 岡
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Toyo Construction Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

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  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工容易で、傾斜地の狭隘な場所でも効率よ
く道路を拡幅できる工法を提供する。 【構成】 傾斜地に造成された路床A下の地盤に、谷C
側と山D側とに位置して、100 〜300mm 程度の小口径の
鋼管16と定着層17とからなるマイクロパイル11を
2列に打設し、マイクロパイル11の鋼管16の上端部
に連結部材12を非蓋した後、この連結部材12を利用
して各列のマイクロパイル11の杭頭部をH形鋼13か
らなる基礎梁で剛結し、しかる後、このH形鋼13上に
プレキャスト床版14を谷C側に張出して載置固定して
高架式の人工路床Eを構築し、プレキャスト床版14上
に舗装を施して道路を完成させ、マイクロパイル11の
支持力で人工路床Eの強度を保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、傾斜地における道
路の拡幅工法に係り、特に切土または盛土することなく
道路を拡幅する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切土または盛土することなく傾斜
地の道路を拡幅する工法としては、図8に示すような工
法があった。この工法は、傾斜地に造成された路床A下
の地盤B中に、谷C側に位置して鋼管杭1を、山D側に
位置してアンカー2をそれぞれ打設し、路床延長方向に
配列された鋼管杭1の杭頭部同士およびアンカー2のケ
ーシング同士をコンクリート製の基礎梁3、4で剛結し
た後、前記基礎梁3、4上に谷側に張出した状態でプレ
キャスト床版(スラブ)5を載置し、しかる後、アンカ
ー2のケーブルを緊張させながらこれをプレキャスト床
版5に固定するもので、最終的にプレキャスト床版5上
に舗装を施し、かつプレキャスト床版5の張出し端部に
ガードレール6を設けて道路として完成する。この工法
によれば、谷C側の斜面に盛土しあるいは山D側の斜面
を切土することなく道路を拡幅でき、環境破壊を避けな
がら道路を構築できる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の道路拡幅工法によれば、アンカー2にかかる引
張力が大きいため、アンカー2を小ピッチで多数打設し
なければならず、その打設にかなりの工数を要して工期
および工費の面で益するところが小さいという問題があ
った。また、所定の支持力(圧縮力)を得るには鋼管杭
1として大径のものが必要で、その打設に大型の施工機
械および設備が必要になり、施工場所によっては施工機
械の搬入出が困難となって、適用範囲に制限を受けると
いう問題があった。さらに、鋼管杭1およびアンカー2
にかかる負担(圧縮力、引張力)が大きいため、これら
を支持地盤に確実に定着させる必要があり、支持地盤が
著しく深い箇所に存在する場合は事前削孔に多大の工数
を要し、また、地盤全体が軟弱である場合はそれらの打
設は実質不可能で、何れにしろ地盤性状に大きく制限を
受けるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その第1の目的は、施工容易で狭
隘な場所でも効率よく道路を拡幅できる工法を提供する
ことにある。また、本発明の第2の目的は、上記第1の
目的に加え、地盤性状によらず広範囲に適用可能な道路
拡幅工法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための第1の発明は、傾斜地に造成された路床下の地
盤中に、路床面の谷側と山側とに位置して少なくとも2
列にマイクロパイルを打設し、次に、各列のマイクロパ
イルの杭頭部同士を基礎梁により剛結し、しかる後、前
記基礎梁上に、谷側に張出した状態でプレキャスト床版
を載置固定するようにしたことを特徴とする。マイクロ
パイルは、 100〜300 mm程度の小口径の鋼管を地盤中に
貫入した後、その周りに硬化剤を圧力注入して地盤に鋼
管を定着させてなるもので、圧縮および引張の両方向で
大きな支持力を発揮する。したがって、このマイクロパ
イルを従来工法の鋼管杭およびアンカーに代えて用いる
ことで、比較的大きなピッチでマイクロパイルを打設し
ても十分な支持力が得られ、しかも、小型の施工機械お
よび設備を用いて効率よく道路基礎を構築できる。
【0006】本第1の発明において、上記基礎梁として
は、H形鋼等の形鋼を用いるようにしてもよく、この場
合は、基礎梁自体の構築が容易になるばかりか、この上
に載置固定するプレキャスト版の据付けも容易になり、
その上、簡単に高架式とすることも可能になる。また、
本第1の発明において、上記マイクロパイルは、その全
数または一部を鉛直杭と斜杭とを組合せた組杭様式とす
ることができ、この場合は、支持力がより一層増大する
と共に、水平抵抗力も増大する。
【0007】一方、上記第2の目的を達成するための第
2の発明は、上記第1の発明におけるマイクロパイルの
打設に先行して、路床下の地盤中に高圧噴射攪拌工法に
より地盤改良柱を造成し、しかる後、この地盤改良柱内
にマイクロパイルを打設するようにしたことを特徴とす
る。高圧噴射攪拌工法は、注入ロッドを地盤内で回転移
動させながら、その先端の噴射ノズルから水平方向へ地
盤改良材を高圧水または圧縮エアと混合して高圧噴射
し、地盤改良材と周辺土砂とを攪拌混合して大径の地盤
改良柱を造成する工法である。したがって、この工法を
軟弱地盤に対して施工して予め地盤改良柱を造成した
後、この地盤改良柱にマイクロパイルを打設すること
で、マイクロパイルの支持力は硬質地盤に打設した場合
とほぼ同等となり、本発明の適用範囲は著しく拡大す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0009】図1は、本発明の第1の実施の形態を示し
たものである。本第1の実施の形態においては、傾斜地
に造成された路床A下の地盤B中に、路床面の谷C側と
山D側とに位置して2列にマイクロパイル11を打設
し、各列のマイクロパイル11の杭頭部同士を連結部材
12を介して、基礎梁としてのH形鋼13により剛結
し、さらに、このH形鋼13上に、谷C側に張出した状
態でプレキャスト床版14を載置固定するようにしてい
る。なお、15は各列のH形鋼13の間を連結する補強
ビーム、16はプレキャスト床版14の張出し端部に突
設したガードレールである。
【0010】マイクロパイル11は、100 〜300mm 程度
の小口径の鋼管16とその周りの定着層17とからなっ
ており、その鋼管16内には、所望により形鋼、鋼管、
棒鋼、鉄筋かご等の補強部材が挿入される。このマイク
ロパイル11を打設する工法としては、従来より種々の
方法があるが、例えば、特開平6−299544号公報
に記載の方法を採用することができる。
【0011】この方法は、図2に示すように、前記鋼管
16として管壁の長手方向および周方向に複数の逆止弁
20を有するものを用意し、始めに同図に示すよう
に、先端に偏心拡径ビット21を有する削孔ロッド22
を鋼管16内に挿入し、図示を略す削孔機械により、鋼
管16内で削孔ロッド22すなわち偏心拡径ビット21
を回転させながら削孔を行い、鋼管16を地盤B中に貫
入させる。そして、鋼管16を継足しながらこれを所定
深度まで貫入させた後、削孔ロッド22を鋼管16から
引抜き、代わりに、同図に示すように上下一対の膨出
体23を有する注入機(ダブルパッカー)24を鋼管1
6に挿入する。注入機24は、最初、鋼管16の最深位
置まで挿入し、その位置で一対の膨出体23を膨出させ
て鋼管16内に圧力室25を形成し、続いて供給管26
を通じて注入機24に、セメントモルタル、セメントミ
ルク等の硬化剤を圧送する。すると、この硬化剤は圧力
室25に一旦流入した後、前記逆止弁20を開いて鋼管
16の周りに吐出し、そのまま硬化して定着層17を形
成する。この定着層17は、注入機24を所定のピッチ
で引上げながら前記硬化剤の吐出を繰返すことで、次第
に上方へ拡大し、鋼管16と定着層17とが一体となっ
たマイクロパイル11が完成する。
【0012】本第1の実施の形態においては、上記した
マイクロパイル11の打設に際し、硬化剤の吐出すなわ
ち定着層17の形成を路床面からわずか下った位置で停
止し、鋼管16の上端部は路床面から突出させるように
する。このようにして路床A下の地盤Bに対する一本の
マイクパイル11の打設が終了し、以降、このマイクロ
パイル11の打設を所定のピッチで路床延長方向へ繰返
して行い、路床Aの谷C側と山D側とに2列をなすよう
に多数のマイクロパイル11を打設する。
【0013】そして、所定数のマイクロパイル11の打
設を終えたら、各マイクロパイル11を構成する鋼管1
6の上端を、路床面から一定高さとなるように切り揃
え、その上端部に前記連結部材12を装着する。連結部
材12は、ここでは、図3および図4に示すように四角
形の支承板30と、この支承板30の片面に固設され
た、前記鋼管16に外嵌可能な管体31と、この管体3
1の周りに放射状に配置され、該管体31と支承板30
とを結合する補強板32とからなっている。連結部材1
2は、マイクロパイル11の鋼管16の上端部にキャッ
プ状に被せられて該鋼管16に溶接固定される。なお、
支承板30には、予め複数のボルト挿通孔33(図4)
を開けておく。
【0014】次に、上記連結部材12を利用して、各列
のマイクロパイル11の杭頭部同士を基礎梁としてのH
形鋼13により剛結する。この剛結に際しては、図3に
示すようにH形鋼13の一方のフランジ13aを上記連
結部材12の支承板30にゴム板35を介して合せ、こ
の状態で該フランジ13a、ゴム板35および前記支承
板30のボルト挿通孔33にボルト36を通して、ナッ
ト37により締付け固定する。この時、隣接するマイク
ロパイル11の杭頭の高さにばらつきがあっても、ゴム
板35の変形によってそのばらつきが吸収され、これに
よりH形鋼13は、がたつきなく連結部材12に固定さ
れる。そして、このH形鋼13の固定終了後、谷C側と
山D側とに配列されたH形鋼13の間を適当なピッチで
前記補強ビーム15により連結し、その後、左右2列の
H形鋼13上に、谷側に張出した状態で前記プレキャス
ト床版14を載置固定する。このプレキャスト床版14
の固定方法は任意であるが、例えば、H形鋼13の他方
(上側)のフランジ13bに予め植立した複数のジベル
38(図3)を利用するようにしてもよく、この場合
は、簡単かつ確実にプレキャスト床版14をH形鋼13
上に固定できる。
【0015】上記プレキャスト床版14の一枚は、トラ
ック輸送可能な大きさとなっており、これらを左右2列
のH形鋼13上に相互に接して並べ、それぞれは上記し
た態様でH形鋼13に固定し、さらに各プレキャスト床
版14の相互の間隙は目地で埋めるようにする。このよ
うに基礎梁としてのH形鋼13上にプレキャスト床版1
4を敷設することで、元々の路床A上に高架式に人工路
床Eが構築され(図1)、この人工路床E上に舗装を施
して道路は完成する。なお、前記プレキャスト床版14
の敷設に際しては、その所定数を一組として、これらを
PC鋼線で横締めするようにしてもよく、これにより、
プレストレスが与えられた、強度的に優れた人工路床E
が完成する。
【0016】このようにして完成した道路は、その基礎
となるマイクロパイル11が、圧縮および引張の両方向
で大きな支持力を発揮するので、比較的大きなピッチで
マイクロパイル11を打設しても強度的に安定した人工
路床Eを得ることができる。しかも、このマイクロパイ
ル11の芯材としての鋼管16は100 〜300mm 程度の小
口径となっているので、これを地盤B中へ貫入するため
に行う削孔を、小型の施工機械および設備を用いて行う
ことができ、狭隘な場所でも効率よく道路の拡幅工事を
行うことできる。また、本第1の実施の形態において
は、マイクロパイル11の杭頭に連結部材12を介して
H形鋼13を載せ、この上にプレキャスト床版14を敷
設するようにしているので、人工路床Eを簡単に高架式
とすることができ、この場合は、人工路床Eの下側の空
所を建設廃材の収納空間として有効利用する。なお、前
記マイクロパイル11は、路床Aの幅方向により多数列
(3列以上)に打設してもよいことはもちろんである。
【0017】図5は、本発明の第2の実施の形態を示し
たものである。本第2の実施の形態の特徴とするところ
は、上記第1の実施の形態に対して、路床Aの山D側に
斜杭状に他のマイクロパイル40を追加的に打設し、こ
の斜杭状のマイクロパイル40の杭頭部と前記山D側に
打設したマイクロパイル11の杭頭部に固定したH形鋼
13とを補強部材41により連結した点にある。本第2
の実施の形態によれば、鉛直杭としてのマイクロパイル
11と斜杭としてのマイクロパイル40とが一体となっ
て、いわゆる組杭様式で人工路床Eを支持するので、そ
の支持力は第1の実施の形態よりも増大し、プレキャス
ト床版14の谷C側への張出し長さを大きくして、より
一層の道路拡幅を図ることができる。また、このように
組杭様式とした場合は、大きな水平抵抗力を発揮して抑
止杭としても機能するので、地すべり対策としても有効
となる。なお、この斜杭状のマイクロパイル40は、谷
C側のマイクロパイル11に隣接して打設してもよいこ
とはもちろん、各マイクロパイル11に対して選択的に
打設してもよい。
【0018】図6は、本発明の第3の実施の形態を示し
たものである。本第3の実施の形態の特徴とするところ
は、前記第1の実施の形態におけるマイクロパイル11
の打設に先行して、路床A下の地盤(ここでは、軟弱地
盤)B中に高圧噴射攪拌工法により地盤改良柱50を造
成する点にある。
【0019】上記地盤改良柱50を造成するには、始め
に、前出図2のに示した態様で、削孔ロッド22の先
端の偏心拡径ビット21により地盤B中に削孔を行う。
なお、この工程で用いる鋼管は、前記逆止弁20を有す
る鋼管16である必要はなく、汎用の鋼管を用いてもよ
い。次に、図7に示すように、鋼管(ここでは逆止弁
20付きの鋼管)16内に、先端に噴射ノズル51を有
する注入ロッド52を挿入し、両者を、図示を略す処理
機に支持させて前記偏心拡径ビット21により削孔した
ガイド穴53に一体的に挿入する。この時、鋼管16の
先端から注入ロッド52の先端の噴射ノズル51が突出
するように両者を位置決めし、かつ注入ロッド52を回
転させる。そして、噴射ノズル51が前記路床面より所
定深さL(図6)に達したら、回転する注入ロッド52
内にセメントミルクなどのグラウト(ここでは、水−セ
メント比(W/C) 60〜70%程度)を圧送する。する
と、注入ロッド52の先端の噴射ノズル51から周辺地
盤にグラウトが高圧噴射され、このグラウトによって鋼
管16の周りの地盤が攪拌混合されて、大径の地盤改良
柱50が形成される。なお、このグラウト噴射に際して
は、高圧水または圧縮エアを併用するのが望ましい。
【0020】上記攪拌混合層50は、鋼管16および注
入ロッド52の下降に応じて次第に下方へ拡大し、噴射
ノズル51がガイド穴53の底部に到達した段階では、
図7のに示すように、ガイド穴53の周りに所定の長
さの地盤改良柱50が造成される。そして、この段階で
注入ロッド52に対するグラウトの圧送を停止し、注入
ロッド52を鋼管16から引抜いて、その代わりに、図
7のに示すように、前記第1の実施の形態で用いたも
の(図2)と同じ注入機24を鋼管16内に挿入する。
その後は、前記第1の実施の形態と同じ手順で、注入機
24を鋼管16の最深位置から所定のピッチで引上げな
がら、逆止弁20を開いて鋼管16の周りにセメントモ
ルタルなどの硬化剤(ここでは、水−セメント比(W/C)
40〜50%程度)を噴出させ、鋼管16の周りに前記
定着層17を形成する。
【0021】これにより、前出図6に示したように、高
圧噴射攪拌工法により造成した地盤改良柱50内にマイ
クロパイル11が打設されることになり、以降、第1の
実施の形態と同じ手順で、各列のマイクロパイル11の
杭頭部同士を連結部材12を介してH形鋼13により剛
結し、さらに、このH形鋼13上に、谷C側に張出した
状態でプレキャスト床版14を載置固定して人工路床E
を構築し、道路を完成させる。本第3の実施の形態にお
いては、地盤改良柱50内にマイクロパイル11を打設
することで、地盤Bが軟弱地盤であっても十分な支持力
が得られ、軟弱地盤を対象としても有効に道路拡幅工法
を実施できる。
【0022】なお、上記3つの実際の形態においては、
基礎梁としてH形鋼13を用いたが、本発明は、この基
礎梁をコンクリート梁から構成してもよいものである。
また、上記3つの実際の形態においては、人工路床Eす
なわち新たな道路を高架式として構築したが、これを非
高架式として構築してもよいことはもちろんで、この場
合は、マイクロパイル11の杭頭部を基礎梁(13)で
剛結した後、こNO基礎梁の相互間に、路床Aの造成時
に発生した土砂を埋戻すようにする。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、第1の発明によ
れば、マイクロパイルを基礎に用いることで、施工容易
となるばかりか、狭隘な場所でも効率よく道路を拡幅で
き、工期の短縮と工費の低減に大きく寄与する効果を奏
する。また、第2の発明によれば、マイクロパイルの打
設域に予め高圧噴射攪拌工法による地盤改良柱を造成す
るので、上記第1の発明の効果に加えて、軟弱地盤を対
象にもしても有効に道路を拡幅でき、その適用範囲は拡
大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を模式的に示す断面
図である。
【図2】マイクロパイルの打設方法を工程順に示す断面
図である。
【図3】マイクロパイルの杭頭に対するH形鋼(基礎
梁)の結合構造を示す正面図である。
【図4】マイクロパイルとH形鋼とを結合する連結部材
の構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を模式的に示す断面
図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を模式的に示す断面
図である。
【図7】第3の実施の形態で行う地盤改良柱の造成とマ
イクロパイルの打設とを工程順に示す断面図である。
【図8】従来の道路拡幅工法を模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 マイクロパイル 12 連結部材 13 H形鋼(基礎桁) 14 プレキャスト床版 16 マイクロパイルの鋼管 17 マイクロパイルの定着層 20 逆止弁 21 偏心拡径ビット 22 削孔ロッド 24 注入機 40 斜杭状マイクロパイル 50 地盤改良柱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜地に造成された路床下の地盤中に、
    路床面の谷側と山側とに位置して少なくとも2列にマイ
    クロパイルを打設し、次に、各列のマイクロパイルの杭
    頭部同士を基礎梁により剛結し、しかる後、前記基礎梁
    上に、谷側に張出した状態でプレキャスト床版を載置固
    定することを特徴とする道路拡幅工法。
  2. 【請求項2】 基礎梁に、形鋼を用いることを特徴とす
    る請求項1に記載の道路拡幅工法。
  3. 【請求項3】 マイクロパイルの全数または一部を、鉛
    直杭と斜杭とを組合せた組杭様式とすることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の道路拡幅工法。
  4. 【請求項4】 マイクロパイルの打設に先行して、路床
    下の地盤中に高圧噴射攪拌工法により地盤改良柱を造成
    し、しかる後、この地盤改良柱内にマイクロパイルを打
    設することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に
    記載の道路拡幅工法。
JP11102638A 1999-04-09 1999-04-09 道路拡幅工法 Pending JP2000290906A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179220A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 West Nippon Expressway Co Ltd 斜面安定工法及び地すべり鋼管抑止杭
JP2016141976A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社大林組 鋼管の継手構造及びそれを用いた鋼管杭の埋込み方法
CN106245655A (zh) * 2016-07-26 2016-12-21 中交第航务工程局有限公司 利用微型钢管桩的深基坑支护施工方法
KR102413486B1 (ko) * 2022-01-05 2022-06-24 백성진 완충력을 이용한 PC(Prestressed Concrete)볼트를 이용하고 시공안전성을 겸비한 캔틸레버 잔도 및 그 시공방법

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