JP2000290543A - 特に建築工業で使用可能な剥離用組成物 - Google Patents
特に建築工業で使用可能な剥離用組成物Info
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- JP2000290543A JP2000290543A JP2000086338A JP2000086338A JP2000290543A JP 2000290543 A JP2000290543 A JP 2000290543A JP 2000086338 A JP2000086338 A JP 2000086338A JP 2000086338 A JP2000086338 A JP 2000086338A JP 2000290543 A JP2000290543 A JP 2000290543A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 最小量の増粘剤で所望粘度に直接調節するこ
とができるコストの安い特に建築工業で使用可能な剥離
用組成物。 【解決方法】 下記成分 (A)〜(D) で構成されるペイン
ト、被覆膜および残留接着剤を剥離するため剥離用組成
物(ただし、 (A)+(B)+(C) 100 重量部に対して成分
(A)は少なくとも40重量部): (A)増粘性を有する少なくとも1種の無機充填剤、 (B)少なくとも1種の二塩基性エステル、 (C)少なくとも1種の双極性非プロトン溶媒、 (D)セルロース増粘剤、熱分解シリカおよび分散剤の
中から選択される少なくとも1種の添加剤、
とができるコストの安い特に建築工業で使用可能な剥離
用組成物。 【解決方法】 下記成分 (A)〜(D) で構成されるペイン
ト、被覆膜および残留接着剤を剥離するため剥離用組成
物(ただし、 (A)+(B)+(C) 100 重量部に対して成分
(A)は少なくとも40重量部): (A)増粘性を有する少なくとも1種の無機充填剤、 (B)少なくとも1種の二塩基性エステル、 (C)少なくとも1種の双極性非プロトン溶媒、 (D)セルロース増粘剤、熱分解シリカおよび分散剤の
中から選択される少なくとも1種の添加剤、
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は剥離用組成物に関す
るものであり、特にペイントや被膜(例えばアクリルの
ペイントや被膜)の剥離あるいは残留接着剤(例えばカ
ーペットやタイルの残留接着剤)の剥離に用いられる特
に建築分野で使用可能な剥離用組成物に関するものであ
る。
るものであり、特にペイントや被膜(例えばアクリルの
ペイントや被膜)の剥離あるいは残留接着剤(例えばカ
ーペットやタイルの残留接着剤)の剥離に用いられる特
に建築分野で使用可能な剥離用組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築分野の大部分のペイント剥離剤はメ
タノールを添加した塩化メチレンをベースにしたもので
あり、一般にはセルロース化合物で増粘され、添加剤と
して少量の無機充填剤(例えばシリカまたは炭酸カルシ
ウム)を含んでいる。しかし、塩化メチレンは揮発性が
高く、毒性が強いため他のものに代えることが望まれて
いる。塩化メチレン/メタノール相乗混合物を代りに用
いたものも存在するが、これは一般に高価で、しかも配
合物の少なくとも90重量%を占め、残りの10%は増粘剤
(一般にセルロースまたはアクリル誘導体から選択され
る)である。一般にこの増粘剤は溶媒および各種添加剤
(例えば活性化剤、界面活性剤、腐食防止剤)より高価
である。
タノールを添加した塩化メチレンをベースにしたもので
あり、一般にはセルロース化合物で増粘され、添加剤と
して少量の無機充填剤(例えばシリカまたは炭酸カルシ
ウム)を含んでいる。しかし、塩化メチレンは揮発性が
高く、毒性が強いため他のものに代えることが望まれて
いる。塩化メチレン/メタノール相乗混合物を代りに用
いたものも存在するが、これは一般に高価で、しかも配
合物の少なくとも90重量%を占め、残りの10%は増粘剤
(一般にセルロースまたはアクリル誘導体から選択され
る)である。一般にこの増粘剤は溶媒および各種添加剤
(例えば活性化剤、界面活性剤、腐食防止剤)より高価
である。
【0003】ペイント用剥離組成物に関する特許の多く
では、配合物中に無機物質(一般に無機粉末)を低比率
(20重量%以下、一般に5重量%以下)で含んでいる。
この無機粉末(シリカ、熱分解シリカ、クレー、ベント
ナイト、炭酸カルシウム等)の添加の役目は常にレオロ
ジーを最適化して、チキソトロピックな配合物を得るこ
とにある(チキソトロピーとは長時間静止しておいた後
に速度勾配または応力を急激に加え、その後一定状態を
維持した際に見掛け粘度が流れ時間中低下する現象であ
る)。一般には無機化合物は有機増粘剤(セルロース、
アクリル等)と組み合わされるが、この増粘剤は溶媒、
その他の添加剤よりも高価である。従って、配合物中で
の増粘剤の使用量は所望の増粘が得られる最小量に限定
される。
では、配合物中に無機物質(一般に無機粉末)を低比率
(20重量%以下、一般に5重量%以下)で含んでいる。
この無機粉末(シリカ、熱分解シリカ、クレー、ベント
ナイト、炭酸カルシウム等)の添加の役目は常にレオロ
ジーを最適化して、チキソトロピックな配合物を得るこ
とにある(チキソトロピーとは長時間静止しておいた後
に速度勾配または応力を急激に加え、その後一定状態を
維持した際に見掛け粘度が流れ時間中低下する現象であ
る)。一般には無機化合物は有機増粘剤(セルロース、
アクリル等)と組み合わされるが、この増粘剤は溶媒、
その他の添加剤よりも高価である。従って、配合物中で
の増粘剤の使用量は所望の増粘が得られる最小量に限定
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は無機充填剤
からなる増粘系を用いることによって無機充填剤を高比
率で二塩基性エステル/双極性非プロトン溶媒混合液と
組合せることができ、それによって最小量の増粘剤で所
望粘度に直接調節することができるコストの安い剥離用
組成物を得ることができるということを見出した。剥離
用組成物の効果を高くするためには加える無機充填剤を
剥離用組成物の十分な親和性が得られるように剥離すべ
きペイント、被覆膜または接着剤が塗布された基材に応
じて選択し、および/または剥離用組成物に対する剥離
すべきペイントまたは被覆剤の十分な混和性が得られる
ようにペイントまたは被覆剤中の無機充填剤に応じて変
えで選択するのが有利である。
からなる増粘系を用いることによって無機充填剤を高比
率で二塩基性エステル/双極性非プロトン溶媒混合液と
組合せることができ、それによって最小量の増粘剤で所
望粘度に直接調節することができるコストの安い剥離用
組成物を得ることができるということを見出した。剥離
用組成物の効果を高くするためには加える無機充填剤を
剥離用組成物の十分な親和性が得られるように剥離すべ
きペイント、被覆膜または接着剤が塗布された基材に応
じて選択し、および/または剥離用組成物に対する剥離
すべきペイントまたは被覆剤の十分な混和性が得られる
ようにペイントまたは被覆剤中の無機充填剤に応じて変
えで選択するのが有利である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、下記成
分 (A)〜(D) で構成される特にペイント、被覆膜および
残留接着剤を剥離するための特に建築工業で使用可能な
剥離用組成物にある(ただし、 (A)+(B)+(C) 100 重
量部に対して成分(A)は少なくとも40重量部): (A)増粘性を有する少なくとも1種の無機充填剤、
(B)少なくとも1種の二塩基性エステル、(C)少なく
とも1種の双極性非プロトン溶媒、(D)セルロース増粘
剤、熱分解シリカおよび分散剤の中から選択される少な
くとも1種の添加剤。
分 (A)〜(D) で構成される特にペイント、被覆膜および
残留接着剤を剥離するための特に建築工業で使用可能な
剥離用組成物にある(ただし、 (A)+(B)+(C) 100 重
量部に対して成分(A)は少なくとも40重量部): (A)増粘性を有する少なくとも1種の無機充填剤、
(B)少なくとも1種の二塩基性エステル、(C)少なく
とも1種の双極性非プロトン溶媒、(D)セルロース増粘
剤、熱分解シリカおよび分散剤の中から選択される少な
くとも1種の添加剤。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の組成物は(A)+(B)+(C)1
00重量部に対して下記成分 (A)〜(C) で構成することが
できる: (A)=40〜80、特に45〜70重量部(B)=10〜50、特に
20〜40重量部(C)=5〜20、特に5〜15重量部。
00重量部に対して下記成分 (A)〜(C) で構成することが
できる: (A)=40〜80、特に45〜70重量部(B)=10〜50、特に
20〜40重量部(C)=5〜20、特に5〜15重量部。
【0007】「増粘性を有する無機充填剤(A)」とは2
0回転/分で約6000mPa.sあるいは100回転/分で2000mP
a.sの粘度の配合物が得られる天然または合成の無機粉
末を意味する。一般に無機充填剤(A)の平均粒径は0.1
〜200μm、特に1〜100μmである。これより小さい粒径
でも少ない充填剤量で同じ粘度を得ることができるが、
経済的には望ましくない。
0回転/分で約6000mPa.sあるいは100回転/分で2000mP
a.sの粘度の配合物が得られる天然または合成の無機粉
末を意味する。一般に無機充填剤(A)の平均粒径は0.1
〜200μm、特に1〜100μmである。これより小さい粒径
でも少ない充填剤量で同じ粘度を得ることができるが、
経済的には望ましくない。
【0008】無機充填剤(A)の例としては炭酸カルシ
ウム、シリカ、亜燐酸カルシウム、水酸化カルシウム
(Ca(OH)2)、クレーおよびベントナイトを挙げること
ができる。無機充填剤成分(A)として炭酸カルシウム
または亜燐酸カルシウムを含む本発明の組成物は炭酸カ
ルシウムを大量に含むアクリル外壁被覆剤の剥離に極め
て有効であることが確認されている。
ウム、シリカ、亜燐酸カルシウム、水酸化カルシウム
(Ca(OH)2)、クレーおよびベントナイトを挙げること
ができる。無機充填剤成分(A)として炭酸カルシウム
または亜燐酸カルシウムを含む本発明の組成物は炭酸カ
ルシウムを大量に含むアクリル外壁被覆剤の剥離に極め
て有効であることが確認されている。
【0009】二塩基性エステル(B)は特に脂肪族二塩基
性エステル、特に少なくとも1種のC4-C6脂肪族二塩基酸
のC1-C4アルキルジエステルの中から選択され、特に琥
珀酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチ
ルおよびこれらの混合物を挙げることができる。双極性
非プロトン溶媒(C)はジメチルスルホキシド、N-メチ
ルピロリドン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリ
ル、N-メチルモルホリン、γ-ブチロラクトンおよびジ
メチルアセトアミドの中から選択するのが有利である。
ジメチルスホキシドおよびN-メチルピロリドンが好まし
い。
性エステル、特に少なくとも1種のC4-C6脂肪族二塩基酸
のC1-C4アルキルジエステルの中から選択され、特に琥
珀酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチ
ルおよびこれらの混合物を挙げることができる。双極性
非プロトン溶媒(C)はジメチルスルホキシド、N-メチ
ルピロリドン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリ
ル、N-メチルモルホリン、γ-ブチロラクトンおよびジ
メチルアセトアミドの中から選択するのが有利である。
ジメチルスホキシドおよびN-メチルピロリドンが好まし
い。
【0010】本発明剥離用組成物は下記成分を含むこと
ができる: (A)+(B)+(C)100重量部に対して0.05〜0.5重量部、特
に0.1〜0.3重量部の少なくとも1種のセルロース増粘剤
および/または(A)+(B)+(C)100重量部に対して0.1〜
5重量部、特に0.5〜3重量部の熱分解シリカからなる
少なくとも1種の無機増粘剤および/または(A)+(B)+
(C)100重量部に対して0.1〜10重量部、特に0.5〜2重量
部の少なくとも1種の分散剤。
ができる: (A)+(B)+(C)100重量部に対して0.05〜0.5重量部、特
に0.1〜0.3重量部の少なくとも1種のセルロース増粘剤
および/または(A)+(B)+(C)100重量部に対して0.1〜
5重量部、特に0.5〜3重量部の熱分解シリカからなる
少なくとも1種の無機増粘剤および/または(A)+(B)+
(C)100重量部に対して0.1〜10重量部、特に0.5〜2重量
部の少なくとも1種の分散剤。
【0011】セルロース増粘剤の例としてはDow Chemic
al社から市販のMETHOCELL 311 を挙げることができる。
この増粘剤の製造方法は“ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースエーテル”の名称の米国特許第3,388,082 号に
記載されている。分散剤の例としてはCECAから商品名
“BEYCOSTAT A081" で市販の2-エチルヘキサノールのリ
ン酸エステルを挙げることができる。
al社から市販のMETHOCELL 311 を挙げることができる。
この増粘剤の製造方法は“ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースエーテル”の名称の米国特許第3,388,082 号に
記載されている。分散剤の例としてはCECAから商品名
“BEYCOSTAT A081" で市販の2-エチルヘキサノールのリ
ン酸エステルを挙げることができる。
【0012】本発明の剥離用組成物は(A)+(B)+(C)100
重量部に対して1〜10重量部の少なくとも1種の芳香剤
剤および/または1〜15重量部の少なくとも1種の活性
化剤をさらに含むことができる。本発明剥離用組成物は
塗布後数時間作用させ、その後、乾燥薄片を塗装用へら
で押すだけ剥離できるので、極めて有利であるというこ
とがわかっている。除去および処理が困難な湿った粘着
性残留物が除去され、大抵の場合にはコンクリート壁ま
たは煉瓦壁等のきれいな基材面が得られる。以下、本発
明の実施例を説明するが、本発明が下記実施例に限定さ
れるものではない。
重量部に対して1〜10重量部の少なくとも1種の芳香剤
剤および/または1〜15重量部の少なくとも1種の活性
化剤をさらに含むことができる。本発明剥離用組成物は
塗布後数時間作用させ、その後、乾燥薄片を塗装用へら
で押すだけ剥離できるので、極めて有利であるというこ
とがわかっている。除去および処理が困難な湿った粘着
性残留物が除去され、大抵の場合にはコンクリート壁ま
たは煉瓦壁等のきれいな基材面が得られる。以下、本発
明の実施例を説明するが、本発明が下記実施例に限定さ
れるものではない。
【0013】
【実施例】実施例で用いた成分は以下の通り: (A)無機充填剤 CaCO3No.1=Prolabo社から商品名“RECTAPUR"で市販の
平均粒径が40μmの沈降炭酸カルシウム。CaCO3No.2=OM
YAから商品名“DURCAL 40"で市販の平均粒径が40μmの
天然炭酸カルシウム。CaHPO3=CECA製の天然亜燐酸カル
シウム。 (B)二塩基性エステル DBE=ローヌ−プラン(Rhone-Poulenc)から商品名“PR
DE"で市販の15/62/23アジピン酸ジメチル/グルタル
酸ジメチル/琥珀酸ジメチルの下記化学組成(重量%)
を有する二塩基性エステル。 (C) 他の添加剤 熱分解シリカ=Degussaから商品名“AEROSIL 0X 50"で
市販の密度が2.2g/cm3の熱分解法シリカ。セルロース増
粘剤=Dow Chemical社から商品名 “METHOCELL 311" で
市販のセルロース増粘剤。分散剤=商品名 “BEYCOSTAT
A081" で市販の2-エチルヘキサノールのリン酸エステ
ル。
平均粒径が40μmの沈降炭酸カルシウム。CaCO3No.2=OM
YAから商品名“DURCAL 40"で市販の平均粒径が40μmの
天然炭酸カルシウム。CaHPO3=CECA製の天然亜燐酸カル
シウム。 (B)二塩基性エステル DBE=ローヌ−プラン(Rhone-Poulenc)から商品名“PR
DE"で市販の15/62/23アジピン酸ジメチル/グルタル
酸ジメチル/琥珀酸ジメチルの下記化学組成(重量%)
を有する二塩基性エステル。 (C) 他の添加剤 熱分解シリカ=Degussaから商品名“AEROSIL 0X 50"で
市販の密度が2.2g/cm3の熱分解法シリカ。セルロース増
粘剤=Dow Chemical社から商品名 “METHOCELL 311" で
市販のセルロース増粘剤。分散剤=商品名 “BEYCOSTAT
A081" で市販の2-エチルヘキサノールのリン酸エステ
ル。
【0014】下記実施例では比率は全て重量部である。調製例1 下記の配合物を調製した: CaCO3No.1 53.75 DBE 35.50 ジメチルスルホキシド 10.75 熱分解法シリカ 2 セルロース増粘剤 0.2 調製全体は室温(25℃)、(好ましくは固体を液体中に
分散させるタービンで)攪拌しながら(約400回転/
分)行う。先ず溶媒を導入し、次いで炭酸カルシウムを
添加する。この段階では混合物は均質ではない。さらに
攪拌しながら熱分解シリカとセルロース増粘剤とを導入
する。
分散させるタービンで)攪拌しながら(約400回転/
分)行う。先ず溶媒を導入し、次いで炭酸カルシウムを
添加する。この段階では混合物は均質ではない。さらに
攪拌しながら熱分解シリカとセルロース増粘剤とを導入
する。
【0015】調製例2 調製例1と同じ条件下で調製したが、CaCO3No.1の代わ
りにCaCO3No.2を用いた。調製例3 調製例2と同じ条件下で調製したが、調製の最後にこの
配合物にSPCIから商品名 “TERSOL S" で市販のp-メン
タジエンとα-ピネンとで基本的に構成されるテルペン
混合物を5.38重量部混和した。実施例2とは違って無臭
ではなく、松のさわやかな心地よい香りがする剥離用生
成物が得られる。調製例4〜7 下記の配合物を調製した。なお、この実施例では調製例
1と同じ条件下で調製したが、最後に熱分解法シリカ、
分散剤、セルロース増粘剤およびd-リモネンを導入し
た。
りにCaCO3No.2を用いた。調製例3 調製例2と同じ条件下で調製したが、調製の最後にこの
配合物にSPCIから商品名 “TERSOL S" で市販のp-メン
タジエンとα-ピネンとで基本的に構成されるテルペン
混合物を5.38重量部混和した。実施例2とは違って無臭
ではなく、松のさわやかな心地よい香りがする剥離用生
成物が得られる。調製例4〜7 下記の配合物を調製した。なお、この実施例では調製例
1と同じ条件下で調製したが、最後に熱分解法シリカ、
分散剤、セルロース増粘剤およびd-リモネンを導入し
た。
【0016】
【表1】
【0017】適用例8 実施例1〜7の各剥離用組成物を、張り替えのために取
り除く必要のあるカーペットまたはタイルの接着剤残留
物が残っているコンクリート基材に塗布した。剥離用組
成物は接着剤残留物のある部分に約0.5mmの厚さで刷毛
で塗布した。接触してから6時間後(調整例4と7の剥
離用組成物の場合は2時間後)に剥離用組成物をへらで
こすり落すと、コンクリート基材を露出させることがで
きた。
り除く必要のあるカーペットまたはタイルの接着剤残留
物が残っているコンクリート基材に塗布した。剥離用組
成物は接着剤残留物のある部分に約0.5mmの厚さで刷毛
で塗布した。接触してから6時間後(調整例4と7の剥
離用組成物の場合は2時間後)に剥離用組成物をへらで
こすり落すと、コンクリート基材を露出させることがで
きた。
【0018】適用例9 煉瓦壁に被覆剤として塗布されたアクリルペイント上に
実施例1〜7の各剥離用組成物を約0.5mmの厚さでロー
ラで塗布した。接触してから3時間後に剥離用組成物を
へらでこすり落した。ペイントの乾燥した薄片が得ら
れ、煉瓦基材を露出させることができた。
実施例1〜7の各剥離用組成物を約0.5mmの厚さでロー
ラで塗布した。接触してから3時間後に剥離用組成物を
へらでこすり落した。ペイントの乾燥した薄片が得ら
れ、煉瓦基材を露出させることができた。
Claims (13)
- 【請求項1】 下記成分 (A)〜(D) で構成されるペイン
ト、被覆膜および残留接着剤を剥離するため剥離用組成
物: (A)増粘性を有する少なくとも1種の無機充填剤、
(B)少なくとも1種の二塩基性エステル、(C)少なく
とも1種の双極性非プロトン溶媒、(D)セルロース増粘
剤、熱分解シリカおよび分散剤の中から選択される少な
くとも1種の添加剤、(ただし、 (A)+(B)+(C) 100
重量部に対して成分(A)は少なくとも40重量部) - 【請求項2】 下記成分 (A)〜(C) で構成される請求項
1に記載の剥離用組成物(ただし、(A)+(B)+(C)=100
重量部): (A)=40〜80重量部、 (B)=10〜50重量部、 (C)=5〜20重量部。 - 【請求項3】 下記成分 (A)〜(C) で構成される請求項
2に記載の剥離用組成物(ただし、(A)+(B)+(C)=100
重量部): (A)=45〜70重量部、 (B)=20〜40重量部、 (C)=5〜15重量部。 - 【請求項4】 無機充填剤(A)の平均粒径が0.1〜200μm
である請求項1〜3のいずれか一項に記載の剥離用組成
物。 - 【請求項5】 無機充填剤(A)が炭酸カルシウム、シリ
カ、亜燐酸カルシウム、水酸化カルシウム(Ca(O
H)2)、クレーおよびベントナイトの中から選択される
請求項1〜4のいずれか一項に記載の剥離用組成物。 - 【請求項6】 二塩基性エステル(B)がC4-C6脂肪族二塩
基酸のC1-C4アルキルジエステルの中から選択される請
求項1〜5のいずれか一項に記載の剥離用組成物。 - 【請求項7】 二塩基性エステル(B)が琥珀酸ジメチ
ル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチルおよびこ
れらの混合物の中から選択される請求項6に記載の剥離
用組成物。 - 【請求項8】 双極性非プロトン溶媒(C)がジメチル
スルホキシド、N-メチルピロリドン、ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、N-メチルモルホリン、γ-ブチ
ロラクトンおよびジメチルアセトアミドの中から選択さ
れる請求項1〜7のいずれか一項に記載の剥離用組成
物。 - 【請求項9】 (A)+(B)+(C)100重量部に対して0.05〜
0.5重量部の少なくとも1種のセルロース増粘剤および/
または0.1〜5重量部の熱分解シリカから成る少なくと
も1種の無機増粘剤および/または0.1〜10重量部の少な
くとも1種の分散剤を含む請求項1〜8のいずれか一項
に記載の剥離用組成物。 - 【請求項10】 分散剤が2-エチルヘキサノールのリン
酸エステルである請求項9に記載の剥離用組成物。 - 【請求項11】 (A)+(B)+(C)100重量部に対し1〜1
0重量部の少なくとも1種の芳香剤をさらに含む請求項1
〜10のいずれか一項に記載の剥離用組成物。 - 【請求項12】 (A)+(B)+(C)100重量部に対して1〜
15重量部の少なくとも1種の活性化剤をさらに含む請求
項1〜11のいずれか一項に記載の剥離用組成物。 - 【請求項13】 活性化剤がd-リモネンである請求項1
2に記載の剥離用組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9903746A FR2791349B1 (fr) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | Composition decapante, utilisable notamment dans le domaine du batiment |
FR9903746 | 1999-03-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290543A true JP2000290543A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=9543637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000086338A Pending JP2000290543A (ja) | 1999-03-25 | 2000-03-27 | 特に建築工業で使用可能な剥離用組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1038928A1 (ja) |
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