JP2653673B2 - 被覆物を剥離するための水性組成物 - Google Patents
被覆物を剥離するための水性組成物Info
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- JP2653673B2 JP2653673B2 JP63137163A JP13716388A JP2653673B2 JP 2653673 B2 JP2653673 B2 JP 2653673B2 JP 63137163 A JP63137163 A JP 63137163A JP 13716388 A JP13716388 A JP 13716388A JP 2653673 B2 JP2653673 B2 JP 2653673B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本出願は、1987年、6月4日出願の米国特許第58,162
号の一部継続出願(C−I−P)である。
号の一部継続出願(C−I−P)である。
従来の技術 本発明は、表面から被覆物を剥離する組成物に関す
る。
る。
ペイント、ワニスなどの被覆物を剥離する組成物は、
長年にわたつて用いられてきている。これらの組成物の
大部分は、二つの一般的種類に該当する。第一の種類
は、剥離剤組成物の化学作用によつて被覆物を侵すもの
で、この剥離剤は通常アルカリ又は酸より成る。この型
のペイント剥離剤は、アルカリ及び酸組成物より成る
が、例えば、米国特許第3,681,250号、第3,615,825号、
第3,972,839号に記載のものである。これらのアルカリ
又は酸組成物は、処理後にアルカリ又は酸を完全に除去
することを確実にしなければならないので、相当な後処
理を必要とし、被覆される木材を変色することが見出さ
れてきている。第二の種類のものは、組成物の構成成分
が被覆物を溶解あるいは少なくとも軟化する溶媒力に基
づくものである。第二の型のものに於いては、芳香族炭
化水素、低級脂肪酸エステル、ケトン、アルコール、塩
素化溶剤、あるいはこれらに類似な有機溶媒を用いるの
が一般的である。しかし、これらの液体は、上記圧が高
いので、結果としては、ペイント又はラツカーの表面を
当液体溶媒で濡らして置くことが困難になる。そこで、
これらの有機溶媒にパアフイン蝋を添加することによつ
てこの困難を克服することが提唱されている。趣旨は、
溶媒の蒸発速度を減少させ、かくして、除去されるべき
被覆物に溶媒が接触している時間を延長させ、その結
果、被覆物が十分に軟化され、容易に剥離され得るよう
にするということである。もつとも、このパラフイン蝋
は次の工程で除去しなければならない。これら第二の型
の溶媒は、広い範囲の適用を享受しており、許容しうる
程度の揮散特性も有していることが見出されているが、
健康の面、及び環境とその使用者への安全性に対する危
険の面からすると、これらの溶媒を用いることは疑問視
されている。米国特許第4.120,810号によれば、広い範
囲の表面に有効で主にその緩慢な蒸発速度のために塗布
面当たりより多くのペイント層に浸透する力のあるペイ
ント揮散剤として、N−メチル2−ピロリドン、及び炭
素原子を六個より多く有する芳香族炭化水素の混合物を
用いることが開示されている。この物質は、原材料のコ
ストが高いということと、使用芳香族には毒性が心配さ
れるという欠点を有する。
長年にわたつて用いられてきている。これらの組成物の
大部分は、二つの一般的種類に該当する。第一の種類
は、剥離剤組成物の化学作用によつて被覆物を侵すもの
で、この剥離剤は通常アルカリ又は酸より成る。この型
のペイント剥離剤は、アルカリ及び酸組成物より成る
が、例えば、米国特許第3,681,250号、第3,615,825号、
第3,972,839号に記載のものである。これらのアルカリ
又は酸組成物は、処理後にアルカリ又は酸を完全に除去
することを確実にしなければならないので、相当な後処
理を必要とし、被覆される木材を変色することが見出さ
れてきている。第二の種類のものは、組成物の構成成分
が被覆物を溶解あるいは少なくとも軟化する溶媒力に基
づくものである。第二の型のものに於いては、芳香族炭
化水素、低級脂肪酸エステル、ケトン、アルコール、塩
素化溶剤、あるいはこれらに類似な有機溶媒を用いるの
が一般的である。しかし、これらの液体は、上記圧が高
いので、結果としては、ペイント又はラツカーの表面を
当液体溶媒で濡らして置くことが困難になる。そこで、
これらの有機溶媒にパアフイン蝋を添加することによつ
てこの困難を克服することが提唱されている。趣旨は、
溶媒の蒸発速度を減少させ、かくして、除去されるべき
被覆物に溶媒が接触している時間を延長させ、その結
果、被覆物が十分に軟化され、容易に剥離され得るよう
にするということである。もつとも、このパラフイン蝋
は次の工程で除去しなければならない。これら第二の型
の溶媒は、広い範囲の適用を享受しており、許容しうる
程度の揮散特性も有していることが見出されているが、
健康の面、及び環境とその使用者への安全性に対する危
険の面からすると、これらの溶媒を用いることは疑問視
されている。米国特許第4.120,810号によれば、広い範
囲の表面に有効で主にその緩慢な蒸発速度のために塗布
面当たりより多くのペイント層に浸透する力のあるペイ
ント揮散剤として、N−メチル2−ピロリドン、及び炭
素原子を六個より多く有する芳香族炭化水素の混合物を
用いることが開示されている。この物質は、原材料のコ
ストが高いということと、使用芳香族には毒性が心配さ
れるという欠点を有する。
米国特許第4,508,634号には、ペイント、グリース、
泥などの汚れを皮膚から取り除く組成物が開示されてい
る。この組成物は、プロピオン カーボネート、水、少
なくとも一つの有機助溶媒、少なくとも一つの濃厚剤、
少なくとも一つの中和剤、少なくとも一つの界面活性剤
より成る。この組成物は、有効ではあるが、一般には六
カ月を超えない貯蔵寿命しかない。この制限された短い
貯蔵寿命は、プロピレン カーボネートの存在のためで
ある。
泥などの汚れを皮膚から取り除く組成物が開示されてい
る。この組成物は、プロピオン カーボネート、水、少
なくとも一つの有機助溶媒、少なくとも一つの濃厚剤、
少なくとも一つの中和剤、少なくとも一つの界面活性剤
より成る。この組成物は、有効ではあるが、一般には六
カ月を超えない貯蔵寿命しかない。この制限された短い
貯蔵寿命は、プロピレン カーボネートの存在のためで
ある。
発明の概要 本発明は、表面から被覆物を剥離可能とする、水性、
低毒性、不燃性、チキソトロピツク性組成物を提供す
る。
低毒性、不燃性、チキソトロピツク性組成物を提供す
る。
本組成物は、(1)好ましくは、アジピン酸、グルタ
ル酸、及びこはく酸の二塩基性エステルより成る群から
選ばれる少なくとも一つの二塩基性エステル、(2)
水、及び(3)水溶性・水膨潤性濃厚剤およびこれらの
混合物から選ばれる濃厚剤から本質的には構成されるエ
マルジヨンである。この組成物中の二塩基性エステルの
量は、表面から被覆物を効果的に剥離するに足る量でな
ければならない。この組成物中の濃厚剤の量は、この二
塩基性エステル成分と水とを安定なエマルジヨンに形成
させるに足る量でなければならない。この組成物は、十
分な水を含有しているので、混合物は濡れ性に富み、十
分に長期間垂直表面にも付着し、二塩基性エステルが被
覆物又は仕上げ物に十分長期に接触してそれを確実に剥
離させるようになつている。このエマルジヨンは、少な
くとも50重量%の水を含有しているのが好ましい。
ル酸、及びこはく酸の二塩基性エステルより成る群から
選ばれる少なくとも一つの二塩基性エステル、(2)
水、及び(3)水溶性・水膨潤性濃厚剤およびこれらの
混合物から選ばれる濃厚剤から本質的には構成されるエ
マルジヨンである。この組成物中の二塩基性エステルの
量は、表面から被覆物を効果的に剥離するに足る量でな
ければならない。この組成物中の濃厚剤の量は、この二
塩基性エステル成分と水とを安定なエマルジヨンに形成
させるに足る量でなければならない。この組成物は、十
分な水を含有しているので、混合物は濡れ性に富み、十
分に長期間垂直表面にも付着し、二塩基性エステルが被
覆物又は仕上げ物に十分長期に接触してそれを確実に剥
離させるようになつている。このエマルジヨンは、少な
くとも50重量%の水を含有しているのが好ましい。
この組成物は、広い範囲の被覆物及び表面に有効であ
る。この組成物は、有機重合体被覆物及び仕上げ物、例
えばペイント、ワニス、ラツカー、セラツク、ガム、天
然及び合成樹脂を、水、金属及びプラスチツクのような
表面から剥離せしめるのに有用である。ペイント、イン
ク、グリースなどの皮膚から取り除くのにも、この組成
物が有効であることが見出されてきている。本組成物の
重要な特徴は、蒸発遅延剤又は被膜形成化合物の必要な
しに優れた結果が提供されることである。従つて、後の
工程で取り除く必要があるという欠点を有する蒸発遅延
剤、例えばパラフイン蝋などを処方物に含有させる必要
が無いのである。本組成物の他の特徴は、一年を超える
貯蔵寿命を有するということである。
る。この組成物は、有機重合体被覆物及び仕上げ物、例
えばペイント、ワニス、ラツカー、セラツク、ガム、天
然及び合成樹脂を、水、金属及びプラスチツクのような
表面から剥離せしめるのに有用である。ペイント、イン
ク、グリースなどの皮膚から取り除くのにも、この組成
物が有効であることが見出されてきている。本組成物の
重要な特徴は、蒸発遅延剤又は被膜形成化合物の必要な
しに優れた結果が提供されることである。従つて、後の
工程で取り除く必要があるという欠点を有する蒸発遅延
剤、例えばパラフイン蝋などを処方物に含有させる必要
が無いのである。本組成物の他の特徴は、一年を超える
貯蔵寿命を有するということである。
図面の簡単な説明 第1図は、二塩基性エステル水性エマルジヨンの色々
な濃度に対して、実際ペイント除去率を想定ペイント除
去率に比較するグラフである。
な濃度に対して、実際ペイント除去率を想定ペイント除
去率に比較するグラフである。
第2図は、色々な水性溶媒混合物に対して、相対ペイ
ント除去率を比較するグラフである。
ント除去率を比較するグラフである。
詳細な説明 本発明の組成物は、本質的に水、少なくとも一つの二
塩基性エステル、及び少なくとも一つの水溶性濃厚剤か
ら成る。二塩基性エステルを水と少量の濃厚剤と混合さ
せて生成されるエマルジヨンは、安定状態を維持し、溶
媒としての二塩基性エステルの効力は、水で希釈されな
かつた場合の効力よりほんの僅か小さくなるだけであ
る。
塩基性エステル、及び少なくとも一つの水溶性濃厚剤か
ら成る。二塩基性エステルを水と少量の濃厚剤と混合さ
せて生成されるエマルジヨンは、安定状態を維持し、溶
媒としての二塩基性エステルの効力は、水で希釈されな
かつた場合の効力よりほんの僅か小さくなるだけであ
る。
本発明の組成物において、「本質的に成る」というの
は、「組成物の根本的で新規な特性に実質的に影響を与
えるような他の成分を除外する」ために使用されてい
る。
は、「組成物の根本的で新規な特性に実質的に影響を与
えるような他の成分を除外する」ために使用されてい
る。
二塩基性エステルは本発明の組成物において活性な成
分である。ペイント及び他の被覆物の剥離に必須なの
は、二塩基性エステルの溶解能力性質である。一般に、
本発明の組成物に用いられ得る二塩基性エステルは、分
子量約200までを有する脂肪酸ジエステルを包含する。
本発明の組成物には、一種以上の二塩基性エステルを用
いることができる。これらジエステルは、当技術分野に
おいて周知であり、商業的に入手可能である。本発明の
組成物に好適な市販のジエステルは、イー、アイ、ヂユ
ポン ド ヌモアス社(E.I.du Pont de Nemours and C
o)から市販のヂユポン二塩基性エステル(DBEs)であ
る。本発明の組成物に好ましい二塩基性エステルは、ア
ジピン酸(COOH(CH2)4COOH)、グルタル酸(COOH(CH
2)3COOH)、及びこはく酸(COOH(CH2)2COOH)から誘
導されるエステルである。これらの酸のエステル二つ
が、本発明の組成物に用いられ得るが、これらの酸のエ
ステル三つ全部さえ一緒にして、本発明の組成物に用い
られ得る。これらの酸のジメチル エステルおよびジエ
チル エステルはともに、本発明の組成物に用いられ得
る。
分である。ペイント及び他の被覆物の剥離に必須なの
は、二塩基性エステルの溶解能力性質である。一般に、
本発明の組成物に用いられ得る二塩基性エステルは、分
子量約200までを有する脂肪酸ジエステルを包含する。
本発明の組成物には、一種以上の二塩基性エステルを用
いることができる。これらジエステルは、当技術分野に
おいて周知であり、商業的に入手可能である。本発明の
組成物に好適な市販のジエステルは、イー、アイ、ヂユ
ポン ド ヌモアス社(E.I.du Pont de Nemours and C
o)から市販のヂユポン二塩基性エステル(DBEs)であ
る。本発明の組成物に好ましい二塩基性エステルは、ア
ジピン酸(COOH(CH2)4COOH)、グルタル酸(COOH(CH
2)3COOH)、及びこはく酸(COOH(CH2)2COOH)から誘
導されるエステルである。これらの酸のエステル二つ
が、本発明の組成物に用いられ得るが、これらの酸のエ
ステル三つ全部さえ一緒にして、本発明の組成物に用い
られ得る。これらの酸のジメチル エステルおよびジエ
チル エステルはともに、本発明の組成物に用いられ得
る。
水の目的は、二塩基性エステルが表面の被覆物を軟化
させるために必要な二塩基性エステルの濡れ性及び表
面、特に垂直表面に対する付着性を支援することであ
る。
させるために必要な二塩基性エステルの濡れ性及び表
面、特に垂直表面に対する付着性を支援することであ
る。
濃厚剤の目的は、エステル/水のエマルジヨンを安定
化し、流れの良好な制御性を与えることであり、換言す
れば、濃厚剤が存在すると、この組成物を容易に塗布
し、平坦化し、さらに垂直表面への付着性を有せしめる
ことができる。この濃厚剤は、水に可溶性かあるいは水
に膨潤性でなければならず、また、本発明の組成物の安
定なエマルジヨンの形成を促進する能力がなければなら
ない。本発明の組成物に好ましい濃厚剤としては、ガム
状物質、例えばキサンタン、グアール、イナゴ豆、アル
ギン酸塩、ポリビニール アルコール、ポリアクリレー
ト、澱粉、粘土誘導体、例えばアミン処理マグネシウム
アルミニウム シリケート及びセルローズ誘導体、例
えばヒドロキシプロピルメチルセルローズが挙げれる。
最も好ましい濃厚剤は、粘土誘導体、セルローズ誘導
体、及びキサンタン ガムである。
化し、流れの良好な制御性を与えることであり、換言す
れば、濃厚剤が存在すると、この組成物を容易に塗布
し、平坦化し、さらに垂直表面への付着性を有せしめる
ことができる。この濃厚剤は、水に可溶性かあるいは水
に膨潤性でなければならず、また、本発明の組成物の安
定なエマルジヨンの形成を促進する能力がなければなら
ない。本発明の組成物に好ましい濃厚剤としては、ガム
状物質、例えばキサンタン、グアール、イナゴ豆、アル
ギン酸塩、ポリビニール アルコール、ポリアクリレー
ト、澱粉、粘土誘導体、例えばアミン処理マグネシウム
アルミニウム シリケート及びセルローズ誘導体、例
えばヒドロキシプロピルメチルセルローズが挙げれる。
最も好ましい濃厚剤は、粘土誘導体、セルローズ誘導
体、及びキサンタン ガムである。
エマルジヨンを安定化させ、油性ペイントへの濡れ性
を支援するためには、本発明の組成物に界面活性剤を含
ませることが好ましいが、必ずしも必要ではない。本発
明の組成物に有用な界面活性剤としては、少なくとも10
のHLB値を有する非イオン性またはアニオン性界面活性
剤が挙げられる。
を支援するためには、本発明の組成物に界面活性剤を含
ませることが好ましいが、必ずしも必要ではない。本発
明の組成物に有用な界面活性剤としては、少なくとも10
のHLB値を有する非イオン性またはアニオン性界面活性
剤が挙げられる。
本発明の組成物において有用な他の添加剤としては、
極性助溶媒、例えばN−メチルピロリドンまたはベンジ
ル アルコール、及び研摩用粒子、例えば酸化アルミニ
ウム、シリコン カーバイト、軽石が挙げられる。
極性助溶媒、例えばN−メチルピロリドンまたはベンジ
ル アルコール、及び研摩用粒子、例えば酸化アルミニ
ウム、シリコン カーバイト、軽石が挙げられる。
二塩基性エステルの量は、表面から被覆物を効果的に
剥離することを確実にするに足る量でなければならな
い。濃厚剤の量は、水と二塩基性エステル成分とを安定
なエマルジヨンに形成させるに足る量でなければならな
い。水の量は変わり得るが、本質的には、組成物全量
と、二塩基性エステル成分、濃厚剤成分、および界面活
性剤の量との差である。
剥離することを確実にするに足る量でなければならな
い。濃厚剤の量は、水と二塩基性エステル成分とを安定
なエマルジヨンに形成させるに足る量でなければならな
い。水の量は変わり得るが、本質的には、組成物全量
と、二塩基性エステル成分、濃厚剤成分、および界面活
性剤の量との差である。
組成物中の水の濃度は、約20重量%〜約90重量%の範
囲であり得、一方、二塩基性エステルの濃度は、約10重
量%〜約80重量%の範囲であり得る。濃厚剤の濃度は、
約0.5重量%〜約4.0重量%の範囲であり得る。この組成
物はまた最高2.0重量%までの界面活性剤を含有し得
る。本組成物は、少なくとも50重量%の水を含有してい
るのが好ましい。
囲であり得、一方、二塩基性エステルの濃度は、約10重
量%〜約80重量%の範囲であり得る。濃厚剤の濃度は、
約0.5重量%〜約4.0重量%の範囲であり得る。この組成
物はまた最高2.0重量%までの界面活性剤を含有し得
る。本組成物は、少なくとも50重量%の水を含有してい
るのが好ましい。
本発明の組成物は、最初に、水に濃厚剤と他の添加剤
とを添加すること、次に、この得られた混合物に界面活
性剤(所望ならば)と二塩基性エステルとを添加するこ
とによつて調製することが出来る。エマルジヨンを形成
させるために、この混合物を激しく混合することができ
る。
とを添加すること、次に、この得られた混合物に界面活
性剤(所望ならば)と二塩基性エステルとを添加するこ
とによつて調製することが出来る。エマルジヨンを形成
させるために、この混合物を激しく混合することができ
る。
二塩基性エステルは、それ自体でペイントを剥離でき
ることが知られているが、粘度が低いので、垂直の表面
に用いるには不適である。粘度の低い二塩基性エステル
は、剥離されるべき被覆物が軟化され得る前に表面から
流れ落ちる傾向がある。水と濃厚剤とが存在すると、こ
の全組成物は濡れ性を有するようになり、ペイント被覆
物を軟化せしめるに足る時間の間垂直表面に付着してい
るようになる。それでも一方では、水と濃厚剤が存在し
ていても、ペイント剥離剤としての二塩基性エステルの
効果性を減退することない。これは、ラテツクス組成物
中の凝集剤としての二塩基性エステルの既知の使用法に
誠に対照的である(「工業的仕上げのための溶剤処
方」、工業仕上げ、3月号、1984年、ページ27〜20を参
照のこと)。更に、水が存在すると、高価な二塩基性エ
ステルをペイント剥離剤として使用することが可能とな
る。
ることが知られているが、粘度が低いので、垂直の表面
に用いるには不適である。粘度の低い二塩基性エステル
は、剥離されるべき被覆物が軟化され得る前に表面から
流れ落ちる傾向がある。水と濃厚剤とが存在すると、こ
の全組成物は濡れ性を有するようになり、ペイント被覆
物を軟化せしめるに足る時間の間垂直表面に付着してい
るようになる。それでも一方では、水と濃厚剤が存在し
ていても、ペイント剥離剤としての二塩基性エステルの
効果性を減退することない。これは、ラテツクス組成物
中の凝集剤としての二塩基性エステルの既知の使用法に
誠に対照的である(「工業的仕上げのための溶剤処
方」、工業仕上げ、3月号、1984年、ページ27〜20を参
照のこと)。更に、水が存在すると、高価な二塩基性エ
ステルをペイント剥離剤として使用することが可能とな
る。
本発明の組成物は、ペイント、ワニス、ステイン、イ
ンク、グリースのようなものを除去するための皮膚洗浄
剤としても使用することができる。
ンク、グリースのようなものを除去するための皮膚洗浄
剤としても使用することができる。
この組成物の洗浄特性を強化するなめに、不織布、例
えば、バフ プフ(Buf PufR)クリーニング パツ
ド、またはスクルブチーム(ScrubteamR)ブラシあるい
はシヨート トリム ブラシロン(BrushlonR)ブラシ
のようなブラシロン(BrushlonR)研摩材製品の一つ
を、剥離されるべき被覆物を研磨するために使用するこ
とができる。
えば、バフ プフ(Buf PufR)クリーニング パツ
ド、またはスクルブチーム(ScrubteamR)ブラシあるい
はシヨート トリム ブラシロン(BrushlonR)ブラシ
のようなブラシロン(BrushlonR)研摩材製品の一つ
を、剥離されるべき被覆物を研磨するために使用するこ
とができる。
本発明の組成物の貯蔵寿命は、一年を超えることが見
出された。
出された。
以下の実施例は、本発明を説明するために記載される
ものであつて、本発明の特許請求の範囲を制限するもの
ではない。
ものであつて、本発明の特許請求の範囲を制限するもの
ではない。
実施例1 以下の成分が、表記の量にて発明の組成物を調製する
ために使用された。成分 量(重量部) 粘土濃厚剤(アミン処理マグネシウム アルミニウム シリケート、アール、 テー ヴアンダービルト社(R.T. Vanderbilt Co.,Inc.Norwalk,CT) から市販の「ヴエーガム プロ (Veegum Pro)」 0.8 セルローズ濃厚剤(ヒドロキシプロピ ルメチルセルローズ、ダウ ケミカ ル社(Dow Chemical Co.,Midland, MI)から市販の「メトセル(Methocel) K15MS」 1.0 界面活性剤(ポリプロピレン オキ サイド−ポリエチレン オキサイ ド共重合体、BASFワイアンド ツト社(BASF Wyandotte Corp., Wyandotte,MI)市販の「プルロニ ツク(Pluronic)P104」 0.05 二塩基性エステル(DBE−3、ジ メチル アジピン酸89%、ジメチ ル グルタル酸10%、ジメチル こはく酸0.5%、メタノール0.1 %含有の混合物、イー、アイ、ヂ ユポン ド ネモアワーズ社(E. I.du Pont de Nemours and Co., Wilmington,DEから市販) 24.5 水 73.65 粘土濃厚剤を水に添加し、この混合物を30分間78℃で
一定速度で撹はんした。次に、掻き混ぜながらセルロー
ズ濃厚剤を添加し、得られた混合物を更に10分間撹はん
した。次いで、二塩基性エステルとともに表面活性剤を
添加した。次にこの混合物を50℃に冷却し、密閉容器に
注いだ。この混合物を室温まで放冷し、その後で被覆表
面の試験を行つた。
ために使用された。成分 量(重量部) 粘土濃厚剤(アミン処理マグネシウム アルミニウム シリケート、アール、 テー ヴアンダービルト社(R.T. Vanderbilt Co.,Inc.Norwalk,CT) から市販の「ヴエーガム プロ (Veegum Pro)」 0.8 セルローズ濃厚剤(ヒドロキシプロピ ルメチルセルローズ、ダウ ケミカ ル社(Dow Chemical Co.,Midland, MI)から市販の「メトセル(Methocel) K15MS」 1.0 界面活性剤(ポリプロピレン オキ サイド−ポリエチレン オキサイ ド共重合体、BASFワイアンド ツト社(BASF Wyandotte Corp., Wyandotte,MI)市販の「プルロニ ツク(Pluronic)P104」 0.05 二塩基性エステル(DBE−3、ジ メチル アジピン酸89%、ジメチ ル グルタル酸10%、ジメチル こはく酸0.5%、メタノール0.1 %含有の混合物、イー、アイ、ヂ ユポン ド ネモアワーズ社(E. I.du Pont de Nemours and Co., Wilmington,DEから市販) 24.5 水 73.65 粘土濃厚剤を水に添加し、この混合物を30分間78℃で
一定速度で撹はんした。次に、掻き混ぜながらセルロー
ズ濃厚剤を添加し、得られた混合物を更に10分間撹はん
した。次いで、二塩基性エステルとともに表面活性剤を
添加した。次にこの混合物を50℃に冷却し、密閉容器に
注いだ。この混合物を室温まで放冷し、その後で被覆表
面の試験を行つた。
上記組成物は、以下の被覆物を剥離するために用いら
れた。
れた。
20年経過のラテツクス ペイント 非常に古いワニス ニトロセルローズ ラツカー 新しいラテツクス ペイント クリア ワニス ポリウレタン ワニス 焼付オイル エナメル これら被覆物は、すべて上記の組成物で軟化され、一
時間以下で剥離することができた。焼付オイルエナメル
の多層被覆物の剥離には、大略3時間を要した。
時間以下で剥離することができた。焼付オイルエナメル
の多層被覆物の剥離には、大略3時間を要した。
実施例2〜8 以下の表は、本発明の特許請求の範囲の組成物を調製
するのに用いられた成分、及びその量を示すものであ
る。。組成物は、キサンタン ガムがセルローズ濃厚剤
と同時に添加されたことを除いて、実施例1と同様に調
製された。
するのに用いられた成分、及びその量を示すものであ
る。。組成物は、キサンタン ガムがセルローズ濃厚剤
と同時に添加されたことを除いて、実施例1と同様に調
製された。
比較例A 市販のペイント揮散剤(スター ブロンズ社(Star B
ronze Co.,Alliance.OH)から市販の不燃性「ペイント
およびワニス剥離剤用急速揮散剤(Zip−Strip Paint a
nd Varnish Remover)が、次の成分を、表記の量および
順序で合わせ、さらに添加後に混合して調製された。成分 重量部 メチレンクロライド 67.0 エチルアルコール 5.0 鉱物性スピリツツ 23.0 メチルアルコール 3.0 パラフイン蝋/メチルセルローズ 2.0 比較例B 西ドイツ特許第3438399号に記載のペイント揮散剤
が、以下の成分を表記の量にて合わせ、各添加後に混合
して調製された。成分 重量部 ジエチレン グリコール モノブチル エステル 12.0 こはく酸のジメチル エステル 15.0 グルタル酸のジメチル エステル 45.0 アジピン酸のジメチル エステル 6.0 セルローズ アセトブチレート 2.0 アルキル ベンゼン スルフオン酸塩 5.0 オレイン酸ナトリウム 10.0 水 5.0 焼付けオイル エナメル ペイント3層が被覆された
松の板(水平の位置にある)に、直径1cmの大きさの各
組成物を円形状に塗布した。2 1/2時間後にこれら組成
物を抜き取り、ペイントを掻き取つた。ペイントの各層
は、圧さ0.0381ミリメーターであつた。試料は、すべて
同じ板の上でそれぞれに最も近いところにあるものにつ
いて試験が行われた。剥離されたペイントの層の数が記
録された。試験回数三回の平均が各組成物の有効性を示
す点数として表される。
ronze Co.,Alliance.OH)から市販の不燃性「ペイント
およびワニス剥離剤用急速揮散剤(Zip−Strip Paint a
nd Varnish Remover)が、次の成分を、表記の量および
順序で合わせ、さらに添加後に混合して調製された。成分 重量部 メチレンクロライド 67.0 エチルアルコール 5.0 鉱物性スピリツツ 23.0 メチルアルコール 3.0 パラフイン蝋/メチルセルローズ 2.0 比較例B 西ドイツ特許第3438399号に記載のペイント揮散剤
が、以下の成分を表記の量にて合わせ、各添加後に混合
して調製された。成分 重量部 ジエチレン グリコール モノブチル エステル 12.0 こはく酸のジメチル エステル 15.0 グルタル酸のジメチル エステル 45.0 アジピン酸のジメチル エステル 6.0 セルローズ アセトブチレート 2.0 アルキル ベンゼン スルフオン酸塩 5.0 オレイン酸ナトリウム 10.0 水 5.0 焼付けオイル エナメル ペイント3層が被覆された
松の板(水平の位置にある)に、直径1cmの大きさの各
組成物を円形状に塗布した。2 1/2時間後にこれら組成
物を抜き取り、ペイントを掻き取つた。ペイントの各層
は、圧さ0.0381ミリメーターであつた。試料は、すべて
同じ板の上でそれぞれに最も近いところにあるものにつ
いて試験が行われた。剥離されたペイントの層の数が記
録された。試験回数三回の平均が各組成物の有効性を示
す点数として表される。
第2表 実施例番号 ペイント剥離評価点 1 2.0 2 2.6 3 2.1 4 2.0 5 2.0 6 2.2 7 1.9 8 1.8 対照標準A 0.0 対照標準B 2.7 比較例A 4.0 比較例B 2.2 前記の試験を繰り返した。但し、今回は松の板を垂直
の位置においた。実施例8を除いて全ての実施例におい
て評価点は少なくとも2.0を示した。実施例8は、評価
点は1.5であつた。対照標準A、B共に評価点は零
(0)であつた。これらの試験結果が明らかに示すこと
は、純粋な二塩基性エステルは垂直表面の被覆物に対し
ては有用な被覆物剥離剤ではないということである。
の位置においた。実施例8を除いて全ての実施例におい
て評価点は少なくとも2.0を示した。実施例8は、評価
点は1.5であつた。対照標準A、B共に評価点は零
(0)であつた。これらの試験結果が明らかに示すこと
は、純粋な二塩基性エステルは垂直表面の被覆物に対し
ては有用な被覆物剥離剤ではないということである。
第1図は、二塩基性エステルが水で希釈されると(ラ
インA)、ペイント剥離率が想定ペイント剥離率(ライ
ンB)を超えるということを示す。
インA)、ペイント剥離率が想定ペイント剥離率(ライ
ンB)を超えるということを示す。
第2図は、同じ濃度では、水性二塩基性エステル エ
マルジヨン(ラインC)が、メチレン クロライド(ラ
インD)やN−メチル2−ピロリドン(ラインE)の水
性混合物よりも高い相対ペイント剥離率を与えるという
ことを示す。
マルジヨン(ラインC)が、メチレン クロライド(ラ
インD)やN−メチル2−ピロリドン(ラインE)の水
性混合物よりも高い相対ペイント剥離率を与えるという
ことを示す。
実施例9 表記の量の以下の成分が、本発明の組成物を調製する
ために用いられた。成分 量(重量部) 水 72.4 マグネシウム アルミニウム シリケート(アール、テー バア ンダービルト社からの市販「ヴエ ーガム(Veegum)D」) 1.1 ソルビタン モノオレエート(ICI アメリカ社(ICI Americal,Inc.) から市販の「スパン(Span)80」) 0.4 ポリオキシエチレン20ソルビタン モノオレエート(ICIアメリカ社 からの市販の「トウイーン(Tween) 80」) 0.5 二塩基性エステル−3(ヂユポン社 からの市販のDBE−3) 24.1 ヒドロキシプロピル メチルセルロ ーズ(ダウ ケミカル社から市販 の「メトセル(Methocel)J75 MS」) 1.0 キサンタン ガム(ケルコ社(Kelco, Inc.)から市販の「ケルザン (Kelzan」S) 0.5 水酸化アンモニウム pH>7及びpH<8 に調節のため 水とマグネシウム アルミニウム シリケートを室温
で30分間「デイスパーセーター(Dispersater)高せん
断力混合機にて混合した。ソルビタン モノオレエート
とポリエチレンソルビタン モノオレエートとを予め混
合した後、上記の混合物に添加し、混合機を用いて混合
した。二塩基性エステルをこの処方物に激しく撹はんし
ながら添加した。引き続いて激しく撹はんしながら、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルローズを添加し、次いでキ
ンサンタン ガムを添加した。次に、エマルジヨンが粘
稠になるまで水酸化アンモニウムを滴加した。
ために用いられた。成分 量(重量部) 水 72.4 マグネシウム アルミニウム シリケート(アール、テー バア ンダービルト社からの市販「ヴエ ーガム(Veegum)D」) 1.1 ソルビタン モノオレエート(ICI アメリカ社(ICI Americal,Inc.) から市販の「スパン(Span)80」) 0.4 ポリオキシエチレン20ソルビタン モノオレエート(ICIアメリカ社 からの市販の「トウイーン(Tween) 80」) 0.5 二塩基性エステル−3(ヂユポン社 からの市販のDBE−3) 24.1 ヒドロキシプロピル メチルセルロ ーズ(ダウ ケミカル社から市販 の「メトセル(Methocel)J75 MS」) 1.0 キサンタン ガム(ケルコ社(Kelco, Inc.)から市販の「ケルザン (Kelzan」S) 0.5 水酸化アンモニウム pH>7及びpH<8 に調節のため 水とマグネシウム アルミニウム シリケートを室温
で30分間「デイスパーセーター(Dispersater)高せん
断力混合機にて混合した。ソルビタン モノオレエート
とポリエチレンソルビタン モノオレエートとを予め混
合した後、上記の混合物に添加し、混合機を用いて混合
した。二塩基性エステルをこの処方物に激しく撹はんし
ながら添加した。引き続いて激しく撹はんしながら、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルローズを添加し、次いでキ
ンサンタン ガムを添加した。次に、エマルジヨンが粘
稠になるまで水酸化アンモニウムを滴加した。
この組成物を最初は人間の皮膚で試験した。磨いたガ
ラス板が、皮膚と同様な結果を与えることが後で分かつ
た。二つのガラスの表面の間に240番のシリカ カーバ
イドを挟み、ガラス板を前後に擦ることによつて磨きガ
ラス板を調製した。一様な磨きガラス表面が得られ、試
験に好適な基板となることが分かつた。ブラシで被覆物
を人間の皮膚に3/4インチ×2−1/2インチの大きさで塗
布し、空気中で二時間放置し乾燥した。ブラシで被覆物
をガラス表面に3/4インチ×2−3/4インチの大きさで塗
布し、空気中で一時間140℃にて放置し乾燥した。次
に、バフ プフ(Buf Puf)クリーニング パツドを補
助的に用いながら、上記皮膚洗浄剤用処方物を使つて各
被覆物を剥離する試験を行つた。
ラス板が、皮膚と同様な結果を与えることが後で分かつ
た。二つのガラスの表面の間に240番のシリカ カーバ
イドを挟み、ガラス板を前後に擦ることによつて磨きガ
ラス板を調製した。一様な磨きガラス表面が得られ、試
験に好適な基板となることが分かつた。ブラシで被覆物
を人間の皮膚に3/4インチ×2−1/2インチの大きさで塗
布し、空気中で二時間放置し乾燥した。ブラシで被覆物
をガラス表面に3/4インチ×2−3/4インチの大きさで塗
布し、空気中で一時間140℃にて放置し乾燥した。次
に、バフ プフ(Buf Puf)クリーニング パツドを補
助的に用いながら、上記皮膚洗浄剤用処方物を使つて各
被覆物を剥離する試験を行つた。
競合する手指洗浄剤製品との比較を行つた。被覆物を
磨きガラス仕上げ表面に塗布し、140℃にて一時間乾燥
した。被覆物が一分間以内で安全に剥離されなかつた
ら、作業を停止し、この時の剥離率(%)を記録する。
結果を第4表に示す。N.R.は「剥離されず」を意味す
る。
磨きガラス仕上げ表面に塗布し、140℃にて一時間乾燥
した。被覆物が一分間以内で安全に剥離されなかつた
ら、作業を停止し、この時の剥離率(%)を記録する。
結果を第4表に示す。N.R.は「剥離されず」を意味す
る。
二塩基性エステルを含有する処方物は、試験した競合
製品よりも優秀であつた。
製品よりも優秀であつた。
二塩基性エステル12%含有する水基剤処方物も洗浄に
効果的であることが確かめられ、二塩基性エステルを24
%含有する処方物と略等しい効果を示した。
効果的であることが確かめられ、二塩基性エステルを24
%含有する処方物と略等しい効果を示した。
二塩基性エステルが水基剤処方物においては低濃度で
効果的であるという能力があるのでコストの節約が図れ
る。更に、水で希釈された製品は、二塩基性エステルを
高濃度で含有する製品より使用により安全であるという
ことが期待されよう。
効果的であるという能力があるのでコストの節約が図れ
る。更に、水で希釈された製品は、二塩基性エステルを
高濃度で含有する製品より使用により安全であるという
ことが期待されよう。
本発明の組成物の洗浄効果を促進するためには、研磨
作用を用いるのが助けになる。例えば、バフプフ(Buf
PufR)クリーニング パツドのような不織布研磨材、又
はブラシロン(BrushlonR)洗いブラシを用いると、本
発明の組成物の洗浄作用の速度を大きくすることが可能
となる。
作用を用いるのが助けになる。例えば、バフプフ(Buf
PufR)クリーニング パツドのような不織布研磨材、又
はブラシロン(BrushlonR)洗いブラシを用いると、本
発明の組成物の洗浄作用の速度を大きくすることが可能
となる。
本発明の特許請求の範囲やその精神を逸脱することな
く、本発明の様々な修正や改変が当業者には明らかにな
ることであろう。また、本発明は、本明細書に記載の説
明を旨とする実施態様に不当に限定して狭義に解釈され
るべきではない。
く、本発明の様々な修正や改変が当業者には明らかにな
ることであろう。また、本発明は、本明細書に記載の説
明を旨とする実施態様に不当に限定して狭義に解釈され
るべきではない。
第1図は、水で希釈された二塩基性エステルの優れた特
性を示すグラフである。 第2図は、本発明の水基剤二塩基性エステルが他の活性
薬剤よりも優れたペイント剥離率を有していることを示
すグラフである。
性を示すグラフである。 第2図は、本発明の水基剤二塩基性エステルが他の活性
薬剤よりも優れたペイント剥離率を有していることを示
すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも一つの二塩基性エステル10重量
%〜50重量%、水50重量%〜90重量%、少なくとも一つ
の濃厚剤0.5重量%〜4重量%、界面活性剤0重量%〜
2重量%から本質的に成ることを特徴とする被覆物剥離
用組成物。 - 【請求項2】少なくとも一つの二塩基性エステル10重量
%〜80重量%、水20重量%〜90重量%、少なくとも一つ
の濃厚剤0.5重量%〜4重量%、界面活性剤0重量%〜
2重量%から本質的に成ることを特徴とする被覆物剥離
用組成物。 - 【請求項3】該少なくとも一つの二塩基性エステルが、
分子量200以下を有する脂肪族系二塩基性エステルであ
る請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】該少なくとも一つの二塩基性エステルが、
分子量200以下を有する脂肪族系二塩基性エステルであ
る請求項2記載の組成物。 - 【請求項5】該少なくとも一つの二塩基性エステルが、
アジピン酸、グルタル酸、及びこはく酸から成る群から
選ばれる酸から誘導される二塩基性エステルである請求
項3記載の組成物。 - 【請求項6】該少なくとも一つの二塩基性エステルが、
アジピン酸、グルタル酸、及びこはく酸から成る群から
選ばれる酸から誘導される二塩基性エステルである請求
項4記載の組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US5816287A | 1987-06-04 | 1987-06-04 | |
US58162 | 1987-06-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63317567A JPS63317567A (ja) | 1988-12-26 |
JP2653673B2 true JP2653673B2 (ja) | 1997-09-17 |
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JP (1) | JP2653673B2 (ja) |
KR (1) | KR960014756B1 (ja) |
AU (1) | AU605858B2 (ja) |
CA (1) | CA1308634C (ja) |
DE (1) | DE3855381T3 (ja) |
HK (1) | HK1007759A1 (ja) |
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JP2817010B2 (ja) * | 1989-01-13 | 1998-10-27 | マーチン・マリエッタ・コーポレーション | 印刷板洗浄用の非毒性、非引火性洗浄剤 |
EP0389829A1 (en) * | 1989-03-13 | 1990-10-03 | BASF Corporation | Water based paint stripper and varnish remover for wood |
ES2100884T3 (es) * | 1989-06-29 | 1997-07-01 | Buckeye Int | Composiciones perfeccionadas de microemulsiones acuosas para la limpieza/desengrase que contienen un adyuvante. |
US5334255A (en) * | 1989-12-04 | 1994-08-02 | Basf Corporation | Method for removing and reclaiming excess paint from a paint spray booth |
JPH05504584A (ja) * | 1989-12-19 | 1993-07-15 | バッカイ インタナショナル インコーポレイテッド | 水性洗浄剤/脱脂剤エマルション組成物 |
JPH064947B2 (ja) * | 1989-12-22 | 1994-01-19 | 花王株式会社 | 古紙再生用脱墨剤 |
US5106525A (en) * | 1991-04-12 | 1992-04-21 | Arco Chemical Technology, L.P. | Paint stripper compositions containing gamma-butyrolactone |
US5246503A (en) * | 1991-10-11 | 1993-09-21 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Aqueous based composition containing organic solvents for removing coatings |
DE4208753C2 (de) * | 1992-03-19 | 1999-10-21 | Georg Scheidel Jun Gmbh | Verwendung einer wäßrigen Zubereitung in flüssiger oder pastöser Form zum Entfernen von Farben und Klebern |
JP3452406B2 (ja) * | 1993-10-07 | 2003-09-29 | 有限会社ケントス | 有機系付着物の除去性能を有する組成物 |
US5423922A (en) * | 1994-04-25 | 1995-06-13 | Reynolds Metals Company | Delacquering of aluminum cans for recycling |
FR2723377B1 (fr) * | 1994-08-02 | 1997-01-10 | Commerciale Du Rhone Sincora S | Compositions nettoyantes ou decapantes, et preparations les contenant |
GB2316415B (en) * | 1995-12-28 | 1998-06-03 | Eco Solutions Limited | Aqueous composition for plasticising paint prior to strip |
NZ324776A (en) * | 1995-12-28 | 1998-12-23 | Eco Solutions Ltd | Aqueous composition for plasticising paint prior to stripping |
DE69931762T2 (de) | 1998-03-19 | 2007-05-24 | Eco Solutions Ltd., Winscomb | Wässrige zusammensetzung zur entfernung von beschichtungen |
US7588645B2 (en) * | 2005-04-15 | 2009-09-15 | Ecolab Inc. | Stripping floor finishes using composition that thickens following dilution with water |
FR2940311B1 (fr) * | 2008-12-19 | 2011-02-25 | Bostik Sa | Emulsion pour le decollage des toiles de verre |
FR2941462B1 (fr) * | 2009-01-23 | 2013-07-05 | Rhodia Operations | Composition decapante |
JP2017526778A (ja) * | 2014-08-19 | 2017-09-14 | ゲオ‐テック ポリマーズ,エルエルシー | ジエステルストリッピング組成物 |
FR3064002B1 (fr) | 2017-03-14 | 2021-07-02 | Prevor Int | Melange liquide pour nettoyer les deversements de peinture, vernis, colorant et/ou lasure |
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- 1988-04-28 AU AU15253/88A patent/AU605858B2/en not_active Ceased
- 1988-05-11 EP EP88304241A patent/EP0294041B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-11 DE DE3855381T patent/DE3855381T3/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-06-03 CA CA000568545A patent/CA1308634C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-06-03 KR KR1019880006758A patent/KR960014756B1/ko active IP Right Grant
- 1988-06-03 JP JP63137163A patent/JP2653673B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1998
- 1998-06-26 HK HK98106978A patent/HK1007759A1/xx not_active IP Right Cessation
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EP0294041B1 (en) | 1996-06-26 |
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