JP2000290004A - オゾン供給装置及び方法 - Google Patents
オゾン供給装置及び方法Info
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- JP2000290004A JP2000290004A JP11100263A JP10026399A JP2000290004A JP 2000290004 A JP2000290004 A JP 2000290004A JP 11100263 A JP11100263 A JP 11100263A JP 10026399 A JP10026399 A JP 10026399A JP 2000290004 A JP2000290004 A JP 2000290004A
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オゾン使用設備におけるオゾン使用量が変動
してオゾン発生器の能力を超えた場合でも、所定濃度で
オゾンを連続的に供給することができるオゾン供給装置
及び方法を提供する。 【解決手段】 オゾン発生器11とオゾン使用設備14
との間の経路に、冷却状態でオゾンを吸着し、加熱状態
でオゾンを脱着するオゾン吸着器13を設けるととも
に、オゾン発生器11で発生したオゾン含有ガスを前記
オゾン吸着器13を通さずに前記オゾン使用設備14に
供給するオゾン供給経路21を設ける。
してオゾン発生器の能力を超えた場合でも、所定濃度で
オゾンを連続的に供給することができるオゾン供給装置
及び方法を提供する。 【解決手段】 オゾン発生器11とオゾン使用設備14
との間の経路に、冷却状態でオゾンを吸着し、加熱状態
でオゾンを脱着するオゾン吸着器13を設けるととも
に、オゾン発生器11で発生したオゾン含有ガスを前記
オゾン吸着器13を通さずに前記オゾン使用設備14に
供給するオゾン供給経路21を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン供給装置及
び方法に関し、詳しくは、パルプの漂白や水処理等のオ
ゾン使用設備、特に、オゾン使用量が変動するオゾン使
用設備に、所定量かつ所定濃度のオゾンを連続的に供給
するための装置及び方法に関する。
び方法に関し、詳しくは、パルプの漂白や水処理等のオ
ゾン使用設備、特に、オゾン使用量が変動するオゾン使
用設備に、所定量かつ所定濃度のオゾンを連続的に供給
するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾンは、時間とともに分解する性質を
有しているため、オゾンを利用する場合には、オゾンを
使用する設備の近くにオゾン発生器を設置し、オゾン使
用量と同量のオゾンを発生させて供給することが一般に
行われており、通常は、オゾン使用設備における最大オ
ゾン使用量に対応した能力のオゾン発生器を設置するよ
うにしている。
有しているため、オゾンを利用する場合には、オゾンを
使用する設備の近くにオゾン発生器を設置し、オゾン使
用量と同量のオゾンを発生させて供給することが一般に
行われており、通常は、オゾン使用設備における最大オ
ゾン使用量に対応した能力のオゾン発生器を設置するよ
うにしている。
【0003】また、間欠的にオゾン発生器の発生能力以
上のオゾンを使用する設備の場合は、オゾン発生器とオ
ゾン使用設備との間にオゾン吸着器を直列に設置してオ
ゾンを吸着させておき、オゾン発生器の能力を超えるオ
ゾン量が要求されたときには、オゾン吸着器を加熱して
オゾンを脱着させることにより不足分のオゾンを補給す
るようにしている。
上のオゾンを使用する設備の場合は、オゾン発生器とオ
ゾン使用設備との間にオゾン吸着器を直列に設置してオ
ゾンを吸着させておき、オゾン発生器の能力を超えるオ
ゾン量が要求されたときには、オゾン吸着器を加熱して
オゾンを脱着させることにより不足分のオゾンを補給す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
オゾン吸着器を直列に設けた場合は、装置の立ち上げ時
に、オゾン吸着器にオゾンを吸着させておく必要があ
り、この間はオゾン使用設備にほとんどオゾンが供給さ
れない状態になってしまうため、オゾン供給装置の運転
開始からオゾン使用設備へのオゾン供給開始までに長時
間を必要としていた。また、オゾン発生器で発生したオ
ゾン含有ガスが常時オゾン吸着器を通過することになる
ため、オゾンを吸着状態に保持するための冷熱がオゾン
含有ガスによって持ち出されてしまうという問題もあっ
た。
オゾン吸着器を直列に設けた場合は、装置の立ち上げ時
に、オゾン吸着器にオゾンを吸着させておく必要があ
り、この間はオゾン使用設備にほとんどオゾンが供給さ
れない状態になってしまうため、オゾン供給装置の運転
開始からオゾン使用設備へのオゾン供給開始までに長時
間を必要としていた。また、オゾン発生器で発生したオ
ゾン含有ガスが常時オゾン吸着器を通過することになる
ため、オゾンを吸着状態に保持するための冷熱がオゾン
含有ガスによって持ち出されてしまうという問題もあっ
た。
【0005】そこで本発明は、オゾンを連続的に使用す
る設備にオゾンを供給する際に、一時的にオゾン発生器
の能力以上のオゾン量が求められる場合でも、迅速に不
足分のオゾンを補給することができ、装置の立ち上げ時
間の短縮も図れるオゾン供給装置及び方法を提供するこ
とを目的としている。
る設備にオゾンを供給する際に、一時的にオゾン発生器
の能力以上のオゾン量が求められる場合でも、迅速に不
足分のオゾンを補給することができ、装置の立ち上げ時
間の短縮も図れるオゾン供給装置及び方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のオゾン供給装置は、オゾン発生器で発生し
たオゾン含有ガスをオゾン使用設備に供給するオゾン供
給装置において、前記オゾン発生器とオゾン使用設備と
の間の経路に、冷却状態でオゾンを吸着し、加熱状態で
オゾンを脱着するオゾン吸着器を設けるとともに、オゾ
ン発生器で発生したオゾン含有ガスを前記オゾン吸着器
を通さずに前記オゾン使用設備に供給するオゾン供給経
路を設けたことを特徴としている。さらに、前記オゾン
吸着器は、前記オゾン供給経路とオゾン吸着器入口部と
をそれぞれ接続するオゾン吸着経路及び脱着オゾン供給
経路と、オゾン吸着器出口部に接続したキャリアガス導
入経路とを備えていることを特徴としている。
め、本発明のオゾン供給装置は、オゾン発生器で発生し
たオゾン含有ガスをオゾン使用設備に供給するオゾン供
給装置において、前記オゾン発生器とオゾン使用設備と
の間の経路に、冷却状態でオゾンを吸着し、加熱状態で
オゾンを脱着するオゾン吸着器を設けるとともに、オゾ
ン発生器で発生したオゾン含有ガスを前記オゾン吸着器
を通さずに前記オゾン使用設備に供給するオゾン供給経
路を設けたことを特徴としている。さらに、前記オゾン
吸着器は、前記オゾン供給経路とオゾン吸着器入口部と
をそれぞれ接続するオゾン吸着経路及び脱着オゾン供給
経路と、オゾン吸着器出口部に接続したキャリアガス導
入経路とを備えていることを特徴としている。
【0007】また、本発明のオゾン供給方法は、オゾン
発生器で発生したオゾン含有ガスをオゾン使用設備に供
給する方法において、オゾン使用設備のオゾン使用量よ
りもオゾン発生器のオゾン発生量が多いときには、余剰
となるオゾン含有ガスを冷却したオゾン吸着器に導入し
てオゾンを吸着させることにより所定量のオゾンをオゾ
ン使用設備に供給し、オゾン使用設備のオゾン使用量が
オゾン発生器のオゾン発生量よりも多いときには、オゾ
ン吸着器からオゾンを脱着させ、該脱着オゾンを前記オ
ゾン含有ガスに加えることにより所定量かつ所定濃度の
オゾンをオゾン使用設備に供給することを特徴とし、さ
らに、前記オゾン吸着器がオゾンで飽和した状態で、オ
ゾン使用設備のオゾン使用量がオゾン発生器のオゾン発
生能力よりも少なくなったときには、オゾン発生器のオ
ゾン発生量を減少させることを特徴としている。
発生器で発生したオゾン含有ガスをオゾン使用設備に供
給する方法において、オゾン使用設備のオゾン使用量よ
りもオゾン発生器のオゾン発生量が多いときには、余剰
となるオゾン含有ガスを冷却したオゾン吸着器に導入し
てオゾンを吸着させることにより所定量のオゾンをオゾ
ン使用設備に供給し、オゾン使用設備のオゾン使用量が
オゾン発生器のオゾン発生量よりも多いときには、オゾ
ン吸着器からオゾンを脱着させ、該脱着オゾンを前記オ
ゾン含有ガスに加えることにより所定量かつ所定濃度の
オゾンをオゾン使用設備に供給することを特徴とし、さ
らに、前記オゾン吸着器がオゾンで飽和した状態で、オ
ゾン使用設備のオゾン使用量がオゾン発生器のオゾン発
生能力よりも少なくなったときには、オゾン発生器のオ
ゾン発生量を減少させることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のオゾン供給装置
の一形態例を示す系統図である。このオゾン供給装置
は、オゾンを発生させるオゾン発生器11と、該オゾン
発生器11にオゾン原料となる酸素含有ガスを供給する
酸素供給源12と、オゾン発生器11で発生したオゾン
を含むガス(オゾン含有ガス)中のオゾンを吸着するオ
ゾン吸着器13と、オゾン発生器11とオゾン使用設備
14とを、オゾン吸着器13を通さずに接続するオゾン
供給経路21と、オゾン供給経路21のオゾン発生器側
経路21aから分岐してオゾン吸着器13の入口部13
aに接続するオゾン吸着経路22と、オゾン吸着器13
の入口部13aからオゾン供給経路21のオゾン使用設
備側経路21bに合流する脱着オゾン供給経路23と、
オゾン吸着器13の出口部13bに接続したキャリアガ
ス導入経路24とを備えている。
の一形態例を示す系統図である。このオゾン供給装置
は、オゾンを発生させるオゾン発生器11と、該オゾン
発生器11にオゾン原料となる酸素含有ガスを供給する
酸素供給源12と、オゾン発生器11で発生したオゾン
を含むガス(オゾン含有ガス)中のオゾンを吸着するオ
ゾン吸着器13と、オゾン発生器11とオゾン使用設備
14とを、オゾン吸着器13を通さずに接続するオゾン
供給経路21と、オゾン供給経路21のオゾン発生器側
経路21aから分岐してオゾン吸着器13の入口部13
aに接続するオゾン吸着経路22と、オゾン吸着器13
の入口部13aからオゾン供給経路21のオゾン使用設
備側経路21bに合流する脱着オゾン供給経路23と、
オゾン吸着器13の出口部13bに接続したキャリアガ
ス導入経路24とを備えている。
【0009】また、オゾン吸着器13には、該オゾン吸
着器13内に充填したオゾン吸着剤を冷却するための冷
凍機15と加熱するためのヒーター16とが設けられて
おり、内部には、冷却状態でオゾンを吸着し、加熱状態
でオゾンを脱着するシリカゲル等の吸着剤が充填されて
いる。
着器13内に充填したオゾン吸着剤を冷却するための冷
凍機15と加熱するためのヒーター16とが設けられて
おり、内部には、冷却状態でオゾンを吸着し、加熱状態
でオゾンを脱着するシリカゲル等の吸着剤が充填されて
いる。
【0010】さらに、オゾン吸着器13の出口部13b
には、オゾン吸着運転時にオゾン吸着器13から排出さ
れるガスを、ポンプ17を介してオゾン発生器入口経路
25に戻すための循環経路26と、オゾン発生器11に
戻さずに排気するための排気経路27と、オゾン吸着器
13が破過してオゾンを含むガスが排出された際に、破
過したオゾンを前記オゾン使用設備側経路21bに導入
するための破過オゾン導入経路28とが設けられてい
る。
には、オゾン吸着運転時にオゾン吸着器13から排出さ
れるガスを、ポンプ17を介してオゾン発生器入口経路
25に戻すための循環経路26と、オゾン発生器11に
戻さずに排気するための排気経路27と、オゾン吸着器
13が破過してオゾンを含むガスが排出された際に、破
過したオゾンを前記オゾン使用設備側経路21bに導入
するための破過オゾン導入経路28とが設けられてい
る。
【0011】上記各経路には、ガスの流れを切換えた
り、流量(オゾン量)を制御したりするための弁や測定
器、制御器がそれぞれ所定の位置に設けられている。な
お、本形態例では、オゾン吸着経路22に窒素酸化物
(NOx)除去装置18を設け、オゾン原料として窒素
を含むガスを使用した際に生成するNOxを除去するよ
うにしている。
り、流量(オゾン量)を制御したりするための弁や測定
器、制御器がそれぞれ所定の位置に設けられている。な
お、本形態例では、オゾン吸着経路22に窒素酸化物
(NOx)除去装置18を設け、オゾン原料として窒素
を含むガスを使用した際に生成するNOxを除去するよ
うにしている。
【0012】以下、オゾンを供給する運転操作に基づい
て説明する。まず、装置仕様として、オゾン使用設備1
4は、平均オゾン消費量が毎時120gであり、最大毎
時180gと最小毎時80gとの間で使用量が変動する
ものとし、オゾン発生器11は、オゾン濃度10重量%
で最大毎時120gのオゾンを発生できる能力を有する
ものとし、オゾン吸着器13には、低温でオゾンを吸着
するシリカゲルを4kg充填し、−50℃で120g以
上のオゾンを吸着できるものとしている。また、オゾン
原料には酸素ガスを使用している。
て説明する。まず、装置仕様として、オゾン使用設備1
4は、平均オゾン消費量が毎時120gであり、最大毎
時180gと最小毎時80gとの間で使用量が変動する
ものとし、オゾン発生器11は、オゾン濃度10重量%
で最大毎時120gのオゾンを発生できる能力を有する
ものとし、オゾン吸着器13には、低温でオゾンを吸着
するシリカゲルを4kg充填し、−50℃で120g以
上のオゾンを吸着できるものとしている。また、オゾン
原料には酸素ガスを使用している。
【0013】通常の運転状態では、1200g/hの酸
素ガスがオゾン発生器11に供給され、その10%がオ
ゾンとなる。すなわち、オゾン発生器11は、1200
g/hの酸素ガスを原料として120g/hのオゾンを
発生させるように運転されており、オゾン発生器11か
らは、120g/hのオゾンを含むオゾン含有酸素が1
200g/hで発生する。オゾンの発生量は、オゾン発
生器11の出口部に設けられた濃度制御器(C1)31
により制御されており、このとき、オゾン発生器11
は、最大負荷で運転されている。
素ガスがオゾン発生器11に供給され、その10%がオ
ゾンとなる。すなわち、オゾン発生器11は、1200
g/hの酸素ガスを原料として120g/hのオゾンを
発生させるように運転されており、オゾン発生器11か
らは、120g/hのオゾンを含むオゾン含有酸素が1
200g/hで発生する。オゾンの発生量は、オゾン発
生器11の出口部に設けられた濃度制御器(C1)31
により制御されており、このとき、オゾン発生器11
は、最大負荷で運転されている。
【0014】また、各経路の弁は、オゾン供給経路21
の供給弁41,42が開状態で、他の弁は閉状態となっ
ている。したがって、オゾン発生器11を導出したオゾ
ン含有ガスは、オゾン供給経路21のオゾン発生器側経
路21aからオゾン吸着器13をバイパスするバイパス
経路21cを経てオゾン使用設備側経路21bに流れ、
オゾン使用設備側経路21bからオゾン使用設備14に
供給される。
の供給弁41,42が開状態で、他の弁は閉状態となっ
ている。したがって、オゾン発生器11を導出したオゾ
ン含有ガスは、オゾン供給経路21のオゾン発生器側経
路21aからオゾン吸着器13をバイパスするバイパス
経路21cを経てオゾン使用設備側経路21bに流れ、
オゾン使用設備側経路21bからオゾン使用設備14に
供給される。
【0015】オゾン使用設備14のオゾン使用量が減少
して、例えば100g/hになると、バイパス経路21
cに設けられた流量指示調節計(FIC1)32が流量
調節弁32Vを調節してオゾン供給経路21を流れるオ
ゾン含有酸素の流量を1000g/hに減量するととも
に、吸着器入口弁43,44や吸着器出口弁45,46
が開き、200g/hのオゾン含有酸素がオゾン吸着経
路22を通り、窒素酸化物除去装置18を経てオゾン吸
着器13に供給される。
して、例えば100g/hになると、バイパス経路21
cに設けられた流量指示調節計(FIC1)32が流量
調節弁32Vを調節してオゾン供給経路21を流れるオ
ゾン含有酸素の流量を1000g/hに減量するととも
に、吸着器入口弁43,44や吸着器出口弁45,46
が開き、200g/hのオゾン含有酸素がオゾン吸着経
路22を通り、窒素酸化物除去装置18を経てオゾン吸
着器13に供給される。
【0016】オゾン吸着器13に流入したオゾン含有酸
素に含まれるオゾンは、冷凍機15により冷却されてい
るシリガゲルに吸着されてオゾン吸着器13内に保持さ
れ、酸素ガスのみがオゾン吸着器13から流出する。こ
の酸素ガスの流出量は、オゾン吸着経路22に設けられ
た流量指示調節計(FIC2)33が循環経路26に設
けられた流量調節弁33Vを調節することにより行わ
れ、オゾン供給経路21からオゾン使用設備14に供給
するオゾン含有酸素の流量と、オゾン吸着器13に送ら
れるオゾン含有酸素の流量とが、合計で1200g/h
になるように制御される。
素に含まれるオゾンは、冷凍機15により冷却されてい
るシリガゲルに吸着されてオゾン吸着器13内に保持さ
れ、酸素ガスのみがオゾン吸着器13から流出する。こ
の酸素ガスの流出量は、オゾン吸着経路22に設けられ
た流量指示調節計(FIC2)33が循環経路26に設
けられた流量調節弁33Vを調節することにより行わ
れ、オゾン供給経路21からオゾン使用設備14に供給
するオゾン含有酸素の流量と、オゾン吸着器13に送ら
れるオゾン含有酸素の流量とが、合計で1200g/h
になるように制御される。
【0017】循環経路26の酸素ガスは、ポンプ17に
よってオゾン発生器11の上流に循環し、オゾン原料と
して再利用される。なお、オゾン吸着後の酸素ガスを他
の設備で利用できる場合は、ポンプ17及び循環経路2
6を省略することができる。また、排気経路27の排気
弁47を開いて排出することもできる。
よってオゾン発生器11の上流に循環し、オゾン原料と
して再利用される。なお、オゾン吸着後の酸素ガスを他
の設備で利用できる場合は、ポンプ17及び循環経路2
6を省略することができる。また、排気経路27の排気
弁47を開いて排出することもできる。
【0018】オゾン吸着器13へのオゾン含有酸素の導
入が続いてオゾン吸着器13が破過すると、オゾン吸着
器13の出口部に設けられたオゾン濃度計(C2)34
がオゾンの流出を検知し、弁46を閉じて破過オゾン導
入経路28の導入弁48を開き、破過したオゾン吸着器
13から流出したオゾン含有酸素をオゾン使用設備側経
路21bに導入してオゾン使用設備14に供給する。同
時に、オゾン使用設備14へのオゾン供給量が100g
/hになるようにオゾン発生器11の負荷が調節され
る。
入が続いてオゾン吸着器13が破過すると、オゾン吸着
器13の出口部に設けられたオゾン濃度計(C2)34
がオゾンの流出を検知し、弁46を閉じて破過オゾン導
入経路28の導入弁48を開き、破過したオゾン吸着器
13から流出したオゾン含有酸素をオゾン使用設備側経
路21bに導入してオゾン使用設備14に供給する。同
時に、オゾン使用設備14へのオゾン供給量が100g
/hになるようにオゾン発生器11の負荷が調節され
る。
【0019】このとき、破過したオゾン吸着器13への
オゾン含有酸素の導入を止めるようにしてもよいが、微
量のオゾン含有酸素、例えばオゾン発生量の1%程度を
オゾン吸着器13に流しておくことにより、オゾン吸着
器13からオゾンを供給する際のオゾン濃度安定までの
時間を短縮することができる。また、オゾン吸着器13
から流出したオゾン含有酸素は、微量であるため、オゾ
ン分解器を通して排出してもよく、破過オゾン導入経路
28からオゾン使用設備側経路21bのオゾン含有酸素
に合流させてもよい。
オゾン含有酸素の導入を止めるようにしてもよいが、微
量のオゾン含有酸素、例えばオゾン発生量の1%程度を
オゾン吸着器13に流しておくことにより、オゾン吸着
器13からオゾンを供給する際のオゾン濃度安定までの
時間を短縮することができる。また、オゾン吸着器13
から流出したオゾン含有酸素は、微量であるため、オゾ
ン分解器を通して排出してもよく、破過オゾン導入経路
28からオゾン使用設備側経路21bのオゾン含有酸素
に合流させてもよい。
【0020】オゾン使用設備14のオゾン使用量が12
0g/hを超えた場合は、オゾン発生器11を最大負荷
で運転し、流量指示調節計(FIC1)32で流量調節
弁32Vのオゾン含有酸素流量を1200g/hに制御
するとともに、吸着器入口弁43,44及び吸着器出口
弁45を閉じ、脱着オゾン供給経路23のオゾン補給弁
49,50及びキャリアガス導入経路24のキャリアガ
ス導入弁51を開く。これにより、オゾン吸着器13に
吸着保持されていたオゾンが、キャリアガス導入経路2
4から導入されるキャリアガスに同伴されてオゾン吸着
器13から流出し、脱着オゾン供給経路23を通ってオ
ゾン使用設備側経路21bのオゾン含有酸素に合流し、
オゾン使用設備14に供給される。
0g/hを超えた場合は、オゾン発生器11を最大負荷
で運転し、流量指示調節計(FIC1)32で流量調節
弁32Vのオゾン含有酸素流量を1200g/hに制御
するとともに、吸着器入口弁43,44及び吸着器出口
弁45を閉じ、脱着オゾン供給経路23のオゾン補給弁
49,50及びキャリアガス導入経路24のキャリアガ
ス導入弁51を開く。これにより、オゾン吸着器13に
吸着保持されていたオゾンが、キャリアガス導入経路2
4から導入されるキャリアガスに同伴されてオゾン吸着
器13から流出し、脱着オゾン供給経路23を通ってオ
ゾン使用設備側経路21bのオゾン含有酸素に合流し、
オゾン使用設備14に供給される。
【0021】このとき、オゾン吸着器13から流出する
ガス中のオゾン濃度は、温度指示調節計(TIC)35
がヒーター16を操作してシリカゲルの温度を調節する
ことにより、シリカゲルからのオゾンの脱着量を制御
し、オゾン吸着器13の入口部に設けられたオゾン濃度
計(C3)36の指示が10重量%になるようにする。
また、オゾン吸着器13から補給するオゾン量は、脱着
オゾン供給経路23に設けられた流量指示調節計(FI
C3)37で流量調節弁37Vを調節することにより行
われる。例えば、オゾン使用設備14のオゾン使用量が
180g/hの場合は、流量指示調節計(FIC1)3
2がオゾン120g/h(全流量は1200g/h)の
設定になっているので、流量指示調節計(FIC3)3
7は、オゾン60g/h(全流量は600g/h)の設
定となる。
ガス中のオゾン濃度は、温度指示調節計(TIC)35
がヒーター16を操作してシリカゲルの温度を調節する
ことにより、シリカゲルからのオゾンの脱着量を制御
し、オゾン吸着器13の入口部に設けられたオゾン濃度
計(C3)36の指示が10重量%になるようにする。
また、オゾン吸着器13から補給するオゾン量は、脱着
オゾン供給経路23に設けられた流量指示調節計(FI
C3)37で流量調節弁37Vを調節することにより行
われる。例えば、オゾン使用設備14のオゾン使用量が
180g/hの場合は、流量指示調節計(FIC1)3
2がオゾン120g/h(全流量は1200g/h)の
設定になっているので、流量指示調節計(FIC3)3
7は、オゾン60g/h(全流量は600g/h)の設
定となる。
【0022】なお、各濃度制御器のサンプルガスは、オ
ゾン分解器を通して排出してもよいが、オゾン供給経路
21に戻す経路を設けてオゾン使用設備14に供給する
こともできる。
ゾン分解器を通して排出してもよいが、オゾン供給経路
21に戻す経路を設けてオゾン使用設備14に供給する
こともできる。
【0023】図2は、オゾン使用設備14でのオゾン使
用量が変動した場合のオゾン使用量(一点鎖線)と、オ
ゾン発生器11のオゾン発生量(実線)と、オゾン吸着
器13のオゾン保持量(破線)との経時変化の一例を示
すものである。各経路におけるオゾン量、酸素量は、図
1に丸印で示すA〜Fの点における量である。
用量が変動した場合のオゾン使用量(一点鎖線)と、オ
ゾン発生器11のオゾン発生量(実線)と、オゾン吸着
器13のオゾン保持量(破線)との経時変化の一例を示
すものである。各経路におけるオゾン量、酸素量は、図
1に丸印で示すA〜Fの点における量である。
【0024】まず、スタートの経過時間0では、オゾン
使用設備14のオゾン使用量が100g/h(F点)、
オゾン発生量が120g/h(B点)となっている。し
たがって、オゾン発生量とオゾン使用量との差の20g
/h(C点)のオゾンがオゾン吸着器13に送られて吸
着し、オゾン保持量が20g/hの割合で次第に増加す
る。
使用設備14のオゾン使用量が100g/h(F点)、
オゾン発生量が120g/h(B点)となっている。し
たがって、オゾン発生量とオゾン使用量との差の20g
/h(C点)のオゾンがオゾン吸着器13に送られて吸
着し、オゾン保持量が20g/hの割合で次第に増加す
る。
【0025】経過時間aでオゾン使用量が80g/hに
減少すると、オゾン吸着器13へ送られるオゾン量が4
0g/hに増加するので、オゾン保持量が急速に増加す
る。経過時間bでオゾン使用量が120g/hに増加す
ると、オゾン発生器11で発生したオゾンの全量がオゾ
ン使用設備14に供給されるので、オゾン吸着器13へ
のオゾン供給が停止し、オゾン吸着器13のオゾン保持
量は変化しない。
減少すると、オゾン吸着器13へ送られるオゾン量が4
0g/hに増加するので、オゾン保持量が急速に増加す
る。経過時間bでオゾン使用量が120g/hに増加す
ると、オゾン発生器11で発生したオゾンの全量がオゾ
ン使用設備14に供給されるので、オゾン吸着器13へ
のオゾン供給が停止し、オゾン吸着器13のオゾン保持
量は変化しない。
【0026】経過時間cでオゾン使用設備14のオゾン
使用量が180g/hに増加すると、オゾン発生器11
から供給されるオゾン量が120g/h(D点)である
から、オゾン吸着器13から60g/h(E点)のオゾ
ンを脱着させて補給することになるため、オゾン吸着器
13内のオゾン保持量が急激に減少する。経過時間dで
オゾン使用量が140g/hに変更されると、オゾン吸
着器13からのオゾン補給量が20g/hに減少するの
で、オゾン保持量の減少は緩やかになる。
使用量が180g/hに増加すると、オゾン発生器11
から供給されるオゾン量が120g/h(D点)である
から、オゾン吸着器13から60g/h(E点)のオゾ
ンを脱着させて補給することになるため、オゾン吸着器
13内のオゾン保持量が急激に減少する。経過時間dで
オゾン使用量が140g/hに変更されると、オゾン吸
着器13からのオゾン補給量が20g/hに減少するの
で、オゾン保持量の減少は緩やかになる。
【0027】経過時間eでオゾン使用量が120g/h
になると、オゾン発生量とオゾン使用量とが等しくな
り、オゾン吸着器13へのオゾンの供給が停止するた
め、オゾン保持量は変化しない。経過時間fでオゾン使
用量が100g/hになると、オゾン吸着器13へのオ
ゾンの流入が再開されるので、オゾン保持量が20g/
hの割合で次第に増加する。さらに、経過時間gでオゾ
ン使用量が80g/hになると、オゾン吸着器13への
オゾン供給量が40g/hになるのでオゾン保持量が急
速に増加する。経過時間hでは、オゾン使用量が80g
/hの状態でオゾン保持量が破過点の120gとなった
ため、無駄なオゾンの発生を避けるため、酸素供給量
(A点)を減らしてオゾン発生器11の負荷をオゾン発
生量が80g/hになるように軽減している。
になると、オゾン発生量とオゾン使用量とが等しくな
り、オゾン吸着器13へのオゾンの供給が停止するた
め、オゾン保持量は変化しない。経過時間fでオゾン使
用量が100g/hになると、オゾン吸着器13へのオ
ゾンの流入が再開されるので、オゾン保持量が20g/
hの割合で次第に増加する。さらに、経過時間gでオゾ
ン使用量が80g/hになると、オゾン吸着器13への
オゾン供給量が40g/hになるのでオゾン保持量が急
速に増加する。経過時間hでは、オゾン使用量が80g
/hの状態でオゾン保持量が破過点の120gとなった
ため、無駄なオゾンの発生を避けるため、酸素供給量
(A点)を減らしてオゾン発生器11の負荷をオゾン発
生量が80g/hになるように軽減している。
【0028】経過時間iでは、オゾン使用量が160g
/hに増加したので、オゾン発生器11を最大負荷とし
てオゾン発生量を120g/hに増加させるとともに、
オゾン吸着器13から40g/hのオゾンの補給を行
い、オゾン供給量を160g/hする。したがって、オ
ゾン吸着器13のオゾン保持量は40g/hの割合で減
少する。経過時間jでオゾン使用量が120g/hに戻
ると、オゾン発生器11のオゾン発生量を120g/h
に保ったまま、オゾン吸着器13からのオゾンの補給を
停止する。
/hに増加したので、オゾン発生器11を最大負荷とし
てオゾン発生量を120g/hに増加させるとともに、
オゾン吸着器13から40g/hのオゾンの補給を行
い、オゾン供給量を160g/hする。したがって、オ
ゾン吸着器13のオゾン保持量は40g/hの割合で減
少する。経過時間jでオゾン使用量が120g/hに戻
ると、オゾン発生器11のオゾン発生量を120g/h
に保ったまま、オゾン吸着器13からのオゾンの補給を
停止する。
【0029】このように、図2の斜線部に示す量の余剰
オゾンをオゾン吸着器13に供給してオゾンを吸着保持
させる段階と、図2の網掛け部に示す量のオゾンを脱着
させて補給する段階とを、オゾン使用設備14における
オゾン使用量の変動に応じて行うことにより、オゾンの
最大発生能力が120g/hのオゾン発生器11で、最
大オゾン使用量180g/hのオゾン使用設備14に対
応することができる。
オゾンをオゾン吸着器13に供給してオゾンを吸着保持
させる段階と、図2の網掛け部に示す量のオゾンを脱着
させて補給する段階とを、オゾン使用設備14における
オゾン使用量の変動に応じて行うことにより、オゾンの
最大発生能力が120g/hのオゾン発生器11で、最
大オゾン使用量180g/hのオゾン使用設備14に対
応することができる。
【0030】したがって、最大オゾン使用量に対するオ
ゾン発生器11の能力を小さくすることができるととも
に、オゾン発生器11の負荷変動を小さくできるので、
効率の良い運転が可能となる。
ゾン発生器11の能力を小さくすることができるととも
に、オゾン発生器11の負荷変動を小さくできるので、
効率の良い運転が可能となる。
【0031】さらに、オゾン吸着器13を流れるガス量
は、オゾン発生器11で発生したオゾン含有ガスの一部
であるから、発生したオゾン含有ガスの全量をオゾン吸
着器に導入する従来の装置に比べて冷熱の持ち出し量を
大幅に低減することができる。また、オゾン吸着器13
の入口部に設置する窒素酸化物除去装置18の小型化も
図れる。
は、オゾン発生器11で発生したオゾン含有ガスの一部
であるから、発生したオゾン含有ガスの全量をオゾン吸
着器に導入する従来の装置に比べて冷熱の持ち出し量を
大幅に低減することができる。また、オゾン吸着器13
の入口部に設置する窒素酸化物除去装置18の小型化も
図れる。
【0032】しかも、オゾン吸着器13がオゾンを保持
していない状態でも、オゾン発生器11で発生したオゾ
ンをそのままオゾン使用設備14に供給することができ
るので、装置の立ち上げ時間を大幅に短縮することがで
きる。また、何らかの原因でオゾン発生器11のオゾン
発生量が減少したときでも、オゾン吸着器13からオゾ
ン使用設備14で必要とする量のオゾンを供給すること
ができる。
していない状態でも、オゾン発生器11で発生したオゾ
ンをそのままオゾン使用設備14に供給することができ
るので、装置の立ち上げ時間を大幅に短縮することがで
きる。また、何らかの原因でオゾン発生器11のオゾン
発生量が減少したときでも、オゾン吸着器13からオゾ
ン使用設備14で必要とする量のオゾンを供給すること
ができる。
【0033】さらに、一時的に高圧あるいは高濃度のオ
ゾンが必要な場合は、オゾン発生器11を止めて弁4
2,44,45を閉じた状態で、弁49,50,51を
開き、キャリアガス導入経路24から所定圧力のキャリ
アガスを所定流量で導入するとともに、ヒーター16に
よりオゾン吸着剤の温度を調節して所定量のオゾンを脱
着させることにより、圧縮機を使用することなく、所定
圧力、所定濃度のオゾン含有ガスをオゾン使用設備14
に供給することができる。
ゾンが必要な場合は、オゾン発生器11を止めて弁4
2,44,45を閉じた状態で、弁49,50,51を
開き、キャリアガス導入経路24から所定圧力のキャリ
アガスを所定流量で導入するとともに、ヒーター16に
よりオゾン吸着剤の温度を調節して所定量のオゾンを脱
着させることにより、圧縮機を使用することなく、所定
圧力、所定濃度のオゾン含有ガスをオゾン使用設備14
に供給することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オゾン使用設備におけるオゾン使用量が変動してオゾン
発生器の能力を超えた場合でも、所定濃度でオゾンを連
続的に供給することができ、最大オゾン使用量に対して
能力の小さなオゾン発生器を使用することができる。さ
らに、装置の立ち上げ時間の短縮や、冷熱の持ち出し量
の低減、窒素酸化物除去装置のような付帯設備の小型化
も図れる。
オゾン使用設備におけるオゾン使用量が変動してオゾン
発生器の能力を超えた場合でも、所定濃度でオゾンを連
続的に供給することができ、最大オゾン使用量に対して
能力の小さなオゾン発生器を使用することができる。さ
らに、装置の立ち上げ時間の短縮や、冷熱の持ち出し量
の低減、窒素酸化物除去装置のような付帯設備の小型化
も図れる。
【図1】 本発明のオゾン供給装置の一形態例を示す系
統図である。
統図である。
【図2】 オゾン使用量、オゾン発生量及びオゾン保持
量の経時変化の一例を示す図である。
量の経時変化の一例を示す図である。
11…オゾン発生器、12…酸素供給源、13…オゾン
吸着器、14…オゾン使用設備、15…冷凍機、16…
ヒーター、17…ポンプ、18…窒素酸化物除去装置、
21…オゾン供給経路、22…オゾン吸着経路、23…
脱着オゾン供給経路、24…キャリアガス導入経路、2
5…オゾン発生器入口経路、26…循環経路、27…排
気経路、28…破過オゾン導入経路、31…濃度制御
器、32,33…流量指示調節計、32V,33V…流
量調節弁、34…オゾン濃度計、35…温度指示調節
計、36…オゾン濃度計、37…流量指示調節計、37
V…流量調節弁、41,42…供給弁、43,44…吸
着器入口弁、45,46…吸着器出口弁、47…排気
弁、48…導入弁、49,50…オゾン補給弁、51…
キャリアガス導入弁
吸着器、14…オゾン使用設備、15…冷凍機、16…
ヒーター、17…ポンプ、18…窒素酸化物除去装置、
21…オゾン供給経路、22…オゾン吸着経路、23…
脱着オゾン供給経路、24…キャリアガス導入経路、2
5…オゾン発生器入口経路、26…循環経路、27…排
気経路、28…破過オゾン導入経路、31…濃度制御
器、32,33…流量指示調節計、32V,33V…流
量調節弁、34…オゾン濃度計、35…温度指示調節
計、36…オゾン濃度計、37…流量指示調節計、37
V…流量調節弁、41,42…供給弁、43,44…吸
着器入口弁、45,46…吸着器出口弁、47…排気
弁、48…導入弁、49,50…オゾン補給弁、51…
キャリアガス導入弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 一帆 東京都港区西新橋1−16−7 日本酸素株 式会社内 Fターム(参考) 4D012 BA01 CA20 CB12 CD04 CD05 CE01 CE03 CF02 CF08 CH10 CJ05 4G042 AA07 CB15 CB21 CE04
Claims (4)
- 【請求項1】 オゾン発生器で発生したオゾン含有ガス
をオゾン使用設備に供給するオゾン供給装置において、
前記オゾン発生器とオゾン使用設備との間の経路に、冷
却状態でオゾンを吸着し、加熱状態でオゾンを脱着する
オゾン吸着器を設けるとともに、オゾン発生器で発生し
たオゾン含有ガスを前記オゾン吸着器を通さずに前記オ
ゾン使用設備に供給するオゾン供給経路を設けたことを
特徴とするオゾン供給装置。 - 【請求項2】 前記オゾン吸着器は、前記オゾン供給経
路とオゾン吸着器入口部とをそれぞれ接続するオゾン吸
着経路及び脱着オゾン供給経路と、オゾン吸着器出口部
に接続したキャリアガス導入経路とを備えていることを
特徴とする請求項1記載のオゾン供給装置。 - 【請求項3】 オゾン発生器で発生したオゾン含有ガス
をオゾン使用設備に供給する方法において、オゾン使用
設備のオゾン使用量よりもオゾン発生器のオゾン発生量
が多いときには、余剰となるオゾン含有ガスを冷却した
オゾン吸着器に導入してオゾンを吸着させることにより
所定量のオゾンをオゾン使用設備に供給し、オゾン使用
設備のオゾン使用量がオゾン発生器のオゾン発生量より
も多いときには、オゾン吸着器からオゾンを脱着させ、
該脱着オゾンを前記オゾン含有ガスに加えることによ
り、所定量かつ所定濃度のオゾンをオゾン使用設備に供
給することを特徴とするオゾン供給方法。 - 【請求項4】 前記オゾン吸着器がオゾンで飽和した状
態で、オゾン使用設備のオゾン使用量がオゾン発生器の
オゾン発生能力よりも少なくなったときには、オゾン発
生器のオゾン発生量を減少させることを特徴とする請求
項3記載のオゾン供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100263A JP2000290004A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | オゾン供給装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100263A JP2000290004A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | オゾン供給装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290004A true JP2000290004A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14269330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11100263A Pending JP2000290004A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | オゾン供給装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000290004A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008297130A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Iwatani Internatl Corp | オゾンガス濃縮方法 |
JP2014065620A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | オゾン供給システムおよび排水処理システム |
JP2014189407A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | オゾン供給システム |
JP2017057128A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 岩谷産業株式会社 | オゾンガスの供給方法、およびオゾンガスの供給システム |
JP7128974B1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-08-31 | 三菱電機株式会社 | 制御装置、オゾン発生システム、オゾン貯蔵装置、オゾン発生装置、水処理システム、オゾン注入制御方法およびコンピュータプログラム |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11100263A patent/JP2000290004A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008297130A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Iwatani Internatl Corp | オゾンガス濃縮方法 |
JP2014065620A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | オゾン供給システムおよび排水処理システム |
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WO2017047201A1 (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 岩谷産業株式会社 | オゾンガスの供給方法、およびオゾンガスの供給システム |
KR20180056691A (ko) * | 2015-09-18 | 2018-05-29 | 이와타니 산교 가부시키가이샤 | 오존 가스의 공급 방법, 및 오존 가스의 공급 시스템 |
US10597296B2 (en) | 2015-09-18 | 2020-03-24 | Iwatani Corporation | Method for supplying ozone gas and system for supplying ozone gas |
KR102591018B1 (ko) | 2015-09-18 | 2023-10-18 | 이와타니 산교 가부시키가이샤 | 오존 가스의 공급 방법, 및 오존 가스의 공급 시스템 |
JP7128974B1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-08-31 | 三菱電機株式会社 | 制御装置、オゾン発生システム、オゾン貯蔵装置、オゾン発生装置、水処理システム、オゾン注入制御方法およびコンピュータプログラム |
WO2022239050A1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-11-17 | 三菱電機株式会社 | 制御装置、オゾン発生システム、オゾン貯蔵装置、オゾン発生装置、水処理システム、オゾン注入制御方法およびコンピュータプログラム |
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