JP2000289601A - ブレーキブースタ用負圧制御装置 - Google Patents

ブレーキブースタ用負圧制御装置

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JP2000289601A
JP2000289601A JP11098892A JP9889299A JP2000289601A JP 2000289601 A JP2000289601 A JP 2000289601A JP 11098892 A JP11098892 A JP 11098892A JP 9889299 A JP9889299 A JP 9889299A JP 2000289601 A JP2000289601 A JP 2000289601A
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negative pressure
engine
control device
brake booster
pressure control
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Yoshihisa Yamada
芳久 山田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、成層燃焼中にエンジンが停止される
場合でも十分なブースタ負圧を確保することが可能なブ
レーキブースタ用負圧制御装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】エンジンECU12は、エンジン10の成
層燃焼モード時にIGスイッチ76のオフ操作が行われ
るとスロットル弁40を閉じ側に制御してブースタ負圧
PBを増加させる(ステップ112)。スロットル弁4
0を閉じ側に制御してから時間TAが経過すると、エン
ジンECU12は燃料噴射、燃料の点火およびフューエ
ルポンプ24の停止等を行ってエンジン10を停止させ
る。燃料噴射、及び、燃料点火の停止ができない場合、
スロットル弁40を閉じ側に制御してから時間TB(>
TA)が経過した時点で、エンジンECU12は強制的
にフューエルポンプ24を停止させ、メインリレーを遮
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキブースタ
用負圧制御装置に関し、特に、エンジンの吸気管負圧を
動力源として用いるブレーキブースタの負圧を制御する
のに好適な負圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、特開平10−175
464号公報に開示される如く、ブレーキブースタの負
圧(以下、ブースタ負圧と称す)を制御する負圧制御装
置が知られている。ブレーキブースタは、エンジンのス
ロットル弁より下流側の吸気管に発生する負圧を動力源
としてブレーキペダルの踏み込みを助勢し、ブレーキシ
ステムに大きな制動力を発生させる。
【0003】上記従来例の負圧制御装置は、燃焼室内に
燃料噴射弁を備えており、燃料を燃焼室内に直接噴射す
る直接噴射式エンジン(以下、直噴式エンジンと称す)
に適用されている。直噴式エンジンによれば、例えば、
低負荷運転時において、スロットル弁を全開として多量
の空気を燃焼室内に供給することによって、成層燃焼に
よる燃費の向上を図ることができる。上記従来例では、
エンジンの運転中、その燃焼モードが成層燃焼であって
ブースタ負圧が基準値よりも小さくなった場合に、燃焼
モードが成層燃焼から均質燃焼に切り換えられる。この
時、スロットル弁が閉じ側に制御されることにより、ブ
ースタ負圧が確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、直噴式エンジ
ンの成層燃焼時には、スロットル弁が開き側に制御され
て吸入空気量が増量される。このため、成層燃焼時のブ
ースタ負圧は、均質燃焼時に比して低くなる。また、エ
ンジンが停止されると吸気管内で負圧が生成されなくな
る。従って、上記従来例の負圧制御装置を備えるエンジ
ンが成層燃焼している時にエンジンが停止され、その
後、ブレーキ操作が行われてブースタ負圧が消費される
と、すぐにブースタ負圧不足が生じてブレーキブースタ
による助勢力が低下してしまう可能性がある。
【0005】本発明は、上記点に鑑みてなされたもので
あり、成層燃焼中にエンジンが停止される場合でも十分
なブースタ負圧を確保することが可能なブレーキブース
タ用負圧制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、エンジンのスロットル弁より下流側の
吸気通路と連通可能とされたブレーキブースタの負圧室
における負圧を制御するブレーキブースタ用負圧制御装
置であって、イグニッションスイッチのオフ操作が行わ
れたか否かを判別する判別手段と、イグニッションスイ
ッチのオフ操作が行われた場合に、前記スロットル弁を
閉じ側に制御して前記負圧室の負圧を増加させる負圧増
加手段と、前記負圧室の負圧が所定値以上となったこと
を判定する判定手段と、前記負圧室の負圧が所定値以上
となったと判定される場合に前記エンジンの停止動作を
実行する停止手段とを備えるブレーキブースタ用負圧制
御装置により達成される。
【0007】このようなブレーキブースタ用負圧制御装
置では、イグニッションスイッチのオフ操作が行われた
場合、ブレーキブースタの負圧室における負圧(以下、
ブースタ負圧と称す)が所定値以上に増加されることに
よって、ブースタ負圧が十分に確保された後にエンジン
が停止される。従って、本発明によれば、エンジン停止
後のブレーキ操作によってブースタ負圧が消費されて
も、すぐにはブースタ負圧不足とならず、数回のブレー
キ操作が繰り返し行われてもブレーキシステムにより十
分な制動力を発生させることができる。
【0008】また、スロットル弁の閉じ制御の実行時間
に基づいて、ブースタ負圧が所定値以上になったことを
判定する構成にするという観点から、本発明は、請求項
2に記載する如く、請求項1記載のブレーキブースタ用
負圧制御装置であって、前記負圧増加手段による前記ス
ロットル弁の閉じ制御の実行時間を計測する計時手段を
備え、前記判定手段は、前記実行時間が第1の所定時間
に達した場合に、前記負圧室の負圧が所定値以上になっ
たと判定する構成としてもよい。
【0009】また、上記の目的を達成するために、本発
明は、請求項3に記載する如く、請求項2記載のブレー
キブースタ用負圧制御装置であって、イグニッションス
イッチのオフ操作時における前記エンジンの運転状態に
応じて、前記第1の所定時間を設定する設定手段を備え
る構成としてもよい。通常、スロットル弁が閉じ側に制
御された時のブースタ負圧の増加勾配は、エンジンの回
転数に応じて異なる。例えば、エンジンの回転数が大き
いほど、スロットル弁の閉じ制御時におけるブースタ負
圧の増加勾配が大きくなる。そこで、ブースタ負圧を時
間効率よく増加させるという観点から、本発明は、請求
項4に記載する如く、請求項3記載のブレーキブースタ
用負圧制御装置であって、前記設定手段は、イグニッシ
ョンスイッチのオフ操作時におけるエンジン回転数が大
きいほど、前記第1の所定時間を短く設定する構成とし
てもよい。
【0010】このようなブレーキブースタ用負圧制御装
置によれば、イグニッションスイッチのオフ操作時のエ
ンジン回転数が大きいほど、短時間でブースタ負圧が増
加され、エンジンの停止動作が実行される。また、上記
の目的を達成するために、本発明は、請求項5に記載す
る如く、請求項1〜4の何れか1項記載のブレーキブー
スタ用負圧制御装置であって、前記エンジンの停止動作
は、燃料噴射弁による燃料噴射の停止及び点火プラグに
よる燃料の点火の停止である構成としてもよい。
【0011】また、上記の目的を達成するために、本発
明は、請求項6に記載する如く、請求項1〜5の何れか
1項記載のブレーキブースタ用負圧制御装置であって、
前記負圧増加手段は、前記スロットル弁を全閉とする構
成としてもよい。このようなブレーキブースタ用負圧制
御装置によれば、スロットル弁が全閉とされることによ
り、ブースタ負圧が速やかに増加される。
【0012】また、上記の目的は、請求項7に記載する
如く、請求項1〜6の何れか1項記載のブレーキブース
タ用負圧制御装置であって、前記エンジンは、第1の燃
焼モードと、該第1の燃焼モード時よりも前記スロット
ル弁の開度が大きくされる第2の燃焼モードの何れか一
方の燃焼モードで運転され、前記負圧増加手段は、前記
第2の燃焼モードにおいてイグニッションスイッチのオ
フ操作が行われた場合にのみ前記スロットル弁の閉じ制
御を実行するブレーキブースタ用負圧制御装置により達
成される。
【0013】このようなブレーキブースタ用負圧制御装
置では、第1の燃焼モード時に比してブースタ負圧が低
くなる第2の燃焼モード時にイグニッションスイッチの
オフ操作が行われても、スロットル弁の閉じ制御によっ
てブースタ負圧が所定値以上に増加されるので、エンジ
ン停止前にブースタ負圧が十分に確保された状態とされ
る。従って、本発明によれば、エンジン停止後に数回の
ブレーキ操作が繰り返し行われてブースタ負圧が消費さ
れても、すぐにはブースタ負圧不足とならず、ブレーキ
システムにより十分な制動力を発生させることができ
る。
【0014】また、成層燃焼による燃費の向上を実現す
る直噴式エンジンに適用可能とするという観点から、本
発明は、請求項8に記載する如く、請求項7記載のブレ
ーキブースタ用負圧制御装置であって、前記第1の燃焼
モードは均質燃焼モードであり、前記第2の燃焼モード
は成層燃焼モードである構成としてもよい。
【0015】更に、上記の目的を達成するために、本発
明は、請求項9に記載する如く、請求項2〜8の何れか
1項記載のブレーキブースタ用負圧制御装置であって、
前記実行時間が前記第1の所定時間より大きい第2の所
定時間に達しても前記エンジンの停止動作が実行されな
い場合に、前記エンジンへの電力供給を強制的に停止さ
せる強制停止手段を備える構成としてもよい。
【0016】ブースタ負圧が所定値以上になった後もエ
ンジンの停止システムの故障等によってエンジンの運転
が継続されると、燃料や電力が無駄に使用されてしま
う。本発明によれば、第2の所定時間が経過してもエン
ジンの停止動作が実行されない場合、エンジンへの電力
供給が強制的に停止されるので、ブースタ負圧の確保後
にエンジンが確実に停止される。また、本発明によれ
ば、ブースタ負圧の確保後にエンジンが確実に停止され
ることで、燃料や電力の浪費が防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
システムの全体構成図である。図1に示すように、本実
施例のシステムはエンジン10を備えている。エンジン
10は、エンジンECU12により制御される。エンジ
ン10は、シリンダブロック14を備えている。シリン
ダブロック14の内部には、シリンダ16が形成されて
いる。エンジン10は、複数のシリンダを備えている。
図1には、エンジン10が備える複数のシリンダのうち
一のシリンダ16を示す。
【0018】シリンダ16の内部にはピストン18が配
設されている。ピストン18は、シリンダ16の内部
を、図1における上下方向に摺動することができる。シ
リンダ16の内部において、ピストン18の上方には燃
焼室20が画成されている。燃焼室20には、燃料噴射
弁22の噴射口が露出している。エンジン10の運転
中、燃料噴射弁22には燃料ポンプ24から燃料が圧送
される。燃料噴射弁22及び燃料ポンプ24は、エンジ
ンECU12に接続されている。燃料ポンプ24は、エ
ンジンECU12から供給される制御信号に応じて燃料
噴射弁22側へ燃料を圧送する。また、燃料噴射弁22
は、エンジンECU12から供給される制御信号に応じ
て燃焼室20内へ燃料を噴射する。すなわち、本実施例
のエンジン10は、直噴式エンジンである。
【0019】また、燃焼室20には、点火プラグ26の
先端が露出している。点火プラグ26は、エンジンEC
U12から点火信号を供給されることにより、燃焼室2
0内の燃料に点火する。燃焼室20には、排気弁28を
介して排気管30が連通している。燃焼室20には、ま
た、吸気弁32を介して吸気マニホールド34の各枝管
が連通している。吸気マニホールド34は、その上流側
においてサージタンク36に連通している。サージタン
ク36の更に上流側には吸気管38が連通している。
【0020】吸気管38には、スロットル弁40が配設
されている。スロットル弁40は、スロットルモータ4
2に連結されている。そして、スロットルモータ42
は、エンジンECU12に接続されている。スロットル
モータ42は、エンジンECU12から供給される制御
信号に応じてスロットル弁40の開度を変化させる。ス
ロットル弁40の近傍には、スロットル開度センサ44
が配設されている。スロットル開度センサ44は、スロ
ットル弁40の開度(以下、スロットル開度SCと称
す)に応じた電気信号をエンジンECU12に向けて出
力する。エンジンECU12は、スロットル開度センサ
44の出力信号に基づいてスロットル開度SCを検出す
る。
【0021】吸気管38のスロットル弁40より下流側
の部位(以下、下流側吸気通路38aと称す)には、吸
気圧センサ46が配設されている。吸気圧センサ46
は、下流側吸気通路38aの負圧(以下、吸気管負圧P
Mと称す)に応じた電気信号をエンジンECU12に向
けて出力する。エンジンECU12は、吸気圧センサ4
6の出力信号に基づいて吸気管負圧PMを検出する。
【0022】下流側吸気通路38aには、負圧吸気通路
48の一端が接続されている。負圧吸気通路48の他端
は、ブレーキブースタ50の負圧室(以下、ブースタ負
圧室50aと称す)に接続されている。負圧吸気通路4
8にはチェックバルブ52が配設されている。チェック
バルブ52は、ブースタ負圧室50a側から下流側吸気
通路38a側への空気の流れのみを許容する一方向弁で
ある。従って、吸気管負圧PMがブースタ負圧室50a
の負圧(以下、ブースタ負圧PBと称す)よりも大きい
場合には、吸気管負圧PMがブースタ負圧室50aに供
給される。一方、吸気管負圧PMがブースタ負圧PBよ
りも小さい場合には、チェックバルブ52によりブース
タ負圧PBが下流側吸気通路38a側へ逃げることが防
止される。
【0023】なお、本明細書において、「負圧」は大気
圧との圧力差で表されるものとする。従って、「負圧が
大きい」とは、大気圧との圧力差が大きいこと、すなわ
ち、絶対的な圧力としては低圧であることを意味する。
ブレーキブースタ50には、ブレーキペダル54及びマ
スタシリンダ56が連通している。ブレーキブースタ5
0は、ブースタ負圧PBを動力源としてブレーキペダル
54の踏力を助勢し、マスタシリンダ56が備える液圧
室に大きな液圧を発生させる。以下、マスタシリンダ5
6の液圧室に発生する液圧をマスタシリンダ圧PM/C
称す。
【0024】ブースタ負圧室50aには、ブースタ負圧
センサ58が配設されている。ブースタ負圧センサ58
は、ブースタ負圧PBに応じた電気信号をエンジンEC
U12に向けて出力する。エンジンECU12は、ブー
スタ負圧センサ58の出力信号に基づいてブースタ負圧
PBを検出する。マスタシリンダ56の液圧室には、そ
れぞれ配管60、62を介して、油圧アクチュエータ6
4が連通している。配管60は、車両の後輪側のブレー
キ系統に対応して設けられており、配管62は、車両の
前輪側のブレーキ系統に対応して設けられている。油圧
アクチュエータ64は、ブレーキECU66により制御
される。油圧アクチュエータ64には、各車輪に対応し
て設けられたホイルシリンダ68が連通している。ま
た、各車輪の近傍には車輪速センサ70が配設されてい
る。車輪速センサ70は、車輪速VWに応じたパルス信
号をブレーキECU66に向けて出力する。ブレーキE
CU66は、車輪速センサ70の出力信号に基づいて車
輪速VWを検出すると共に、車輪速VWの変化率に基づ
いて車輪加速度DVWを検出する。なお、図1には、一
輪分のホイルシリンダ68及び車輪速センサ70のみを
示している。
【0025】後輪側のブレーキ系統に対応する配管60
には、その内部の液圧、すなわち、マスタシリンダ圧P
M/C を検出するマスタ圧センサ72が配設されている。
マスタ圧センサ72の出力信号はブレーキECU66に
供給される。ブレーキECU66は、マスタ圧センサ7
2の出力信号に基づいてマスタシリンダ圧PM/C を検出
する。
【0026】図1に示す本実施例のシステムは、油圧ア
クチュエータ64がマスタシリンダ圧PM/C を各車輪の
ホイルシリンダ68に供給することにより、ブレーキ操
作量に応じた車輪制動力を発生させる通常ブレーキ制御
を実現する。また、本実施例のシステムは、通常ブレー
キ制御の他、ブレーキECU66が車輪のスリップ状態
や、車両の減速度及びヨーレート等に関する各種情報に
基づいて油圧アクチュエータ64を制御することによ
り、制動時の車輪のロックを防止するアンチロックブレ
ーキ制御(ABS)、過大な駆動トルクに起因する車輪
のスリップを防止するトランクションコントロール(T
RC)、及び、車両の不安定な挙動を防止する車両安定
化制御(VSC)等の自動ブレーキ制御を実現すること
ができる。
【0027】更に、本実施例のシステムは、急ブレーキ
操作が行われた場合に、通常のブレーキ操作時に比して
大きな制動力を発生させるブレーキアシスト(BA)制
御を実現する機能を有している。BA制御は、例えば、
マスタ圧センサ72の出力信号に基づいて検出されるマ
スタシリンダ圧PM/C の増加勾配に基づいて急ブレーキ
操作の有無を判定し、急ブレーキ操作が行われた場合に
図示しない高圧供給源(例えば、ポンプ)を液圧源とし
てホイルシリンダ圧PW/C を増圧することにより実現さ
れる。
【0028】図1に示す如く、エンジン10には回転数
センサ74が設けられている。回転数センサ74は、電
磁ピックアップ式のセンサである。回転数センサ74
は、エンジン10のクランクシャフトが所定角回転する
毎にパルス信号を発生すると共に、クランク角が所定の
基準角に一致する毎に基準パルスを発生する。エンジン
ECU12は、回転数センサ74の出力信号に基づいて
クランク角、および、エンジン10の回転数Neを検出
する。
【0029】エンジンECU12には、また、イグニッ
ションスイッチ76(以下、IGスイッチ76と称す)
が接続されている。エンジンECU12は、IGスイッ
チ76の出力信号に基づき、IGスイッチ76のオン/
オフ状態を検出する。IGスイッチ76がオン状態から
オフ状態とされると、燃料噴射弁22による燃料噴射、
点火プラグ26による燃料の点火、及び、フューエルポ
ンプ24による燃料の圧送が停止され、エンジン10の
運転が停止される。
【0030】アクセルペダル78の近傍には、アクセル
開度センサ80が配設されている。アクセル開度センサ
80は、アクセルペダル78の踏み込み量(以下、アク
セル開度ACと称す)に応じた電気信号をエンジンEC
U12に向けて出力する。エンジンECU12は、アク
セル開度センサの出力信号に基づいてアクセル開度AC
を検出する。
【0031】本実施例において、エンジン10は、その
負荷状態に応じて成層燃焼モード又はストイキ燃焼(均
質燃焼)モードの何れかの燃焼モードで作動する。スト
イキ燃焼モードとは、アクセル開度ACに応じてスロッ
トル開度SCを制御し、アクセル開度ACに応じた流量
の空気を燃焼室20に供給することにより、燃焼室20
内でストイキ燃焼を実現する動作モードである。一方、
成層燃焼モードとは、スロットル開度SCを全開とし、
多量の空気を燃焼室20に供給すると共に、アクセル開
度ACに応じた量の燃料を圧縮行程において燃料噴射弁
22から噴射させることにより、燃焼室20内で成層燃
焼を実現する動作モードである。
【0032】成層燃焼モードによれば、ストイキ燃焼モ
ード時よりも大きな空燃比で燃焼が行われるのでエンジ
ン10の燃費が向上する。更に、成層燃焼モードによれ
ば、スロットル開度SCが全開とされることで、エンジ
ン10のポンピングロスが低減されることによっても燃
費が向上する。従って、エンジン10の燃費を向上され
る観点から、エンジン10を可能な限り成層燃焼モード
で作動させることが望ましい。
【0033】しかしながら、エンジン10の負荷(すな
わち、アクセル開度AC)が増大すると、燃料噴射弁2
2から噴射すべき燃料の量も大きくなる。この場合、燃
料噴射量が一定値を超えると、スロットル開度SCを全
開としても、燃料噴射量に対して、吸気管38に吸入さ
れる空気量が不足し、成層燃焼を実現することができな
くなる。
【0034】そこで、エンジンECU12は、アクセル
開度ACに基づいて燃料噴射量を決定し、その燃料噴射
量により成層燃焼が可能か否かを判定する。そして、成
層燃焼が可能であると判断した場合には、スロットル開
度SCを全開にすると共に、圧縮行程においてアクセル
開度ACに応じた量の燃料を燃料噴射弁22によって噴
射されることにより成層燃焼モードを実現する。
【0035】一方、エンジンECU12は、成層燃焼は
不可能であると判断した場合には、スロットル開度SC
をアクセル開度ACに応じた値に制御すると共に、吸気
行程においてスロットル開度SCに応じた量の燃料を燃
料噴射弁22によって噴射させることにより、ストイキ
燃焼モードを実現する。通常、エンジン10を停止させ
るためにIGスイッチ76のオフ操作が行われる時に
は、アクセルペダル78の踏み込みは解除される。ま
た、上述の如く、ストイキ燃焼モード時には、スロット
ル開度SCはアクセル開度ACに応じて制御される。こ
のため、ストイキ燃焼モードにおいて、IGスイッチ7
6のオフ操作が行われる際には、スロットル弁40は全
閉状態とされている。スロットル弁40が全閉状態であ
る場合には、ブースタ負圧室50a内においてブースタ
負圧PBが十分に確保される。従って、ストイキ燃焼モ
ード時にIGスイッチ76のオフ操作が行われると、ブ
ースタ負圧PBが十分に確保された状態でエンジン10
は停止される。
【0036】一方、上述の如く成層燃焼モード時には、
スロットル弁40が全開とされるので、吸気管負圧PM
は、ストイキ燃焼モード時に比して低くなる。また、エ
ンジン10が停止されると下流側吸気通路38a内で負
圧が生成されなくなる。従って、成層燃焼モード時にI
Gスイッチ76のオフ操作が行われてエンジン10が停
止され、その後、繰り返しブレーキ操作が行われてブー
スタ負圧PBが消費されると、すぐにブースタ負圧不足
が生じてブレーキブースタ50による助勢力が低下して
しまう可能性がある。
【0037】そこで、本実施例では、成層燃焼モード時
にIGスイッチ76のオフ操作が行われると、所定時
間、スロットル弁40を閉じ側に制御(以下、負圧確保
制御と称す)してブースタ負圧PBを十分に確保してか
ら、エンジン10を停止することとしている。以下、図
1〜図3を用いて、成層燃焼モードにおいてIGスイッ
チ76のオフ操作が行われた場合に、十分なブースタ負
圧PBを確保すべくエンジンECU12が実行するルー
チンを説明する。
【0038】図2は、本実施例において、エンジンEC
U12が実行するルーチンを説明するためのフローチャ
ートである。図2に示すルーチンは、例えば、所定時間
間隔で起動される定時割り込みルーチンである。図2に
示すルーチンが起動されると、先ず、ステップ100の
処理が実行される。ステップ100では、IGスイッチ
76がオン状態からオフ状態とされたか否かが判別され
る。この結果、上記の条件が成立していないと判断され
る場合、すなわち、IGスイッチ76がオフ状態のま
ま、或いはオン状態のままであると判断される場合は、
以後、何ら処理が実行されることなく今回のルーチンは
終了される。一方、ステップ100において、IGスイ
ッチ76がオン状態からオフ状態とされたと判断される
場合、次に、ステップ102の処理が実行される。
【0039】ステップ102では、エンジン10が成層
燃焼モードで作動中であるか否かが判別される。この結
果、エンジン10が成層燃焼モードで作動中であると判
断される場合、次に、ステップ104の処理が実行され
る。一方、ステップ102において、エンジン10が成
層燃焼モードで作動していない、すなわち、ストイキ燃
焼モードで作動中であると判断される場合、次に、ステ
ップ106の処理が実行される。
【0040】ステップ106では、燃料噴射弁22から
の燃料噴射、及び、点火プラグ26による燃料の点火が
停止される。この時、排気弁28、吸気弁32、及び、
ピストン18の駆動も停止されてブースタ負圧PBの生
成が行われなくなるが、エンジン10はストイキ燃焼モ
ードで作動していたため、ブースタ負圧室50aには既
に十分なブースタ負圧PBが確保されている。ステップ
106の処理が終了すると、次に、ステップ108の処
理が実行される。
【0041】一方、ステップ104では、例えば、後述
するようなマップM1を用いて、負圧確保制御の継続時
間TA、TB(>TA)が設定される。そして、次に、
ステップ110の処理が実行される。なお、時間TA
は、本実施例の通常作動時に行われる負圧確保制御の継
続時間である。また、時間TBは、燃料噴射弁22及び
点火プラグ26の少なくとも何れか一方の制御が不能に
なった状態で行われる負圧確保制御の継続時間である。
【0042】図3は、マップM1の構成例を示す図であ
る。図3に示すように、マップM1には、IGスイッチ
76のオフ操作が行われた時のエンジン回転数Neに応
じて設定すべき時間TA、TBが示されている。上記ス
テップ104では、回転数センサ74の出力信号に基づ
いてエンジン回転数Neが検出され、マップM1を用い
て検出されたエンジン回転数Neに対応する時間TA、
TBが設定される。
【0043】マップM1は、サージタンク36の容量
等、エンジン10の特性に基づいて、時間TAがブース
タ負圧PBの確保に必要最低限の時間に設定されるよう
に構成されている。また、マップM1は、時間TBが時
間TAよりも所定時間t(例えば、0.3s程度)だけ
長い時間に設定されるように構成されている。通常、ブ
ースタ負圧PBの確保ためには、時間TA、TBは共に
1秒以内で十分である。
【0044】図3に示すマップM1によれば、IGスイ
ッチ76のオフ操作時のエンジン回転数Neが大きいほ
ど、時間TA、TBが短く設定される。これは、IGス
イッチ76のオフ操作時のエンジン回転数Neが大きい
ほど、短時間で十分なブースタ負圧PBを確保できるか
らである。また、マップM1では、時間TA、TBを示
す実線の傾きは、IGスイッチ76のオフ操作時のエン
ジン回転数NeがN1(例えば、1200回転)以上の
範囲でN1未満の範囲よりも緩やかになっている。これ
は、IGスイッチ76のオフ操作時のエンジン回転数N
eが高い領域では、ブースタ負圧PBが速やかに増加し
て真空に近い状態となるため、負圧確保制御の継続時間
が一定値を超えるとブースタ負圧PBの増加勾配が低下
するからである。
【0045】ステップ110では、エンジンECU12
が有する図示しないタイマがリセットされ、計時が開始
される。そして、次に、ステップ112の処理が実行さ
れる。ステップ112では、スロットルモータ42に制
御信号が与えられてスロットル弁40が全閉とされ、負
圧確保制御が開始される。ステップ112における負圧
確保制御の実行により、下流側吸気通路38aに流入す
る空気量が減り、ブースタ負圧室50a内のブースタ負
圧PBは増大する。ステップ112の処理が終了する
と、次に、ステップ114の処理が実行される。
【0046】ステップ114では、ステップ110にお
いて計時が開始されてから時間TAが経過したか否かが
判別される。この結果、計時が開始されてから時間TA
が経過した場合、ブースタ負圧室50a内においてブー
スタ負圧PBは十分に確保されたと判断され、次に、ス
テップ116の処理が実行される。一方、ステップ11
4において、計時が開始されてから時間TAが経過して
いないと判断される場合、次に、再びステップ114の
処理が実行される。すなわち、ステップ114の処理
は、ステップ110において計時が開始されてから時間
TAが経過するまで繰り返し実行される。
【0047】ステップ116では、燃料噴射弁22から
の燃料噴射、及び、点火プラグ26による燃料の点火が
停止される。この時、排気弁28、吸気弁32、及び、
ピストン18の駆動も停止されて新たなブースタ負圧P
Bの生成が行われなくなるが、先のステップ112、1
14の処理により、ブースタ負圧室50aには既に十分
なブースタ負圧PBが確保されている。ステップ116
の処理が終了すると、次に、ステップ118の処理が実
行される。
【0048】ステップ118では、燃料噴射弁22から
の燃料噴射の停止、及び、点火プラグ26による燃料の
点火の停止が実現されているか否かが判別される。この
結果、燃料噴射弁22からの燃料噴射の停止、及び、点
火プラグ26による燃料の点火の停止が実現されている
と判断される場合、次に、ステップ108の処理が実行
される。一方、ステップ118において、ステップ11
6の処理がフェールした、すなわち、燃料噴射弁22に
よる燃料噴射、及び、点火プラグ26による燃料の点火
の少なくとも何れか一方が停止されていないと判断され
る場合、次に、ステップ120の処理が実行される。
【0049】ステップ120では、ステップ110にお
いて計時が開始されてから時間TB(=TA+t)が経
過したか否かが判別される。この結果、計時が開始され
てから時間TBが経過した場合、ブースタ負圧室50a
内においてブースタ負圧PBは十分に確保されたと判断
され、次に、ステップ108の処理が実行される。一
方、ステップ120において、計時が開始されてから時
間TBが経過していないと判断される場合、次に、再び
ステップ120の処理が実行される。すなわち、ステッ
プ120の処理は、ステップ110において計時が開始
されてから時間TBが経過するまで繰り返し実行され
る。
【0050】ステップ108では、フューエルポンプ2
4に制御信号が供給されてフューエルポンプ24の駆動
が停止され、かつ、スロットル開度センサ44の出力信
号に基づきスロットル弁40が全閉であることが確認さ
れる。ステップ108の処理が終了すると、次に、ステ
ップ122の処理が実行される。ステップ122では、
本実施例の図示しないメインリレーが遮断され、エンジ
ン10が備えるフューエルポンプ24等の各種駆動装置
およびセンサ等への電力の供給が停止される。そして、
今回のルーチンは終了される。
【0051】上述の如く、本実施例では、成層燃焼モー
ド時にIGスイッチ76のオフ操作が行われた場合、負
圧確保制御によってブースタ負圧PBが十分に確保され
た後にエンジン10が停止される。従って、本実施例に
よれば、エンジン10の停止後のブレーキ操作によりブ
ースタ負圧PBが消費されても、すぐにはブースタ負圧
不足とならず、数回のブレーキ操作が繰り返し行われて
もホイルシリンダ68により十分な制動力を発生させる
ことができる。
【0052】また、本実施例では、ステップ116にお
いて燃料噴射弁22による燃料噴射、及び、点火プラグ
26による燃料の点火の少なくとも何れか一方が停止さ
れなくても、負圧確保制御の継続時間が時間TBとなる
とフューエルポンプ108の停止、及び、メインリレー
の遮断が行われて強制的にエンジン10が停止される。
このため、本実施例によれば、ブースタ負圧が確保され
た後にエンジン10の停止が確実に行われる。従って、
ブースタ負圧PBの確保後のエンジン10の無駄な運転
による燃料及び電力の浪費が防止される。
【0053】なお、上記ステップ112における負圧確
保制御時のスロットル弁40のスロットル開度SCは全
閉に限らず、所定量開いた状態とされてもよい。また、
負圧確保制御を所定時間継続するのではなく、ブースタ
負圧センサ58の出力信号に基づいて検出されるブース
タ負圧PBが所定値に達した場合に、ステップ116に
おいて燃料噴射弁22による燃料噴射、及び、点火プラ
グ26による燃料の点火が停止される構成としてもよ
い。
【0054】上記実施例において、エンジンECU12
が図2のステップ100の処理を実行することにより、
特許請求の範囲に記載の「判別手段」が、図2のステッ
プ112の処理を実行することにより、特許請求の範囲
に記載の「負圧増加手段」が、図2のステップ114の
処理を実行することにより、特許請求の範囲に記載の
「判定手段」が、それぞれ実現されている。また、エン
ジンECU12が図2のステップ116の処理を実行す
ることにより、特許請求の範囲に記載の「停止手段」
が、タイマが負圧確保制御の継続時間を計時することに
より、特許請求の範囲に記載の「計時手段」が、それぞ
れ実現されている。また、時間TA、TBがそれぞれ特
許請求の範囲に記載の「第1及び第2の所定時間」に相
当し、エンジンECU12が図2のステップ104の処
理を実行することにより、特許請求の範囲に記載の「設
定手段」が、計時開始から時間TB経過後に図2のステ
ップ108、122の処理を実行することにより、特許
請求の範囲の記載の「強制停止手段」が、それぞれ実現
されている。
【0055】
【発明の効果】上述の如く、請求項1〜6記載の発明で
は、イグニッションスイッチのオフ操作が行われた場
合、ブースタ負圧が増加されることによってブースタ負
圧が十分に確保された後にエンジンが停止される。従っ
て、請求項1〜6記載の発明によれば、エンジン停止後
に数回のブレーキ操作が行われてブースタ負圧が消費さ
れても、すぐにはブースタ負圧不足とならず、ブレーキ
システムにより十分な制動力を発生させることができ
る。
【0056】また、請求項7記載の発明では、スロット
ル弁が第1の燃焼モードに比して開き側に制御される第
2の燃焼モード時にイグニッションスイッチのオフ操作
が行われた場合、スロットル弁の閉じ制御によってエン
ジン停止前にブースタ負圧が十分に確保された状態とさ
れる。従って、本発明によれば、第2の燃焼モードで作
動していたエンジンの停止後に数回のブレーキ操作が繰
り返し行われてブースタ負圧が消費されても、すぐには
ブースタ負圧不足とならず、ブレーキシステムにより十
分な制動力を発生させることができる。
【0057】また、請求項8記載の発明によれば、成層
燃焼による燃費の向上を実現する直噴式エンジンに適用
することができる。更に、請求項9記載の発明によれ
ば、第2の所定時間が経過してもエンジンの停止動作が
実行されない場合、エンジンへの電力供給が強制的に停
止されるので、ブースタ負圧の確保後にエンジンを確実
に停止することができる。また、本発明によれば、ブー
スタ負圧の確保後にエンジンが確実に停止されるので、
燃料や電力の浪費を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるシステムの全体構成図
である。
【図2】本実施例においてエンジンECUが実行するル
ーチンのフローチャートである。
【図3】マップM1の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 エンジン 12 エンジンECU 22 燃料噴射弁 24 フューエルポンプ 26 点火プラグ 38 吸気管 40 スロットル弁 44 スロットル開度センサ 50 ブレーキブースタ 50a ブースタ負圧室 54 ブレーキペダル 58 ブースタ負圧センサ 74 回転数センサ 76 イグニッションスイッチ 78 アクセルペダル 80 アクセル開度センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 3D048 BB06 CC26 HH08 HH66 HH67 HH68 KK09 RR01 RR06 RR21 3D049 BB04 CC02 HH08 HH47 HH48 KK07 KK08 KK09 RR04 RR09 3G065 AA04 CA00 DA05 DA06 DA15 EA06 GA00 GA01 GA10 GA41 GA46 JA04 JA09 JA11 JA16 KA02 3G093 BA00 CA00 DA01 DA03 DA06 DA13 DB00 DB02 DB23 EA05 EA09 EA12 EC02 FA12 3G301 HA01 HA04 HA06 HA16 JA00 KA28 LA03 LB04 LC03 NE14 NE15 PA07Z PA11Z PE01Z PF03Z PF16Z PG00Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのスロットル弁より下流側の吸
    気通路と連通可能とされたブレーキブースタの負圧室に
    おける負圧を制御するブレーキブースタ用負圧制御装置
    であって、 イグニッションスイッチのオフ操作が行われたか否かを
    判別する判別手段と、 イグニッションスイッチのオフ操作が行われた場合に、
    前記スロットル弁を閉じ側に制御して前記負圧室の負圧
    を増加させる負圧増加手段と、 前記負圧室の負圧が所定値以上となったことを判定する
    判定手段と、 前記負圧室の負圧が所定値以上となったと判定される場
    合に前記エンジンの停止動作を実行する停止手段とを備
    えることを特徴とするブレーキブースタ用負圧制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブレーキブースタ用負圧
    制御装置であって、 前記負圧増加手段による前記スロットル弁の閉じ制御の
    実行時間を計測する計時手段を備え、 前記判定手段は、前記実行時間が第1の所定時間に達し
    た場合に、前記負圧室の負圧が所定値以上になったと判
    定することを特徴とするブレーキブースタ用負圧制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のブレーキブースタ用負圧
    制御装置であって、 イグニッションスイッチのオフ操作時における前記エン
    ジンの運転状態に応じて、前記第1の所定時間を設定す
    る設定手段を備えることを特徴とするブレーキブースタ
    用負圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のブレーキブースタ用負圧
    制御装置であって、 前記設定手段は、イグニッションスイッチのオフ操作時
    におけるエンジン回転数が大きいほど、前記第1の所定
    時間を短く設定することを特徴とするブレーキブースタ
    用負圧制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項記載のブレー
    キブースタ用負圧制御装置であって、 前記エンジンの停止動作は、燃料噴射弁による燃料噴射
    の停止及び点火プラグによる燃料の点火の停止であるこ
    とを特徴とするブレーキブースタ用負圧制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項記載のブレー
    キブースタ用負圧制御装置であって、 前記負圧増加手段は、前記スロットル弁を全閉とするこ
    とを特徴とするブレーキブースタ用負圧制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項記載のブレー
    キブースタ用負圧制御装置であって、 前記エンジンは、第1の燃焼モードと、該第1の燃焼モ
    ード時よりも前記スロットル弁の開度が大きくされる第
    2の燃焼モードの何れか一方の燃焼モードで運転され、 前記負圧増加手段は、前記第2の燃焼モードにおいてイ
    グニッションスイッチのオフ操作が行われた場合にのみ
    前記スロットル弁の閉じ制御を実行することを特徴とす
    るブレーキブースタ用負圧制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のブレーキブースタ用負圧
    制御装置であって、 前記第1の燃焼モードは均質燃焼モードであり、前記第
    2の燃焼モードは成層燃焼モードであることを特徴とす
    るブレーキブースタ用負圧制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜8の何れか1項記載のブレー
    キブースタ用負圧制御装置であって、 前記実行時間が前記第1の所定時間より大きい第2の所
    定時間に達しても前記エンジンの停止動作が実行されな
    い場合に、前記エンジンへの電力供給を強制的に停止さ
    せる強制停止手段を備えることを特徴とするブレーキブ
    ースタ用負圧制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030088951A (ko) * 2002-05-15 2003-11-21 기아자동차주식회사 자동차용 브레이크 배력장치 구조
WO2009078270A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両の制御装置および制御方法
JP2009137547A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置

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