JP2000289377A - 帯状ファイル及びその製造方法 - Google Patents
帯状ファイル及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 長尺のプラスチックシート台紙の両面に
それぞれ長尺のプラスチックフィルムを重ね合せ、上記
台紙とその表裏のプラスチックフィルムの幅方向両端部
をそれぞれ接合することにより形成された長尺ファイル
体をその長手方向に沿って一定長さで交互に内折り及び
外折りして複数段に折り畳むと共に、上記台紙の各折目
部においてその折目方向に沿って上記プラスチックフィ
ルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離し部
の両側にそれぞれ挿入開口部を有するポケット部が形成
されてなる帯状ファイルであって、上記台紙内側折目部
におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上記開
口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線状に
切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプラス
チックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間に隙
間を形成しない直線状切り込みであることを特徴とする
帯状ファイル。 【効果】本発明の帯状ファイルは、折り畳んだ際、外側
折目部が整列した状態で折り重ねられるので、体裁がよ
く、また簡単に手間を省略して製造することができる。
それぞれ長尺のプラスチックフィルムを重ね合せ、上記
台紙とその表裏のプラスチックフィルムの幅方向両端部
をそれぞれ接合することにより形成された長尺ファイル
体をその長手方向に沿って一定長さで交互に内折り及び
外折りして複数段に折り畳むと共に、上記台紙の各折目
部においてその折目方向に沿って上記プラスチックフィ
ルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離し部
の両側にそれぞれ挿入開口部を有するポケット部が形成
されてなる帯状ファイルであって、上記台紙内側折目部
におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上記開
口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線状に
切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプラス
チックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間に隙
間を形成しない直線状切り込みであることを特徴とする
帯状ファイル。 【効果】本発明の帯状ファイルは、折り畳んだ際、外側
折目部が整列した状態で折り重ねられるので、体裁がよ
く、また簡単に手間を省略して製造することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真、はがき類、
カード類及び名刺等の種々の被ファイル物を多数閉じ込
むことができる比較的簡易な帯状ファイルに関するもの
である。
カード類及び名刺等の種々の被ファイル物を多数閉じ込
むことができる比較的簡易な帯状ファイルに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】最近では、写真をはじめ絵葉書や年賀葉
書等の葉書類、ポストカード，テレフォンカード等のカ
ード類、名刺などの被ファイル物を整理、整頓する用具
として種々のファイルが製造販売されているが、これら
のファイルは、その大半が少なくとも一側端部に開口部
を有するポケット部を具備したものである。このような
ファイルの中には、被ファイル物を多数収容することが
できる簡易な帯状のファイルがある。
書等の葉書類、ポストカード，テレフォンカード等のカ
ード類、名刺などの被ファイル物を整理、整頓する用具
として種々のファイルが製造販売されているが、これら
のファイルは、その大半が少なくとも一側端部に開口部
を有するポケット部を具備したものである。このような
ファイルの中には、被ファイル物を多数収容することが
できる簡易な帯状のファイルがある。
【０００３】この帯状ファイル１０は、図６，７に示し
たように、長尺の可撓性を有するプラスチックシートか
らなる台紙１の両面にそれぞれ長尺の可撓性を有する透
明プラスチックフィルム２，２を重ね合せ、上記台紙１
とその表裏のプラスチックフィルム２，２の幅方向両端
部、及び必要により長手方向一端部又は両端部を熱接着
するなどして接合３，３することにより、長尺ファイル
体４を形成すると共に、この長尺ファイル体４をその長
さ方向に沿って一定長さで交互に内折り及び外折りして
複数段に折り畳んでなるものであり、この場合、台紙１
の各折目予定部５ａ，６ａにおいてその折目方向（即ち
長尺ファイル体の幅方向）に沿って上記プラスチックフ
ィルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離し
部７の両側にそれぞれ挿入開口部８ａを有するポケット
部８が形成されたものである。
たように、長尺の可撓性を有するプラスチックシートか
らなる台紙１の両面にそれぞれ長尺の可撓性を有する透
明プラスチックフィルム２，２を重ね合せ、上記台紙１
とその表裏のプラスチックフィルム２，２の幅方向両端
部、及び必要により長手方向一端部又は両端部を熱接着
するなどして接合３，３することにより、長尺ファイル
体４を形成すると共に、この長尺ファイル体４をその長
さ方向に沿って一定長さで交互に内折り及び外折りして
複数段に折り畳んでなるものであり、この場合、台紙１
の各折目予定部５ａ，６ａにおいてその折目方向（即ち
長尺ファイル体の幅方向）に沿って上記プラスチックフ
ィルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離し
部７の両側にそれぞれ挿入開口部８ａを有するポケット
部８が形成されたものである。
【０００４】従って、この帯状ファイル１０は、台紙１
の両面にそれぞれ多数のポケット部８が連設されたもの
であり、常時は折り畳まれているのでコンパクトであ
り、しかも多数の被ファイル物を収納でき、また被ファ
イル物を出し入れする場合などは、帯状ファイル１０を
適宜広げて用いることができ、簡便なものである。
の両面にそれぞれ多数のポケット部８が連設されたもの
であり、常時は折り畳まれているのでコンパクトであ
り、しかも多数の被ファイル物を収納でき、また被ファ
イル物を出し入れする場合などは、帯状ファイル１０を
適宜広げて用いることができ、簡便なものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記帯状ファイル１０
は、上記長尺ファイル体４を交互に内折り、外折りする
際、予めこの長尺ファイル体４の表裏のプラスチックフ
ィルム２，２に、その長手方向に沿って一定間隔毎に台
紙１の内側折目予定部５ａ及び外側折目予定部６ａにお
いて切り離し部７をそれぞれ幅方向に沿って形成し、次
いで該切り離し部７に沿って交互に内折り及び外折りを
行うものである。この場合、上記切り離し部７は、内折
り、外折りを行い易いということから、太線状に切り抜
く乃至は切り欠くものであり、これによって形成された
切り離し部７は、その両側のポケット部８の開口部８ａ
端縁間に上記切り抜き幅に相当する隙間が形成されたも
のとなる。
は、上記長尺ファイル体４を交互に内折り、外折りする
際、予めこの長尺ファイル体４の表裏のプラスチックフ
ィルム２，２に、その長手方向に沿って一定間隔毎に台
紙１の内側折目予定部５ａ及び外側折目予定部６ａにお
いて切り離し部７をそれぞれ幅方向に沿って形成し、次
いで該切り離し部７に沿って交互に内折り及び外折りを
行うものである。この場合、上記切り離し部７は、内折
り、外折りを行い易いということから、太線状に切り抜
く乃至は切り欠くものであり、これによって形成された
切り離し部７は、その両側のポケット部８の開口部８ａ
端縁間に上記切り抜き幅に相当する隙間が形成されたも
のとなる。
【０００６】しかしながら、上記切り離し部７の形成は
人手によっているため、このように太線状に切り抜く加
工は面倒である以上、上記折り畳みも人手によっている
ため、折り畳んだ状態において図８に示したように外側
折目部６が不揃いなものになりがちである。即ち、上述
したように台紙１の内側折目予定部５ａ及び外側折目予
定部６ａにおけるプラスチックフィルム２，２がいずれ
も太線状に切り抜かれて隙間が形成しているので、この
ような折目予定部５ａ，６ａで折り込みを行った場合、
上記太線状切り抜き部の中央部で常に折り込みが行われ
ず、折目がこの中央部により一側にずれたり、逆に他側
にずれた状態で折り込みが行われるため、折り畳んだ状
態で外側折目部が外側方に突出したり、内方に引込むこ
とになり、不揃いとなって体裁が悪いものである。
人手によっているため、このように太線状に切り抜く加
工は面倒である以上、上記折り畳みも人手によっている
ため、折り畳んだ状態において図８に示したように外側
折目部６が不揃いなものになりがちである。即ち、上述
したように台紙１の内側折目予定部５ａ及び外側折目予
定部６ａにおけるプラスチックフィルム２，２がいずれ
も太線状に切り抜かれて隙間が形成しているので、この
ような折目予定部５ａ，６ａで折り込みを行った場合、
上記太線状切り抜き部の中央部で常に折り込みが行われ
ず、折目がこの中央部により一側にずれたり、逆に他側
にずれた状態で折り込みが行われるため、折り畳んだ状
態で外側折目部が外側方に突出したり、内方に引込むこ
とになり、不揃いとなって体裁が悪いものである。
【０００７】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、外側折目部が外側方に突出したり内方に引込んだり
せず、外側折目部が整列した状態で折り畳まり、体裁よ
く折り重ねられると共に、左程の手間を要さずに簡単に
製作することができる帯状ファイル及びその製造方法を
提供することを目的とする。
で、外側折目部が外側方に突出したり内方に引込んだり
せず、外側折目部が整列した状態で折り畳まり、体裁よ
く折り重ねられると共に、左程の手間を要さずに簡単に
製作することができる帯状ファイル及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、（１）長尺のプラスチックシート台紙の両
面にそれぞれ長尺のプラスチックフィルムを重ね合せ、
上記台紙とその表裏のプラスチックフィルムの幅方向両
端部をそれぞれ接合することにより形成された長尺ファ
イル体をその長手方向に沿って一定長さで交互に内折り
及び外折りして複数段に折り畳むと共に、上記台紙の各
折目部においてその折目方向に沿って上記プラスチック
フィルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離
し部の両側にそれぞれ挿入開口部を有するポケット部が
形成されてなる帯状ファイルであって、上記台紙内側折
目部におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上
記開口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線
状に切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプ
ラスチックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間
に隙間を形成しない直線状切り込みであることを特徴と
する帯状ファイル、及び、（２）長尺のプラスチックシ
ート台紙の両面にそれぞれ長尺のプラスチックフィルム
を重ね合せ、上記台紙とその表裏のプラスチックフィル
ムの幅方向両端部をそれぞれ接合することにより長尺フ
ァイル体を形成し、次いでこの長尺ファイル体の表裏の
プラスチックフィルムにその長手方向に沿って一定間隔
毎に台紙の内側折目予定部位置において太線状の切り抜
き部を、外側折目予定部位置において直線状の切り込み
部をそれぞれ幅方向に沿って交互に形成した後、上記太
線状切り抜き部位置が内側折目部、直線状切り込み部位
置が外側折目部となるように台紙を交互に内折り及び外
折りして複数段に折り畳むことを特徴とする請求項１記
載の帯状ファイルの製造方法を提供する。
成するため、（１）長尺のプラスチックシート台紙の両
面にそれぞれ長尺のプラスチックフィルムを重ね合せ、
上記台紙とその表裏のプラスチックフィルムの幅方向両
端部をそれぞれ接合することにより形成された長尺ファ
イル体をその長手方向に沿って一定長さで交互に内折り
及び外折りして複数段に折り畳むと共に、上記台紙の各
折目部においてその折目方向に沿って上記プラスチック
フィルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離
し部の両側にそれぞれ挿入開口部を有するポケット部が
形成されてなる帯状ファイルであって、上記台紙内側折
目部におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上
記開口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線
状に切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプ
ラスチックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間
に隙間を形成しない直線状切り込みであることを特徴と
する帯状ファイル、及び、（２）長尺のプラスチックシ
ート台紙の両面にそれぞれ長尺のプラスチックフィルム
を重ね合せ、上記台紙とその表裏のプラスチックフィル
ムの幅方向両端部をそれぞれ接合することにより長尺フ
ァイル体を形成し、次いでこの長尺ファイル体の表裏の
プラスチックフィルムにその長手方向に沿って一定間隔
毎に台紙の内側折目予定部位置において太線状の切り抜
き部を、外側折目予定部位置において直線状の切り込み
部をそれぞれ幅方向に沿って交互に形成した後、上記太
線状切り抜き部位置が内側折目部、直線状切り込み部位
置が外側折目部となるように台紙を交互に内折り及び外
折りして複数段に折り畳むことを特徴とする請求項１記
載の帯状ファイルの製造方法を提供する。
【０００９】本発明の帯状ファイルは、台紙の内側折目
部におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上記
開口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線状
に切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプラ
スチックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間に
隙間を形成しない直線状切り込みであるため、外側折目
予定部にある直線状切り込みに沿って外折りすることに
より、太線状に切り抜いた場合と異なり、台紙を外折り
する際に折り込むべき位置から左右にずれる不都合な
く、常に一定の折り込み位置において外折りすることが
でき、従って内側折目部も一定位置となり、一定間隔毎
に形成された外側折目予定部で折り込むことができるの
で、折り畳んだ際に、外側折目部が整列した状態で体裁
よく折り重ねられるものである。
部におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上記
開口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線状
に切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプラ
スチックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間に
隙間を形成しない直線状切り込みであるため、外側折目
予定部にある直線状切り込みに沿って外折りすることに
より、太線状に切り抜いた場合と異なり、台紙を外折り
する際に折り込むべき位置から左右にずれる不都合な
く、常に一定の折り込み位置において外折りすることが
でき、従って内側折目部も一定位置となり、一定間隔毎
に形成された外側折目予定部で折り込むことができるの
で、折り畳んだ際に、外側折目部が整列した状態で体裁
よく折り重ねられるものである。
【００１０】また、本発明の帯状ファイルを製造する
際、台紙の内側折目予定部及び外側折目予定部における
プラスチックフィルムは、共に太線状に切り抜くもので
はなく、太線状の切り抜き部は、内側折目予定部に対応
する位置のみであり、外側折目予定部位置は直線状の切
込み部であるので、表裏のプラスチックフィルムの切り
離しが簡略化されると共に、台紙を折り込む際に、プラ
スチックフィルムの直線状切込み部が形成された外側折
目予定部をこの直線状切込み部に沿って外折りすればよ
いので、折り込む作業が容易となるものである。なお、
内外の折目予定部においてプラスチックフィルムをいず
れも直線状切込み部とした場合、一定間隔毎に切目を形
成するといっても、多少の誤差は生じ得るものであるか
ら、外側の直線状切込み部に沿って外折りする際、内側
の直線状切込み部に一致しない場合が生じ、内側のプラ
スチックフィルムを折り込んでしまう場合もあるので、
かえって折り込み作業が面倒になる。
際、台紙の内側折目予定部及び外側折目予定部における
プラスチックフィルムは、共に太線状に切り抜くもので
はなく、太線状の切り抜き部は、内側折目予定部に対応
する位置のみであり、外側折目予定部位置は直線状の切
込み部であるので、表裏のプラスチックフィルムの切り
離しが簡略化されると共に、台紙を折り込む際に、プラ
スチックフィルムの直線状切込み部が形成された外側折
目予定部をこの直線状切込み部に沿って外折りすればよ
いので、折り込む作業が容易となるものである。なお、
内外の折目予定部においてプラスチックフィルムをいず
れも直線状切込み部とした場合、一定間隔毎に切目を形
成するといっても、多少の誤差は生じ得るものであるか
ら、外側の直線状切込み部に沿って外折りする際、内側
の直線状切込み部に一致しない場合が生じ、内側のプラ
スチックフィルムを折り込んでしまう場合もあるので、
かえって折り込み作業が面倒になる。
【００１１】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の一実施
例につき図１〜５を参照して更に詳述する。なお、本発
明の帯状ファイルは、プラスチックフィルムの切り離し
部の態様が図６〜８に示したものと異なる以外は同様の
構成であるため、同一構成部分については、図６〜８と
同一の参照符号を付してその説明を省略する。
例につき図１〜５を参照して更に詳述する。なお、本発
明の帯状ファイルは、プラスチックフィルムの切り離し
部の態様が図６〜８に示したものと異なる以外は同様の
構成であるため、同一構成部分については、図６〜８と
同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【００１２】本発明においては、帯状ファイル１０の製
造に当り、長尺のプラスチックシート台紙１の両面に重
ね合され、少なくとも幅方向両端部がそれぞれ台紙に熱
接着等によって接合３，３されたプラスチックフィルム
２，２に対し、その長手方向に沿って一定間隔毎に台紙
１の内側折目予定部５ａ位置においてプラスチックフィ
ルム２，２に太線状の切り抜き部１１を、外側折目予定
部位置においてプラスチックフィルム２，２に直線状の
切込み部１２をそれぞれ幅方向に沿って交互に形成し、
これを上記太線状切り抜き部１１が台紙１の内側折目部
５、直線状切込み部１２が外側折目部６となるように交
互に内折り及び外折りして複数段に折り畳むことによ
り、内側折目部５の切り離し部７が、互いに隣接する内
側ポケット部８，８の挿入開口部８ａ，８ａ端縁間に所
定間隔の隙間１３を形成するように切り抜かれた太線状
の切り抜き部１１であり、一方、外側折目部６における
切り離し部７が、互いに隣接する外側ポケット部８，８
の挿入開口部端縁間に少なくとも開いた状態において隙
間を形成することのない直線状切込み部１２となるもの
である。
造に当り、長尺のプラスチックシート台紙１の両面に重
ね合され、少なくとも幅方向両端部がそれぞれ台紙に熱
接着等によって接合３，３されたプラスチックフィルム
２，２に対し、その長手方向に沿って一定間隔毎に台紙
１の内側折目予定部５ａ位置においてプラスチックフィ
ルム２，２に太線状の切り抜き部１１を、外側折目予定
部位置においてプラスチックフィルム２，２に直線状の
切込み部１２をそれぞれ幅方向に沿って交互に形成し、
これを上記太線状切り抜き部１１が台紙１の内側折目部
５、直線状切込み部１２が外側折目部６となるように交
互に内折り及び外折りして複数段に折り畳むことによ
り、内側折目部５の切り離し部７が、互いに隣接する内
側ポケット部８，８の挿入開口部８ａ，８ａ端縁間に所
定間隔の隙間１３を形成するように切り抜かれた太線状
の切り抜き部１１であり、一方、外側折目部６における
切り離し部７が、互いに隣接する外側ポケット部８，８
の挿入開口部端縁間に少なくとも開いた状態において隙
間を形成することのない直線状切込み部１２となるもの
である。
【００１３】従って、本発明の帯状ファイル１０は、そ
の製造時において、外側折目予定部６ａにおいてプラス
チックフィルム２，２に切目を形成する作業が容易とな
り、しかも折り込み作業も、外側折目予定部６ａの直線
状切込み部１２を基準にしてこれに沿って外折りすれば
よいので、簡単に行われ、この場合、内側折目予定部５
ａにおけるプラスチックフィルム２，２は太線状切り抜
き部１１とされており、隙間１３を有するものであるの
で、外折りした際に内側のプラスチックフィルムが折り
込まれてしまう不都合もなく、この点でも折り込み作業
が容易に行われるものである。
の製造時において、外側折目予定部６ａにおいてプラス
チックフィルム２，２に切目を形成する作業が容易とな
り、しかも折り込み作業も、外側折目予定部６ａの直線
状切込み部１２を基準にしてこれに沿って外折りすれば
よいので、簡単に行われ、この場合、内側折目予定部５
ａにおけるプラスチックフィルム２，２は太線状切り抜
き部１１とされており、隙間１３を有するものであるの
で、外折りした際に内側のプラスチックフィルムが折り
込まれてしまう不都合もなく、この点でも折り込み作業
が容易に行われるものである。
【００１４】更に、図５に示したように、このように折
り込まれ、折り畳まれた帯状ファイル１０は、その複数
段の外側折目部６相互に実質的な凹凸はなく、整列状態
に折り重ねられるものであり、体裁のよいものである。
り込まれ、折り畳まれた帯状ファイル１０は、その複数
段の外側折目部６相互に実質的な凹凸はなく、整列状態
に折り重ねられるものであり、体裁のよいものである。
【００１５】なお、本発明の帯状ファイル１０は、写
真、はがき類、カード類などをポケット部８に収納して
使用されるものであり、その使用態様は従来と同様であ
り、ポケット部８の大きさ、或いはプラスチックフィル
ム２，２に一定間隔で切目を形成する場合の該間隔は、
ポケット部８に収納すべき被ファイル物の大きさに応じ
て選定される。また、プラスチックシートの台紙、プラ
スチックシートの材質は、公知のものでよく、可撓性を
有するものが使用でき、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタ
レートなどのシートやフィルムが用いられるが、これに
制限されるものではない。
真、はがき類、カード類などをポケット部８に収納して
使用されるものであり、その使用態様は従来と同様であ
り、ポケット部８の大きさ、或いはプラスチックフィル
ム２，２に一定間隔で切目を形成する場合の該間隔は、
ポケット部８に収納すべき被ファイル物の大きさに応じ
て選定される。また、プラスチックシートの台紙、プラ
スチックシートの材質は、公知のものでよく、可撓性を
有するものが使用でき、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタ
レートなどのシートやフィルムが用いられるが、これに
制限されるものではない。
【００１６】
【発明の効果】本発明の帯状ファイルは、折り畳んだ
際、外側折目部が整列した状態で折り重ねられるので、
体裁がよく、また簡単に手間を省略して製造することが
できる。
際、外側折目部が整列した状態で折り重ねられるので、
体裁がよく、また簡単に手間を省略して製造することが
できる。
【図１】本発明の一実施例にかかる帯状ファイルを示す
正面図である。
正面図である。
【図２】図１の帯状ファイルをＡＡ線に沿って切断した
断面図である。
断面図である。
【図３】同帯状ファイルを折り畳んで使用する状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】図３に示す帯状ファイルの部分断面図である。
【図５】折り畳まれた同帯状ファイルの状態を示す概略
図である。
図である。
【図６】従来の帯状ファイルを示す正面図である。
【図７】同帯状ファイルをＢＢ線に沿って切断した断面
図である。
図である。
【図８】折り畳まれた同帯状ファイルの状態を示す概略
図である。
図である。
１ プラスチックシート台紙 ２ プラスチックフィルム ４ 長尺フィルム体 ５ 内側折目部 ６ 外側折目部 ５ａ 内側折目予定部 ６ａ 外側折目予定部 ７ 切り離し部 ８ ポケット部 ８ａ 挿入開口部 １０ 帯状ファイル １１ 太線状切り抜き部 １２ 直線状切り込み部 １３ 隙間
Claims (2)
- 【請求項１】 長尺のプラスチックシート台紙の両面に
それぞれ長尺のプラスチックフィルムを重ね合せ、上記
台紙とその表裏のプラスチックフィルムの幅方向両端部
をそれぞれ接合することにより形成された長尺ファイル
体をその長手方向に沿って一定長さで交互に内折り及び
外折りして複数段に折り畳むと共に、上記台紙の各折目
部においてその折目方向に沿って上記プラスチックフィ
ルムがそれぞれ切り離されることによりこの切り離し部
の両側にそれぞれ挿入開口部を有するポケット部が形成
されてなる帯状ファイルであって、上記台紙内側折目部
におけるプラスチックフィルムの切り離し部が、上記開
口部端縁間に所定間隔の隙間を形成するように太線状に
切り抜いたものであり、上記外側折目部におけるプラス
チックフィルムの切り離し部が、上記開口部端縁間に隙
間を形成しない直線状切り込みであることを特徴とする
帯状ファイル。 - 【請求項２】 長尺のプラスチックシート台紙の両面に
それぞれ長尺のプラスチックフィルムを重ね合せ、上記
台紙とその表裏のプラスチックフィルムの幅方向両端部
をそれぞれ接合することにより長尺ファイル体を形成
し、次いでこの長尺ファイル体の表裏のプラスチックフ
ィルムにその長手方向に沿って一定間隔毎に台紙の内側
折目予定部位置において太線状の切り抜き部を、外側折
目予定部位置において直線状の切り込み部をそれぞれ幅
方向に沿って交互に形成した後、上記太線状切り抜き部
位置が内側折目部、直線状切り込み部位置が外側折目部
となるように台紙を交互に内折り及び外折りして複数段
に折り畳むことを特徴とする請求項１記載の帯状ファイ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11099686A JP2000289377A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 帯状ファイル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11099686A JP2000289377A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 帯状ファイル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289377A true JP2000289377A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14253932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11099686A Pending JP2000289377A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 帯状ファイル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289377A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006311965A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Sega Corp | カードフォルダ |
| JP2021100800A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | 有限会社ハヤシ商店 | カードケース |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11099686A patent/JP2000289377A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006311965A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Sega Corp | カードフォルダ |
| JP2021100800A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | 有限会社ハヤシ商店 | カードケース |
| JP7304068B2 (ja) | 2019-12-24 | 2023-07-06 | 有限会社ハヤシ商店 | カードケース |
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