JP2000289054A - ディスク成形用金型 - Google Patents
ディスク成形用金型Info
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- JP2000289054A JP2000289054A JP9757899A JP9757899A JP2000289054A JP 2000289054 A JP2000289054 A JP 2000289054A JP 9757899 A JP9757899 A JP 9757899A JP 9757899 A JP9757899 A JP 9757899A JP 2000289054 A JP2000289054 A JP 2000289054A
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- JP
- Japan
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- cooling medium
- fixed
- movable
- flow path
- disk plate
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- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】成形不良が発生するのを防止することができ、
冷却媒体流路に流路詰りが発生することがないようにす
る。 【解決手段】前端面をキャビティ空間に臨ませて配設さ
れた固定側円盤プレートと、固定側円盤プレートと対向
させて配設された可動側円盤プレートと、固定側円盤プ
レート及び可動側円盤プレートのうちの一方より径方向
内方に配設されたダイと、固定側円盤プレート及び可動
側円盤プレートのうちの他方より径方向内方に配設され
たカットパンチ68とを有する。カットパンチ68内に
は、後端部から中央部にかけて冷却媒体流路74が形成
され、該冷却媒体流路74と冷却媒体源とが接続され
る。冷却媒体流路74内を循環する冷却媒体の熱量が変
化しても、樹脂の温度が変化することがないので、樹脂
を安定させて冷却することができる。
冷却媒体流路に流路詰りが発生することがないようにす
る。 【解決手段】前端面をキャビティ空間に臨ませて配設さ
れた固定側円盤プレートと、固定側円盤プレートと対向
させて配設された可動側円盤プレートと、固定側円盤プ
レート及び可動側円盤プレートのうちの一方より径方向
内方に配設されたダイと、固定側円盤プレート及び可動
側円盤プレートのうちの他方より径方向内方に配設され
たカットパンチ68とを有する。カットパンチ68内に
は、後端部から中央部にかけて冷却媒体流路74が形成
され、該冷却媒体流路74と冷却媒体源とが接続され
る。冷却媒体流路74内を循環する冷却媒体の熱量が変
化しても、樹脂の温度が変化することがないので、樹脂
を安定させて冷却することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク成形用金
型に関するものである。
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において溶融させた樹脂を、ディスク成形用金型
のキャビティ空間に充填(てん)することによって成形
品を成形することができるようになっている。
ンダ内において溶融させた樹脂を、ディスク成形用金型
のキャビティ空間に充填(てん)することによって成形
品を成形することができるようになっている。
【0003】図2は従来のディスク成形用金型における
カットパンチの部分断面図、図3は従来のディスク成形
用金型の断面図である。
カットパンチの部分断面図、図3は従来のディスク成形
用金型の断面図である。
【0004】図において、12は図示されない固定プラ
テンにボルトによって取り付けられた固定側組立体、3
2は該固定側組立体12と対向させて、かつ、進退(図
3における左右方向に移動)自在に配設され、図示され
ない可動プラテンにボルトによって取り付けられた可動
側組立体であり、該可動側組立体32を進退させること
によって型閉じ、型締め及び型開きを行うことができ
る。そして、型締状態において、固定側組立体12と可
動側組立体32との間に図示されないキャビティ空間が
形成される。
テンにボルトによって取り付けられた固定側組立体、3
2は該固定側組立体12と対向させて、かつ、進退(図
3における左右方向に移動)自在に配設され、図示され
ない可動プラテンにボルトによって取り付けられた可動
側組立体であり、該可動側組立体32を進退させること
によって型閉じ、型締め及び型開きを行うことができ
る。そして、型締状態において、固定側組立体12と可
動側組立体32との間に図示されないキャビティ空間が
形成される。
【0005】前記固定側組立体12は、固定側ベースプ
レート15、該固定側ベースプレート15に図示されな
いボルトによって固定された中間プレート13、該中間
プレート13に図示されないボルトによって固定され、
前端面(図3における左端面)を前記キャビティ空間に
臨ませて配設された固定側円盤プレート16、該固定側
円盤プレート16の外周に配設され、前記中間プレート
13に図示されないボルトによって固定された環状の固
定側ガイドリング18、前記固定側ベースプレート15
の中央部分に配設され、固定側ベースプレート15を固
定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、
該ロケートリング23に隣接させて、かつ、前端面を前
記キャビティ空間に臨ませて配設されたスプルーブッシ
ュ24、前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記スプルーブッシュ24より径方向外方に配設さ
れたスリーブ状の固定側ブシュ25、及び前端面を前記
キャビティ空間に臨ませて、かつ、前記固定側ブシュ2
5より径方向外方に配設されたスリーブ状のインナース
タンパ押え27から成る。該インナースタンパ押え27
は、所定のパターンで形成された情報面を備えた図示さ
れないスタンパを固定側円盤プレート16に取り付ける
ためのものである。
レート15、該固定側ベースプレート15に図示されな
いボルトによって固定された中間プレート13、該中間
プレート13に図示されないボルトによって固定され、
前端面(図3における左端面)を前記キャビティ空間に
臨ませて配設された固定側円盤プレート16、該固定側
円盤プレート16の外周に配設され、前記中間プレート
13に図示されないボルトによって固定された環状の固
定側ガイドリング18、前記固定側ベースプレート15
の中央部分に配設され、固定側ベースプレート15を固
定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、
該ロケートリング23に隣接させて、かつ、前端面を前
記キャビティ空間に臨ませて配設されたスプルーブッシ
ュ24、前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記スプルーブッシュ24より径方向外方に配設さ
れたスリーブ状の固定側ブシュ25、及び前端面を前記
キャビティ空間に臨ませて、かつ、前記固定側ブシュ2
5より径方向外方に配設されたスリーブ状のインナース
タンパ押え27から成る。該インナースタンパ押え27
は、所定のパターンで形成された情報面を備えた図示さ
れないスタンパを固定側円盤プレート16に取り付ける
ためのものである。
【0006】前記スプルーブッシュ24内の中央には、
図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂
を通し、前記キャビティ空間に充填するためにスプルー
26が形成される。また、前記スプルーブッシュ24の
前端(図3における左端)にはダイ28が形成される。
図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂
を通し、前記キャビティ空間に充填するためにスプルー
26が形成される。また、前記スプルーブッシュ24の
前端(図3における左端)にはダイ28が形成される。
【0007】一方、前記可動側組立体32は、可動側ベ
ースプレート35、該可動側ベースプレート35にボル
トb1によって固定された中間プレート40、該中間プ
レート40に図示されないボルトによって固定され、前
端面(図3における右端面)を前記キャビティ空間に臨
ませて配設された可動側円盤プレート36、該可動側円
盤プレート36の外周に配設され、前記中間プレート4
0に図示されないボルトによって固定された環状の可動
側ガイドリング38、前記可動側円盤プレート36の外
周縁部において前記可動側円盤プレート36に固定さ
れ、キャビティ空間の外周縁を画成するキャビリング3
9、前記可動側ベースプレート35内において前記可動
プラテンと隣接させて配設され、可動側ベースプレート
35に固定されたシリンダ44、前端面を前記キャビテ
ィ空間に臨ませて、かつ、前記ダイ28と対向させて配
設され、前記シリンダ44によって進退させられるカッ
トパンチ48、前端面を前記キャビティ空間に臨ませ
て、かつ、前記カットパンチ48より径方向外方に進退
自在に配設されたスリーブ状のフローティングパンチ4
2、及び前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記フローティングパンチ42より径方向外方に配
設されたスリーブ状の可動側ブシュ45から成る。
ースプレート35、該可動側ベースプレート35にボル
トb1によって固定された中間プレート40、該中間プ
レート40に図示されないボルトによって固定され、前
端面(図3における右端面)を前記キャビティ空間に臨
ませて配設された可動側円盤プレート36、該可動側円
盤プレート36の外周に配設され、前記中間プレート4
0に図示されないボルトによって固定された環状の可動
側ガイドリング38、前記可動側円盤プレート36の外
周縁部において前記可動側円盤プレート36に固定さ
れ、キャビティ空間の外周縁を画成するキャビリング3
9、前記可動側ベースプレート35内において前記可動
プラテンと隣接させて配設され、可動側ベースプレート
35に固定されたシリンダ44、前端面を前記キャビテ
ィ空間に臨ませて、かつ、前記ダイ28と対向させて配
設され、前記シリンダ44によって進退させられるカッ
トパンチ48、前端面を前記キャビティ空間に臨ませ
て、かつ、前記カットパンチ48より径方向外方に進退
自在に配設されたスリーブ状のフローティングパンチ4
2、及び前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記フローティングパンチ42より径方向外方に配
設されたスリーブ状の可動側ブシュ45から成る。
【0008】また、前記キャビリング39の前端面に
は、前記可動側円盤プレート36の前端面より突出させ
られて凹部37が形成される。そして、前記カットパン
チ48内には、スプルーエジェクタピン61が進退自在
に配設される。
は、前記可動側円盤プレート36の前端面より突出させ
られて凹部37が形成される。そして、前記カットパン
チ48内には、スプルーエジェクタピン61が進退自在
に配設される。
【0009】前記構成のディスク成形用金型において、
図示されない型締装置を作動させ、前記可動プラテンを
前進(図3における右方に移動)させて固定プラテン側
に移動させ、キャビリング39と固定側円盤プレート1
6とを当接させることによって型閉じ及び型締めを行う
と、前記凹部37は前記キャビティ空間になる。続い
て、前記射出ノズルから溶融させられた樹脂を射出する
と、樹脂は、スプルー26を通ってキャビティ空間に充
填され、成形品になる。そして、前記シリンダ44内に
は、前記カットパンチ48の後端部(図3における左端
部)に一体に形成されたピストン51が進退自在に配設
され、該ピストン51の後方(図3における左方)には
図示されない油室が形成される。
図示されない型締装置を作動させ、前記可動プラテンを
前進(図3における右方に移動)させて固定プラテン側
に移動させ、キャビリング39と固定側円盤プレート1
6とを当接させることによって型閉じ及び型締めを行う
と、前記凹部37は前記キャビティ空間になる。続い
て、前記射出ノズルから溶融させられた樹脂を射出する
と、樹脂は、スプルー26を通ってキャビティ空間に充
填され、成形品になる。そして、前記シリンダ44内に
は、前記カットパンチ48の後端部(図3における左端
部)に一体に形成されたピストン51が進退自在に配設
され、該ピストン51の後方(図3における左方)には
図示されない油室が形成される。
【0010】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン51を前進させる
と、前記カットパンチ48が前進させられてダイ28内
に進入する。その結果、前記キャビティ空間内に成形さ
れた成形品に穴空け加工が施されてカット穴が形成さ
れ、例えば、光ディスク基盤の内径抜きを行うことがで
きる。
に油を供給することによってピストン51を前進させる
と、前記カットパンチ48が前進させられてダイ28内
に進入する。その結果、前記キャビティ空間内に成形さ
れた成形品に穴空け加工が施されてカット穴が形成さ
れ、例えば、光ディスク基盤の内径抜きを行うことがで
きる。
【0011】続いて、可動プラテンが後退(図3におけ
る左方に移動)させられて型開きが行われると、成形品
は可動側円盤プレート36及びキャビリング39によっ
て保持された状態で可動側組立体32と共に後退させら
れ、穴空け加工に伴って成形品と分離させられたスプル
ー部分はカットパンチ48によって保持された状態で可
動側組立体32と共に後退させられる。そして、前記フ
ローティングパンチ42を前進させることによって成形
品が離型させられ、スプルーエジェクタピン61を前進
させることによってスプルー部分が離型させられる。
る左方に移動)させられて型開きが行われると、成形品
は可動側円盤プレート36及びキャビリング39によっ
て保持された状態で可動側組立体32と共に後退させら
れ、穴空け加工に伴って成形品と分離させられたスプル
ー部分はカットパンチ48によって保持された状態で可
動側組立体32と共に後退させられる。そして、前記フ
ローティングパンチ42を前進させることによって成形
品が離型させられ、スプルーエジェクタピン61を前進
させることによってスプルー部分が離型させられる。
【0012】ところで、前記固定側円盤プレート16に
おける固定側ベースプレート15と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート13によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は図示されない
冷却媒体源に接続される。一方、前記可動側円盤プレー
ト36における中間プレート40と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート40によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は前記冷却媒体
源に接続される。そして、該冷却媒体源及び各冷却媒体
流路によって温調用又は冷却用の冷却媒体系が形成さ
れ、該冷却媒体系において冷却媒体を循環させることに
よって固定側円盤プレート16及び可動側円盤プレート
36を冷却し、キャビティ空間内の樹脂を冷却すること
ができる。
おける固定側ベースプレート15と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート13によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は図示されない
冷却媒体源に接続される。一方、前記可動側円盤プレー
ト36における中間プレート40と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート40によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は前記冷却媒体
源に接続される。そして、該冷却媒体源及び各冷却媒体
流路によって温調用又は冷却用の冷却媒体系が形成さ
れ、該冷却媒体系において冷却媒体を循環させることに
よって固定側円盤プレート16及び可動側円盤プレート
36を冷却し、キャビティ空間内の樹脂を冷却すること
ができる。
【0013】ところが、前記構成のディスク成形用金型
においては、固定側円盤プレート16及び可動側円盤プ
レート36に接触している樹脂を冷却することができる
が、前記固定側円盤プレート16及び可動側円盤プレー
ト36に接触していない部分の樹脂を冷却することがで
きない。したがって、ダイ28及びカットパンチ48に
よって挟まれる部分の樹脂を十分に冷却することができ
ないので、穴空け加工を施すのに伴って、カットバリが
発生したり、カット穴の周辺部分にヒケが発生したりし
て成形不良が発生してしまう。
においては、固定側円盤プレート16及び可動側円盤プ
レート36に接触している樹脂を冷却することができる
が、前記固定側円盤プレート16及び可動側円盤プレー
ト36に接触していない部分の樹脂を冷却することがで
きない。したがって、ダイ28及びカットパンチ48に
よって挟まれる部分の樹脂を十分に冷却することができ
ないので、穴空け加工を施すのに伴って、カットバリが
発生したり、カット穴の周辺部分にヒケが発生したりし
て成形不良が発生してしまう。
【0014】そこで、カットパンチ48に冷却媒体流路
を形成し、ダイ28及びカットパンチ48によって挟ま
れる部分の樹脂を十分に冷却することができるようにし
たディスク成形用金型が提供されている。
を形成し、ダイ28及びカットパンチ48によって挟ま
れる部分の樹脂を十分に冷却することができるようにし
たディスク成形用金型が提供されている。
【0015】図4は従来の他のディスク成形用金型にお
けるカットパンチの部分断面図である。
けるカットパンチの部分断面図である。
【0016】図において、62はカットパンチ、63は
後端部(図における下端部)に一体に形成されたピスト
ン、64は冷却媒体流路、65は該冷却媒体流路64と
図示されない前記冷却媒体源とを接続するマニホルド、
66はスプルーエジェクタピン61を収容する室であ
る。そして、前記マニホルド65は前記ピストン63内
に形成され、前記冷却媒体流路64はピストン63内か
ら前記カットパンチ62の前端(図における上端)の近
傍まで延在させて形成される。
後端部(図における下端部)に一体に形成されたピスト
ン、64は冷却媒体流路、65は該冷却媒体流路64と
図示されない前記冷却媒体源とを接続するマニホルド、
66はスプルーエジェクタピン61を収容する室であ
る。そして、前記マニホルド65は前記ピストン63内
に形成され、前記冷却媒体流路64はピストン63内か
ら前記カットパンチ62の前端(図における上端)の近
傍まで延在させて形成される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のディスク成形用金型においては、冷却媒体流路64
がカットパンチ62の前端の近傍まで延在させられるの
で、冷却媒体の熱量が変化すると、ダイ28(図3)及
びカットパンチ48によって挟まれる部分の樹脂の温度
が変化してしまう。したがって、ダイ28及びカットパ
ンチ48によって挟まれる部分の樹脂を安定させて冷却
することができず、成形不良が発生してしまう。
来のディスク成形用金型においては、冷却媒体流路64
がカットパンチ62の前端の近傍まで延在させられるの
で、冷却媒体の熱量が変化すると、ダイ28(図3)及
びカットパンチ48によって挟まれる部分の樹脂の温度
が変化してしまう。したがって、ダイ28及びカットパ
ンチ48によって挟まれる部分の樹脂を安定させて冷却
することができず、成形不良が発生してしまう。
【0018】また、冷却媒体流路64が、複雑で、か
つ、長くなるので、流路詰りが発生しやすい。
つ、長くなるので、流路詰りが発生しやすい。
【0019】本発明は、前記従来のディスク成形用金型
の問題点を解決して、成形不良が発生したり、冷却媒体
流路に流路詰りが発生したりすることがないディスク成
形用金型を提供することを目的とする。
の問題点を解決して、成形不良が発生したり、冷却媒体
流路に流路詰りが発生したりすることがないディスク成
形用金型を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のデ
ィスク成形用金型においては、前端面をキャビティ空間
に臨ませて配設された固定側円盤プレートと、該固定側
円盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキャビティ
空間に臨ませて配設された可動側円盤プレートと、前記
固定側円盤プレート及び可動側円盤プレートのうちの一
方より径方向内方に配設されたダイと、前記固定側円盤
プレート及び可動側円盤プレートのうちの他方より径方
向内方において、進退自在に配設されたカットパンチと
を有する。
ィスク成形用金型においては、前端面をキャビティ空間
に臨ませて配設された固定側円盤プレートと、該固定側
円盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキャビティ
空間に臨ませて配設された可動側円盤プレートと、前記
固定側円盤プレート及び可動側円盤プレートのうちの一
方より径方向内方に配設されたダイと、前記固定側円盤
プレート及び可動側円盤プレートのうちの他方より径方
向内方において、進退自在に配設されたカットパンチと
を有する。
【0021】そして、該カットパンチ内には、後端部か
ら中央部にかけて冷却媒体流路が形成され、該冷却媒体
流路と冷却媒体源とが接続される。
ら中央部にかけて冷却媒体流路が形成され、該冷却媒体
流路と冷却媒体源とが接続される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の実施の形態におけるカット
パンチの部分断面図、図5は本発明の実施の形態におけ
るディスク成形用金型の断面図である。
パンチの部分断面図、図5は本発明の実施の形態におけ
るディスク成形用金型の断面図である。
【0024】図において、12は図示されない固定プラ
テンにボルトによって取り付けられた固定側組立体、3
2は該固定側組立体12と対向させて、かつ、進退(図
5における左右方向に移動)自在に配設され、図示され
ない可動プラテンにボルトによって取り付けられた可動
側組立体であり、該可動側組立体32を進退させること
によって型閉じ、型締め及び型開きを行うことができ
る。そして、型締状態において、固定側組立体12と可
動側組立体32との間に図示されないキャビティ空間が
形成される。
テンにボルトによって取り付けられた固定側組立体、3
2は該固定側組立体12と対向させて、かつ、進退(図
5における左右方向に移動)自在に配設され、図示され
ない可動プラテンにボルトによって取り付けられた可動
側組立体であり、該可動側組立体32を進退させること
によって型閉じ、型締め及び型開きを行うことができ
る。そして、型締状態において、固定側組立体12と可
動側組立体32との間に図示されないキャビティ空間が
形成される。
【0025】前記固定側組立体12は、固定側ベースプ
レート15、該固定側ベースプレート15に図示されな
いボルトによって固定された中間プレート13、該中間
プレート13に図示されないボルトによって固定され、
前端面(図5における左端面)を前記キャビティ空間に
臨ませて配設された固定側円盤プレート16、該固定側
円盤プレート16の外周に配設され、前記中間プレート
13に図示されないボルトによって固定された環状の固
定側ガイドリング18、前記固定側ベースプレート15
の中央部分に配設され、固定側ベースプレート15を固
定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、
該ロケートリング23に隣接させて、かつ、前端面を前
記キャビティ空間に臨ませて配設されたスプルーブッシ
ュ24、前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記スプルーブッシュ24より径方向外方に配設さ
れたスリーブ状の固定側ブシュ25、及び前端面を前記
キャビティ空間に臨ませて、かつ、前記固定側ブシュ2
5より径方向外方に配設されたスリーブ状のインナース
タンパ押え27から成る。該インナースタンパ押え27
は、所定のパターンで形成された情報面を備えた図示さ
れないスタンパを固定側円盤プレート16に取り付ける
ためのものである。
レート15、該固定側ベースプレート15に図示されな
いボルトによって固定された中間プレート13、該中間
プレート13に図示されないボルトによって固定され、
前端面(図5における左端面)を前記キャビティ空間に
臨ませて配設された固定側円盤プレート16、該固定側
円盤プレート16の外周に配設され、前記中間プレート
13に図示されないボルトによって固定された環状の固
定側ガイドリング18、前記固定側ベースプレート15
の中央部分に配設され、固定側ベースプレート15を固
定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、
該ロケートリング23に隣接させて、かつ、前端面を前
記キャビティ空間に臨ませて配設されたスプルーブッシ
ュ24、前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記スプルーブッシュ24より径方向外方に配設さ
れたスリーブ状の固定側ブシュ25、及び前端面を前記
キャビティ空間に臨ませて、かつ、前記固定側ブシュ2
5より径方向外方に配設されたスリーブ状のインナース
タンパ押え27から成る。該インナースタンパ押え27
は、所定のパターンで形成された情報面を備えた図示さ
れないスタンパを固定側円盤プレート16に取り付ける
ためのものである。
【0026】前記スプルーブッシュ24内の中央には、
図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂
を通し、前記キャビティ空間に充填するためにスプルー
26が形成される。また、前記スプルーブッシュ24の
前端(図5における左端)にはダイ28が形成される。
図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂
を通し、前記キャビティ空間に充填するためにスプルー
26が形成される。また、前記スプルーブッシュ24の
前端(図5における左端)にはダイ28が形成される。
【0027】一方、前記可動側組立体32は、可動側ベ
ースプレート35、該可動側ベースプレート35にボル
トb1によって固定された中間プレート40、該中間プ
レート40に図示されないボルトによって固定され、前
端面(図5における右端面)を前記キャビティ空間に臨
ませて配設された可動側円盤プレート36、該可動側円
盤プレート36の外周に配設され、前記中間プレート4
0に図示されないボルトによって固定された環状の可動
側ガイドリング38、前記可動側円盤プレート36の外
周縁部において前記可動側円盤プレート36に固定さ
れ、キャビティ空間の外周縁を画成するキャビリング3
9、前記可動側ベースプレート35内において前記可動
プラテンと隣接させて配設され、可動側ベースプレート
35に固定されたシリンダ44、前端面を前記キャビテ
ィ空間に臨ませて、かつ、前記ダイ28と対向させて配
設され、前記シリンダ44によって進退させられるカッ
トパンチ68、前端面を前記キャビティ空間に臨ませ
て、かつ、前記カットパンチ68より径方向外方に進退
自在に配設されたスリーブ状のフローティングパンチ4
2、及び前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記フローティングパンチ42より径方向外方に配
設されたスリーブ状の可動側ブシュ45から成る。
ースプレート35、該可動側ベースプレート35にボル
トb1によって固定された中間プレート40、該中間プ
レート40に図示されないボルトによって固定され、前
端面(図5における右端面)を前記キャビティ空間に臨
ませて配設された可動側円盤プレート36、該可動側円
盤プレート36の外周に配設され、前記中間プレート4
0に図示されないボルトによって固定された環状の可動
側ガイドリング38、前記可動側円盤プレート36の外
周縁部において前記可動側円盤プレート36に固定さ
れ、キャビティ空間の外周縁を画成するキャビリング3
9、前記可動側ベースプレート35内において前記可動
プラテンと隣接させて配設され、可動側ベースプレート
35に固定されたシリンダ44、前端面を前記キャビテ
ィ空間に臨ませて、かつ、前記ダイ28と対向させて配
設され、前記シリンダ44によって進退させられるカッ
トパンチ68、前端面を前記キャビティ空間に臨ませ
て、かつ、前記カットパンチ68より径方向外方に進退
自在に配設されたスリーブ状のフローティングパンチ4
2、及び前端面を前記キャビティ空間に臨ませて、か
つ、前記フローティングパンチ42より径方向外方に配
設されたスリーブ状の可動側ブシュ45から成る。
【0028】また、前記キャビリング39の前端面に
は、前記可動側円盤プレート36の前端面より突出させ
られて凹部37が形成される。そして、前記カットパン
チ68は、後端部(図1における下端部)に一体に形成
された径の大きいピストン71、及び該ピストン71よ
り前方(図1における上方)に形成された径の小さいパ
ンチ部70を備え、カットパンチ68内には、スプルー
エジェクタピン61が進退自在に配設される。
は、前記可動側円盤プレート36の前端面より突出させ
られて凹部37が形成される。そして、前記カットパン
チ68は、後端部(図1における下端部)に一体に形成
された径の大きいピストン71、及び該ピストン71よ
り前方(図1における上方)に形成された径の小さいパ
ンチ部70を備え、カットパンチ68内には、スプルー
エジェクタピン61が進退自在に配設される。
【0029】前記構成のディスク成形用金型において、
図示されない型締装置を作動させ、前記可動プラテンを
前進(図5における右方に移動)させて固定プラテン側
に移動させ、キャビリング39と固定側円盤プレート1
6とを当接させることによって型閉じ及び型締めを行う
と、前記凹部37は前記キャビティ空間になる。続い
て、前記射出ノズルから溶融させられた樹脂を射出する
と、樹脂は、スプルー26を通ってキャビティ空間に充
填され、成形品になる。そして、前記シリンダ44内に
は、前記ピストン71が進退自在に配設され、該ピスト
ン71の後方(図5における左方)には図示されない油
室が形成される。
図示されない型締装置を作動させ、前記可動プラテンを
前進(図5における右方に移動)させて固定プラテン側
に移動させ、キャビリング39と固定側円盤プレート1
6とを当接させることによって型閉じ及び型締めを行う
と、前記凹部37は前記キャビティ空間になる。続い
て、前記射出ノズルから溶融させられた樹脂を射出する
と、樹脂は、スプルー26を通ってキャビティ空間に充
填され、成形品になる。そして、前記シリンダ44内に
は、前記ピストン71が進退自在に配設され、該ピスト
ン71の後方(図5における左方)には図示されない油
室が形成される。
【0030】したがって、型締状態において、前記油室
に油を供給することによってピストン71を前進させる
と、前記カットパンチ68が前進させられてダイ28内
に進入する。その結果、前記キャビティ空間内に成形さ
れた成形品に穴空け加工が施されてカット穴が形成さ
れ、例えば、光ディスク基盤の内径抜きを行うことがで
きる。
に油を供給することによってピストン71を前進させる
と、前記カットパンチ68が前進させられてダイ28内
に進入する。その結果、前記キャビティ空間内に成形さ
れた成形品に穴空け加工が施されてカット穴が形成さ
れ、例えば、光ディスク基盤の内径抜きを行うことがで
きる。
【0031】続いて、可動プラテンが後退(図5におけ
る左方に移動)させられて型開きが行われると、成形品
は可動側円盤プレート36及びキャビリング39によっ
て保持された状態で可動側組立体32と共に後退させら
れ、穴空け加工に伴って成形品と分離させられたスプル
ー部分はカットパンチ68によって保持された状態で可
動側組立体32と共に後退させられる。そして、前記フ
ローティングパンチ42を前進させることによって成形
品が離型させられ、スプルーエジェクタピン61を前進
させることによってスプルー部分が離型させられる。
る左方に移動)させられて型開きが行われると、成形品
は可動側円盤プレート36及びキャビリング39によっ
て保持された状態で可動側組立体32と共に後退させら
れ、穴空け加工に伴って成形品と分離させられたスプル
ー部分はカットパンチ68によって保持された状態で可
動側組立体32と共に後退させられる。そして、前記フ
ローティングパンチ42を前進させることによって成形
品が離型させられ、スプルーエジェクタピン61を前進
させることによってスプルー部分が離型させられる。
【0032】ところで、前記固定側円盤プレート16に
おける固定側ベースプレート15と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート13によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は図示されない
冷却媒体源に接続される。一方、前記可動側円盤プレー
ト36における中間プレート40と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート40によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は前記冷却媒体
源に接続される。そして、該冷却媒体源及び各冷却媒体
流路によって温調用又は冷却用の第1の冷却媒体系が形
成され、該第1の冷却媒体系において前記冷却媒体を循
環させることによって固定側円盤プレート16及び可動
側円盤プレート36を冷却して、キャビティ空間内の固
定側円盤プレート16及び可動側円盤プレート36に接
触している樹脂を冷却することができる。
おける固定側ベースプレート15と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート13によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は図示されない
冷却媒体源に接続される。一方、前記可動側円盤プレー
ト36における中間プレート40と対向する面には、適
宜パターンによって図示されない溝が形成され、該溝を
前記中間プレート40によって閉鎖することにより、冷
却媒体流路が形成され、該冷却媒体流路は前記冷却媒体
源に接続される。そして、該冷却媒体源及び各冷却媒体
流路によって温調用又は冷却用の第1の冷却媒体系が形
成され、該第1の冷却媒体系において前記冷却媒体を循
環させることによって固定側円盤プレート16及び可動
側円盤プレート36を冷却して、キャビティ空間内の固
定側円盤プレート16及び可動側円盤プレート36に接
触している樹脂を冷却することができる。
【0033】また、前記カットパンチ68に冷却媒体流
路74が形成され、該冷却媒体流路74は前記冷却媒体
源に接続される。そして、該冷却媒体源及び冷却媒体流
路74によって温調用又は冷却用の第2の冷却媒体系が
形成され、該第2の冷却媒体系において前記冷却媒体を
循環させることによってカットパンチ68を冷却し、ダ
イ28及びカットパンチ68によって挟まれる部分の樹
脂を十分に冷却することができる。したがって、穴空け
加工を施すのに伴って、カットバリが発生したり、カッ
ト穴の周辺部分にヒケが発生したりすることがなくなる
ので、成形不良が発生するのを防止することができる。
路74が形成され、該冷却媒体流路74は前記冷却媒体
源に接続される。そして、該冷却媒体源及び冷却媒体流
路74によって温調用又は冷却用の第2の冷却媒体系が
形成され、該第2の冷却媒体系において前記冷却媒体を
循環させることによってカットパンチ68を冷却し、ダ
イ28及びカットパンチ68によって挟まれる部分の樹
脂を十分に冷却することができる。したがって、穴空け
加工を施すのに伴って、カットバリが発生したり、カッ
ト穴の周辺部分にヒケが発生したりすることがなくなる
ので、成形不良が発生するのを防止することができる。
【0034】そして、前記ピストン71内に、前記冷却
媒体源と冷却媒体流路74とを接続するマニホルド75
が形成され、前記冷却媒体流路74は、カットパンチ6
8の後端部から中央部にかけて、すなわち、ピストン7
1内からパンチ部70の根元部分にかけて延在させら
れ、カットパンチ68の前端(図1における上端)の近
傍まで延在させられない。したがって、冷却媒体流路7
4内を循環する冷却媒体の熱量が変化しても、ダイ28
及びカットパンチ68によって挟まれる部分の樹脂の温
度が変化することがないので、ダイ28及びカットパン
チ68によって挟まれる部分の樹脂を安定させて冷却す
ることができる。その結果、成形不良が発生することが
なくなる。
媒体源と冷却媒体流路74とを接続するマニホルド75
が形成され、前記冷却媒体流路74は、カットパンチ6
8の後端部から中央部にかけて、すなわち、ピストン7
1内からパンチ部70の根元部分にかけて延在させら
れ、カットパンチ68の前端(図1における上端)の近
傍まで延在させられない。したがって、冷却媒体流路7
4内を循環する冷却媒体の熱量が変化しても、ダイ28
及びカットパンチ68によって挟まれる部分の樹脂の温
度が変化することがないので、ダイ28及びカットパン
チ68によって挟まれる部分の樹脂を安定させて冷却す
ることができる。その結果、成形不良が発生することが
なくなる。
【0035】また、冷却媒体流路74を、簡素化し、か
つ、短くすることができるので、流路詰りが発生するこ
とがなくなる。
つ、短くすることができるので、流路詰りが発生するこ
とがなくなる。
【0036】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ディスク成形用金型においては、前端面をキャビ
ティ空間に臨ませて配設された固定側円盤プレートと、
該固定側円盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキ
ャビティ空間に臨ませて配設された可動側円盤プレート
と、前記固定側円盤プレート及び可動側円盤プレートの
うちの一方より径方向内方に配設されたダイと、前記固
定側円盤プレート及び可動側円盤プレートのうちの他方
より径方向内方において、進退自在に配設されたカット
パンチとを有する。
れば、ディスク成形用金型においては、前端面をキャビ
ティ空間に臨ませて配設された固定側円盤プレートと、
該固定側円盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキ
ャビティ空間に臨ませて配設された可動側円盤プレート
と、前記固定側円盤プレート及び可動側円盤プレートの
うちの一方より径方向内方に配設されたダイと、前記固
定側円盤プレート及び可動側円盤プレートのうちの他方
より径方向内方において、進退自在に配設されたカット
パンチとを有する。
【0038】そして、該カットパンチ内には、後端部か
ら中央部にかけて冷却媒体流路が形成され、該冷却媒体
流路と冷却媒体源とが接続される。
ら中央部にかけて冷却媒体流路が形成され、該冷却媒体
流路と冷却媒体源とが接続される。
【0039】この場合、カットパンチを冷却し、ダイ及
びカットパンチによって挟まれる部分の樹脂を十分に冷
却することができる。したがって、穴空け加工を施すの
に伴って、カットバリが発生したり、カット穴の周辺部
分にヒケが発生したりすることがなくなるので、成形不
良が発生するのを防止することができる。
びカットパンチによって挟まれる部分の樹脂を十分に冷
却することができる。したがって、穴空け加工を施すの
に伴って、カットバリが発生したり、カット穴の周辺部
分にヒケが発生したりすることがなくなるので、成形不
良が発生するのを防止することができる。
【0040】また、前記冷却媒体流路は、ピストン内か
らパンチ部の根元部分にかけて延在させられ、カットパ
ンチの前端の近傍まで延在させられない。したがって、
冷却媒体流路内を循環する冷却媒体の熱量が変化して
も、ダイ及びカットパンチによって挟まれる部分の樹脂
の温度が変化することがないので、ダイ及びカットパン
チによって挟まれる部分の樹脂を安定させて冷却するこ
とができる。その結果、成形不良が発生することがなく
なる。
らパンチ部の根元部分にかけて延在させられ、カットパ
ンチの前端の近傍まで延在させられない。したがって、
冷却媒体流路内を循環する冷却媒体の熱量が変化して
も、ダイ及びカットパンチによって挟まれる部分の樹脂
の温度が変化することがないので、ダイ及びカットパン
チによって挟まれる部分の樹脂を安定させて冷却するこ
とができる。その結果、成形不良が発生することがなく
なる。
【0041】また、冷却媒体流路を、簡素化し、かつ、
短くすることができるので、流路詰りが発生することが
なくなる。
短くすることができるので、流路詰りが発生することが
なくなる。
【図1】本発明の実施の形態におけるカットパンチの部
分断面図である。
分断面図である。
【図2】従来のディスク成形用金型におけるカットパン
チの部分断面図である。
チの部分断面図である。
【図3】従来のディスク成形用金型の断面図である。
【図4】従来の他のディスク成形用金型におけるカット
パンチの部分断面図である。
パンチの部分断面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるディスク成形用金
型の断面図である。
型の断面図である。
16 固定側円盤プレート 28 ダイ 36 可動側円盤プレート 68 カットパンチ 74 冷却媒体流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 17:00 (72)発明者 小倉 信宏 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番地の1 住友重機械工業株式会社千葉製造所内 Fターム(参考) 4F202 AH79 CA11 CB01 CK35 CK84 CN05 CN12 5D121 DD05 DD18
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)前端面をキャビティ空間に臨ませ
て配設された固定側円盤プレートと、(b)該固定側円
盤プレートと対向させて、かつ、前端面をキャビティ空
間に臨ませて配設された可動側円盤プレートと、(c)
前記固定側円盤プレート及び可動側円盤プレートのうち
の一方より径方向内方に配設されたダイと、(d)前記
固定側円盤プレート及び可動側円盤プレートのうちの他
方より径方向内方において、進退自在に配設されたカッ
トパンチとを有するとともに、(e)該カットパンチ内
には、後端部から中央部にかけて冷却媒体流路が形成さ
れ、該冷却媒体流路と冷却媒体源とが接続されることを
特徴とするディスク成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9757899A JP3178674B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | ディスク成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9757899A JP3178674B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | ディスク成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289054A true JP2000289054A (ja) | 2000-10-17 |
JP3178674B2 JP3178674B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=14196138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9757899A Expired - Fee Related JP3178674B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | ディスク成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178674B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103331776A (zh) * | 2013-06-27 | 2013-10-02 | 开平市盈光机电科技有限公司 | 一种光盘冲孔模具的改良结构 |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP9757899A patent/JP3178674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103331776A (zh) * | 2013-06-27 | 2013-10-02 | 开平市盈光机电科技有限公司 | 一种光盘冲孔模具的改良结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3178674B2 (ja) | 2001-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010327 |
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