JP2000289014A - セグメント型枠への把持金物固定装置、および把持金物のセグメント型枠への固定方法 - Google Patents

セグメント型枠への把持金物固定装置、および把持金物のセグメント型枠への固定方法

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JP2000289014A JP11099715A JP9971599A JP2000289014A JP 2000289014 A JP2000289014 A JP 2000289014A JP 11099715 A JP11099715 A JP 11099715A JP 9971599 A JP9971599 A JP 9971599A JP 2000289014 A JP2000289014 A JP 2000289014A
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孝夫 八記
Yoshiyuki Itabi
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Mitsuyoshi Yonezawa
允善 米澤
Takashi Chokai
敬司 鳥海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な把持金物を、小型軽量で安価な部品に
より、短時間で、セグメント型枠に正確に固定すること
を実現した把持金物のセグメント型枠への固定方法、及
び把持金物固定装置を提供するにある。 【解決手段】 開口部が筒型形状の把持金物25と、前
面型枠面板10表面の把持金物固定用孔5のまわりに固
着された、中央にネジ部を有する締付軸保持体17と、
先端に弾性体23を留め金具によって保持し、中央部に
前記締付軸保持体中央ネジ部に螺合するネジ部13を設
けた締付軸18と、該締付軸18によって、前記把持金
物25の開口部から挿入され、前記留め金具と前記締付
軸保持体17に挟まれ圧縮されて、把持金物25内面に
密着するゴム製部材等の弾性体23とからなることを特
徴とするセグメント型枠への把持金物固定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド工法に用
いられるセグメント(合成セグメント、RCセグメン
ト)をトンネルに取付ける際に、セグメントをシールド
掘進機等のジャッキなどに取り付けるための、該セグメ
ントの適宜な部位に設けられる把持金物によるエレクタ
孔を形成するための、セグメント型枠への把持金物固定
装置、把持金物のセグメント型枠への固定方法である。
【0002】
【従来技術】従来は、合成セグメントにおいては、鋼殻
に予め補強リブを介して把持金物を溶接して取り付ける
構造のものであった。また、特開平9−239715号
には、セグメント型枠の所定の位置にあけられた把持金
物固定用孔に、把持金物を表側から引っ張り固定するセ
グメント製造用型枠が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は次
ぎに述べるような問題をもっていた。 (1)補強リブに把持金物を溶接するものは、高い溶接
精度が必要なために、把持金物を所定の部位に正確な姿
勢で取り付けるには、手間と時間を要するものであった
し、不正確に取り付けてしまう危険があるものであっ
た。また、セグメント型枠内にコンクリートを打設する
場合に、把持金物と型枠の隙間を埋めるために厚いゴム
などのパッキンを入れなければならず、パッキンを取り
除いた時にできる深い部位の仕上げ作業に時間を要する
という問題もあった。 (2)特開平9−239715号に開示された技術のも
のは、内に雌ネジ部を螺刻した筒容器状の把持金物、前
記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部の上部側にくびれ部を有
し且つこのくびれ部の上部に三角錐の位置決めヘッドを
有する引張ピン、型枠の所定の部位にあけられた把持金
物固定用孔の表側に該把持金物固定用孔と同じ中心軸上
の離れた部位に位置決め孔を有してなる固定された位置
ぎめ枠、前記くびれ部を挟んで押し込まれて行くテーパ
ー形状のテーバー挟み部、このテーパー挟み部をセグメ
ント型枠の外側から操作する操作手段からなっている。
すなわち把持金物の雌ネジ部に雄ネジ部を螺合させて引
張ピンを取り付けておいて、把持金物固定用孔の裏側か
ら引張ピンを突き出させて、操作手段を操作してテーパ
ー挟み部を前進させ、くびれ部にテーパー挟み部が進行
するに伴いくさび作用により、引張ピンが表側に移動し
前部に弾性力のある厚いパッキンを挟んで把持金物をセ
グメント型枠に強く引張り固定する。位置決めヘッドは
位置決め孔に填り、隙間なく収まったところで(位置決
め完了)操作手段の操作をやめ固定するというものであ
る。この技術は、雌ネジを内壁に高精度に螺刻した高価
な把持金物を使用しなければならず、また操作手段が大
がかりで且つセグメント型枠の外側に突出させて押しだ
し移動させることができる構成にしなければならず、全
体としてコスト高になるという問題をもっていた。ま
た、一人が把持金物を押さえ、もう一人は操作手段を操
作しなければならず、二人以上による作業が必要であっ
た。また、位置決め孔の位置が固定されているものであ
るので、保持金物を引っ張る引っ張り力を得るために
は、弾性力のあるパッキンを挟んで、このパッキンの収
縮距離を十分にとることにより、ヘッドが移動し位置決
め孔にいっぱいに填るというもので、分厚いパッキンは
必須の構成である。これは、パッキンの除去あとが深く
なること意味し、このパッキンあとを埋め仕上げる仕上
げ作業に多くの時間をとられるという問題をもってい
る。
【0004】本発明は上述したような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的は、内壁に雌
ネジを螺刻しない安価な把持金物を、小型軽量で安価な
部品により、短時間で、セグメント型枠に正確に固定す
ることを実現した把持金物のセグメント型枠への固定方
法、セグメント型枠及び把持金物固定装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために本発明は次ぎに述べるようになっている。
【0006】<請求項1記載のセグメント型枠への把持
金物固定装置>エレクタ孔を形成する把持金物が一体に
設けられた、RCセグメント又は合成セグメントを製造
するセグメント製造用型枠において、開口部が筒型形状
の把持金物と、前面型枠面板の所定の位置に設けた把持
金物固定用孔と、前面型枠面板表面の該把持金物固定用
孔のまわりに固着された、中央にネジ部を有する締付軸
保持体と、先端に弾性体を留め金具によって保持し、中
央部に前記締付軸保持体中央ネジ部に螺合するネジ部を
設けた締付軸と、該締付軸によって、前記把持金物の開
口部から挿入され、前記留め金具と前記締付軸保持体に
挟まれ圧縮されて、把持金物内面に密着するゴム製部材
等の弾性体とからなることを特徴としている。「筒型形
状」とは、円筒型、角筒型等のすべてを含むものであ
る。また、把持金物の内部に、ネジが螺刻されているも
の、いないもの等も含まれる。また、後述するように、
把持金物の開口部に顎部を設けたものも含まれる。「前
面型枠面板の所定の位置」とは、セグメントの重力の中
心点である。「留め金具」の形状は任意である。弾性体
の保持と、弾性体の均一な圧縮に適した形状であれば良
い。
【0007】<請求項2記載の把持金物のセグメント型
枠への固定方法の発明>エレクタ孔を形成する把持金物
が一体に設けられた、RCセグメント又は合成セグメン
トを製造するセグメント製造用型枠において、締付軸の
先端と該先端が中心部に貫入し保持している弾性体を、
前面型枠面板の所定の位置に設けた把持金物固定孔を通
して、前面型枠面板内側の前記把持金物内に挿入し、該
締付軸の後端を、前面型枠面板外側から引っ張ることに
より、前記弾性体が締付軸先端留め金具と前面型枠面板
に設けた締付軸保持体により圧縮され、横方向に膨張し
て把持金物の内面に密着し、把持金物の中心線が締付軸
の中心線と一致する位置で、把持金物が前面型枠面板裏
面に圧着・固定されることを特徴とする。「前面型枠面
板外側から該後端を引っ張る」方法は任意である。「横
方向に膨張」とは、弾性体の中心部を圧迫すると、全周
方向に均一に拡大膨張することをいう。「把持金物の中
心が締付軸の中心線と一致する位置」は、弾性体の中心
に貫通している締付軸を引っ張ることにより、弾性体の
特性により、全周方向に均一に拡大膨張し、把持金物の
内面に密着することによって、必然的に実現される。ま
た、さらに引っ張りを継続することにより、把持金物全
体が、前面型枠内側表面に圧着される。
【0008】<請求項3記載のセグメント型枠への把持
金物固定装置の発明>エレクタ孔を形成する把持金物が
一体に設けられた、RCセグメント又は合成セグメント
を製造するセグメント製造用型枠において、開口部が筒
型形状の把持金物と、前面型枠面板の所定の位置に設け
た、所定の大きさの把持金物固定用孔と、前面型枠面板
表面の、該把持金物固定用孔のまわりに固着された、ブ
ラケット状の締付軸保持体固定部と、 前記締付軸保持
体固定部に着脱自在に係止固定される係止固定部を左右
に設け、中央に締付軸が螺合するネジ部を設けた締付軸
保持体と、先端に、挿入された弾性体を保持する留め金
具を有し、後端に回転把持部と、中央部に前記締付軸保
持体中央ネジ部に螺合するネジ部を設けた締付軸と、該
締付軸が貫通する軸通孔を中心部に有し、前記筒型形状
の把持金物の開口部から挿入され、前記留め金具と前記
締付軸引張保持部に挟まれて圧縮される、ゴム製部材等
の弾性体とからなり、前記締付軸ネジ部が、前面型枠面
板表面に係止固定された前記締付軸保持体中央ネジ部に
螺合・保持され、該締付軸先端と弾性体が、前記把持金
物固定用孔を通して、前記前面型枠面板内側の前記把持
金物の内部に挿入され、、後端の回転把持部の締付け回
転によって、締付軸が前面型枠面板外側方向に伸張し、
前記弾性体が締付軸の先端留め金具と締付軸保持体との
間で圧縮され、横方向に膨張して前記把持金物に密着
し、把持金物を前面型枠面板裏面に強く圧着・固定する
ことを特徴とする。「把持金物固定用孔」の大きさは、
把持金物の開口部と同寸法か、それより小であればよ
い。「ブラケット状」とは例示であって、ピン穴の形成
可能な突起等であれば、形状は問わない趣旨である。同
様に、係止固定部の形状も、任意である。「ゴム製部材
等の弾性体」とは、ゴム製、合成樹脂製等、圧縮により
全周方向に拡大するすべての弾性体が含まれる。「後端
の回転把持部の締付け回転」とは、回転把持部を回転す
ることによって、締付軸保持体中央ネジ部と螺合する締
付軸ネジ部が回転して、軸全体が外側方向に伸張するこ
とをいう。
【0009】<請求項4記載の把持金物固定装置の発明
>前記留め金具と前期弾性体との間に、弾性体に接する
面が曲面である座金を挿入したことを特徴とする。「曲
面である座金」とは、弾性体が圧縮により、容易に全周
方向に、均一に拡大するように形成された曲面を有する
部材をいい、座金の形状は任意である。
【0010】<請求項5記載の把持金物固定装置の発明
>前面型枠内側表面と把持金物との間にパッキンを入れ
たことを特徴とする。「パッキン」は、コンクリート打
設時に、把持金物内に異物が混入するのを防止するため
のものである。
【0011】<請求項6記載の把持金物固定装置の発明
>前記弾性体を、把持金物の形状に合わせて、選択・交
換できることを特徴とする。「把持金物の形状に合わせ
て」とは、把持金物の形状は、エレクタの形状に合わせ
て、前記の円筒型、四角筒型等の多角形筒型、または内
部にネジ部を有するもの等多種多様であるが、本発明の
固定装置は、弾性体を交換するという簡単な作業のみ
で、全ての形状に対応可能であるという意味である。
【0012】<請求項7記載の把持金物のセグメント型
枠への固定方法の発明>把持金物固定用孔の中心と締付
軸保持体の中央ネジ部中心が一致するように、前面型枠
面板表面に締付軸保持体固定部を固定し、該固定部に締
付軸保持体を係止し、締付軸を前面型枠面板外側から前
記把持金物固定用孔に挿入して、該締付軸保持体の中央
ネジ部に締付軸ネジ部を螺合させて締付軸を保持し、弾
性体を留め金具で保持した締付軸先端を、前面型枠面板
内側の開口部が筒型形状の把持金物内に挿入し、締付軸
が前面型枠面板外側方向に伸張するように後端の回転把
持部を回転させ、締付軸の先端留め金具を上昇させて、
前記弾性体を該留め金具と締付軸保持体底部との間に挟
み、圧縮し、横方向に膨張して前記把持金物の内面に密
着し、回転把持部をさらに回転させて、把持金物の中心
線と、把持金物固定用孔の中心と締付軸の中心線とが一
致する位置において、把持金物を前面型枠面板裏面に強
く圧着・固定することを特徴とする。「把持金物の中心
線と、把持金物固定用孔の中心と締付軸の中心線とが一
致する位置において」とは、弾性体の中心部を圧迫する
ことによって、弾性体が全周方向に、均一に拡大膨張す
ることによって、必然的に得られる位置であって、本発
明の中心的な効果である。「さらに回転させて」とは、
把持金物の内面に密着した弾性体を、さらに型枠外側方
向に引っ張ることをいい。それによって把持金物全体
が、前面型枠面板裏面に圧着される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1を示す鋼
殻とセグメント前面型枠3の斜視図、図2は同じ実施の
形態1の把持金物固定装置の分解断面図、図3は同じ実
施の形態1の組み立てた状態を示す断面図、図4は同じ
実施の形態1の把持金物固定装置をセグメント型枠外側
表面に固定した状態を示す断面図、図5は同じ実施の形
態1のパッキンと把持金物を弾性体に係止した状態を示
す断面図、図6は同じ実施の形態1の締付軸を回転し、
弾性体により把持金物を固定してコンクリートを充填し
た状態を示す断面図、図7は同じ実施の形態1の把持金
物固定装置を取り外した状態を示す断面図、図8は同じ
実施の形態1のセグメント型枠を外して完成した合成セ
グメントの斜視図である。
【0014】図1及び図2において、前面が全開口した
コンクリート充填部1を有する鋼殻2の該前面を塞ぐセ
グメント前面型枠3の略中央の面板に、表面側からの操
作によって引っ張り固定するのに使用する円形の把持金
物固定用孔5があけられている。把持金物固定用孔5の
左右(場所・数は任意である。)には、該固定用孔5の
中心点から等距離の位置に、ピン穴11、11を設けた
2枚の固定板6、6を溶接してなる装置固定部7が設け
られている。中央上方には、コンクリートを流し込むコ
ンクリート充填口8が設けられ、左右上方にはエアー抜
き孔9、9があけられている。
【0015】図2において、トンネル等の壁覆工材とな
るコンクリートセグメントに設けられる、該セグメント
をトンネル内の所定の位置に移動調整してセットするた
めのエレクター装置などのセグメント取付部が填り込む
ための把持金物を、前記セグメントを形成するための、
セグメント前面型枠の所定の部位に固定するための把持
金物固定装置12は次のような構成となっている。締付
軸保持体17は、締付軸ネジ部13を中央に設けた把持
金物固定用孔5より少し大きい径のナットからなる締付
軸中央保持部14と、この中央保持部14を、着脱自在
に前記装置固定部7に係止固定するための板部材からな
る係止固定部15、15と、この係止固定部15、15
にあけられた前記装置固定部ピン穴11、11と同一径
で、ピン30によって位置決めと係止固定をする係止固
定ピン穴16、16とからなっていて、締付軸ネジ部1
3の中心線は、係止固定ピン穴16,16間の中心線と
一致するように形成されている。ピン穴11、11間の
中心点は、把持金物固定用孔5の中心線上に位置するよ
うになっているので、係止固定ピン穴16、16によっ
て係止固定することにより、係止固定部15、15と固
定板6、6は、締付軸ネジ部13の中心線が把持金物固
定用孔5の中心線上に位置するように固定される。締付
軸18は、締付軸ネジ部13に螺合される、中間に螺刻
された雄ネジ部20と、該軸本体19より大きい座金2
1と、後端側に形成された回転把持部29とからなり、
座金21は挿入された弾性体側が湾曲している。弾性体
23は、中心部に締付軸18を通す軸通孔24を有し、
座金21と締付軸保持体17に挟まれて締め付けられ
る、ゴム製部材や合成樹脂製部材からなり、把持金物2
5の開口部から挿入されて、該把持金物25をセグメン
ト前面型枠3の内側表面に固定する機能を果たす。把持
金物25には、本実施形態では、開口部の内側に「鍔
状」形成された顎部27を設け、弾性体が圧縮により、
容易に全周方向に、均一に拡大し、さらに把持金物を前
面型枠内側表面に強く圧着・固定するようにしている。
その形状は任意であり、顎部27を設けなくてもよい。
また、エレクタの種類に応じて、把持金物の内部に、ネ
ジを螺刻してもよい前記座金21は弾性体23より小径
に形成され、該弾性体23を座金21と締付軸保持体1
7の間に挟み締め付けた際に、該弾性体23が拡大膨張
しやすいように、曲面が形成されている。28はパッキ
ンであり、コンクリート打設時の、異物の流入を防止す
る。30はピンである。
【0016】組立及び作業手順はだいたい次のようなも
のである。図3において、締付軸18に座金21と弾性
体23を通して該締付軸18を締付軸保持体17に螺合
して把持金物固定装置12を組み立てる。図4におい
て、弾性体23を把持金物固定孔5に面板表面側から挿
入し、重なったピン穴11と係止固定ピン穴16にぴん
30を通しす。これにより、把持金物固定用孔の中心線
と締付軸18の中心線が一致するようになっている。図
5において、前面型枠内側からパッキン19と把持金物
25を弾性体23に嵌合装着する。図6において、回転
把持部29を締め付け回転させて行く。弾性体23は上
昇する座金21により前面型枠面板裏面方向に向かって
縮小され、弾性体の特性に従って、把持金物内面方向に
均一に膨張して行く。膨張するに伴い弾性体23は把持
金物25の内部に強く押しつけられ密着度を高めて行
き、把持金物25を前面型枠面板裏面に向けて引っ張
る。更に、該弾性体23を座金21と締付軸保持体17
の間に挟み締め付け続けると、全体が把持金物に均一に
密着する。顎部27を設けた場合は、弾性体23の端部
が座金21と把持金物25の顎部27との隙間から飛び
出して、顎部27上に膨張する。いずれの場合も、弾性
体の均一膨張により、把持金物の中心線は、締付軸の中
心線と一致するようになる。さらに締付けられて、把持
金物25は前面型枠面板裏面10へ強力に固定される。
次に、鋼殻2前面にセグメント前面型枠3を固定して、
コンクリート充填口8からコンクリート31を充填す
る。図7において、コンクリートが硬化したら、締付軸
18をゆるめ回転させて、弾性体23の締付を解除し、
ピン30をはずして、締付軸保持体17を引き抜いて、
把持金物固定装置12をセグメント前面型枠から取り外
す。取り外した把持金物固定装置12は、そのまま次の
セグメント型枠に再利用される。図8において、セグメ
ント型枠3を鋼殻2から外し、形成されたエレクタ孔3
3のパッキン29を外し、仕上げを行い合成セグメント
32を完成させる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のようになっているので次
ぎに述べるような効果を奏する (1)単に、把持金物内に締付軸を通した弾性体を挿入
して、セグメント型枠の外側から締め付け軸を引っ張る
という作業のみで、弾性体を軸方向に圧縮(縮める)し
て横方向に膨張させ、把持金物と弾性体の密接度を強
め、さらに弾性体を縮めて行って、把持金物をセグメン
ト型枠に強く圧着して強力に固定することができる。こ
れにより、軽くて安価な部品を使用して、把持金物のセ
グメント型枠への固定が、簡単な作業によって、極めて
容易に、かつ短時間にできるという効果を奏する。 (2)弾性体による引っ張り固定であるので、把持金物
の開口部全面がセグメント型枠面板裏面に均一に密着
し、間違いなく正確に固定できるという効果を奏する。 (3)把持金物の種類に応じて、弾性体を選択し交換す
るのみで、あらゆる把持金物=エレクタ装置に対応でき
るという効果を奏する。 (4)把持金物とセグメント前面型枠の間に入れるパッ
キンは薄くできるので、パッキンの低コスト化と、型枠
を外した後、セグメントのエレクタ孔のパッキンあとが
浅いので仕上げが簡単で短時間に行うことができ、作業
能率をあげるという効果を奏する。 (5)把持金物と固定板以外の部品、すなわち把持金物
固定装置は、取り外して繰り返し再使用できるという、
コスト削減上大きな効果を奏する。
【0018】(6)締付軸保持体固定部をセグメント前
面型枠の所定の部位に正確に固定さえすれば、締付軸保
持体が同固定部に中心線が一致した正しい位置に係止固
定されるという効果を奏するので、点検や細かい微調整
等をすることは一切必要でなく、確実・正確に正しい位
置、正しい向きに把持金物を固定するという効果を奏す
る。しかも、精度を要する締付軸保持体固定部のセグメ
ント前面型枠への固定は、現場作業でなく、工場加工で
行うことができるので、作業時間の短縮、作業コストの
低減が実現する。 (7)また、一人で作業できるという効果も奏する。 (8)座金の曲面の調節により、弾性体の圧縮・膨張を
容易にし、把持金物のより正確で、強固な固定を実現す
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す、鋼殻とセグメン
ト前面型枠の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1を示す、把持金物固定装
置の分解断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の、組み立てた状態を示
す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の、把持金物固定装置を
セグメント前面型枠外側表面に固定した状態を示す断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態1の、パッキンと把持金物
を弾性体に係止した状態を示す断面図である。
【図6】同じ実施の形態1の、締付軸を回転し、弾性体
により把持金物を固定してコンクリートを充填した状態
を示す断面図である。
【図7】同じ実施の形態1の、把持金物固定装置を取り
外した状態を示す断面図である。
【図8】同じ実施の形態1の、セグメント型枠を外して
完成した合成セグメントの斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・コンクリート充填部 2・・・・・鋼殻 3・・・・・セグメント前面型枠 5・・・・・把持金物固定孔 6・・・・・固定板 7・・・・・締付軸保持体固定部 8・・・・・コンクリート充填口 9・・・・・エアー抜き孔 10・・・・・セグメント前面型枠面板 11・・・・・ピン穴 12・・・・・把持金物固定装置 13・・・・・締付軸ネジ部 14・・・・・締付軸中央保持部 15・・・・・係止固定部 16・・・・・係止固定ピン穴 17・・・・・締付軸保持体 18・・・・・締付軸 20・・・・・雄ネジ部 21・・・・・座金 23・・・・・弾性体 24・・・・・軸通孔 25・・・・・把持金物 27・・・・・把持金物顎部 28・・・・・パッキン 29・・・・・回転把持部 30・・・・・ピン 31・・・・・コンクリート 32・・・・・合成セグメント 33・・・・・エレクタ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 稔 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 三谷 清 東京都千代田区東神田1−9−8 環境エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 福盛 省一 東京都千代田区東神田1−9−8 環境エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 八記 孝夫 東京都千代田区東神田1−9−8 環境エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 板屁 善之 東京都千代田区東神田1−9−8 環境エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 米澤 允善 東京都千代田区岩本町3−10−7 株式会 社ニッケンメタル内 (72)発明者 鳥海 敬司 東京都千代田区岩本町3−10−7 株式会 社ニッケンメタル内 (72)発明者 村上 誠 東京都千代田区岩本町3−10−7 株式会 社ニッケンメタル内 Fターム(参考) 4G053 AA07 BC02 BD02 BD16 BD19 CA03 CA16 CA23 EA50 EB02 4G058 GA01 GC03 GE06 GE12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクタ孔を形成する把持金物が一体に
    設けられた、RCセグメント又は合成セグメントを製造
    するセグメント製造用型枠において、 開口部が筒型形状の把持金物と、 前面型枠面板の所定の位置に設けた把持金物固定用孔
    と、 前面型枠面板表面の該把持金物固定用孔のまわりに固着
    された、中央にネジ部を有する締付軸保持体と、 先端に弾性体を留め金具によって保持し、中央部に前記
    締付軸保持体中央ネジ部に螺合するネジ部を設けた締付
    軸と、 該締付軸によって、前記把持金物の開口部から挿入さ
    れ、前記留め金具と前記締付軸保持体に挟まれ圧縮され
    て、把持金物内面に密着するゴム製部材等の弾性体とか
    らなることを特徴とするセグメント型枠への把持金物固
    定装置。
  2. 【請求項2】エレクタ孔を形成する把持金物が一体に設
    けられた、RCセグメント又は合成セグメントを製造す
    るセグメント製造用型枠において、 締付軸の先端と該先端が中心部に貫入し保持している弾
    性体を、前面型枠面板の所定の位置に設けた把持金物固
    定孔を通して、前面型枠面板内側の前記把持金物内に挿
    入し、該締付軸の後端を、前面型枠面板外側から引っ張
    ることにより、前記弾性体が締付軸先端留め金具と前面
    型枠面板に設けた締付軸保持体により圧縮され、横方向
    に膨張して把持金物の内面に密着し、把持金物の中心線
    が締付軸の中心線と一致する位置で、把持金物が前面型
    枠面板裏面に圧着・固定されることを特徴とする、請求
    項1記載の把持金物固定装置の、把持金物のセグメント
    型枠への固定方法。
  3. 【請求項3】エレクタ孔を形成する把持金物が一体に設
    けられた、RCセグメント又は合成セグメントを製造す
    るセグメント製造用型枠において、 開口部が筒型形状の把持金物と、 前面型枠面板の所定の位置に設けた、所定の大きさの把
    持金物固定用孔と、 前面型枠面板表面の、該把持金物固定用孔のまわりに固
    着された、ブラケット状の締付軸保持体固定部と、 前記締付軸保持体固定部に着脱自在に係止固定される係
    止固定部を左右に設け、中央に締付軸が螺合するネジ部
    を設けた締付軸保持体と、 先端に、挿入された弾性体を保持する留め金具を有し、
    後端に回転把持部と、中央部に前記締付軸保持体中央ネ
    ジ部に螺合するネジ部を設けた締付軸と、 該締付軸が貫通する軸通孔を中心部に有し、前記筒型形
    状の把持金物の開口部から挿入され、前記留め金具と前
    記締付軸引張保持部に挟まれて圧縮される、ゴム製部材
    等の弾性体とからなり、 前記締付軸ネジ部が、前面型枠面板表面に係止固定され
    た前記締付軸保持体中央ネジ部に螺合・保持され、該締
    付軸先端と弾性体が、前記把持金物固定用孔を通して、
    前記前面型枠面板内側の前記把持金物の内部に挿入さ
    れ、、後端の回転把持部の締付け回転によって、締付軸
    が前面型枠面板外側方向に伸張し、前記弾性体が締付軸
    の先端留め金具と締付軸保持体との間で圧縮され、横方
    向に膨張して前記把持金物に密着し、把持金物を前面型
    枠面板裏面に強く圧着・固定することを特徴とする、セ
    グメント型枠への把持金物固定装置。
  4. 【請求項4】 前記留め金具と前期弾性体との間に、弾
    性体に接する面が曲面である座金を挿入したことを特徴
    とする請求項3記載のセグメント型枠への把持金物固定
    装置。
  5. 【請求項5】 前面型枠内側表面と把持金物との間に薄
    いパッキンを入れたことを特徴とする請求項3または4
    記載のセグメント型枠への把持金物固定装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性体を、把持金物の形状に合わせ
    て、選択・交換できることを特徴とする請求項3、4ま
    たは5記載のセグメント型枠への把持金物固定装置。
  7. 【請求項7】 把持金物固定用孔の中心と締付軸保持体
    の中央ネジ部中心が一致するように、前面型枠面板表面
    に締付軸保持体固定部を固定し、該固定部に締付軸保持
    体を係止し、締付軸を前面型枠面板外側から前記把持金
    物固定用孔に挿入して、該締付軸保持体の中央ネジ部に
    締付軸ネジ部を螺合させて締付軸を保持し、弾性体を留
    め金具で保持した締付軸先端を、前面型枠面板内側の開
    口部が筒型形状の把持金物内に挿入し、締付軸が前面型
    枠面板外側方向に伸張するように後端の回転把持部を回
    転させ、締付軸の先端留め金具を上昇させて、前記弾性
    体を該留め金具と締付軸保持体底部との間に挟み、圧縮
    し、横方向に膨張して前記把持金物の内面に密着し、回
    転把持部をさらに回転させて、把持金物の中心線と、把
    持金物固定用孔の中心と締付軸の中心線とが一致する位
    置において、把持金物を前面型枠面板裏面に強く圧着・
    固定することを特徴とする、請求項3記載の把持金物固
    定装置の、把持金物のセグメント型枠への固定方法。
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