JP2000288904A - プリント基板の切断装置とその切断方法 - Google Patents

プリント基板の切断装置とその切断方法

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JP2000288904A
JP2000288904A JP10226099A JP10226099A JP2000288904A JP 2000288904 A JP2000288904 A JP 2000288904A JP 10226099 A JP10226099 A JP 10226099A JP 10226099 A JP10226099 A JP 10226099A JP 2000288904 A JP2000288904 A JP 2000288904A
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秀夫 久瀬
Terumoto Akatsuka
輝元 赤塚
Junichi Kimura
潤一 木村
Haruki Owaki
春樹 大脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面電極にバリの生じないプリント基板の切
断装置を得る。 【解決手段】 スルーホール32の連結部33側を微少
距離切断してスルーホール32の一部を剥離するドリル
36と、連結部33を切断する円盤状の砥石12と、こ
の砥石12が取り付けられた回転軸11と、この回転軸
11を駆動する駆動手段13とを有するものである。こ
れにより、側面電極34にバリの無い子プリント基板3
1を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面実装モジュール
等に使用されるプリント基板の切断装置とその切断方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のプリント基板の切断装置と
その切断方法について説明する。従来のプリント基板の
切断装置とその切断方法は、図17に示す様な親プリン
ト基板1から複数個の子プリント基板2を円盤状の砥石
で縦3と横4にスリット状に切って取出していた。ま
た、図18に示すように、この子プリント基板2aと2
bとの連結部5にはスルーホール6が設けられており、
このスルーホール6を含む連結部5を円形状の砥石でス
リット8状に切断することにより、子プリント基板2a
の側面に側面電極7aが形成されるとともに子プリント
基板2bの側面にも側面電極7bが形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプリント基板の切断装置では、回転する円形
状の砥石で子プリント基板2を切断するので、スルーホ
ール6の切断においては図19に示すように、砥石の回
転による側面電極7にバリ9が生ずるという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、側面電極にバリの生じな
いプリント基板の切断装置とその切断方法を提供するこ
とを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のプリント基板の切断装置は、スルーホールの
連結部側を微少距離切断して前記スルーホールの一部を
剥離するドリルと、連結部を切断する円盤状の砥石と、
この砥石が取り付けられた回転軸と、この回転軸を駆動
する駆動手段とを有するものである。これにより、側面
電極にバリの無い子プリント基板を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、親プリント基板内に形成された同一形状を有する複
数の子プリント基板と、この子プリント基板同士の連結
部にスルーホールで形成された側面電極とを備えたプリ
ント基板の切断装置であって、前記スルーホールの前記
連結部側を微少距離切断して前記スルーホールの一部を
剥離するドリルと、前記連結部を切断する円盤状の砥石
と、この砥石が取り付けられた回転軸と、この回転軸を
駆動する駆動手段とを有するプリント基板の切断装置で
あり、スルーホールの連結部側をドリルで微少距離切断
してスルーホールを剥離するので、たとえ回転する砥石
で切断としたとしても、子プリント基板の側面電極にバ
リが生ずることはない。
【0007】請求項2に記載の発明は、連結された子プ
リント基板の連結部の両端に孔を設けるドリルを有した
請求項1に記載のプリント基板の切断装置であり、連結
部の両端に孔を設けるので、例え、円形状の回転する砥
石で親プリント基板を切断したとしても端部まで垂直に
切断することができ、親プリント基板の接続部を小さく
することができる。従って、その分大きな子プリント基
板を得ることができる。逆に同じ大きさの子プリント基
板なら接続部を大きくすることができ、親プリント基板
の強度アップを図ることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、連結された子プ
リント基板の角部に孔を設けるドリルを有した請求項1
に記載のプリント基板の切断装置であり、連結された子
プリント基板の角部に孔を設けることにより、子プリン
ト基板単体では、その角部が尖っていないので、この角
部が外力で欠けるようなことはない。また、尖っていな
いので安全である。
【0009】請求項4に記載の発明は、砥石での切断
後、この切断面に空気或いは水を吹き付けて、親プリン
ト基板の切断時に生ずる切削粉を除去する請求項1に記
載のプリント基板の切断装置であって、接着粉の付着に
よる切断方法の狂いが生ずることはない。また、接着粉
の付着していない仕上がり状態の良い親プリント基板を
得ることができる。
【0010】請求項5に記載の発明は、砥石の下方に移
動可能に設けられたテーブルと、このテーブルに着脱自
在に設けられた親プリント基板の載置台とを備え、前記
載置台の端部に前記親プリント基板の固定部を設け、こ
の固定部は複数個の位置決めピンで形成された請求項1
に記載のプリント基板の切断装置であって、親プリント
基板の載置台への着脱が容易であるとともに、簡単で低
価格のプリント基板の切断装置が実現できる。
【0011】請求項6に記載の発明は、砥石の下方に移
動可能に設けられたテーブルと、このテーブルに着脱自
在に設けられた親プリント基板の載置台とを備え、前記
載置台の端部に前記親プリント基板の固定部を設け、こ
の固定部は前記親プリント基板の端部を押圧固定する請
求項1に記載のプリント基板の切断装置であって、親プ
リント基板は載置台に押圧されるので、親プリント基板
が反ることはない。
【0012】請求項7に記載の発明は、砥石の下方に移
動可能に設けられたテーブルと、このテーブルに着脱自
在に設けられた親プリント基板の載置台とを備え、前記
テーブルは回転軸の軸方向(以後、X方向という)と回
転軸の直角方向(以後、Y方向という)に夫々略90度
回動可能とし、このテーブルに固定される載置台にX方
向とY方向に夫々スリットを設けるとともに、前記親プ
リント基板の切断はX方向或いはY方向の何れか一方を
ハーフカットとした請求項1に記載のプリント基板の切
断装置であって、X方向或いはY方向の何れか一方をハ
ーフカットしており、このハーフカットにより親プリン
ト基板は接続されているので、一枚の親プリント基板の
状態で一括して半田付けすることができ、後工程の効率
化を考慮した子プリント基板を生産することができる。
【0013】請求項8に記載の発明は、砥石の下方に移
動可能に設けられたテーブルと、このテーブルに着脱自
在に設けられた親プリント基板の載置台とを備え、前記
載置台と前記テーブルとは、前記載置台の両側に設けら
れた位置決めピンで位置決めされるとともにボルトで固
定された請求項1に記載のプリント基板の切断装置であ
って、載置台を精度良く、且つ頑丈にテーブルに固定す
ることができる。
【0014】請求項9に記載の発明は、砥石の下方に移
動可能に設けられたテーブルと、このテーブルに着脱自
在に設けられた親プリント基板の載置台とを備え、前記
載置台のスリット間に形成される凸部は、上方に向かっ
て狭まったテーパを有する請求項7に記載のプリント基
板の切断装置であって、上方に向かって狭まったテーパ
を有しているので、載置台のテーブルへの挿入が容易で
ある。
【0015】請求項10に記載の発明は、親プリント基
板内に形成された同一形状を有する複数の子プリント基
板と、この子プリント基板同士の連結部のスルーホール
で形成された側面電極とを備えた前記親プリント基板で
あって、前記スルーホールの連結部側を微少距離切断し
て前記スルーホールの一部を剥離する第1の工程と、こ
の第1の工程の後に、前記子プリント基板同士の連結部
を円盤状の回転する砥石でスリット状に切断する第2の
工程とを有するプリント基板の切断方法であり、スルー
ホールの連結部側を微少距離ドリルで切削してスルーホ
ールを剥離した後、スルーホールと連結部を砥石で切断
するので、子プリント基板の側面電極にバリが生ずるこ
とはない。
【0016】請求項11に記載の発明は、親プリント基
板内に形成された同一形状を有する複数の子プリント基
板と、この子プリント基板同士の連結部にスルーホール
で形成された側面電極とを備えた前記親プリント基板で
あって、前記連結部の両端にドリルで孔を設ける第1の
工程と、この第1の工程の後に、前記スルーホールの連
結部側を微少距離切断して前記スルーホールの一部を剥
離する第2の工程と、この第2の工程の後に、前記子プ
リント基板同士の連結部を円盤状の回転する砥石でスリ
ット状に切断する第3の工程とを有するプリント基板の
切断方法であり、連結部の両端に孔を設ける第1の工程
を有しているので、例え、円形状の回転する砥石で切断
したとしても端部まで垂直に切断することができ、親プ
リント基板の接続部を小さくすることができる。従っ
て、その分大きな子プリント基板を得ることができる。
逆に同じ大きさの子プリント基板なら接続部を大きくす
ることができ、親プリント基板の強度アップを図ること
ができる。
【0017】また、スルーホールの連結部側を微少距離
ドリルで切削した後、スルーホールと連結部を砥石で切
断するので、子プリント基板の側面電極にバリが生ずる
ことはない。
【0018】請求項12に記載の発明は、親プリント基
板内に形成された同一形状を有する複数の子プリント基
板と、この子プリント基板同士の連結部にスルーホール
で形成された側面電極とを備えた前記親プリント基板で
あって、前記子プリント基板の角部にドリルで孔を設け
る第1の工程と、この第1の工程の後に、前記スルーホ
ールの連結部側を微少距離切断して前記スルーホールの
一部を剥離する第2の工程と、この第2の工程の後に、
前記子プリント基板同士の連結部を円盤状の回転する砥
石でスリット状に切断する第3の工程とを有するプリン
ト基板の切断方法であり、連結された子プリント基板の
角部に孔を設ける第1の工程を有しているので、子プリ
ント基板単体では、その角部が尖ることはなく、この角
部が外力で欠けるようなことはない。また、尖っていな
いので安全である。
【0019】また、スルーホールを砥石で剥離するの
で、子プリント基板の側面電極にバリが生ずることはな
い。
【0020】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。図1において、本発明のプリント基板
の切断装置は、回転軸11に取り付けられた砥石12
と、回転軸11の軸方向に回転力を与える駆動手段13
と、砥石12の下方に設けられるとともに、回転軸11
と直角方向(以下、Y方向という)に移動と90度回転
可能に制御されたテーブル14と、砥石12を上下方向
と回転軸11の軸方向(以下、X方向という)への移動
を制御する制御手段(図示せず)と、親プリント基板1
5が固定部で固定されて載置されるとともに、テーブル
14に着脱自在に固定された載置台16を設けたもので
ある。そして、この載置台16は図3に示すように、予
め定められた間隔でY方向に複数のスリット17が設け
られている。この載置台16を用いることにより、親プ
リント基板15は両端に接続部18を残して、スリット
17に沿って切断されるように構成されている。
【0021】以上のように構成されたプリント基板の切
断装置について以下にその動作を説明する。先ず、駆動
手段13により回転軸11が回転する。この回転軸11
が回転することにより、この回転軸11に取り付けられ
た砥石12が回転する。次に、この砥石12が下方に下
ろされ、テーブル14がY方向に移動することにより、
このテーブル14上に載置された親プリント基板15が
Y方向に切断される。このとき、切断は親プリント基板
15の両端に接続部18を残して切断される。このY方
向への親プリント基板15の切断が終了すると、砥石1
2は一旦上方へ引き上げられ、予め定められた間隔を砥
石12はX方向に移動する。そして、以後同様に砥石1
2が下方に下ろされ、テーブル14がY方向に移動する
ことにより、親プリント基板15が、先ほど切断された
方向と平行に切断される。このようにして親プリント基
板15は切断される。
【0022】このように、親プリント基板15は、両端
に接続部18を残して接続されているので、切断された
子プリント基板がそれぞれバラバラに分離することはな
く、親プリント基板15の状態で一括して半田付けをす
ることができ、後工程の効率化を考慮した子プリント基
板を生産することができる。
【0023】図示はしていないが、砥石12での切断
後、この切断面に空気或いは水を吹きつけて、親プリン
ト基板15の切断時に生ずる切削粉を除去するようにし
ている。これは、切削粉の付着による切断寸法の狂いを
なくすためである。このように、切削粉を付着させない
ので、仕上がり状態の良い親プリント基板15を得るこ
とができる。
【0024】図2は、プリント基板切断装置の要部断面
図である。テーブル14上に載置台16が着脱自在に固
定されている。この載置台16の厚さは略7mmのステン
レスで形成されている。また、17はスリットであり、
その深さは略2mmである。また、その上には、親プリン
ト基板15が載置されている。このように載置台16に
は、スリット17が形成されているので、砥石12で親
プリント基板15の裏面まで貫通して一度に切断するこ
とができる。
【0025】図3は、載置台16の平面図である。17
は載置台16に設けられたスリットであり、切断するプ
リント基板によって定まる予め定められた間隔で複数個
並列かつ平行に設けられている。また、このスリット1
7の幅は略2mmである。このスリット17同士間の予め
定められた間隔寸法で、砥石12は移動するように制御
されている。
【0026】19は、載置台16のスリット17方向の
両側面に設けられた4個の固定部としての位置決めピン
である。この位置決めピン19は、親プリント基板15
上にに形成された位置決め孔(図示せず)に嵌合するよ
うになっている。そして、この嵌合により、親プリント
基板15は載置台16に固定される。このように位置決
めピン19で固定すれば、親プリント基板15の載置台
16への着脱が容易であるとともに、簡単で低価格のプ
リント基板切断装置が実現できる。
【0027】また、位置決めピン19の代わりに、図4
に示すように載置台16の4角に親プリント基板15の
固定部としての押圧部20を設け、この押圧部20で親
プリント基板15の4角を押圧固定しても良い。この構
成とすると、親プリント基板15は載置台16に押圧さ
れるので、親プリント基板15が反ることはない。
【0028】図5は、他の載置台21の例である。この
載置台21にはX方向のスリット22と、このスリット
22と直角にY方向のスリット23が設けられている。
24はボルトであり、載置台21の一方の両側面近傍に
設けられている。このボルト24により、図6に示すよ
うに載置台21はテーブル14に確りと固定される。載
置台21を交換する時は、このボルト24を外して他の
載置台と交換する。
【0029】25は、載置台21の他方の両側面近傍に
設けられた孔であり、図7に示すように、テーブル14
に植設された位置決めピン26と嵌合する。この位置決
めピン26は円柱形であり、その直径26aは孔25の
直径25aより、0.02mm小さくして正確な位置決め
ができるようにしている。また、孔25下面の円周には
位置決めピン26が挿入しやすいように略0.5mmの面
取りをしている。同様の理由で位置決めピン26の先端
26bも略0.5mmの面取りをしている。
【0030】図8は、親プリント基板15を砥石12で
ハーフカットする説明図である。このハーフカットのカ
ットの深さは、親プリント基板15の厚さdの3分の1
の深さd1までカットしている。このことによりプリン
ト基板15は連結を保つことができ、後工程における半
田付け等を容易にしている。なお、半田付け後のこのハ
ーフカット部を金型で切断して個々の子プリント基板を
形成している。
【0031】図9は、親プリント基板15内に複数個設
けられた子プリント基板31の連結部近傍の拡大図であ
る。31a,31bは、隣り合う子プリント基板であ
り、この隣り合う子プリント基板31a,31b間に形
成されたスルーホール32を含む連結部33をスリット
47で分離したものである。34aは、子プリント基板
31aに形成された側面電極であり、34bは、子プリ
ント基板31bに形成された側面電極である。
【0032】35は、スルーホール32の連結部33側
を微少距離切削して、スルーホール32の一部を切断し
た切削部である。ここで、切削部35の幅35aは0.
9mmとし、切削部35のスリット47方向の長さ35b
は1.5mmとしている。スリット47の幅47aは0.
5mmとし、スルーホール32は直径1.2mmの円を3個
近接させて形成している。
【0033】このように切削部35を設けることによ
り、例え回転する円形状の砥石12で親プリント基板1
5を切断してスリット47を形成しても、図10に示す
ように側面電極34aにはバリが生じない(側面電極3
4b側は図示していないが同様の理由でバリは生じな
い)。すなわち、子プリント基板31a,31b上に形
成されたスルーホール32は切削部35によって、連結
部33側のスルーホール32が剥離されるからである。
このことにより、面実装に適したモジュールのプリント
基板が得られる。
【0034】この切削部35は、図11に示すように、
ドリル(ルータ)36をA方向に回転させながらB方向
へ移動させるか或いは親プリント基板15をC方向に移
動させることにより実現できる。
【0035】図12は、親プリント基板15のY方向に
設けられたスリット47であり、図13はそのうちの一
本のスリット47の拡大図である。ここで重要なこと
は、スリット47の両端に直径1.0mmの孔47bを設
けていることである。このような孔47bを設けること
により、図14に示すような回転する円形状の砥石12
で親プリント基板15を切断しても、その端部37の壁
を垂直にすることができる。すなわち、砥石12による
スリット47の切断面38は傾斜しているが、端部37
には孔47bが設けられているので、砥石12が孔47
bまで進むと端部37は孔47bのため垂直になる。従
って、子プリント基板31を大きく取ることができる。
又は、子プリント基板31が同じ大きさなら、接続部1
8を広く取ることができるので、接続部18(図12参
照)の強度が向上する。
【0036】図15は、親プリント基板15(材質は、
ガラスエポキシ樹脂)内に設けられた子プリント基板3
1の角部38にドリルで直径1.0mmの孔39を設けた
ものである。なお、親プリント基板15の端部37に
は、孔47bが設けられている。この孔47bと孔39
とは同じ直径である。このような孔47bと孔39を設
けることにより、図16に示すように、子プリント基板
31の角部38は尖っていないので、例え外力が加わっ
たとしても欠けることはない。また、尖っていないの
で、安全である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スルーホ
ールの連結部側を微少距離切断して前記スルーホールの
一部を剥離するドリルと、連結部を切断する円盤状の砥
石と、この砥石が取り付けられた回転軸と、この回転軸
を駆動する駆動手段とを有するプリント基板の切断装置
であり、スルーホールの連結部側をドリルで微少距離切
断してスルーホールを剥離するので、例え回転する砥石
で切断したとしても、子プリント基板の側面電極にバリ
が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるプリント基板の
切断装置の斜視図
【図2】同プリント基板の切断装置の要部断面図
【図3】同プリント基板の切断装置の載置台の平面図
【図4】同プリント基板の切断装置の載置台と、この載
置台に装着された親プリント基板の平面図
【図5】同載置台の他の例による平面図
【図6】同載置台とテーブルの断面図
【図7】同載置台とテーブルの要部断面図
【図8】同砥石によるハーフカットの説明用断面図
【図9】同親プリント基板の連結部近傍の平面図
【図10】同断面図
【図11】同ドリルによる切削を示す連結部の要部断面
【図12】同親プリント基板のスリットを示す平面図
【図13】同スリットの拡大平面図
【図14】同砥石による切断を示す断面図
【図15】同親プリント基板に設けられた孔を示す平面
【図16】同子プリント基板の平面図
【図17】従来の親プリント基板の平面図
【図18】同親プリント基板の連結部近傍の平面図
【図19】同断面図
【符号の説明】
11 回転軸 12 砥石 13 駆動手段 15 親プリント基板 17 スリット 31 子プリント基板 32 スルーホール 33 連結部 34 側面電極 35 切削部 36 ドリル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大脇 春樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C058 AA03 AB01 AB03 AB04 AB06 AC05 BA02 BA09 CA01 CB01 3C060 AA11 BA05 BD01 BF03 BG11 BG15 BH01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親プリント基板内に形成された同一形状
    を有する複数の子プリント基板と、この子プリント基板
    同士の連結部にスルーホールで形成された側面電極とを
    備えたプリント基板の切断装置であって、前記スルーホ
    ールの前記連結部側を微少距離切断して前記スルーホー
    ルの一部を剥離するドリルと、前記連結部を切断する円
    盤状の砥石と、この砥石が取り付けられた回転軸と、こ
    の回転軸を駆動する駆動手段とを有するプリント基板の
    切断装置。
  2. 【請求項2】 連結された子プリント基板の連結部の両
    端に孔を設けるドリルを有した請求項1に記載のプリン
    ト基板の切断装置。
  3. 【請求項3】 連結された子プリント基板の角部に孔を
    設けるドリルを有した請求項1に記載のプリント基板の
    切断装置。
  4. 【請求項4】 砥石での切断後、この切断面に空気或い
    は水を吹き付けて、親プリント基板の切断時に生ずる切
    削粉を除去する請求項1に記載のプリント基板の切断装
    置。
  5. 【請求項5】 砥石の下方に移動可能に設けられたテー
    ブルと、このテーブルに着脱自在に設けられた親プリン
    ト基板の載置台とを備え、前記載置台の端部に前記親プ
    リント基板の固定部を設け、この固定部は複数個の位置
    決めピンで形成された請求項1に記載のプリント基板の
    切断装置。
  6. 【請求項6】 砥石の下方に移動可能に設けられたテー
    ブルと、このテーブルに着脱自在に設けられた親プリン
    ト基板の載置台とを備え、前記載置台の端部に前記親プ
    リント基板の固定部を設け、この固定部は前記親プリン
    ト基板の端部を押圧固定する請求項1に記載のプリント
    基板の切断装置。
  7. 【請求項7】 砥石の下方に移動可能に設けられたテー
    ブルと、このテーブルに着脱自在に設けられた親プリン
    ト基板の載置台とを備え、前記テーブルは回転軸の軸方
    向(以後、X方向という)と回転軸の直角方向(以後、
    Y方向という)に夫々略90度回動可能とし、このテー
    ブルに固定される載置台にX方向とY方向に夫々スリッ
    トを設けるとともに、前記親プリント基板の切断はX方
    向或いはY方向の何れか一方をハーフカットとした請求
    項1に記載のプリント基板の切断装置。
  8. 【請求項8】 砥石の下方に移動可能に設けられたテー
    ブルと、このテーブルに着脱自在に設けられた親プリン
    ト基板の載置台とを備え、前記載置台と前記テーブルと
    は、前記載置台の両側に設けられた位置決めピンで位置
    決めされるとともにボルトで固定された請求項1に記載
    のプリント基板の切断装置。
  9. 【請求項9】 砥石の下方に移動可能に設けられたテー
    ブルと、このテーブルに着脱自在に設けられた親プリン
    ト基板の載置台とを備え、前記載置台のスリット間に形
    成される凸部は、上方に向かって狭まったテーパを有す
    る請求項7に記載のプリント基板の切断装置。
  10. 【請求項10】 親プリント基板内に形成された同一形
    状を有する複数の子プリント基板と、この子プリント基
    板同士の連結部のスルーホールで形成された側面電極と
    を備えた前記親プリント基板であって、前記スルーホー
    ルの連結部側を微少距離切断して前記スルーホールの一
    部を剥離する第1の工程と、この第1の工程の後に、前
    記子プリント基板同士の連結部を円盤状の回転する砥石
    でスリット状に切断する第2の工程とを有するプリント
    基板の切断方法。
  11. 【請求項11】 親プリント基板内に形成された同一形
    状を有する複数の子プリント基板と、この子プリント基
    板同士の連結部にスルーホールで形成された側面電極と
    を備えた前記親プリント基板であって、前記連結部の両
    端にドリルで孔を設ける第1の工程と、この第1の工程
    の後に、前記スルーホールの連結部側を微少距離切断し
    て前記スルーホールの一部を剥離する第2の工程と、こ
    の第2の工程の後に、前記子プリント基板同士の連結部
    を円盤状の回転する砥石でスリット状に切断する第3の
    工程とを有するプリント基板の切断方法。
  12. 【請求項12】 親プリント基板内に形成された同一形
    状を有する複数の子プリント基板と、この子プリント基
    板同士の連結部にスルーホールで形成された側面電極と
    を備えた前記親プリント基板であって、前記子プリント
    基板の角部にドリルで孔を設ける第1の工程と、この第
    1の工程の後に、前記スルーホールの連結部側を微少距
    離切断して前記スルーホールの一部を剥離する第2の工
    程と、この第2の工程の後に、前記子プリント基板同士
    の連結部を円盤状の回転する砥石でスリット状に切断す
    る第3の工程とを有するプリント基板の切断方法。
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