JP2000288452A - ペースト塗布装置およびペースト塗布方法 - Google Patents

ペースト塗布装置およびペースト塗布方法

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JP2000288452A
JP2000288452A JP11096344A JP9634499A JP2000288452A JP 2000288452 A JP2000288452 A JP 2000288452A JP 11096344 A JP11096344 A JP 11096344A JP 9634499 A JP9634499 A JP 9634499A JP 2000288452 A JP2000288452 A JP 2000288452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答性よく安定してペーストを塗布すること
ができるペースト塗布装置およびペースト塗布方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 シリンジ17に貯溜されたペースト7を
チューブ18によって導き、吐出口から吐出させるペー
スト塗布方法において、チューブ18の途中に設けられ
た圧電獅子22より成る振動付与手段によってチューブ
18に沿った方向の振動を付与する。このとき、圧電素
子22の振動の速度パターンを制御手段によって制御し
て吐出口方向への変位時の最大速度v1を、反対方向へ
の変位時の最大速度v2よりも大きくなるように設定
し、チューブ18内のペーストを吐出口より吐出させ
る。これにより、ペースト7を応答性よく安定して吐出
させて塗布対象物に塗布することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペーストを基板な
どの塗布対象物に塗布するペースト塗布装置およびペー
スト塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品を基板にボンディングする方法
として、基板に塗布されたペーストによって電子部品を
接着する方法が広く用いられている。ペーストの塗布に
際しては、一般に液状のペーストを吐出するディスペン
サが用いられる。従来、このディスペンサとしてエア圧
送式やプランジャ式のものが多用されている。エア圧送
式のディスペンサは、ペーストを貯溜したシリンジ内を
加圧することにより、シリンジに装着されたノズルから
ペーストを吐出させるものであり、プランジャ式は、プ
ランジャを往復動させることによりシリンダ内に一旦吸
入したペーストを機械的に押し出すことにより吐出させ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記エア圧
送式のディスペンサには、同一のエア圧を加えてもペー
ストの粘度やシリンジ内のペーストの量によって吐出さ
れるペーストの量がばらつくとともに、吐出の断続時の
応答性が悪いため塗布不良を招き易いという欠点があ
る。またプランジャ式のディスペンサでは、プランジャ
の往復動によって不可避的に吐出が断続し吐出が安定し
たものとならない。このように従来のディスペンサには
ペーストを安定して正確に吐出することが困難であると
いう問題点があった。
【0004】そこで本発明は、応答性よく安定してペー
ストを塗布することができるペースト塗布装置およびペ
ースト塗布方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のペースト
塗布装置は、ペーストを貯溜する容器と、この容器に一
端が連結され他端がペーストを吐出する吐出口と連結さ
れた管路と、この管路の途中に設けられ管路に沿った方
向の振動を付与する振動付与手段と、この振動付与手段
の振動を制御する制御手段とを備えた。
【0006】請求項2記載のペースト塗布方法は、容器
に貯溜されたペーストを管路によって導き、管路に連結
された吐出口から吐出させるペースト塗布方法であっ
て、前記管路の途中に設けられた振動付与手段によって
管路に沿った方向の振動を付与し、制御手段によって前
記振動付与手段の振動を制御することにより管路内のペ
ーストを前記吐出口より吐出させる。
【0007】本発明によれば、管路の途中に設けられた
振動付与手段によって管路に沿った方向の振動を付与
し、制御手段によって前記振動付与手段の振動を制御し
て管路内のペーストを前記吐出口より吐出させることに
より、ペーストを応答性よく安定して吐出させて塗布対
象物に塗布することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のダイ
ボンディング装置の斜視図、図2は同ペースト塗布装置
の断面図、図3は同ペースト塗布装置の振動付与部の印
加電圧および振動速度のパターンを示すグラフ、図4は
同ペースト塗布装置の圧力損失を示すグラフ、図5は同
ダイボンディング装置の制御系の構成を示すブロック
図、図6は同ペースト塗布装置の処理機能を示す処理機
能ブロック図、図7は同塗布パターンの説明図である。
【0009】まず図1を参照してダイボンディング装置
の構造を説明する。図1においてチップ供給部1にはウ
ェハシート2が図示しない保持テーブルによって保持さ
れている。ウェハシート2には多数の半導体素子である
チップ3が貼着されている。チップ供給部1の側方には
搬送路5が配設されており、搬送路5はリードフレーム
6を搬送しペースト塗布位置およびボンディング位置に
リードフレーム6を位置決めする。チップ供給部1の上
方にはボンディングヘッド4が配設されており、ボンデ
ィングヘッド4は図示しない移動機構により水平移動お
よび上下動する。
【0010】搬送路5の側方にはペースト塗布部9が配
設されている。ペースト塗布部9は移動テーブル10に
L型のブラケット15を介してペースト吐出部16を装
着して構成されている。ペースト吐出部16は、管路で
あるチューブ18によってペーストを貯溜する容器であ
るシリンジ17と連結されている。シリンジ17の内部
には、チップ3をリードフレーム6に接着するペースト
7が貯溜されており、ペースト吐出部16を駆動するこ
とにより、シリンジ17内のペーストは、チューブ18
の下端部に連結された吐出口19から吐出される。
【0011】移動テーブル10は、Y軸テーブル11上
にX軸テーブル12を段積みし、さらにその上にL型ブ
ラケット13を介してZ軸テーブル14を垂直方向に結
合して構成されている。Y軸テーブル11、X軸テーブ
ル12、Z軸テーブル14は、それぞれY軸モータ11
a、X軸モータ12a、Z軸モータ14aを備えてい
る。X軸モータ12a、Y軸モータ11aおよびZ軸モ
ータ14aを駆動することにより、ペースト吐出部16
はリードフレーム6上で水平方向および上下方向に移動
する。
【0012】リードフレーム6上面のチップ3がボンデ
ィングされるチップボンディング部位6aは、ペースト
が塗布される塗布エリア6aであり、ペースト吐出部1
6の吐出口19を塗布エリア6a内に位置させ、吐出口
19からペーストを吐出させながらペースト吐出部19
を移動させることにより、塗布対象物であるリードフレ
ーム6の表面に設定された塗布エリア6a内には、X字
形状の塗布パターンでペースト7が塗布される。
【0013】このペースト塗布後、リードフレーム6は
搬送路5上をボンディング位置8に送られ、位置決めさ
れる。、そして塗布エリア6a内に塗布されたペースト
7上に、ボンディングヘッド4のノズル4aによってチ
ップ供給部1からピックアップされたチップ3がボンデ
ィングされる。
【0014】次に図2を参照してペースト吐出部16に
ついて説明する。図2において、ペースト7を貯溜した
シリンジ17には、チューブ18の一端が連結されてい
る。チューブ18の他端部は、ペーストを吐出して塗布
する吐出口19(図1参照)に連結されている。なお。
チューブ18とは別部品の吐出口19を用いる替りに、
チューブ18の端部自体を吐出口として用いてもよい。
チューブ18の途中の吐出口19の手前側には、チュー
ブ18が内嵌するチューブ保持具21が支持部材20に
よって支持されている。支持部材20は、ブラケット1
5(図1参照)に固着されている。チューブ保持具21
の端部はフランジ部21aとなっており、フランジ部2
1aと支持部材20の間には振動付与手段である圧電素
子22が装着されている。
【0015】圧電素子駆動部23によって圧電素子22
に電圧を印加することにより、圧電素子22はチューブ
18の長手方向に沿った振動を発生し、チューブ18に
はこの方向の振動が付与される。このときに印加される
電圧のパターンと、この印加電圧により励起される振動
の振動速度のパターンとの関係について図3のグラフを
参照して説明する。
【0016】図3のグラフAは圧電素子22へ印加され
る電圧の時間変化パターンを示しており、グラフBは電
圧によって圧電素子に励起される振動の速度の時間変化
を示すものである。すなわち、図3のグラフAはチュー
ブ18に付与される振動の速度を所望の速度パターンに
制御するために必要とされる印加電圧のパターンを示す
ものである。ここでは、圧電素子の振動の速度は印加さ
れる電圧の変化率に比例するという関係に基づいて印加
電圧のパターンが設定されている。
【0017】すなわち、タイミングt0からタイミング
t1の間では、電圧の増加率が一定となるように印加電
圧のパターンが設定される。これにより、この間は振動
速度はグラフBに示すように一定比率で増加し、タイミ
ングt1において最大速度v1に達する。この最大速度
v1は図2に示すように、チューブ18を吐出口方向へ
変位させる速度である。そしてタイミングt1からタイ
ミングt2の間では、電圧を一定の増加率(負の増加
率)で変化させ、タイミングt2において振動の速度が
負の最大速度v2(図2参照)となるようにパターンを
設定する。このとき最大速度v2の絶対値は最大速度v
1の絶対値よりも小さくなるように電圧のパターンを設
定する。
【0018】そしてこの電圧パターンをタイミングt
3,t4,・・・と繰り返すことにより、チューブ18
には長手方向に沿った振動であって、吐出口方向への変
位時とその反対方向への変位時とで振動速度が異なる振
動が付与される。この振動は、チューブ18内壁面の管
摩擦によりチューブ18内部の流体であるペーストに伝
達される。このとき、振動の方向によって振動速度が異
なることから、振動によるペーストのチューブ18内で
の挙動には常に方向性があり、圧電素子22からの振動
が伝達される範囲内にあるペーストを常に一方向へ送る
ポンプ作用が生じる。すなわち、圧電素子22の振動伝
達範囲は、チューブ18内のペーストを一方向に加圧す
る加圧範囲として作用する。このとき、振動の応答性に
優れた圧電素子22を用いているため、極めて応答性に
優れたペーストの加圧を行うことができる。
【0019】次に、シリンジ17に連結され吐出口19
に至るチューブ18内の圧力の変化について図4を参照
して説明する。図4のグラフは、シリンジ17の下端を
基点としてチューブ18の管路長に沿った圧力変化を示
したものである。図2に示すように、シリンジ17の頂
部には予圧付与手段としてエア管17aによって内部の
ペースト7には予圧が与えられており、チューブ18の
一端部ではこの予圧とシリンジ17の位置水頭との和で
ある供給圧P1となっている。
【0020】チューブ18内の圧力は内部の管摩擦抵抗
による圧力損失で徐々に低下し、ある管路長l1で内部
圧力は0となる。本実施の形態では、この管路長l1の
手前側に振動付与手段である圧電素子22を配設し、所
定の加圧範囲で振動による圧力上昇Pbを得るようにし
ている。これによりチューブ18内の圧力はPbだけ上
昇し、管路長l2の位置にある吐出口19からは吐出圧
力Poでペーストが吐出される。なお、ここでは吐出方
向の振動速度を反対方向の振動速度よりも大きく設定す
ることによりポンプ作用を得る例を示したが、有効なポ
ンプ作用を得るための振動速度のパターンは必ずしも一
定でなく、流体のチキソ比などの性状によって適正なパ
ターンは異なる。例えば前述の例とは反対に、吐出方向
と反対方向の速度を大きく設定する場合も有り得る。
【0021】次に図5を参照してダイボンディング装置
の制御系の構成について説明する。図5において、圧電
素子駆動部23は制御部29からの指令に基づきペース
ト吐出部の圧電素子22に印加される電圧を発生して圧
電素子22を駆動する。X軸モータ駆動部24、Y軸モ
ータ駆動部25およびZ軸モータ駆動部26は、移動テ
ーブル10のX軸モータ12a、Y軸モータ11a、Z
軸モータ14aをそれぞれ駆動する。
【0022】記憶部27は各部の動作や処理に必要なプ
ログラムや、塗布パターンのデータを記憶する。ボンデ
ィングヘッド駆動部28は、ボンディングヘッド4を駆
動する。制御部29は、圧電素子駆動部23を制御して
予め設定されたパターンの電圧を発生させる。これによ
り、圧電素子は所定の速度パターンの振動を発生する。
したがって制御部29および圧電獅子駆動部23は、圧
電素子22の振動のON/OFFや振動の速度パターン
を制御する制御手段となっている。また制御部29はX
軸モータ駆動部24、Y軸モータ駆動部25、Z軸モー
タ駆動部26およびボンディングヘッド駆動部28を制
御する。入力部30はキーボードやマウスであり、制御
コマンドの入力や塗布パターンのデータ入力を行う。表
示部31はディスプレイ装置であり、操作入力時の画面
を表示する。
【0023】次に図6を参照して、ダイボンディング装
置のペースト塗布の処理機能について説明する。図6に
おいて、入力処理部32、表示処理部33、データ処理
部39は、図5に示す制御部29によって行われる処理
を示しており、チップサイズ記憶部34および塗布量デ
ータ35、塗布開始点座標データ36、塗布終了点座標
データ37およびノズル高さデータ38は、図5に示す
記憶部27に記憶されるデータの内容を示すものであ
る。
【0024】入力処理部32は、入力部30からの入力
信号を処理し各部への制御コマンドを出力するととも
に、記憶部27へのデータ書き込みを行う。ここでは、
ボンディング対象のチップサイズ(図7に示す塗布エリ
ア6aにほぼ等しい)や、各塗布エリアに塗布される塗
布量のデータ、塗布パターンを構成する各塗布線の塗布
開始点PS、塗布終了点PEの座標データや、塗布時の
ノズル下端部から塗布面までの高さ寸法を示すノズル高
さデータが書き込まれる。
【0025】表示処理部33は、これら記憶部27のデ
ータをデータ処理して表示部31に表示する。データ処
理部39は、チップサイズデータ、塗布量データ、塗布
開始点データ、塗布終了点座標データ、ノズル高さデー
タなど塗布パターンを構成する各種データを読み込み、
これらのデータに基づいて、圧電素子駆動部23、X軸
モータ駆動部24、Y軸モータ駆動部25およびZ軸モ
ータ駆動部26へ制御信号を出力する。これにより、吐
出部19は塗布エリア6a内で所定パターンに従って移
動するとともに、ペースト吐出部16は所定タイミング
で所定量のペースト7を吐出し、塗布エリア6a内には
所定の塗布パターンでペースト7が塗布される。
【0026】このダイボンディング装置は上記のように
構成されており、次に図7に示す塗布パターンを例にペ
ースト塗布動作を説明する。図7において、リードフレ
ーム6上の塗布エリア6aには、X字状の塗布パターン
を構成する第1の塗布線L1、第2の塗布線L2が設定
されており、第1の塗布線L1、第2の塗布線L2は、
それぞれ塗布開始点PS(1),PS(2)、および塗
布終了点PE(1),PE(2)によって位置が特定さ
れる。
【0027】リードフレーム6をペースト塗布部9に位
置決めしたならば、まず吐出口19を塗布開始点PS
(1)上に移動させ、所定のノズル高さまで下降させて
ペーストの吐出を開始する。このペーストの吐出は圧電
素子駆動部23によって圧電素子22を駆動することに
より行われる。ペーストの吐出とともに吐出口19は塗
布終了点PE(1)に向って移動し、塗布終了点PE
(1)に到達したならば吐出口19からのペーストの吐
出を停止する。
【0028】この後吐出口19はペーストの吐出を停止
した状態で第2の塗布線L2の塗布開始点PS(2)ま
で移動し(破線矢印参照)、この後再びペーストの吐出
を開始して塗布終了点PE(2)までペーストを吐出し
ながら移動する。そしてこの位置でペーストの吐出を停
止し、吐出口19は上昇する。これにより、1つの塗布
エリア6aに対するペースト塗布を終了する。
【0029】このペースト塗布過程において、前述のよ
うな圧電素子22を用いて振動によってペーストを吐出
することにより、以下に説明するような優れた効果を得
ることができる。まず、圧電素子22を用いることによ
りペースト吐出の断続時の応答性が極めて良好であるた
め、従来のディスペンサで生じていたような吐出停止指
令後もなお少量のペーストが吐出される糸引き現象など
による塗布不良が発生しない。したがって描画塗布によ
る複雑な塗布パターンに対しても塗布パターンを構成す
る各塗布線ごとに正確にペーストの吐出開始・終了を制
御することができる。
【0030】これにより、従来はペーストの糸引きによ
る塗布不良を避けるために採用されていた一筆描き描画
の問題点、すなわち、同一塗布線上を吐出口が複数回移
動することによる塗布時間の増大を招くことなく、より
複雑な塗布パターンを短時間で描画塗布することができ
る。また、圧電素子22による駆動のため高精度、高応
答性を備えた吐出特性が得られることから、塗布開始・
終了点での安定時間を必要とせず、高精度の塗布を高い
効率で実現できる。さらに、ペーストを供給するチュー
ブ自体をポンプとして使用するものであることから、従
来のディスペンサにおいて必要とされた、使用の都度ペ
ーストが付着した部品の清掃を行う必要がなく、保守作
業を簡略化することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、管路の途中に設けられ
た振動付与手段によって管路に沿った方向の振動を付与
し、制御手段によって前記振動付与手段の振動の速度パ
ターンを制御して管路内のペーストを前記吐出口より吐
出させるようにしたので、ペーストを応答性よく安定し
て吐出させて塗布対象物に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のダイボンディング装置
の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のペースト塗布装置の断
面図
【図3】本発明の一実施の形態のペースト塗布装置の振
動付与部の印加電圧および振動速度のパターンを示すグ
ラフ
【図4】本発明の一実施の形態のペースト塗布装置の圧
力損失を示すグラフ
【図5】本発明の一実施の形態のダイボンディング装置
の制御系の構成を示すブロック図
【図6】本発明の一実施の形態のペースト塗布装置の処
理機能を示す処理機能ブロック図
【図7】本発明の一実施の形態の塗布パターンの説明図
【符号の説明】
7 ペースト 9 ペースト塗布部 16 ペースト吐出部 17 シリンジ 18 チューブ 19 吐出口 22 圧電素子 23 圧電素子駆動部 29 制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC06 AC84 AC86 AC92 BB12Z BB16Z CA47 DA06 DB14 DC22 EA35 4F041 AA05 AB01 BA05 BA32 BA34 BA56 4F042 AA07 BA12 CB19 CB24 EB18 5F047 AA11 AA17 BA21 BB11 BB13 BB16 CA01 FA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペーストを貯溜する容器と、この容器に一
    端が連結され他端がペーストを吐出する吐出口と連結さ
    れた管路と、この管路の途中に設けられ管路に沿った方
    向の振動を付与する振動付与手段と、この振動付与手段
    の振動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    ペースト塗布装置。
  2. 【請求項2】容器に貯溜されたペーストを管路によって
    導き、管路に連結された吐出口から吐出させるペースト
    塗布方法であって、前記管路の途中に設けられた振動付
    与手段によって管路に沿った方向の振動を付与し、制御
    手段によって前記振動付与手段の振動を制御することに
    より管路内のペーストを前記吐出口より吐出させること
    を特徴とするペースト塗布方法。
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