JP2000287428A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

Info

Publication number
JP2000287428A
JP2000287428A JP11086337A JP8633799A JP2000287428A JP 2000287428 A JP2000287428 A JP 2000287428A JP 11086337 A JP11086337 A JP 11086337A JP 8633799 A JP8633799 A JP 8633799A JP 2000287428 A JP2000287428 A JP 2000287428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
bearing
rotor
spindle motor
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11086337A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kanisawa
恒雄 蟹沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP11086337A priority Critical patent/JP2000287428A/ja
Publication of JP2000287428A publication Critical patent/JP2000287428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、薄型に構成さ
れ得ると共に、回転軸が軸方向に移動しないようにし
た、スピンドルモータを提供することを目的とする。 【解決手段】 固定軸受12内に装着された回転軸24
により回転可能に支持され且つその表面にディスク状媒
体が載置されるロータ20と、軸受の周囲に設けられた
ステータと、上記回転軸の一端に一体的に取り付けられ
たディスクテーブル30と、を含んでおり、上記回転軸
の他端が、固定配置されたスラストボード17に当接す
ることにより、スラスト方向に支持されていると共に、
上記ディスクテーブル30が、ロータ29を介して軸受
ハウジングの周囲にまで延びる係合部25bを備えてお
り、この係合部25bが、軸受の周囲に固定配置された
環状部材25aの周縁に回転軸の他端側から係合するこ
とにより、スラスト方向に移動しないように、スピンド
ルモータ10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディスク状
媒体を回転駆動するためのスピンドルモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなスピンドルモータは、
例えば図3に示すように構成されている。即ち、図3に
おいて、スピンドルモータ1は、軸受ハウジング3a
と、軸受ハウジング3aに設けられた軸受3により回転
可能に支持されたロータ4と、ロータ4の回転軸の上端
に取り付けられたターンテーブル5と、から構成されて
いる。
【0003】ステータ2は、円環状に配設されたコア2
cと、コア2cに巻回されたコイル2dとからなり、こ
のステータ21は鉄製のプレート2aと、このプレート
2a上に設けられた基板2bに取付けられている。
【0004】上記軸受3は、潤滑油を含浸させた焼結軸
受であって、上記コア2cの円環状の中心位置にて、軸
受ハウジング3aを介して、上記プレート2a及び基板
2bを貫通するように、垂直に固定されている。
【0005】これに対して、ロータ4は、一端が開放し
た中空円筒状のロータヨーク4aと、ロータヨーク4a
の内周面に沿って取り付けられたロータマグネット4b
と、ロータヨーク4aの中心に固定保持されたブッシュ
4cと、ブッシュ4cに取り付けられた回転軸4dと、
から構成されている。
【0006】上記回転軸4dは、軸受3に装着される
際、軸方向に沿って移動しないように、図面にて下端
が、軸受ハウジング3aの下端に取り付けらたスラスト
ボード3bに対して、スラストワッシャ3cを介して当
接すると共に、軸受3の下端付近にて、軸受ハウジング
3aに取り付けられた環状のストッパ6が、回転軸4d
の下端付近にて円周方向に延びるように形成された環状
の溝4e内に係合するようになっている。
【0007】尚、上記ターンテーブル5は、公知の構成
であって、例えばCDやCD−ROMのセンターホール
を中央のディスクテーブル部5aに係合させて固定保持
するように構成されている。
【0008】このように構成されたスピンドルモータ1
によれば、ステータ2のコイル2dを駆動制御すると、
コイル2dに発生する磁界が、ロータマグネット4bの
磁界と相互に作用することにより、回転軸4dが軸受ハ
ウジング3a内で回転し、ロータ4が回転駆動されるこ
とになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のスピンドルモータ1においては、回転軸4d
の軸方向の移動を阻止するために、所謂抜け止め部材と
して、上述したストッパ6が使用されている。このスト
ッパ6は、軸受3の軸受ハウジング3aとは別体に構成
されていて、カシメ等により、軸受ハウジング3aに対
して取り付けられている。このため、部品点数が多くな
り、組立工数が多くなることから、部品コスト及び組立
コストが高くなってしまうという問題があった。また、
ロータ4と別体に、ターンテーブル5が構成されている
ことから、薄型に構成することは困難であった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より、薄型に構成され得ると共に、回転軸が軸方向に移
動しないようにした、スピンドルモータを提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、固定配置された軸受と、この軸受内に装着された
回転軸により回転可能に支持され且つその表面にディス
ク状媒体が載置されるロータと、軸受の周囲に設けられ
たステータと、上記回転軸の一端に一体的に取り付けら
れたディスク状媒体を保持するためのディスクテーブル
と、を含んでおり、上記回転軸の他端が、固定配置され
たスラストボードに当接することにより、スラスト方向
に支持されていると共に、上記ディスクテーブルが、ロ
ータを介して軸受ハウジングの周囲にまで延びる係合部
を備えており、この係合部が、軸受の周囲に回転軸の中
心と同心に固定配置された環状部材の周縁に回転軸の他
端側から係合することにより、スラスト方向に移動しな
いように、支持されていることを特徴とする、スピンド
ルモータにより、達成される。
【0012】本発明によるスピンドルモータは、好まし
くは、上記係合部が、円周方向に沿って等角度間隔で少
なくとも三箇所に配設されている。
【0013】上記構成によれば、ロータの回転軸は、そ
の他端がスラストボードによりスラスト方向に支持され
ると共に、軸受の一側にて、回転軸の一端に取り付けら
れたディスクテーブルから延びる係合部が、軸受の周囲
に固定配置された環状部材の周縁に対して、回転軸の他
端側から係合することによって、スラスト方向に移動し
ないように位置決めされ、保持され得ることになる。
【0014】この場合、上記係合部は、ディスクテーブ
ルと一体に構成されていることから、部品点数が少なく
て済むと共に、ディスクテーブルを回転軸に装着するこ
とにより、係合部がロータを介して軸受の周囲の所定位
置に配設されることになるので、組立が容易に行なわれ
得ることになり、部品コスト及び組立コストが低減され
得ることになる。さらに、ロータの表面がディスク状媒
体の載置面として作用することから、ターンテーブルと
ロータが一体的に構成され得ることになり、全体が薄型
に構成され得ることになる。
【0015】上記係合部が、円周方向に沿って等角度間
隔で少なくとも三箇所に配設されている場合には、係合
部と環状部材の周縁との係合が、等角度間隔で少なくと
も三箇所で行なわれることにより、回転軸そしてディス
クテーブルのスラスト方向の移動が安定して阻止され得
ることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
るスピンドルモータの一実施形態の構成を示している。
図1において、スピンドルモータ10は、軸受ハウジン
グ16と、軸受ハウジング16に設けられた軸受12に
より回転可能に支持されたロータ20と、ロータ20の
回転軸の上端に取り付けられたディスクテーブル30
と、から構成されている。
【0017】ステータ11は、円環状に配設された例え
ばケイ素鋼板から成るコア14と、コア14に巻回され
たコイル15とからなり、ステータ基板13と、ステー
タ基板13上に取付けられている。
【0018】上記軸受12は、例えば潤滑油を含浸させ
た焼結軸受であって、上記ステータ11のコア14の円
環状の中心位置にて、例えば真鍮製の軸受ハウジング1
6を介して、上記ステータ基板13を貫通するように、
ステータ基板13に対して垂直に固定されている。
【0019】これに対して、ロータ20は、例えば鉄板
から成るロータヨーク21と、ロータヨーク21の内周
面に沿って取り付けられたロータマグネット22と、ロ
ータヨーク21の中心に一体に形成されたブッシュ23
と、ブッシュ23に取り付けられた例えばステンレス鋼
製の回転軸24と、から構成されている。
【0020】上記ロータヨーク21は、一端が開放した
扁平な中空円筒状に形成されており、円筒状の内周面に
沿って円周方向に、ロータマグネット22が接着等によ
り固定されていると共に、その上面がディスク状媒体の
載置面即ちターンテーブルとして作用するようになって
いる。上記ロータマグネット22は、永久磁石により構
成され、または円周方向に関して適宜に着磁されてい
る。
【0021】上記回転軸24は、上記ブッシュ23内に
圧入等により挿通され、固定保持されている。
【0022】さらに、上記回転軸24は、基板13に軸
受ハウジング16を介して支持された軸受12に装着さ
れる際、軸方向に沿って移動しないように、図面にて下
端が、軸受ハウジング16の下端にカシメ等により取り
付けらた例えば鉄板製のスラストボード17に対して、
例えばナイロン製のスラストワッシャ18を介して当接
するようになっている。
【0023】上記ディスクテーブル30は、公知の構成
であって、例えばCDやCD−ROMを固定保持するよ
うに構成されており、例えば樹脂により成形されてい
る。
【0024】以上の構成は、図3に示した従来のスピン
ドルモータ1とほぼ同様の構成であるが、本発明による
スピンドルモータ10においては、以下の点で異なる構
成になっている。即ち、上記回転軸24は、軸受12の
上端付近にて、ストッパ部25により、軸受ハウジング
16に対してスラスト方向に位置決めされている。
【0025】このストッパ部25は、軸受ハウジング1
6の上端付近にて、その周囲に取り付けられた環状部材
25aと、ディスクテーブル30からロータ20のロー
タヨーク21を貫通して軸受ハウジング16の上端付近
にまで延びる係合部25bと、から構成されている。
【0026】上記環状部材25aは、環状の円板であっ
て、その周縁が、軸受ハウジング16の周囲にて、回転
軸24の中心と同心になるように形成されている。これ
に対して、上記係合部25bは、円周方向に沿って等角
度間隔に少なくとも三箇所(図示の場合、三箇所)に配
設されており、ディスクテーブル30と一体成形されて
いると共に、その下端が内側に向かって突出するフック
25cを形成している。
【0027】これにより、上記ストッパ25によれば、
ディスクテーブル30が回転軸24の上端に装着された
とき、係合部25bが、図1に示すように、ロータヨー
ク21を貫通して上記環状部材25aの周縁に対して、
回転軸24の下端側から(即ち図面にて下方から)係合
することにより、回転軸24をスラスト方向に関して位
置決めし、保持するようになっている。
【0028】本発明実施形態によるスピンドルモータ1
0は、以上のように構成されており、以下のようにして
動作する。先づ、ターンテーブル即ちロータヨーク21
の表面にディスク状媒体が載置される。その際、ディス
ク状媒体のセンターホールがディスクテーブル30の周
面と係合することにより、ディスク状媒体は軸と垂直な
方向に関して位置決めされ得ることになる。その後、コ
イル15を駆動制御することによって、コイル15に発
生する磁界が、ロータマグネット22の磁界と相互に作
用することにより、回転軸24が軸受12内で回転し、
ロータ20が回転駆動されることになる。これにより、
ディスク状媒体が回転駆動される。
【0029】この場合、ストッパ部25にて、ロータ2
0,ディスクテーブル30及び回転軸24と一体に回転
する係合部25bが、軸受ハウジング16に設けられた
環状部材25aの周縁に下方から係合する。これによ
り、回転軸24は、スラスト方向に確実に位置決めされ
ることになる。ここで、係合部25bは、円周方向に関
して三箇所に設けられていることから、安定した状態で
スラスト方向の移動を阻止し得る。また、ストッパ部2
5が軸受ハウジング内には配設されていないことと、ロ
ータヨーク21の表面がディスク状媒体の載置面として
構成されていることから、スピンドルモータ10全体が
薄型に構成され得ることになる。
【0030】尚、上記実施形態においては、軸受12
は、含浸焼結軸受として構成されているが、他の種類の
軸受であってもよいことは明らかである。さらに、上記
実施形態においては、CDまたはCD−ROMを回転駆
動させるためのスピンドルモータ10について説明した
が、これに限らず、他のディスク状媒体を回転駆動させ
るためのスピンドルモータに本発明を適用し得ることは
明らかである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ータの回転軸は、その他端がスラストボードによりスラ
スト方向に支持されると共に、軸受の一側にて、回転軸
の一端に取り付けられたディスクテーブルから延びる係
合部が、軸受の周囲に固定配置された環状部材の周縁に
対して、回転軸の他端側から係合することによって、ス
ラスト方向に移動しないように位置決めされ、保持され
得ることになる。
【0032】この場合、上記係合部は、ディスクテーブ
ルと一体に構成されていることから、部品点数が少なく
て済むと共に、ディスクテーブルを回転軸に装着するこ
とにより、係合部がロータを介して軸受の周囲の所定位
置に配設されることになるので、組立が容易に行なわれ
得ることになり、部品コスト及び組立コストが低減され
得ることになる。さらに、ロータの表面がディスク状媒
体の載置面として作用することから、ターンテーブルと
ロータが一体的に構成され得ることになり、全体が薄型
に構成され得ることになる。
【0033】かくして、本発明によれば、簡単な構成に
より、薄型に構成され得ると共に、回転軸が軸方向に移
動しないようにした、極めて優れたスピンドルモータが
提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピンドルモータの一実施形態の
構成を示す、概略断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータにおけるロータ及びデ
ィスクテーブルの概略平面図である。
【図3】従来のスピンドルモータの一例の構成を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
10 スピンドルモータ 11 ステータ 12 軸受 13 ステータ基板 14 コア 15 コイル 16 軸受ハウジング 17 スラストボード 18 スラストワッシャ 20 ロータ 21 ロータヨーク 22 ロータマグネット 23 ブッシュ 24 回転軸 25 ストッパ部 25a 環状部材 25b 係合部 25c フック 30 ディスクテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定配置された軸受と、この軸受内に装
    着された回転軸により回転可能に支持され且つその表面
    にディスク状媒体が載置されるロータと、軸受の周囲に
    設けられたステータと、上記回転軸の一端に一体的に取
    り付けられたディスク状媒体を保持するためのディスク
    テーブルと、を含んでおり、 上記回転軸の他端が、固定配置されたスラストボードに
    当接することにより、スラスト方向に支持されていると
    共に、 上記ディスクテーブルが、ロータを介して軸受ハウジン
    グの周囲にまで延びる係合部を備えており、 この係合部が、軸受の周囲に回転軸の中心と同心に固定
    配置された環状部材の周縁に回転軸の他端側から係合す
    ることにより、スラスト方向に移動しないように、支持
    されていることを特徴とする、スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 上記係合部が、円周方向に沿って等角度
    間隔で少なくとも三箇所に配設されていることを特徴と
    する、請求項1に記載のスピンドルモータ。
JP11086337A 1999-03-29 1999-03-29 スピンドルモータ Pending JP2000287428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086337A JP2000287428A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 スピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086337A JP2000287428A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 スピンドルモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000287428A true JP2000287428A (ja) 2000-10-13

Family

ID=13884047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11086337A Pending JP2000287428A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 スピンドルモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000287428A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3762860B2 (ja) モータ
US5304879A (en) Outer rotor motor
US6208050B1 (en) Motor and bearing structure for motor
JP2001339896A (ja) スピンドルモータ及びその製造方法
US20020113503A1 (en) Spindle motor
JP2003070206A (ja) スピンドルモータ
JP3043984B2 (ja) フロッピーディスク駆動用モータ
JP2000287428A (ja) スピンドルモータ
JP2000253614A (ja) スピンドルモータ
JPH10108438A (ja) スピンドルモータ
US5450261A (en) Magnetic disc drive motor having disc securely fixed to loading surface to abut upper bearing outer ring
JP2000132893A (ja) モ―タのディスクチャッキング機構
KR100370792B1 (ko) 모터의 디스크척킹 기구
JP3815892B2 (ja) モータの軸受構造
JP2000102210A (ja) ブラシレスモータおよびブラシレスモータの製造方法
JP2002171711A (ja) スピンドルモータ
KR100826338B1 (ko) 스핀들모터
JPH11236921A (ja) スピンドルモータ
JPH09219953A (ja) スピンドルモータ
JP3208042B2 (ja) ディスク駆動用モータ
KR100269109B1 (ko) 디스크 플레이어의 스핀들 모터 조립체
JPH09128884A (ja) フロッピディスク駆動装置
JP2740463B2 (ja) ディスク回転駆動装置
JPH07245902A (ja) マイクロモータ
JPH07336982A (ja) モータ装置