JP2000287269A - Tdma/tddデータ通信方式 - Google Patents

Tdma/tddデータ通信方式

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JP2000287269A
JP2000287269A JP11093074A JP9307499A JP2000287269A JP 2000287269 A JP2000287269 A JP 2000287269A JP 11093074 A JP11093074 A JP 11093074A JP 9307499 A JP9307499 A JP 9307499A JP 2000287269 A JP2000287269 A JP 2000287269A
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transmission
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JP11093074A
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English (en)
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Hideo Izumi
英男 泉
Folde Brian
フォルデ ブライアン
Connolly Bronner
コノリー ブロナー
Cusack Martin
キューザック マーティン
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2643Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台の親機と複数台の子機との間で多重通話
を行う場合、複数台の子機の通話待ち時間を大幅に短縮
することを可能にしたTDMA/TDDデータ通信方式
を提供する。 【解決手段】 親機と子機との間でデータ通信を行うT
DMA/TDDデータ通信方式で、親機と子機は、送受
信スロットの時間割当てを設定する送受信スロット制御
部1、スロット制御された送信シリアルデータを符号化
してTDMA/TDD方式送信符号化データを形成する
符号化部2、送信符号化データをRF信号として相手側
に送信する送信部3、相手側が送信したRF信号を受信
してベースバンド信号に変換する受信部4、ベースバン
ド信号を受信符号化データに復調する復調部5、各部を
統括制御する制御部6を具備し、親機の制御部6は、通
話要求があった各子機の受信符号化データ内の制御デー
タを用い、各子機をリンクセットアップ状態にして待機
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(Tim
e Division Multiple Acces
s、タイム時分割マルチプルアクセス)/TDD(Ti
me Division Duplex、時分割2重)
方式データ通信方式に係わり、特に、1台の親機と複数
(N)台の子機との間でデータ通信を行う場合に、通話
待機状態にある子機が親機との間で通話を開始するまで
の通話待ち時間を短縮したTDMA/TDDデータ通信
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、TDMA方式を用い、複数のユ
ーザー間において同時に通信を行うものとしては、日本
においてPHS(Personal Handypho
neSystem、パーソナル ハンディフォン シス
テム)が実用化されており、このPHSに対応するもの
として、欧州、アフリカ、中近東、南アメリカ、オセア
ニア、中国、インド等において広く使用されているDE
CT(DigitalEnhanced Cordle
ss Telecommunication、デジタル
エンハンスド コードレス テレコミュニケーショ
ン)がある。
【0003】このDECT方式は、欧州のETSI(E
uropean Telecommunication
Standard Institute、ヨーロピア
ンテレコミュニケーション スタンダード インステチ
ュウト)によって制定された欧州共通の標準無線通信方
式に係わるものであって、音声信号の他にデータを伝送
させることができるものである。そして、使用される周
波数帯は、欧州においては1.88乃至1.89GH
z、南アメリカにおいては1.91乃至1.93GH
z、中国においては1.90乃至1.92GHzであ
り、10のチャネルと、1チャネル当たり送受信にそれ
ぞれ12スロットの時分割多重伝送を行うものである。
【0004】また、DECT方式は、それぞれの送受信
機器(親機及び子機)のそれぞれにインターフェースと
してRS−232C/UART(Universal
Ansynchronous Receiver Tr
ansmitter、ユアート)(IEEE準拠)シリ
アルインターフェースを用いており、データ通信(通
話)を行う場合、各送受信機器(親機及び子機)におい
ては、送信シリアルデータ(通話情報)をDECT方式
に定められた送信符号化コードに変換し、予め決められ
た送信スロット到来時に、RF(無線周波数)信号とし
て相手側の送受信機器(親機及び子機)に送信し、予め
決められた受信スロット到来時に、相手側の送受信機器
(親機及び子機)からのRF(無線周波数)信号を受信
すると、そのRF(無線周波数)信号を復調し、受信シ
リアルデータ(通話情報)を得るようにしているもので
ある。
【0005】ここで、図4(a)、(b)は、DECT
方式において用いられる符号化データのフォーマットを
示す説明図であり、1チャネルにおける1フレームのフ
ォーマットを示すものである。
【0006】図4(a)に示されるように、DECT方
式符号化データの1フレームは、送信(TX)に割当て
られている00から11までの12スロットと、受信
(RX)に割当てられている12から23までの12ス
ロットとからなっており、送信(TX)及び受信(R
X)に対する割当て時間は、それぞれ5ミリ秒(ms)
である。
【0007】また、図4(b)に示されるように、各ス
ロットのデータは、同期を取るためのアイドリング時間
を設定する同期プリアンブルPと、DECT方式符号化
データであることを表す同期ワードSと、通信相手を識
別するための識別コード及びその他の制御コードを有す
るIDコードAと、通信データからなるデータDATA
と、パリテイチェックを行うための誤りビットZとを有
している。
【0008】このDECT方式において、1台の送受信
機器(便宜上、これを親機という)と複数台の送受信機
器(便宜上、これらを子機という)とをマルチリンクさ
せて多重通話を行う場合は、親機といずれかの子機との
間で通話を行う度毎に、通話を行う直前にリンクセット
アップ(LINK SETUP、通話許可)信号の相互
伝送が行われ、その相互伝送の直後に通話状態に入り、
一方、親機といずれかの子機との間の通話状態が終了し
た直後にリンクリリース(LINK REL、通話終
了)信号の相互伝送が行われて、そのリンクを開放して
いるものである。また、親機と選択された他の子機との
間で通話を行うときも、その通話の直前及び直後にリン
クセットアップ(LINK SETUP)信号及びリン
クリリース(LINK REL)信号の相互伝送が行わ
れるものである。そして、リンクセットアップ(LIN
K SETUP)信号及びリンクリリース(LINK
REL)信号が相互伝送されている間、親機といずれの
子機との間においては、通話を行うことができない状態
になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記DEC
T方式においては、1台の送受信機器(親機)と複数台
の送受信機器(子機)とをマルチリンクさせて多重通話
を行う場合、親機といずれかの子機との間で通話が行わ
れる度毎に、通話の前後にリンクセットアップ(LIN
K SETUP)信号及びリンクリリース(LINK
REL)信号を相互伝送させ、その子機をリンクセット
アップ(LINK SETUP)状態に設定したり、リ
ンクセットアップ(LINK SETUP)状態を解除
するようにしていたため、リンクセットアップ(LIN
K SETUP)信号及びリンクリリース(LINK
REL)信号の伝送期間、親機といずれかの子機との間
でも通話を行うことができず、その分、親機にマルチリ
ンクされる子機の通話待ち時間が長くなってしまう。
【0010】この場合、リンクセットアップ(LINK
SETUP)信号及びリンクリリース(LINK R
EL)信号の相互伝送時間は、通常数秒程度を要し、送
受信機器(親機及び子機)の構成を改良したり、また
は、送受信機器(親機及び子機)を動作させるソフトウ
エアを改良したりすすることにより、幾分時間の短縮を
図ることができるものの、最も短縮した場合であって
も、1乃至2秒程度であって、それ以下に短縮すること
はできなかった。
【0011】このようなリンクセットアップ(LINK
SETUP)信号及びリンクリリース(LINK R
EL)信号の相互伝送時間は、DECT方式の送受信機
器(親機及び子機)が子機からのアクセス頻度の比較的
少ない用途に供されているものであれば、特に問題にな
ることはないが、POS(Point of sale
s)システムやカートリーダー等の事務用機器の用途に
供されたときには、一度に伝送される通信データ量が少
ないとしても、多くの子機からの同時アクセスが行われ
る割合が高いので、子機側の通話待ち時間が長くなって
しまう。
【0012】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、1台の送受信機器(親
機)と複数台の送受信機器(子機)との間で多重通話を
行う場合、複数台の送受信機器(子機)側の通話待ち時
間を大幅に短縮することを可能にしたTDMA/TDD
データ通信方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるTDMA/TDDデータ通信方式は、
親機と子機が、それぞれ、送受信スロット制御部、符号
化部、送信部、受信部、復調部、制御部を具備してお
り、親機の制御部が、通話要求があった各子機の受信符
号化データ内にある制御データを用い、各子機をリンク
セットアップ状態にして待機させるように設定している
手段を具備するものである。
【0014】前記手段によれば、1台の親機と通話要求
のあった複数台の子機との間で多重通話を行う場合、親
機が通話要求のあった複数台の子機から送信された符号
化データ内の制御データを用いて、それらの子機をリン
クセットアップ状態にして通話待機させ、1台の子機と
の間の通話が終了したとき、通話待機中の他の1台の子
機との間で通話経路を確認を行うだけでその子機との通
話を開始するようにし、その子機との通話が終了したと
き、前と同様に、他の1台の子機との間で通話経路を確
認を行うだけでその子機との通話を開始するようにして
いるので、1つの子機との通話が終了してから200乃
至300msec程度の通話待ち時間を経て次の子機と
の通話を開始することが可能になり、既知のこの種の方
式における通話待ち時間に比べ、子機の通話待ち時間を
著しく短縮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、T
DMA/TDDデータ通信方式は、親機と子機との間で
データ通信を行うものであって、親機と子機が、それぞ
れ、送受信スロットの時間割当てを設定する送受信スロ
ット制御部と、スロット制御された送信シリアルデータ
を符号化してTDMA/TDD方式送信符号化データを
形成する符号化部と、送信符号化データをRF信号とし
て相手側に送信する送信部と、相手側が送信したRF信
号を受信してベースバンド信号に変換する受信部と、ベ
ースバンド信号を受信符号化データに復調する復調部
と、各部を統括制御する制御部とを具備しており、親機
の制御部が、通話要求があった各子機の受信符号化デー
タ内にある制御データを用い、各子機をリンクセットア
ップ状態にして待機させるように設定しているものであ
る。
【0016】本発明の実施の形態の好適例において、T
DMA/TDDデータ通信方式は、1スロット受信符号
化データにおけるAフィールドのIDデータに含まれて
いる制御データを用いているものである。
【0017】本発明の実施の形態の具体例において、T
DMA/TDDデータ通信方式は、DECT方式におけ
る1スロットデータのAフィールドのハンドオーバー機
能を用いてリンクセットアップ状態にするものである。
【0018】これらの本発明の実施の形態によれば、1
台の親機と複数台の子機とをマルチリンクさせて多重通
話を行う場合、親機が通話要求のあった複数台の子機か
ら送信されてきた符号化データのAフィールド内に含ま
れている制御データを用い、それらの子機をそれぞれリ
ンクセットアップ状態にした後、通話待機状態に設定
し、親機とリンクセットアップ状態にした1台の子機と
の間で行われた通話が終了したとき、リンクセットアッ
プ状態にした通話待機中の他の1台の子機との間で通話
経路を確認を行うだけでその子機との通話を開始するよ
うにし、その子機との間で行われた通話が終了したと
き、前と同様に、リンクセットアップ状態にした通話待
機中のさらに他の1台の子機との間で通話経路を確認を
行うだけでその子機との通話を開始するようにしている
ので、1つの子機との通話が終了した後、通話経路を確
認を行うための200乃至300msec程度の通話待
ち時間を経て次の子機との通話を開始することが可能に
なり、既知のこの種の方式において用いられているリン
クセットアップ(LINK SETUP)信号及びリン
クリリース(LINK REL)信号を相互伝送してい
るものの通話待ち時間に比べ、子機の通話待ち時間を著
しく短縮することが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0020】図1は、本発明に係わるTDMA/TDD
データ通信方式に用いられる送受信機器の一実施例を示
すブロック構成図である。
【0021】図1に示されるように、本実施例の送受信
機器は、供給された送信シリアルデータDSを送信する
送信スロットの時間割当てを行い、出力される受信シリ
アルデータDRを受信する受信スロットの時間割当てを
行う送受信スロット制御部1と、送信シリアルデータD
Sを符号化してTDMA/TDD方式送信符号化データ
を形成する符号化部2と、送信符号化データをRF(無
線周波数)信号の送信信号として相手側に送信する送信
部3と、相手側が送信したRF(無線周波数)信号を受
信し、ベースバンド信号に変換する受信部4と、ベース
バンド信号を受信符号化データに復調する復調部5と、
主として、送受信スロット制御部1、符号化部2、復調
部5を統括的に制御する制御部6とを具備している。
【0022】そして、送受信スロット制御部1は、送信
シリアルデータ出力端が符号化部2の送信シリアルデー
タ入力端に接続され、受信シリアルデータ入力端が復調
部5の受信シリアルデータ出力端に接続される。また、
送受信スロット制御部1は、送信シリアルデータ入力端
及び受信シリアルデータ出力端が、それぞれ、送信シリ
アルデータDSを出力し、受信シリアルデータDRを受
ける図示されていない信号処理部に接続されている。送
信部3は、送信符号化データ入力端が符号化部2の送信
符号化データ出力端に接続され、RF信号出力端が図示
されていない送受信アンテナに接続される。受信部4
は、RF信号入力端が前記送受信アンテナに接続され、
ベースバンド信号出力端が復調部5のベースバンド信号
入力端に接続される。制御部6は、送受信スロット制御
部1の制御端、符号化部2の制御端、復調部5の制御端
にそれぞれ接続される。
【0023】前記構成を有する本実施例の送受信機器の
動作を説明すると、次のとおりである。
【0024】図示されていない信号処理部から送信シリ
アルデータDSが出力されると、その送信シリアルデー
タDSは、送受信スロット制御部1において、図4
(a)に図示されている送信(TX)用スロット00、
01、… …、11の中の1つのスロット、例えば、ス
ロット00に割当てられ、このスロット00の割当て時
間内に送信されるように、送受信スロット制御部1から
符号化部2に供給される。符号化部2は、供給された送
信シリアルデータDSを符号化してTDMA/TDD方
式送信符号化データを形成し、形成した送信符号化デー
タを送信部3に供給する。送信部3は、この送信符号化
データをRF(無線周波数)信号に周波数変換して送信
RF信号を形成し、形成した送信RF信号を所定レベル
に増幅して図示されていない送受信アンテナに供給し、
この送受信アンテナから相手側の送受信機器に向けて送
信する。
【0025】また、相手側の送受信機器から、図4
(a)に図示されている受信(RX)用スロット12、
13、… …、23の中の1つのスロット、例えば、ス
ロット12の割当て時間に送信されたRF信号が送受信
アンテナで受信されると、受信部4は、送受信アンテナ
で受信した受信RF信号を周波数変換してベースバンド
信号に変換し、得られたベースバンド信号を復調部5に
供給する。復調部5は、このベースバンド信号を復調し
て受信符号化データを再生し、図1に図示されているよ
うな、1スロット受信符号化データとして送受信スロッ
ト制御部1に供給する。このとき、送受信スロット制御
部1は、供給された受信符号化データを受信シリアルデ
ータDRに変換し、変換された受信シリアルデータDR
を図示されていない信号処理部に供給する。信号処理部
は、供給された受信シリアルデータDRを処理する。
【0026】次に、本実施例の送受信機器において、1
台の送受信機器(以下、親機という)に対して、1台以
上の他の送受信機器(以下、子機という)から通話要求
(データ通信の要求)があった場合について説明する。
親機は、いずれかの子機(例えば、子機1とする)から
送信された通話要求信号を受信すると、その通話要求信
号中のAフィールドに含まれているIDコード及び制御
データを抽出し、その制御データを用いて子機1宛ての
リンクセットアップ信号を形成する。そして、親機は、
形成したリンクセットアップ信号を子機1に向けて送信
し、これを受けた子機1は直ちにリンクセットアップ信
号を親機側に送信し、親機と子機1との間をリンクセッ
トアップ状態に設定する。
【0027】このとき、親機が他の子機と通話中であれ
ば、子機1は、リンクセットアップ状態で通話待機にな
り、親機が他の子機との通話が終了または中断したと
き、親機と子機1との間で通話回線確認の信号を授受を
行った後、親機と子機1とが通話状態に入る。
【0028】親機は、他の子機(例えば、子機2、子機
3、… …、子機N)からの通話要求がある度毎に、親
機と子機1との間で行われたのと同様に、親機と通話要
求があった子機2、子機3、… …、子機Nとの間でそ
れぞれリンクセットアップ信号の授受を行い、子機2、
子機3、… …、子機Nをそれぞれリンクセットアップ
状態に設定し、親機が通話中である場合、これらの子機
2、子機3、… …、子機Nをそれぞれ通話待機にす
る。
【0029】続く、図2及び図3は、図1に図示の実施
例において、リンクセットアップ状態にある通話待機中
の子機2が親機と通話を開始する際の動作経緯を表す説
明図であって、図2は、親機と子機1との間の通話が保
留状態になり、親機と子機2とが通話を開始する際の動
作経緯であり、図3は、親機と子機1との間の通話が終
了し、親機と子機2とが通話を開始する際の動作経緯で
ある。
【0030】まず、親機と子機1との間の通話が保留状
態になり、親機と子機2とが通話を開始する際の動作経
緯を図2を用いて説明する。
【0031】図2の上段部分に示されているように、親
機に対して、送信(TX)用スロット00と受信(R
X)用スロット12とを用いて通話を行うように設定さ
れた子機1と、送信(TX)用スロット06と受信(R
X)用スロット18を用いて通話を行うように設定され
た子機2とがあり、親機と子機1とが既に通話中であっ
て、子機2が通話待機をしているときには、親機と子機
1との間では、送信(TX)用スロット00の期間に親
機から子機1へ通話が行われ、受信(RX)用スロット
12の期間に子機1から親機へ通話が行われる。
【0032】次に、親機は、子機1との通話が予め決め
られた通話時間に達すると、図2の中段部分に示されて
いるように、送信(TX)用スロット00の期間に子機
1側に通話保留要求信号を送信し、同時に、送信(T
X)用スロット06の期間に子機2に通話許可信号を送
信する。そして、受信(RX)用スロット12の期間に
通話保留要求信号の送信に応答して子機1から親機に通
話保留確認信号が送信され、受信(RX)用スロット1
8の期間に通話許可信号の送信に応答して子機2から親
機に通話確認信号が送信される。
【0033】次いで、図2の下段部分に示されているよ
うに、親機は、子機1からの通話保留確認信号を受信し
たのに応答して、送信(TX)用スロット00の期間に
子機1に通話保留状態設定信号を送信し、同時に、子機
2からの通話確認信号を受信したのに応答して、送信
(TX)用スロット06の期間に子機2に通話開始確認
信号を送信する。このとき、受信(RX)用スロット1
2の期間に通話保留状態設定信号の送信に応答して子機
1から親機に同様の通話保留状態設定信号が送信され、
受信(RX)用スロット18の期間に通話開始確認信号
の送信に応答して子機2から親機への通話が開始され
る。
【0034】その後、親機は、子機2との間の通話が予
め決められた通話時間に達すると、前述の場合と同様
に、子機2との間の通話を保留状態にし、再び子機1と
の間の通話を開始する。
【0035】続いて、親機と子機1との間の通話が終了
し、親機と子機2とが通話を開始する際の動作経緯を図
3を用いて説明する。
【0036】図3の上段部分に示されるているように、
親機に対して、送信(TX)用スロット00と受信(R
X)用スロット12とを用いて通話を行うように設定さ
れた子機1と、送信(TX)用スロット06と受信(R
X)用スロット18を用いて通話を行うように設定され
た子機2とがあり、親機と子機1とが既に通話中であっ
て、子機2が通話待機をしてるときに、子機1から親機
への通話が終了した場合、受信(RX)用スロット12
の期間に子機1から親機へ通話終了要求信号が送信され
る。
【0037】次に、図3の中段部分に示されているよう
に、親機は、子機1からの終了要求信号を受けると、送
信(TX)用スロット00の期間に子機1に通話終了確
認信号を送信して子機1との間の通話を終了させ、同時
に、送信(TX)用スロット06の期間に子機2に通話
許可信号を送信する。また、受信(RX)用スロット1
8の期間に通話許可信号の送信に応答して子機2側から
親機へ通話確認信号が送信される。
【0038】次いで、図3の下段部分に示されているよ
うに、親機は、子機2からの通話確認信号を受けると、
送信(TX)用スロット06の期間に子機2に通話開始
信号を送信する。また、受信(RX)用スロット18の
期間に通話開始確認信号の送信に応答して子機2から親
機への通話が開始される。
【0039】その後、親機は、子機2との間の通話が終
了すると、前述の場合と同様に、通話待機中の選択され
た他の1台の子機、例えば、子機3、… …、子機N等
との間で、別の送信(TX)用スロット、例えばスロッ
ト02、及び、別の受信(RX)用スロット、例えばス
ロット14を用いて通話を行うようにしてもよく、再
度、送信(TX)用スロット00及び受信(RX)用ス
ロット12を用いて子機1との間で通話を行うようにし
てもよい。
【0040】この場合、親機に対して、通話要求をした
子機がリンクセットアップ状態に設定される機能は、D
ECT方式における1スロットデータのAフィールド中
のハンドオーバー機能を利用して達成されるもので、こ
のハンドオーバー機能は、通話状態を保持しながら、実
際にはデータのやりとりを行わない保留機能を解除する
ことによって実現する。
【0041】このように本実施例によれば、親機に対し
て通話要求を出した各子機を、通話要求を出した段階で
リンクセットアップ状態に設定してそれぞれ通話待機に
し、親機と通話中の子機1との間の通話が保留になった
り、終了した場合、リンクリリース(LINK RE
L)信号の相互伝送が行わずに、親機と子機1との間の
通話経路を保留または終了状態に設定し、また、親機と
通話待機中の子機2との間で通話を開始する場合、親機
と子機2との間の通話経路の確認を行うだけで、リンク
セットアップ(LINK SETUP)信号の相互伝送
を行わないので、子機1から子機2への通話切替をこれ
までの通話切替時間に比べて著しく短縮する、具体的に
は、数秒程度の通話切替時間から200乃至300ミリ
秒程度の通話切替時間に短縮することができ、その分、
1台の親機にマルチリンクされる子機の数が比較的多い
場合に、各子機の通話待ち時間を大幅に短縮することが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1台の
親機と複数台の子機とをマルチリンクさせて多重通話を
行う場合に、親機と通話要求があった各子機との間でそ
れぞれリンクセットアップ信号を授受して、各子機をそ
れぞれリンクセットアップ状態に設定してそれぞれ通話
待機させるようにし、親機と1台の子機との間の通話が
保留または終了したとき、通話待機している選択された
他の1台の子機との間で通話経路を確認を行うための2
00乃至300ミリ秒程度の通話待ち時間を経た後、そ
の子機との通話を開始させ、その子機との間の通話が保
留または終了したとき、通話待機している選択されたさ
らに他の1台の子機との間で、前の場合と同様の通話経
路を確認を行うだけでその子機との通話を開始させてい
るので、1台の子機との通話が保留または終了してから
次の1台の子機との通話が開始されるまでの通話待ち時
間を、これまでのようにリンクセットアップ(LINK
SETUP)信号及びリンクリリース(LINK R
EL)信号を相互伝送しているものに比べて、著しく短
縮することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるTDMA/TDDデータ通信方
式に用いられる送受信機器の一実施例を示すブロック構
成図である。
【図2】図1に図示の実施例において、親機と子機1と
の間の通話が保留状態になり、親機と子機2とが通話を
開始する際の動作経緯を示す説明図である。
【図3】図1に図示の実施例において、親機と子機1と
の間の通話が終了し、親機と子機2とが通話を開始する
際の動作経緯を示す説明図である。
【図4】DECT方式において用いられる符号化データ
のフォーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
1 送受信スロット制御部 2 符号化部 3 送信部 4 受信部 5 復調部 6 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブロナー コノリー アイルランド共和国 ダブリン市18番 レ オポルズタウン サウスカウンティー ビ ジネスパーク内 (72)発明者 マーティン キューザック アイルランド共和国 ダブリン市18番 レ オポルズタウン サウスカウンティー ビ ジネスパーク内 Fターム(参考) 5K028 BB06 CC05 DD01 DD02 HH00 LL02 RR01 5K067 AA15 BB21 CC04 DD17 DD27 DD34 EE02 EE10 EE22 EE71 GG03 GG11 GG21 HH01 JJ11 JJ35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機との間でデータ通信を行うT
    DMA/TDDデータ通信方式であって、前記親機と子
    機は、それぞれ、送受信スロットの時間割当てを設定す
    る送受信スロット制御部と、スロット制御された送信シ
    リアルデータを符号化してTDMA/TDD方式送信符
    号化データを形成する符号化部と、前記送信符号化デー
    タをRF信号として相手側に送信する送信部と、相手側
    が送信したRF信号を受信してベースバンド信号に変換
    する受信部と、前記ベースバンド信号を受信符号化デー
    タに復調する復調部と、各部を統括制御する制御部とを
    具備し、前記親機の制御部は、通話要求があった各子機
    の受信符号化データ内にある制御データを用い、前記各
    子機をリンクセットアップ状態にして待機させるように
    設定していることを特徴とするTDMA/TDDデータ
    通信方式。
  2. 【請求項2】 前記制御データは、1スロット受信符号
    化データにおけるAフィールドのIDデータに含まれて
    いることを特徴とする請求項1に記載のTDMA/TD
    Dデータ通信方式。
  3. 【請求項3】 前記リンクセットアップ状態は、DEC
    T方式における1スロットデータのAフィールドのハン
    ドオーバー機能を用いて行うものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のTDMA/TDDデータ通信方式。
JP11093074A 1999-03-31 1999-03-31 Tdma/tddデータ通信方式 Withdrawn JP2000287269A (ja)

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