JP2000287228A - 通信エラー判別装置 - Google Patents

通信エラー判別装置

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JP2000287228A
JP2000287228A JP11087525A JP8752599A JP2000287228A JP 2000287228 A JP2000287228 A JP 2000287228A JP 11087525 A JP11087525 A JP 11087525A JP 8752599 A JP8752599 A JP 8752599A JP 2000287228 A JP2000287228 A JP 2000287228A
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JP11087525A
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English (en)
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Seiji Miyabe
誠司 宮部
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信エラーが所定の通信シーケンス中のどの
瞬間に生じたのかを即座に判別することが困難であり、
通信エラーがなぜ起こったかの原因を究明するのに時間
がかかってしまっていた。 【解決手段】 双方向通信を行っている装置において通
信エラーが発生したときには、当該通信エラーが発生し
た瞬間に通信エラーを表す信号を出力して利用者が通信
エラーの発生を把握することを可能にする。さらに、要
求に応じて通信エラーの内容を表す信号を出力し、利用
者が当該通信エラーの内容を把握することを可能にす
る。従って、簡易な構成により、簡単かつ迅速に通信エ
ラーの発生時および発生原因を突き止めることが可能な
通信エラー判別装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信エラー判別装
置に関し、特に、IICバスによる通信を行う装置に使
用して好適な通信エラー判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の家電製品は、いわゆるマイコン制
御にかかるものが多く、例えば、テレビジョン装置にお
いては、IICバスにマイコンやクロマIC,EEPR
OM,チューナ等の電子部品が接続されており、同マイ
コンがこれらの電子部品を双方向通信によって制御し
て、テレビジョン装置として機能する。
【0003】このようなテレビジョン装置において、ク
ロマICとの通信時にエラーが発生するとテレビジョン
画面の色が一瞬変わったり、明るさが変化したりしてし
まう。また、EEPROMとの通信時にエラーが発生す
ると同EEPROMに本来目的とするデータと異なるデ
ータを書き込んでしまったり、データを書き込もうとし
ても書き込めなかったりしてしまう。
【0004】このように、通信エラーが発生した場合に
は本体装置の機能に異常をきたすことが考えられる。か
かる通信エラーをなくすためには、通信エラーが生じた
場合にその原因を究明をして対処していくことが考えら
れる。そこで、特開平4−256969号公報に開示さ
れた技術においては、通信手順および通信履歴を保持
し、通信を制御する制御手段と通信状態を表示する表示
手段とを具備する収集装置を構成している。
【0005】同収集装置は、本体装置と外部システムと
の通信を制御する装置であり、保持した通信手順に基づ
いて本体装置と外部システムとの通信を制御しつつ、通
信エラーが生じたときには通信機能を停止するとともに
同エラー発生時の通信状態を表示する。
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信エ
ラー判別装置においては、次のような課題があった。す
なわち、上記収集装置においては、通信エラーが生じた
ときには通信機能を停止する。従って、通信エラーの原
因を究明しようとしても、そのときにはすでに通信エラ
ーの元になった情報の信号波形がどのようなものであっ
たかは不明である。
【0006】この結果、通信エラーが所定の通信シーケ
ンス中のどの瞬間に生じたのかを即座に判別することが
困難であり、通信エラーがなぜ起こったかの原因を究明
するのに時間がかかってしまっていた。本発明は、上記
課題にかんがみてなされたもので、簡易な構成により、
簡単かつ迅速に通信エラーの発生時および発生原因を突
き止めることが可能な通信エラー判別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数の電子部品が双方向
通信を行うことによって互いに連携しながら機能する装
置の通信エラーを判別する通信エラー判別装置であっ
て、複数の電子部品を双方向通信可能に接続する通信路
と、通信を行う電子部品を現在の通信相手と認識しつつ
上記通信路を介して当該電子部品と通信を行うための信
号を送受信する通信制御手段と、同通信制御手段が受信
する電子部品からの信号に異常がみられた瞬間に通信エ
ラーが発生したと判別するエラー判別手段と、同エラー
判別手段によってエラーが発生したと判別された瞬間に
当該通信を停止することなく通信エラーの発生を表す信
号を出力するエラー信号出力手段とを具備する構成とし
てある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる通
信エラー判別装置において、通信制御手段が通信中の電
子部品を現在の通信相手と認識しつつ上記通信路を介し
て当該電子部品と通信を行うための信号を送受信してお
り、エラー判別手段は同通信制御手段が受信する電子部
品からの信号に異常がみられた瞬間に通信エラーが発生
したと判別する。同エラー判別手段によってエラーが発
生したと判別されると、エラー信号出力手段は同エラー
判別手段がエラー発生と判別した瞬間に当該通信を停止
することなく通信エラーの発生を表す信号を出力する。
【0009】すなわち、通信エラーの発生原因を調べる
には、通信エラーが発生した瞬間の信号波形等がどのよ
うになっているかが重要であり、通信エラーが発生した
ときに通信を停止してしまってはかかるエラーの情報が
不明となってしまう。しかし、本発明においては通信を
停止することなく通信エラーの発生を表す信号を出力す
るので、かかる通信エラーの発生を表す信号により当該
通信における通信エラーの発生の瞬間が明らかになる。
【0010】ここで、複数の電子部品が双方向通信を行
うことによって互いに連携しながら機能する装置とは、
近年の電化製品において多くみられる形態の装置であ
り、例えばテレビジョン装置などがある。すなわち、テ
レビジョン装置においては電子部品としてマイコン,ク
ロマIC,EEPROM等を備えており、マイコンがこ
れらの電子部品と双方向通信を行うことによって、アン
テナを介して受信するテレビジョン放送信号に基づいて
受像管に映像を映し出すという装置として機能してい
る。
【0011】また、上記通信路は複数の電子部品間にお
いて送受する情報の搬送路となればよく、その通信形態
もスター型,リング型など様々な形態が考えられる。そ
こで、かかる発明を使用して好適な通信形態の一例とし
て、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の通信エ
ラー判別装置において、上記通信路はIICバスであ
り、上記通信制御手段とエラー判別手段とエラー信号出
力手段とはマイコンに備えられる構成としてある。
【0012】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記通信路はIICバスであり、上記通
信制御手段とエラー判別手段とエラー信号出力手段とは
マイコンに備えられる。すなわち、IICバス型の通信
においては、各電子部品とマイコンとをデータラインと
クロックラインとの2系統の信号線で接続する。そし
て、クロックラインに送出される所定周期のクロック信
号にて信号の送受信タイミングを制御しつつデータライ
ンに各電子部品間の通信情報を送出して通信を行う。
【0013】ここで、一般にはかかるIICバス型の通
信の全体を制御するのはマイコンであって、マイコン内
のCPUによって様々な条件判別や制御が可能となって
いる。従って、本発明における制御や判別を行う部分を
マイコン内に構成する。この結果、当該マイコンは、複
数の電子部品の双方向通信を制御する本体装置の中枢と
して機能しながらも、本発明にかかる通信エラー判別装
置の中枢としても機能し、小スペースに通信エラー判別
装置を構成することが可能となり、また、IICバス型
通信装置に本発明を適用することが容易になる。
【0014】また、上述のようにエラー判別手段におい
ては電子部品からの受信信号に異常が見られた瞬間に通
信エラーが発生したことを判別するが、ここでは正常な
通信を行うための信号以外の信号を受信した瞬間に通信
エラーであることが判別できればよく、その構成の一例
として、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の通
信エラー判別装置において、上記エラー判別手段は、受
信信号にノイズが含まれる場合および受信信号が正常通
信時の波形と異なる場合に通信エラーが発生したと判別
する構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、エラー判別手段は、受信信号にノイズが
含まれる場合および受信信号が正常通信時の波形と異な
る場合に通信エラーが発生したと判別する。すなわち、
受信信号にノイズが含まれている場合には、例えばデジ
タル通信において本来0データとして受信すべき所が1
データとして受信されるなどして、正常な通信が行われ
なくなるので、かかる場合に通信エラーと判別する。
【0016】また、受信信号が正常通信時の波形と異な
る場合には、例えば、マイコンが所定のデジタル信号に
より実行すべき処理のコマンドを判別するような場合、
受信したコマンドを実行すると動作が正常でなくなると
きを通信エラーとしたり、マイコンが理解できないコマ
ンドを受信したときに通信エラーとすればよい。また、
通信データをいわゆるパリティチェック付きのデータ形
態で送受信する場合に、誤りと判別されるときに通信エ
ラーとしてもよく、CRCチェックを使用して通信エラ
ーを判別してもよい。
【0017】さらに、エラー信号出力手段において通信
エラーの瞬間からエラーの発生を表す信号を出力するに
は様々な構成が考えられる。かかる構成の一例として、
請求項4にかかる発明においては、請求項2〜請求項3
のいずれかに記載の通信エラー判別装置において、上記
エラー信号出力手段は、通信エラー発生の瞬間に上記マ
イコンの所定ポート出力を切り換え、同切り換えられた
ポート出力により通信エラーの発生を表す構成としてあ
る。
【0018】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、エラー信号出力手段は、通信エラー発生
の瞬間に上記マイコンの所定ポート出力を切り換える。
従って、かかる出力ポート電圧が切り換えられていると
きには通信エラーが発生していることが明らかになる。
【0019】すなわち、一般にマイコンは所定の入出力
端子としてポートを有している。そこで、本発明におい
て、マイコンの空きポートを通信エラーの瞬間を判別す
るためのポートとして使用し、通信エラー発生の瞬間に
同ポートの出力電圧を通常時のものとは反転した電圧に
なるよう切り換える。
【0020】このように、マイコンの空きポートの出力
電圧が切り替わった瞬間に通信エラーの発生が明らかに
なるので、かかる瞬間の通信信号が明らかになるとより
便利である。そこで、通信エラー発生時の信号波形を計
測するための構成の具体例として、請求項5にかかる発
明においては、請求項4に記載の通信エラー判別装置に
おいて、上記IICバスは外部機器を接続可能な通信I
/Oを具備し、上記マイコンのポート出力が通信エラー
の発生を表しているときに、当該通信信号を上記通信I
/Oから出力する構成としてある。
【0021】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、IICバスは外部機器を接続可能な通信
I/Oを具備している。そして、上記マイコンのポート
出力が通信エラーの発生を表しているときにIICバス
のデータラインにおける通信信号が通信I/Oから出力
される。従って、かかる通信I/Oに接続される外部機
器においては、通信I/Oから出力される信号を取得
し、信号波形を視覚化可能にしておけば通信エラーが発
生した瞬間の通信信号波形が明らかになる。
【0022】このように上述の発明においては、利用者
は通信エラーの発生を表す信号によって通信エラーの発
生した瞬間を知ることができ、また、通信エラー時の信
号波形を知ることができるが、かかる通信エラーの内容
を知ることができれば便利である。そこで、このような
構成の一例として、請求項6にかかる発明においては、
請求項2〜請求項5のいずれかに記載の通信エラー判別
装置において、本通信エラー判別装置は、上記エラー判
別手段によってエラーが発生したと判別された瞬間に当
該通信エラーの情報を保持するエラー情報保持手段を具
備し、上記エラー信号出力手段は同エラー情報保持手段
が保持した情報を所定信号として上記IICバスに出力
する構成としてある。
【0023】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、本通信エラー判別装置はエラー情報保持
手段を具備し、同エラー情報保持手段がエラー発生の瞬
間に当該通信エラーの情報を保持すると、エラー信号出
力手段は同エラー情報保持手段が保持した情報を所定信
号としてIICバスに出力する。すなわち、利用者はエ
ラー信号出力手段が出力する所定の信号によってエラー
の内容を知ることができる。
【0024】ここで、利用者に対してエラーの内容を明
らかにすべくエラー信号出力手段が出力する所定の信号
は、かかる信号に基づいて通信エラーの原因を簡単,迅
速に発見できるものであればよく、かかる構成の具体例
として、請求項7にかかる発明においては、請求項2〜
請求項6のいずれかに記載の通信エラー判別装置におい
て、上記エラー情報保持手段は、通信エラー発生時に上
記通信制御手段にて認識していた通信相手の情報を保持
する構成としてある。
【0025】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、エラー情報保持手段は、通信エラー発生
時に上記通信制御手段にて認識していた通信相手の情報
を保持する。すなわち、IICバス通信においては、絶
えず様々な電子部品と通信を行っており、通信エラーの
原因を発見するためには通信エラーが発生した瞬間にマ
イコンがどの電子部品と通信を行っていたかを把握する
ことが重要である。
【0026】従って、このようにして保持された情報が
エラー信号出力手段によって出力されることにより利用
者は通信エラーの瞬間に通信を行っていた電子部品を特
定することができ、通信エラーの原因を発見しやすくな
る。
【0027】さらに、通信相手と通信中のどの瞬間にお
いて通信エラーが発生したかが把握できるとより通信エ
ラーの原因を発見しやすくなる。かかる場合に好適な一
例として、請求項8にかかる発明においては、請求項2
〜請求項7のいずれかに記載の通信エラー判別装置にお
いて、上記エラー情報保持手段は、当該通信相手と通信
を行い始めてから何クロック目に通信エラーが生じたの
かを保持し、同保持されたクロックにより当該通信エラ
ーの発生した瞬間を明らかにして通信エラーの情報とす
る構成としてある。
【0028】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、エラー情報保持手段は、当該通信相手と
通信を行い始めてから何クロック目に通信エラーが生じ
たのかを保持する。この結果、保持されたクロックによ
り当該通信相手と通信を始めてからどのくらい時間が経
過した瞬間に通信エラーが発生したかが明らかになり、
かかる通信エラーの発生した瞬間を明らかにして通信エ
ラーの情報とする。
【0029】従って、このようにして保持された情報が
エラー信号出力手段によって出力されることにより利用
者は所定の通信相手との通信手順においてどの段階で通
信エラーが発生したかを特定することができ、通信エラ
ーの原因を発見しやすくなる。
【0030】このように、通信エラーが発生した瞬間を
時間的にとらえることも可能であるが、より直接的に通
信エラーの発生を特定することもでき、かかる構成の一
例として、請求項9にかかる発明においては、請求項2
〜請求項8のいずれかに記載の通信エラー判別装置にお
いて、上記エラー情報保持手段は、上記通信制御手段が
電子部品と双方向通信を行う通信手順のうち、どの段階
でエラーが発生したかを保持する構成としてある。
【0031】上記のように構成した請求項9にかかる発
明においては、エラー情報保持手段は、上記通信制御手
段が電子部品と双方向通信を行う通信手順のうち、どの
段階でエラーが発生したかを保持する。すなわち、双方
向通信は所定の規則通りの通信手順で行うので、通信エ
ラーがどの通信手順において発生したかが明らかになる
と、考えられる通信エラーの原因をある程度絞ったりす
ることが可能となり、通信エラーの原因を発見しやすく
なる。
【0032】さらに、通信エラーの内容は利用者におい
て視覚的情報として得ることができれば分かりやすい。
かかる構成とする場合の一例として、請求項10にかか
る発明においては、請求項2〜請求項9のいずれかに記
載の通信エラー判別装置において、上記エラー信号出力
手段は、画像出力装置を具備し、上記エラー情報保持手
段に保持された情報内容を同画像出力装置に出力する構
成としてある。
【0033】上記のように構成した請求項10にかかる
発明においては、エラー信号出力手段は画像出力装置を
具備し、エラー情報保持手段に保持された情報内容を同
画像出力装置に出力する。従って、通信エラー発生時の
通信相手や、通信エラーが発生した瞬間や通信エラーが
発生した瞬間の通信手順等が画像出力装置に出力され、
利用者は容易にその内容を理解することができる。
【0034】ここで、画像出力装置においては通信エラ
ーの情報を利用者に分かるように出力できればよい。従
って、通信エラーの内容を表すエラーコードを表示して
もよいし、通信相手の電子部品のコードや部品名を表示
してもよく、様々な態様が考えられる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、通信を
停止することなく通信エラーが発生した瞬間を知ること
ができるので、簡単かつ迅速に通信エラーの発生時およ
び発生原因を突き止めることができる。また、請求項2
にかかる発明によれば、簡易な構成により簡単かつ迅速
にIICバス型通信における通信エラー発生時および発
生原因を突き止めることができる。さらに、請求項3に
かかる発明によれば、簡易な構成により通信エラーの発
生を認識することができる。さらに、請求項4にかかる
発明によれば、簡易な構成により通信エラーが発生した
瞬間を判別することができる。さらに、請求項5にかか
る発明によれば、簡易な構成により通信エラーの原因と
なった信号波形を把握することができる。
【0036】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
通信エラー発生時の情報を得ることができるので、容易
に通信エラーの発生原因を突き止めることができる。さ
らに、請求項7にかかる発明によれば、通信エラー発生
時の通信相手を知ることができるので、容易に通信エラ
ーの発生原因を突き止めることができる。さらに、請求
項8にかかる発明によれば、所定の通信中のどの瞬間に
通信エラーが発生したかを知ることができるので、容易
に通信エラーの発生原因を突き止めることができる。さ
らに、請求項9にかかる発明によれば、所定の通信手順
のどの段階で通信エラーが発生したかを知ることができ
るので、容易に通信エラーの発生原因を突き止めること
ができる。さらに、請求項10にかかる発明によれば、
通信エラーの内容を視覚的に把握することができるの
で、容易に通信エラーの発生原因を突き止めることがで
きる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
る通信エラー判別装置を使用したテレビジョン装置の外
観を示しており、同図において、このテレビジョン装置
10はアンテナを介して受信するテレビジョン放送信号
に基づいて受像管11にテレビジョン放送内容が映し出
す。また、同テレビジョン装置10の前面には電源ボタ
ンやチャンネルアップ/ダウンボタンが備えられてい
る。
【0038】テレビジョン装置10の内部においては、
IICバスにマイコンやチューナ,1チップIC,EE
PROMといった電子部品が接続されており、マイコン
の制御によりチューナや1チップICが双方向通信を行
って正常に機能することによりテレビジョン画面にテレ
ビジョン放送が映し出され、また、チャンネルアップ/
ダウン等の操作が行われる。
【0039】ここで、本発明の一実施形態にかかる通信
エラー判別装置は、上記テレビジョン装置10の内部に
テレビジョン装置10本体と一体として構成されてお
り、主として上記マイコンが通信エラーの判別を制御す
ることにより実現されている。さらに、上記テレビジョ
ン装置10はその筐体の右側面に所定の出力端子51を
備えており、コンピュータ計測装置20に接続されてい
る。
【0040】同コンピュータ計測装置20とテレビジョ
ン装置10とは2本の信号線にて接続されており、一方
の信号線により通信エラーの発生を表す信号が送出さ
れ、他方の信号線により通信エラーの内容を示す信号が
送出される。コンピュータ計測装置20においてはこれ
らの送出信号を受信して、受像管21に通信エラーの発
生警告や通信エラー発生時の通信相手や通信エラーの発
生原因となった通信信号等を表示するようになってい
る。
【0041】ここで、テレビジョン装置などの家電製品
は一般に製品として出荷する前に、工場において製品テ
ストを行っており、コンピュータ計測装置20における
通信エラーのチェックはかかる製品テストに使用して好
適なものである。従って、上記テレビジョン装置10に
おいては筐体面に通信エラーの発生を示す信号を出力す
るため出力端子51を設けていたが、必ずしも筐体面上
に設ける必要があるわけではない。
【0042】つまり、工場におけるテストにおいては製
品として見栄えがする段階まで組み立てた上でテストを
行う必然性はないので、マイコン等が備えられた基板に
出力端子を設け、テレビジョン装置10の内部回路等を
筐体に組み込む以前にかかる出力端子を介して通信エラ
ーに関する情報を得るようにしてもよい。
【0043】図2は、テレビジョン装置10内部の概略
構成を示したブロック図であり、同図において、IIC
バス80はデータラインDTとクロックラインCLKを
有しており、データラインDTを介して通信データが送
受信され、クロックラインCLKにおいては各電子部品
が所定の制御を行うタイミングを制御するための所定周
波数のクロック信号が送信されている。
【0044】このIICバス80にはマイコン30,E
EPROM40,通信I/O50,チューナ60,1チ
ップIC70が接続されており、これらのEEPROM
40〜1チップIC70はマイコン30によって送受信
されるシリアルデータにて所定の機能を行い、また、マ
イコン30がこのシリアルデータの送受信にかかる双方
向通信によって全体を制御することによりテレビジョン
装置として機能するようになっている。
【0045】すなわち、EEPROM40は電気的に情
報の書き込みが可能な不揮発メモリであり、マイコン3
0から送出されるシリアルデータによってその記憶内容
が書き換えられるようになっており、工場において調整
したホワイトバランス等のデフォルト設定値や所定チャ
ンネル周波数に対応する放送の有無等が書き込まれるよ
うになっている。
【0046】通信I/O50には外部機器を接続して、
同外部機器との信号の送受信を可能にする通信インタフ
ェースであり、クロックラインCLKのクロック信号に
同期してデータラインDTを介して信号が送受信され
る。ここで、上記コンピュータ計測装置20は同通信I
/O50に接続され、通信エラー発生時のエラー内容が
通信I/O50を介してコンピュータ計測装置20に送
信されるようになっている。
【0047】チューナ60はマイコン30から送信され
る選局信号に応じてアンテナ61を介して所望チャンネ
ルのテレビジョン放送信号を選択受信するようになって
いる。さらに、同チューナ60は1チップIC70と接
続されており、同選択受信したテレビジョン放送信号か
ら中間周波信号が生成され、1チップIC70に出力さ
れる。
【0048】1チップIC70は上記チューナ60が選
択受信した中間周波信号に対する信号処理回路を1チッ
プのICで構成したものであり、内部には映像中間波増
幅回路,音声信号処理回路,カラー信号処理回路,映像
信号処理回路,変更信号処理回路などが備えられてい
る。また、1チップIC70は受像管11およびスピー
カ12と接続されており、マイコン30がIICバス8
0を介して1チップIC70の映像中間波増幅回路等を
制御することにより、中間波信号が映像信号と音声信号
とに復調されて受像管11に映像が映し出され、スピー
カ12から音声が出力される。
【0049】ここで、上述のように、これらの電子部品
間の通信エラーを判別するための本発明にかかる通信エ
ラー判別装置は主としてマイコン30に備えられる。図
3はマイコン30の構成の要部をブロック図によって示
しており、同図において、マイコン30は主制御装置と
してCPU31を備えている。
【0050】さらに、同マイコン30内にはRAM3
2,ROM33,通信I/O34およびエラー信号出力
回路35を備えており、CPU31はRAM32を一時
的なワークエリアとして使用しつつ、ROM33内に保
持されたプログラムにしたがって所定の処理を行うよう
になっている。また、通信を行う際にはクロックライン
CLKから通信I/O34に入力される所定周波数のク
ロック信号に同期して、データラインDTを介して通信
信号が送受信される。
【0051】エラー信号出力回路35は抵抗素子R1,
R2およびトランジスタTr1からなり、トランジスタ
Tr1のソースは抵抗素子R1を介してマイコン30の
電源ポートに接続されており、ドレインは抵抗素子R2
を介してマイコン30のGNDポートに接続されてい
る。また、トランジスタTr1のドレインと抵抗素子R
2との間はエラー信号出力ポート36に接続されてお
り、トランジスタTr1のゲートはCPU31と接続さ
れている。
【0052】従って、CPU31からトランジスタTr
1のゲートに対してON/OFF信号が与えらることに
よりトランジスタTr1がON/OFFされ、同トラン
ジスタTr1のON/OFFに応じてエラー信号出力ポ
ート36の出力レベルのH/Lが切り換えられる。ここ
で、本実施形態においては同エラー信号出力ポート36
は上記コンピュータ計測装置20に接続されており、コ
ンピュータ計測装置20においてこのエラー信号出力ポ
ート36の電圧変化を検出することによって通信エラー
が発生したことが検出される。
【0053】また、上記ROM33には通信エラー発生
を判別するためのプログラムも保持されており、かかる
プログラムに基づいてCPU31がEEPROM40〜
1チップIC70と通信中にも常に通信エラーが発生し
たか否かが監視されている。通信エラーが発生した場
合、CPU31はその発生の瞬間にトランジスタTr1
に対してON信号を与え、この結果、エラー信号出力ポ
ート36の電圧がHレベルになって通信エラーが発生し
たことが示される。
【0054】また、RAM32にエラー発生時の情報を
保持するためのエラー情報領域が確保されており、CP
U31は通信エラーが発生したときには当該通信相手の
コードをRAM32のエラー情報領域に保持させる。す
なわち、IICバス型の通信においては一連の通信シー
ケンスの最初に通信相手を指定するコードを発して通信
を開始するようになっているので、通信エラーが発生し
た時にはかかるコードがRAM32のエラー情報領域に
保持される。
【0055】そして、マイコン30に対してIICバス
80を介して他の電子部品から通信エラーの情報を送信
するように要求があると、CPU31は通信I/O34
を介してRAM32のエラー情報領域に保持された通信
相手を示すコードを送信する。すなわち、本実施形態に
おいては、コンピュータ計測装置20が通信エラーの情
報を送信するように要求し、コンピュータ計測装置20
が通信エラーの情報としてコードを取得すると同コード
から当該通信エラー発生時の通信相手が判別されて受像
管21にその名前が表示されるようになっている。
【0056】図4は上記構成においてCPU31が通信
エラー発生を判別する際の制御のフローチャートを示し
ており、同図において通信エラーの判別をしつつも本テ
レビジョン装置10は駆動中、すなわち、マイコン30
とEEPROM40〜1チップIC70は通信中であ
る。このようにそれぞれの電子部品が通信中であるとき
にステップS100にて通信エラーが発生しているか否
かを判別している。
【0057】ステップS100にて通信エラーが発生し
ていると判別されないときには、通信エラーが発生する
までかかるステップS100の処理を繰り返す。ステッ
プS100にて通信エラーが発生したと判別されたとき
には、CPU31はステップS110にて上記ON/O
FF信号を送出し、トランジスタTr1をONする。従
って、この瞬間にエラー信号出力ポート36はHレベル
となる。
【0058】ステップS120においては当該通信エラ
ーが発生した時の、一連の通信シーケンスにおいて最初
に取得していた通信相手を示すコードをRAM32のエ
ラー情報領域に保持させる。そして、ステップS130
において通信を続けつつも、この通信エラー発生を判別
するための制御においてはエラー情報要求があるか否か
を判別し続ける。
【0059】ステップS130においてエラー情報要求
があると判別された時には、CPU31はステップS1
40にて当該エラー情報を要求した相手を指定しつつR
AM32のエラー情報領域に保持されたコードを通信I
/O34を介して送信する。つまり、かかる一連の制御
によりステップS110にて通信エラーが発生したこと
が明らかになり、さらに、当該通信エラーに関する情報
がほしい場合はステップS130にてエラー情報を要求
することにより通信エラー発生時の通信相手が明らかに
なる。
【0060】次に、上記構成における本実施形態の動作
を説明する。図5は、マイコン30とEEPROM40
とが通信を行ってデータを読みだすときのクロックライ
ンCLK,データラインDT,マイコン30におけるサ
ンプリングデータ,エラー信号出力ポート36および通
信I/O50の信号の時系列による変化を示している。
同図において、クロックラインCLKには所定周波数の
クロック信号が送出されており、データラインDTには
EEPROM40からの通信信号が送出されている。
【0061】また、マイコン30はいわゆるポジティブ
エッジトリガのタイミングによって通信を行うようにな
っており、クロックラインCLKのポジティブエッジの
タイミングでデータラインDTに送出されている通信信
号を通信I/O34を介してサンプリングする。図5に
おける例においては、データラインDTの信号を”11
0・・・”という具合にサンプリングしていく。
【0062】本実施形態における一連の通信シーケンス
では最初の3つのデータが通信相手を示すコード部分A
であり、次の3つのデータが現在実行中のコマンド部分
Bである。データラインDTに送出された通信信号”1
10”はEEPROM40が信号を送出していることを
示しており、マイコン30はこの一連の通信シーケンス
の最初のコード部分Aで”110”を取得することによ
って現在の通信相手がEEPROM40であることを把
握する。
【0063】また、コード部分Aに続くコマンド部分B
に”110”というデータがあれば、かかる通信が読み
だしデータの送出を行っていることを示している。ここ
で、図5においてデータラインDTの信号Cはノイズで
あり、そのレベルはデータラインDTのHレベルまで達
している。従って、かかるノイズによりサンプリングデ
ータは”1”となり、上記コマンド部分としてサンプリ
ングされるデータは”111”となって、読み出しを行
おうとしているCPU31はコマンドが矛盾していると
してこの瞬間に通信エラーが発生していると判別する
(ステップS100)。
【0064】この結果、CPU31によってトランジス
タTr1がONされて(ステップS110)、エラー信
号出力ポート36の電圧がHレベルになる。従って、こ
の瞬間にコンピュータ計測装置20においては通信エラ
ーが発生したと判別する。また、同コンピュータ計測装
置20はエラー信号出力ポート36のレベルがHになっ
た瞬間からデータラインDTに送出されている信号を通
信I/O50を介して受信し、受像管21に受信した信
号の波形を表示する。従って、利用者はかかる信号波形
を分析することにより、当該通信エラーの原因がノイズ
によるものであることを突き止めることができる。
【0065】さらに、上記コンピュータ計測装置20を
介してマイコン30に対してエラー情報を要求すると、
CPU31はRAM32のエラー情報領域に保持されて
いる通信相手を示すコード”110”を所定の通信シー
ケンスに従って、コンピュータ計測装置20に送出す
る。同コンピュータ計測装置20においては、コード”
110”を受信することにより当該エラー発生時の通信
相手がEEPROM40であったことを判別し、受像管
21にEEPROMと表示する。この結果、利用者は当
該通信相手がEEPROMであったことを知ることがで
き、より容易に通信エラーの発生原因を突き止めること
ができる。
【0066】このように上述の発明においては、通信エ
ラーの情報として通信エラー発生時の信号波形および当
該通信の相手を知ることによって通信エラーの発生原因
を容易に突き止めることが可能であったが、他の通信エ
ラー情報によって通信エラー発生時の原因を突き止めや
すくすることもできる。図6(a)は通信エラー情報と
して通信相手と通信を開始してから何クロック目に通信
エラーが発生したかを表示する場合を示している。
【0067】かかる場合には上記CPU31の通信エラ
ー発生判別フローにおいてステップS120で通信エラ
ー情報としてある電子部品と通信を開始して何クロック
目に通信エラーが発生したのかを、RAM32のエラー
情報領域に保持する。従って、この構成において通信エ
ラーが発生したときには、図6(a)に示すように、コ
ンピュータ計測装置20の受像管21に通信相手の名前
とともに通信エラーが何番目のクロックにおいて発生し
たかが表示される。
【0068】ここで、利用者はEEPROM等が通信を
行うときの所定のクロックにおいて本来送出されるべき
データを知ることができる。従って、本来送出されるデ
ータが正しく送れなかったことに対してどの様な原因が
あるか考察することにより通信エラーの発生原因を突き
止めることができる。
【0069】さらに、図6(b)は通信エラーの情報と
して、双方向通信を行う通信手順のうち、どの段階でエ
ラーが発生したかを表示する場合を示している。かかる
場合には上記CPU31の通信エラー発生判別フローに
おいてステップS120で通信エラー情報としてどうい
った通信段階で通信エラーが発生したのかを、RAM3
2のエラー情報領域に保持する。
【0070】例えば、マイコンがEEPROMと通信を
行うにしても、EEPROMに対してデータを書き込む
場合や読み出す場合があり、さらに、ホワイトバランス
の設定値を書き込む場合や存在するチャンネルを書き込
む場合といったようにさまざまな通信段階がある。そこ
で、かかる通信段階をRAM32のエラー情報領域に保
持し、エラー情報の要求に応じてかかる保持データを送
出する。
【0071】従って、この構成において通信エラーが発
生したときには、図6(b)に示すように、コンピュー
タ計測装置20の受像管21に通信相手の名前ととも
に、例えばホワイトバランス書き込み中などのように、
当該通信相手とどの通信段階でエラーが発生したかが表
示される。この結果、利用者はEEPROM等がどうい
った通信を行っているときに通信エラーが発生したのか
を把握することができ、より簡単に通信エラーの発生原
因を突き止めることができる。
【0072】また、上述の実施形態においては、外部機
器としてコンピュータ計測装置20を接続してエラー情
報の取得等を行っていたが、必ずしも計測装置として外
部機器を構成しなくてはならないわけではなく、本発明
にかかる通信エラー判別装置の一部として画像表示装置
を備えて利用者にエラー情報を提供してもよい。
【0073】図7はかかる構成の一例を示しており、同
図において、テレビジョン装置10は受像管11上にO
SD表示を行うことが可能になっており、エラー情報は
受像管11上のOSD表示により利用者に提供される。
すなわち、この場合はマイコン30と1チップIC70
とを接続し、OSD表示信号をマイコン30から1チッ
プIC70に入力可能に構成する。さらに、1チップI
C70からマイコン30に対して同期信号を入力可能に
構成する。
【0074】そして、通信エラー発生時にはRAM32
のエラー情報領域に保持されたエラー情報を受像管11
にて表示可能にマイコン30からOSD表示信号を1チ
ップIC70に送出する。この結果、通信エラー発生時
には受像管11に例えば、図7(b)に示すようにエラ
ーが発生した旨と通信相手が1チップIC70であった
旨等が表示される。
【0075】このように、本発明においては、双方向通
信を行っている装置において通信エラーが発生したとき
には、当該通信エラーが発生した瞬間に通信エラーを表
す信号を出力して利用者が通信エラーの発生を把握する
ことを可能にする。さらに、要求に応じて通信エラーの
内容を表す信号を出力し、利用者が当該通信エラーの内
容を把握することを可能にする。従って、簡易な構成に
より、簡単かつ迅速に通信エラーの発生時および発生原
因を突き止めることが可能な通信エラー判別装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる通信エラー判別装
置を使用したテレビジョン装置の外観を示す図である。
【図2】テレビジョン装置内部の概略構成を示したブロ
ック図である。
【図3】マイコンの構成の要部を示すブロック図であ
る。
【図4】CPUが通信エラー発生を判別する際の制御の
フローチャートを示である。
【図5】マイコンとEEPROMとが通信を行ってデー
タを読みだすときの各信号線における信号の時系列によ
る変化を示図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかる通信エラー判別
装置におけるエラー情報の表示画面である。
【図7】テレビジョン装置の画面をエラー表示画面とし
て使用した場合の表示画面である。
【符号の説明】
10…テレビジョン装置 11…受像管 12…スピーカ 20…コンピュータ計測装置 21…受像管 30…マイコン 31…CPU 32…RAM 33…ROM 34,50…通信I/O 35…エラー信号出力回路 36…エラー信号出力ポート 40…EEPROM 51…出力端子 60…チューナ 61…アンテナ 70…1チップIC 80…IICバス CLK…クロックライン DT…データライン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品が双方向通信を行うこと
    によって互いに連携しながら機能する装置の通信エラー
    を判別する通信エラー判別装置であって、 複数の電子部品を双方向通信可能に接続する通信路と、 通信を行う電子部品を現在の通信相手と認識しつつ上記
    通信路を介して当該電子部品と通信を行うための信号を
    送受信する通信制御手段と、 同通信制御手段が受信する電子部品からの信号に異常が
    みられた瞬間に通信エラーが発生したと判別するエラー
    判別手段と、 同エラー判別手段によってエラーが発生したと判別され
    た瞬間に当該通信を停止することなく通信エラーの発生
    を表す信号を出力するエラー信号出力手段とを具備する
    ことを特徴とする通信エラー判別装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の通信エラー判別装
    置において、 上記通信路はIICバスであり、上記通信制御手段とエ
    ラー判別手段とエラー信号出力手段とはマイコンに備え
    られることを特徴とする通信エラー判別装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の通信エラー判別装
    置において、 上記エラー判別手段は、受信信号にノイズが含まれる場
    合および受信信号が正常通信時の波形と異なる場合に通
    信エラーが発生したと判別することを特徴とする通信エ
    ラー判別装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2〜請求項3のいずれかに記
    載の通信エラー判別装置において、 上記エラー信号出力手段は、通信エラー発生の瞬間に上
    記マイコンの所定ポート出力を切り換え、同切り換えら
    れたポート出力により通信エラーの発生を表すことを特
    徴とする通信エラー判別装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の通信エラー判別装
    置において、 上記IICバスは外部機器を接続可能な通信I/Oを具
    備し、上記マイコンのポート出力が通信エラーの発生を
    表しているときに、当該通信信号を上記通信I/Oから
    出力することを特徴とする通信エラー判別装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項2〜請求項5のいずれかに記
    載の通信エラー判別装置において、 本通信エラー判別装置は、上記エラー判別手段によって
    エラーが発生したと判別された瞬間に当該通信エラーの
    情報を保持するエラー情報保持手段を具備し、上記エラ
    ー信号出力手段は同エラー情報保持手段が保持した情報
    を所定信号として上記IICバスに出力することを特徴
    とする通信エラー判別装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項2〜請求項6のいずれかに記
    載の通信エラー判別装置において、 上記エラー情報保持手段は、通信エラー発生時に上記通
    信制御手段にて認識していた通信相手の情報を保持する
    ことを特徴とする通信エラー判別装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項2〜請求項7のいずれかに記
    載の通信エラー判別装置において、 上記エラー情報保持手段は、当該通信相手と通信を行い
    始めてから何クロック目に通信エラーが生じたのかを保
    持し、同保持されたクロックにより当該通信エラーの発
    生した瞬間を明らかにして通信エラーの情報とすること
    を特徴とする通信エラー判別装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項2〜請求項8のいずれかに記
    載の通信エラー判別装置において、 上記エラー情報保持手段は、上記通信制御手段が電子部
    品と双方向通信を行う通信手順のうち、どの段階でエラ
    ーが発生したかを保持することを特徴とする通信エラー
    判別装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項2〜請求項9のいずれかに
    記載の通信エラー判別装置において、 上記エラー信号出力手段は、画像出力装置を具備し、上
    記エラー情報保持手段に保持された情報内容を同画像出
    力装置に出力することを特徴とする通信エラー判別装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007013980A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 冗長3ワイヤ通信システムおよび方法

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