JP2000287202A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JP2000287202A
JP2000287202A JP11088859A JP8885999A JP2000287202A JP 2000287202 A JP2000287202 A JP 2000287202A JP 11088859 A JP11088859 A JP 11088859A JP 8885999 A JP8885999 A JP 8885999A JP 2000287202 A JP2000287202 A JP 2000287202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
character
image
output
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11088859A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Abe
一則 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP11088859A priority Critical patent/JP2000287202A/ja
Publication of JP2000287202A publication Critical patent/JP2000287202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子内視鏡装置において、通常出力時および
拡大出力時の何れにおいても、画像に重畳された文字を
容易に認識することができるようにする。 【解決手段】 撮像データの一部をマスク画像にするマ
スク回路41と、マスク処理された撮像データに文字情
報を重畳する文字重畳回路42と、文字データを生成す
ると共に、通常出力時には画像周辺部を黒のマスク画像
にする周辺マスクデータ、拡大出力時には周辺マスクデ
ータを生成することなく、文字部分よりも少し広い範囲
をカバーする文字マスクデータを生成するキャラクタジ
ェネレータ44を備えた構成とする。マスク回路41
は、入力された何れかのマスクデータに基づいて、対応
する部分の撮像データを黒画像にする。文字重畳回路4
2は、マスク処理された黒画像部分に白文字を重畳す
る。これにより、拡大出力時にも白文字に黒の輪郭が付
いて出力され、文字認識が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内観察部の2
次元像を撮像して可視画像として出力する電子内視鏡装
置、特に電子ズーム機能を備えた、画像に重ねて文字情
報を出力する電子内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、CCD撮像素子等の撮像手段を可
撓性の挿入部先端部に設け、該先端部を生体内観察部に
導入し、生体内観察部の2次元像を撮像して可視画像と
して出力し、生体内臓器等の観察および処置を行うこと
のできる電子内視鏡装置が広く使用されている。この電
子内視鏡装置は、光源部と、撮像手段を有する内視鏡部
と、撮像手段からの撮像信号を信号処理するビデオプロ
セッサ部とにより構成されており、ビデオプロセッサ部
から出力された画像信号は、該電子内視鏡装置に接続さ
れたモニタ等の画像出力手段に入力され、撮像された生
体内画像が可視画像として出力される。
【0003】また、撮像画像を電子的に拡大(電子ズー
ム)し、より大きな画像で患部を観察することができる
電子内視鏡装置も提案されている。
【0004】ところで、従来の電子内視鏡装置において
は、出力画像周辺部、特に4コーナーには有効な情報が
ないのが普通であり、また照明光によるケラレ現象等が
観察画像に現れないように、出力画像の4コーナーを黒
或いは白のマスク画像にするマスク処理を施すのが一般
的である。
【0005】また、電子ズーム機能を備えた装置にあっ
ては、通常出力時には前述のようにマスク処理を施す一
方、撮像画像を電子的に拡大して拡大出力を行う際に
は、ケラレ等の問題が出力画像中に現れないので、マス
ク処理を行うことなく、画面全体に拡大画像を出力する
のが一般的である。
【0006】更に、電子内視鏡装置においては、例えば
患者の名前、性別、IDナンバー等からなる患者情報等
の文字情報が撮像画像に重畳されて出力されるように構
成されることもある。
【0007】この文字情報は、通常出力時には、文字が
撮像画像に埋もれないように、マスク処理が施されたマ
スク領域に、マスク領域の輝度や色とは反対の輝度や
色、例えばマスク画像を黒にする場合には、マスクされ
た黒部分に白の文字情報を重畳して出力することによ
り、文字を鮮明に認識することができるようにしている
(例えば、特公平5−73110号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、拡大出力する場
合においても、通常出力時と同じ位置に文字情報を出力
するのが一般的である。前述のように、拡大出力時には
周辺部にマスク処理が施されていないのが普通であるの
で、拡大され全面に出力された撮像画像にこの文字情報
がそのまま重畳されることになる。
【0009】したがって、拡大出力時には、撮像画像部
分に文字が重なってしまい、例えば白文字を表示する場
合、被写体が白色等の高輝度画像の場合、文字を認識し
づらくなるという不具合があった。例えば撮像画像を電
子的に拡大して大画面で表示すると共に、文字情報を確
認しながら観察したい場合に、文字情報が画像に重なっ
てしまい、必要な患者の名前等の情報が確認できないと
いった問題である。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、撮像画像を拡大出力した場合においても、撮像
画像と重畳された文字を容易に認識することができる電
子内視鏡装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
装置は、外部に接続された画像出力手段に出力される出
力画像の一部を、入力されたマスク信号に基づいて選択
的にマスク画像にするマスク手段と、出力画像に重畳さ
れる文字情報を生成する文字生成手段とを有し、通常出
力時には出力画像の周辺部をマスク画像にするマスク信
号をマスク手段に入力すると共に該周辺部に文字情報を
重畳し、拡大出力時には周辺部を無画像にすることなく
全体画像を出力画像として出力すると共に該全体画像の
一部に文字情報を重畳する電子内視鏡装置であって、拡
大出力時には、文字生成手段からの文字情報に基づい
て、出力される文字のエッジを示すエッジ信号を生成
し、該エッジ信号をマスク信号としてマスク手段に入力
するエッジ信号生成手段を更に有することを特徴とする
ものである。
【0012】本発明による電子内視鏡装置のエッジ信号
生成手段は、通常出力時には、マスク信号を生成し、該
マスク信号をマスク手段に入力するものであること、す
なわち、画像周辺部をマスク画像にするマスク信号を生
成する機能と、エッジ信号を生成する機能とを兼用する
ものであることが望ましい。
【0013】拡大出力とは、撮像によって得た撮像信号
に対して、撮像画像の一部を電子的に拡大して出力する
ことを意味し、一般に電子ズームと言われるものであ
る。なお、光学ズームにおいても、本発明を適用するこ
とがでる。
【0014】エッジ信号は、出力画像において文字のエ
ッジを示すことができる信号であればどのようなもので
あってもよい。例えば、出力画像において、文字のエッ
ジ部に、文字とは異なる輝度や色を表すことができる信
号であればよい。
【0015】また、文字の上下左右の全体のエッジに限
らず、その一部のエッジを示す信号であってもよい。例
えば、文字全体のエッジ信号とすれば、白文字全体を黒
枠で囲むことができ、また、文字の右下のエッジ信号と
すれば、白文字に黒の陰影を付けることができる。
【0016】更に、このエッジ信号は、少なくとも一部
のエッジ成分を含む信号であればよく、エッジ成分以外
の成分を含んでいてもよい。例えば、全体として文字よ
り少し広い範囲に亘る信号をエッジ信号とし、このエッ
ジ信号に基づいてマスク処理されたデータに文字を重畳
するようにすれば、結果として文字の周辺にエッジを付
けて出力させることができる。
【0017】また、エッジ信号を生成するに際しては、
全ての文字に対してエッジ信号を生成するようにしても
よいし、特定の文字、例えば白文字に対してのみ生成す
るようにしてもよい。
【0018】なお、マスク画像や文字画像の輝度および
色の組合せは自由であるが、マスク画像を黒、文字部を
白とするか、これとは逆に、マスク画像を白、文字部を
黒とするのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明による電子内視鏡装置によれば、
拡大出力時には、文字情報に基づいて、出力される文字
のエッジを示すエッジ信号を生成して、このエッジ信号
をマスク信号としてマスク手段に入力するエッジ信号生
成手段を備えた構成にしたので、マスク手段は、拡大出
力時にも、マスク信号として入力されたエッジ信号に基
づいて、文字のエッジ部分をマスク画像にすることがで
き、結果として、例えば白文字に黒枠が付いた、エッジ
付き文字を画像に重畳することが可能となり、例え高輝
度部分に白文字が重畳される場合であっても、文字を鮮
明に認識することができる等、拡大出力時においても、
文字情報を認識しやすくなる。
【0020】また、エッジ信号生成手段を、マスク信号
を生成する機能と、エッジ信号を生成する機能とを兼用
するものとすれば、文字にエッジ成分を付加させるため
の専用回路を設けなくてもよいので、回路規模の追加を
最小限に留めて本発明を実現することができる。また、
これらの回路を、PLD(プログラマブル・ロジック・
デバイス)で構成するようにすれば、一層回路規模を縮
小することが可能となり、実質的な回路増大を殆ど無く
すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態による電子内視鏡装置の構成を示す構成図であ
る。
【0022】図1に示すように、この実施の形態による
電子内視鏡装置1は、体腔内に挿入される挿入部2の先
端に撮像手段としてのCCD(固体撮像素子)3を有
し、観察部位の像を撮像する内視鏡部4と、内視鏡部4
により得られた観察部位の撮像信号を信号処理して、出
力画像信号を該装置1と接続された画像出力手段として
の表示モニタに出力するビデオプロセッサ部6とを備え
ている。
【0023】ビデオプロセッサ部6内には、内視鏡部4
に照明光を供給する光源部5が設けられている。この光
源部5は、白色光を発光するランプ12と、この白色光
を調光し内視鏡部4内を挿通しているライトガイド14
のコネクタ10に設けられた入射端面に出射する調光部
15と、この調光部15内の不図示の絞りを駆動するこ
とで調光部15の調光を制御するアイリス回路16とか
らなる。
【0024】内視鏡部4は、挿入部2と、この挿入部2
の基端に設けられ術者が把持すると共に各種操作を行う
ためのスイッチ7が設けられた操作部8とを有する。
【0025】内視鏡部4の挿入部2内には、ケーブル9
およびライトガイド14が挿通している。また、内視鏡
部4は、操作部8の端部に設けられたコネクタ10を介
してビデオプロセッサ部6の側面に設けられたコネクタ
11と接続されるようになっている。
【0026】光源部5から発せられ、ライトガイド14
の入射端面に入射された照明光が、ライトガイド14を
介して挿入部2の先端部に導光され、挿入部2の先端に
設けられた照明光学系17より不図示の観察部位に向け
照射されれるように構成されている。
【0027】一方、ビデオプロセッサ部6からCCD3
を駆動するためのCCD駆動信号がコネクタ11、コネ
クタ10、およびケーブル9を介してCCD3に入力さ
れており、CCD3は、このCCD駆動信号により駆動
されるようになっている。
【0028】照明光が照射された観察部位の像は、挿入
部2の先端に設けられた対物レンズ系18によりCCD
3の結像面に結像され、CCD3により光学像が光電変
換され、撮像信号として出力される。CCD3は不図示
のアンプに接続されており、CCD3からの撮像信号が
該アンプに入力され、アンプによって増幅された撮像信
号が、ケーブル9を介して、ビデオプロセッサ部6に入
力されるようになっている。
【0029】ビデオプロセッサ部6は、CCD駆動回路
31、プリプロセス回路32、アイリス制御回路33、
ズーム回路34、ポストプロセス回路35、エンコーダ
回路36、およびビデオアンプ37を有している。
【0030】CCD駆動回路31は、CCD3に適した
駆動波形をCCD3に供給し、CCD3を駆動するもの
である。
【0031】プリプロセス回路32は、CCD3から出
力され不図示のアンプで増幅された撮像信号に対して、
波形整形等の信号処理を行った後、不図示のA/D変換
器でデジタル化し、該デジタル化された撮像データに対
して更にホワイトバランス処理を行い、また必要に応じ
てミラー処理やフリーズ処理を行うものである。
【0032】アイリス制御回路33は、プリプロセス回
路32の出力信号に基づいて観察部位に対する照明光の
光量を調整する調光信号を生成し、光源部5内のアイリ
ス回路16を調光信号により制御するものである。な
お、光源部5は、アイリス制御回路33からの調光信号
に基づきアイリス回路16が調光部15内の絞りを駆動
することで調光を行うように構成されている。
【0033】ズーム回路34は、プリプロセス回路32
でホワイトバランス処理等が行われた撮像データに拡大
処理を行うものである。このズーム回路34における拡
大処理により、モニター上に、所定の部位を拡大して表
示することが可能となる。いわゆる電子ズームの機能を
なす部分である。
【0034】ポストプロセス回路35は、ズーム回路3
4により拡大処理された撮像データに対して、輪郭強調
処理、リニアマトリックス等による色変換処理、および
γ(ガンマ)補正処理等を行うものである。
【0035】更に、ビデオプロセッサ部6内のポストプ
ロセス回路35とエンコーダ回路36との間には、γ補
正等が施された撮像データに対して画像の一部をマスク
画像にする処理、すなわちマスク処理を行うマスク手段
としてのマスク回路41と、マスク処理が施された撮像
データに文字情報を重畳する文字重畳回路42とが順次
配設されている。
【0036】マスク回路41と文字重畳回路42には、
文字生成手段およびエッジ信号生成手段として機能する
キャラクタジェネレータ44が接続され、該キャラクタ
ジェネレータ44にはマイコン(マイクロコンピュー
タ)43が接続されている。マイコン43は、上記のズ
ーム回路34、ポストプロセス回路35等やキャラクタ
ジェネレータ44を制御するためのものである。該マイ
コン43には、ビデオプロセッサ部6に設けられた不図
示の操作パネル等からの入力、内視鏡部4の操作部8に
設けられたスイッチ7からの入力、或いはビデオプロセ
ッサ部6に接続されたキーボード50等から所定の入力
がなされるようになっており、例えば後述するように、
ズーム回路34を制御して、通常出力モードとズーム回
路34に電子ズーム機能を働かせる拡大出力モードの選
択を始めとする、種々の処理ができるようになってい
る。
【0037】また、マイコン43にはメモリ45が接続
されており、このメモリ45にはマイコン43のプログ
ラム、文字重畳を行うためのフォント情報、およびマス
ク回路41でのマスク処理を行うためのマスク位置情報
等が格納されている。さらに、マイコン43は、フォン
ト情報およびマスク位置情報をキャラクタジェネレータ
44に出力しており、キャラクタジェネレータ44に
は、文字情報およびマスク情報が格納されているメモリ
46が接続されている。
【0038】キャラクタジェネレータ44は、メモリ4
6に格納されている文字情報に基づいてマイコン43か
らのフォント情報によるフォントで文字データを生成す
ると共に、通常出力モード時にはメモリ46に格納され
ているマスク情報とマイコン43からのマスク位置情報
とに基づいて出力画像の4コーナー部がマスク画像とな
るようにする周辺マスクデータを生成し、拡大出力モー
ド時には周辺マスクデータを生成することなく、前述の
文字情報とフォント情報とに基づいて、出力される文字
のアクティブセルに対して、例えば、それぞれ上下左右
に1セルずつ広い、いわゆる文字マスクデータを生成す
る。この際、全ての文字に対して文字マスクデータを生
成するのではなく、所望の文字、特に白文字に対しての
み文字マスクデータを生成するように設定する。勿論、
全ての文字に対して文字マスクデータを生成するように
してもよい。これにより、拡大出力モード時に、外部に
接続された出力機器に出力される文字には、後述するよ
うに、白文字に黒の輪郭(エッジ)が付いて出力される
ようになる。一方、白文字以外の文字情報については、
文字マスクデータを生成しないので、輪郭のない色文字
が出力される。
【0039】なお、周辺マスクデータは4コーナー部が
マスク画像となるようなデータに限定されるものではな
い。また、文字マスクデータは、文字に対して上下左右
1セルずつ広いものに限るものではない。例えば文字マ
スクデータを、文字に対して右および下に1セルずつ広
いデータとすれば、出力される文字に陰影をつけること
ができる。また、文字マスクデータは、何れの場合で
も、それぞれ広くした1セル分のみを示すデータとして
もよい。但し、この場合には、後述するように、文字と
エッジの黒との間に、信号遅延時間の差によるエッジ画
像が生じ、見苦しくなる場合があるので、好ましい態様
ではない。
【0040】なお、このように、キャラクタジェネレー
タ44では、文字データと周辺マスクデータだけでな
く、文字マスクデータをも同一のハードウェアで生成す
ると共に、種々のマスク形状(周辺マスクおよび文字マ
スク)を生成することを可能としており、回路規模の拡
大を最小限に留めている。
【0041】マスク回路41は、入力された周辺マスク
データや文字マスクデータに基づいて画像の一部をマス
ク画像にする。ここでのマスク画像は無彩色で信号レベ
ルがゼロの黒とする。このマスク処理されたマスク済撮
像データは、文字重畳回路42に入力される。
【0042】文字重畳回路42は、キャラクタジェネレ
ータ44からの文字データに基づいて、マスク済撮像デ
ータへの文字の重畳処理を行う。文字情報が重畳された
撮像データはエンコーダ回路36に入力される。エンコ
ーダ回路36により撮像データに対してエンコード処理
して得た画像データは、不図示のD/A変換器でアナロ
グ化された後、ビデオアンプ37を介し不図示の表示モ
ニタやVTR、画像ファイルシステム等の外部出力機器
に映像信号として出力される。
【0043】次に、上記構成の電子内視鏡装置1の作
用、特にマスク画像と文字情報の出力態様について説明
する。
【0044】図2(A)は、通常出力モード時の出力画
像の一例を示す図であり、図2(B)は、その左上コー
ナー部を拡大した図である。また図3(A)は、拡大出
力モード時の出力画像の一例を示す図であり、図3
(B)は、その左上コーナー部を拡大した図である。何
れも、左上コーナー部の“FUJINON”の文字が緑
色で出力され、“11.5”の文字が白で出力されるよ
うにしている。
【0045】この電子内視鏡装置1では、図2および図
3に示すように、通常出力モードと拡大出力モードを選
択することができるようになっている。すなわち、4コ
ーナー部が黒にマスクされ該マスクエリアに白文字や色
付き文字等の文字情報が重畳された通常出力モードと、
4コーナー部がマスクされることなく、撮像画像を拡大
した拡大画像に文字情報が重畳された拡大出力モードと
を選択して、画像出力させることができる。
【0046】なお、マイコン43によるズーム回路34
の制御により拡大倍率を変えることも可能になってい
る。また、出力モードの変更は、ビデオプロセッサ部6
に接続されたキーボード50から、ユーザが指示するこ
とができるようになっている。このユーザからの指示
は、キーボード50からだけに限るものではなく、例え
ば、内視鏡部の操作部8に設けられたスイッチ7から行
ってもよい。
【0047】各出力モードにおける文字情報としては、
例えば、患者の名前、性別、IDナンバー等からなる患
者情報、検査の日付を表す日付時間情報、および内視鏡
装置に接続された周辺機器の状態を示す周辺機器ステー
タス等がある。なお、本実施の形態においては、拡大出
力モード時においても、文字情報は、通常出力モード時
と同じ位置に出力されるようになっている。
【0048】勿論、拡大出力モード時の文字情報を通常
出力モードと異なる位置に出力するようにしてもよい。
この、文字情報の出力位置の変更は、マイコン43がキ
ーボード50からの信号を受信しキャラクタジェネレー
タ44の制御を行うことにより行うとよい。また、これ
らの文字情報の出力位置や前述の拡大倍率は、接続され
る内視鏡部4に使用されるCCDの種類に対応して変化
させてもよい。
【0049】通常出力モード時には、図2に示すよう
に、4コーナー部が黒のマスク画像にされ、このマスク
画像上に文字情報が重畳されて出力されているので、撮
像画像がどのような画像であっても、文字を鮮明に認識
しすることができる。
【0050】一方、拡大出力モード時には、図3に示す
ように、4コーナー部に黒のマスク画像がなく、通常出
力モードと同じ位置で、拡大画像そのものの上に文字情
報が重畳されて出力される。
【0051】ここで、本発明による内視鏡装置1におい
ては、上述のように、白文字について、この白文字部分
よりも上下左右にそれぞれ1セル分広い文字マスクデー
タがキャラクタジェネレータ44により生成され、この
文字マスクデータがマスク回路41に入力される。マス
ク回路41は、入力された文字マスクデータに基づい
て、撮像データに対してマスク処理を施す。これによ
り、後段の文字重畳回路42によって白文字が重畳され
る部分に対応して、文字マスク処理が施されたデータが
生成される。つまり、白文字部分に対して、上下左右に
それぞれ1セル分広い、黒の画像が出力される。文字重
畳回路42は、入力された文字データに基づいて、白文
字を撮像データに重畳するが、この白文字を重畳する部
分は、前述のようにマスク回路41によって予め黒のマ
スク画像にされている。また、文字部分よりも黒部分が
上下左右に1セル分広い。一方、白以外の文字に対して
は文字マスクデータが生成されないので、白以外の文字
は画像にそのまま重畳される。
【0052】したがって、文字重畳回路42から出力さ
れる撮像データは、結果として、図3(B)に示すよう
に、黒枠付きの白文字“11.5”と、黒枠なしの緑色
文字“FUJINON”が重畳された画像を担持するデ
ータとなる。
【0053】従来は、本発明のような文字マスクデータ
を使用することなく、拡大画像に文字を重畳していたの
で、例えば高輝度部分に白文字が重畳される場合には、
文字を認識することが困難であったのに対して、本発明
による装置1では、図3に示すように、黒のエッジ成分
を文字に付加して、文字の外周が黒で囲まれるようにし
たので、例えば高輝度部分に白文字が重畳される場合で
あっても、文字を鮮明に認識することができるようにな
り、診断を容易に行うことができる。
【0054】なお、白文字以外の文字情報についても、
文字マスクデータを生成するようにすれば、例えば緑色
等の色つき文字についても黒枠の付いた状態で出力する
ことができる。
【0055】また、黒のエッジ成分を文字に付加するに
際して、文字が重畳される部分よりも少し広い領域(本
実施の形態では1セル分)を予め黒画像にしているの
で、エッジ成分と文字成分との間に背景の拡大画像が出
力される余地がなく、いわゆるエッジ画像が生じる虞も
なく、この点でも文字を鮮明に認識する上で効果的であ
る。
【0056】また、このエッジ成分を付加する手段とし
て、通常出力時に画像周辺部を黒のマスク画像にするマ
スク回路41を利用(兼用)しており、さらに、エッジ
成分を示す文字マスクデータを生成する手段としても、
周辺マスクデータや文字データを生成する手段(本実施
の形態ではキャラクタジェネレータ44)と兼用してい
るので、実質的な回路追加部分は全くなく、専らソフト
ウェアで処理することができ、本発明を実現するのが非
常に容易である。
【0057】以上、本発明による電子内視鏡装置の好適
な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の
形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しな
い限りにおいて、種々変更することが可能である。
【0058】例えば、上記実施の形態においては、マス
ク画像を黒とすると共に、文字情報を白文字で出力する
ようにしていたが、マスク画像と文字情報とが夫々異な
る輝度若しくは色で出力されるものである限り、輝度と
色の組合せは自由である。例えば、マスク画像を白と
し、文字情報を黒で出力するなどである。
【0059】また、周辺マスクと文字マスクについて
も、上記実施の形態では、何れも黒としていたが、それ
ぞれ異なる輝度若しくは色にしてもよい。例えば、上述
の説明では、単に撮像画像データと言っていたが、この
撮像画像データは、実際には、例えば輝度データYやR
GBの3色のカラーデータから成るものであるので、例
えばRGBのいずれか1色に対してマスク処理を施すよ
うにすれば、色の付いたマスク画像にすることができ
る。したがって、例えば周辺マスクとしては黒画像に
し、文字エッジ部分には色を付ける等することもでき
る。
【0060】また、上記実施の形態では、予め文字マス
ク処理を施した後に文字情報を重畳するようにしていた
が、これとは逆に、先に文字情報を重畳し、その後、文
字の周辺部にエッジ成分を付加するようにしてもよい。
この場合に使用する文字マスクデータとしては、重畳し
た文字を消すことがないように、エッジ成分のみを示す
データとするのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子内視鏡装置の一実施の形態を示す
構成図
【図2】通常出力時の表示画像の例を示す図(A)とそ
の一部を拡大した図(B)
【図3】拡大出力時の表示画像の例を示す図(A)とそ
の一部を拡大した図(B)
【符号の説明】
1 電子内視鏡装置 2 挿入部 3 CCD 4 内視鏡部 5 光源部 6 ビデオプロセッサ部 41 マスク回路 42 文字重畳回路 43 マイコン 44 キャラクタジェネレータ(文字生成手段およびエ
ッジ信号生成手段として機能)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に接続された画像出力手段に出力さ
    れる出力画像の一部を、入力されたマスク信号に基づい
    て選択的にマスク画像にするマスク手段と、前記出力画
    像に重畳される文字情報を生成する文字生成手段とを有
    し、通常出力時には出力画像の周辺部をマスク画像にす
    る前記マスク信号を前記マスク手段に入力すると共に該
    周辺部に前記文字情報を重畳し、拡大出力時には前記周
    辺部をマスク画像にすることなく全体画像を前記出力画
    像として出力すると共に該全体画像の一部に前記文字情
    報を重畳する電子内視鏡装置において、 前記拡大出力時には、前記文字生成手段からの前記文字
    情報に基づいて、出力される文字のエッジを示すエッジ
    信号を生成し、該エッジ信号を前記マスク信号として前
    記マスク手段に入力するエッジ信号生成手段を更に有す
    ることを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記エッジ信号生成手段が、前記通常出
    力時には、前記マスク信号を生成し、該マスク信号を前
    記マスク手段に入力するものであることを特徴とする請
    求項1記載の電子内視鏡装置。
JP11088859A 1999-03-30 1999-03-30 電子内視鏡装置 Pending JP2000287202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11088859A JP2000287202A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 電子内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11088859A JP2000287202A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 電子内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000287202A true JP2000287202A (ja) 2000-10-13

Family

ID=13954732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11088859A Pending JP2000287202A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000287202A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131657A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Asahi Optical Co Ltd ズーム式電子内視鏡
JP2002369794A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Pentax Corp 電子内視鏡装置
JP2002369796A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Pentax Corp 電子内視鏡装置
WO2020203428A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ソニー株式会社 医療用画像伝送システム、医療用画像処理装置及び医療用画像伝送方法
WO2021075306A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 ソニー株式会社 手術用情報処理装置、手術用情報処理方法及び手術用情報処理プログラム
JP2022044639A (ja) * 2015-02-12 2022-03-17 ソニーグループ株式会社 内視鏡システム、制御装置の動作方法及び制御装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131657A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Asahi Optical Co Ltd ズーム式電子内視鏡
JP2002369794A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Pentax Corp 電子内視鏡装置
JP2002369796A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Pentax Corp 電子内視鏡装置
JP4648577B2 (ja) * 2001-06-15 2011-03-09 Hoya株式会社 電子内視鏡装置
JP4648576B2 (ja) * 2001-06-15 2011-03-09 Hoya株式会社 電子内視鏡装置
JP2022044639A (ja) * 2015-02-12 2022-03-17 ソニーグループ株式会社 内視鏡システム、制御装置の動作方法及び制御装置
US11737647B2 (en) 2015-02-12 2023-08-29 Sony Group Corporation Image processing device, image processing method, program and image processing system
JP7484939B2 (ja) 2015-02-12 2024-05-16 ソニーグループ株式会社 内視鏡システム、制御装置の作動方法及び制御装置
WO2020203428A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ソニー株式会社 医療用画像伝送システム、医療用画像処理装置及び医療用画像伝送方法
US11818464B2 (en) 2019-03-29 2023-11-14 Sony Group Corporation Medical image transmission system, medical image processing apparatus, and medical image transmission method
WO2021075306A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 ソニー株式会社 手術用情報処理装置、手術用情報処理方法及び手術用情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6104493B1 (ja) 撮像システム
JPH04307024A (ja) 電子内視鏡装置
US11025835B2 (en) Imaging device, endoscope apparatus, and method for operating imaging device
JP2003126028A (ja) 電子内視鏡装置
US11064144B2 (en) Imaging element, imaging apparatus, and electronic equipment
JPWO2017115442A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP5308884B2 (ja) 内視鏡用プロセッサ装置、およびその作動方法
JP2009219573A (ja) 内視鏡用画像処理装置及び内視鏡用画像処理方法
US6322497B1 (en) Electronic endoscope
JPWO2016104386A1 (ja) 内視鏡システム
JP2018138139A (ja) 医療用撮像装置、及び医療用観察システム
JPH10155737A (ja) 電子内視鏡装置
JP2000287202A (ja) 電子内視鏡装置
JPH08191440A (ja) 内視画像補正方法及び装置
WO2019203006A1 (ja) 内視鏡装置、内視鏡プロセッサ装置及び内視鏡画像表示方法
JPH11341485A (ja) 電子内視鏡装置
US7822247B2 (en) Endoscope processor, computer program product, endoscope system, and endoscope image playback apparatus
JPH0236836A (ja) 内視鏡画像処理装置
JP7224963B2 (ja) 医療用制御装置及び医療用観察システム
JP2010051372A (ja) 内視鏡のプロセッサ装置及び内視鏡画像のマスク処理方法
CN115315210A (zh) 图像处理装置、图像处理方法、导航方法以及内窥镜系统
JP4827414B2 (ja) 電子内視鏡システムとファイリングシステム
JPH01280438A (ja) 内視鏡装置
JPH01185238A (ja) 内視鏡装置
EP1470779A1 (en) Ophthalmologic image pickup system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325