JP2000287190A - 受信装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

受信装置および方法、並びに媒体

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JP2000287190A
JP2000287190A JP9114399A JP9114399A JP2000287190A JP 2000287190 A JP2000287190 A JP 2000287190A JP 9114399 A JP9114399 A JP 9114399A JP 9114399 A JP9114399 A JP 9114399A JP 2000287190 A JP2000287190 A JP 2000287190A
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Michiaki Yoneda
道昭 米田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル毎の視聴時間を知ることができる
ようにする。 【解決手段】 セキュリティモジュール23は、チャン
ネル毎の、視聴の時間を示す情報を記憶する。制御装置
22は、 セキュリティモジュール23が記憶している
情報を基に、所定の期間の、チャンネル毎の視聴の時間
の合計を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置および方
法、並びに媒体に関し、特に、多数のチャンネルの受信
が可能な、有料放送の受信装置および方法、並びに媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG2 (Moving Picture Exp
erts Group Phase 2) などによる映像、音声の圧縮手法
が確立し、ディジタル化した映像、音声を少ないビット
レートで伝送できるようになってきた。その結果、これ
までより多くの情報を既存の伝送路を用いて伝送するこ
とが可能となってきた。
【0003】このような流れを受け、有料放送システム
ではマルチチャンネル (Multichannel) 化、マルチメデ
ィア (Multimedia) 化が進んでおり、視聴者(情報の利
用者)にとっては、番組(情報)の選択の幅が広がりつ
つある。
【0004】ところで、有料放送システムの視聴形態に
は大きく分けて、 (a)チャンネル単位で契約を行うフラット (Flat) 視
聴 (b)視聴した番組に応じて料金を支払うペイパービュ
ー (Pay per View) 視聴 の2つがある。
【0005】フラット視聴には、多数のチャンネルか
ら、月極などで所定の数のチャンネルを予め選択して、
視聴する、いわゆるパックと称する制度が利用されてい
る。
【0006】また、ペイパービュー視聴には、 (b−1)番組を視聴することを送信側へ事前に連絡す
るコールアヘッドペイパービュー (Call Ahead Pay per
View) 視聴 (b−2)番組を視聴することを送信側へ事前に連絡す
る必要がないインパルスペイパービュー (Impulse Pay
per View) 視聴 の2つがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パック
制度を利用し、選択した所定の数のチャンネルをフラッ
ト視聴した場合、視聴者は、どのチャンネルを何時間視
聴したかを知ることができず、チャンネルの選択が適切
か否かを判断できないという課題があった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、視聴者が、所定の期間の、チャンネル毎の
視聴時間を知ることができるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の受信装
置は、チャンネル毎の、視聴の時間を示す情報を記憶す
る記憶手段と、記憶手段が記憶している情報を基に、所
定の期間の、チャンネル毎の視聴の時間の合計を算出す
る算出手段とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の受信方法は、チャンネル
毎の、視聴の時間を示す情報を記憶する記憶ステップ
と、記憶ステップの処理で記憶された情報を基に、所定
の期間の、チャンネル毎の視聴の時間の合計を算出する
算出ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の媒体のプログラムは、チ
ャンネル毎の、視聴の時間を示す情報を記憶する記憶ス
テップと、記憶ステップの処理で記憶された情報を基
に、所定の期間の、チャンネル毎の視聴の時間の合計を
算出する算出ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の受信装置、請求項3に記
載の受信方法、および請求項4に記載の媒体において
は、チャンネル毎の、視聴の時間を示す情報が記憶さ
れ、記憶している情報を基に、所定の期間の、チャンネ
ル毎の視聴の時間の合計が算出される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態の
構成を示すブロック図である。なお、この放送システム
は、スクランブル放送と呼ばれる放送方式に基づいてい
る。このスクランブル放送は、放送側が元信号を所定の
方法で意図的に乱すことにより、放送局と契約していな
い者が放送を受信しても、正常な画像、音声、データな
どを利用できないようにする放送方式である。
【0014】そこで、本明細書では、先ず、このシステ
ムについて簡単に説明を行い、次に、このシステムを基
にした本発明の一実施例の動作について説明を行う。
【0015】先ず、送信側システムの構成について説明
を行う。
【0016】送信側システムのエンコーダ1は、映像信
号や音声信号をディジタル化し、圧縮する。多重化器2
は、複数のエンコーダ出力や複数の関連情報を時分割多
重化する。ここで関連情報とは、番組に関する情報とデ
スクランブルのためのスクランブル鍵を含む「番組情
報」、加入者(視聴者)毎の契約情報(例えばフラット
視聴やペイパービュー視聴などの契約形態など)および
共通情報の暗号を解くための契約鍵を含む「個別情報」
などからなるものとする。
【0017】スクランブラ3は、後述する関連情報送出
装置4からのスクランブル鍵により、多重化器2からの
出力信号の所定のものに対して選択的にスクランブルを
施す。
【0018】スクランブル制御システム6は、関連情報
送出装置4に契約鍵を供給するとともに、受信装置(以
下、受信端末と称する)に固有の個別鍵により契約鍵を
暗号化し、個別情報の一部として多重化器2に供給す
る。
【0019】関連情報送出装置4は、スクランブラ3に
スクランブル鍵を供給するとともに、スクランブル制御
システム6から供給された契約鍵により、スクランブル
鍵を暗号化し、共通情報(番組情報)の一部として多重
化器2に供給する。
【0020】番組制御システム5は、所定の制御信号を
発生し、番組に応じてエンコーダ1を制御する。すなわ
ち、デジタル化や圧縮の方法を制御する。また、いま、
エンコーダ1においてエンコードされている番組の番組
IDや対応するチャンネルのチャンネルID等を発生
し、関連情報送出装置4に供給する。視聴情報収集処理
システム7は、多数の受信端末からアップリンク(アッ
プロード)される視聴情報(例えば視聴した番組と対応
するチャンネルID(Service_id)、および
視聴した時間など)や視聴者からの契約要求を処理し、
契約情報としてスクランブル制御システム6に供給す
る。
【0021】次に、受信端末の構成について説明する。
【0022】受信端末のデコーダ21は、内蔵するデス
クランブラにより、後述するセキュリティモジュール2
3から供給されたスクランブル鍵をもとに、スクランブ
ルされた信号を元の信号にデスクランブルする。また、
番組に付加された個別情報や番組情報を抽出し、出力す
る。
【0023】セキュリティモジュール23は、例えばI
Cカード等により構成され、端末固有の個別鍵を記憶
し、デコーダ21を介して供給されたスクランブルされ
ていない個別情報を取り込み、個別鍵により個別情報を
復号し、契約鍵と契約情報をそれぞれ取り出し、記憶す
る。また、デコーダ21を介して供給された番組に付随
する共通情報を取り込み、契約鍵により共通情報を復号
し、スクランブル鍵を取り出し、デコーダ21に供給す
る。
【0024】また、制御装置22は、CPU (Central
Processing Unit) 、 RAM (Random Access Memory)
、ROM (Read Only Memory) などから構成され、受
信端末全体の制御を行う。
【0025】入力装置24は、リモートコントローラ、
キーボード、マウスなどからなり、視聴者からの指示を
制御装置22に伝える。また、この入力装置24は、視
聴者が番組を購入することを入力するためのペイ確認ボ
タン25、インパルスペイパービュー視聴を行うための
インパルスペイパービューボタン26、課金額を表示す
るための課金額表示ボタン27、視聴状況を表示するた
めの視聴状況表示ボタン28などを備えている。
【0026】表示装置29は、CRT (Cathode Ray Tu
be) ディスプレイ、LCD (LiquidCrystal Display)
などからなり、入力装置24から入力された情報、視聴
状況の情報、またはその他の情報を表示する。
【0027】続いて、システムの動作について説明す
る。
【0028】最初に、送信側システムより受信端末に個
別情報が送信される場合の動作について説明する。この
個別情報は、例えば、契約鍵に対応する契約鍵番号、契
約鍵、契約したチャンネルに対応するチャンネルID、
および契約タイプなどを含んでいる。また、個別情報
は、送信先の受信端末のID番号に対応する情報も含ん
でいる。
【0029】契約鍵は、例えば、8ビットの契約鍵番号
とともに送信され、複数の契約鍵を使い分けることがで
きるようになっている。契約したチャンネルIDを、例
えば16ビットのService_idで表すものとす
る。契約タイプは、フラット視聴契約、ペイパービュー
視聴契約、特別契約を識別することができるもので、例
えば4ビットとする。
【0030】この個別情報は、スクランブル制御システ
ム6において、この個別情報が送信されるべき送信先の
受信端末に固有の固別鍵を用いて暗号化される。スクラ
ンブル制御システム6は、全ての受信端末について、受
信端末に固有の個別鍵を受信端末のID番号に対応させ
て記憶しており、送信先の受信端末のID番号からその
個別鍵を検索することができるようになっている。従っ
て、送信先の受信端末のID番号に対応する個別鍵を検
索し、それに基づいて、個別情報が暗号化されることに
なる。暗号化された個別情報は多重化器2に供給され
る。
【0031】多重化器2においては、エンコーダ1より
供給された所定の番組に対応するディジタル化され、圧
縮された映像信号や音声信号と、スクランブル制御シス
テム6より供給された個別情報が時分割多重化された
後、スクランブラ3に供給される。
【0032】スクランブラ3に供給されたディジタル信
号は、関連情報送出装置4より供給されたスクランブル
鍵を用いて番組部分(音声データと映像データ)だけが
スクランブルされ、個別情報の部分はスクランブルされ
ずに伝送路31に送出される。
【0033】なお、この個別情報の受信端末への送信
は、個別情報の更新が必要とされる時に、必要に応じて
随時行われる。この個別情報には、上述した契約情報が
含まれている。
【0034】次に、通常の番組とそれに付加された番組
情報(共通情報の構成要素)が送信側システムから受信
端末に送信される場合の動作について説明する。
【0035】番組情報は、例えば、契約タイプ、契約鍵
の番号を示す契約鍵番号、暗号化されたスクランブル
鍵、チャンネルIDに相当するService_id、
番組を識別するための番組IDなどを含んでいる。ま
た、契約タイプには、特別番組であるか否かを識別する
ためのフラグが含まれている。
【0036】関連情報送出装置4において生成された上
述したような構成の所定の番組情報は、スクランブル制
御システム6より供給された契約鍵によって暗号化され
た後、多重化器2に供給される。多重化器2において
は、エンコーダ1から供給された所定の番組に対応する
ディジタル化され、圧縮された映像信号や音声信号と、
関連情報送出装置4より供給された番組情報が時分割多
重化され、スクランブラ3に供給される。
【0037】スクランブラ3においては、そこに供給さ
れた番組を構成する圧縮された映像信号や音声信号と番
組情報が時分割多重化されたディジタル信号が、関連情
報送出装置4より供給されたスクランブル鍵によって番
組部分だけがスクランブルされ、番組情報の部分はスク
ランブルされずに伝送路31に送出される。
【0038】このようにして、所定の番組とそれに付随
する番組情報が送信側システムより受信端末に送信され
る。
【0039】次に、受信端末側の動作について説明す
る。
【0040】図2は受信端末において、視聴許可の制御
を行う場合の原理的な動作を説明するための図である。
デコーダ21は、例えば、デスクランブラ41、第2復
号器42、および第1復号器43より構成されている。
【0041】正式に契約した視聴者の受信端末には、個
別情報が送信される。送信側システムより、伝送路31
を介して送信されたスクランブルされた所定の番組と、
スクランブルされていない個別情報が時分割多重化され
たディジタル信号が、受信端末により受信されると、ス
クランブルされた番組に対応するディジタル信号は、デ
スクランブラ41に供給される。
【0042】一方、スクランブルされていない個別情報
は、まず、その非暗号部に付加された受信端末のID番
号と、セキュリティモジュール23に予め記憶されてい
る受信端末のID番号とが比較され、両者が一致した場
合、第1復号器43に供給される。
【0043】第1復号器43に供給された個別情報は、
セキュリティモジュール23に記憶されている受信端末
に固有の個別鍵によって解読され、契約鍵、および契約
情報が取り出され、セキュリティモジュール23に供給
され、記憶される。この契約鍵は、後述する番組情報の
解読に使用される。また、契約情報は、受信した番組が
契約した番組であるか否かを判断するとき使用される。
【0044】受信端末において、視聴者が番組を視聴し
ているとき、受信端末は、伝送路31を介して送信され
てきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随し
た番組情報を受信している。スクランブルされた所定の
番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41
に供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器4
2に供給される。
【0045】所定の番組のチャンネルに対応する契約鍵
が、上述したようにして、すでに第1復号器43におい
て復号された個別情報から取り出され、セキュリティモ
ジュール23に記憶されている場合、第2復号器42が
動作し、セキュリティモジュール23より供給されたそ
の契約鍵によって番組情報が復号される。番組情報が復
号された後、番組情報に含まれたスクランブル鍵が取り
出される。
【0046】次に、番組情報は、セキュリティモジュー
ル23により読み込まれ、すでに記憶している契約情報
との照合が行われる。その結果、番組情報が付加された
番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復
号器42において得られたスクランブル鍵は、デスクラ
ンブラ41に供給される。デスクランブラ41において
は、スクランブルされた所定の番組のディジタル信号
が、第2復号器42より供給されたスクランブル鍵によ
ってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に
戻された後、出力される。
【0047】所定のチャンネルをフラット視聴で契約す
ると、契約したチャンネルに対応する契約鍵と、そのチ
ャンネルに対応するService_id、契約タイプ
等からなる契約情報を含む個別情報が送信側システムか
ら受信端末に送信され、受信端末を構成するセキュリテ
ィモジュール23に記憶される。契約するチャンネル数
が多数あれば、上述した手順が繰り返し実行されること
になる。
【0048】フラット視聴の場合、受信した番組に付随
する番組情報内のService_idがセキュリティ
モジュール23に記憶されており、かつ番組情報内の契
約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール2
3に記憶されており、かつService_idに対応
する契約タイプがフラット視聴である場合、第2復号器
42によって、番組情報が復号され、得られたスクラン
ブル鍵がデスクランブラ41に供給され、デスクランブ
ラ41が動作する。これにより、所定の番組が正常にデ
スクランブルされた映像および音声が得られ、その番組
の視聴が可能となる。
【0049】また、コールアヘッドペイパービュー視聴
の場合、まず、視聴者は、視聴を希望する番組があるこ
とを受信端末や電話等の手段によって送信側に前もって
伝える。次に、送信側は視聴者から要請があった番組
の、Service_id、契約鍵番号、契約鍵などを
受信端末に個人情報として送信する。この手続きを経た
後に、視聴者は入力装置24から「ペイ確認」を意味す
るペイ確認ボタン25を押すなどの操作により、希望す
る番組の視聴を可能とする。
【0050】さらに、インパルスペイパービュー視聴の
場合、視聴者はインパルスペイパービューボタン26を
操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための
操作を入力装置24から行う。このような操作が行われ
ると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャン
ネルに対応するService_id、契約タイプを含
む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信
され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール2
3に供給され、記憶される。視聴する番組が多数ある場
合、この手順が繰り返されることになる。
【0051】このように、インパルスペイパービュー視
聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のSer
vice_id、番組情報内の契約鍵番号で示される契
約鍵などがセキュリティモジュール23内に記憶され、
入力装置24からペイ確認ボタン25を押すなどの操作
を行うことにより、番組の視聴が可能となる。
【0052】なお、ペイパービュー(コールアヘッドお
よびインパルスの双方を含む)視聴操作が行われると、
例えば視聴した番組のチャンネルID(Service
_id)、番組ID(Event_id)、コンポーネ
ントマップ(Component_map)、課金額
(Charge)、並びに視聴開始時刻および視聴終了
時刻などからなる視聴履歴が、その都度セキュリティモ
ジュール23に記憶される。セキュリティモジュール2
3に記憶された視聴情報は、所定の課金周期で、例えば
1カ月毎に送信側システムに電話回線32を介して送信
される。送信側システムは、受信端末から送信されてき
た視聴情報に基づいて、各受信端末毎の課金処理を行
う。
【0053】また、フラット視聴においても、例えば視
聴した番組のチャンネルID(Service_i
d)、番組ID(Event_id)、コンポーネント
マップ(Component_map)、並びに視聴開
始時刻および視聴終了時刻などからなる視聴履歴が、そ
の都度セキュリティモジュール23に記憶される。
【0054】例えば、受信端末の電源が入って,755
チャンネルが選択されれば、選択された日時は、755
チャンネルの視聴開始時刻として、セキュリティモジュ
ール23に記憶される。その後、受信端末の電源が切ら
れ、または他のチャンネルが選択されれば、電源が切ら
れ、または他のチャンネルが選択された日時は、755
チャンネルの視聴終了時刻として、セキュリティモジュ
ール23に記憶される。
【0055】以上が、スクランブル放送システムについ
ての説明である。
【0056】図3は、受信端末の入力装置24を操作
し、表示装置29に視聴状況の情報を表示させたとき
の、表示装置29の画面の例を示す図である。視聴状況
の情報は、所定の期間(例えば、99年1月の1ヶ月
間、99年1月から3月までの3ヶ月間、または視聴状
況の情報をリセット(消去)してから現在までの期間な
ど)の、チャンネル毎の視聴時間を示す。
【0057】図3の画面の例において、99年1月に、
チャンネル707が視聴されておらず、チャンネル72
1が8時間56分23秒間、視聴され、チャンネル73
1が2時間01分35秒間、視聴され、チャンネル75
5が35分58秒間、視聴されている旨が表示されてい
る。
【0058】次に、受信端末の視聴状況の情報を表示す
る処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS11において、視聴者は、入力装置24の視
聴状況表示ボタン28を操作し、この操作に対応し、入
力装置24は、所定の信号を制御装置22に出力する。
ステップS12において、制御装置22は、デコーダ2
1のセキュリティモジュール23に記憶されている視聴
のログ(各チャンネルに対応した、視聴開始時刻および
視聴終了時刻のデータから成る)を読み出す。制御装置
22は、読み出した視聴のログから、視聴時間を計算
し、各チャンネル毎の総視聴時間を計算する。ステップ
S13において、制御装置22は、ステップS12で算
出した各チャンネル毎の総視聴時間を基に、表示装置2
9に視聴状況の情報を表示させ、処理は終了する。
【0059】以上のように、受信端末は、所定の期間
の、チャンネル毎の視聴時間を表示することができる。
視聴者は、チャンネル毎の視聴時間を基に、契約したチ
ャンネルを実際にどのくらい視聴しているかを知ること
ができる。
【0060】なお、制御装置22は、月の変わり目(例
えば、99年2月1日の午前0時)に、デコーダ21の
セキュリティモジュール23に記憶されている、視聴の
開始時刻および終了時刻から、その前の月(例えば、9
9年1月)の各チャンネル毎の総視聴時間を計算し、月
ごとチャンネル毎の視聴状況の情報として、セキュリテ
ィモジュール23に記憶させておくようにすれば、視聴
状況が迅速に表示できる。
【0061】次に、図5を参照して、上述した一連の処
理を実行するプログラムをコンピュータにインストール
し、コンピュータによって実行可能な状態とするために
用いられる媒体について説明する。
【0062】プログラムは、図5(A)に示すように、
パーソナルコンピュータ101(図1の受信端末に対応
する)に内蔵されている記録媒体としてのハードディス
ク102に予めインストールした状態でユーザに提供す
ることができる。
【0063】あるいはまた、プログラムは、図5(B)
に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM11
2、MOディスク113、DVD114、磁気ディスク1
15、半導体メモリ116などの記録媒体に、一時的あ
るいは永続的に格納し、パッケージソフトウエアとして
提供することができる。
【0064】さらに、プログラムは、図5(C)に示す
ように、ダウンロードサイト121から、無線で衛星1
22を介して、パーソナルコンピュータ123に転送し
たり、ローカルエリアネットワーク、インターネットと
いったネットワーク131を介して、有線または無線で
パーソナルコンピュータ123に転送し、パーソナルコ
ンピュータ123において、内蔵するハードディスクな
どにダウンロードさせるようにすることができる。
【0065】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0066】また、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、経時的な要素
を含む処理だけでなく、並列的あるいは個別に実行され
る処理も含むものである。
【0067】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の受信装置、請求項3に
記載の受信方法、および請求項4に記載の媒体によれ
ば、チャンネル毎の、視聴の時間を示す情報が記憶さ
れ、記憶している情報を基に、所定の期間の、チャンネ
ル毎の視聴の時間の合計が算出されるようにしたので、
視聴者が、所定の期間の、チャンネル毎の視聴時間を知
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】受信端末において、視聴許可の制御を行う場合
の原理的な動作を説明するための図である。
【図3】視聴状況の情報を表示させた表示装置29の画
面の例を示す図である。
【図4】受信端末の視聴状況の情報を表示する処理を説
明するフローチャートである。
【図5】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ, 2 多重化器, 3 スクランブ
ラ, 4 関連情報送出装置, 5 番組制御システ
ム, 6 スクランブル制御システム, 7 視聴情報
収集処理システム, 21 デーコーダ, 22 制御
装置, 23 セキュリティモジュール, 24 入力
装置, 25 ペイ確認ボタン, 26 インパルスペ
イパービュー視聴ボタン, 27 課金額表示ボタン,
28 視聴状況表示ボタン, 29 表示装置, 3
1 伝送路, 32 電話回線, 41 デスクランブ
ラ, 42 第2復号器, 43 第1復号器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンネル毎の、視聴の時間を示す情報
    を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段が記憶している前記情報を基に、所定の期
    間の、前記チャンネル毎の視聴の時間の合計を算出する
    算出手段とを含むことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、チャンネル毎の、視聴
    の開始の日付および時刻、並びに視聴の終了の日付およ
    び時刻を示す情報を記憶することを特徴とする請求項1
    に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 チャンネル毎の、視聴の時間を示す情報
    を記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された前記情報を基に、
    所定の期間の、前記チャンネル毎の視聴の時間の合計を
    算出する算出ステップとを含むことを特徴とする受信方
    法。
  4. 【請求項4】 チャンネル毎の、視聴の時間を示す情報
    を記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された前記情報を基に、
    所定の期間の、前記チャンネル毎の視聴の時間の合計を
    算出する算出ステップとを含むことを特徴とするプログ
    ラムを受信装置に実行させる媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007318385A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Funai Electric Co Ltd 放送受信装置

Cited By (1)

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JP2007318385A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Funai Electric Co Ltd 放送受信装置

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