JP2000287067A - 情報処理システム、情報処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000287067A JP11093000A JP9300099A JP2000287067A JP 2000287067 A JP2000287067 A JP 2000287067A JP 11093000 A JP11093000 A JP 11093000A JP 9300099 A JP9300099 A JP 9300099A JP 2000287067 A JP2000287067 A JP 2000287067A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の電子透かし方式に対して効率的に著作
権の保護等を行えるようにする。 【解決手段】 各監視機関101〜104は、配布され
る入力情報に対して共通透かし埋込装置105を用いて
自機関に対応する耐性の強い情報を電子透かしとして埋
め込む。その後、各機関独自の電子透かし方式にるA〜
D透かし埋込装置106〜109を用いて他の情報を埋
め込む。また、所定の監視機関がネットワーク上で不正
コピーデータを発見したとき、共通透かし抽出装置を用
いて上記共通透かし埋込装置による埋め込み情報を抽出
する。これにより埋め込みを行った機関が特定され、そ
のデータを特定された機関に送る。その機関は、各機関
独自の抽出装置を用いて埋め込んだ種々の情報を抽出す
る。従って、各機関は多くの方式による埋込装置や抽出
装置を設けることなく、自分の方式による埋込装置や抽
出装置のみを管理すればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像デー
タやディジタル音声データ等の入力情報に電子透かしを
情報埋め込むことにより著作権の保護、偽造防止、各種
情報記録等を行う場合に用いて好適な情報処理システ
ム、情報処理装置及びそれらに用いられるコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ及びネットワークの
発達は著しく、文字データ、画像データ、音声データ
等、多種の情報がコンピュータ内、ネットワーク内で扱
われるようになってきている。このようなデータはディ
ジタルデータであるために、同質のデータの複製を容易
に作成できる環境にある。このため、こうしたデータの
著作権を保護するために、画像データや音声データの中
に著作権情報や利用者情報を電子透かし情報(以下、単
に電子透かしという)として埋め込む処理がなされる場
合が多い。
【0003】ここで、電子透かしとは、画像データや音
声データに所定の処理を施すことによって、これらのデ
ータの中に、人間の視覚や聴覚では認識できないような
別の情報を密かに埋め込む技術である。この電子透かし
を画像データや音声データから抽出することにより、著
作権情報や利用者情報、及び識別情報などを得ることが
でき、不正コピーを追跡することが可能となる。
【0004】このような電子透かしに求められる第1の
条件は、埋め込まれた情報が知覚できない、即ち、元の
ディジタル情報の品質を劣化させることが少ないように
埋め込めることである(品質)。第2の条件は、ディジ
タル情報の中に埋め込まれた情報が残り続ける、即ち、
データ圧縮やフィルタ処理のような編集や攻撃を受けて
も、埋め込まれた情報が失われないことである(耐
性)。第3の条件は、用途に応じて埋め込める情報の情
報量が選択できることである(情報量)。
【0005】電子透かしに求められるこれらの条件は、
一般的に互いにトレードオフの関係にある。例えば、耐
性の強い電子透かしを実現しようとした場合、比較的大
きな品質劣化が生じ、また埋め込む情報量が少なくなる
ことが多い。
【0006】また、多値の静止画像を例にとると、電子
透かしを埋め込む方法として、空間領域に埋め込む方式
と周波数領域に埋め込む方法との二つに大きく分類で
き、下記のような種々の方法が知られている。空間領域
に埋め込む方式の例としては、パッチワークによるもの
としてIBMの方式(W.Bender,D.Gruh
l,N.Morimoto,Techniques f
or Data Hiding,”proceedin
gsof the SPIE,San Jose C
A,USA,February1995)やG.B.R
hoads,W.Linn:“Steganograp
hy method employing embed
ded”,USP Patent Number5,6
36,292などが挙げられる。
【0007】また、周波数領域に埋め込む方式の例とし
ては、離散コサイン変換を利用するものとして、NTT
の方式(中村、小川、高嶋、”ディジタル画像の著作権
保護のための周波数領域における電子透かし方式”、S
CIS’97−26A,1997年1月)の他に、離散
フーリエ変換を利用するものとして、防衛大の方式(大
西、岡、松井、”PN系列による画像への透かし署名
法”、SCIS’9726B,1997年1月)や、離
散ウェーブレット変換を利用するものとして、三菱、九
大の方式(石塚、坂井、櫻井、”ウェーブレット変換を
用いた電子透かし技術の安全性と信頼性に関する実験的
考察”、SCIS’97−26D,1997年1月)及
び松下の方式(”ウェーブレット変換に基づくディジタ
ル・ウォーターマーク−画像圧縮、変換処理に対するロ
バスト性について−”、井上、宮崎、山本、桂、SCI
S’98−3.2.A,1998年1月)などが挙げら
れる。
【0008】以上のような方式は、電子透かしの埋め込
み処理と抽出処理とは一対一に対応しており、基本的に
互換性はない。また、一般に空間領域に埋め込む手法
は、品質劣化は少ないが耐性が弱く、周波数変換を用い
る手法は、品質劣化は比較的大きいが耐性が強いと言わ
れており、耐性は強いが埋め込める情報量が少ない手法
や、品質は良いが耐性の弱い手法など方式毎にその特徴
は異なる。
【0009】さらに、これらの電子透かしは埋め込まれ
ている情報を守るために、そのアルゴリズムや埋め込み
位置や変化量などを示す情報(以後、鍵という)は秘密
にされる場合が多い。これは、アルゴリズムや埋め込み
位置等を解析することによって電子透かしを除去しよう
とする故意の攻撃に対する耐性を強くするためである。
【0010】一方、効率的に著作権を保護するために、
電子透かしの抽出等を行い不正コピーが行われていない
かどうかを検査する監視機関を設けることが考えられ
る。このような監視機関において上記故意の攻撃を避け
るために、電子透かし方式や鍵の守秘性を保持すること
は重要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように電子透か
し方式にはその特徴に応じて種々の方式がある。また、
電子透かしを用いてディジタルデータの不正コピー、及
び不正出力を防止しようという企業、機関も多い。しか
し、それらの企業、機関が独立に電子透かし方式を選択
してデータに電子透かしを埋め込んだ場合、電子透かし
方式の埋め込み処理と抽出処理は一対一に対応しており
互換性がないために、以下のような問題が生じる。
【0012】電子透かしの抽出処理を方式毎に行わな
ければならないので、1つの監視機関による統一的な検
査が困難である。 1つの監視機関によって統一的に検査を行う場合、そ
の監視機関は全ての電子透かし抽出手法を準備しておく
必要があり負荷が大きい。 監視機関は、全ての抽出手法に対応する鍵を秘密かつ
厳重に管理する必要がある。 方式毎に監視機関をもつとした場合、埋め込まれた透
かしが抽出できなかったとき、他の方式による透かしが
入っているのか、透かしが攻撃によって壊されたのか判
定できない。 尚、ここで1つの監視機関とは、物理的に1つという意
味ではなく、標準化や国等によって定められた組織的又
は方式的に1つの体制を指す。
【0013】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、種々の電子透かし方式に対して効率的に著作
物の保護等を実現することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による情報処理システムにおいては、複数
の情報処理装置がネットワーク上に接続された情報処理
システムにおいて、上記複数の情報処理装置のうちの少
なくとも一つの情報処理装置に、入力情報に対して第1
の付加情報を第1の付加方法により耐性強く付加する第
1の付加手段と、上記入力情報に対して第2の付加情報
を第2の付加方法により付加する第2の付加手段とを設
けている。
【0015】また、本発明による他の情報処理システム
においては、複数の情報処理装置がネットワーク上に接
続された情報処理システムにおいて、上記複数の情報処
理装置のうちの少なくとも一つの情報処理装置に、入力
情報から第1の付加情報を第1の抽出方法により抽出す
る第1の抽出手段と、上記抽出された第1の付加情報か
ら第2の抽出方法を特定し、この第2の抽出方法により
上記入力情報から第2の付加情報を抽出する第2の抽出
手段とを設けている。
【0016】また、本発明による情報処理装置において
は、入力情報に対して第1の付加情報を第1の付加方法
により耐性強く付加する第1の付加手段と、上記入力情
報に対して第2の付加情報を第2の付加方法により付加
する第2の付加手段とを設けている。
【0017】また、本発明による他の情報処理装置にお
いては、入力情報に対して第1の付加情報を第1の抽出
方法により抽出する第1の抽出手段と、第2の付加情報
を第2の抽出方法により抽出する第2の抽出手段とを設
けている。
【0018】また、本発明による記憶媒体においては、
入力情報に対して第1の付加情報を耐性強く付加する第
1の付加処理と、上記入力情報に対して第2の付加情報
を付加する第2の付加処理とを実行するためのプログラ
ムを記憶している。
【0019】また、本発明による他の記憶媒体において
は、入力情報から第1の付加情報を抽出する第1の抽出
処理と、上記抽出された第1の付加情報から抽出方法を
特定する特定処理と、上記特定された抽出方法により上
記入力情報から第2の付加情報を抽出する第2の抽出処
理とを実行するためのプログラムを記憶している。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態による情報処理システムにおけ
る電子透かしの埋め込みに関する部分を示したものであ
る。特に、各監視機関独自の電子透かし方式と共通の電
子透かし方式とをもつシステムを示したものである。こ
こで、共通の電子透かし方式とは、標準化又は関係する
機関間で定められた電子透かし方式であり、その特徴は
後述する。
【0021】図1において、10l〜104は異なる独
自の電子透かし方式を用いて埋め込み処理を行う機関を
示す。また、各機関101〜104における各105
は、定められた共通の電子透かし方式による埋め込み処
理を行う共通透かし埋込装置であり、106〜109
は、各機関101〜104毎に定めた独自の電子透かし
方式による埋め込み処理を行うA〜D透かし埋込装置で
ある。110は各機関をつなぐネットワークであり、図
示はしないが各機関101〜104はこのネットワーク
110に接続する通信手段を有している。
【0022】共通透かし埋込装置105で行われる共通
の電子透かし方式は、以下の特徴をもつものとする。 (1)共通の電子透かしは、比較的少ない情報量で耐性
の強い電子透かしを実現する。 (2)共通の電子透かしは、鍵なし又は共通の鍵によっ
て電子透かしを抽出できる。 (3)共通の電子透かしは、少なくとも各電子透かし方
式又はそれを用いて埋め込みを行った機関を特定する情
報を埋め込む。 (4)共通の電子透かしは、各機関の電子透かし埋め込
みに対する耐性をもつ。
【0023】上記の特徴をもつ電子透かしとしては種々
の方式が考えられるが、耐性の強さをもつ一例として以
下の方式を示す。著作物である入力データを静止画像と
した場合、その静止画の画像データを8×8画素のブロ
ックに分割し、そのブロック毎にDCT(Discre
ateCosine Transform:離散的コサ
イン変換)を行う。以下、そのDCTしたブロックをD
CT係数ブロック、DCT係数ブロックの1係数をDC
T係数、1枚の画像のDCT係数ブロックの集合をDC
T係数ブロック群と呼ぶものとする。
【0024】図7(a)は上記透かし埋込装置を示し、
図7(b)は上記透かし抽出装置を示す。(a)の透か
し埋込装置において、入力画像xを画像変換器701に
よりDCT変換し、その出力であるDCT係数ブロック
群を電子透かし埋め込み器702の入力として用いる。
電子透かし埋め込み器702では、入力されたDCT係
数ブロック群の中で、埋め込むDCT係数ブロックを1
つ選択し、そのDCT係数ブロック中の1つのDCT係
数を量子化することによって、1ビットの埋め込みビッ
トを埋め込む。この時の、量子化ステップの大きさが埋
め込みの強度を決定し、その量子化ステップの大きさと
選択したDCT係数の位置が鍵情報に対応する。
【0025】例として、座標u,vの位置にあるDCT
係数の値をs{u,v}、量子化ステップをhと表わ
し、以下に示すような規則により、電子透かしビットの
0又は1を埋め込む。 a・h<s{u,v}≦(a+1)・h───(1) となるaを求める。
【0026】 埋め込みビット=0の時 c{u,v}=b・h+h/2(bはa又はa+1 の偶数の方)───(2) 埋め込みビット=1の時 c{u,v}=b・h+h/2(bはa又はa+1 の奇数の方)───(3) となる操作を行い、c{u,v}を埋め込み後の係数と
する。
【0027】最後に、そのブロック群を逆変換器703
を用いてIDCT(InverseDCT:逆DCT)
を行って、8×8画素のブロックに戻し、それを再構成
する。これによって、電子透かしが埋め込まれた画像y
が得られる。
【0028】電子透かしの抽出を行う場合は、図7
(b)の透かし抽出装置において、上記画像yを上記画
像変換器701に入力して、同様のDCTをしたDCT
係数ブロック群から電子透かし抽出器705により、鍵
情報を用いて埋め込んだDCT係数を選択し、 b・h<c{u,v}≦(b+1)・h───(4) となるbを求め、bが偶数ならば埋め込みビットは0と
判断し、奇数ならば1と判断する。
【0029】この埋め込み方式において耐性を強化する
には以下の手法が考えられる。DCT係数ブロックの中
から埋め込みを行う1つのDCT係数を選択するとき
に、低周波成分を表わすDCT係数を選べば耐性を強く
することができる。これは、高周波成分が画像圧縮や種
々のフィルタリング処理によって失われやすいのに対し
て、低周波成分は失われにくいためである。
【0030】また、上記の埋め込み方式では選択するD
CT係数ブロック、及び埋め込むDCT係数を1つとし
て説明したが、その数を増すことによっても耐性を強く
することができる。これは、1ビットに対して1つのD
CT係数に埋め込んだのみであると、画像圧縮や種々の
フィルタリング処理によってその値が失われる可能性が
大きいが、複数のDCT係数に同じビットを埋め込んで
おけば、その大半が失われる可能性が少なくなるためで
ある。
【0031】また、埋め込むビット自体を誤り訂正符号
化することによっても耐性を強くすることができる。こ
れは、埋め込みビットのいくつかが失われても誤り訂正
符号によって復元されるためである。ここで、用いる誤
り訂正符号の訂正能力が高ければ高いほど耐性が強くな
るのは明らかである。ただし、これらの手法は耐性を強
くするが、画像の低周波成分を変化させたり、多くのビ
ットを埋め込むために画像の品質が劣化する。また、多
くのDCT係数を用いて同じビットを埋め込むために、
埋め込めるビットは少なくなることが多い。また、逆の
操作を行えば、耐性は弱くなるが、画質が良く、埋め込
める情報量も多い電子透かし手法が実現できる。
【0032】以上のような耐性を強化する手法は、DC
Tを用いる手法に限らず、ウェーブレット変換やフーリ
エ変換を用いる手法や、直接画素の輝度値などを操作す
る手法に対しても同じ傾向をもつと言える。
【0033】次に、図1を参照して埋め込み手順を説明
する。ここでは、共通の電子透かし方式によって埋め込
む情報を、簡単のために00、01、10、11とし、
各機関101〜104を特定する2ビットの情報とする
が、他の情報を設定することもできることは明らかであ
る。
【0034】各機関101〜104は、配布されるデー
タに対して上記(1)〜(4)の特徴をもつ耐性の強い
共通透かし埋込装置105を用いて自機関に対応するビ
ットを埋め込む。その後に各機関独自のA〜D透かし埋
込装置106〜109を用いて他の情報を埋め込む。ま
た、ある機関の電子透かし方式と共通の電子透かし方式
とが干渉し合わない、即ち、電子透かし埋め込み処理に
よって共通の電子透かし情報に影響を与えない手法であ
れば、埋め込み順序は逆にすることもできる。また、各
機関毎に埋め込む情報は異なっていても良いし、同じ情
報でも良い。各機関毎に埋め込む情報としては、著作権
情報や利用者情報及び識別情報など種々の情報であるこ
とが考えられる。
【0035】図2は第1の実施の形態のうちの電子透か
しの抽出に関する部分を示す。図2において、200は
統一的な1つの監視機関であり、201〜204は図1
の各機関10l〜104に対応する各機関毎の電子透か
し監視機関である。統一監視機関200は、図1の共通
透かし埋込装置105に対応する共通透かし抽出装置2
05を有し、各機関201〜204は図1のA〜D透か
し埋込装置106〜109に対応する各電子透かし方式
によるA〜D透かし抽出装置206〜209を有してい
る。210は各機関201〜204をつなぐネットワー
クであり、図示はしないが各機関201〜204は、こ
のネットワーク210に接続する通信手段を有してい
る。このネットワーク210は図1のネットワーク11
0と同じものでもよい。
【0036】以下、図2における電子透かしの抽出手順
を説明する。統一的な機関200は、ネットワーク21
0で流通又は利用されているデータの監視を行う。ネッ
トワーク上で不正コピーと思われるデータが発見又は通
報された場合は、共通透かし抽出器205を用いて共通
の電子透かしによる埋め込み情報を抽出する。これによ
って、埋め込みを行った機関又は方式を特定し、そのデ
ータを特定された機関に送る。
【0037】データを送られた機関は、各機関独自の電
子透かし方式のA〜D透かし抽出装置206〜209を
用いて埋め込んだ種々の情報を抽出する。
【0038】本実施の形態によれば、異なる電子方式が
混在して用いられるシステムにおいても、各監視機関は
多くの方式による電子透かしの埋込部や抽出部を準備す
ることなく、自分の電子透かし方式による埋込部や抽出
部のみを管理すればよく、効率的に不正コピーの監視を
実現することができる。
【0039】また、透かしが発見できなかった場合の安
全性も以下の理由により向上できる。即ち、埋め込んだ
透かし情報が発見できなかった場合、そのデータには始
めから透かし情報がなかったのか、他の方式によって透
かしが埋め込まれているのか、透かし情報が攻撃によっ
て破壊されたのかを区別することは困難である。しか
し、共通の電子透かし方式は耐性が強いので、透かし情
報を攻撃によって破壊することは困難である。
【0040】従って、最初の手順によって共通の電子透
かしによる透かし情報が抽出された場合、始めから透か
し情報が入っていなかった可能性は排除される。次に、
各機関独自の電子透かし方式は任意であるが、詳細情報
を埋め込む場合、埋め込む情報量が多くなり品質劣化の
抑制を重視した比較的耐性の弱い電子透かし方式となる
場合が多い。従って、共通の電子透かし方式による透か
し情報の抽出後に各機関独自の電子透かし方式による透
かし情報が抽出できない場合は、攻撃による電子透かし
情報の破壊であると言える。
【0041】よって、このシステムによって各機関が単
独に独白電子透かし方式を用いるよりも全体的な安全性
が向上していることが言える。尚、本実施の形態では4
つの機関からなる例について説明したが、任意の数の機
関に対しても同様に実施できることは明らかである。
【0042】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態による情報処理システムにおける電子透
かしの埋め込みに関する部分を示す。本実施の形態は、
共通透かし埋込装置105による埋め込みを、共通埋め
込み機関300のみが行う場合である。301〜304
は、図1の各機関l01〜104からそれぞれ共通透か
し埋込装置105を除いた独自の電子透かし方式による
A〜D透かし埋込装置106〜109のみをもつ各機関
であり、110はネットワークである。
【0043】尚、共通埋め込み機関300としては、音
楽著作物に対するJASRACのような統一的な著作権
管理機関が考えられ、各機関301〜304としては、
共通埋め込み機関300によって管理されている著作物
をユーザに販売する販売店のような形態が考えられる
が、本実施の形態で特定するものではなく、共通で耐性
の強い電子透かし方式と各機関独自の電子透かし方式と
を用途に応じて使い分ける手法は全て本発明に含まれ
る。
【0044】この場合は各機関301〜304(個々の
著作者を含む)は、著作物を機関300に登録し、共通
透かし埋込装置105による埋め込みを依頼する。機関
300は共通の電子透かし方式によって所定の情報を埋
め込み、各機関301〜304に返信する。各機関30
1〜304は、それぞれ独自の電子透かし方式によるA
〜D埋込装置106〜109を用いて種々の情報を埋め
込む。
【0045】本実施の形態の第1の実施の形態に対する
利点は次の通りである。第1の実施の形態では、各機関
が共通の電子透かし方式による埋め込みを行うために、
共通の電子透かし方式、及びその鍵は各機関に公開され
ている必要がある。安全性のためには共通の電子透かし
方式及び鍵は秘密にした方が良いが、各機関の内の1つ
でもその秘密を守れなければ全体の安全性が保持できな
い。しかし、本実施の形態では、共通の電子透かし方式
を各機関301〜304に公開する必要がないので安全
性が向上する。
【0046】また、第1の実施の形態と融合した形態も
考えられる。例えば、図3において機関301と302
は第1の実施の形態と同様に共通透かし埋込装置105
をもつものとする。この場合、共通透かし埋込装置10
5を持たない機関303と304は本実施の形態と同様
の処理を行うが、共通透かし埋込装置105をもつ機関
101と102は共通の電子透かし方式による所定情報
の埋め込みを第1の実施の形態のように自機関内で行う
ことができる。
【0047】図4は第2の実施形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの抽出に関する部分を示す。図
4において、400は統一的な1つの監視機関であり、
共通透かし埋込装置105に対応する共通埋込装置20
5と、各機関独自の電子透かし方式によるA〜D埋込装
置106〜l09に対応するA〜D抽出装置206〜2
09を有する。210はネットワークである。尚、図示
していないが図1又は図3の各機関101〜104又は
301〜304等がネットワーク210に接続されてい
るものとする。
【0048】以下、図4における電子透かしの抽出手順
を説明する。機関400はネットワーク210で流通又
は利用されているデータの監視を行う。ネットワーク上
で不正コピーと思われるデータが発見又は通報された場
合は、共通透かし埋込装置205を用いて共通の電子透
かしによる埋め込み情報を抽出する。これによって、埋
め込みを行った機関又は方式を特定する。次に、特定さ
れた機関独自の電子透かし方式の抽出装置を用いて埋め
込んだ種々の情報を抽出する。
【0049】本実施の形態によるシステムでは、1つの
統一的な監視機関だけで不正コピーの監視が可能であ
る。このような統一的な監視機関は、各機関独自の電子
透かし方式が有限であれば実現可能である。また、共通
の電子透かし方式によって各機関独自の電子透かし方式
が特定されるので、試行錯誤的に各機関独自の電子透か
し方式を試す必要がなく効率的である。
【0050】ただし、統一監視機関は始めから全ての各
機関独自の電子透かし方式を準備している必要はなく、
共通の電子透かし方式による透かし情報によって埋め込
み機関が特定されたときに、その機関に連絡して各機関
独自の電子透かし方式の抽出手段及び鍵などを提供して
もらうこともできる。
【0051】(第3の実施の形態)図5は図1及び図3
に対応する電子透かしの抽出に関する部分を示す。図5
において、501〜504は共通透かし埋込装置105
に対応する共通透かし抽出装置205と、各機関独自の
電子透かし方式によるA〜D埋込装置106〜l09に
対応するA〜D抽出装置206〜209を各々有する。
【0052】以下、図5における電子透かしの抽出手順
を説明する。各機関501〜504はネットワーク21
0で流通又は利用されているデータの監視を行う。ネッ
トワーク上で不正コピーと思われるデータが発見又は通
報された場合は、共通透かし抽出装置205を用いて共
通の電子透かしによる埋め込み情報を抽出する。これに
よって、埋め込みを行った機関又は方式を特定し、自機
関の方式と特定された場合は、自機関独自の透かし抽出
装置により抽出を行う。他機関である場合は、状況に応
じて通報又は破棄等の処理を行う。
【0053】本実施の形態によるシステムでは、統一的
な監視機関をもたずに不正コピーの監視が可能である。
このシステムは図1及び図3のどちらの埋め込みシステ
ムにも対応可能である。また、図2、図4も図1及び図
3のどちらの埋め込みシステムにも対応可能であること
は明らかである。
【0054】また、図2、図4、図5を融合した形態も
考えられる。例えば、第1の実施の形態の図2におい
て、機関200は第2の実施の形態の機関300のよう
に全てのA〜D透かし抽出装置をもち、機関201と2
02は第3の実施の形態と同様に共通透かし抽出装置2
05をもつものとする。この場合、共通透かし抽出装置
205をもたない機関203と204は第1の実施の形
態と同様の処理を行うが、共通透かし抽出装置205を
持つ機関300及び201と202は共通透かし抽出装
置による透かし情報の抽出を第2、3の実施の形態のよ
うに自機関内で行うことができる。以上を含めて、共通
で耐性の強い電子透かし方式と各機関独自の電子透かし
方式を用途に応じて使い分ける手法は全て本発明に含ま
れる。
【0055】(第4の実施の形態)図1、図3の埋め込
みシステムにおいて、各機関はその埋込装置に対応する
抽出装置を有し、埋め込み前に透かし情報の抽出検査を
行う形態も可能である。本実施の形態としては、上述の
各実施の形態及びその組み合わせが考えられるが、ここ
では図3に示した形態を例に図6を参照して説明を行
う。図6において、600は共通の埋め込み機関であ
り、共通透かし埋込装置105と、それに対応する共通
透かし抽出装置205を有する。601〜604は各機
関独自の電子透かし方式によるA〜D透かし埋込装置1
06〜l09と、それに対応するA〜D透かし抽出装置
206〜209を有する機関である。
【0056】各機関601〜604(個々の著作者を含
む)は著作物を機関600に登録し、共通透かし埋込装
置105による埋め込みを依頼する。機関600は、共
通透かし埋込装置105を用いる前に、共通透かし抽出
装置205を用いてその著作物が不正コピーでないこと
を確認する。例えば、共通透かし抽出装置205によっ
てその著作物に既に共通の電子透かしが埋め込まれてい
ることが分かった場合は、依頼元又は透かし情報によっ
て特定された機関に確認を行う。問題がなければ共通透
かし埋込装置105によって所定の情報を埋め込み依頼
元に返信する。依頼元は各機関独自の埋込装置106〜
109を用いて種々の情報を埋め込む。
【0057】本実施の形態によるシステムによれば、依
頼者の不正申告による電子透かしの上書きなどを防ぐこ
とができる。また、埋め込み機関と抽出機関を同じにし
て効率的なシステムを実現することもできる。
【0058】次に、本発明の他の実施の形態としての記
憶媒体について説明する。本発明は上記各実施の形態で
説明したシステムや装置を組み合わせて行う場合のみに
限定されるものではなく、上記システム又は装置内のコ
ンピュータ(CPUあるいはMPU)に、上記各実施の
形態を実現するためのソフトウエアのプログラムコード
を供給し、このプログラムコードに従って上記システム
あるいは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作
させることにより、上記各実施の形態を実現する場合も
本発明の範疇に含まれる。
【0059】またこの場合、上記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が上記各実施の形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、具体
的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明の範疇に含まれる。
【0060】このようなプログラムコードを格納する記
憶媒体としては、例えばROM、RAM等の半導体メモ
リ、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮
発性メモリカード、を用いることができる。
【0061】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記各実施の形態の機能が実現される場合だ
けではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で
稼働しているOS(オペレーティングシステム)、ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上記各実
施の形態が実現される場合にも、かかるプログラムコー
ドは本発明の範疇に含まれる。
【0062】さらに、プログラムがコンピュータに接続
された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の
処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記各実
施の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、異
なる電子方式が混在して用いられるシステムにおいて
も、監視機関は多くの電子透かしの埋込装置や抽出装置
を準備することなく、効率的に不正コピーを監視するこ
とができる。また、電子透かしが発見できなかった場合
の安全性も各電子透かし方式単独に用いるよりも向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの埋め込みに関する部分を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの抽出に関する部分を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの埋め込みに関する部分を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの抽出に関する部分を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの抽出に関する部分を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態による情報処理シス
テムにおける電子透かしの埋め込みと抽出に関する部分
を示すブロック図である。
【図7】電子透かしの埋込装置及び抽出装置を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
101〜104 監視機関 106〜109 A〜D透かし埋込装置 110 ネットワーク 200 統一的な監視機関 204〜204 監視機関 205 共通透かし抽出装置 206〜209 A〜D透かし抽出装置 210 ネットワーク 300 共通埋め込み機関 301〜304 監視機関 400 統一的な監視機関 501〜504 監視機関 600 共通埋め込み機関 601〜604 監視機関 701 画像変換器 702 電子透かし埋め込み器 703 画像逆変換器 705 電子透かし抽出器

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理装置がネットワーク上に
    接続された情報処理システムにおいて、 上記複数の情報処理装置のうちの少なくとも一つの情報
    処理装置に、 入力情報に対して第1の付加情報を第1の付加方法によ
    り耐性強く付加する第1の付加手段と、 上記入力情報に対して第2の付加情報を第2の付加方法
    により付加する第2の付加手段とを設けたことを特徴と
    する情報処理システム。
  2. 【請求項2】 上記第1の付加手段を有する情報処理装
    置と第2の付加手段を有する情報処理装置とが異なる場
    合に、上記各情報処理装置間で通信を行う通信手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の情報処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記第1の付加情報は、上記第2の付加
    方法を特定することのできる情報であることを特徴とす
    る請求項1記載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】 上記第1の付加情報は、上記ネットワー
    ク上の各情報処理装置を特定することのできる情報であ
    ることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】 上記第2の付加方法は、第1の付加方法
    と異なることを特徴とする請求項1記載の情報処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 上記第2の付加情報は、上記入力情報の
    品質を劣化させることが少ない又は人間が知覚しにくい
    情報であることを特徴とする請求項1記載の情報処理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 上記第2の付加情報は、上記第1の付加
    情報より多いことを特徴とする請求項1記載の情報処理
    システム。
  8. 【請求項8】 上記第2の付加方法は、第1の付加方法
    と同じことを特徴とする請求項1記載の情報処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記第1の付加方法は、各情報処理装置
    に共通の秘密情報を用いることを特徴とする請求項1記
    載の情報処理システム。
  10. 【請求項10】 上記秘密情報は、上記第1の付加情報
    の位置又は第1の付加情報に対する変化量であることを
    特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
  11. 【請求項11】 上記情報処理装置は、上記第1、第2
    の付加情報が付加された入力情報からその付加情報を抽
    出する第1、第2の抽出手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の情報処理システム。
  12. 【請求項12】 上記第1又は第2の付加手段を用いて
    上記入力情報に付加情報を付加する前にそれに対応する
    上記第1又は第2の抽出手段を用いて上記入力情報に付
    加されたそれ以前の付加情報の検査を行うことを特徴と
    する請求項1記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 複数の情報処理装置がネットワーク上
    に接続された情報処理システムにおいて、 上記複数の情報処理装置のうちの少なくとも一つの情報
    処理装置に、入力情報から第1の付加情報を第1の抽出
    方法により抽出する第1の抽出手段と、 上記抽出された第1の付加情報から第2の抽出方法を特
    定し、この第2の抽出方法により上記入力情報から第2
    の付加情報を抽出する第2の抽出手段とを設けたことを
    特徴とする情報処理システム。
  14. 【請求項14】 上記第1の抽出手段を有する上記情報
    処理装置と上記第2の抽出手段を有する情報処理装置と
    が異なる場合に、上記各情報処理装置間で通信を行う通
    信手段を設けたことを特徴とする請求項13記載の情報
    処理システム。
  15. 【請求項15】 上記第1又は第2の付加情報のみ抽出
    されたときは、上記入力情報に対して攻撃があったもの
    と判定し、第1、第2の付加情報ともに抽出されないと
    きは、上記入力情報には付加情報がないものと判定する
    判定手段を上記情報処理装置に設けたことを特徴とする
    請求項13記載の情報処理システム。
  16. 【請求項16】 入力情報に対して第1の付加情報を第
    1の付加方法により耐性強く付加する第1の付加手段
    と、 上記入力情報に対して第2の付加情報を第2の付加方法
    により付加する第2の付加手段とを設けたことを特徴と
    する情報処理装置。
  17. 【請求項17】 上記第1の付加情報は、上記第2の付
    加方法を特定することのできる情報であることを特徴と
    する請求項16記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 上記第1の付加情報は、ネットワーク
    上の各情報処理装置を特定することのできる情報である
    ことを特徴とする請求項16記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 上記第2の付加方法は、第1の付加方
    法と異なることを特徴とする請求項16記載の情報処理
    装置。
  20. 【請求項20】 上記第2の付加情報は、上記入力情報
    の品質を劣化させることの少ない又は人間が知覚しにく
    い情報であることを特徴とする請求項16記載の情報処
    理装置。
  21. 【請求項21】 上記第2の付加情報は、上記第1の付
    加情報より多いことを特徴とする請求項16記載の情報
    処理装置。
  22. 【請求項22】 上記第2の付加方法は、第1の付加方
    法と同じことを特徴とする請求項16記載の情報処理装
    置。
  23. 【請求項23】 上記第1の付加方法は、ネットワーク
    上の各情報処理装置に共通の秘密情報を用いることを特
    徴とする請求項16記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 上記秘密情報は、上記第1の付加情報
    の位置又は第1の付加情報に対する変化量であることを
    特徴とする請求項23記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 上記第1、第2の付加情報が付加され
    た入力情報からその付加情報を抽出する第1、第2の抽
    出手段を有することを特徴とする請求項16記載の情報
    処理装置。
  26. 【請求項26】 上記第1又は第2の付加手段を用いて
    上記入力情報に付加情報を付加する前にそれに対応する
    上記第1又は第2の抽出手段を用いて上記入力情報に付
    加されたそれ以前の付加情報の検査を行うことを特徴と
    する請求項25記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 入力情報に対して第1の付加情報を第
    1の抽出方法により抽出する第1の抽出手段と、 第2の付加情報を第2の抽出方法により抽出する第2の
    抽出手段とを設けたことを特徴とする情報処理装置。
  28. 【請求項28】 上記第1又は第2の付加情報のみ抽出
    されたときは、上記入力情報に対して攻撃があったもの
    と判定し、第1、第2の付加情報ともに抽出されないと
    きは、上記入力情報には付加情報がないものと判定する
    判定手段を設けたことを特徴とする請求項27記載の情
    報処理装置。
  29. 【請求項29】 入力情報に対して第1の付加情報を耐
    性強く付加する第1の付加処理と、 上記入力情報に対して第2の付加情報を付加する第2の
    付加処理とを実行するためのプログラムを記憶したコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  30. 【請求項30】 入力情報から第1の付加情報を抽出す
    る第1の抽出処理と、 上記抽出された第1の付加情報から抽出方法を特定する
    特定処理と、 上記特定された抽出方法により上記入力情報から第2の
    付加情報を抽出する第2の抽出処理とを実行するための
    プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶
    媒体。
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