JP2000286762A - 半二重通信システム - Google Patents

半二重通信システム

Info

Publication number
JP2000286762A
JP2000286762A JP11087716A JP8771699A JP2000286762A JP 2000286762 A JP2000286762 A JP 2000286762A JP 11087716 A JP11087716 A JP 11087716A JP 8771699 A JP8771699 A JP 8771699A JP 2000286762 A JP2000286762 A JP 2000286762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
distortion
transceiver
transmission
correction information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11087716A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Sato
文明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP11087716A priority Critical patent/JP2000286762A/ja
Publication of JP2000286762A publication Critical patent/JP2000286762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半二重通信システムにおいて通信品質を向上
させる。 【解決手段】 自局の送受信機から、初回の通信タイミ
ングで品質推定メモリ37に予め保持した品質推定信号
3gを無線機44から送信し、相手局の送受信機では、
受信した品質推定信号と品質推定信号メモリ50に予め
保持した同一な品質推定信号とにより算出部51で歪を
算出し、生成器52が歪を打ち消すための歪補正情報信
号を生成する。歪補正情報信号は相手局から自局へ送信
され、自局では、歪補正情報信号に基づいて補正器42
で送信データ信号を予め補正して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半二重通信方式で通
信を行うシステムに関し、特に、無線機で発生する非線
形歪や伝送路で発生するマルチパスの影響を軽減するこ
とにより通信品質を改善するため半二重通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】半二重通信方式は、例えば、PTT(Pu
sh to Talk、或いは、Press to Talk)制御信号により
通信を開始する方式であり、通話者のスイッチ操作によ
りPTT制御信号を発生させれば送信状態となり、スイ
ッチ操作によりPTT制御信号を停止させれば受信状態
になる方式である。従来の半二重通信システムの一例と
して、16QAM変復調器を有する音声通信システム
を、その送信側装置(自局)の構成を示す図3と、その
受信側装置(相手局)の構成を示す図4を参照して説明
する。
【0003】まず、図3に示す自局において、マイク1
から入力されたアナログ音声信号1aはA/D変換器2
によってディジタル信号1bに変換され、次に、音声符
号化器3によってデータの符号化が行われ、符号化され
たデジタル信号データ1cがバッファメモリ4に格納さ
れる。そして、自局の通話者のスイッチ操作によってP
TT制御器5からPTT制御信号1dが送出されると、
バッファメモリ4からフレーム生成器6へ任意の長さに
切り出された送信信号(デジタル信号データ)1eが出
力され、フレーム生成器6で該送信信号1eとトレーニ
ング信号メモリ7から出力されたトレーニング信号1f
とによってフレーム化が行われる。
【0004】フレーム化された信号1gはデータマッピ
ング器8に入力され、4ビットデータを1シンボルとし
た16値データに変換され、変換された16値データは
符号化変調するために信号空間上にマッピングされ、変
調側I/Q信号1hとして出力される。そして、この変
調側I/Q信号1hは直交変調器9で位相がπ/2異な
るキャリア周波数で直交変調処理され、ディジタル変調
信号1iとして出力され、このディジタル変調信号1i
はD/A変換器10で音声帯域信号1jに変換され、無
線機11で使用する周波数帯域の無線機出力信号1kに
変換されてアンテナ12から伝送路に送出される。
【0005】一方、図4に示す相手局においては、上記
の自局無線機11から送出された無線機出力信号1kが
当該相手局の無線機入力信号2aとして無線機21で受
信され、音声帯域信号2bに変換される。この音声帯域
信号2bはA/D変換器22によってディジタル受信信
号2cに変換され、ディジタル受信信号2cは直交検波
器23で直交検波処理された後、復調側I/Q信号2d
として出力される。復調側I/Q信号2dは同期処理器
24に入力され、フレーム同期・シンボル同期処理でデ
ータの先頭を検出され、再構成されたフレームデータ2
eとして等化処理器25へ出力される。
【0006】等化処理器25では、当該相手局が予め備
え持つ送受共通既知のトレーニング信号と、自局で付加
されたトレーニング信号とを使用して、伝送路で受けた
歪みの補償を行い、等化後I/Q信号2fを出力する。
等化後I/Q信号2fはデータデマッピング器26に入
力され、1シンボルを4ビットとする信号2gに変換さ
れて、バッファメモリ27に格納される。バッファメモ
リ出力信号2hは音声復号器28で音声復号処理されて
再生音声信号2iとして出力され、再生音声信号2iは
D/A変換器29によってアナログ音声信号2jに変換
されてスピーカ30から出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したシステムは既
存のアナログ無線通信方式上で、符号化音声信号をモデ
ムによって線形変調を行って伝送する方式であるが、従
来ではアナログ音声信号を伝送するために使用されてい
たため、線形変調データの伝送を行うために最適である
とはいえなかった。
【0008】すなわち、無線機のAGC(Automatic Ga
in Control)やリミッタの振幅の変動によって発生する
歪み、或いは、パワーアンプを非線形領域で使用するこ
とにより発生する非線形歪みなどによって線形変調した
データの振幅情報が失われてしまう場合がある。このよ
うな影響が考えられる既存のアナログ無線通信方式上で
は、マイク1や無線機11、21のパワーアンプの入出
力レベルの調整を手動で行って或る程度以上の通信品質
を維持しているのが現状である。また、有線伝送路にお
いても同様なことがいえるが、特に、無線伝送路では外
乱の影響を受け易く、伝送において送信信号が変動して
正常に通信できない事態も生ずる。
【0009】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、有線無線を問わず、半二重通信システムにおいて
通信品質を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の送受信
機と第2の送受信機との間で半二重通信方式でデータ通
信を行う半二重通信システムにおいて、第1の送受信機
と第2の送受信機とそれぞれ備えた品質推定信号メモリ
に同一の品質推定信号を予め保持させている。まず、第
1の送受信機で、品質推定信号送信手段により品質推定
信号メモリに保持された品質推定信号を送信信号として
第2の送受信機へ送信する。そして、第2の送受信機
で、品質推定信号受信手段により品質推定信号を受信す
ると、歪算出手段により受信した品質推定信号と自己の
メモリに保持された品質推定信号とから送信信号に生じ
た歪を検出し、歪補正情報生成手段により検出された歪
に基づいて当該歪を打ち消すための歪補正情報信号を生
成する。
【0011】そして、第2の送受信機の歪補正情報信号
送信手段により、生成された歪補正情報信号を第1の送
受信機へ送信し、第1の送受信機が、歪情報信号受信手
段により当該歪補正情報信号を受信し、歪補正手段によ
り当該歪補正情報信号に基づいて送信するデータ信号を
補正する。したがって、第1の送受信機から以後送信さ
れるデータ信号は、上記の歪を打ち消した状態で第2の
送受信機で受信される。
【0012】また、本発明に係る半二重通信システムで
は、通信開始時点、或る送信データのまとまりを単位と
して当該データの送信開始時点、予め設定した時間や送
信回数の周期毎の初期時点等といった任意の初回送信タ
イミングで、第1の送受信機が、制御手段により品質推
定信号メモリから品質推定信号を読み出させて、当該品
質推定信号を品質推定信号送信手段から送信させる。そ
して、第2の送受信機では、制御手段により品質推定信
号を受信した直後の送信タイミングにおいて当該品質推
定信号に基づいて生成した歪補正情報信号を歪補正情報
信号送信手段から送信させる。
【0013】また、本発明に係る半二重通信システムで
は、第1の送受信機と第2の送受信機との間の通信は固
定長の送信信号にトレーニング信号を付加したフレーム
で行い、第1の送受信機では、制御手段により送信デー
タ信号に代えて品質推定信号をフレームに含ませて品質
推定信号送信手段から送信させ、第2の送受信機では、
制御手段により送信データ信号に代えて歪補正情報信号
を歪補正情報信号送信手段から送信させる。
【0014】また、本発明に係る半二重通信システム
は、有線伝送路を介しての通信にも勿論適用されるが、
好ましい態様として、第1の送受信機と第2の送受信機
とは、信号を送受信する手段として無線通信手段をそれ
ぞれ備えて無線通信を行う。そして、第1の送受信機と
第2の送受信機との品質推定信号メモリには、無線通信
部による通信処理で生ずる振幅歪を推定するための振幅
歪推定信号を品質推定信号として保持し、第2の送受信
機では、受信した振幅歪推定信号と自己のメモリに保持
された振幅歪推定信号とから歪算出手段が送信信号に生
じた歪を検出し、検出された振幅歪に基づいて歪補正情
報生成手段が当該歪を打ち消すための歪補正情報信号を
生成する。
【0015】また、本発明に係る半二重通信システム
は、伝送歪の補正にも適用でき、第1の送受信機と第2
の送受信機との品質推定信号メモリには、伝送路で生ず
る送信信号の変動を推定するための伝送路状況推定信号
を品質推定信号として保持し、第2の送受信機では、受
信した伝送路状況推定信号と自己のメモリに保持された
伝送路状況推定信号とから歪算出手段が送信信号に生じ
た歪を検出し、検出された歪に基づいて歪補正情報生成
手段が当該歪を打ち消すための歪補正情報信号を生成す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の半二重通信システムの一
実施形態として、16QAM変復調器を有する音声通信
システムを図1を参照して説明する。なお、本例のシス
テムでは送受信を行う双方の局が共に図1に示す構成を
有する送受信機を使用して通信を行うものとする。ま
た、以下の説明では、送信を開始した方の局(送受信
機)を自局と称し、当該送信を受信して通信を開始する
局(送受信機)を相手局と称している。
【0017】まず、自局の送信部において、マイク31
から入力されたアナログ音声信号3aは、A/D変換器
32によってディジタル信号3bに変換され、ディジタ
ル信号3bは音声符号化器33によって符号化が行わ
れ、符号化データ信号3cはバッファメモリ34に格納
される。自局に備えられた図外の制御部が自局における
通信を管理しており、当該制御部が初回の送信時には、
品質推定信号メモリ37に予め保持されている品質推定
信号3gを該符号化データ信号3cに代えて送信するた
め、初回送信/通常送信切替信号3eによって切替器3
5を同図に示す位置に切り替え、初回送信/通常送信切
替信号3fによって切替器36を同図に示す他方の位置
に切り替え、品質推定信号メモリ37から品質推定信号
3gをフレーム生成器38へ出力させる。
【0018】次いで、通話者のスイッチ(図外)の操作
によって送出されるPTT制御器信号3hにより、フレ
ーム生成器38ではトレーニング信号メモリ39から出
力されるトレーニング信号(本例では、ユニークワード
UW)3iと品質推定信号3gとで図2のように構成さ
れたフレーム3jが生成され、当該フレーム信号3jが
データマッピング器40に出力される。データマッピン
グ器40ではフレーム化された送信信号3jの4ビット
データを1シンボルとしたデータに変換し、符号化変調
するために信号空間上にマッピングし、変調側I/Q信
号3kとして出力する。この変調I/Q信号3kは直交
変調器41で互いの位相がπ/2異なるキャリア周波数
で直交変調処理され、ディジタル変調信号3lとして出
力される。
【0019】このディジタル変調信号3lは、後述する
ように補正器として機能する乗算器42を介してD/A
変換器43に入力され、D/A変換器43で音声帯域信
号3mに変換される。そして、この音声帯域信号3mが
無線機44で使用する周波数帯域の無線機出力信号3n
に変換され、無線伝送路に送出される。
【0020】一方、相手局の受信部では、上記した自局
の無線機44から送出された無線機出力信号3nを相手
局無線機受信信号3oとして相手局無線機44で受信
し、音声帯域信号3pに変換する。この音声帯域信号3
pはA/D変換器45によってディジタル受信信号3q
に変換され、直交検波器46に入力されて直交検波処理
された後、復調側I/Q信号3rとして出力される。こ
の復調側I/Q信号3rは同期処理器47に入力され、
フレーム同期・シンボル同期処理でフレームの先頭を検
出され、再構成されたフレームデータ3sを等化処理器
48へ出力する。
【0021】等化処理器48では自局の送信部で付加さ
れたトレーニング信号3iを使用して伝送路で受けた歪
みの補償を行い、等化後受信信号3tを品質推定信号検
出器49へ出力する。品質推定信号検出器49により、
等化後受信信号3tから自局の送信部でフレームのデー
タ部に挿入された品質推定信号3gの検出が行われる。
そして、検出された品質推定信号3uと品質推定信号メ
モリ50から読み出された品質推定信号3vが品質推定
信号歪算出器51に入力され、品質推定歪の算出が行な
われる。なお、この品質推定信号メモリ50には自局が
送信した品質推定信号3gと同じ品質推定信号3vを予
め記憶している。
【0022】これら両品質推定信号に基づいて品質推定
信号歪算出器51が算出した歪算出結果3wは歪補正情
報生成器52に入力され、自局の無線機44での送信処
理で発生する振幅歪みを打ち消す歪補正情報信号3xが
生成され、歪補正情報信号メモリ53に格納される。こ
のメモリ53に格納された歪補正情報信号は、相手局に
おける次の送信タイミングで自局へ送信される。
【0023】すなわち、相手局の送信部では、品質推定
信号を受信した直後の送信開始時に、歪補正情報信号メ
モリ53に格納された歪補正情報信号3yを上記した自
局の送信部での処理と同様にして、バッファメモリ34
に格納された送信データ信号の代わりに送信するため、
当該相手局の制御部(図外)が、初回送信/通常送信切
替信号3eによって切替器35を同図に示す位置に切り
替え、初回送信/通常送信切替信号3fによって切替器
36を同図に示す位置に切り替えて、歪補正情報信号メ
モリ53から歪補正情報信号3yをフレーム生成器38
へ出力させる。
【0024】そして、通話者のスイッチ(図外)の操作
によって送出されるPTT制御信号3hにより、フレー
ム生成器38ではトレーニング信号メモリ39から出力
されるトレーニング信号3iと歪補正情報信号3yとか
ら図2のように構成されたフレーム3jを生成し、この
フレーム信号3jを自局について上記したと同様にして
無線機44から送信信号3nとして自局へ送信する。す
なわち、相手局は、自局から送信された品質推定信号に
基づいて受信信号の歪を補正するための情報を生成し、
当該歪補正情報信号を自局に送り返すことによって、下
記のように自局がデータ信号の次の送信処理を予め補正
することが行われる。
【0025】一方、自局の受信部において、相手局の無
線機44から送出された無線機出力信号3nは自局無線
機受信信号3oとして自局無線機44で受信されて音声
帯域信号3pに変換される。この音声帯域信号3pはA
/D変換器45によってディジタル受信信号3qに変換
され、直交検波器46に入力される。直交検波器46で
はディジタル受信信号3qを直交検波処理した後、復調
側I/Q信号3rを出力する。
【0026】この復調側I/Q信号3rは同期処理器4
7に入力され、フレーム同期・シンボル同期処理でフレ
ームの先頭を検出し、再構成されたフレームデータ3s
を等化処理器48へ出力する。等化処理器48では相手
局の送信部で付加されたトレーニング信号3iを使用し
て、伝送路で受けた歪みの補償を行い、等化後受信信号
3tをデータマッピング器54へ出力する。等化後受信
信号3tはデータデマッピング器54で1シンボルが4
ビットのデータに変換され、受信信号3zとして出力さ
れる。
【0027】自局の受信部の初回受信の場合には、制御
手段からの初回受信/通常受信切替信号3aaによって
切替器55が同図に示す位置とは他の位置に切り替えら
れ、受信信号zに含まれる歪補正情報信号3abが歪補
正情報信号メモリ56に格納される。そして、自局の送
信部において、制御部からの初回送信/通常送信切替信
号3eによって、切替器35を通常送信を行う位置(同
図に示す位置とは他の位置)に切り替え、バッファメモ
リ34をフレーム生成器38へ接続して、歪補正情報信
号メモリ56から読み出した歪補正情報信号3acを用
いた補正を加えて、通常のデータ送信処理を行う。
【0028】歪補正情報信号3acを用いた送信信号の
補正は、直交変調後のディジタル変調信号3lに乗算器
42で歪補正情報信号3acを乗算することによって行
われ、乗算することによって得られた補正後ディジタル
変調信号は、上記したと同様にしてD/A変換器43で
アナログ変換され、無線機44から送信される。
【0029】そして、相手局の受信部において、制御手
段からの初回受信/通常受信切替信号3aaによって切
替器55がデマッピング後受信信号3zがバッファメモ
リ57に格納される位置に切り替えられ、切替器出力信
号3adがバッファメモリ57に格納される。バッファ
メモリ57から出力された受信信号3aeは音声復号器
58で音声復号処理され、再生音声信号3afとして出
力される。再生音声信号3afはD/A変換器59によ
ってアナログ音声信号3agに変換され、スピーカ60
から出力される。
【0030】なお、上記の例では変復調方式として16
QAMを用いたシステムを説明したが、本発明は、BP
SK、QPSKその他方式を用いたシステムでも実施す
ることができ、上記と同様な作用効果を得ることができ
る。また、本発明は無線通信に限らず、有線通信にも適
用することができ、上記と同様な作用効果を得ることが
できる。また、上記の例では品質推定信号を振幅歪を検
出するための信号としたが、伝送路での信号の変動を推
定するために信号としてもよく、このようにすれば、伝
送路で生ずる歪を補正することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、半二重通信システ
ムにおいて、送受信共通の品質推定信号を利用し、自局
で付加された品質推定信号を相手局で受信し、予め相手
局の持つ品質推定との歪を検出、その歪情報を自局にフ
ィードバックし、再度自局から送信する際に歪を打ち消
す情報を付加することで、無線機で発生する非線形歪や
伝送路で発生するマルチパスによる信号歪みの影響とし
て軽減することができ、通信品質を向上させることがで
きる。また、マイクや無線機でのパワーアンプの入出力
レベルの調整を無くすことができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る半二重通信システ
ムの構成図である。
【図2】 半二重通信システムの通信フレーム構成の一
例を示す図である。
【図3】 従来の半二重通信システムの送信側の装置構
成を示す図である。
【図4】 従来の半二重通信システムの受信側の装置構
成を示す図である。
【符号の説明】
35、36、55:切替器、 37:品質推定信号メモ
リ、42:乗算器(補正器)、 44:無線機、49:
品質推定信号検出器、 50:品質推定信号メモリ、5
1:品質推定信号歪算出器、 52:歪補正情報生成
器、53:歪補正情報信号メモリ、 56:歪補正情報
信号メモリ、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の送受信機と第2の送受信機との間
    で半二重通信方式でデータ通信を行う半二重通信システ
    ムにおいて、 第1の送受信機と第2の送受信機とに、同一の品質推定
    信号を予め保持した品質推定信号メモリをそれぞれ備
    え、 第1の送受信機に、 品質推定信号メモリに保持された品質推定信号を送信信
    号として第2の送受信機へ送信する品質推定信号送信手
    段を備え、 第2の送受信機に、 品質推定信号を受信する品質推定信号受信手段と、 受信した品質推定信号と自己のメモリに保持された品質
    推定信号とから送信信号に生じた歪を検出する歪算出手
    段と、 検出された歪に基づいて当該歪を打ち消すための歪補正
    情報信号を生成する歪補正情報生成手段と、 生成された歪補正情報信号を第1の送受信機へ送信する
    歪補正情報信号送信手段と、を備え、 更に、第1の送受信機に、 歪補正情報信号を受信する歪情報信号受信手段と、 送信するデータ信号を受信した歪補正情報信号に基づい
    て補正する歪補正手段と、を備えたことを特徴とする半
    二重通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半二重通信システムに
    おいて、 第1の送受信機に、初回の送信タイミングにおいて品質
    推定信号メモリから品質推定信号を読み出させて、当該
    品質推定信号を品質推定信号送信手段から送信させる制
    御手段を備え、 第2の送受信機に、品質推定信号を受信した直後の送信
    タイミングにおいて当該品質推定信号に基づいて生成し
    た歪補正情報信号を歪補正情報信号送信手段から送信さ
    せる制御手段を備えたことを特徴とする半二重通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半二重通信システムに
    おいて、 第1の送受信機と第2の送受信機との間の通信は固定長
    の送信信号にトレーニング信号を付加したフレームで行
    い、 第1の送受信機では、制御手段により送信データ信号に
    代えて品質推定信号をフレームに含ませて品質推定信号
    送信手段から送信させ、 第2の送受信機では、制御手段により送信データ信号に
    代えて歪補正情報信号を歪補正情報信号送信手段から送
    信させることを特徴とする半二重通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の半二重通信システムにおいて、 第1の送受信機と第2の送受信機とは、信号を送受信す
    る手段として無線通信手段をそれぞれ備え、 第1の送受信機と第2の送受信機との品質推定信号メモ
    リには、無線通信部による通信処理で生ずる振幅歪を推
    定するための振幅歪推定信号を品質推定信号として保持
    し、 第2の送受信機では、受信した振幅歪推定信号と自己の
    メモリに保持された振幅歪推定信号とから歪算出手段が
    送信信号に生じた歪を検出し、検出された振幅歪に基づ
    いて歪補正情報生成手段が当該歪を打ち消すための歪補
    正情報信号を生成することを特徴とする半二重通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の半二重通信システムにおいて、 第1の送受信機と第2の送受信機との品質推定信号メモ
    リには、伝送路で生ずる送信信号の変動を推定するため
    の伝送路状況推定信号を品質推定信号として保持し、 第2の送受信機では、受信した伝送路状況推定信号と自
    己のメモリに保持された伝送路状況推定信号とから歪算
    出手段が送信信号に生じた歪を検出し、検出された歪に
    基づいて歪補正情報生成手段が当該歪を打ち消すための
    歪補正情報信号を生成することを特徴とする半二重通信
    システム。
JP11087716A 1999-03-30 1999-03-30 半二重通信システム Pending JP2000286762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11087716A JP2000286762A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 半二重通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11087716A JP2000286762A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 半二重通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000286762A true JP2000286762A (ja) 2000-10-13

Family

ID=13922641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11087716A Pending JP2000286762A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 半二重通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000286762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258911A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Nec Corp 無線通信装置および無線通信方法
US7356471B2 (en) 2002-06-25 2008-04-08 Denso Corporation Adjusting sound characteristic of a communication network using test signal prior to providing communication to speech recognition server

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7356471B2 (en) 2002-06-25 2008-04-08 Denso Corporation Adjusting sound characteristic of a communication network using test signal prior to providing communication to speech recognition server
JP2007258911A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Nec Corp 無線通信装置および無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5666378A (en) High performance modem using pilot symbols for equalization and frame synchronization
JP2750414B2 (ja) 双方向データ伝送方法および装置ならびに双方向データ伝送局
AU7253694A (en) Compensation for multi-path interference using pilot symbols
JP3220144B2 (ja) シリアル・データ・システムでの時間変動する信号を回復するための装置及び方法
JP2852408B2 (ja) データ伝送方法
JP3077635B2 (ja) 高速無線アクセス装置
US6252898B1 (en) Spread spectrum communication method and system wherein data rate of data to be transmitted is changed in accordance with transmission quality
TWI398139B (zh) 用於無線接收器之最佳初始增益選擇方法
WO2006006629A1 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JPH0795655A (ja) 移動通信システム
JPH09266593A (ja) 通信方法
JP2982718B2 (ja) 衛星通信装置
JP2000286762A (ja) 半二重通信システム
JP3224468B2 (ja) データ受信装置
JP4326657B2 (ja) 振幅歪み補償方法及び無線通信システム
JP3563581B2 (ja) 無線通信方式
EP1178639A1 (en) Transmission gain regulating method and radio device
WO2001024403A1 (fr) Terminal de communication et procede de radiocommunication
JP3149433B2 (ja) データ伝送装置
CN200987177Y (zh) 一种对输入信号估计信道的设备
JP3017793B2 (ja) ディジタル無線通信装置
JP3393874B2 (ja) 自動利得制御方式および自動利得制御回路
JPS60141033A (ja) 音響結合装置
WO2021199812A1 (ja) 通信装置および通信方法
JPH0722994A (ja) ボイスアクチベーション機能を備えたディジタル無線通信装置