JP2000286580A - 電子装置の冷却装置 - Google Patents

電子装置の冷却装置

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JP2000286580A
JP2000286580A JP11090783A JP9078399A JP2000286580A JP 2000286580 A JP2000286580 A JP 2000286580A JP 11090783 A JP11090783 A JP 11090783A JP 9078399 A JP9078399 A JP 9078399A JP 2000286580 A JP2000286580 A JP 2000286580A
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air
housing
exhaust
electronic device
cooling
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Tsuyoshi Kino
強 城野
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筐体内に収納した電子機器ユニット内の発熱体
を冷却ファンで強制空冷し筐体内に排出された排気風
を、筐体外部に排出するための排気ファンが発生する騒
音を低減し、筐体内の排気風が筐体を加熱し温度上昇す
るのを防止する。 【解決手段】筐体の排気口に設けていた排気ファンを廃
止してファン騒音を消滅させて、代りにこの排気口と筐
体内の電子機器ユニットの排気口とをダクトで接続し、
電子機器ユニットの冷却ファンを駆動することにより、
筐体内空気を冷却風として取込み発熱体を強制空冷した
後に排気風をダクトに通流させ筐体外部に排出するの
で、筐体内に排気風が排出されず筐体は排気風によって
加熱されず温度上昇することから防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筺体内に収納され
た電子機器ユニットを強制空冷し、その排気風を筺体外
部に排出する構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、インバータ等の電子機器ユニ
ット10の概要を正面側から見た斜視図である。図13
において、電子機器ユニット10の外郭を形勢するケー
ス11は、合成樹脂製で一体成形されていて、縦長の矩
形筒状に形成された空間の冷却風通路12と、縦長箱体
状に形成された空間の制御装置収納部13とに隔壁14
によって仕切られ分割されている。この隔壁14の上部
には、冷却風通路12と制御装置収納部13とに連通し
て開口する矩形の切欠窓15が設けられている。この切
欠窓15を冷却風通路12側から閉塞する如くに、熱伝
導率の高い金属性のヒートシンク16が配置され隔壁1
4にねじ止め等で固着されている。このヒートシンク1
6は正面側に平面部16Aが形成してあり、背面側には
背面に直角に立設し上下方向に延びる板状で複数の平行
な列をなした冷却フィン16Bを有している。ヒートシ
ンク16の平面部16Aには、通電することによって高
熱を発生する発熱体となるスイッチング素子17,……
が複数ねじ止め等で締付けられて圧接され取着されてい
る。このスイッチング素子17,……を作動させるため
の制御装置を搭載した矩形の平板形状のプリント基板1
8A,18B,18Cが、制御装置収納部13の下部に
隔壁14の面に平行に、かつ、互の面に所定間隔離間し
て設けられ略平行に配置され、隔壁14の面に立接した
取付部材(図示せず)を介して、プリント基板18A,
18B,18Cの四隅を連通して取着されている。冷却
風通路12の底部には吸気口19が開口していて、この
吸気口19のすぐ内側には冷却風通路12に冷却風を取
込むための冷却ファン20,……が複数配設されねじ止
め等でケース11に装着されている。冷却風通路12の
上部には排気口21が開口していて、この排出口21の
すぐ内側部分にはヒートシンク16の冷却フィン16B
が臨まれていて、冷却風が冷却フィン16Bの表面を通
過した後に排気風となって冷却風通路12内から外部へ
排出されるように形成されている。制御装置収納部13
外郭をなすケース11の天井面、左・右側面、底面に
は、スリットと22A,22B,22C,22Dが縦長
格子窓状に複数列ケース11の内・外気に連通して設け
られている。ケース11の正面側は、図示しない表示器
等を備えた操作パネルを形成していて、ケース11の正
面側外部からケース11内へは通気できない構造となっ
ている。
【0003】以上のような構成において、通電によって
スイッチング素子17から発生した熱は、スイッチング
素子17と面接触しているヒートシンク16の正面側平
面部16Aから伝播し、ヒートシンク16内を加熱しな
がら伝導して、ヒートシンク16が固着され支持されて
いる隔壁14に設けられた切欠窓15の周縁部分に達す
るが、隔壁14は熱伝導率の低い合成樹脂で形成されて
いるので、加熱されたヒートシンク16の熱は遮断され
る。従って、プリント基板18A,18B,18Cが収
納してある制御装置収納部13の下部空間は、隔壁14
と一体形成された合成樹脂製の箱体に囲まれ、周壁はヒ
ートシンク16の熱を遮断していてこの空間の空気温度
を上昇させないようになっている。以上のようにして、
プリント基板18A,18B,18Cには消費電力が小
さく発生熱の低い電気部品を主として実装していて、電
気部品の自己発熱による周囲の空気温度上昇は極力僅か
になるよう設定されているとともに、実装されている電
気部品がもともと熱に弱いため周囲温度を低く維持する
必要があるためプリント基板18A,18B,18C
が、スイッチング素子17の発生する温度に晒されるの
を防止することがなされる。また、制御装置収納部13
の上部空間では、スイッチング素子17から放出された
輻射熱により、加熱され温度上昇して膨張した空気が充
満して上方に移動し、ケース11の天井部に設けたスリ
ット22Aと側面上部に設けたスリット22Bを通過し
て外気に排出される。このため、希薄になった部分の空
気を補うように制御装置収納部13の周辺空気が集まる
とともに、ケース11の側面下部に設けたスリット22
Cと底面に設けたスリット22Dを通過して外気が流入
し、プリント基板18A,18B,18Cが配置されて
いる所定の間隔の隙間を上方に移動する空気層を形成す
る。この隙間に形成された空気層により、プリント基板
18A,18B,18Cに実装された電気部品の自己発
熱が熱遮断されて、プリント基板18A,18B,18
C相互に悪影響を及ぼさないという断熱効果が得られる
とともに、この空気が更に上方に移動してスイッチング
素子17,……の周辺に達して通気されることにより、
空気の自然対流による冷却が行われ、電気部品の発熱に
よる空気の温度上昇により、制御装置収納部13に熱が
籠ることを防いでいる。
【0004】一方、通電によってスイッチング素子1
7,…から発生した熱は、ヒートシンク16内に伝導さ
れヒートシンク背面側の冷却フィン16Bに達し、冷却
フィン16Bの表面空気を加熱して空中に発散される。
そして、冷却風ファン20,…を駆動することによっ
て、外気から冷却風が吸気口19より冷却ファン20,
…を通過して冷却風通路12に取込まれ、冷却風通路1
2を順次上方に通過させ、冷却フィン16Bの表面に衝
突させ加熱された空気を上方に移動させ排気風として排
気口21から外気に排出させることによって、冷却フィ
ン16Bを強制空冷してスイッチング素子17,…の加
熱防止が図られている。この場合、冷却ファン20,…
を複数設けている理由は、冷却風が、冷却フィン16B
に偏って衝突して、局所適な冷却不良を生じないよう、
冷却風通路12内を万遍なく通過させるようにするとと
もに、スイッチング素子17,…の発熱により加熱され
るヒートシンク16と冷却フィン16Bとが一定範囲以
下の温度を維持できるように強制空冷するために充分大
きな風量を供給するものである
【0005】図6〜図8は前述の電子機器ユニット10
を、床置自立型の制御盤等の如き電子装置の筐体内に取
付けた状態を示したもので、図6は電子装置の筐体上部
を一部断面した部分正面図、図7は電子装置の筐体上部
を一部断面した部分右側面図、図8は電子装置の筐体上
部の平面図である。図6〜図8において、金属板によっ
て形成された電子装置の筐体31A内部に、型鋼などを
用いて形成した取付部材32A,32Bを設け、この取
付部材32A,32Bに二組の電子機器ユニット10,
10が配置されねじ止め等により取付けられている。筐
体31Aの天井の中央部には排気口33A,33B(図
8参照)が筐体31Aの内部と外部に連通して設けられ
ている。この排気口33A,33Bは、筐体31A内へ
異物が侵入するのを防止するための小角穴を複数穿設し
て格子縞状に形成した一群を一箇所として、合計二箇所
形成されている。この排気口33A,33Bの外部前面
を覆うように、筐体31Aの天井面に所定の間隔をおい
て平行に、図示しない天蓋を設け、防滴保護の構造を形
成している。また、排気口33A,33B毎に排気ファ
ン34A,34Bが設けられていて、筐体31Aの内部
方向から排気口33A,33Bを閉塞する如くに配置
し、ねじ止め等で筐体31Aに装着してあり、筐体31
A内の空気を外部に排出するために用いられる。筐体3
1Aの表面下部には、図示しない防塵フィルタを有する
吸気口が開けられていて、簡易防塵の構造を形成してい
る。
【0006】以上の構成において、排気ファン34A,
34Bを駆動するこしによって、筐体31A内の空気は
排気ファン34A,34Bを通過して排気口33A,3
3Bから筐体31A外部へ排出される。このため、筐体
31A内の空気圧が低下するのでこれを補うようにし
て、筐体31Aの正面下部に開けられた吸気口(図示せ
ず)から外気が筐体31A内に冷却風として取込まれ
る。そして、筐体31A内の空間は冷却風の通路として
機能し、取込まれた冷却風は順次筐体31A内を上方に
通過して電子機器ユニット10,10の底部に到来し、
矢印36A,36Aおよび矢印63B,63Bで示すよ
うな冷却風に分離されるものとなる。すなわち、矢印3
6A,36Aで示された冷却風はスリット22Cと22
Dから流入し、プリント基板18A,18B,18Cが
配置されている所定の間隔の隙間を上方に通過して移動
し、ヒートシンク16,16の正面側平面部16A,1
6Aとスイッチング素子17,…の周辺に通気した後、
スリット22A,22Bから電子機器ユニット10,1
0の外部に矢印36C,36Cで示すような排気風とし
て筐体31A内に排出される。一方、矢印36B,36
Bで示された冷却風は冷却ファン20,…が駆動される
ことによって吸気口19から流入し、冷却ファン20,
…を通過し、ヒートシンク16,16の背面の冷却フィ
ン16B,16Bの表面に流れた後、排気口21,21
から電子機器ユニット10,10の外部に矢印36D,
36Dで示すような排気風として筐体31A内に排出さ
れる。そして、上記の矢印36C,36Cで示された排
気風と矢印36D,36Dで示された排気風とは、電子
機器ユニット10,10の上部の筐体31A内の空間で
筐体31A内の空気に混合する。これらの混合した空気
は、筐体31Aの天井中央部に装着されている排気ファ
ン34A,34Bが駆動されることにより、強制的に集
合されて、排気ファン34A,34Bと排気口33A,
33Bを通過して矢印36Eに示すような排気風として
筐体31Aの外部に排出される。しかし、この従来の通
風構造によると、筐体31A内に配置された電子機器ユ
ニット10,10からの矢印36C,36D…で示され
る排気風を排出する排出口31,…とスリット22C,
22D…の位置に対して、筐体31A内からの矢印36
Eで示した排気風を筐体31A外へ排出する排気ファン
34A,34Bと排気口33A,33Bの位置が相互に
離間している筐体31Aファン34A,34Bと排気口
33A,33Bの位置が相互に離間している筐体31A
の内部では、この間の排気風の通風路において、排気風
が迂曲して通過するために、またはこの通風路が断面形
状が急激に挟窄する場所では通風抵抗の増加をもたら
し、筐体31A外部への排気風の排出量が減少し排出時
間も遅滞するものとなり、排気風は筐体31A内に部分
的に滞留するという事態を生じる。そして、この滞流し
た排気風の電子機器ユニット10,10の冷却ファン2
0,…が駆動されることにより、矢印36Fに示す如く
に誘引され、再び電子機器ユニット10,10の冷却風
として取込まれることを繰返えしてしまうことになる。
従って、以上のような従来技術によれば、筐体31A内
に電子機器ユニット10,10から排出された矢印36
Fで示されるような排気風は、排気ファン34A,34
Bを用いて効率よく排出できないという欠点があった。
【0007】この欠点を解決するために図9〜図12に
示すような改良例がある。すなわち、電子装置の筐体内
に収納した電子機器ユニットから排出される排気風の排
気口の位置に近接し対応させて、筐体の天井に筐体内の
空気を筐体外部に排出するための排気ファンと排気口と
を増設したことにより、強制的に排気する能力を強化し
たものである。図9は電子装置の筐体上部を一部断面し
た部分正面図であり、図6においては、排気ファン34
A,34Bが筐体31Aの天井中央部の位置に設けた状
態であるのに対して、取付位置を変更するとともに排気
ファンと排気口を増設した状態を示している。図10は
図9における電子装置の筐体上部の平面図である。図
9,図10において、電子装置の筐体31B内には図6
〜図8に基いて説明した場合と同じに、二組の電子機器
ユニット10,10が取付けられている。この電子機器
ユニット10,10の上部から垂直上方に対応する筐体
31Bの天井には、排気口33C,33D,33E,3
3Fが筐体31Bの内部と外部に連通して設けられてい
て、この排気口33C〜33F毎に排気ファン34C,
34D,34E,34Fが装着してあり、筐体31B内
の空気を外部に排出するために用いられる。この排気フ
ァン34C〜34Fは各個にすべて略同一のファン特性
に設定されていて、一部の排気ファンに排気風量の負担
が偏ることなく筐体31B内の空気を、排気ファン34
C〜34Fは各個平均的に分担して筐体31B外部へ排
出するようになっている。従って、排気ファン34C〜
34Fを駆動することによって、筐体31Bの正面下部
に開けられた吸気口(図示せず)から外気が冷却風とし
て取込まれ、筐体31B内を上方に通過して電子機器ユ
ニット10,10の底部に到来する。そして図6〜図8
に基いて説明した場合と同じに、矢印36A,36Aで
示す冷却風は空気の自然対流による空冷を経て電子機器
ユニット10,10の上部のスリット22Aから筐体3
1B内へ、矢印36C,36Cで示す排気風として排出
され、一方、矢印36B,36Bで示す冷却風は冷却フ
ァン20,…を駆動することにより強制空冷を経て電子
機器ユニット10,10の上部の排気口21,21から
筐体31B内へ矢印36D,36Dで示す排気風として
排出される。そして、上記の矢印36C…と矢印36
D,…とで示された排気風は筐体31B内の空気に混合
され、排気ファン34C〜34Fが駆動されることによ
って、排気ファン34C〜34Fと排気口34C〜34
Fを通過して矢印36G,36Gに示すような排気風と
して筐体31B外部に排出される。
【0008】また、図11は電子装置の筐体上部を一部
断面した部分正面図であり、図9においては、筐体31
B内に同一外形寸法の二組の電子機器ユニット10,1
0を収納した状態であるに対して、異なる外形寸法の電
子機器ユニットを収納した場合の状態を示したものであ
る。図12は図11における電子装置の筐体上部を一部
断面した部分右側面図である。図11,図12におい
て、電子装置の筐体31Cの内部に形成した取付部材3
2A,32Bには一組の電子機器ユニット10が配置さ
れ取付けられ、取付部材32A,32Cには二組の小型
電子機器ユニット40,40が配置され取付けられてい
る。この二組の小型電子機器ユニット40,40の冷却
風の必要合計風量は一組の電子機器ユニット10の冷却
風の必要風量と略等しいものとなっていて、その冷却風
の取込みと冷却後の排気風の通風方向は相互に相似して
同様のものとなっている。そして、筐体31Cの天井に
設けた排気ファン34G,34H,34J,34Kは各
個にすべて略同一のファン特性に設定されていて、一部
の排気ファンに排気風量の負担が偏ることなく筐体31
C内の空気を各個平均的に分担して筐体31C外部へ排
出するようになっている。従って、筐体31C内の通風
路において、二組の小型電子機器ユニット40,40毎
に、矢印36G,36Gで示す冷却風は空気の自然対流
による空冷を経て電子機器ユニット40,40の上部に
矢印36J,36Jで示す排気風として排出され、矢印
36H,36Hで示す冷却風は冷却ファン41,…を駆
動することにより、強制空冷を経て電子機器ユニット4
0,40の上部に矢印36K,36Kで示す排気風とし
て排出される。そして、上記の矢印36J,…と矢印3
6K,で示された排気風は筐体31C内の空気に混合さ
れ、排気ファン34G,34Hが駆動されることによ
り、排気ファン34G,34Hと排気口(図示せず)を
通過して矢印36Hで示すような排気風として筐体31
Cの外部に排出される。同時に、一組の電子機器ユニッ
ト10についても、図9,図10に基いて説明した場合
と同じに矢印36A,36Bで示す冷却風が矢印36
C,36Dで示す排気風になり筐体31C内の空気と混
合し、排気ファン34J,34Kが駆動することにより
矢印36Gで示す排気風となり筐体31C外部へ排出さ
れるものとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き従来の筐体
内に収納された発熱体の冷却構造においては、電子装置
の筐体内全空間を冷却風の通風路として形成しているた
め、筐体天井部に設置された排気ファンを駆動するこに
より、図6において矢印36Lで示すような、また図9
において矢印36Mで示すような空気の流れが、筐体内
に配置され取付けられた電子機器ユニット10,10の
対向側面部間の隙間空間に生じる。また、図11,図1
2においては、小型電子機器ユニット40,40の取付
け奥行寸法が筐体奥行寸法に較べて小さいために生じた
小型電子機器ユニット40,40の正面空間に矢印36
Nで示すような空気の流れが生じる以上のような空気の
流れは電機機器ユニットの冷却には直接寄与しないもの
であって、筐体内に多量の空気を通過させ換気させるた
めに、排気ファンは風量の大きなものが多数必要とされ
るものとなり、排気ファンから発生する騒音は大きなも
のとなるとともに筐体の生産コストが高騰するという環
境面と経済面とにおいての欠点があった。
【0010】また、排気ファンには寿命のあることか
ら、電機装置の信頼性を維持するために、3〜5年程度
ごとに定期的な交換作業を行なうので、このための作業
空間を筐体内に確保しなければならないにも拘らず、こ
の空間は排気風の通路を兼ねて形成されるためこの空間
容積は極力縮小する事が要求される。すなわち、図9,
図10に基いて説明した如く、排気ファンを筐体内に収
納した電機機器ユニット毎に対応させて配置した場合、
筐体内に排気風が滞留するのを防ぐために、排気風通路
を極力短縮するなどの配慮が要求され、筐体の構造や排
気ファンと電子機器ユニットしの配置場所が制約されて
しまい、筐体の構造設計の自由度に制限を受けるという
不具合があった。
【0011】更には、電子装置の筐体内には電子機器ユ
ニット以外に、図示しない主回路配線、変圧器、リアク
トル等の発熱する機器が収納されていて、これらの機器
は電子機器ユニットに取着されている発熱体であるスイ
ッチング素子に比較すれば、格段に発熱量は小さいもの
であるが、機器周辺の空気を暖めて自然対流により筐体
内の空気と混合され筐体内に充満させるものとなってい
る。これらの暖められた空気の大部分は筐体天井に設け
られた排気ファンによっても筐体外部に排出されるが、
一部分の空気は筐体内の隅部の空間に滞留して熱が籠る
事態を生じる。しかし、この滞留して籠った熱は、金属
製の筐体自体に吸収され、外気に対する放熱体として機
能する筐体の外表面から外気に放出され、筐体内の空気
の温度上昇は低減されるようになっている。ところが、
電子機器ユニットに取着された発熱体を冷却して加熱さ
れた排気風が一旦筐体内に放出され、筐体内空気と混合
されて排気ファンにより排気口から排出される通風構造
となっているので、この排気風が筐体の内部と外部に連
通して設けられ排気口として形成されているところの穿
設された小角穴の周縁に衝突して、筐体の天井板を加熱
し、筐体自体の温度を上昇させてしまうために、筐体内
に籠って暖められた空気熱を筐体に吸収し難く作用する
ので、筐体自体の外気に対する放熱体としての冷却効果
を低下させるという欠点があった。
【0012】本発明は、上記の欠点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、排気ファンを廃止す
ることにより、排気ファンから発生する騒音を消滅させ
るとともに、筐体の生産コストを低減し、筐体内におけ
る電子機器ユニットの配置場所の制約を解いて構造設計
の自由度を増し、また、筐体内に配置された電子機器ユ
ニットから排出される排気風を、筐体内の空気と混合さ
せない構造とすることにより、筐体内の空気と筐体自体
を加熱しないようにして、筐体内の暖められた空気の熱
を筐体に吸収され易くするとともに、この熱を筐体の外
表面に発散させ外気に放出して筐体内空気の温度上昇を
低減し、筐体自体の外気に対する放熱体としての冷却効
果の低下を防止した電子装置の冷却構造を提供するもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、電子装置の金属性筐体内に収納された電子
機器ユニットの底部に設けた吸気口の内側に有する冷却
ファンを駆動することにより、前記筐体内の空気を前記
吸気口から取込み、前記電子機器ユニット内に備えた発
熱体を強制空冷して加熱された排気風を前記電子機器ユ
ニット上部に設けた排気口より排出した後に、前記冷却
ファンを駆動するこによって排出する冷却構造におい
て、前記電子機器ユニット上部に設けた排気口と前記筐
体の天井部に設けた排気口とを接続してなるダクト部材
を設けたことにより、前記加熱された排気風と前記筐体
と筐体内空気との間に熱遮蔽手段を構成した冷却構造と
してものである。
【0014】上記した本発明の電子装置の冷却構造によ
れば、電子機器ユニットの冷却ファンを駆動することに
より、発熱体への強制空冷がなされることともにその排
気風を筐体外部に排出する構造としたので、従来の、排
気風を筐体外部へ排出するために筐体天井部に設けてい
た排気ファンは不要となって廃止することが可能とな
り、排気ファンから発生していた騒音は消滅するととも
に排気ファンを用いることに要していた筐体の生産コス
トは低減される。そして、電子機器ユニットに設けられ
た排気口と筐体に設けられた排気口とをダクト部材で接
続して、ダクト部材内にのみ排気風を通流させて、排気
風の熱が直接に伝播して筐体と筐体内空気の温度を上昇
させないよう熱遮蔽することによって、筐体内に収納さ
れた発熱機器によって暖められた筐体内空気の熱を、金
属製の筐体に吸収させ易くするとともに、この熱を筐体
外表面から外気に放出して筐体内空気の温度上昇を低減
できるようにして、筐体自体の外気に対する放熱体とし
ての冷却効果の低下が防止されるものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図5
に基いて説明する。図1〜図5は、電子機器ユニットを
電子装置の筐体内に取付けた状態を示したもので、図1
は電子装置の筐体上部を正面側から模式的に見た部分斜
視図、図2は電子装置の筐体上部を正面側から模式的に
見た部分分解斜視図、図3は電子装置の筐体上部を一部
断面した部分正面図、図4は電子装置の筐体上部を一部
断面した部分右側面図、図5は電子装置の筐体上部の平
面図である。図1〜図5において、金属板によって形成
された電子装置の筐体1の内部に、型鋼などを用いて形
成した取付部材2A,2Bを設け、この取付部材2A,
2Bに二組の電子機器ユニット10,10が配置されね
じ止め等により取付けられている。この電子機器ユニッ
ト10,10の上部に設けてある排気口21,21(図
13参照)から垂直上方に対応する位置の筐体1の天井
板には、電子機器ユニット10,10の排気口21,2
1と略同一寸法で矩形の排気口1A,1B(図2参照)
が開けられてある。この排気口1A,1Bと電子機器ユ
ニット10,10の排気口21,21とを比較的熱伝導
率の低い材質、例えば合成樹脂で矩形筒状に形成された
ダクト部材3A,3Bで接続して配置し、排気風通路4
A,4Bを形成していて、底部が入口側であり、上部が
出口側になっている。この排気風通路4A,4Bの入口
側と電子機器ユニット10,10の排気口21,21と
の接続点、および排気風通路4A,4Bの出口側と筐体
1の天井板に開けられた排気口1A,1Bとの接続点
は、ゴムなどの材質からなるパッキン等(図示せず)を
用いてシールを施することにより、筐体1内の空気と排
気風通路4A,4B内の空気とを隔離して気密を維持し
ている。排気風通路4A,4Bの出口側には、合成樹脂
で形成した保護カバー5A,5Bが配置され、筐体1の
天井板に開けられた排気口1A,1Bの周縁部四隅に設
けた雌ねじ構造1C,1Dに保護カバー5A,5Bに設
けた取付穴5C,5Dを対応させ、ねじで螺合して締付
け、筐体1に取付けられている。この保護カバー5A,
5Bには、小角穴6A,6Bが複数設けられ格子縞状&#
9;に形成され、筐体1内に収納されている電子機器ユニ
ット10,10の排気口21,21に筐体1の外部から
異物が侵入するのを防止していて、更に、この外部全面
を覆うように、筐体1の天井面に所定の間隔において平
行に、図示しない天蓋を設け、防滴保護の構造を形成し
ている。また、筐体1内には、電子機器ユニット10,
10以外に、図示しない主回路配線、変圧器、リアクト
ル等の機器が収納されている。筐体1の正面下部には、
図示しない防塵フィルタを有する吸気口が開けられてい
て、簡易防塵の構造を形成している。
【0016】以上の構成において、電子機器ユニット1
0,10の底部に設けられた冷却ファン20,…を駆動
することによって、筐体1内の空気は電子機器ユニット
10,10の吸気口19から冷却ファン20,…を通過
して冷却風通路12,12内に取込まれ、冷却風通路1
2,12内を強制的に通流され、ダクト部材3A,3B
の排気風路4A,4B内を上昇して保護ガハー5A,5
Bに達し、小角穴6A,6Bをすり抜けて筐体1の外部
に排出される。このため、筐体1内に空気圧が低下する
のでこれを補うようにして、筐体1の正面下部に開けら
れている吸気口(図示せず)から外気が筐体1内に冷却
風として取込まれる。そして、筐体1内の空間は冷却風
の通路として機能し、取込まれた冷却風は順次筐体1内
を上方に通過して電子機器ユニット10,10の底部に
到来し、矢印7A,7Bで示すような冷却風となって、
吸気口19,19から冷却ファン20,…によって吸い
込まれ冷却風通路12,12を通過し冷却フィン16B
に至り、通電するこによって発熱体となるスイッチング
素子17によって加熱され温度上昇したヒートシンク1
6の冷却フィン16Bにおける冷却操作が行われ、冷却
風は排気風となってダクト部材3A,3B内の排気風通
路4A,4Bを上昇し保護カバー5A,5Bの小角穴6
A,6Bをすり抜け、矢印7C,7Dで示すような排気
風となって筐体1外部に排出されることを繰返すものと
なる。
【0017】この場合、排気風通路4A,4Bは、迂曲
することなく、かつ、通風路断面形状が変化することな
く一定の矩形筒状であるとともに、通風路長さにおい
て、充分に短距離の通風経路を形成していて通風抵抗は
小さなものとなっている。また、もともと、電子機器ユ
ニット10,10においては、冷却フィン16B,16
Bが強制空冷によってより低い温度を維持できるよう
に、充分大きな風量の冷却風を供給するとともに、冷却
風が冷却フィン16B,16Bに偏って衝突し局所的な
冷却不良を生じないよう冷却風通路12,12内を万遍
なく通流させるために、冷却ファン20,…は複数設け
られていて通常よりも強制空冷の能力は強化され余裕の
あるものとなっている。従って、電子機器ユニット1
0,10の排気口21,21からの延長通風経路に通風
抵抗の小さな排気風通路4A,4Bと保護カバー5A,
5Bとを接続するとともに、電子機器ユニット10,1
0の吸気口19,19への延長通風経路に相当する冷却
風通風経路においても筐体1の正面下部に設けた吸気口
(図示せず)の通風断面積を大きくするなど通風抵抗を
充分小さなものとして接続した通風経路を形成すること
により、筐体1内に収納された電子機器ユニット10,
10毎に独立して行われている強制空冷する能力が阻害
されることなく機能するとともに筐体1全体の空冷能力
の向上が図られたものとなっている。そして、この冷却
フィン16B,16Bを冷却した後の矢印7C,7Dで
示す排気風は筐体1内の空気と混合されることなく外部
に排出される構造とし、更に、ダクト部材3A,3Bと
保護カバー5A,5Bは熱伝導率の低い合成樹脂で形成
することによる熱遮蔽手段を構成したことにより、ヒー
トシンク16,16の冷却フィン16B,16Bから矢
印17C,17Dで示すような排気風に伝達された熱は
筐体1天井板と筐体1内の空気に対して遮蔽され熱伝導
されることがなく、筐体1自体と筐体1内の空気とが温
度上昇するのを防いでいる。
【0018】一方、従来通り、電子機器ユニット10,
10の制御装置収納部13,13の上方空間では、スイ
ッチング阻止17,…から放出された輻射熱により加熱
された空気が温度上昇して軽くなり、上方に移動し、ケ
ース11の天井部に設けたスリット22Aや側面上部に
設けたスリット22Bから、矢印7F,7Hで示すよう
な排気風となって流出し筐体1内に排出される。このた
め、希簿になった空気を補うように、ケース11の側面
下部に設けたスリット22Cや底面部に設けたスリット
22Dから、筐体1内の空気が矢印7E,7Gに示すよ
うな冷却風となって制御装置収納部13,13に流入し
て、プリント基板18A,18B,18Cが配置されて
いる所定の間隔の隙間を上方に通過して移動し、スイッ
チング素子17,…の表面に達して通気された後、矢印
7F,7Hで示すような排気風となって筐体1内に排出
されることが繰返される。このように、プリント基板1
8A,18B,18Cの冷却後にスイッチング素子1
7,…が筐体1内の空気を用いた自然対流による冷却が
行われることによって、発熱部品の自己発熱による空気
の温度上昇により、制御装置収納部13,13に熱が籠
ることを防いでいる。
【0019】次に、この自然対流による冷却により暖め
られた空気と、電子機器ユニット10,10以外に筐体
1内に収納された図示しない主回路配線、変圧器、リア
クトル等により暖められた空気とは、混合されて筐体1
内の天井やその近傍に滞留するが、この空気の熱は、金
属製の筐体1自体に吸収され、外気に対する放熱体とし
て機能する筐体1の外表面から外気に放出され、筐体1
内の空気の温度上昇は低減されるようになっている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
機機器ユニットの上部に設けられた排気口と、この電子
機器ユニットを収納している電子装置の筐体天井部に設
けられた排気口とに、ダクト部材を配置して接続し、電
子機器ユニットの底部に設けた吸気口の内側に有する冷
却ファンを駆動することにより、筐体内の空気を電子機
器ユニット内に冷却風として取込み、この冷却風で発熱
体を冷却した後の加熱された排気風を、ダクト部材内に
流通させて筐体外部に排出する構造としたので、電子機
器ユニット内の発熱体の冷却の直接寄与しない空気の流
れが発生せず、従来の筐体内空間に形成していた排気風
経路は途絶するから、排気風を筐体外部へ排出するため
に筐体天井部に設けていた排気ファンは不要となり廃止
することが可能となり、排気ファンから発生していた騒
音が消滅して環境面における改善が図られるとともに、
排気ファンを用いることに係わるコストが節約され筐体
の生産コストが低減できて、発熱体の冷却がより経済的
に行われるという効果を奏する。
【0021】また、排気ファンの交換作業とその作業空
間を筐体内に確保することが不要となり、電子装置の保
守作業時間の削減が図られるとともに、この作業空間は
排気風の通流経路と同一空間に形成されていて、排気風
が筐体内に滞留する事を回避するための空間を形成する
ために、筐体内に収納されている機器配置の場所に制限
を受けるという制約を生じていたことから解放され、筐
体の構造設計の障害が除去されて設計の自由度が増すと
いう効果を奏する。
【0022】更には、本発明によって、筐体の構造を複
雑化することなく、加熱された排気風と筐体内空気との
混合が防止されるとともに、筐体の天井板に排気風が衝
突しない構造としたことにより、加熱された排気風と筐
体内空気および筐体との間に熱遮蔽がなされ、筐体内空
気と筐体とが加熱された排気風によって温度上昇しない
ので、筐体内に収納されている発熱機器によって暖めら
れた筐体内空気の熱を金属製の筐体に吸収させ易くな
り、この熱を筐体の外表面から外気に放出し筐体内空気
の温度上昇を低減させることができ、筐体自体の外気に
対する冷却効果の低下を防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る電子装置の筐体上部を正面
側から模式的に見た部分斜視図である。
【図2】図2は本発明に係る電子装置の筐体上部を正面
側から模式的に見た部分分解斜視図である。
【図3】図3は本発明に係る電子装置の筐体上部を一部
断面した部分正面図である。
【図4】図4は本発明に係る電子装置の筐体上部を一部
断面した部分右側面図である。
【図5】図5は本発明に係る電子装置の筐体上部の平面
図である。
【図6】図6は従来の電子装置の筐体上部を一部断面し
た部分正面図である。
【図7】図7は図6における電子装置の筐体上部を一部
断面した部分右側面図である。
【図8】図8は図6における電子装置の筐体上部の平面
図である。
【図9】図9は図6における排気ファンを増設した状態
を示す電子装置の筐体上部の部分正面図である。
【図10】図10は図9における電子装置の筐体上部の
平面図である。
【図11】図11は図9における他の従来例を示す筐体
上部の部分正面図である。
【図12】図12は図11における電子装置の筐体上部
の右側面図である。
【図13】図13は電子機器ユニットの概要を正面側か
ら見た斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 1A 排気口 1B 排気口 1C 雌ねじ構造 1D 雌ねじ構造 2A 取付部材 2B 取付部材 3A ダクト部材 3B ダクト部材 4A 排気風通路 4B 排気風通路 5A 保護カバー 5B 保護カバー 5C 取付穴 5D 取付穴 6A 小角穴 6B 小角穴 7A 冷却風 7B 冷却風 7C 排気風 7D 排気風 7E 冷却風 7F 排気風 7G 冷却風 7H 排気風 10 電子機器ユニット 11 ケース 12 冷却風通路 13 制御装置収納部 14 隔壁 15 切欠窓 16 ヒートシンク 16A 平面部 16B 冷却フィン 17 スイッチング素子 18A プリント基板 18B プリント基板 18C プリント基板 19 吸気口 20 冷却ファン 21 排気口 22A スリット 22B スリット 22C スリット 22D スリット 31A 筐体 31B 筐体 31C 筐体 32A 取付部材 32B 取付部材 32C 取付部材 33A 排気口 33B 排気口 33C 排気口 33D 排気口 33E 排気口 33F 排気口 34A 排気ファン 34B 排気ファン 34C 排気ファン 34D 排気ファン 34E 排気ファン 34F 排気ファン 34G 排気ファン 34H 排気ファン 34J 排気ファン 34K 排気ファン 36A 冷却風 36B 冷却風 36C 排気風 36D 排気風 36E 排気風 36F 排気風 36G 排気風 36H 排気風 36J 排気風 36K 排気風 36L 空気の流れ 36M 空気の流れ 36N 空気の流れ 40 小型電子機器ユニット 41 冷却ファン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子装置の金属製筺体内に収納された電
    子機器ユニットの底部に設けた吸気口の内側に有する冷
    却ファンを駆動することにより、前記筺体内の空気を前
    記吸気口から取込み、前記電子機器ユニット内に設けた
    発熱体を強制空冷して加熱された排気風を、前記電子機
    器ユニット上部に設けた排気口より排出した後に、前記
    筺体の天井部に設けた排気口より筺体外部に前記冷却フ
    ァンを駆動することによって排出する冷却構造におい
    て、前記電子機器ユニット上部に設けた排気口と前記筺
    体の天井部に設けた排気口とを接続してなるダクト部材
    を設けたことにより、前記加熱された排気風と前記筺体
    と筺体内空気との間に熱遮蔽手段を構成したことを特徴
    とする電子装置の冷却構造。
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