JP2000286013A - ロック機構付きコネクタ - Google Patents

ロック機構付きコネクタ

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JP2000286013A
JP2000286013A JP11092878A JP9287899A JP2000286013A JP 2000286013 A JP2000286013 A JP 2000286013A JP 11092878 A JP11092878 A JP 11092878A JP 9287899 A JP9287899 A JP 9287899A JP 2000286013 A JP2000286013 A JP 2000286013A
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JP
Japan
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connector
lock
movable housing
housing
engagement portion
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Withdrawn
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JP11092878A
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English (en)
Inventor
Jun Imazu
準 今津
Yasuhiro Hiura
靖博 日浦
Chikahiro Yoshioka
近弘 吉岡
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック機構付きのコネクタにおいて、不用意
にロックが解除されないためのロック機構を提供する。 【解決手段】 端子保持部材101及びロック部材11
0を固定ハウジング120の上部固定ハウジング121
及び下部固定ハウジング122の間に保持し、端子保持
部材101の先端部近傍及びロック部材110の板ばね
部112をそれぞれ突出させる。可動ハウジング150
の上部可動ハウジング151及び下部可動ハウジング1
52をそれぞれ固定ハウジング120の外側から摺動可
能に嵌合させるとともに、コイルばね161により固定
ハウジング120と可動ハウジング150とを密着する
方向に付勢する。可動ハウジング150をコネクタ結合
方向Aに摺動させる際、ロック解除部153により板ば
ね部112をコネクタ結合方向に対して直交する方向の
外側に押し広げ、ロックを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータや計測機器等及びその周辺機器(以下、電子機器
と総称する)とを接続するためのロック機構付きコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子機器を接続するためにロ
ック機構付きのコネクタが使用されている。従来のロッ
ク機構付きコネクタの一例(周知につき図示せず)で
は、例えばコネクタ本体の両側面に係止爪又は係止穴を
有する板ばね状のロック部材を設けておき、コネクタを
結合すると同時に、ロック部材の係止爪又は係止穴を機
器本体のレセプタクル(コネクタ受け)に設けた係止穴
又は係止爪と係合させ、コネクタをロックする。
【0003】コネクタを取り外す場合、コネクタ本体の
両側面に設けたロック解除ボタンを押し込み、板ばね状
のロック部材を逆方向に変形させ、ロック部材の係止爪
又は係止穴をレセプタクルの係止穴又は係止爪から離反
させる。そして、その状態でコネクタを引き抜く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロック機構
付きコネクタでは、片手でコネクタ本体のロック解除ボ
タンを押し込みながら、コネクタ本体をそのまま取り外
すことができるので、比較的簡単にコネクタの取り外し
を行うことができる。換言すれば、従来のロック機構付
きコネクタは外れやすいという問題点を有していた。
【0005】特に、コネクタの接続部分が人通りの多い
通路側に露出している場合や、機器の操作側(正面側)
等に設けられている場合、不用意にコネクタが外れ、貴
重なデータが失われる可能性があるという問題点を有し
ていた。
【0006】また、近年USB(Universal Serial Bus)
を用いて複数の電子機器を接続し、ネットワークを構築
することが行われているが、従来のUSBコネクタに
は、ロック機構付きのものは存在していなかった。
【0007】さらに、近年自動車の車室内で電子機器を
使用する機会も増えているが、狭い車室内で手や足等が
不用意にコネクタに接触し、コネクタが外れる可能性が
高いという問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、結合が容易でありながら、
不用意に外れる可能性が低いロック機構付きコネクタを
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のロック機構付きコネクタは、端子を保持す
るための端子保持部材と、電子機器側のレセプタクルに
形成された第1係合部と係合可能な第2係合部を有する
ロック部材と、前記端子保持部材及びロック部材を保持
する固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して所
定方向に摺動可能であり、その摺動により前記第1係合
部と第2係合部の係合を解除するためのロック解除部を
有する可動ハウジングとを具備する。
【0010】上記構成において、前記第1係合部は、前
記コネクタ結合方向に略直交する方向の外側に突出した
一対の突起であり、前記第2係合部は、コネクタ結合方
向に略平行な方向に突出し、コネクタ結合方向に対して
略直交する方向に変形可能であり、かつ前記突起と係合
する開口を有する一対の板ばねであるように構成しても
よい。
【0011】または、前記第1係合部は、前記コネクタ
結合方向に平行な面に形成された一対の開口であり、前
記第2係合部は、コネクタ結合方向に略平行な方向に突
出し、コネクタ結合方向に対して略直交する方向に変形
可能であり、かつ前記開口と係合する突起を有する一対
の板ばねであるように構成してもよい。
【0012】さらに、前記ロック解除部は、前記コネク
タ結合方向及び前記板ばねの変形方向にそれぞれ直交す
る方向に設けられた突起であり、前記可動ハウジングの
摺動に伴って前記板ばねに当接し、前記突起と開口との
係合を解除する方向に前記板ばねを変形させるように構
成してもよい。
【0013】さらに、前記ロック部材に、前記可動ハウ
ジングが前記固定ハウジングに対して所定距離摺動した
状態で前記ロック解除部と当接するストッパーを設けて
もよい。
【0014】または、前記ロック部材に、前記可動ハウ
ジングが前記固定ハウジングに対して所定距離摺動した
状態で前記ロック解除部を係止し、ロック解除状態を維
持する係止機構を設けてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のロック機構付きコネクタ
の一実施形態について説明する。図1は本実施形態のロ
ック機構付きコネクタ及びレセプタクル(電子機器側の
コネクタ)の外観構成を示す図、図2はロック解除機構
が設けられたコネクタの内部構成を示す分解斜視図、図
3はコネクタとレセプタクルのロック解除動作を示す断
面図である。
【0016】図1に示すように、本実施形態のロック機
構付きコネクタは、ケーブルに接続されたロック解除機
構付きのコネクタ100と、電子機器側に取り付けられ
るレセプタクル200で構成されている。レセプタクル
200の外周部は、例えばシールドを兼ねる金属製のシ
ェル201で覆われている。シェル201の底面には、
回路基板(図示せず)に取り付けるための爪202が設
けられている。また、回路基板に垂直な一対の面203
の先端部(コネクタ100が結合される側)近傍にはそ
れぞれ、コネクタ結合方向Aに略直交する方向の外側に
向かって突出した突起(第1係合部)204が設けられ
ている。
【0017】一方、コネクタ100は、内部に端子が配
列された端子保持部材101と、端子保持部材101及
びロック部材110を保持するための固定ハウジング1
20と、固定ハウジング120の外側から固定ハウジン
グ120に対してコネクタ結合方向Aに平行な方向に摺
動可能に嵌合され、ロック解除機構を有する可動ハウジ
ング150等で構成されている。可動ハウジング150
の先端部(レセプタクル200側端部)には、ロック部
材110の変形を防止するためのガイドとして機能する
ようにロック部材保護部160が形成されている。
【0018】端子保持部材101の外周部を、レセプタ
クル200と同様に、シールドを兼ねる金属製のシェル
(図示せず)で覆うことが好ましい。また、端子数や端
子形状に関しては特に限定されず、コネクタ100側
(端子保持部材101側)及びレセプタクル200側の
いずれを雄端子とし、他方を雌端子としてもよい。
【0019】図2に示すように、コネクタ100の固定
ハウジング120及び可動ハウジング150は、それぞ
れ上下に2分割可能である。固定ハウジング120は、
少なくとも上部固定ハウジング121及び下部固定ハウ
ジング122を含み、上部固定ハウジング121と下部
固定ハウジング122とで形成される空間部分に端子保
持部材101及びその端子に接続されたケーブルを固定
保持する。
【0020】ロック部材110は、ばね性を有する金属
材料を折り曲げたものであり、上部固定ハウジング12
1と下部固定ハウジング122との間に挟持される固定
部111、コネクタ結合方向Aに対して略平行に突出し
かつコネクタ結合方向Aに対して略直交する方向に変形
可能な一対の板ばね部(第2係合部)112を有する。
板ばね部112の先端部近傍には、レセプタクル200
の突起204と係合するための開口113が形成されて
いる。また、板ばね部112の先端は、コネクタ100
をレセプタクル200に結合する際、レセプタクル20
0の突起204を乗り越えやすくするために、コネクタ
結合方向Aに直交する方向の外側に向かって開いている
(傾斜している)。
【0021】端子保持部材101の先端部近傍及びロッ
ク部材110の板ばね部112は、固定ハウジング12
0に固定保持された状態で、固定ハウジング120の先
端部からレセプタクル200の側端部に突出している。
従って、コネクタ100をレセプタクル200に結合さ
せると、端子保持部材101の先端部近傍がレセプタク
ル200のシェル201の内部に挿入されるとともに、
ロック部材110の板ばね部112の開口113が、レ
セプタクル200の突起204と係合し、コネクタ10
0とレセプタクル200の結合状態がロックされる。
【0022】可動ハウジング150は、少なくとも上部
可動ハウジング151と下部可動ハウジング152を含
み、固定ハウジング120の外側に嵌合され、コネクタ
結合方向Aに平行な方向に摺動可能である。固定ハウジ
ング120と可動ハウジング150との間には、コイル
ばね161が設けられており、通常、固定ハウジング1
20と可動ハウジング150とが密着する方向に付勢し
ている。コイルばね161の一端は、下部固定ハウジン
グ122の両側部に形成されコネクタ結合方向Aに対し
て平行な略円柱状のばねガイド123の外周部に嵌合さ
れ、他端は下部可動ハウジング152のばね受け155
に当接する。
【0023】下部可動ハウジング152の先端部近傍に
は、可動ハウジング150をレセプタクル200側に摺
動させたときに、ロック部材110の板ばね部112の
内側に接触し、板ばね部112をコネクタ結合方向Aに
対して直交する方向の外側に押し広げるためのロック解
除部153が形成されている。また、下部可動ハウジン
グ152のロック解除部材153に対向する位置には、
可動ハウジング150が操作されない状態で不用意にロ
ックが解除されないように、ロック解除部材153との
間にロック部材110の板ばね部112を挟持するため
のロック維持部材154が形成されている。
【0024】次に、本実施形態のコネクタの解除動作に
ついて説明する。図3において、(a)はコネクタ10
0とレセプタクル200との結合をロックした状態を示
し、(b)はロック解除状態を示す。
【0025】図3(a)に示すように、コネクタ100
とレセプタクル200の結合がロックされた状態では、
コイルばね161が伸び、固定ハウジング120(図で
は下部固定ハウジング122を示す)の後端部のフラン
ジ124の内側と可動ハウジング150(図では下部可
動ハウジング152を示す)の後端部156とが密着し
ている。レセプタクル200の突起204はロック部材
110の板ばね部112に形成された開口113に係合
し又は開口113を貫通している。ロック部材110の
板ばね部112は、ほぼ自然状態(変形していない状
態)にあり、下部可動ハウジング152のロック解除部
153及びロック維持部154の間に挟持されている。
【0026】この状態で、コネクタ100にコネクタ結
合方向Aとは逆の強い引き抜き力が加わったとしても、
レセプタクル200の突起204がロック部材110の
板ばね部112に形成された開口113の端面に当接
し、コネクタ100とレセプタクル200の係合状態が
第1段階でロックされる。コネクタ100に加わる引き
抜き力がコネクタ結合方向Aに対して直交する方向の成
分を含み、ロック部材110の板ばね部112が変形し
ようとする場合であっても、板ばね部112が下部可動
ハウジング152のロック解除部153及びロック維持
部154の間に挟持されているので変形できず又は変形
量が小さく、レセプタクル200の突起204がロック
部材110の板ばね部112の開口113からは容易に
は外れない。その結果、コネクタ100とレセプタクル
200の係合状態が第2段階でロックされる。
【0027】コネクタ100とレセプタクル200とを
結合した状態では、固定ハウジング120はレセプタク
ル200に対して固定されている。図3(b)に示すよ
うに、可動ハウジング150(下部可動ハウジング15
2)を固定ハウジング120(下部固定ハウジング12
2)に対してコネクタ結合方向Aに平行に摺動させる
と、下部可動ハウジング152のロック解除部153が
ロック部材110の板ばね部112の内側に当接し、さ
らに板ばね部112をコネクタ結合方向Aに対して略直
交する方向の外側に押し広げる。そうすると、レセプタ
クル200の突起204がロック部材110の板ばね部
112の開口113から抜ける。この状態を維持したま
ま、固定ハウジング120にコネクタ結合方向Aとは逆
方向の引き抜き力を加えると、端子保持部材101の端
子(図示せず)がレセプタクル200側の端子(図示せ
ず)から外れ、コネクタ100はレセプタクル200か
ら引き抜かれる。
【0028】以上のように、本実施形態のロック機構付
きコネクタによれば、作業者が一方の手で可動ハウジン
グ150をコネクタ結合方向Aに押しながら、他方の手
で固定ハウジング及びそれに保持された端子をコネクタ
結合方向Aとは逆の方向に引き抜かなければ、コネクタ
100をレセプタクル200から取り外すことはできな
い。換言すれば、不用意に体の一部が触れただけではコ
ネクタ100はレセプタクル200からは外れず、作業
者が意図的に両手で操作しなければコネクタ100を電
子機器から取り外すことはできない。
【0029】次に、本実施形態のロック機構付きコネク
タの変形例を図4に示す。(a)及び(b)はそれぞれ
可動ハウジング150のコネクタ結合方向Aにおけるス
トッパーを設けた例である。すなわち、ロック部材11
0の板ばね部112の一部を内側に折り曲げてストッパ
ー115とし、可動ハウジング150をコネクタ結合方
向Aに摺動させた時に、下部可動ハウジング152のロ
ック解除部153と当接させ、可動ハウジング150の
摺動距離を制御する。(a)はストッパー150を板ば
ね部122に平行となるように折り曲げた例であり、
(b)はストッパー150の端面がコネクタ結合方向A
に対して略直交するように、ストッパー115を板ばね
部122に対して所定の角度となるように折り曲げた例
である。
【0030】また、(c)及び(d)は可動コネクタ1
50によるロック解除状態を維持するように構成した例
であり、(c)はロック未解除状態(d)はロック解除
維持状態を示す。図に示すように、ロック部材110の
板ばね部112には係止用の開口116が形成され、ま
た下部可動コネクタ152のロック解除部153には開
口116に嵌合するための係止突起157が形成されて
いる。この変形例では、可動ハウジング150をコネク
タ結合方向Aに摺動させると、ロック解除部153の係
止突起157が板ばね部112の開口115に係止さ
れ、ロック解除状態が維持される。従って、作業者が片
手で、まず可動ハウジング150を操作してロックを解
除し、次に可動ハウジング150から手を離して固定ハ
ウジング120に持ち替え、固定ハウジング120をコ
ネクタ結合方向Aとは逆の方向に引き抜くことにより、
コネクタ100をレセプタクル200から取り外すこと
ができる。この場合、片手で取り扱い可能であるが、コ
ネクタ100の可動ハウジング150から固定ハウジン
グ120に持ち換えなければならず、作業者が意図的に
操作しなければコネクタ100を電子機器から取り外す
ことはできない。
【0031】なお、上記実施形態では、特にコネクタの
種類や端子形状等を特定していないが、従来からのRS
232CコネクタやUSBコネクタ等のあらゆる公知の
コネクタのほか、将来開発される新規なコネクタにも適
用することが可能である。また、上記実施形態ではレセ
プタクル200側に突起204を設け、ロック部材11
0の板ばね部112に開口113を形成したが、逆にレ
セプタクル200のコネクタ結合方向Aに平行な面に開
口を形成し、ロック部材110の板ばね部112に当該
開口と係合する突起を形成しても良い。さらに、上記実
施形態では、一対の板ばね部112をロック部材110
と一体的に形成したが、これに限定されるものではな
く、それぞれ独立した2枚の板ばね部材を互いに略平行
に配置してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロック機
構付きコネクタによれば、端子を保持するための端子保
持部材と、電子機器側のレセプタクルに形成された第1
係合部と係合可能な第2係合部を有するロック部材と、
前記端子保持部材及びロック部材を保持する固定ハウジ
ングと、前記固定ハウジングに対して所定方向に摺動可
能であり、その摺動により前記第1係合部と第2係合部
の係合を解除するためのロック解除部を有する可動ハウ
ジングとを具備するので、この状態からコネクタをレセ
プタクルから取り外すには、まず一方の手で可動ハウジ
ングを所定方向に摺動させて第1係合部と第2係合部と
の係合を解除し、その状態を維持したまま、他方の手で
固定ハウジングをコネクタ結合方向とは逆方向に引き抜
かなければならない。すなわち、作業者が意図的に両手
を使わなければコネクタを取り外すことができないの
で、不用意に体の一部等が触れただけでは容易にはコネ
クタは外れない。
【0033】また、前記第1係合部を、前記コネクタ結
合方向に略直交する方向の外側に突出した一対の突起と
し、前記第2係合部を、コネクタ結合方向に略平行な方
向に突出し、コネクタ結合方向に対して略直交する方向
に変形可能であり、かつ前記突起と係合する開口を有す
る一対の板ばねとするか、あるいは前記第1係合部を、
前記コネクタ結合方向に平行な面に形成された一対の開
口とし、前記第2係合部は、コネクタ結合方向に略平行
な方向に突出し、コネクタ結合方向に対して略直交する
方向に変形可能であり、かつ前記開口と係合する突起を
有する一対の板ばねとすることにより、従来のコネクタ
ロック機構を設計変更するだけで本発明のロック機構付
きコネクタを得ることができ、特殊な製造技術は不要で
ある。
【0034】さらに、前記ロック解除部を、前記コネク
タ結合方向及び前記板ばねの変形方向にそれぞれ直交す
る方向に設けられた突起とし、前記可動ハウジングの摺
動に伴って前記板ばねに当接し、前記突起と開口との係
合を解除する方向に前記板ばねを変形させるように構成
することにより、例えば可動ハウジングを固定ハウジン
グの外側にかぶせることができ、コネクタの構成及び組
立が非常に簡単になり、コストダウンが可能となる。
【0035】さらに、前記ロック部材に、前記可動ハウ
ジングが前記固定ハウジングに対して所定距離摺動した
状態で前記ロック解除部と当接するストッパーを設ける
ことにより、ロック部材の変形量を一定以下(例えば弾
性変形領域内)とすることができ、コネクタの結合及び
取り外しを繰り返しても、ロック部材の劣化(金属疲労
等)を小さくすることが可能となる。
【0036】または、前記ロック部材に、前記可動ハウ
ジングが前記固定ハウジングに対して所定距離摺動した
状態で前記ロック解除部を係止し、ロック解除状態を維
持する係止機構を設けることにより、ロック解除状態を
維持することができ、可動ハウジングから固定ハウジン
グに持ち換える必要があるものの、片手でコネクタの取
り外しを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のロック機構付きコネクタ及びレセプ
タクルの一実施形態における外観構成を示す図である。
【図2】 上記一実施形態におけるロック解除機構が設
けられたコネクタの内部構成を示す分解斜視図である。
【図3】 上記一実施形態におけるコネクタとレセプタ
クルのロック解除動作を示す断面図であり、a)はコネ
クタ100とレセプタクル200との結合をロックした
状態を示し、(b)はロック解除状態を示す。
【図4】 上記一実施形態のロック機構付きコネクタの
変形例を示す図であり、(a)及び(b)はそれぞれ可
動ハウジング150のコネクタ結合方向Aにおけるスト
ッパーを設けた別の例を示し、(c)及び(d)は可動
コネクタ150によるロック解除状態を維持するように
構成した同じ例の異なる動作状態を示す。
【符号の説明】
100:コネクタ 101:端子保持部材 110:ロック部材 111:固定部 112:板ばね部 113:開口 115:ストッパー 116:開口 120:固定ハウジング 121:上部固定ハウジング 122:下部固定ハウジング 123:ばねガイド 124:フランジ 150:可動ハウジング 151:上部可動ハウジング 152:下部可動ハウジング 153:ロック解除部 154:ロック維持部 155:ばね受け 156:可動ハウジングの後端部 157:係止突起 160:ロック部材保護部 161:コイルばね 200:レセプタクル 201:シェル 202:爪 203:回路基板に垂直な面 204:突起(第1係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今津 準 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 日浦 靖博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 吉岡 近弘 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB14 FB17 FC09 FC31 FC36 HB11 HB15 HC16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を保持するための端子保持部材と、
    電子機器側のレセプタクルに形成された第1係合部と係
    合可能な第2係合部を有するロック部材と、前記端子保
    持部材及びロック部材を保持する固定ハウジングと、前
    記固定ハウジングに対して所定方向に摺動可能であり、
    その摺動により前記第1係合部と第2係合部の係合を解
    除するためのロック解除部を有する可動ハウジングとを
    具備するロック機構付きコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1係合部は、前記コネクタ結合方
    向に略直交する方向の外側に突出した一対の突起であ
    り、前記第2係合部は、コネクタ結合方向に略平行な方
    向に突出し、コネクタ結合方向に対して略直交する方向
    に変形可能であり、かつ前記突起と係合する開口を有す
    る一対の板ばねであることを特徴とする請求項1記載の
    ロック機構付きコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第1係合部は、前記コネクタ結合方
    向に平行な面に形成された一対の開口であり、前記第2
    係合部は、コネクタ結合方向に略平行な方向に突出し、
    コネクタ結合方向に対して略直交する方向に変形可能で
    あり、かつ前記開口と係合する突起を有する一対の板ば
    ねであることを特徴とする請求項1記載のロック機構付
    きコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ロック解除部は、前記コネクタ結合
    方向及び前記板ばねの変形方向にそれぞれ直交する方向
    に設けられた突起であり、前記可動ハウジングの摺動に
    伴って前記板ばねに当接し、前記突起と開口との係合を
    解除する方向に前記板ばねを変形させることを特徴とす
    る請求項2又は3記載のロック機構付きコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ロック部材に、前記可動ハウジング
    が前記固定ハウジングに対して所定距離摺動した状態で
    前記ロック解除部と当接するストッパーを設けたことを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のロック機
    構付きコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記ロック部材に、前記可動ハウジング
    が前記固定ハウジングに対して所定距離摺動した状態で
    前記ロック解除部を係止し、ロック解除状態を維持する
    係止機構を設けたことを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載のロック機構付きコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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