JP2000003762A - コネクタのロック構造 - Google Patents

コネクタのロック構造

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JP2000003762A JP10185593A JP18559398A JP2000003762A JP 2000003762 A JP2000003762 A JP 2000003762A JP 10185593 A JP10185593 A JP 10185593A JP 18559398 A JP18559398 A JP 18559398A JP 2000003762 A JP2000003762 A JP 2000003762A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6273Latching means integral with the housing comprising two latching arms

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック解除操作が容易であり、ロック用部材
の破損を防げる。 【解決手段】 コネクタ1の両端から突出するロック用
アーム部6の先端にロック突部12を形成する。ロック
突部12に挿抜方向に対して垂直なロック用垂直面9を
形成し、ロック用アーム部6の長手方向に、ロック突部
12の突出方向へ幅狭となるロック解除傾斜面11を形
成する。一方、相手側コネクタ2に、凹所26と、挿抜
方向に対して垂直な方向へ幅狭となる相手側ロック解除
傾斜面28と、凹所26の抜き方向の端部であって挿抜
方向に対して垂直な相手側ロック用垂直面27を形成す
る。コネクタ1を挿抜方向に対して平行に引っ張るとロ
ック用垂直面11と相手側ロック用垂直面27とが係合
してロックされ、コネクタ1をこじるとロック解除傾斜
面11が相手側ロック解除傾斜面28上を摺動してロッ
クが解除されるため、ロック解除操作が容易であり、ロ
ック用アーム部6に過大な力が加わらないため破損しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタのロック
構造に関するものであり、さらに詳しくは、コネクタを
挿抜方向と平行な方向へ引っ張ったときにはロックが解
除されず、こじった時にのみロックが解除されるコネク
タのロック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のコネクタ100の一部断
面図である。従来のコネクタ100は、絶縁ハウジング
101に複数の端子(図示省略)が保持されており、絶
縁ハウジング101と一体にロック用アーム部103が
形成されている。ロック用アーム部103の先端には、
外側に凸形状のロック突部104が形成されている。ロ
ック突部104は、図17に示すように、側面106、
ロック用傾斜面108、第一の平坦面105、第二の平
坦面107からなる。ロック用傾斜面108は、第一の
平坦面105及び第二の平坦面107に対して傾斜して
いる。側面106は、ロック用傾斜面108、第一の平
坦面105、第二の平坦面107に対して、垂直に形成
されている。ロック用アーム部103は、図16の左右
方向へ弾性変形可能に形成されている。
【0003】一方、相手側のコネクタ110は、絶縁ハ
ウジング111にコネクタ100の端子と接触する複数
の相手側端子112が保持されている。又、絶縁ハウジ
ング111の両側面には、窓孔113が形成されてお
り、窓孔113の前方側(図16の下方側)端部に、前
方側に向かって傾斜している相手側ロック用傾斜面11
4が形成されている。
【0004】このようなコネクタ100と相手側コネク
タ110を嵌合すると、ロック用アーム部103が内側
に弾性変形し、ロック突部104が窓孔113の位置に
来たときにロック用アーム部103が自身の弾性力で外
側へ復帰してロック突部104が窓孔113に係合し、
コネクタ100の端子と相手側端子112が電気的に接
続する。嵌合が完了すると、ロック突部104のロック
用傾斜面108と、窓孔113の相手側ロック用傾斜面
114が当接した状態となる。このようなロック用アー
ム部103によるロックは補助的なものであり、コネク
タ100を図16の下方へ引っ張ると、ロック用傾斜面
108が相手側ロック用傾斜面114上を滑ってロック
が解除し、コネクタ100と相手側コネクタ110との
嵌合が容易に外れる。
【0005】図18は、他の従来のコネクタ200の断
面図である。従来のコネクタ200は、絶縁ハウジング
201に端子(図示省略)が保持されており、絶縁ハウ
ジング201と一体にロック用アーム部203が形成さ
れている。又、ロック用アーム部203の長手方向に、
ロック用アーム部203が弾性変形する時の逃げとして
の溝204が形成されている。ロック用アーム部203
の先端には、外側に凸形状のロック突部205が形成さ
れており、中間にはロック解除ボタン206がロック用
アーム部203と一体に形成されている。ロック突部2
05は、図19に示すように、側面209、第一の平坦
面206、第二の平坦面208、ロック用垂直面207
から形成されている。ロック用垂直面207は、第一の
平坦面206及び第二の平坦面208に対して垂直に形
成されている。側面209は、ロック用垂直面207、
第一の平坦面206、第二の平坦面207に対して、垂
直に形成されている。ロック用アーム部203は、図1
8の左右方向へ弾性変形可能である。
【0006】一方、相手側のコネクタ210は、絶縁ハ
ウジング211に複数の相手側端子212が保持されて
いる。又、絶縁ハウジング211の両側面には、窓孔2
13が形成されており、窓孔213の前方側(図18の
下方側)の端部に、挿抜方向(図18の上下方向)に対
して垂直な相手側ロック用垂直面214が形成されてい
る。
【0007】このようなコネクタ200と相手側コネク
タ210を嵌合すると、ロック用アーム部203が内側
に弾性変形し、ロック突部205が窓孔213の位置に
来たときにロック用アーム部203が自身の弾性力で外
側へ復帰してロック突部205が窓孔213に係合し、
コネクタ200の端子と相手側端子212が電気的に接
続する。コネクタ200と相手側コネクタ210とのロ
ックを解除するためには、ロック解除ボタン206を内
側へ押すとロック用アーム部203が溝204側へ弾性
変形して、ロック突部205と窓孔213との係合が解
除され、この状態でコネクタ200を図18の下方へ引
っ張るとコネクタ200と相手側コネクタ210との嵌
合が外れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクタ100の場合にあっては、ロックを解除したい
時には容易に解除できるものの、解除したくない場合で
も小さな外力が加わっただけで簡単にロックが外れてし
まうという問題があった。
【0009】又、このような意図しないロックの解除を
防ぐために、コネクタ200のようにロック解除ボタン
206を押さない限りロックが解除されないものがある
が、使用者がロックを解除するときにロック解除ボタン
206を押さなければならず、使い勝手が悪いという問
題があった。特に、相手側コネクタ210が機器の背面
等の見ずらい部分に取り付けられている場合に、コネク
タ200と相手側コネクタ210とのロック解除操作は
極めて面倒であるという問題があった。又、ロックを解
除する際に、ロック突部205と窓孔213との係合が
外れるまでロック用アーム部203を弾性変形させる必
要があり、使用者によっては、必要以上の力でロック解
除ボタン206を押す場合もあり、使用しているうちに
ロック用アーム部203が破損してしまうという問題が
あった。特に、近年の機器の小型化に伴い、コネクタ自
体も小型化されているため、ロック用アーム部203も
小さく細く形成されて強度が弱いため、破損しやすいと
いう問題があった。
【0010】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、容易にロックが解除されることがな
く、それでいてロック解除操作が極めて容易であり、さ
らに使用しているうちに破損することのないコネクタの
ロック構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁ハウジン
グより一部が外部に露出して前記絶縁ハウジングに保持
される端子と、挿抜方向に対して垂直な方向へ突出する
ロック突部を備え、前記挿抜方向に対して垂直な方向へ
弾性変形するロック用アーム部とを有し、相手側コネク
タと嵌合した際に、前記相手側コネクタの相手側端子と
前記端子が接触するとともに、前記相手側コネクタに形
成した凹所と前記ロック突部が係合するコネクタのロッ
ク構造において、前記ロック用アーム部に、前記挿抜方
向に対して平行であって、前記挿抜方向と垂直な方向へ
幅狭となるように傾斜したロック解除傾斜面を形成し、
前記ロック突部に、前記挿抜方向に対して垂直なロック
用垂直面を形成し、前記凹所に、前記挿抜方向に対して
平行であって前記挿抜方向に対して垂直な方向へ幅狭と
なるように傾斜した相手側ロック解除傾斜面と、抜き方
向側に前記挿抜方向に対して垂直な相手側ロック用垂直
面とを形成し、前記ロック用垂直面と前記相手側ロック
用垂直面とが係合してロック状態となり、前記相手側ロ
ック解除傾斜面上を前記ロック解除傾斜面が摺動してロ
ック状態が解除されることを特徴とする。
【0012】コネクタを相手側コネクタへ挿入すると、
ロック用アーム部が内側に弾性変形し、さらに挿入を続
けると、ロック突部が凹所の位置に来たときにロック用
アーム部が自身の弾性力で復帰してロック突部が凹所に
係合する。この状態でコネクタを挿抜方向と平行に抜き
方向へ引っ張ると、ロック用垂直面と相手側ロック用垂
直面が係合してロック状態となり、コネクタと相手側コ
ネクタとの嵌合が外れることはない。一方、コネクタを
こじると、つまりロック用垂直面を相手側ロック用垂直
面と略平行な方向へ移動すると、ロック解除傾斜面が相
手側ロック解除傾斜面上を摺動してロックが解除され
る。従って、コネクタと相手側コネクタとの嵌合が外れ
る。この時に、ロック用垂直面は相手側ロック用垂直面
に対して略平行に移動するため、ロック用垂直面と相手
側ロック用垂直面が係合することはない。
【0013】更に、前記相手側ロック解除傾斜面の前記
挿抜方向に対する傾斜角度を、前記ロック解除傾斜面の
挿抜方向に対する傾斜角度と同一角度としたことを特徴
とする。
【0014】ロック解除の際に、ロック解除傾斜面が相
手側ロック解除傾斜面上を摺動しながらロックが解除さ
れる。
【0015】更に、前記ロック用アーム部は、前記絶縁
ハウジングと一体に形成することを特徴とする。
【0016】更に、前記ロック用アーム部は、前記絶縁
ハウジングと別部材の金属材で形成されていることを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図12は、本発明の第一
の実施の形態を示したものであり、図1はコネクタ1の
一部を破断した平面図、図2は断面図、図3は正面図、
図4は相手側コネクタ2の平面図、図5は相手側コネク
タ2の側面図、図6は図4のX−X線断面図、図7はコ
ネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合した状態を示した
図、図8はロック突部12の斜視図、図9は図7のY−
Y線断面図、図10はロック突部12の側面図、図11
はロック突部12と凹所26とのロック状態を示した
図、図12は図11のZ−Z線断面図におけるロック状
態及びロック解除の途中の状態を示した図である。以下
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0018】コネクタ1は、絶縁ハウジング4及び端子
3とからなり、ケーブル18の先端に取り付けられて、
ケーブル18の導体15と端子3が電気的に接続されて
いる。絶縁ハウジング4には、相手側コネクタ2と嵌合
する嵌合凹所5が形成されており、嵌合凹所5に望んで
スリット状の端子突出孔16が絶縁ハウジング4の厚さ
方向(図3の上下方向)に複数形成されている。端子突
出孔16の下方端部には、各々端子突出防止壁17が形
成されている。又、ロック用アーム部6が、嵌合凹所5
の両側から挿入方向(図1の上方向)へ絶縁ハウジング
4と一体に突出形成されている。ロック用アーム部6
は、図1の左右方向へ弾性変形可能になっている。ロッ
ク用アーム部6の先端には、挿抜方向(図1及び図4の
上下方向)と垂直な方向に突出するロック突部12が形
成されている。ロック突部12には、図8乃至図12に
示すように、第一の平坦面7、第二の平坦面8、ロック
用垂直面9、側面10、ロック解除傾斜面11が形成さ
れている。第一の平坦面7及び第二の平坦面8は側面1
0に対して垂直である。ロック解除傾斜面11は、ロッ
ク突部12の端部からロック用アーム部6の長手方向
(図10の左右方向)に沿って形成されており、挿抜方
向に対して垂直な方向(ロック突部12の突出方向(図
10の下方向))へ幅狭となるように両側が傾斜してい
るとともに、挿抜方向に対して平行である。ロック用垂
直面9は、第一の平坦面7に対して垂直になっていると
ともに、挿抜方向に対して垂直である。
【0019】端子3は、絶縁ハウジング4に圧入等の方
法で保持されており、図2に示すように、接触部13、
クランプ部14が形成されている。接触部13は、後述
する相手側端子21と接触した際には図2に破線で示す
ように弾性変形する。クランプ部14は、ケーブル18
の導体15の端部がかしめられて導体15と電気的に接
続する。接触部13は、相手側コネクタ2と嵌合してい
ない時には、端子突出孔16から嵌合凹所内に突出して
おり、端部が端子突出防止壁17に当接して初期圧が掛
けられている。
【0020】コネクタ1と嵌合する相手側コネクタ2
は、絶縁ハウジング20、端子21からなり、機器に収
納して固定される回路基板29の端部に取り付けられ
る。絶縁ハウジング20には、嵌合突部40が2つ一体
に突出形成されており、端子取付溝22、基板挿入溝2
3が絶縁ハウジング20の幅方向(図6左右方向)に形
成されている。嵌合突部40の両側面には、凹所26、
相手側ロック解除傾斜面28が形成されているととも
に、端子21が嵌合突部40の上面に露出している。凹
所26の抜き方向側(図4の上側)の端部は、相手側ロ
ック用垂直面27となっている。相手側ロック用垂直面
27は、挿抜方向に対して垂直な壁になっている。又、
相手側ロック用垂直面27より抜き方向側に、挿抜方向
と平行に相手側ロック解除傾斜面28が形成されてい
る。相手側ロック解除傾斜面28は、挿抜方向に対して
平行であるとともに、挿抜方向に対して垂直な方向(凹
所26の深さ方向(図12の下方向))へ幅狭となるよ
うな傾斜面になっている。端子21は全体的に略コの字
状であり、一端は端子取付溝22に圧入して固定されて
おり、中間が絶縁ハウジング20の前面側(図6左側面
側)の表面に露出して相手端子接触部25となり、他端
が回路基板29の導電部(図示省略)と圧接して接触す
る回路基板接触部24となる。回路基板接触部24は、
略への字状に折り曲げ形成されており、回路基板29が
挿入された時にスムーズに挿入できるようになっている
とともに、弾性変形して所望の接触圧が得られるように
なっている。
【0021】ロック解除傾斜面11のロック突部12の
突出方向に対する傾斜角度と、相手側ロック解除傾斜面
28の凹所26の深さ方向に対する傾斜角度は、同一角
度r1となっている。
【0022】このようなコネクタ1と相手側コネクタ2
とを嵌合すると、ロック用アーム部6が外側に弾性変形
し、ロック突部12が凹所26の位置に来るとロック用
アーム部6自身の弾性力によりロック用アーム部6が復
帰し、ロック突部12と凹所26が係合する。この状態
で、端子3と相手側端子21が図7に示すように圧接し
て電気的に接続する。
【0023】次に、コネクタ1を相手側コネクタ2から
引き抜く場合について説明する。コネクタ1を挿抜方向
と平行に抜き方向(図7の右方向)へ引っ張ると、相手
側ロック面27とロック用垂直面9が係合し、ロック突
部12と凹所26の係合が外れることはない。従って、
コネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合も外れない。一
方、コネクタ1をこじると、つまりロック面27をロッ
ク用垂直面9と略平行な方向へ動かすと、図12(b)
に示すように、ロック解除傾斜面11が相手側ロック解
除傾斜面28に当接しながら相手側ロック解除傾斜面2
8上を摺動して、ロック部12が凹所26から抜け出
る。この時に、ロック解除傾斜面11と相手側ロック解
除傾斜面28とは同一角度r1であるため、スムーズな
摺動が行える。又、相手側ロック用垂直面27とロック
用垂直面9とが係合することはない。本発明の実施の形
態では、図11に示すように、ロック解除の際に、ロッ
ク解除傾斜面11のロック突部12以外の部分を、相手
側ロック解除傾斜面28と当接させてロック解除を行
う。
【0024】このようなコネクタ1によれば、抜き方向
と平行な方向へ引っ張った場合には、ロックされた状態
となってコネクタ1を引き抜くことはできないが、こじ
るとロックが外れてコネクタ1を引き抜くことができる
ため、使用者がロックを外す際にロック解除ボタンを押
す等の操作が不要になり、ロック解除操作が容易である
とともに、意図しないロック解除も防げる。又、ロック
部12のロック解除傾斜面11が、相手側ロック解除傾
斜面28上を徐々に摺動してロックを解除することがで
きるため、ロック用アーム部6に必要以上の余分な力が
加わらず、ロック用アーム部6が破損することもない。
【0025】第13図は、本発明の第二の実施の形態を
示したものであり、前記第一の実施の形態のロック解除
傾斜面11の突出方向に対する傾斜角度と、相手側ロッ
ク解除傾斜面28の深さ方向に対する傾斜角度を変えた
ものであり、それ以外は、前記第一の実施の形態と同一
である。即ち、ロック解除傾斜面11aの突出方向(深
さ方向と同一方向)に対する傾斜角度をr1より小さい
r2とし、それに合わせて相手側ロック解除傾斜面28
aの深さ方向に対する傾斜角度もr2としている。
【0026】この第二の実施の形態によれば、コネクタ
1を相手側コネクタ2に対してこじった時に、第一の実
施の形態に比べてロック解除傾斜面11aを相手側ロッ
ク解除傾斜面28a上を摺動させるのに要する力が大き
くなり、使用者が意図的に比較的大きな力でこじらなけ
ればコネクタ1aが抜けないため、誤ったロック解除が
確実に防げる。尚、傾斜角度r2を0度に近づければ、
それだけロックが外れにくくなる。又、相手側ロック解
除傾斜面28a間の間隔Hが小さくなるため、コネクタ
1全体を小型化できる。
【0027】図14は、本発明の第三の実施の形態を示
したものであり、前記第一の実施の形態のロック解除傾
斜面11の突出方向に対する傾斜角度と、相手側ロック
解除傾斜面28の深さ方向に対する傾斜角度を変えたも
のであり、それ以外は、前記第一の実施の形態と同一で
ある。即ち、ロック解除面11bの突出方向に対する傾
斜角度をr1より大きいr3とし、それに合わせて相手
側ロック解除傾斜面28bの深さ方向に対する傾斜角度
もr3としている。
【0028】この第三の実施の形態によれば、コネクタ
1を相手側コネクタ2に対してこじった時に、第一の実
施の形態に比べてロック解除傾斜面11bを相手側ロッ
ク解除傾斜面28b上を摺動させるのに要する力が小さ
いため、機器の背面に接続するような場合、つまり外力
により不用意にロックが外れることは少ないがロックし
ておきたい場合であって比較的簡単なロック解除が求め
られる場合等に、比較的小さな力でロックが解除できる
ため、ロック解除操作が容易になる。尚、傾斜角度r3
を90度に近づければ、それだけロックが外れやすくな
る。
【0029】図15は、本発明の第四の実施の形態を示
したものであり、ロック用アーム部6cを絶縁ハウジン
グ4cとは別部材の金属材から形成したものである。ロ
ック用アーム部6cは、一端を略U字状に折り曲げた固
定部30と、もう一方の端部に形成したロック突部12
cからなる。ロック突部12cは、金属材から形成され
ている以外は、形状等は前記第一、第二又は第三の実施
の形態と同一である。絶縁ハウジング4cには、ロック
用アーム部6cの固定部30を保持するための保持溝3
1が形成されており、保持溝31に固定部30が固定さ
れて、ロック用アーム部6cが絶縁ハウジング4cに弾
性変形可能な状態に片持ち支持されている。その他の構
成及び動作は、第一の実施の形態と同一であるので、そ
の説明を省略する。
【0030】この第四の実施の形態によれば、ロック用
アーム部6cを金属材で形成したため、繰り返し使用し
ても破損することがない。又、絶縁ハウジング4cを弾
性力の大きい材料で形成する必要がないため、安価とな
り、さらにロック用アーム部6cの材料を変えることに
よって、ロック解除に要する力が変えられるため、安価
であって容易にロック解除に要する力を変えられる。
【0031】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で種々の変形が考えられ
る。例えば、本発明は、ロック用アーム部6のロック突
部12の突出方向を内側にしたが、必ずしも内側に突出
させる必要はなく、外側、上側若しくは下側に突出させ
ても良い。又、本発明は、ロック解除傾斜面11のロッ
ク突部12以外の部分を、相手側ロック解除傾斜面28
と当接させてロック解除を行っているが、ロック突部1
2に形成したロック解除傾斜面11を相手側ロック解除
傾斜面28と当接させてロック解除を行っても良い。こ
の場合には、凹所26の周壁であって相手側ロック用垂
直面27と異なる面に相手側ロック解除傾斜面28を形
成する。又、本発明は、ロックアーム部6を嵌合凹所5
の両側から突出して形成したが、必ずしも両側から突出
させる必要はなく、中央から突出させても良いし、両側
と中央の両方から突出させても良い。又、本発明は、ロ
ック解除傾斜面11、11a、11bの凹所26、26
a、26bの突出方向に対する傾斜角度と、相手側ロッ
ク解除傾斜面28、28a、28bの深さ方向に対する
傾斜角度を、同一角度r1、r2又はr3としたが、必
ずしも両者同一角度にする必要はなく、異なる角度にし
ても良い。その他、本発明の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、こじるだけで
ロックが解除され、又、コネクタを抜き方向へ引っ張っ
たときにはロックが解除されないため、ロック解除操作
が容易であり、さらに不用意にロックが外れることもな
い。又、ロック部材が破損することがない。
【0033】請求項2の発明によれば、ロック解除の際
に、スムーズに解除することができる。
【0034】請求項3の発明によれば、部品点数を減少
できるため、製造コストが低減できる。
【0035】請求項4の発明によれば、繰り返し使用し
ても破損することがなく、又、コネクタを安価に製造で
き、ロック解除に要する力を容易に変えられる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るコネクタ1の
一部を破断した平面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係るコネクタ1の
断面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係るコネクタ1の
正面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態に係る相手側コネク
タ2の平面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態に係る相手側コネク
タ2の側面図である。
【図6】図4のX−X線断面図である。
【図7】コネクタ1と相手側コネクタ2の嵌合した状態
を示した図である。
【図8】ロック突部12の斜視図である。
【図9】図7のY−Y線断面図である。
【図10】ロック突部12の側面図である。
【図11】コネクタ1と相手側コネクタ2がロック状態
の時の、ロック突部12のロック用垂直面9と凹所26
の相手側ロック用垂直面27との関係を示す図である。
【図12】図11のZ−Z線断面図の、 (a)コネクタ1と相手側コネクタ2がロック状態の時
の、ロック突部12のロック解除傾斜面11と凹所26
の相手側ロック解除傾斜面28との関係を示す図であ
る。 (b)コネクタ1と相手側コネクタ2のロックを解除す
る途中の、ロック突部12のロック解除傾斜面11と凹
所26の相手側ロック解除傾斜面28との関係を示す図
である。
【図13】本発明の第二の実施の形態の (a)コネクタ1と相手側コネクタ2がロック状態の時
の、ロック突部12aのロック解除傾斜面11aと凹所
26aの相手側ロック解除傾斜面28aとの関係を示す
図である。 (b)コネクタ1と相手側コネクタ2のロックを解除す
る途中の、ロック突部12aのロック解除傾斜面11a
と凹所26aの相手側ロック解除傾斜面28aとの関係
を示す図である。
【図14】本発明の第三の実施の形態の (a)コネクタ1と相手側コネクタ2がロック状態の時
の、ロック突部12bのロック解除傾斜面11bと凹所
26bの相手側ロック解除傾斜面28bとの関係を示す
図である。 (b)コネクタ1と相手側コネクタ2のロックを解除す
る途中の、ロック突部12bのロック解除傾斜面11b
と凹所26bの相手側ロック解除傾斜面28bとの関係
を示す図である。
【図15】本発明の第四の実施の形態のコネクタ1cの
一部を破断した平面図である。
【図16】従来の、コネクタ100と相手側コネクタ1
10を嵌合した状態の断面図である。
【図17】従来の、ロック突部104の斜視図である。
【図18】従来の、コネクタ200と相手側コネクタ2
10を嵌合した状態の断面図である。
【図19】従来の、ロック突部205の斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 相手側コネクタ 3 端子 4 絶縁ハウジング 5 嵌合凹所 6、6c ロック用アーム部 7 第一の平坦面 8、8a,8b 第二の平坦面 9、9a,9b ロック用垂直面 10、10a,10b 側面 11、11a,11b ロック解除傾斜面 12、12a,12b ロック突部 13 接触部 14 クランプ部 15 導体 16 端子突出孔 17 端子突出防止壁 20 絶縁ハウジング 21 端子 22 端子取付溝 23 基板挿入溝 24 回路基板接触部 25 相手端子接触部 26、26a,26b 凹所 27、27a,27b ロック用垂直面 28、28a,28b 相手側ロック解除傾斜面 30 固定部 31 保持溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ハウジングより一部が外部に露出し
    て前記絶縁ハウジングに保持される端子と、 挿抜方向に対して垂直な方向へ突出するロック突部を備
    え、前記挿抜方向に対して垂直な方向へ弾性変形するロ
    ック用アーム部とを有し、 相手側コネクタと嵌合した際に、前記相手側コネクタの
    相手側端子と前記端子が接触するとともに、前記相手側
    コネクタに形成した凹所と前記ロック突部が係合するコ
    ネクタのロック構造において、 前記ロック用アーム部に、前記挿抜方向に対して平行で
    あって、前記挿抜方向と垂直な方向へ幅狭となるように
    傾斜したロック解除傾斜面を形成し、 前記ロック突部に、前記挿抜方向に対して垂直なロック
    用垂直面を形成し、 前記凹所に、前記挿抜方向に対して平行であって前記挿
    抜方向に対して垂直な方向へ幅狭となるように傾斜した
    相手側ロック解除傾斜面と、抜き方向側に前記挿抜方向
    に対して垂直な相手側ロック用垂直面とを形成し、 前記ロック用垂直面と前記相手側ロック用垂直面とが係
    合してロック状態となり、前記相手側ロック解除傾斜面
    上を前記ロック解除傾斜面が摺動してロック状態が解除
    されることを特徴とするコネクタのロック構造。
  2. 【請求項2】 前記相手側ロック解除傾斜面の前記挿抜
    方向に対する傾斜角度を、前記ロック解除傾斜面の挿抜
    方向に対する傾斜角度と同一角度としたことを特徴とす
    る請求項1記載のコネクタのロック構造。
  3. 【請求項3】 前記ロック用アーム部は、前記絶縁ハウ
    ジングと一体に形成することを特徴とする請求項1又は
    2記載のコネクタのロック構造。
  4. 【請求項4】 前記ロック用アーム部は、前記絶縁ハウ
    ジングと別部材の金属材で形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のコネクタのロック構造。
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