JP2000285680A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP2000285680A
JP2000285680A JP9406599A JP9406599A JP2000285680A JP 2000285680 A JP2000285680 A JP 2000285680A JP 9406599 A JP9406599 A JP 9406599A JP 9406599 A JP9406599 A JP 9406599A JP 2000285680 A JP2000285680 A JP 2000285680A
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capacitor
signal
output
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Koji Miyashita
幸司 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被昇圧ラインを昇圧した後、プリチャージ用の
Pchトランジスタを介して流れるカットオフ電流によ
り、VDD+△Vまで昇圧された電荷が抜けるため、メ
モリセル低電圧動作を実現するために十分なメモリセル
・ストアノード電位を確保する事が困難であるという問
題があった。 【解決手段】昇圧用コンデンサを複数個設け、1サイク
ル内で複数回昇圧し、その昇圧タイミングは複数回の昇
圧において、各昇圧期間が1サイクル内で重ならない構
成とする。第1の昇圧期間と前記第2の昇圧期間の切り
替えを行う制御信号に内部タイマー回路からの信号を使
用する。 【効果】低電圧での動作マージンを広げる事が可能とな
り、かつ信頼性が高くプロセスマージンの広いSRAM
を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタティック型ラ
ンダムアクセスメモリ(以下SRAM)に関し、特にワ
ード線昇圧の効率化を目的としたSRAMの昇圧方法、
タイミング、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のように半導体記憶装置の低電圧化
が求められる状況の中で、SRAMにおいて低電圧化を
実現するためには、メモリーセル記憶ノードに記憶され
るデータの振幅、すなわち「H」データ記憶ノードと
「L」データ記憶ノード間の電圧の差をいかに大きくす
るかがポイントとなる。そこで以下に示すような従来の
技術が示されている。図3、図4は従来の技術を説明す
るための回路図、図5はその動作を示すタイミングチャ
ートである。図3においてADDは行アドレス信号であ
り行デコーダ32及び29のATDパルスを発生するア
ドレス遷移検出回路に入力される。33は入力データD
INの変化した事を検出してパルス(以下DTDパル
ス)を発生するデータ遷移検出回路(以下DTD回路と
呼ぶ)である。
【0003】また、PチャネルMOSトランジスタ(以
下PMOSと呼ぶ)36、Nチャネル型MOSトランジ
スタ(以下NMOSと呼ぶ)37及びPMOS38、N
MOS39によ構成されるインバータは書き込みドライ
バーであり、DINもしくはインバータ35により反転
される信号/DINをドライブしデータを書き込む。3
0はオートパワーダウン信号(以下APDパルスと呼
ぶ)を発生するタイマー回路及び制御回路であり、AT
Dパルス、DTDパルス、WEP信号を受けて所定期間
のパルスを発生する。このAPDパルスは行デコーダ3
2に入力されると共に、昇圧制御回路31に入力され
る。この昇圧制御回路の詳細を図4に示す。1はNOR
回路でありWEP、ATDパルス、APDパルス、DT
Dパルスが入力される。その出力Φ3はNOR7、NA
ND4及びディレイインバータ2に入力される。NAN
D4の出力は、インバータ5、インバータ6に接続さ
れ、インバータ6の出力はNOR7に入力され、その出
力はインバータ8に入力され、インバータ8はプリチャ
ージ駆動信号Φ2を発生する。
【0004】インバータ5の出力は昇圧コンデンサ10
を駆動する昇圧駆動信号Φ1を発生する。
【0005】図3における入力信号A1、A2はブロッ
ク選択用のデコード信号である。NOR50はブロック
分割されたメモリセルアレイの中から一つのブロックを
選択するブロック選択デコーダである。NOR50の正
側電源は前記昇圧用コンデンサ10により昇圧される被
昇圧ラインVLINE1に接続され、負電源はグランド
に接続される。NOR50の出力はPMOS51及びN
MOS52より構成されるインバータの正電源に接続さ
れる。このインバータはワード線ドライバーであり出力
はワード線WLに接続される。
【0006】以下に図5を用いて従来技術の動作につい
ての説明を行う。まず行アドレス信号ADDがATD2
9及び行デコーダ32に入力されると共に、列アドレス
が列選択デコーダ(カラムデコーダ、ブロック選択デコ
ーダを含む。両方共図示せず。)に入力されている。書
き込みサイクルでアドレス信号ADD及び書き込みデー
タDINが共に変化した場合を例にとって説明する。ラ
イトイネーブル信号/WEが論理「H」から「L」に変
化する。この変化を検知してWEPパルス発生回路(図
示せず)より所定時間t1の間「H」パルスが発生され
る。アドレス信号ADDも変化し、その変化を検知して
前記ATD回路の出力は所定時間t2の間論理「H」の
パルス信号を発生する。同様にDINも変化しDTD回
路は所定期間t3の間論理「H」のパルス信号を発生す
る。以上の信号WEP、ATD、DTDを受けてAPD
はの出力は所定の期間t4の間論理「L」のAPDパル
スを発生する。その後、WEP、ATD、DTD、AP
Dは昇圧制御回路内のNOR1により合成され期間t4
の間論理「H」のパルスΦ3を発生する。この信号Φ3
はディレイインバータ2、3、6、NOR7、NAND
4、インバータ5、8により昇圧用コンデンサをプリチ
ャージするための信号Φ2、及び昇圧信号Φ1を発生す
る。すなわちΦ2が論理「L」のプリチャージ状態の
時、昇圧コンデンサCは電源電圧VDDの電位差が生じ
るように充電され、その後、Φ2が論理「H」に変化し
プリチャージトランジスタT7がオフ状態となりプリチ
ャージは終了する。それからΦ1が論理「L」から論理
「H」に立ち上がり昇圧動作が開始される。この時、充
電されたコンデンサCの充電電圧が加算されるためブロ
ック選択回路の電源ラインVLINE1は電源電圧VD
D+△Vのレベルに引き上げられる。この時ブロック選
択回路NOR50には論理「L」のブロック選択信号A
1、A2が入力されており、NOR3の出力であるVL
INE2は電源電圧VDDとなっている。そこから前記
VLINE1のVDD+△Vを受けて、VLINE2の
レベルはVDD+△Vとなる。さらにVLINE2のレ
ベルはPMOS51及びNMOS52より構成されるワ
ード線ドライバーの正電源に入力される。この時すでに
行選択デコーダ32の出力であるワード線選択信号は論
理「L」になっておりワード線ドライバーの出力は論理
「H」、すなわちVDDのレベルになっており、前記V
LINE2の信号を受けてさらにVDD+△Vに引き上
げられる。
【0007】またこの時、書き込みデータDINが入力
されデータINは前記書き込みドライバーにより正転、
反転データ共、データバスDB、/DBに伝達される。
列選択デコーダ(図示せず)の出力である列選択信号
Y、/Yもそれぞれ論理「H」、論理「L」となってお
りカラムゲート40、41はオン状態となり、前記D
B、/DBのデータはビット線BL、/BLに伝達され
ている。
【0008】ここで選択されたワード線WLは前記した
ようにVDD+△Vにまで昇圧されており、メモリセル
のストアノードBは、ほぼVDD+△V−Vthまで引
き上げられる(ここでVthはメモリセルトランスファ
ゲートであるNMOS42、44のしきい値電圧)。そ
の後APD信号が論理「H」となり、それを受けてΦ3
は論理「L」に変化する。この後、昇圧駆動信号Φ1が
論理「L」となり昇圧動作が終了となり、その後プリチ
ャージ信号Φ2は論理「L」に変化しコンデンサC及び
VLINE1を再度プリチャージする。APD信号は行
選択デコーダ32にも入力されており、APDが論理
「H」に変化するのを受けてワード線のレベルも論理
「L」となり書き込みは終了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において被
昇圧ラインを昇圧した後、プリチャージ用のPchトラ
ンジスタを介して流れるカットオフ電流により、 VD
D+△Vまで昇圧された電荷が抜けるため、メモリセル
低電圧動作を実現するために十分なメモリセル・ストア
ノード電位を確保する事が困難であるという問題があっ
た。これによりプロセス流動時にトランジスタのVth
の管理幅が狭くなり、歩留まり低下の一因となってい
た。
【0010】また、昇圧電位を高く設定するという方法
もあるが、近年のようにプロセス微細化が進みゲート膜
の厚さも薄くなっておりゲート膜破壊という信頼性の問
題が生じる可能性がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(手段1)ビット線対と
ワード線との交差部に配置されたスタティック型メモリ
セルと、複数の前記スタティック型メモリセルから構成
されるブロックを複数有し、選択された前記メモリセル
に接続されたワード線を昇圧するための昇圧用コンデン
サと、被昇圧ラインと昇圧用コンデンサをプリチャージ
するプリチャージトランジスタと、前記プリチャージト
ランジスタを制御するプリチャージ制御信号、前記昇圧
用コンデンサーを駆動する昇圧駆動信号、及びその制御
回路を有する半導体記憶装置で、前記コンデンサを複数
個設け、1サイクル内で複数回、昇圧する事を特徴とす
る。
【0012】(手段2)手段1記載の半導体記憶装置の
昇圧タイミングに関し、1サイクル内での複数回の昇圧
において、各昇圧期間が重ならない事を特徴とする。
【0013】(手段3)手段1、2記載の半導体記憶装
置で前記第1の昇圧期間と前記第2の昇圧期間の切り替
えを行う制御信号に内部タイマー回路からの信号を用い
昇圧制御を行う事を特徴とする。
【0014】(手段4)ビット線対とワード線との交差
部に配置されたスタティック型メモリセルと、複数の前
記スタティック型メモリセルから構成されるブロックを
複数有し、選択された前記メモリセルに接続されたワー
ド線を昇圧するための昇圧用コンデンサと、被昇圧ライ
ンと昇圧用コンデンサをプリチャージするプリチャージ
トランジスタと、前記プリチャージトランジスタを制御
するプリチャージ制御信号、前記昇圧用コンデンサーを
駆動する昇圧駆動信号、及びその制御回路を有する半導
体記憶装置で、前記プリチャージ用トランジスタのVt
hを選択的に高くする事を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例を図1、
2、3を参照しながら以下に説明する。図1における1
2は4入力NOR、13は2入力NOR、18は3入力
NAND、25は3入力NORである。16、17、2
2、23、24はディレイインバータ、14、19、2
0、21はインバータである。15は昇圧用コンデンサ
26、27及び被昇圧ラインVLINE1をプリチャー
ジするためのPMOSトランジスタである。26、27
は昇圧用コンデンサC1、C2である。また、図3にお
いては従来技術で説明したものと同一であるため詳細な
説明は省略する。
【0016】WEP、ATD、DTD、APD1信号
(従来のAPD信号と同一信号)はNOR12に入力さ
れる。NOR12の出力は以下Φ4とする。Φ4はNO
R13、NAND18に入力されると共にディレイイン
バータ16、17を介してNAND18に入力される。
さらに、インバータ21を介しNOR25に入力される
と共にディレイインバータ22、23、24を介しNO
R25の他端子に入力される。NAND18の出力はイ
ンバータ19を介してNOR13の他端子に入力され
る。NOR13の出力はインバータ14を介し昇圧用コ
ンデンサ・プリチャージ信号Φ5として出力される。並
びにNAND18の出力はインバータ20を介し昇圧コ
ンデンサ駆動信号Φ6として出力され、26の昇圧用コ
ンデンサC1を駆動する。またさらに、Φ4はインバー
タ21を介しNOR25に入力されると共に、ディレイ
インバータ22、23を介しNOR25の他方の端子に
入力される。NOR25の出力は27の昇圧用コンデン
サC2を駆動する昇圧駆動信号Φ7を出力する。信号線
29は、NAND18及びNOR25の他端子に入力さ
れる。
【0017】Φ8であるが本実施の形態ではオートパワ
ーダウン信号発生用タイマー回路より分岐した信号であ
りΦ8とする(ここではAPD信号発生用タイマー回路
を兼用して用いているが独立したタイマー回路を用いて
も問題ない)。そのタイマー回路の詳細を図6に示す。
60〜65はディレイインバータ、57〜59はPMO
S、66〜68はNMOS、54〜56はPMOSゲー
トで形成された容量、69、70はNMOSゲートで形
成された容量、71、72はNOR回路である。INに
は、ATD、WEP、DTDがいずれか変化した場合に
発生されるパルスIN1が入力される。前記IN1のパ
ルス「H」がINに入力されとnode1の電位はIN
1パルスに応答して論理「L」から論理「H」に立ち上
がる。同時に、PMOS57、58、59、NMOS6
6、67、68により高速にディレイインバータ間のノ
ードを充放電するため、node2のレベルは論理
「H」に立ち上がる。この時NOR71の出力は論理
「L」となる。やがて前IN1パルスは所定時間ta
後、論理「L」に立ち下がる。PMOS54〜56、N
MOS69、70のゲートは各ディレイインバータ間の
ノードに接続されたゲート容量である。各ディレイイン
バータ間の遅延時間は、この接続されたゲート容量と示
段ディレイインバータを構成するNMOS、PMOSの
ゲート容量、配線容量及び配線抵抗によって決定され
る。ここで、入力INからnode2までの遅延時間を
tbとする。node2は時間ta経過後さらに時間t
bの遅延を経てから論理「L」に変化する。node1
論理「L」、node2論理「H」でNOR71はさら
に論理「L」を時間tbの間出力する。つまりこのタイ
マー回路の出力は論理「L」のパルス幅ta+tbのA
PD信号を発生させる。同様にして入力INからnod
e4までの遅延時間をtcとするとNOR72はta+
tcの期間論理「L」の信号を発生しインバータ73の
出力がΦ8となる。
【0018】次に図2のタイミングチャートを参照しな
がら本発明の動作についての説明を行う。まず行アドレ
ス信号ADDがATD29及び行デコーダ32に入力さ
れると共に、列アドレスが列選択デコーダ(カラムデコ
ーダ、ブロック選択デコーダを含む。両方共図示せ
ず。)に入力されている。書き込みサイクルでアドレス
信号ADD及び書き込みデータDINが共に変化した場
合を例にとって説明する。ライトイネーブル信号/WE
が論理「H」から「L」に変化する。この変化を検知し
てWEPパルス発生回路(図示せず)より所定時間t1
の間「H」パルスが発生される。アドレス信号ADDも
変化し、その変化を検知して前記ATD回路の出力は所
定時間t2の間論理「H」のパルス信号を発生する。同
様にDINも変化しDTD回路は所定期間t3の間論理
「H」のパルス信号を発生する。以上の信号WEP、A
TD、DTDを受けてAPDはの出力は所定の期間t4
=t+taの間論理「L」のAPDパルスを発生する。
その後、WEP、ATD、DTD、APDは昇圧制御回
路内のNOR1により合成され期間t4の間論理「L」
のパルスΦ3を発生する。Φ8は、期間t5=t+tb
の間論理「H」のパルスを発生する。WEP、ATD、
DTDが論理「H」から論理「L」に立ち下がると同時
にNOR12の出力Φ4は論理「L」から論理「H」に
立ち上がる。
【0019】それを受けてΦ5が論理「H」に立ち上が
りC1、C2のプリチャージが終了する。Φ5が立ち上
がってからディレイインバータ16、17のディレイ分
である時間t6経過後、26の昇圧用コンデンサC1を
駆動するための信号Φ6が論理「H」に立ち上がり、昇
圧動作が開始される。この時、充電されたコンデンサC
1の充電電圧が加算されるためブロック選択回路の電源
ラインVLINE1は電源電圧VDD+△Vのレベルに
引き上げられる。この時ブロック選択回路NOR50に
は論理「L」のブロック選択信号A1、A2が入力され
ており、NOR3の出力であるVLINE2は電源電圧
VDDとなっている。そこから前記VLINE1のVD
D+△Vを受けてVLINE2のレベルはVDD+△V
となる。さらにVLINE2のレベルはPMOS51及
びNMOS52より構成されるワード線ドライバーの正
電源に入力される。この時すでに行選択デコーダ32の
出力であるワード線選択信号は論理「L」になっており
ワード線ドライバーの出力は論理「H」、すなわちVD
Dのレベルになっており、前記VLINE2の信号を受
けてさらにVDD+△V に引き上げられる。この時、
課題でも述べたようにプリチャージトランジスタ15の
チャネルからのカットオフリークにより次第に電荷がぬ
けVLだけ電圧が降下してしまう。つまり昇圧開始から
時間T後のワード線ドライバーの出力電位はVDD+△
V−VLに低下してしまう。Φ6が立ち上がってからt
7後前記Φ8が立ち下がるのを受けて、Φ6も立ち下が
りC1を用いた昇圧動作は終了する。しかし、Φ8の立
ち下がりと同時に、昇圧用コンデンサC2を駆動するた
めの信号Φ7が論理「H」に立ち上がり昇圧動作が再度
行われる。C1で昇圧した時と同様にVLINE1、V
LINE2、WLの電位は再度VDD+△Vとなる。そ
の後、APDが論理「H」に立ち上がり、それを受けて
Φ7も論理「L」に変化し昇圧動作が終了する。後の動
作は従来技術と同様なためここでは省略する。本実施形
態ではライトサイクルにおいて説明を行ったが、リード
サイクルにおいても適用する事が可能である。
【0020】次に手段4における本発明の一実施形態に
ついて説明する。
【0021】半導体基盤上に公知の技術を用い、ウェル
形成、フィールド形成、ゲート膜形成、ストッパ領域形
成を行う。ここでPチャネルトランジスタVth調整を
目的としてNWELL上のPチャネルトランジスタ形成
領域にB+(ボロン)イオンをドープするわけである
が、まず全Pチャネルトランジスタ形成領域に一定のB
+をドープし、続いてフォト工程にて昇圧用コンデンサ
・プリチャージトランジスタのトランジスタ形成領域以
外をレジストで覆い再度B+をドープする。これにより
昇圧用コンデンサ・プリチャージトランジスタのトラン
ジスタ形成領域のみB+濃度が高められVthを高めに
設定する事が可能となる。後は、公知の技術を用いてゲ
ート電極形成、チャネル形成、コンタクト形成、配線形
成を行う。
【0022】
【発明の効果】1、手段1の効果として1サイクル(こ
の実施例ではライトサイクル)内で、2つのコンデンサ
を利用し、タイミングの異なる2つの昇圧駆動信号を発
生させ、2回の昇圧動作を行っているため、リークによ
るワード線のレベル低下を最小限に抑える。よって十分
なメモリセル・ストアーノード電位を確保する事が可能
となり低電圧での動作マージンを広げる事が可能とな
る。
【0023】2、手段2の効果として昇圧用コンデンサ
C1、C2を駆動する昇圧タイミングが重ならないため
過昇圧によるゲート膜の破壊を防ぐ事が可能となり、信
頼性の向上を図る事が可能となる。
【0024】3、手段4の効果として、選択的にリーク
源であるプリチャージトランジスタのVthを高めに設
定する事によりリークによる昇圧レベルの低下を最小限
に抑え、効率の良い昇圧動作を実現する事が可能とな
る。
【0025】全体を通して、プロセスマージンを広げる
事が可能となり安定的に高歩留まりを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図。
【図2】本発明の実施例における動作を説明するタイミ
ングチャート。
【図3】本発明の実施例を示すSRAMの概略図。
【図4】従来技術を示す図。
【図5】従来技術の動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図6】本発明の一実施例を示す図。
【符号の説明】
1、12…4入力NOR 25…3入力NOR 2、3、16、17、22〜24、60〜65…ディレ
イインバータ 5、6、8、21、19、14、20、53、73…イ
ンバータ 4…2入力NAND 7、13、71、72…2入力NOR 10、26、27…昇圧用コンデンサ 9、15、57、58、59…PチャネルMOS 66、67、68…NチャネルMOS 54、55、56…PMOSゲート容量 69、70…NMOSゲート容量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット線対とワード線との交差部に配置さ
    れたスタティック型メモリセルと、複数の前記スタティ
    ック型メモリセルから構成されるブロックを複数有し、 選択された前記メモリセルに接続されたワード線を昇圧
    するための昇圧用コンデンサと、被昇圧ラインと昇圧用
    コンデンサをプリチャージするプリチャージトランジス
    タと、前記プリチャージトランジスタを制御するプリチ
    ャージ制御信号、前記昇圧用コンデンサーを駆動する昇
    圧駆動信号、及びその制御回路を有する半導体記憶装置
    で、 前記昇圧用コンデンサを複数個設け、1サイクル内で複
    数回、昇圧する事を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体記憶装置の昇圧タイ
    ミングに関し、1サイクル内での複数回の昇圧におい
    て、各昇圧期間が重ならない事を特徴とする半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2記載の半導体記憶装置で前記
    第1の昇圧期間と前記第2の昇圧期間の切り替えを行う
    制御信号に内部タイマー回路からの信号を用い昇圧制御
    を行う事を特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】ビット線対とワード線との交差部に配置さ
    れたスタティック型メモリセルと、複数の前記スタティ
    ック型メモリセルから構成されるブロックを複数有し、 選択された前記メモリセルに接続されたワード線を昇圧
    するための昇圧用コンデンサと、被昇圧ラインと昇圧用
    コンデンサをプリチャージするプリチャージトランジス
    タと、前記プリチャージトランジスタを制御するプリチ
    ャージ制御信号、前記昇圧用コンデンサーを駆動する昇
    圧駆動信号、及びその制御回路を有する半導体記憶装置
    で、 前記プリチャージ用トランジスタのVthを選択的に高
    くする事を特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8270247B2 (en) 2009-12-25 2012-09-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Word line driving circuit and semiconductor storage device
US9401192B2 (en) 2013-10-17 2016-07-26 Fujitsu Semiconductor Limited Ferroelectric memory device and timing circuit to control the boost level of a word line

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