JP2000285002A - ハイパーテキスト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供するための装置及び方法 - Google Patents

ハイパーテキスト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供するための装置及び方法

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JP2000285002A
JP2000285002A JP11088168A JP8816899A JP2000285002A JP 2000285002 A JP2000285002 A JP 2000285002A JP 11088168 A JP11088168 A JP 11088168A JP 8816899 A JP8816899 A JP 8816899A JP 2000285002 A JP2000285002 A JP 2000285002A
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Koichi Hayashi
浩一 林
Shigehisa Kawabe
惠久 川邉
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/35Network arrangements, protocols or services for addressing or naming involving non-standard use of addresses for implementing network functionalities, e.g. coding subscription information within the address or functional addressing, i.e. assigning an address to a function

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1以上のサーバが提供する1以上のハイパー
テキスト間における相互のリンク関係によって構成され
るハイパーテキスト空間において、ユーザ(又はユーザ
・グループ)毎に固有のアクセス空間の選択的指定を可
能する。 【解決手段】 固有アクセス空間は、ページ情報に対す
るユーザ・コメントをページ情報のリファレンスと対応
付けて管理するリンク・コメント・データによって定義
される。解析部は、ユーザからのページ要求を解釈し
て、要求されたページ情報のURLと空間識別情報を抽
出する。ページ情報要求部は、抽出されたURLが参照
するページ情報をWWWサーバに要求し、ページ情報受
信部はこのページ情報を受信する。固有情報付加部は、
空間識別情報に該当するリンク・コメント・データを取
り出して、受信したページ情報に対してコメントを付加
してページ合成する。要求元のユーザには、要求したペ
ージ情報そのものに替えて、ページ合成されたページ情
報が返される。ユーザは、表示された固有情報を基に効
率的なハイパーテキスト探索を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1以上のサーバが
提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけるリン
ク関係によって構成されるハイパーテキスト空間におい
て、ユーザ(又はユーザ・グループ)に固有の情報を付
与したり、固有の処理の適用を簡便に行なうための装置
及び方法に係り、特に、ハイパーテキスト空間におい
て、固有の情報を付与したり固有の処理の適用を簡便に
行なうための、ユーザ(又はユーザ・グループ)に固有
のリンク探索の経路を規定した固有のアクセス空間を提
供するための装置及び方法に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、ハイパーテキス
ト空間において、特定の個人ユーザ(又は、ハイパーテ
キスト探索作業を共にする特定のユーザ・グループ)毎
に固有のアクセス空間を選択的に指定するための装置及
び方法に係り、特に、利用者のハイパーテキスト空間の
探索によって動的に定まる範囲に対して固有のアクセス
空間を提供するための装置及び方法に関する。
【0003】
【従来の技術】昨今、コンピュータ・システムどうしを
ネットワークによって相互接続する「ネットワーク・コ
ンピューティング」に関する技術開発が盛んに行なわれ
ている。コンピュータどうしをネットワーク接続する意
義は、互いのコンピュータ資源の共有、情報の流通・共
有などにある。
【0004】コンピュータどうしを接続する通信媒体と
しては、企業や研究機関の構内など限定した空間内に敷
設されたLAN(Local Area Networ
k)や、LANどうしを専用線等で相互接続したWAN
(Wide Area Network)など様々であ
る。最近では、全世界を網羅する巨大なネットワークで
ある「インターネット」の利用が盛んである。
【0005】「インターネット」は、米国防総省が構築
したARPANET(Advanced Resear
ch Projects Agency Networ
k)を原形としたネットワークであり、その後、全米科
学財団のNSFNET(National Scien
ce Foundation Network)に包括
されるとともに、1995年にバックボーンが民間に移
管されることにより、現在における本格的な拡大がスタ
ートすることとなった。インターネットは、各大学や研
究機関等に設置されたサーバ(主にUNIXワークステ
ーション)が自主的に相互接続を繰り返した結果、その
字義通り、世界規模のネットワークへと成長を遂げた。
インターネット上のサーバどうしは、通常、TCP/I
P(Transmission Control Pr
otocol/InternetProtocol)接
続される。
【0006】現在、インタネット上には無数のサーバが
接続されており、各サーバは自身が所有する資源を無数
のクライアントに公開している。例えば、WWW(Wo
rld Wide Web)やFTP(File Tr
ansfer Protocol)、NEWS、Gop
herなどの資源提供サービスがインターネット上で公
開されており、各クライアントにとってネットワークへ
のアクセスが益々容易となってきている。特に、WWW
は、インターネットを爆発的に普及させた要因の1つと
言われている。
【0007】インターネット上に散在する各資源オブジ
ェクトは、URL(UniformResource
Locator)という形式のリファレンスによって特
定される。URLとは、資源の名前とを指定した文字列
であり、スキーム名(プロトコル名)://ホスト名
(ドメイン名):ポート番号/パス名(ファイル名)」
という形式で記述される。URLについては、例えばR
FC1738やRFC1808などに記述されている。
また、ここで言うホスト名は、TCP/IP(Tran
smission Control Protocol
/Internet Protocol)ネットワーク
で用いられるネーム・サービスであるDNS(Doma
in Name System)の体系に従う。DNS
では、ドメインと呼ぶ論理的なグループを階層的に設定
することができ、その論理グループの名称であるドメイ
ン名をコンピュータの名前(ホスト名)の一部に組み込
んで利用される。DNSサーバは、ドメイン名とIPア
ドレスの対応表を持っており、ドメイン名に基づく問い
合わせに対して該当するIPアドレスを返すようになっ
ている(周知)。
【0008】インターネットにおける代表的なアプリケ
ーションであるWWWは、ハイパーリンク構造の資源オ
ブジェクトすなわち「ハイパーテキスト」をインターネ
ット上で広域的に提供する分散型の情報検索システムで
あり、世界中に分散したWWWサーバによって構成され
る。WWWサーバとWWWクライアントの間では、通
常、HTTP(Hyper Text Transfe
r Protocol)プロトコルに従って資源アクセ
スが行われる。HTTPプロトコルについては、例えば
RFC(Request For Comments)
1945やRFC2068に記述されている。
【0009】また、WWW資源空間において特によく利
用される(すなわちWWWサーバが提供する)資源オブ
ジェクトは、HTML(Hyper Text Mar
kup Language)という形式の言語で記述さ
れたハイパーテキスト・ドキュメントである。HTML
については、例えばRFC1866に記述されている。
WWW資源空間上に散在するHTML形式の資源オブジ
ェクトは、前述したURL形式のリファレンスを有して
いる(但し、スキーム名として”http”を使用す
る)。
【0010】ここで、「ハイパーテキスト」は、ファイ
ルを構成する文字や絵、表などをカードのようなオブジ
ェクトとして扱い、さらにそのオブジェクト間で関連付
けすなわちリンクを形成して、相互にすぐ参照できる機
能を持っている(周知)。例えば、WWW資源空間上に
存在するHTMLドキュメントは、他の資源オブジェク
トへのリンク情報が複数埋め込まれている。HTMLド
キュメントに埋め込まれる各リンク情報も、上述したU
RL形式で記述されたリファレンスである。
【0011】WWWサーバは、通常、WWWサーバ専用
のサーバ・アプリケーションを用いて動作するコンピュ
ータ・システムであり、HTML形式で記述されたハイ
パーテキストからなる資源オブジェクトを複数所有する
ととともに、WWWクライアントに対する資源提供サー
ビスを行う。言い換えれば、情報の提供者は、提供した
い情報をHTML形式で記述した資源オブジェクトとし
てWWWサーバに蓄積して、インターネット上で公開す
ることによって、各WWWクライアントへの情報提供を
達成することができる。
【0012】他方、WWW資源空間上で資源オブジェク
トを要求するWWWクライアントは、通常、「WWWブ
ラウザ」と呼ばれるアプリケーションを用いて動作する
コンピュータである。
【0013】WWWブラウザは、資源オブジェクトの取
り出しを代行する一種のユーザ・エージェントであり、
クライアント・マシンのデスクトップ画面上では「ブラ
ウザ・ウィンドウ」という形態で出現する。WWWブラ
ウザは、ブラウザ・ウィンドウ画面上の場所ボックスに
キー入力されたURLに従って、ネットワーク上のハイ
パーリンク構造の資源空間を探索し、URLに該当する
資源オブジェクトすなわちHTMLドキュメントを検索
して、そのダウンロードを行う。取得したHTMLドキ
ュメントのコンテンツは、ページ(ホームページ)画面
を組み立てるためのページ情報として利用される。すな
わち、WWWブラウザはHTMLドキュメントを解析し
て、ブラウザ・ウィンドウ画面上にページ画面を表示す
る。
【0014】一般に、ページ表示画面上では、他の資源
オブジェクトへのリンク情報に関連する表示オブジェク
トは「アンカー」としてホットスポット表示されてお
り、ユーザはページ表示画面上に散在するリンク情報の
在り処を直感的に検知することができる。ページ表示画
面上に貼り付けられたリンク情報の実態は、各リンク先
の資源オブジェクトへのリファレンスであり、やはりU
RL形式で記述されている。ユーザは、ホームページ画
面上で、関心のあるアンカーをマウスでクリックすると
いう直感的な操作によって、リンク付けされた次の資源
オブジェクトを指示することができる。WWWブラウザ
は、アンカーのクリック操作に応答して、アンカーに埋
め込まれたURLに該当する資源オブジェクトを資源空
間上で探索し、リンク先への参照を実現する。
【0015】略言すれば、世界規模で展開されたWWW
資源空間をWWWブラウザがURLに従って探索するこ
とによって、ユーザは居ながらにして即座に入手するこ
とができる訳である。また、ハイパーテキストすなわち
HTMLドキュメントの相互で定義されたリンク情報を
用いることで、資源空間上を様々な観点から探索し、所
望の情報にたどり着くことができる。
【0016】以下では、相互にリンクが形成されたハイ
パーテキストによって構成される資源空間のことを「ハ
イパーテキスト空間」とも呼ぶことにする。
【0017】ところで、WWW資源空間上における資源
オブジェクト間のリンク情報、すなわちハイパーテキス
ト空間におけるリンク情報は、ハイパーテキストを作成
する無数の情報提供者によって形成される。各情報提供
者はWWW資源空間上に散在し、夫々の資源提供に関す
る意図や方針等は区々である。したがって、無数の情報
提供者によって定義されるリンク構造は、必ずしも情報
の利用者としてのWWWクライアントの利便性が図られ
たハイパーリンク構造とはなっていない。すなわち、ク
ライアント・ユーザは、ハイパーテキスト空間上を、探
索し易い経路でたどることができるとは限らないのであ
る。特に、WWW資源空間上に蓄積される情報量が益々
巨大化してきた現在においては、必要な情報すなわち資
源オブジェクトに対していかにして簡便且つ効率的にア
クセス可能にするか、ということは重要な技術的課題と
なってきている。
【0018】単一のユーザ、又は複数のユーザの間で、
同じ探索範囲を繰り返し探索することが頻繁に生じる。
例えば、WWW資源空間上で同じ種類の情報探索作業を
するときには、以前に用いたのと同種の情報を探索する
必要があることがある。また、同じ目的を以って仕事を
している同僚は、同じ情報を既に探索していることがあ
る。離れた場所で関連する仕事をしている人や、同じ趣
味や興味を持った他人が同じ情報の探索を行っている場
合も少なくない。このような、過去にWWW資源空間を
探索した履歴を適切に再利用することができれば、各利
用者のハイパーテキスト探索効率が向上することが期待
できると予想される。
【0019】過去に行われた個人あるいは共有の探索の
結果を利用して、以降の探索作業の効率化を図るという
技術に関して、既に幾つか提案されている。
【0020】例えば、特開平10−254758号公報
には、各自が探索したページ・アドレスに対して固有の
情報を付け加える「文書閲覧システム」について開示し
ている。同文書閲覧システムでは、「プロキシー(Pr
oxy)」と呼ばれるデータ中継装置に、特定のページ
・アドレスに対して固有の情報を関連付けて記憶してお
く。ページ情報の閲覧時には、付与した情報を提示する
ことによって、過去に探索したときに自分で記した情報
や他人が記した情報を閲覧することを可能にする。
【0021】相互にリンクが形成されたハイパーテキス
ト空間における探索の経路を規定したものを「アクセス
空間」と呼ぶならば、特開平10−254758号公報
に開示された文書閲覧システムは、ハイパーテキスト空
間に対するユーザ固有のアクセス空間を提供するもので
あると言えよう。固有のアクセス空間は、元のハイパー
テキスト空間とは異なるリンク関係を形成した、利用者
の目的に合致したハイパーテキスト空間である。
【0022】また、各自の探索の結果や履歴を再利用す
る技術には、例えば、米国Netscape社のブラウ
ザ製品”Netscape Navigator”は
「ブックマーク」機能を備えている。この「ブックマー
ク」とは、ブラウザの各利用者が重要であると思った情
報のリファレンス、すなわちページのURLを分類・整
理して保管しておき、再度同じ情報をアクセスするとき
には、ブックマークに登録されたURLリストを呼び出
すことでアクセスを容易にするものである。さらに、ブ
ックマークを複数の利用者間で共有することができれ
ば、各々が持つ探索の結果を有効に利用することが可能
となる。
【0023】しかしながら、過去にハイパーテキスト空
間を探索したときに蓄積された固有情報を利用して、ハ
イパーテキスト空間に対する固有のアクセス空間を提供
するという上述の各公知技術には、固有情報の記録の利
便性、固有アクセス空間の利便性の観点というから、以
下のような問題点があった。
【0024】まず、第一に、プロキシを用いて共有情報
を付加する前者の技術においては、ユーザ(又は、ハイ
パーテキスト探索作業を共にするユーザ・グループ)毎
の固有アクセス空間の選択をすることが困難な点が挙げ
られる。固有情報を管理する単位は、共通の目的をもっ
て仕事を行う職場であったり、共通の興味を持った利用
者で構成されるコミュニティであるなど、種々様々であ
る。かかるユーザ単位は、企業内の特定の部課(すなわ
ち局所)に限定されたり、逆に、外部ネットワークなど
を介して遠隔地に散在することもある。これに対し、デ
ータ中継を行うプロキシによる管理単位は、一般に、企
業や企業内の事業場など、内部ネットワークと外部ネッ
トワークとを仕切る単位であり、この単位は、ハイパー
テキスト空間のアクセスに関する固有情報を共有する単
位とは明らかに相違する。
【0025】また、後者のブックマークは、ページ情報
を参照する入り口となるアドレス(URL)を単純に保
持しているに過ぎない。このため、ページ情報に対する
コメントなど、ページの内容に関する情報を複数の利用
者間で共有するには、各利用者が持つブックマークの中
を逐次参照し合う必要がある。さらに、あるURLに該
当するページに含まれているリンク情報の一部分だけが
必要である場合にも、ページ情報全体をブラウザ画面上
に表示する必要がある。すなわち、ブックマークをただ
単に管理・共有するだけでは、ブックマーク中の1つの
URLを参照する度毎に、該当するページ全体が画面上
に組立てられるまで待つ必要があり、情報の参照効率が
低い。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1以
上のサーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間
におけるリンク関係によって構成されるハイパーテキス
ト空間において、ユーザ(又はユーザ・グループ)に固
有の情報を付与したり、固有の処理の適用を簡便に行な
うことができる、優れた装置及び方法を提供することに
ある。
【0027】本発明の更なる目的は、ハイパーテキスト
空間において、ユーザ(又はユーザ・グループ)に固有
の情報を付与したり、固有の処理の適用を簡便に行なう
ためのリンク探索の経路を規定した固有のアクセス空間
を提供することができる、優れた装置及び方法を提供す
ることにある。ここで言う固有のアクセス空間は、元の
ハイパーテキスト空間とは異なるリンク関係を形成し
た、利用者の目的に合致したハイパーテキスト空間であ
る。
【0028】本発明の更なる目的は、ハイパーテキスト
空間において、特定の個人ユーザ(又は、ハイパーテキ
スト探索作業を共にするユーザ・グループ)毎に固有の
アクセス空間を選択的に指定することができる、優れた
装置及び方法を提供することにある。
【0029】本発明の更なる目的は、利用者がハイパー
テキスト空間において行なった探索によって動的に定ま
る範囲に対して固有のアクセス空間を提供することがで
きる、優れた装置及び方法を提供することにある。
【0030】本発明の更なる目的は、利用者が指定した
リンク・グループに対して必要な情報を取り出して、新
たなページを合成する処理を簡便に行なうことができ
る、優れた装置及び方法を提供することにある。
【0031】本発明の更なる目的は、多段階にわたるペ
ージの合成処理の指示を簡便に行なうことができる、優
れた装置及び方法を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、1以上のサーバが提供する1以上のハイパーテキス
ト相互間におけるリンク関係によって構成されるハイパ
ーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索するユーザに
固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供するため
の装置であって、ページ情報に関するユーザ毎の固有情
報に空間識別情報を付与し、該ページ情報に対するリフ
ァレンスと対応付けて管理する第1の手段と、要求され
たページ情報に対応する固有情報を前記第1の手段から
取り出して該ページ情報に付加する第2の手段と、ペー
ジ情報に含まれるリファレンスを対応する空間識別情報
に置き換える第3の手段と、を含むことを特徴とするハ
イパーテキスト空間においてユーザに固有アクセス空間
を提供するための装置である。
【0033】また、本発明の第2の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザに固有の経路を規
定した固有アクセス空間を提供するための装置であっ
て、ページ情報に関するユーザ毎の固有情報に空間識別
情報を付与し、該ページ情報に対するリファレンスと対
応付けて管理する第1の手段と、要求されたページ情報
に対応する固有情報を前記第1の手段から取り出して該
ページ情報に付加する第2の手段と、ページ情報に含ま
れるリファレンスを対応する空間識別情報に置き換える
第3の手段と、ページ情報に関する固有情報を前記第1
の手段に登録する第4の手段と、を含むことを特徴とす
るハイパーテキスト空間においてユーザに固有アクセス
空間を提供するための装置である。
【0034】また、本発明の第3の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザ(又はユーザ・グ
ループ)に固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
供するための装置であって、(a)ページ情報に関する
ユーザ(又はユーザ・グループ)毎の固有情報に空間識
別情報を付与し、該ページ情報に対するリファレンスと
対応付けて管理する空間固有情報管理部と、(b)ユー
ザからのページ要求を解釈して、要求されたページ情報
のリファレンスと空間識別情報を抽出する解析部と、
(c)前記解析部で抽出されたリファレンスが参照する
ページ情報を、ハイパーテキストを提供するサーバに要
求するページ情報要求部と、(d)ハイパーテキストを
提供するサーバからページ情報を受信するページ情報受
信部と、(e)前記解析部で抽出された空間識別情報に
該当する固有情報を前記空間固有情報管理部から取り出
して、受信したページ情報に対する固有情報を付加する
固有情報付加部と、(f)受信したページ情報に含まれ
るリファレンスを対応する空間識別情報に置き換える空
間識別情報付加部と、を具備し、ユーザが指定したリフ
ァレンスが参照する元のページ情報に替えて前記固有情
報付加部及び空間識別情報付加部によって合成されたペ
ージ情報をユーザに提供することを特徴とするハイパー
テキスト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供
するための装置である。
【0035】ユーザは、過去にハイパーリンク探索した
経路に関するコメントを残すことがある。上記の第3の
側面に係る装置では、このようなユーザ・コメントに基
づいて、ユーザ(又はユーザ・グループ)毎のハイパー
リンク探索に関する固有の経路を規定した固有アクセス
空間を構築する。すなわち、固有アクセス空間は、ペー
ジ情報に対するユーザ・コメントのような固有情報をペ
ージ情報のリファレンスと対応付けたリンク・コメント
・データによって定義される。各リンク・コメント・デ
ータには空間識別情報が付与され、空間固有情報管理部
によって管理される。
【0036】解析部は、ユーザからのページ要求を解釈
して、要求されたページ情報のリファレンスと空間識別
情報を抽出する。ここで言うユーザは、WWWブラウザ
を起動中のWWWクライアントに仮体される。
【0037】ページ情報要求部は、前記解析部で抽出さ
れたリファレンスが参照するページ情報を、ハイパーテ
キストを提供するWWWサーバに要求する。また、ペー
ジ情報受信部は、ハイパーテキストを提供するWWWサ
ーバからページ情報を受信する。
【0038】固有情報付加部は、解析部で抽出された空
間識別情報に該当するリンク・コメント・データを空間
固有情報管理部から取り出して、受信したページ情報に
対してコメントを付加する。さらに、空間識別情報付加
部は、受信したページ情報に含まれるリファレンスを対
応する空間識別情報を、空間固有情報管理部から取り出
して、リファレンスと置き換える。このようにして、要
求されたページ情報に基づいて、元のハイパーテキスト
空間ではなく、ユーザ固有のアクセス空間を提供するペ
ージが合成される。
【0039】要求元のユーザには、要求したページ情報
そのものに替えて、ページ合成されたページ情報が返さ
れる。この結果、要求元のWWWクライアントのコンピ
ュータ画面上に表示されるページは、ユーザ個人の固有
情報(あるいはハイパーテキスト探索作業を共にするユ
ーザ・グループの固有情報)が付加されているととも
に、固有の探索経路を持つ固有アクセス空間を提供する
ことになる。ユーザは、表示された固有情報と固有のア
クセス空間を基に、効率的なハイパーテキスト探索を行
なうことができる。
【0040】また、本発明の第4の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザ(又はユーザ・グ
ループ)に固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
供するための装置であって、(a)ハイパーテキストの
構成要素であるページ情報に対する固有情報をユーザか
ら受容して、該ページ情報に対するリファレンスと対応
付けて、空間識別情報を以って管理する空間固有情報管
理部と、(b)ユーザからのページ要求を解釈して、要
求されたページ情報のリファレンスと空間識別情報を抽
出する解析部と、(c)前記解析部で抽出されたリファ
レンスが参照するページ情報を、ハイパーテキストを提
供するサーバに要求するページ情報要求部と、(d)ハ
イパーテキストを提供するサーバからページ情報を受信
するページ情報受信部と、(e)前記解析部で抽出され
た空間識別情報に該当する固有情報を前記空間固有情報
管理部から取り出して、受信したページ情報に対して固
有情報を付加する固有情報付加部と、(f)受信したペ
ージ情報に含まれるリファレンスを対応する空間識別情
報に置き換える空間識別情報付加部と、を具備し、ユー
ザが指定したリファレンスが参照する元のページ情報に
替えて前記固有情報付加部及び空間識別情報付加部によ
って合成されたページ情報をユーザに提供することを特
徴とするハイパーテキスト空間においてユーザに固有ア
クセス空間を提供するための装置である。
【0041】上記の第4の側面に係る装置では、第3の
側面と同様に、リンク・コメント・データに基づいて固
有アクセス空間を構築し、これを空間固有情報管理部で
管理するようになっている。第4の側面では、さらに、
空間固有情報管理部に対するユーザからのコメントの登
録要求などの入力を受容することができる。これによっ
て、ユーザがハイパーテキスト空間において行なった探
索結果によって動的に定まる範囲に対して固有のアクセ
ス空間を提供することが可能となる。
【0042】また、本発明の第5の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザに固有の経路を規
定した固有アクセス空間を提供するための装置であっ
て、ページ情報を参照する1以上のリンクをグループ化
してリンク・グループ・データとして管理する第1の手
段と、処理要求されたリンク・グループに含まれる各リ
ンクに対して要求された処理を適用する第2の手段とを
含むことを特徴とするハイパーテキスト空間においてユ
ーザに固有アクセス空間を提供するための装置である。
【0043】また、本発明の第6の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザに固有の経路を規
定した固有アクセス空間を提供するための装置であっ
て、ページ情報を参照する1以上のリンクをグループ化
してリンク・グループ・データとして管理する第1の手
段と、処理要求されたリンク・グループに含まれる各リ
ンクに対して要求された処理を適用する第2の手段と、
リンク・グループに関する情報を前記第1の手段に登録
する第3の手段とを含むことを特徴とするハイパーテキ
スト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供する
ための装置である。
【0044】また、本発明の第7の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザ(又はユーザ・グ
ループ)に固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
供するための装置であって、(a)ページ情報を参照す
る1以上のリンクをグループ化して、リンク・グループ
識別子を付与したリンク・グループ・データとして管理
する空間固有情報管理部と、(b)ユーザからの処理要
求を解釈して、要求されたリンク・グループ識別子と適
用すべき処理を抽出する解析部と、(c)前記解析部で
抽出されたリンク・グループ識別子に該当するリンク・
グループ・データを前記空間固有情報管理部から取り出
す手段と、(d)取り出されたリンク・グループ・デー
タに含まれる各リンクが参照するページ情報を、ハイパ
ーテキストを提供するサーバに要求するページ情報要求
部と、(e)ハイパーテキストを提供するサーバからペ
ージ情報を受信するページ情報受信部と、(f)リンク
・グループに含まれる各リンクが参照するページ情報全
体に対して、前記解析部で抽出された処理を適用して仮
想ページを合成するページ情報合成部と、を具備し、ユ
ーザが指定したリンク・グループに含まれる各リンクが
参照する元のページ情報に替えて仮想ページの情報をユ
ーザに提供することを特徴とするハイパーテキスト空間
においてユーザに固有アクセス空間を提供するための装
置である。
【0045】ユーザは、ハイパーリンク探索した結果得
られる探索の情報やノウハウを様々な形態で蓄積する。
例えば、参照したページ情報のうち関連の深いものどう
しのリンク情報をグループ化して管理することがある。
上記の第7の側面に係る装置では、このようなユーザが
グループ化したリンクに関するデータに基づいて、ユー
ザ(又はユーザ・グループ)毎のハイパーリンク探索に
関する固有の経路を規定した固有アクセス空間を構築す
る。すなわち、固有アクセス空間は、ページ情報を参照
する1以上のリンクをグループ化して、リンク・グルー
プ識別子を付与したリンク・グループ・データによって
定義される。各リンク・グループ・データにはリンク・
グループ識別子が付与され、空間固有情報管理部によっ
て管理される。
【0046】解析部は、ユーザからの処理要求を解釈し
て、要求されたリンク・グループ識別子と、このリンク
・グループに対して要求された処理とを抽出する。そし
て、空間固有情報管理部の中を検索して、抽出されたリ
ンク・グループ識別子に該当するリンク・グループ・デ
ータを取り出す。ここで言うユーザは、WWWブラウザ
を起動するWWWクライアントで仮体される。
【0047】ページ情報要求部は、取り出されたリンク
・グループ・データに含まれる各リンクが参照するペー
ジ情報を、ハイパーテキストを提供するWWWサーバに
要求する。また、ページ情報受信部は、ハイパーテキス
トを提供するWWWサーバから、要求した各ページ情報
を受信する。
【0048】ページ情報合成部は、リンク・グループに
含まれる各リンクが参照する夫々のページ情報に対し
て、要求された処理を適用して、仮想ページを合成す
る。ここで言う処理とは、例えば、各ページ情報を要約
(summary)したり、ページ情報どうしを合成
(merge)したりすることである。
【0049】要求元のユーザには、要求したページ情報
そのものに替えて、合成された仮想ページの情報が返さ
れる。要求元のWWWクライアントのコンピュータ画面
上には、グループ化された各リンクのページ情報に対し
て所定の処理を適用した仮想ページが表示される。
【0050】ハイパーテキスト検索を効率的に行なうた
めには、元のページ情報に対して要約やマージなどの処
理を適用することが好ましい。どの処理を適用すべきか
はユーザ毎に固有である。第7の側面に係る装置によれ
ば、リンクが参照するページ情報に対する固有の処理の
適用を簡便に行なうことができる。ひいては、固有のア
クセス空間を基に、効率的なハイパーテキスト探索を行
なうことができる。
【0051】また、ユーザが指定したリンク・グループ
に対して必要な情報を取り出して、新たなページを合成
する処理を簡便に行なうことができる。
【0052】上記第7の側面に係る装置は、さらに、リ
ンク・グループやリンク・グループに含まれるリンク、
各リンク・グループや各リンクに適用すべき処理などの
リンク・グループ・データの内容の登録に関するユーザ
指示を受容する手段を含んでいてもよい。これによっ
て、特定の個人ユーザ(又は、ハイパーテキスト探索作
業を共にする特定のユーザ・グループ)毎に固有のアク
セス空間を選択的に指定することが可能となる。
【0053】また、上記第7の側面に係る装置におい
て、前記空間固有情報管理部は、リンク・グループに含
まれるリンク・メンバーに対して適用すべき処理を該リ
ンク・メンバーと対応付けて管理し、また、前記ページ
情報合成部は、各リンク・メンバーが参照するページ情
報に対して該リンク・メンバーに対応付けられた処理を
適用した後に、リンク・グループ全体に対して要求され
た処理を適用するようにしてもよい。これによって、多
段階にわたるページの合成処理の指示を簡便に行なうこ
とができる。
【0054】また、上記第7の側面に係る装置は、適用
すべき処理と対応付けられているリンク・グループ又は
リンク・メンバーを処理部品化して保持する手段を含む
ようにしてもよい。
【0055】また、上記第7の側面に係る装置は、処理
部品化されたリンク・グループ又はリンク・メンバーを
処理部品アイコンとしてユーザに提示する処理部品表示
手段を含むようにしてもよい。
【0056】また、上記第7の側面に係る装置は、さら
に、ユーザが選択したリンクが参照するページ情報を解
析して該ページ情報に含まれるリンクをリンク・メンバ
ーに持つリンク・グループを登録するハイパーテキスト
解析部を含んでいてもよい。
【0057】また、本発明の第8の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザ(又はユーザ・グ
ループ)に固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
供するための方法であって、固有アクセス空間はユーザ
(又はユーザ・グループ)毎の空間固有情報で構成さ
れ、各空間固有情報は空間識別情報によって識別可能で
且つページ情報に関するユーザの固有情報を該ページ情
報に対するリファレンスと対応付けて保持しており、
(a)ユーザからのページ要求を解釈して、要求された
ページ情報のリファレンスと空間識別情報を抽出するス
テップと、(b)前記ステップ(a)で抽出されたリフ
ァレンスが参照するページ情報を、ハイパーテキストを
提供するサーバに要求するステップと、(c)ハイパー
テキストを提供するサーバから要求したページ情報を受
信するステップと、(d)前記ステップ(a)で抽出さ
れた空間識別情報に該当する空間固有情報から、前記ス
テップ(c)において受信したページ情報に対する固有
情報を取り出して、該ページ情報に付加するステップ
と、(e)受信したページ情報に含まれるリファレンス
を対応する空間識別情報に置き換えるステップと、
(f)ユーザが指定したリファレンスが参照する元のペ
ージ情報に替えて、前記ステップ(d)及び(e)によ
って合成されたページ情報をユーザに提供するステップ
と、を具備することを特徴とするハイパーテキスト空間
においてユーザに固有アクセス空間を提供するための方
法である。
【0058】本発明の第8の側面に係る方法を、ネット
ワーク接続されたコンピュータ・システム上において実
行することにより、上記第3の側面に係る装置と略同一
の作用効果を奏することができる。
【0059】また、本発明の第9の側面は、1以上のサ
ーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間におけ
るリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空間
上で、ハイパーリンク探索するユーザ(又はユーザ・グ
ループ)に固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
供するための方法であって、固有アクセス空間はユーザ
(又はユーザ・グループ)毎の空間固有情報で構成さ
れ、各空間固有情報は空間識別情報によって識別可能で
且つユーザから受容したページ情報に関する固有情報を
該ページ情報に対するリファレンスと対応付けて保持し
ており、(a)ユーザからのページ要求を解釈して、要
求されたページ情報のリファレンスと空間識別情報を抽
出するステップと、(b)前記ステップ(a)で抽出さ
れたリファレンスが参照するページ情報を、ハイパーテ
キストを提供するサーバに要求するステップと、(c)
ハイパーテキストを提供するサーバから要求したページ
情報を受信するステップと、(d)前記ステップ(a)
で抽出された空間識別情報に該当する空間固有情報か
ら、前記ステップ(c)において受信したページ情報に
対する固有情報を取り出して、該ページ情報に付加する
ステップと、(e)受信したページ情報に含まれるリフ
ァレンスを対応する空間識別情報に置き換えるステップ
と、(f)ユーザが指定したリファレンスが参照する元
のページ情報に替えて、前記ステップ(d)及び(e)
によって合成されたページ情報をユーザに提供するステ
ップと、を具備することを特徴とするハイパーテキスト
空間においてユーザに固有アクセス空間を提供するため
の方法である。
【0060】本発明の第9の側面に係る方法を、ネット
ワーク接続されたコンピュータ・システム上において実
行することにより、上記第4の側面に係る装置と略同一
の作用効果を奏することができる。
【0061】また、本発明の第10の側面は、1以上の
サーバが提供する1以上のハイパーテキスト相互間にお
けるリンク関係によって構成されるハイパーテキスト空
間上で、ハイパーリンク探索するユーザ(又はユーザ・
グループ)に固有の経路を規定した固有アクセス空間を
提供するための方法であって、固有アクセス空間はペー
ジ情報を参照する1以上のリンクをグループ化してグル
ープ識別子を付与されたリンク・グループで構成されて
おり、(a)ユーザからの処理要求を解釈して、要求さ
れたリンク・グループ識別子と適用すべき処理を抽出す
るステップと、(b)前記ステップ(a)で抽出された
リンク・グループ識別子に該当するリンク・グループ・
データに含まれる各リンクが参照するページ情報を、ハ
イパーテキストを提供するサーバに要求するステップ
と、(c)ハイパーテキストを提供するサーバから要求
したページ情報を受信するステップと、(d)リンク・
グループに含まれる各リンクが参照するページ情報に対
して前記ステップ(a)で抽出された処理を適用して仮
想ページを合成するステップと、(e)ユーザが指定し
たリファレンスが参照する元のページ情報に替えて仮想
ページの情報をユーザに提供するステップと、を具備す
ることを特徴とするハイパーテキスト空間においてユー
ザに固有アクセス空間を提供するための方法である。
【0062】本発明の第10の側面に係る方法を、ネッ
トワーク接続されたコンピュータ・システム上において
実行することにより、上記第7の側面に係る装置と略同
一の作用効果を奏することができる。
【0063】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0065】図1には、本発明の実施に供されるネット
ワーク・システム1の構成を模式的に示している。ネッ
トワーク・システム1は、データの伝送媒体であるネッ
トワーク10上に無数のコンピュータ・システムが接続
されており、いわゆる分散コンピューティング環境を提
供している。以下、各部について説明する。
【0066】ネットワーク10は、例えば大学や企業の
構内などの限られた空間内に敷設されたLAN(Loc
al Area Network)である。あるいは、
LANどうしを専用線等で相互接続してなるWAN(W
ide Area Network)や、一般公衆回線
(PSTN:Public Switched Tel
ephone Network)、ISDN(Inte
grated Service Digital Ne
twork)、これらネットワークの大規模な集合体で
ある「インターネット」であってもよい。各コンピュー
タ・システムは、図示しないネットワーク・インターフ
ェース・カード(NIC)を介してネットワーク10に
接続される。各コンピュータ・システムどうしは、ネッ
トワーク10を介して、例えばTCP/IP(Tran
smission Control Protocol
/Internet Protocol)プロトコルに
従って接続されている。
【0067】本実施例のネットワーク・システム1は、
ネットワーク10上の一部のコンピュータ・システムを
サーバ400A…とし、サーバ400が提供する資源提
供サービスを他の1以上のクライアント100A…が利
用し合うという、分散環境のクライアント−サーバ型モ
デルとして構築されている。
【0068】例えば、ネットワーク10上に構築された
クライアント−サーバ型モデルがWWW(World
Wide Web)であれば、HTTP(Hyper
Text Transfer Protocol)プロ
トコルに従って、クライアント−サーバ間、及び各サー
バ間でメッセージがネットワーク10上を転送される。
HTTPに従ったメッセージは、一種の遠隔メソッド呼
び出し(RMI:Remote Method Inv
ocation)である。
【0069】ネットワーク10上の一部のサーバは、W
WWクライアントに対してWWWサービスを提供するW
WWサーバ400A…であり、HTML(Hyper
Text Markup language)形式で記
述されたハイパーテキストを資源オブジェクトとして所
有し、HTTP(Hyper Text Transf
er Protocol)プロトコルに従って資源提供
サービスを実現する。ハイパーテキストはページ情報を
構成する。また、各資源オブジェクトは、URL(Un
iform Resource Locator)の形
式で記述されたリファレンスを有している(上述)。
【0070】WWWクライアント100A…は、例えば
WWWブラウザを起動する汎用コンピュータ・システム
であり、ハイパーテキストなどの所望の資源オブジェク
トをURLの形式で指定して、その資源提供サービスを
サーバに対して要求する。
【0071】図1に示すネットワーク10上に存在する
他の一部のサーバ200は、各WWWクライアント・ユ
ーザ(又はユーザ・グループ)に対して仮想的に構成さ
れた固有のアクセス空間を提供するVSS(Virtu
al Space Service)サーバとして稼動
する。ここで言う固有のアクセス空間とは、元のハイパ
ーテキスト空間とは異なるリンク関係を形成した、ユー
ザ(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ
・グループ)の目的に合致したハイパーテキスト空間の
ことである。VSSサーバ200は、仮に、ドメイン
名”vss”を持つものとする。VSSサーバ200に
よって実現される資源提供サービスの詳細については、
後述に譲る。
【0072】《第1の実施例》図2は、本発明の第1の
実施例に係るVSSサーバ200及びWWWクライアン
ト100の内部構成を論理的に図解したものである。V
SSサーバ200とWWWクライアント100の間は、
実際にはネットワーク10を介して接続されるが、ここ
では図面の簡素化のため、データの授受関係に従った接
続を模式的に描いている。以下、各部について説明す
る。
【0073】WWWクライアント100は、ページ情報
表示部101と、ページ情報要求部102と、ページ情
報受信部103と、リンク・コメント登録部104とで
構成される。但し、かかる構成は、現実には、WWWク
ライアント100を構成するコンピュータ・システム上
で所定のソフトウェアを実行し、コンピュータのハード
ウェアとソフトウェアの協働的作用により論理的に構築
されるものである。WWWクライアント100は、例え
ばWWW資源空間においてハイパーテキスト情報を探索
するための標準的なWWWブラウザを利用して実現され
る。
【0074】ページ情報表示部101は、WWWサーバ
400から受け取ったHTMLドキュメントを解析して
ページ画面情報を組み立てて、図示しないコンピュータ
画面上にこれを表示する。ページ情報表示部101は、
標準的なWWWブラウザが提供する機能に準じる。
【0075】ページ情報要求部102は、ユーザから指
定されたページ・アドレスすなわちURLが示すページ
の情報を、要求メッセージの形式で、WWWサーバ40
0に向けて送信する。ユーザは、ブラウザ・ウィンドウ
画面に設けられた場所ボックスにURL文字列を直接キ
ー入力するか、又は、HTMLドキュメントすなわちペ
ージ表示画面上でリファレンスが埋め込まれたアンカー
上をマウスでクリックすることによって、ページ情報を
要求することができる(周知)。ページ情報要求部10
2は、標準的なWWWブラウザが提供する機能に準じ
る。
【0076】例えば、ユーザが固有アクセス空間S1を
介してページ情報a2を参照するときには、ページ情報
a2のアドレス(すなわちURL)そのものに加えて、
固有アクセス空間S1の識別情報を含めたページ要求
(ここでは、図2に示す通り、仮に”S1(a2)”と
表記する)が発行される。
【0077】ページ情報受信部103は、要求したペー
ジ情報を、応答メッセージの形式で、WWWサーバ40
0から取得する。取得したページ情報に基づいて組み立
てられたページ画面が、ページ情報表示部101、すな
わちWWWクライアントのコンピュータ画面上に表示さ
れる。ページ情報受信部103は、標準的なWWWブラ
ウザが提供する機能に準じる。
【0078】リンク・コメント登録部104は、ユーザ
(又はユーザ・グループ)によって入力された固有の情
報を、ページ情報のアドレスすなわちURLに対応付け
てリンク・コメント・データとして登録する。ここで言
うリンク・コメント・データの「登録」とは、VSSサ
ーバ200が持つ空間固有情報管理部206(後述)に
登録することを意味する。リンク・コメント登録部10
4は、標準的なWWWブラウザによって提供されるスク
リプト言語を用いてリンク・コメント・データの入力フ
ォームを記述して、空間固有情報管理部206に対して
登録要求を行う。
【0079】他方、VSSサーバ200は、アドレス解
析部201と、ページ情報要求部202と、ページ情報
受信部203と、ページ情報合成部210と、空間固有
情報管理部206とで構成される。ページ情報合成部2
10は、空間識別情報付加部204と、空間固有情報付
加部205とを含んでいる。但し、かかる構成は、現実
には、VSSサーバ200を構成するコンピュータ・シ
ステム上で所定のソフトウェアを実行し、コンピュータ
のハードウェアとソフトウェアの協働的作用により論理
的に構築されるものである。
【0080】本実施例のVSSサーバ200は、ユーザ
(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・
グループ)毎の固有アクセス空間を用意するためのサー
バであるが、例えば、本出願人に既に譲渡されている特
開平10−222416号公報「ハイパーテキスト管理
装置」に記載されたサーバを用いて構成することができ
る。
【0081】アドレス解析部201は、WWWクライア
ント100からの要求メッセージを解析し、ページ・ア
ドレスと空間識別情報を分離する。図2に示す例では、
受信した要求メッセージ”S1(a2)”が空間識別情
報”S1”とページ・アドレス”a2”に分離され、前
者はページ情報合成部210(後述)に、後者はページ
情報要求部202に、夫々渡される。
【0082】ページ情報要求部202は、分離して得ら
れたページ・アドレスが参照するページ情報を、これを
所有するWWWサーバ400に対して要求する。図2に
示す例では、ページ情報要求部202は、ページ情報”
a2”を要求している。
【0083】WWWサーバ400は、HTML形式で記
述されたハイパーテキスト資源を所有するとともに資源
サービス要求に応じて資源提供サービスを実行するハイ
パーテキスト提供部401を備えている。このハイパー
テキスト提供部401が、要求されたページ・アドレス
に該当するハイパーテキスト資源をページ情報”a2”
として送り返す。
【0084】ページ情報受信部203は、要求したペー
ジ情報をWWWサーバ400から取得する。
【0085】ページ情報合成部210は、複数のページ
情報の素材を基に新しいページ情報を合成し、その結果
をWWWクライアント100に返す。ページ情報の合成
処理は、以下に示す空間固有情報付加部205、空間識
別情報付加部204、及び、空間固有情報管理部206
という各サブ・モジュールの協働的動作(後述)によっ
て実現される。
【0086】空間固有情報付加部205は、空間識別情
報によって指定された固有アクセス空間の情報を取り出
し、ページ情報に追加する。図2に示す例では、空間識
別情報”S1”に該当する固有アクセス空間が取り出さ
れ、この固有アクセス空間が所有する固有情報が、通常
のページ情報”a2”に追加される。
【0087】空間識別情報付加部204は、ページ情報
に含まれるリンクのアドレスを、空間識別情報を持つも
のに置き換える。例えば、図2に示す例では、ページ情
報”a2”に含まれる各リンク情報は、リンクが参照す
るページ情報に関する通常のアドレス(URL)から、
固有アクセス空間S1を介してページ情報を参照する形
式のアドレス(URL)に置き換えられる。
【0088】空間固有情報管理部206は、ユーザ(又
はユーザ・グループ)によって入力された固有の情報
(コメント)を、ページ・アドレスに対応付けたリンク
・コメント・データとして管理する。リンク・コメント
・データは、標準的なWWWブラウザによって提供され
るスクリプト言語で記述された形式で、WWWクライア
ント100のリンク・コメント登録部104から送られ
てくる(上述)。
【0089】本実施例では、空間固有情報管理部206
は、ユーザ(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にす
るユーザ・グループ)毎に固有アクセス空間を用意し、
各固有アクセス空間を空間識別情報によって管理する。
図2に示す例では、”S1”,”S2”,”S3”とい
う3つの固有アクセス空間が用意されている。空間固有
情報管理部206は、ユーザすなわちWWWクライアン
ト100から受け取ったリンク・コメント・データを、
ページ・アドレスに対応付けて、該当する固有アクセス
空間に保管する。また、空間固有情報管理部206は、
空間固有情報付加部205からの要求に応答して、指定
された空間識別情報に該当する固有アクセス空間のリン
ク・コメント・データを取り出すようになっている。
【0090】以下の[表1]には、空間固有情報管理部
206において管理されるリンク・コメント・データの
構造の一例を示している。このデータ構造は、固有アク
セス空間”S1”を規定するものとする。
【0091】
【表1】
【0092】図3には、WWW資源空間においてハイパ
ーテキスト探索を行なう様子を図解している。但し、図
3に示すハイパーテキスト探索自体は、従来技術におい
ても同様に達成される。
【0093】図3(a)及び(b)は、WWWブラウザ
を用いてハイパーテキストを探索した結果を示してい
る。ここでは、同図(a)は”COMPANY A”に
関するページ”a1”を表示したブラウザ・ウィンドウ
画面であり、そのページ・アドレスすなわちURLは図
示の通り”http://A/a1”である。また、同
図(b)は”COMPANY B”に関するページ”b
1”を表示したブラウザ・ウィンドウ画面であり、その
ページ・アドレスすなわちURLは図示の通り”htt
p://B/b1”である。URLの表記は、”htt
p://ホスト名/ファイル”名の形式で示している
(周知)ので、”http://A/a1”はサーバA
に対するページ情報”a1”の要求であり、また、”h
ttp://B/b1”はサーバBに対するページb1
の要求であることを意味する。
【0094】図3(a)に示すページ画面内には、”a
2”と”b1”という2つのアンカーが表示されてお
り、各々には別のハイパーテキストすなわちページ情
報”a2”及び”b1”へのリンク情報が埋め込まれて
いることを表している。この例では、各々のページへの
リンク情報は、通例に従い、URL形式で”http:
//A/a2”及び”http://B/b1”と表記
される。同様に、図3(b)に示すページ画面内に
は、”c1”という、他のページ情報”c1”へのリン
ク情報が埋め込まれたアンカーが表示されているが、該
ページへのリンク情報はURL形式で”http://
C/c1”と表記される。
【0095】例えば図3(a)に示すブラウザ・ウィン
ドウ画面上で、ユーザがアンカー”b1”を選択する
(すなわちマウスでクリックする)ことに応答して、W
WWブラウザは埋め込まれたリンク情報”http:/
/B/b1”に該当するハイパーテキストの探索を行な
い、対応するページ情報を取得する。この結果、図3
(b)に示すようなページ”b1”に関するページ表
示、すなわち”COMPANY B”のホームページ画
面が得られる。
【0096】図3(c)には、この例で用いた各ページ
間のリンク関係、すなわちハイパーテキスト空間を図解
している。各ページ情報すなわちハイパーテキスト”a
1”,”a2”,”b1”,”c1”の間で形成された
リンク関係は、一種の空間的な表現として捉えることが
できる。
【0097】図3(d)には、この例でハイパーテキス
ト探索を実現するWWWサーバ400及びWWWクライ
アント100の構成を模式的に示している。WWWサー
バ400は、ハイパーテキストからなる資源オブジェク
トを所有するとともに、要求に応じて資源提供サービス
を行なうハイパーテキスト提供部401を備えている。
他方のWWWクライアント100は、WWWサーバ40
0からページ情報としてのハイパーテキストを受信する
ページ情報受信部103と、WWWサーバから受け取っ
たページ情報を表示するページ情報表示部101と、ユ
ーザから指定されたページ・アドレスすなわちURLが
示すページ情報をWWWサーバ400に要求するページ
情報要求部102とで構成される。WWWクライアント
100は、標準的なWWWブラウザを利用して実現され
る。
【0098】さらに図4には、本実施例に係るVSSサ
ーバ200及びWWWクライアント100によって実現
されるハイパーテキスト探索の様子を模式的に示してい
る。
【0099】図4(a)には、固有アクセス空間”S
1”を介して、”COMPANY A”のページ情報を
表示したときの様子を示している。ブラウザ・ウィンド
ウ画面の場所ボックスにはURLとして”http:/
/vss/S1?ref=A/a1”が入力されてい
る。このURL文字列は、図3(a)に示した例と同様
に、ページ”a1”に関する情報を要求するものであ
る。但し、図3(a)の場合のURLがWWWブラウザ
画面ではWWWサーバ400に対してページ”a1”を
直接要求しているのに対して、図4(a)におけるUR
Lは、本実施例の資源提供サービスを提供しているサー
バ名”vss”を持つVSSサーバ200に対して、固
有アクセス空間”S1”を、参照先アドレスとして”A
/a1”を指定している。
【0100】換言すれば、図4(a)に示す例では、ペ
ージ情報”a1”を直接ハイパーテキスト検索するので
はなく、固有アクセス空間”S1”を利用してアクセス
しているのである。同図に示すように、ブラウザ・ウィ
ンドウには、ユーザ(又は、ハイパーテキスト探索作業
を共にするユーザ・グループ)がページ情報に付加して
おいた独自のコメントを参照するための表示領域が設け
られている。同図では、通常の”COMPANY A”
に付加された情報として、”Feb.10:tough
competitor to product Y
(hayashi)”と”Feb. 12: amaz
ing cost performance (kaw
abe)”という2つのコメント情報が提示されてい
る。これらのコメント情報は、参照中のページ情報に対
して、2月10日にユーザ”hayashi”が”to
ugh competitor to product
Y”というコメントを付加したことと、2月12日にユ
ーザ”kawabe”が”amazing cost
performance”というコメントを夫々付加し
たことを示している。
【0101】図4(a)に示すWWWブラウザ画面上に
おいて、付加コメントの表示スペースの左端にある”S
1”は、”S1”という空間識別情報で管理されている
リンク・コメント・データに対してコメント情報を新規
登録するための入力フォームを呼び出すためのボタンを
示している。このボタンを押す(すなわちマウスでクリ
ックする)ことに応答して、図4(c)に示すような対
話式ボックス状の入力フォームが得られる。図4(c)
に示した例では、URL”http://A/a1”を
アドレスに持つページに対して、”tough com
petitorto product Y”なるコメン
トを入力している。このボックスのコメント欄にコメン
トを記入した後、”add”ボタンをクリックすること
で、記入したコメントが参照中のページのアドレス(U
RL)及び空間識別情報と対応付けられ、[表1]に示
したようなリンク・コメント・データとして空間固有情
報管理部206に登録される。実際には、リンク・コメ
ント登録部104が、WWWブラウザによって提供され
るスクリプト言語を用いて、ボックス上に記入されたコ
メントに基づいて入力フォームを作成して、登録要求が
行なわれる。
【0102】図4(b)は、図4(a)に示したブラウ
ザ・ウィンドウ画面上においてアンカー”b1”を指示
する(すなわちマウスでクリックする)ことに応答して
表示されたページ表示画面の様子を示している。
【0103】図3を参照しながら説明したように、”C
OMPANY A”に関する元のページ中のアンカー”
b1”には、リンク先のページ・アドレスすなわちUR
Lとして”http://B/b1”が埋め込まれてい
るが、このURLはサーバBに対してページ情報”b
1”を直接要求するものである。これに対し、図4
(a)に示す例では、このアンカー”b1”が参照する
ページ・アドレスは、”http://vss/S1?
ref=B/b1”に置き換えられる。このURL文字
列は、本実施例のサービスを提供しているサーバー名”
vss”を持つVSSサーバ200に対して、固有アク
セス空間”S1”を、ページ情報の参照先アドレスとし
て”B/b1”を指定するものである。言い換えれば、
アンカー”b1”のリンク情報は、固有アクセス空間”
S1”を介してページ情報が参照されるように書き換え
られている訳である。
【0104】このため、図4(a)に示すページ中のア
ンカー”b1”をアクセスすることで、固有アクセス空
間”S1”を介した図4(b)に示すページ表示が得ら
れる。図4(b)では、通常の”COMPANY B”
に付加された情報として、”Feb.10: rela
ted to product Y (kawab
e)”と”Feb. 11: a lot of in
teresting features (hayas
hi)”という2つのコメント情報が提示されている。
これらのコメント情報は、参照中のページ情報に対し
て、2月10日にユーザ”kawabe”が”rela
ted to product Y”というコメントを
付加したことと、2月11日にユーザ”hayash
i”が”a lot of interesting
features”というコメントを付加したことを示
している。
【0105】このように、固有アクセス空間の識別子”
S1”を付加して情報探索を一旦行なうと、次にアクセ
スされるページ情報中のリンク情報も固有アクセス空間
を介してアクセスするように書き換えられるので、その
後のページ探索作業では常に同じ固有アクセス空間の情
報を継承しながら探索することが可能となる。すなわ
ち、ユーザは、意識せずに、ハイパーテキスト空間では
なく、自己に固有のアクセス空間を探索し続けることが
できる。
【0106】なお、ユーザ(又は、ハイパーテキスト探
索作業を共にするユーザ・グループ)に固有のコメント
情報を表示するために、図4(a)及び(b)に示すよ
うに専用の固有情報表示領域を設ける必要は必ずしもな
い。例えば、関連するアンカー上にマウス・カーソルが
置かれたことに応答して開くポップアップ・ウィンドウ
や吹き出しのような形式で、該当するリンクが参照する
ページに関する固有情報(ユーザ・コメント等)を表示
するようにしてもよい。
【0107】次に、本実施例において、コメント情報付
与のためにVSSサーバ200が実行する処理について
説明する。図5には、この処理手順をフローチャートの
形式で示している。以下、このフローチャートの各ステ
ップについて説明する。
【0108】VSSサーバ200が、ページ要求に関す
るメッセージS(a)をWWWクライアント100から
受信することで、この一連の処理手順が開始する(ステ
ップS11)。この受け取られた要求メッセージには、
クライアント・ユーザ(又はユーザ・グループ)が使用
する固有アクセス空間の識別情報(S)とページ・アド
レス(a)を指定した所定形式のURLが含まれてい
る。このURLは、例えば”http://vss/S
?ref=a”のような形式で記述される。
【0109】VSSサーバ200は、受け取ったアドレ
スすなわちURLを解析して、ページ・アドレス(a)
と空間識別情報(S)を抽出する(ステップS12)。
【0110】次いで、VSSサーバ200は、アドレス
(a)が参照するページ情報を提供するWWWサーバ4
00に対して、そのページ情報を要求するメッセージを
転送する(ステップS13)。
【0111】VSSサーバ200は、アドレス(a)が
参照するページ情報をWWWサーバ400から取得する
と、これをPとして一時格納する(ステップS14)。
【0112】空間識別情報(S)を持つ固有アクセス空
間は、要求元であるクライアント・ユーザ(又は、ハイ
パーテキスト探索作業を共にするユーザ・グループ)に
よって作成されたリンク・コメント・データで構成され
る。VSSサーバ200は、空間識別情報(S)を持つ
固有アクセス空間に管理されているリンク・コメント・
データの中から、アドレス(a)に関する情報を抽出し
て、これをIとして一時格納する(ステップS15)。
【0113】次いで、VSSサーバ200は、WWWサ
ーバ400から受信したページ情報(P)と、固有アク
セス空間から抽出した情報(I)に基づいて、新たにペ
ージ情報を合成し、これをP’として一時格納する(ス
テップS16)。このステップで合成されるページP’
は、例えば、受信した元のページ(P)の中に、該当す
るリンク・コメント・データに含まれるコメント情報
と、コメント入力フォーム呼出しボタンとが付加された
ものである(図4を参照のこと)。当該ステップは、空
間固有情報付加部205において実行される。
【0114】さらに、VSSサーバ200は、前ステッ
プS16において合成したページ(P’)に含まれてい
る各アンカーの参照先al…を、固有アクセス空間Sを
介して参照するようなリンク情報S(al)…に書き換
えたページ(P”)を合成する(ステップS17)。当
該ステップは、空間識別情報付加部204において実行
される。
【0115】例えば、図4(a)に示す例では、”CO
MPANY A”について元のホームページ画面上で用
意されたアンカー”a2”に埋め込まれたリンク情報”
http://A/a2”は、固有アクセス空間”S”
を介して参照するように”http://vss/S1
?ref=A/a2”に置き換えられる。同様に、同ホ
ームページ画面上で用意されたアンカー”b1”に埋め
込まれたリンク情報”http://B/b1”は、固
有アクセス空間”S”を介して参照するように”htt
p://vss/S1?ref=B/b1”に置き換え
られる。
【0116】VSSサーバ200は、合成したページ情
報(P”)を、要求元のWWWクライアント100に送
信する(ステップS18)。
【0117】上述した処理ルーチンに従えば、ユーザが
要求したページ情報(P)そのものに代えて、固有情報
を付加して合成されたページ情報(P”)がユーザに与
えられる訳である。ページ情報P”は、ユーザ(又は、
ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・グルー
プ)のハイパーテキスト探索に適合したリンク情報を含
んでいる。したがって、ユーザは、合成されたページ情
報P”を閲覧しながら、元のハイパーテキスト空間とは
異なる固有アクセス空間上を、意識せずにたどることが
できる。
【0118】《第2の実施例》図6には、本発明の第2
の実施例に係るVSSサーバ200及びWWWクライア
ント100の内部構成を論理的に図解している。VSS
サーバ200とWWWクライアント100の間は、実際
にはネットワーク10を介して接続されるが、ここでは
図面の簡素化のため、データの授受関係に従った接続を
模式的に描いている。以下、各部について説明する。
【0119】本実施例のWWWクライアント100は、
ページ情報表示部121と、ページ情報受信部122
と、リンク・グループ表示部123と、リンク・グルー
プ登録部124と、リンク・グループ選択部125と、
処理要求部126とで構成される。但し、かかる構成
は、現実には、WWWクライアント100を構成するコ
ンピュータ・システム上で所定のソフトウェアを実行
し、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの協働
的作用により論理的に構築されるものである。WWWク
ライアント100は、例えばWWW資源空間においてハ
イパーテキスト情報を探索するための標準的なWWWブ
ラウザを利用して実現される。
【0120】ページ情報表示部121は、WWWサーバ
400から受け取ったHTMLドキュメントを解析して
ページ画面情報を組み立てて、図示しないコンピュータ
画面上にこれを表示する。ページ情報表示部121は、
標準的なWWWブラウザが提供する機能に準じる。
【0121】ページ情報受信部122は、要求したペー
ジ情報をWWWサーバ400から取得する。取得したペ
ージ情報に基づいてページ画面が組み立てられ、ページ
情報表示部121、すなわちWWWクライアント100
のコンピュータ画面上に表示される。ページ情報受信部
122は、標準的なWWWブラウザが提供する機能に準
じる。
【0122】リンク・グループ登録部124は、ユーザ
(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・
グループ)によって入力されたリンク・グループとその
メンバーのリンクに関する情報を、ユーザが使用する固
有アクセス空間中に登録する。ここで言うリンク・グル
ープの「登録」とは、WWWサーバが持つ空間固有情報
管理部225(後述)に登録することを意味する。リン
ク・グループ登録部124は、標準的なWWWブラウザ
によって提供されるスクリプト言語を用いてリンク・グ
ループ登録のための入力フォームを記述して、空間固有
情報管理部225に対して、リンク・グループとそのメ
ンバーのリンクの登録要求を行う。
【0123】リンク・グループ表示部123は、ユーザ
(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・
グループ)が使用する固有アクセス空間中に登録された
リンク・グループを表示する。リンク・グループ表示部
123は、標準的なWWWブラウザによって提供される
スクリプト言語を用いて、リンク・グループのリストと
選択したリンク・グループのメンバーであるリンクのリ
ストをウィンドウ中に一覧表示する。
【0124】リンク・グループ選択部125は、リンク
・グループ表示部123に表示されているリンク・グル
ープの中から1つのリンク・グループを選択する。選択
操作は、GUI(Graphical User In
terface)環境下で標準的に用意されている機能
(例えば、マウスによるクリック)を用いて実装するこ
とができる。
【0125】処理要求部126は、リンク・グループ選
択部125によって選択されたリンク・グループに対し
て適用する処理の実行を、VSSサーバ200に要求す
る。図6に示すこの実施例では、リンク・グループの識
別情報と適用する処理の情報とを組み合わせたアドレス
をVSSサーバ200に送信するという形式によって、
処理要求が行われる。
【0126】ユーザが、リンク・グループ選択部125
において選択したリンク・グループ”Y”に対して処
理”summary”の適用を要求した場合、図6に示
すように、リンク・グループの識別情報と適用する処理
の情報とを組み合わせたアドレスsum(Y)が処理要
求部126から発行される。ここで言う処理summa
ryとは、リンク・グループに含まれる各リンクが参照
するページ情報の縮小画面、見出し、参照リンクを表示
することで、各ページのサマリーを作成してから、それ
らを合成する処理を意味する。
【0127】他方、VSSサーバ200は、アドレス解
析部221と、ページ情報合成部222と、ページ情報
要求部223と、ページ情報受信部224と、空間固有
情報管理部225とで構成される。但し、かかる構成
は、現実には、VSSサーバ200を構成するコンピュ
ータ・システム上で所定のソフトウェアを実行し、コン
ピュータのハードウェアとソフトウェアの協働的作用に
より論理的に構築されるものである。以下、各部につい
て説明する。
【0128】アドレス解析部221は、WWWクライア
ント100からの要求メッセージに含まれるアドレスを
解析して、処理の名前とリンク・グループの識別情報を
分離して、ページ情報合成部222に渡す。図6に示す
例では、処理の名称”sum”と選択されたリンク・グ
ループ名”Y”がページ情報合成部222に渡される。
【0129】ページ情報合成部222は、複数のページ
情報の素材を基に新しいページ情報を合成し、その結果
をWWWクライアント100に返す。すなわち、ページ
情報合成部222は、リンク・グループの識別子を受け
取ると、空間固有情報管理部225に格納されているリ
ンク・グループ・データを検索して、該グループ識別子
を持つリンク・グループのメンバーであるリンクのリス
トを取得する。そして、取得したリンクが参照するペー
ジ情報を持つWWWサーバ400に対して要求を行い、
ページ情報を受信すると、これに対し指定された処理を
適用する。これらの一連の処理は、以下に示す処理適用
部226、ページ情報要求部223、ページ情報受信部
224、及び空間固有情報管理部225という各サブ・
モジュールによる協働的動作によって実現される。
【0130】処理適用部226は、指定された処理を、
受け取ったリンク・グループのメンバーすなわちページ
情報のリストに対して、要求された処理を適用する。適
用する処理は”summary(要約)”や”merg
e(合成)”などである。
【0131】ページ情報要求部223は、指定されたア
ドレスに存在するページ情報の転送を、該当するページ
を所有するWWWサーバ400に対して要求する。
【0132】ページ情報受信部224は、要求したペー
ジ情報をWWWサーバ400から取得する。
【0133】空間固有情報管理部225は、ユーザ(又
は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・グル
ープ)によって入力されたリンク・グループとそのメン
バーのリンクに関する情報を、グループ識別子を付与し
たリンク・グループ・データとして管理する。リンク・
グループ・データは、標準的なWWWブラウザによって
提供されるスクリプト言語で記述された形式で、WWW
クライアント100のリンク・グループ登録部124か
ら送られてくる(上述)。
【0134】本実施例では、空間固有情報管理部225
は、ユーザ(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にす
るユーザ・グループ)毎に固有アクセス空間を用意し、
各固有アクセス空間を空間識別情報によって管理する。
図6に示す例では、”S1”,”S2”,”S3”とい
う3つの固有アクセス空間が用意されている。空間固有
情報管理部225は、ユーザすなわちWWWクライアン
ト100から受け取ったリンク・グループ・データを、
リンク・グループ識別子に対応付けて、該当する固有ア
クセス空間に保管する。また、空間固有情報管理部22
5は、ページ情報合成部222からの要求に応答して、
指定されたリンク・グループ識別子に該当する固有アク
セス空間のリンク・グループ・データを取り出すように
なっている。
【0135】以下の[表2]には、空間固有情報管理部
225において管理されるリンク・グループ・データの
構造の一例を模式的に示している。このデータ構造は、
固有アクセス空間”S1”を規定するものとする。
【0136】
【表2】
【0137】図6に示す例では、処理要求されたリンク
・グループ”Y”は、”a1”と”b1”という2つの
ページへのリンク情報を含んでいる。ページ情報合成部
222は、リンク・メンバーのリスト(a1,b1)を
空間固有情報管理部225から受け取ると、これをペー
ジ情報要求部223に渡す。次いで、ページ情報要求部
223は、該当するWWWサーバ400に対してこれら
ページ情報の転送を要求する。WWWサーバ400のハ
イパーテキスト提供部401は要求に応答して、アドレ
ス(a1,b1)の各々に該当するハイパーテキストを
ページ情報として送り返す。処理適用部226は、ペー
ジ情報受信部224経由で各ページ情報”a1”及び”
b1”を受け取ると、これら各ページ情報に対して、要
求された処理”summary”を適用して、新たなペ
ージ情報を合成する。
【0138】本実施例のVSSサーバ200は、ユーザ
(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・
グループ)毎の固有アクセス空間を用意するためのサー
バであるが、例えば、本出願人に既に譲渡されている特
開平10−222416号公報「ハイパーテキスト管理
装置」に記載されたサーバを用いて構成することができ
る。同公報に記載のサーバは、要求メッセージに含まれ
るハイパーテキストのアドレスと手続きを解釈し、手続
きを施したページ情報を送信するようになっている。サ
ーバの構成及び処理動作の詳細については当該特許公開
公報を参照されたい。
【0139】また、図6に示すような形態でWWWクラ
イアント100及びVSSサーバ200を構成する場合
には、合成した仮想ページ表示と、仮想ページの素材と
なった元のページ情報はいずれもURLに従ってアクセ
スできるので、各々のページを表示する手段を分けて持
つ必要がない。
【0140】図7には、本実施例に係るVSSサーバ2
00及びWWWクライアント100の協働的動作によっ
て仮想ページを合成する様子を図解している。
【0141】図7(a)は、登録されているリンク・グ
ループを表示するためのウィンドウ表示画面であり、W
WWクライアント100側のコンピュータ画面に表示さ
れるものとする。このウィンドウは、左右2つのカラム
を有し、左カラムには登録されたリンク・グループを一
覧表示し、右カラムには左カラム中で選択されたリンク
・グループに含まれるリンク・メンバーを一覧表示す
る。同図に示す例では、左カラムには、登録されている
2つのリンク・グループ”X”及び”Y”が表示されて
いる。リンク・グループ名”Y”に付けられた下線は、
該当するリンク・グループが現在選択されていることを
示している。また、右カラムには、リンク・グループ”
Y”に含まれるメンバーのリンク”a1”及び”b1”
が表示されている。
【0142】図7(a)に示すウィンドウ表示画面にお
いて、リンク・グループ及びリンク・メンバーを一覧表
示する各カラムの上部には、2つのボタン”summa
ry”(要約)及び”merge”(合成)が配設され
ている。各ボタンは、この適用が許容されている処理を
示しており、クライアント・ユーザは、所望のボタンを
押す(すなわちマウスでクリック)することにより、選
択中のリンク・グループに対する処理の適用を指示する
ことができる。リンク・グループに対して処理を適用し
た結果は、例えば、WWWクライアント100側のコン
ピュータ画面に表示される。
【0143】図7(c)には、図7(a)に示すウィン
ドウ表示画面上でボタン”summary”を押して、
その処理を適用した結果の画面を示している。本実施例
で言う”summary”という処理は、ページの縮小
画面、見出し、参照リンクを表示することで、各ページ
の要約を作り、それを合成する処理のことを指す。この
処理の要求は、アドレスすなわちURL”http:/
/vss/summary?gid=vss/Y”を含
んだ要求メッセージをVSSサーバ200に転送するこ
とによって実現される。なお、URL文字列中の”vs
s”は、処理”summary”に関するサービスを提
供するサーバ200の名称である。
【0144】図7(c)に示すように、summary
適用画面上では、リンク・グループに含まれる各リンク
先のページ情報にsummaryを適用した仮想ページ
画像が表示されている。該画像は、リンク・グループ”
Y”に含まれるリンク・メンバー、すなわちページ”a
1”及び”b1”の各々の縮小画面、見出し、参照リン
クの表示を含んでいる。
【0145】図7(b)に示すリンク・グループ及びリ
ンク・メンバーの一覧表示ウィンドウ画面の左カラムに
は、さらに、”summary(Y)”と”ALL”と
いうリンク・グループが表示されている。このときのリ
ンク・グループ・データのデータ構造は、[表2]を用
いて上述した通りである。
【0146】”summary of Y”というリン
ク・グループには、リンク・グループ”Y”に対する処
理”summary”がデフォルトで指定されている。
言い換えれば、デフォルトの処理が指定され、処理部品
化されている。このような場合、リンク・グループのア
イコンは、処理部品化されていることを表現したものと
なる。ユーザは、リンク・グループ表示ウィンドウ上で
処理部品化アイコンをクリックするだけで、処理選択を
することなく、決められた処理が実行される。すなわ
ち、リンク・グループの選択と処理ボタンの操作という
2段階の入力に比し、操作が簡便である。
【0147】また、図7(b)の左カラムに表示されて
いるリンク・グループ名”ALL”に付けられた下線
は、該当するリンク・グループが現在選択されているこ
とを示している。このリンク・グループ”ALL”に
は、処理部品化された”summary of X”
と”summary of Y”がリンク・メンバーと
して含まれているので、右カラムには、これらリンク・
メンバーを示す各アイコンが表示されている。処理が設
定されたリンク・グループをメンバーに持つ場合には、
先に、個々のメンバーの処理部品を実行した後に、リン
ク・グループ全体に対して処理を適用することになる。
【0148】図7(d)は、図7(b)に示すウィンド
ウ表示画面上でボタン”merge”を押して、その処
理を適用した結果の画面を示している。本実施例で言
う”merge”という処理は、リンク・メンバーに含
まれる各ページを単純に合成する処理を意味する。図7
(d)に示す例では、選択中のリンク・グループ”AL
L”に対して、この”merge”処理が適用されてい
る。グループ”ALL”に含まれるメンバーは、リンク
・グループX及びYを処理部品化した”summary
of X”と”summary of Y”なので、
グループ”ALL”に処理を適用する場合、まず、個々
のグループ”X”及び”Y”に処理を適用してサマリー
情報を作成した後に、リンク・グループ全体の合成処理
が実行される。
【0149】図7(d)に示す”merge”適用画面
上では、リンク・グループ”X”に含まれるリンク先の
ページ情報”c1”に対して処理”summary”を
適用した合成ページ画像と、リンク・グループ”Y”に
含まれる各リンク先のページ情報a1及びb1に処理”
summary”を適用した画像とがさらに合成され
て、1つの仮想ページ画像として画面上に表示されてい
る。
【0150】次に、本実施例において、リンク・グルー
プに含まれるリンク・メンバーに対して処理を行うため
のVSSサーバ200が実行する処理について説明す
る。図8には、この処理手順をフローチャートの形式で
示している。以下、このフローチャートの各ステップに
ついて説明する。
【0151】VSSサーバ200が、処理要求f(G)
に関するメッセージをWWWクライアント100から受
信することで、この一連の処理手順が開始する(ステッ
プS21)。受け取られた要求メッセージには、WWW
クライアント100から処理の識別情報(f)と、処理
を適用すべきリンク・グループの識別情報(G)を指定
した所定形式のURLが含まれている。このURLは、
例えば”http://vss/f?gid=G”のよ
うな形式で記述される。
【0152】VSSサーバ200は、受け取った処理要
求メッセージを解析して、処理識別子(f)とリンク・
グループ識別子(G)を抽出する(ステップS22)。
【0153】次いで、VSSサーバ200は、リンク・
グループ(G)に含まれるリンク・メンバーを、固有ア
クセス空間、すなわち空間固有情報管理部225におい
て管理されているリンク・グループ・データの中から取
得する(ステップS23)。取得されたリンク・メンバ
ーを、ここでは仮に(g1,g2,...)とおく。
【0154】取り出されたリンク・メンバー(g1,g
2,...)の中から1つのリンクすなわちアドレスを
選択する(ステップS24)。選択されたアドレスを仮
にgiとする。
【0155】次ステップS25では、取り出したアドレ
スgiは処理部品か否か、すなわち、当該アドレスが処
理を指示するための情報を含んでいるか否かを判断す
る。
【0156】アドレスgiが処理部品化されていれば、
ステップS25y1に進んで、アドレスgiに対して本
処理を再帰的に実行する。giに対して処理が適用され
た処理部品を、ページ情報Piとして保持する。
【0157】他方、アドレスgiが処理部品でなけれ
ば、ステップS25n1に進み、アドレスgiが参照す
るページ情報を、該当するページを所有するWWWサー
バ400に対して要求する。
【0158】そして、アドレスgiが参照するページ情
報をWWWサーバ400から受信すると、これをページ
情報Piとして保持する(ステップS25n2)。
【0159】次いで、ステップS26では、リンク・グ
ループ(G)に含まれる全てのリンク・メンバーすなわ
ちアドレスに対して処理を終了したか否かを判断する。
未処理のアドレスが残っていれば、ステップS24に復
帰して、未処理アドレスに対して上述と同様の処理を繰
り返し行なう。
【0160】他方、全てのメンバーについての処理が終
了していれば、次ステップS27に進んで、受信した各
ページ情報(P1,P2, ...)に対して、指定さ
れた処理(f)を適用し、仮想ページを合成する。合成
された仮想ページはページ情報P’として保持される。
【0161】最後に、VSSサーバ200は、合成した
ページ情報P’を、要求元であるWWWクライアント1
00に送信して(ステップS28)、この処理全体を終
了する。
【0162】リンク・グループとは、要するに、ユーザ
(又は、ハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・
グループ)に固有のリンク探索の経路を規定した固有ア
クセス空間である。上述した処理ルーチンに従えば、ユ
ーザが要求したリンク・グループに含まれる各リンクが
参照するページ情報そのものに代えて、リンク・メンバ
ー及びリンク・グループに対して固有の処理を適用して
合成されたページ情報がユーザに与えられる。すなわ
ち、固有の処理の適用を簡便に行なうことができる。ま
た、多段階にわたるページの合成処理の指示を容易に実
現することができる。
【0163】次に、リンク・グループを登録するための
処理手順について説明する。図9には、リンク・グルー
プの登録を行なうためのリンク・グループ登録・表示ウ
ィンドウ画面を示している。図9の各図は、リンク・グ
ループ登録部124及びリンク・グループ表示部123
によってWWWクライアント100のコンピュータ画面
上に表示される。
【0164】図9(a)は、現在登録中のリンク・グル
ープを表示するためのリンク・グループ表示ウィンドウ
画面である。同図に示す例では、当該ユーザが使用する
固有アクセス空間には、リンク・グループ”X”のみが
登録されており、ウィンドウ画面の左カラムにはリンク
・グループ”X”に相当するフォルダ・アイコンのみが
出現している。
【0165】リンク・グループ名”X”に付けられた下
線は、このリンク・グループXが現在選択中であること
を示しており、ウィンドウ画面の右カラムには、リンク
・グループ”X”に含まれるリンク・メンバーのリスト
が表示されている。同図に示す例では、リンク・グルー
プ”X”中には、ただ1つのリンク”c1”しか登録さ
れていないことになる。
【0166】リンク・グループ表示ウィンドウの最上段
には、リンク・グループの登録等に関する処理を指定す
るためのボタンが用意されている。図9に示す例で
は、”new group”と”combine”とい
う2つのボタンが設けられている。このうち、”new
group”とは新しいリンク・グループの作成を意
味し、また、”combine”はリンク・グループに
適用すべき処理をリンク・グループと結合する(すなわ
ち処理部品化する)ことを意味する。このようなGUI
画面上で、ユーザは、所望の処理を表示したボタンを押
す(すなわちマウスでクリックする)ことによって、シ
ステムに対してボタンに相当する処理の実行を要求する
ことができる。実際には、GUI上の操作に応答して、
リンク・グループ登録部124において、標準的なWW
Wブラウザによって提供されるスクリプト言語を用いて
入力フォームに変換され、空間固有情報管理部225に
対する登録処理が実行される。
【0167】図9(a)に示したウィンドウ画面上で、
ボタン”new group”をクリックすると、図9
(b)に示すようなリンク・グループ登録を行なうため
の入力ダイアログがポップアップ表示される。このダイ
アログ・ボックスは、新規作成するリンク・グループ名
の入力を促すものであり、同図に示す例では、リンク・
グループ名として”Y”が入力されている。
【0168】図9(b)に示すダイアログ・ボックス上
で、リンク・グループ名を入力した後、該ボックス内
の”OK”ボタンをクリックすると、リンク・グループ
名の入力が確定し、次いで、図9(c)に示すように、
リンク・グループ表示ウィンドウの表示内容が更新され
る。すなわち、図9(c)に示すように、リンク・グル
ープ”Y”を表すフォルダ・アイコンがウィンドウの左
カラムに出現するとともに、フォルダ・アイコン”Y”
が選択状態になる(アイコン名”Y”に下線が付され
る)。但し、リンク・グループ”Y”を開設した直後に
つき、リンク・メンバーは存在せず、右カラムはブラン
ク状態である。
【0169】図9(d)、(e)、及び(f)には、ペ
ージを参照するためのリンク情報をリンク・グループに
登録するための一連の動作を模式的に示している。GU
I(Graphical User Interfac
e)環境下では、このグループへの登録操作は、いわゆ
るドラッグ・アンド・ドロップ操作によって実現され
る。すなわち、ユーザは、WWWクライアント100の
コンピュータ画面上に表示されているWWWブラウザ・
ウィンドウにおいての所望のリンク情報をマウス・カー
ソルで指示し(図9(d)を参照のこと)、これをドラ
ッグし(図9(e)を参照のこと)、リンク・グループ
表示ウィンドウの右カラムにドロップする(図9(f)
を参照のこと)ことで、リンク・メンバーとして追加す
ることができる。図9に示す例では、ページ情報”a
1”を参照するためのリンク情報がリンク・グループ”
Y”のリンク・メンバーとして追加される。
【0170】上述したようなGUI画面上でのドラッグ
・アンド・ドロップ操作に応答して、リンク・グループ
登録部124は、標準的なWWWブラウザによって提供
されるスクリプト言語を用いてリンク・メンバー登録の
ための入力フォームを記述して、空間固有情報管理部2
25に対して登録要求を行う。リンク・グループ・デー
タへのリンク・メンバーの登録が確定すると、リンク・
グループ表示ウィンドウの画面が更新される。すなわ
ち、図9(g)に示すように、リンク・グループ”Y”
を選択した状態での右カラムには、新規加入したリンク
・メンバー”a1”を表すアイコンが出現する。
【0171】次に、リンク・グループに含まれるリンク
どうしを合成するための処理手順について説明する。図
10には、リンクの合成を行なうためのリンク・グルー
プ表示ウィンドウ画面を示している。図10の各図は、
リンク・グループ登録部124及びリンク・グループ表
示部123によってWWWクライアント100のコンピ
ュータ画面上に表示される。
【0172】図10(a)では、固有アクセス空間に登
録されているリンク・グループ”X”及び”Y”のう
ち、”Y”が選択された状態を示している。したがっ
て、該ウィンドウの右カラムには、リンク・グループ”
Y”に登録されている各リンク・メンバーのページ”a
1”及び”b1”を模したアイコンが表示されている。
【0173】リンク・グループ表示ウィンドウにおい
て、上から2段目には、リンク・グループに対して適用
可能な処理を指定するためのボタンが用意されている。
図10(a)に示す例では、”summary”と”m
erge”という2つのボタンが設けられている。この
うち”summary”とはリンク・グループに含まれ
る各リンクが参照するページの縮小画面、見出し、参照
リンクを表示することで各ページ情報の要約を作成し、
これらを合成する処理を意味し、他方、”merge”
は各ページどうしの単なる合成する処理を意味する。
【0174】GUI環境下では、ユーザは、所望の処理
を表示したボタンを押す(すなわちマウスでクリックす
る)ことによって、システムに対して処理の実行を要求
することができる。すなわち、ユーザの処理ボタン操作
に応答して、処理要求部126は、リンク・グループの
識別情報と適用する処理の情報とを組み合わせたアドレ
スをVSSサーバ200に送信するという形式によっ
て、リンク・グループに対する処理要求を行なう。
【0175】図10(a)に示すようにリンク・グルー
プ”Y”が選択されている状態で、ボタン”summa
ry”をクリックすることで、リンク・グループ”Y”
に対する処理”summary”の適用を要求すること
ができる。この処理の要求は、実際には、アドレス、”
http://vss/summary?gid=vs
s/Y”を、本実施例に係るサービスを提供するVSS
サーバ200に対して送信するという形態で実現され
る。
【0176】図10(b)には、リンク・グループ”
Y”に対して処理”summary”を適用した結果の
表示画面を示している。該表示画面は、リンク・グルー
プ”Y”に含まれる各リンク”a1”及び”b1”が参
照するページの縮小画面、見出し、参照リンクを表示す
ることで各ページ情報の要約を作成し、これらを合成し
た仮想ページ画面である。
【0177】次に、リンク・グループに対して処理部品
を登録するための処理手順について説明する。図11に
は、リンクの合成を行なうためのリンク・グループ表示
ウィンドウ画面を示している。図11の各図は、リンク
・グループ登録部124及びリンク・グループ表示部1
23によってWWWクライアント100のコンピュータ
画面上に表示される。
【0178】図11(a)では、固有アクセス空間に登
録されているリンク・グループ”Y”が選択された状態
を示している。該ウィンドウの右カラムには、リンク・
グループ”Y”に登録されている各リンク・メンバーの
ページ”a1”及び”b1”を模したアイコンが表示さ
れている。
【0179】図11(a)に示す状態で、ユーザが”c
ombine”ボタンをクリックすると、現在選択中の
リンク・グループ”Y”に対してデフォルトで適用すべ
き処理を指定するためのダイアログ・ボックスがポップ
アップ表示される。
【0180】図11(b)には、この処理部品化ダイア
ログ・ボックスを示している。このダイアログ・ボック
ス上で、”summary”が選択されると、これに応
答して、図11(c)に示すダイアログ・ボックスがポ
ップアップ表示され、リンク・グループの名前の入力が
促される。この図の例では、ユーザは”summary
of Y”という名称をテキスト入力したものとす
る。
【0181】リンク・グループ登録部124は、上述し
たような処理部品の登録に関するユーザ入力に従って、
標準的なWWWブラウザによって提供されるスクリプト
言語を用いて処理部品登録のための入力フォームを記述
して、空間固有情報管理部225に対して登録要求を行
う。この結果、リンク・グループ”Y”に対してデフォ
ルトの処理として”summary”を指定した、すな
わち処理部品化されたリンク・グループ”summar
y of Y”が作成される。
【0182】処理部品化の手続きが完了すると、リンク
・グループ表示ウィンドウの内容も更新される。図11
(d)にはこの様子を示しているが、該ウィンドウの左
カラムには、リンク・グループ”Y”を処理部品化した
フォルダ・アイコン”summary of Y”が新
たに出現している。この処理部品化アイコンをクリック
するだけで、処理選択をすることなく決められた処理が
実行される。まずリンク・グループを選択して、次い
で、適用したい処理を指定するという2段階の操作に比
し、ユーザ操作が簡便であるという点を充分理解された
い。
【0183】図12(a)に示すリンク・グループ表示
ウィンドウでは、さらに”ALL”という名称のリンク
・グループが表示されている。同図では、リンク・グル
ープ名”ALL”に下線が付されており、リンク・グル
ープ”ALL”が選択されていることを示している。従
って、該ウィンドウの右カラムには、リンク・グルー
プ”ALL”のメンバーとして、処理部品化されたフォ
ルダ・アイコン”summary of X”と”su
mmary of Y”が表示されている。
【0184】処理が設定されたリンク・グループをリン
ク・メンバーとして持つ場合、その処理の適用は、先ず
メンバーとなった各処理部品を実行した後に、リンク・
グループ全体に対する処理を適用する。すなわち、リン
ク・グループ”ALL”に対して処理を適用した場合、
まず、処理部品化された各メンバー”summaryo
f X”と”summary of Y”を実行してか
ら、”ALL”に対して指定された処理を適用する。
【0185】図12(b)には、図12(a)に示すよ
うにリンク・グループ”ALL”が選択された状態でボ
タン”merge”ボタンをクリックしたときの結果を
示している。”merge”処理は、単にページを連結
するだけの処理である。この場合、まず、リンク・グル
ープ”ALL”に含まれる各メンバーの処理部品に処理
を適用して得られる、リンク・メンバー”X”及び”
Y”の各々に関するサマリー情報を作成した後、これら
サマリー情報に対してマージ処理を適用する。
【0186】図13は、探索されたハイパーテキストに
含まれるリンク情報をリンク・グループのメンバーとし
て追加する様子を示している。GUI環境下では、ユー
ザは、WWWブラウザ画面上でドラッグ・アンド・ドロ
ップ操作することによって、所望のリンク情報をリンク
・グループのメンバーとして登録することができる。
【0187】例えば、図13(b)に示すように、ペー
ジ情報表示部121によってページ情報”a1”に関す
るWWWブラウザ・ウィンドウが表示されているとす
る。ユーザは、例えば、WWWブラウザ・ウィンドウを
選択して、この表示ページ”a1”に関するリンクをド
ラッグして(図13(c)を参照のこと)、図13
(a)に示すリンク・グループ表示ウィンドウの左カラ
ムにドロップしたとする。
【0188】上述したようなGUI画面上でのドラッグ
・アンド・ドロップ操作に応答して、リンク・グループ
登録部124は、標準的なWWWブラウザによって提供
されるスクリプト言語を用いてリンク・メンバー登録の
ための入力フォームを記述して、空間固有情報管理部2
25に対して登録要求を行う。
【0189】空間固有情報管理部225は、ハイパーテ
キスト解析部(図示しない)というサブ・モジュールを
有している。このハイパーテキスト解析部は、リンクが
参照するページ情報”a1”を解析し、ページに含まれ
ている全てのリンク情報を抽出して、抽出されたリンク
情報をメンバーに持つリンク・グループ”a1”を新規
に登録することができる。このようなハイパーテキスト
解析部の機能によって、ハイパーテキスト空間にあるリ
ンク集や、検索などによって生成されたリンク集合を使
ってリンク・グループを簡便に作成することが可能にな
る。
【0190】リンク・グループの新規作成及びリンク・
グループへのリンク・メンバーの登録が確定すると、リ
ンク・グループ表示ウィンドウの画面が更新される。す
なわち、図13(b)に示すように、ページ情報”a
1”に含まれるリンク情報”a2”及び”b1”をリン
ク・メンバーとするリンク・グループ”a1”のフォル
ダ・アイコンがリンク・グループ表示ウィンドウの左カ
ラムに出現する。
【0191】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。
【0192】例えば、VSSサーバ200からWWWク
ライアント100への固有アクセス空間の継承を担保す
るために、固有アクセス空間の空間識別情報を引き渡す
必要がある。上記の第1の実施例では、アドレスすなわ
ちURLの書き換えを行うことで固有アクセス空間の空
間識別情報の引き渡しを可能にしているが、これ以外の
方法を用いてもよい。例えば、以下のような構成でも構
わない。 (1)プロキシーと呼ばれる中継装置に参照中のサービ
ス空間を記録させる構成。 (2)クライアントに固有空間の情報を保持させる構
成。 (3)URLを書き換えるのではなく、ハイパーテキス
トの本文中に特殊なタグを埋め込む構成。 (4)送受信のプロトコルによってサービス空間の識別
情報を交換する構成。
【0193】また、上記した第2の実施例では、明示的
に指定されたリンクの集合をグループ化し、利用者が明
示的に処理を適用すると、処理とリンク・グループの識
別子をアドレスとして引き渡しているが、これ以外の方
法を用いてもよい。例えば以下のような構成でも構わな
い。 (1)リンク・グループを静的に決めるのではなく、与
えられたキーを用いて検索することによって動的に決定
する構成。 (2)リンク・グループを静的に決めるのではなく、利
用者が対話的に選定することによって動的に決定する構
成。
【0194】また、第2の実施例の変形例として、ユー
ザ(又はハイパーテキスト探索作業を共にするユーザ・
グループ)によるハイパーテキスト探索履歴に含まれる
リンクを含むリンク・グループを、リンク・グループ・
データとして自動登録するということも考えられる。
【0195】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0196】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
1以上のサーバが提供する1以上のハイパーテキスト相
互間におけるリンク関係によって構成されるハイパーテ
キスト空間において、ユーザ(又は、ハイパーテキスト
探索作業を共にするユーザ・グループ)に固有の情報を
付加したり、固有の処理の適用を簡便に行なうことがで
きる、優れた装置及び方法を提供することができる。
【0197】また、本発明によれば、ハイパーテキスト
空間において、ユーザ(又は、ハイパーテキスト探索作
業を共にするユーザ・グループ)に固有の情報を付加し
たり、固有の処理の適用を簡便に行なうためのリンク探
索の経路を規定した固有のアクセス空間を提供すること
ができる、優れた装置及び方法を提供することができ
る。
【0198】また、本発明によれば、ハイパーテキスト
空間において、特定の個人ユーザ又は特定のユーザ・グ
ループからなる利用者毎に固有のアクセス空間を選択的
に指定することができる、優れた装置及び方法を提供す
ることができる。
【0199】また、本発明によれば、ユーザがハイパー
テキスト空間において行なった探索によって動的に定ま
る範囲に対して固有のアクセス空間を提供することがで
きる、優れた装置及び方法を提供することができる。
【0200】また、本発明によれば、ユーザが指定した
リンク・グループに対して必要な情報を取り出して、新
たなページを合成する処理を簡便に行なうことができ
る、優れた装置及び方法を提供することができる。
【0201】また、本発明によれば、多段階にわたるペ
ージの合成処理の指示を簡便に行なうことができる、優
れた装置及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に供されるネットワーク・シス
テム1の構成を模式的に示した図である。
【図2】 本発明の第1の実施例に係るVSSサーバ2
00及びWWWクライアント100の内部構成を論理的
に記述した図である。
【図3】 WWW資源空間においてハイパーテキスト探
索を行なう様子を図解したものである。
【図4】 本発明の第1の実施例に係るVSSサーバ2
00及びWWWクライアント100によって実現される
ハイパーテキスト探索の様子を模式的に示した図であ
る。
【図5】 本発明の第1の実施例において、コメント情
報付加のためにVSS200サーバが実行する処理手順
を示したフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施例に係るVSSサーバ2
00及びWWWクライアント100の内部構成を論理的
に記述した図である。
【図7】 本発明の第2の実施例に係るVSSサーバ2
00及びWWWクライアント100によって仮想ページ
を合成する様子を模式的に示した図である。
【図8】 本発明の第2の実施例において、リンク・グ
ループに対する処理適用のためにVSSサーバ200が
実行する処理手順を示したフローチャートである。
【図9】 本発明の第2の実施例において、リンク・グ
ループの登録を行なうためのWWWクライアント100
上のコンピュータ画面を示した図である。
【図10】 本発明の第2の実施例において、リンクの
合成を行なうためのリンク・グループ表示ウィンドウ画
面を示した図である。
【図11】 本発明の第2の実施例において、リンク・
グループに対して処理部品を登録するためのリンク・グ
ループ表示ウィンドウ画面を示した図である。
【図12】 本発明の第2の実施例において、リンク・
グループに対して処理を再帰的に適用する様子を説明し
た図である。
【図13】 本発明の第2の実施例において、探索され
たハイパーテキストに含まれるリンク情報をリンク・グ
ループのメンバーとして追加する様子を示した図であ
る。
【符号の説明】
1…ネットワーク・システム、10…ネットワーク、1
00…WWWクライアント、101…ページ情報表示
部、102…ページ情報要求部、103…ページ情報受
信部、104…リンク・コメント登録部、121…ペー
ジ情報表示部、122…ページ情報受信部、123…リ
ンク・グループ表示部、124…リンク・グループ登録
部、125…リンク・グループ選択部、126…処理要
求部、200…VSSサーバ、201…アドレス解析
部、202…ページ情報要求部、203…ページ情報受
信部、204…空間識別情報付加部、205…空間固有
情報付加部、206…空間固有情報管理部、210…ペ
ージ情報合成部、221…アドレス解析部、222…ペ
ージ情報合成部、223…ページ情報要求部、224…
ページ情報受信部、225…空間固有情報管理部、22
6…処理適用部、400…WWWサーバ、401…ハイ
パーテキスト提供部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 KK13 KK35 ND02 ND36 PQ05 5B082 EA01 GC04 5B089 GA11 GA21 GB01 GB03 HA10 JA22 JA40 JB02 KA04 KB04 KB06 KC11 KC53 KH03 LB14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、ページ情報に関するユーザ毎
    の固有情報に空間識別情報を付与し、該ページ情報に対
    するリファレンスと対応付けて管理する第1の手段と、 要求されたページ情報に対応する固有情報を前記第1の
    手段から取り出して該ページ情報に付加する第2の手段
    と、 ページ情報に含まれるリファレンスを対応する空間識別
    情報に置き換える第3の手段と、を含むことを特徴とす
    るハイパーテキスト空間においてユーザに固有アクセス
    空間を提供するための装置。
  2. 【請求項2】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、 ページ情報に関するユーザ毎の固有情報に空間識別情報
    を付与し、該ページ情報に対するリファレンスと対応付
    けて管理する第1の手段と、 要求されたページ情報に対応する固有情報を前記第1の
    手段から取り出して該ページ情報に付加する第2の手段
    と、 ページ情報に含まれるリファレンスを対応する空間識別
    情報に置き換える第3の手段と、 ページ情報に関する固有情報を前記第1の手段に登録す
    る第4の手段と、を含むことを特徴とするハイパーテキ
    スト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供する
    ための装置。
  3. 【請求項3】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、(a)ページ情報に関するユ
    ーザ毎の固有情報に空間識別情報を付与し、該ページ情
    報に対するリファレンスと対応付けて管理する空間固有
    情報管理部と、(b)ユーザからのページ要求を解釈し
    て、要求されたページ情報のリファレンスと空間識別情
    報を抽出する解析部と、(c)前記解析部で抽出された
    リファレンスが参照するページ情報を、ハイパーテキス
    トを提供するサーバに要求するページ情報要求部と、
    (d)ハイパーテキストを提供するサーバからページ情
    報を受信するページ情報受信部と、(e)前記解析部で
    抽出された空間識別情報に該当する固有情報を前記空間
    固有情報管理部から取り出して、受信したページ情報に
    対する固有情報を該ページ情報に付加する固有情報付加
    部と、(f)受信したページ情報に含まれるリファレン
    スを対応する空間識別情報に置き換える空間識別情報付
    加部と、を具備し、ユーザが指定したリファレンスが参
    照する元のページ情報に替えて前記固有情報付加部及び
    空間識別情報付加部によって合成されたページ情報をユ
    ーザに提供することを特徴とするハイパーテキスト空間
    においてユーザに固有アクセス空間を提供するための装
    置。
  4. 【請求項4】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、(a)ハイパーテキストの構
    成要素であるページ情報に対する固有情報をユーザから
    受容して、該ページ情報に対するリファレンスと対応付
    けて、空間識別情報を以って管理する空間固有情報管理
    部と、(b)ユーザからのページ要求を解釈して、要求
    されたページ情報のリファレンスと空間識別情報を抽出
    する解析部と、(c)前記解析部で抽出されたリファレ
    ンスが参照するページ情報を、ハイパーテキストを提供
    するサーバに要求するページ情報要求部と、(d)ハイ
    パーテキストを提供するサーバからページ情報を受信す
    るページ情報受信部と、(e)前記解析部で抽出された
    空間識別情報に該当する固有情報を前記空間固有情報管
    理部から取り出して、受信したページ情報に対して固有
    情報を付加する固有情報付加部と、(f)受信したペー
    ジ情報に含まれるリファレンスを対応する空間識別情報
    に置き換える空間識別情報付加部と、を具備し、ユーザ
    が指定したリファレンスが参照する元のページ情報に替
    えて前記固有情報付加部及び空間識別情報付加部によっ
    て合成されたページ情報をユーザに提供することを特徴
    とするハイパーテキスト空間においてユーザに固有アク
    セス空間を提供するための装置。
  5. 【請求項5】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、 ページ情報を参照する1以上のリンクをグループ化して
    リンク・グループ・データとして管理する第1の手段
    と、 処理要求されたリンク・グループに含まれる各リンクに
    対して要求された処理を適用する第2の手段と、を含む
    ことを特徴とするハイパーテキスト空間においてユーザ
    に固有アクセス空間を提供するための装置。
  6. 【請求項6】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、 ページ情報を参照する1以上のリンクをグループ化して
    リンク・グループ・データとして管理する第1の手段
    と、 処理要求されたリンク・グループに含まれる各リンクに
    対して要求された処理を適用する第2の手段と、 リンク・グループに関する情報を前記第1の手段に登録
    する第3の手段と、を含むことを特徴とするハイパーテ
    キスト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供す
    るための装置。
  7. 【請求項7】1以上のサーバが提供する1以上のハイパ
    ーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成され
    るハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索する
    ユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提供
    するための装置であって、(a)ページ情報を参照する
    1以上のリンクをグループ化して、リンク・グループ識
    別子を付与したリンク・グループ・データとして管理す
    る空間固有情報管理部と、(b)ユーザからの処理要求
    を解釈して、要求されたリンク・グループ識別子と適用
    すべき処理を抽出する解析部と、(c)前記解析部で抽
    出されたリンク・グループ識別子に該当するリンク・グ
    ループ・データを前記空間固有情報管理部から取り出す
    手段と、(d)取り出されたリンク・グループ・データ
    に含まれる各リンクが参照するページ情報を、ハイパー
    テキストを提供するサーバに要求するページ情報要求部
    と、(e)ハイパーテキストを提供するサーバからペー
    ジ情報を受信するページ情報受信部と、(f)リンク・
    グループに含まれる各リンクが参照するページ情報全体
    に対して、前記解析部で抽出された処理を適用して仮想
    ページを合成するページ情報合成部と、を具備し、ユー
    ザが指定したリンク・グループに含まれる各リンクが参
    照する元のページ情報に替えて仮想ページの情報をユー
    ザに提供することを特徴とするハイパーテキスト空間に
    おいてユーザに固有アクセス空間を提供するための装
    置。
  8. 【請求項8】リンク・グループやリンク・グループに含
    まれるリンク、各リンク・グループや各リンクに適用す
    べき処理などのリンク・グループ・データの内容の登録
    に関するユーザ指示を受容する手段を含むことを特徴と
    する請求項7に記載のハイパーテキスト空間においてユ
    ーザに固有アクセス空間を提供するための装置。
  9. 【請求項9】前記空間固有情報管理部は、リンク・グル
    ープに含まれるリンク・メンバーに対して適用すべき処
    理を該リンク・メンバーと対応付けて管理し、 前記ページ情報合成部は、各リンク・メンバーに対応付
    けられた処理を該リンク・メンバーが参照するページ情
    報に適用した後に、リンク・グループに要求された処理
    をリンク・グループ全体に対して適用する、ことを特徴
    とする請求項7又は8のいずれかに記載のハイパーテキ
    スト空間においてユーザに固有アクセス空間を提供する
    ための装置。
  10. 【請求項10】適用すべき処理と対応付けられているリ
    ンク・グループ又はリンク・メンバーを処理部品化して
    保持する手段を含むことを特徴とする請求項7乃至9の
    いずれかに記載のハイパーテキスト空間においてユーザ
    に固有アクセス空間を提供するための装置。
  11. 【請求項11】処理部品化されたリンク・グループ又は
    リンク・メンバーを処理部品アイコンとしてユーザに提
    示する処理部品表示手段を含むことを特徴とする請求項
    10に記載のハイパーテキスト空間においてユーザに固
    有アクセス空間を提供するための装置。
  12. 【請求項12】さらに、ユーザが選択したリンクが参照
    するページ情報を解析して該ページ情報に含まれるリン
    クをリンク・メンバーに持つリンク・グループを登録す
    るハイパーテキスト解析部を含むことを特徴とする請求
    項7乃至11のいずれかに記載のハイパーテキスト空間
    においてユーザに固有アクセス空間を提供するための装
    置。
  13. 【請求項13】1以上のサーバが提供する1以上のハイ
    パーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成さ
    れるハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索す
    るユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
    供するための方法であって、固有アクセス空間はユーザ
    毎の空間固有情報で構成され、各空間固有情報は空間識
    別情報によって識別可能で且つページ情報に関するユー
    ザの固有情報を該ページ情報に対するリファレンスと対
    応付けて保持しており、(a)ユーザからのページ要求
    を解釈して、要求されたページ情報のリファレンスと空
    間識別情報を抽出するステップと、(b)前記ステップ
    (a)で抽出されたリファレンスが参照するページ情報
    を、ハイパーテキストを提供するサーバに要求するステ
    ップと、(c)ハイパーテキストを提供するサーバから
    要求したページ情報を受信するステップと、(d)前記
    ステップ(a)で抽出された空間識別情報に該当する空
    間固有情報から、前記ステップ(c)において受信した
    ページ情報に対する固有情報を取り出して、該ページ情
    報に付加するステップと、(e)受信したページ情報に
    含まれるリファレンスを対応する空間識別情報に置き換
    えるステップと、(f)ユーザが指定したリファレンス
    が参照する元のページ情報に替えて、前記ステップ
    (d)及び(e)によって合成されたページ情報をユー
    ザに提供するステップと、を具備することを特徴とする
    ハイパーテキスト空間においてユーザに固有アクセス空
    間を提供するための方法。
  14. 【請求項14】1以上のサーバが提供する1以上のハイ
    パーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成さ
    れるハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索す
    るユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
    供するための方法であって、 固有アクセス空間はユーザ毎の空間固有情報で構成さ
    れ、各空間固有情報は空間識別情報によって識別可能で
    且つユーザから受容したページ情報に関する固有情報を
    該ページ情報に対するリファレンスと対応付けて保持し
    ており、(a)ユーザからのページ要求を解釈して、要
    求されたページ情報のリファレンスと空間識別情報を抽
    出するステップと、(b)前記ステップ(a)で抽出さ
    れたリファレンスが参照するページ情報を、ハイパーテ
    キストを提供するサーバに要求するステップと、(c)
    ハイパーテキストを提供するサーバから要求したページ
    情報を受信するステップと、(d)前記ステップ(a)
    で抽出された空間識別情報に該当する空間固有情報か
    ら、前記ステップ(c)において受信したページ情報に
    対する固有情報を取り出して、該ページ情報に付加する
    ステップと、(e)受信したページ情報に含まれるリフ
    ァレンスを対応する空間識別情報に置き換えるステップ
    と、(f)ユーザが指定したリファレンスが参照する元
    のページ情報に替えて、前記ステップ(d)及び(e)
    によって合成されたページ情報をユーザに提供するステ
    ップと、を具備することを特徴とするハイパーテキスト
    空間においてユーザに固有アクセス空間を提供するため
    の方法。
  15. 【請求項15】1以上のサーバが提供する1以上のハイ
    パーテキスト相互間におけるリンク関係によって構成さ
    れるハイパーテキスト空間上で、ハイパーリンク探索す
    るユーザに固有の経路を規定した固有アクセス空間を提
    供するための方法であって、 固有アクセス空間はページ情報を参照する1以上のリン
    クをグループ化してグループ識別子を付与されたリンク
    ・グループで構成されており、(a)ユーザからの処理
    要求を解釈して、要求されたリンク・グループ識別子と
    適用すべき処理を抽出するステップと、(b)前記ステ
    ップ(a)で抽出されたリンク・グループ識別子に該当
    するリンク・グループ・データに含まれる各リンクが参
    照するページ情報を、ハイパーテキストを提供するサー
    バに要求するステップと、(c)ハイパーテキストを提
    供するサーバから要求したページ情報を受信するステッ
    プと、(d)リンク・グループに含まれる各リンクが参
    照するページ情報全体に対して、前記ステップ(a)で
    抽出された処理を適用して仮想ページを合成するステッ
    プと、(e)ユーザが指定したリファレンスが参照する
    元のページ情報に替えて仮想ページの情報をユーザに提
    供するステップと、を具備することを特徴とするハイパ
    ーテキスト空間においてユーザに固有アクセス空間を提
    供するための方法。
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