JP2000284704A - ガス放電表示装置 - Google Patents

ガス放電表示装置

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JP2000284704A
JP2000284704A JP11091091A JP9109199A JP2000284704A JP 2000284704 A JP2000284704 A JP 2000284704A JP 11091091 A JP11091091 A JP 11091091A JP 9109199 A JP9109199 A JP 9109199A JP 2000284704 A JP2000284704 A JP 2000284704A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/03Constructional details of gas laser discharge tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J5/00Details relating to vessels or to leading-in conductors common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J5/02Vessels; Containers; Shields associated therewith; Vacuum locks
    • H01J5/16Optical or photographic arrangements structurally combined with the vessel

Abstract

(57)【要約】 【課題】放電ガスの発光の影響を低減して色再現範囲を
拡大するとともに、赤色の色純度を理想値に近づけるこ
とを目的とする。 【解決手段】ネオン及びヘリウムのうちの少なくとも一
方を含むガスを用いてガス放電を生じさせ、発光色の異
なる3種の蛍光体を発光させてカラー画像を表示するガ
ス放電表示装置において、ガス放電空間の前側に、波長
585ナノメートルにおける透過率が波長450ナノメ
ートルにおける透過率及び波長620ナノメートルにお
ける透過率の双方よりも小さい特性をもつ光学フィルタ
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の表示
が可能なガス放電表示装置に関する。ガス放電により発
光する画面を有したデバイスの代表例であるPDP(Pl
asmaDisplay Panel)は、カラー表示の実用化を機に大
画面のテレビジョン表示手段として普及しつつある。P
DPにおける画質に関する課題の1つに再現可能な色範
囲の拡大がある。
【0002】
【従来の技術】カラー表示デバイスとして、3電極面放
電構造のAC型PDPが商品化されている。これは、マ
トリクス表示のライン(行)毎に点灯維持のための一対
の主電極が平行に配列され、列毎に1本ずつアドレス電
極が配列されたものである。セル間の放電干渉を防止す
る隔壁はストライプ状に設けられている。面放電構造に
おいては、主電極対を配置した基板と対向する他方の基
板上にカラー表示のための蛍光体層を配置することによ
って、放電時のイオン衝撃による蛍光体層の劣化を軽減
し、長寿命化を図ることができる。蛍光体層を背面側の
基板上に配置した“反射型”は、前面側の基板上に配置
した“透過型”よりも発光効率に優れる。
【0003】一般に、放電ガスとしてネオン(Ne)に
微量(4〜5%)のキセノン(Xe)を混合したペニン
グガスが用いられている。主電極間で放電が起こると、
放電ガスが紫外線を放ち、その紫外線で蛍光体が励起さ
れて発光する。個々の画素には3個のセルが対応づけら
れており、表示色はR(赤),G(緑),B(青)の各
色の蛍光体の発光量を制御することによって設定され
る。従来では、R,G,Bの発光量をそれぞれの可変範
囲内の最大値としたときの表示色が白色となるように、
蛍光体の組成及び3色の発光強度比率が選定されてい
た。
【0004】なお、放電ガスの組成については多くの検
討がなされており、上述のペニングガスにヘリウム(H
e)を混合した3成分ガス(Ne+Xe+He)、ヘリ
ウムとキセノンの2成分ガス(He+Xe)、ヘリウム
とアルゴンとキセノンの3成分ガス(He+Ar+X
e)などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおりPDPで
はガス放電によって蛍光体を発光させるので、蛍光体の
発光色に放電ガスの発光色が混じってしまうことが避け
られない。このため、色再現性が損なわれるという問題
があった。
【0006】図13はネオンとキセノンの2成分ガスの
発光スペクトルを示す図、図14は色再現におけるネオ
ン発光の影響を示す色度図である。図13のとおり、5
80nm以上の可視光波長域に複数の発光スペクトルが
みられ、放電ガスの発光ピーク(585nm)はRの蛍
光体の最大発光ピーク(590nm)の近傍に位置して
いる。このため、蛍光体による再現色に係わらず放電ガ
スの発光による橙色が加わり、画面の全体にわたって赤
色がかった表示となる。図14中に四角形でプロットし
たR,G,Bの各蛍光体の色座標を結んだ実線の三角形
が、ガス発光色が加わらない場合の再現可能な色範囲で
ある。これに対し、同図中の破線の三角形が、PDPの
色再現範囲を暗室中で実測した結果である。本来の色再
現範囲と比べて実際の色再現範囲は狭くなっている。特
に、青色及び緑色の再現性が劣る。赤色については、ガ
ス発光波長が蛍光体の発光波長に近いので再現色のずれ
は小さい。しかし、ここで蛍光体の発光色に注目する
と、Rの蛍光体はNTSC規格で定められた理想的な赤
(620nm)と異なっている。つまり、ガス発光の影
響はほとんど無いにしても、Rの色純度を改善する必要
はある。現状では理想的な赤で発光し且つ他の使用条件
を満たす赤色蛍光体は存在していない。他の使用条件と
は、紫外線励起効率、寿命などである。なお、G及びB
の蛍光体はほぼ理想的な色で発光する。
【0007】ガス発光で青色の表示能力が低下すること
により、白色画素の表示色は3色の蛍光体による再現色
と比べて色温度値が低い色となってしまう。現状では使
用条件を満たす蛍光体材料は少ないので、材料の組合せ
ではR,G,Bの発光強度比を比視感度を考慮した最適
値にするのが難しい。したがって、ガス発光色が混じら
ないとしても、CRTと比べると白色表示の色温度は低
い。その上、ガス発光色が混じることによって、さらに
色温度が低下するのである。具体的には、RGBに同じ
強度の信号を入力して表示した白色の色温度は5000
〜6000Kであるのに対し、日本におけるTV用CR
Tの色温度は10000K以上である。すなわち、白色
表示の色温度を高める必要がある。ただし、色温度はデ
ィスプレイの用途、使用地域(国)などによって最適値
が異なるので、6000〜12000K程度の範囲で容
易に選択できることが望ましい。
【0008】色温度を高くするには、青の強度に対して
相対的に緑及び赤の発光強度を弱くすればよい。以下に
従来の色温度調整方法とその問題点を示す。 (1)蛍光体での調整:蛍光体の材料、形成形状、又は
形成面積を選定してR,G,Bの発光強度の調整をする
方法がある。この方法では、一般的に最も輝度が不足し
ている青に対し、緑、赤の蛍光体の発光強度が弱くなる
ように調整するので、パネルの輝度が大幅に低下する。
また、上述のとおり材料の選択肢が少ない。形状による
調整は再現性が低い。青のセルサイズを大きくして形成
面積を拡大すると、放電特性がセルサイズに依存するこ
とから、印加電圧のマージンが狭まって表示が不安定に
なる。さらに、用途や使用地域(国)毎に蛍光体の発光
強度の異なるパネルを製作することは生産効率を損な
う。 (2)信号による調整:R,G,Bの映像信号の強度バ
ランスを調整する。例えば、映像信号のレベルが0〜2
55で表される8bitの場合において、最高輝度の白
色を表示するとき、Bには255、Gには200、Rに
は180というように、Bに対してG,Rの入力信号強
度を小さくすることで、白色の色温度を高くする。この
方法では、(1)の方法同様にパネルの輝度が低下する
とともに、256階調表示が可能なBに対してG及びR
の階調表現能力が低下する。
【0009】以上の色温度に関連する他の問題として明
室コントラストが低いことがある。蛍光体で発光した光
とPDPで反射した外光との強度比が明室コントラスト
である。一般に、PDPではCRTと比べて外光反射率
が大きく明室コントラストが低い。明室コントラストを
改善するには、パネルの発光輝度を大きくし、パネルの
外光反射率を小さくすればよいことは明白であるが、こ
の両者を両立させることは必ずしも容易ではない。例え
ば、EMI対策用のフィルタでの改善を考える。通常、
PDPの前面には電磁界干渉を防止するために可視光波
長域の全体にわたって透過率が40〜70%程度のフィ
ルタが設けられる。パネル内部で発光した光はフィルタ
を一回だけ透過するのに対して、外光の透過は往復の2
回であるので、フィルタによって明室コントラストが向
上する。そして、より透過率の小さいフィルタを使用す
れば、明室コントラストはさらに向上する。しかし、上
述した方法で色温度を向上させると、パネルの発光輝度
が低下してしまうので、明室コントラストを向上させる
ために透過率の低いフィルタを使用することができな
い。
【0010】本発明は、放電ガスの発光の影響を低減し
て色再現範囲を拡大するとともに、赤色の色純度を理想
値に近づけることにある。他の目的は白色表示の色温度
の低下を防止することにある。さらに他の目的は表示輝
度を低下させずにコントラストを高めることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ネオ
ン又はヘリウムの発光波長域と赤色蛍光体の発光波長域
との重複範囲内の波長の可視光を選択的に吸収する特性
を有し、画面の全体に一様に拡がる大きさの光学フィル
タを適切位置に配置する。内部で発光した光のうち、色
再現性を損なう波長域の光が光学フィルタによって選択
的に吸収される。光学フィルタで色再現性が適正化され
るので、例えば白色表示において発光色の異なる蛍光体
のそれぞれを最大強度で発光させることができる。蛍光
体の発光色毎にカラーフィルタを設けるのと比べて、画
面全体に拡がる光学フィルタの配置は格段に容易であ
る。
【0012】請求項1の発明の装置は、ネオン及びヘリ
ウムのうちの少なくとも一方を含むガスを用いてガス放
電を生じさせ、発光色の異なる3種の蛍光体を発光させ
てカラー画像を表示するガス放電表示装置であって、ガ
ス放電空間の前側に、画面の全体と重なる構成要素であ
って、可視光のうちの前記ガスの発光波長の光を選択的
に吸収する光学フィルタが配置されており、前記光学フ
ィルタは、波長585ナノメートルにおける透過率T
585 が波長450ナノメートルにおける透過率T 450
び波長620ナノメートルにおける透過率T620 の双方
よりも小さい特性をもつものである。
【0013】請求項2の発明の装置において、前記光学
フィルタは、可視光波長域における吸収ピークの波長が
550〜620ナノメートルの範囲内の値であるという
特性をもつ。
【0014】請求項3の発明の装置は、ガス放電空間の
前側に、画面の全体と重なる構成要素であって、可視光
のうちの前記ガスの発光波長の光を選択的に吸収する光
学フィルタが配置されており、前記光学フィルタは、可
視光波長域において第1及び第2の吸収ピークがあると
いう特性をもち、前記第1の吸収ピークの波長は550
〜620ナノメートルの範囲内の値とされ、前記第2の
吸収ピークの波長は500〜550ナノメートルの範囲
内の値とされたものである。
【0015】請求項4の発明の装置において、前記光学
フィルタは、可視光波長域において第1及び第2の吸収
ピークがあり、波長585ナノメートルにおける透過率
58 5 が波長450ナノメートルにおける透過率T450
及び波長620ナノメートルにおける透過率T620 の双
方よりも小さく、且つ、波長525ナノメートルにおけ
る透過率T525 が前記透過率T450 よりも小さいという
特性をもつ。
【0016】請求項5の発明の装置において、前記透過
率T585 は前記透過率T450 の0.7倍以下の値であ
る。請求項6の発明の装置において、前記透過率T585
は前記透過率T450 の0.7倍以下の値であり且つ前記
透過率T525 よりも小さい。
【0017】請求項7の発明の装置は、ガス放電空間の
前側に、画面の全体と重なる構成要素であって、可視光
のうちの前記ガスの発光波長の光を選択的に吸収する光
学フィルタが配置されており、前記光学フィルタが、可
視光波長域において第1及び第2の吸収ピークがあると
いう特性をもち、前記第1の吸収ピークの波長は580
〜600ナノメートルの範囲内の値であり、前記第2の
吸収ピークの波長は500〜550ナノメートルの範囲
内の値であり、前記光学フィルタにおいて、前記第1の
吸収ピークにおける透過率が青色波長域における平均透
過率の0.5倍以下の値であり、緑色波長域における平
均透過率が前記第1の吸収ピークにおける透過率より大
きく且つ前記青色波長域における平均透過率より小さい
ものである。
【0018】請求項8の発明の装置において、前記光学
フィルタは、内部にガス放電空間を有した表示デバイス
と別個に作製されて、当該表示デバイスの前面側に配置
されている。
【0019】請求項9の発明の装置において、前記光学
フィルタは前記特性をもつフィルムからなる。請求項1
0の発明の装置において、前記光学フィルタは、前記画
面を構成する透明基板の前面に密着されている。
【0020】請求項11の発明の装置において、前記光
学フィルタは、特定波長の光を吸収する物質が分散した
有機樹脂からなる。請求項12の発明の装置は、前記光
学フィルタの前側に反射防止層が配置されたものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るプラズマ表示
装置100の構成図である。プラズマ表示装置100
は、カラー表示デバイスであるPDP1、表示内容に応
じてPDP1のセルを点灯させる駆動ユニット80、本
発明に特有の分光透過特性を有した光学フィルタ60、
PDP1を保護する前面プレート92、及び外装カバー
90から構成される。前面プレート92は、可視光に対
して透明な基板に電磁波シールド膜及び赤外線カットフ
ィルタを設けた後、反射防止のための表面処理を施して
作製される。作製に用いる基板の材料としては、ガラ
ス、アクリル樹脂、ポリカーボネイトなどがある。
【0022】光学フィルタ60は、PDP1におけるセ
ルの集合である画面(スクリーン)の全体に拡がる大き
さを有し、PDP1の前面に密着している。光学フィル
タ60の形成方法としては、フィルタ膜を積層したフィ
ルムの貼付け、色素又は顔料を分散させたフィルムの貼
付け、薄膜技術による多層干渉膜の積層がある。PDP
1の前面に対して直接に貼付けや積層を行ってもよい
し、前面プレート92に形成してPDP1と重ね合わせ
てもよい。なお、光学フィルタ60及び前面プレート9
2の特性は、画面の全体にわたって均一である。
【0023】図2は他のプラズマ表示装置の構成図であ
り、光学フィルタの配置形態の変形例を示している。図
2(a)のプラズマ表示装置100bにおいて、光学フ
ィルタ60は前面プレート92の背面に密着し、PDP
1と離して配置されている。この構成では、外部からの
衝撃を前面プレート92が吸収してPDP1の破壊防止
効果が大きいという長所がある。また、PDP1と光学
フィルタ付き前面プレート92との間隙部を空気の流通
路として利用し、そこに外気や冷却ファンなどによる冷
却風を流通させてPDP自体の温度の上昇を抑える効果
も期待できる。
【0024】図2(b)のプラズマ表示装置100cに
おいて、光学フィルタ60はPDP1に密着し、前面プ
レート92は保護効果を高めるために光学フィルタ60
と離して配置されている。光学フィルタ60をフィルム
の貼付けにより形成し、その貼付けの以前に反射防止処
理を施しておけば、外光の反射する光学界面が少なくな
る。反射防止処理としては、光拡散により映り込み像が
暈けて目立たないAG処理が好ましい。AR処理では、
正反射率の低減効果が大きいものの、外部の像が鮮明に
映り込む。
【0025】以上の3つの例では光学フィルタ60の配
置位置がPDP1と前面プレート92との間であるが、
光学フィルタ60を前面プレート92の前側に配置して
もよい。さらにPDP1の発光部分の前側に配置するの
であれば、PDP1の内部に光学フィルタ60を形成し
てもよい。
【0026】図3は本発明に係るPDPの内部構造を示
す分解斜視図である。PDP1は、点灯維持放電を生じ
させるための電極対をなす第1及び第2の主電極X,Y
が平行配置され、各セル(表示素子)において主電極
X,Yと第3の電極としてのアドレス電極Aとが交差す
る3電極面放電構造をもつ。主電極X,Yは画面のライ
ン方向(水平方向)に延び、第2の主電極Yはアドレッ
シングに際してライン単位にセルを選択するためのスキ
ャン電極として用いられる。アドレス電極Aは列方向
(垂直方向)に延びており、列単位にセルを選択するた
めのデータ電極として用いられる。基板面のうちの主電
極群とアドレス電極群とが交差する範囲が表示面とな
る。
【0027】PDP1では、前面側基板構体10の基材
であるガラス基板11の内面に、ライン毎に一対ずつ主
電極X,Yが配列されている。ラインは画面における水
平方向のセル列である。主電極X,Yは、それぞれが透
明導電膜41と金属膜(バス導体)42とからなり、低
融点ガラスからなる厚さ30μm程度の誘電体層17で
被覆されている。誘電体層17の表面にはマグネシア
(MgO)からなる厚さ数千オングストロームの保護膜
18が設けられている。アドレス電極Aは、背面側基板
構体20の基材であるガラス基板21の内面に配列され
ており、厚さ10μm程度の誘電体層24によって被覆
されている。誘電体層24の上には、高さ150μmの
平面視直線帯状の隔壁29が各アドレス電極Aの間に1
つずつ設けられている。これらの隔壁29によって放電
空間30が行方向にサブピクセル(単位発光領域)毎に
区画され、且つ放電空間30の間隙寸法が規定されてい
る。そして、アドレス電極Aの上方及び隔壁29の側面
を含めて背面側の内面を被覆するように、カラー表示の
ための赤色蛍光体28R、緑色蛍光体28G、青色蛍光
体28Bがライン方向に3色が繰り返し並ぶパターンで
配置されている。これら蛍光体28R,28G,28B
については、それぞれを最大輝度で発光させたときに白
色が再現されるように材料の選択が行われており、形成
形状は全て同じである。蛍光体材料の好適例を表1に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】放電空間30には主成分のネオンにキセノ
ン(4〜5%)を混合した放電ガスが充填されており、
各色の蛍光体28R,28G,28Bは放電時にキセノ
ンが放つ紫外線によって局部的に励起されて発光する。
本発明を適用したプラズマ表示装置100においては、
R,G,Bの色バランスを光学フィルタ60の特性の設
計により調整することができる。したがって、色バラン
スを最適化するために蛍光体材料を厳密に選定したり蛍
光体形状を色毎に調整したりする必要はない。
【0030】表示の1ピクセル(画素)は行方向に並ん
だ発光色の異なる3個のサブピクセルで構成される。各
サブピクセル内の構造体がセルである。隔壁29の配置
パターンがストライプパターンであることから、放電空
間30のうちの各列に対応した部分は全てのラインに跨
がって列方向に連続している。隣り合うラインどうしの
電極間隙は、面放電ギャップ(例えば80〜140μm
の範囲内の値)より十分に大きく、列方向の放電結合を
防ぐことのできる値(例えば400〜500μmの範囲
内の値)に選定される。点灯すべきセル(書込みアドレ
ス形式の場合)又は点灯すべきでないセル(消去アドレ
ス形式の場合)における主電極Yとアドレス電極Aとの
間でアドレス放電を生じさせてライン毎に点灯すべきセ
ルのみに適量の壁電荷の存在する帯電状態を形成した
後、主電極X,Y間に点灯維持電圧Vsを加えることに
より、点灯すべきセルで基板面に沿った面放電を生じさ
せることができる。
【0031】以下、光学フィルタ60の特性を説明す
る。以下の説明では、放電ガスとして図13に示したス
ペクトル分布の発光が生じる組成のNe−Xe(4%)
ペニングガスを用いるものとする。ただし、ヘリウム
(He)又はクリプトン(Kr)を含むガスであれば、
ネオンの含有の有無に係わらず放電ガスとして適用可能
である。ヘリウム及びクリプトンは、ネオンと同様に5
80〜600nmの波長範囲の光を放つので、本発明の
波長選択性をもつ光学フィルタ60が有効である。
【0032】図4は青色表示及び赤色表示の発光スペク
トルを示す図である。図4(a)が示す青色蛍光体28
Bのみを発光させたときの発光スペクトルをみると、4
00〜550nmの波長範囲にある蛍光体の発光スペク
トルの他に、580nm以上の波長領域にネオンの発光
スペクトルがある。この580nm以上の発光をフィル
タによって除去すれば、青色の色純度は向上する。しか
し、図4(b)のように、赤色蛍光体28Rの発光スペ
クトルは、概略595nm、610nm、及び625n
mの3波長にピークをもつ分布となっており、分布範囲
はネオンの発光スペクトルの分布範囲とほぼ重なる。し
たがって、仮にネオンの発光スペクトルの全てを除去す
るフィルタを設けると、赤の発光までも除去することに
なり、赤色表示の輝度を著しく損なってしまう。
【0033】そこで、除去すべき波長範囲を研究し、次
の結果を得た。ネオンの発光スペクトルのうち、発光強
度と比視感度との積が最大となる585nm及びそれに
近い波長のスペクトルを除去すれば、赤色の輝度低下を
最小限に抑えつつ青及び緑の色純度を改善することがで
き、しかも赤色発光のスペクトルがNTSC規格での理
想である620nmの単色発光に近づく。
【0034】図5は青色表示における吸収ピーク波長が
590nmのフィルタの効果を示す色度図、図6は赤色
表示における吸収ピーク波長が590nmのフィルタの
効果を示す色度図である。ここでは、図7に示すような
理想的な吸収特性をもつ仮想フィルタを想定し、吸収ピ
ークにおける透過率Tと色度との関係を調べた。
【0035】図5のとおり、吸収ピークにおける透過率
を小さくしていくにつれて、青の色度が改善されて理想
値(NTSC規格値)に近づくことが分かる。同様に赤
色についても、図6のとおり、吸収ピークにおける透過
率を小さくしていくにつれて色度が理想値に近づく。
【0036】次に、色温度の改善について説明する。上
述のように波長が590nm付近の光を吸収するフィル
タを設けると、赤の発光強度が小さくなるので、白の表
示色の色度図上の座標はx値が小さくなる方向に移動す
る。すなわち、図8中の矢印が示すように色温度が高く
なる。白色表示における色度座標は図中に太線で示した
黒体放射曲線上にあることが望ましいが、赤色の発光強
度のみを減衰させた場合には、減衰量が多いほど黒体放
射に対するy軸方向の偏差が大きくなってしまう。黒体
放射曲線からy値の大きくなる方向に色度座標がずれる
と、緑がかった白色になり、y値の小さくなる方向に色
度座標がずれると紫がかった白色になり、どちらも好ま
しくない。この問題を解決するため、フィルタに緑色波
長域にも吸収ピークのある特性を付与する。赤色の輝度
低下に見合った分だけ緑色の発光強度が低下するように
フィルタの透過率を設定し、白色の色度座標を黒体放射
曲線上の座標とする補正を行う。このような色温度調整
は、フィルタの透過による輝度の低下を伴うものの、従
来において行われていた信号強度の調整とは違って明室
コントラストが向上するという利点、及びフィルタ特性
のみを変えることで用途に応じた最適な色温度を容易に
実現できる利点を有している。明室コントラストが向上
する理由は次のとおりである。
【0037】PDP1の前面での発光輝度をL0 、光学
フィルタ60の透過率をT、光学フィルタ60の前面で
の外光の照度をS、PDP1の前面における拡散反射率
をRとした場合のコントラスト比は次式で表せる。 コントラスト比=フィルタ透過後の発光輝度/外光の反
射輝度=(L0 ×T+S/π×R×T2 )/(S/π×
R×T2 )=(L0 +S/π×R×T)/(S/π×R
×T)=L0 /(S/π×R×T)+1 ここで、R及びSが一定と仮定すると、L0 が大きいほ
ど、またTが小さいほど、コントラスト比が大きくなる
ことが分かる。本発明による色純度改善及び色温度調整
は、蛍光体材料、セル構造、及び信号強度の調整は不要
なので、発光輝度L0 を低下させない。さらに、色純度
改善及び色温度調整が透過率Tを小さくすることによっ
て達成されるので、明室コントラストが向上する。
【0038】図9は光学フィルタ60の特性の第1例を
示す図である。同図において、透過特性を太い実線で示
し、参考として蛍光体の発光スペクトル分布を細い実線
で示してある。
【0039】図9のとおり、可視光波長域における吸収
ピーク波長は590nmであって、550〜620ナノ
メートルの範囲内の値である。そして、波長585nm
における透過率T585 は、波長450nmにおける透過
率T450 及び波長620nmにおける透過率T620 の双
方よりも小さい。
【0040】このような特性は、厚さ200μmのポリ
エチレンフィルムに波長585nmの光を十分に吸収す
る色素層を形成することにより得られた。色素として
は、吸収ピーク(Absorption Maximum)が590nmで
ある1−Ethyl−4−[(1−ethyl−4(1
H)−quinolinylidene)methy
l]quinolinium iodide(株式会社
日本感光色素研究所 製品番号NK−6)、吸収ピー
クが594nmである3−Ethyl−2−[3−(1
−ethyl−4(1H)−quinolinylid
ene)−1−propenyl]benzoxazo
lium iodide(株式会社 日本感光色素研究
所 製品番号NK−741)を使用することが可能であ
る。これら色素及び他の色素の添加量を調整することで
所望の特性が実現できる。放電ガスの放つ光を選択的に
吸収するには、フィルタの吸収ピーク波長がガス発光波
長と一致していることが理想ではあるが、おおよそ55
0〜620nmの範囲に吸収ピークのある特性であれ
ば、相応の効果はある。ただし、吸収ピーク波長とガス
発光波長とのずれが大きいほど、吸収波長域を広くする
ことになり、フィルタの色付きが増加してしまうという
問題が生じるので、吸収ピーク波長は580〜600n
mの範囲内の値であるのが望ましい。
【0041】図10は図9の特性に対応した色再現範囲
を示す色度図である。光学フィルタ60を設けない状態
でのR,G,Bの色度点を結んだ色再現範囲を点線の三
角形で示し、白色表示の色度座標を黒丸で示してある。
また、光学フィルタ60を設けた状態での色再現範囲を
実線の三角形で示し、白色表示の色度座標を×印で示し
てある。
【0042】色再現範囲がR,G,Bの全ての色域で広
くなっていること、及び白色表示の色度座標がx,yと
も小さくなっている(色温度が高くなっている)ことが
分かる。色温度は5000Kから7000Kに上昇し
た。ただし、白色表示の色度座標が実線で示した黒体放
射曲線に対して若干上方にずれており、緑がかった白と
なっている。
【0043】図11は光学フィルタ60の特性の第2例
を示す図である。同図においても、透過特性を太い実線
で示し、参考として蛍光体の発光スペクトル分布を細い
実線で示してある。
【0044】図11の特性は図9の特性における色温度
の問題を解決するために、緑色蛍光体28Gの発光ピー
ク波長である525nmにピーク波長が近い吸収特性を
追加したものである。すなわち、第1の吸収ピーク波長
は550〜620nmの範囲内の値(585nm)とさ
れ、第2の吸収ピークの波長は500〜550の範囲内
の値(525nm)とされている。波長585nm透過
率T585 が波長450nmにおける透過率T450 及び波
長620nmにおける透過率T620 の双方よりも小さ
く、且つ、波長525nmにおける透過率T525 が透過
率T450 よりも小さい。特に透過率T585 は、透過率T
450 の0.7倍以下で青色波長域(青色蛍光体の発光分
布範囲)における平均透過率の0.5倍以下の値となっ
ている。
【0045】図12は図11の特性に対応した色再現範
囲を示す色度図である。同図においても、光学フィルタ
60を設けない状態でのR,G,Bの色度点を結んだ色
再現範囲を点線の三角形で示し、白色表示の色度座標を
黒丸で示してある。また、光学フィルタ60を設けた状
態での色再現範囲を実線の三角形で示し、白色表示の色
度座標を×印で示してある。
【0046】色再現範囲がR,G,Bの全ての色域で広
くなっていること、及び白色表示の色度座標がx,yと
も小さくなっている(色温度が高くなっている)ことが
分かる。色温度は5000Kから7000Kに上昇し
た。また、白色表示の色度座標が実線で示した黒体放射
曲線上のあり、理想的な座標になった。さらに、PDP
1の前面での外光の照度が300lxであるときの明室
コントラストは、図11の特性の光学フィルタ60の配
置により、20:1から40:1に向上した。
【0047】なお、光学フィルタ60の分光透過特性を
調整することにより、色温度は5000〜13000K
の範囲内で任意に調整可能である。具体的には図11に
おける590nm近傍の吸収量を増加させて透過率を1
0%以下にすれば10000K以上の色温度が達成さ
れ、TV用途のCRTと同等の性能が実現できる。ま
た、590nm近傍の吸収量を減少させ、透過率を50
%程度にすれば6500K程度の色温度が達成され、出
版またはデザイン用途で使用されるCRT又は欧州で好
まれるTV用のCRTと同等の性能が実現できる。つま
り、PDP1の構成材料、構造を変更することなく、光
学フィルタ60の分光透過特性を変更するだけで、用
途、使用地域(国)に最適な色再現性をもつ表示装置を
作製することができ、それによって装置の低価格化を実
現することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1乃至請求項12の発明によれ
ば、放電ガスの発光の影響を低減して色再現範囲を拡大
するとともに、赤色の色純度を理想値に近づけることが
できる。また、表示輝度を低下させずにコントラストを
高めることができる。
【0049】請求項3乃至請求項7の発明によれば、白
色表示の色温度の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ表示装置の構成図であ
る。
【図2】他のプラズマ表示装置の構成図である。
【図3】本発明に係るPDPの内部構造を示す分解斜視
図である。
【図4】青色表示及び赤色表示の発光スペクトルを示す
図である。
【図5】青色表示における吸収ピーク波長が590nm
のフィルタの効果を示す色度図である。
【図6】赤色表示における吸収ピーク波長が590nm
のフィルタの効果を示す色度図である。
【図7】本発明に係るフィルタ特性の模式図である。
【図8】波長590nmの光の吸収に伴う色温度の変化
を示す図である。
【図9】光学フィルタの特性の第1例を示す図である。
【図10】図9の特性に対応した色再現範囲を示す色度
図である。
【図11】光学フィルタの特性の第2例を示す図であ
る。
【図12】図11の特性に対応した色再現範囲を示す色
度図である。
【図13】ネオンとキセノンの2成分ガスの発光スペク
トルを示す図である。
【図14】色再現におけるネオン発光の影響を示す色度
図である。
【符号の説明】
100 プラズマ表示装置(ガス放電表示装置) 60 光学フィルタ R,G,B 発光色 28R,28G,28B 蛍光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA06 AA07 AA08 BA01 BA31 CA19 CA24 ED02 HA08 JA11 5G435 AA02 AA03 AA04 BB06 CC09 CC12 FF14 GG12 HH06 LL04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネオン及びヘリウムのうちの少なくとも一
    方を含むガスを用いてガス放電を生じさせ、発光色の異
    なる3種の蛍光体を発光させてカラー画像を表示するガ
    ス放電表示装置であって、 ガス放電空間の前側に、画面の全体と重なる構成要素で
    あって、可視光のうちの前記ガスの発光波長の光を選択
    的に吸収する光学フィルタが配置されており、 前記光学フィルタは、波長585ナノメートルにおける
    透過率T585 が波長450ナノメートルにおける透過率
    450 及び波長620ナノメートルにおける透過率T
    620 の双方よりも小さい特性をもつことを特徴とするガ
    ス放電表示装置。
  2. 【請求項2】前記光学フィルタは、可視光波長域におけ
    る吸収ピークの波長が550〜620ナノメートルの範
    囲内の値であるという特性をもつ請求項1記載のガス放
    電表示装置。
  3. 【請求項3】ネオン及びヘリウムのうちの少なくとも一
    方を含むガスを用いてガス放電を生じさせ、発光色の異
    なる3種の蛍光体を発光させてカラー画像を表示するガ
    ス放電表示装置であって、 ガス放電空間の前側に、画面の全体と重なる構成要素で
    あって、可視光のうちの前記ガスの発光波長の光を選択
    的に吸収する光学フィルタが配置されており、 前記光学フィルタは、可視光波長域において第1及び第
    2の吸収ピークがあるという特性をもち、 前記第1の吸収ピークの波長は550〜620ナノメー
    トルの範囲内の値であり、前記第2の吸収ピークの波長
    は500〜550ナノメートルの範囲内の値であること
    を特徴とするガス放電表示装置。
  4. 【請求項4】ネオン及びヘリウムのうちの少なくとも一
    方を含むガスを用いてガス放電を生じさせ、発光色の異
    なる3種の蛍光体を発光させてカラー画像を表示するガ
    ス放電表示装置であって、 ガス放電空間の前側に、画面の全体と重なる構成要素で
    あって、可視光のうちの前記ガスの発光波長の光を選択
    的に吸収する光学フィルタが配置されており、 前記光学フィルタは、可視光波長域において第1及び第
    2の吸収ピークがあり、波長585ナノメートルにおけ
    る透過率T585 が波長450ナノメートルにおける透過
    率T450 及び波長620ナノメートルにおける透過率T
    620 の双方よりも小さく、且つ、波長525ナノメート
    ルにおける透過率T525 が前記透過率T 450 よりも小さ
    いという特性をもつことを特徴とするガス放電表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記透過率T585 が前記透過率T450
    0.7倍以下の値である請求項1又は請求項4記載のガ
    ス放電表示装置。
  6. 【請求項6】前記透過率T585 が前記透過率T450
    0.7倍以下の値であり且つ前記透過率T525 よりも小
    さい請求項4記載のガス放電表示装置。
  7. 【請求項7】ネオン及びヘリウムのうちの少なくとも一
    方を含むガスを用いてガス放電を生じさせ、発光色の異
    なる3種の蛍光体を発光させてカラー画像を表示するガ
    ス放電表示装置であって、 ガス放電空間の前側に、画面の全体と重なる構成要素で
    あって、可視光のうちの前記ガスの発光波長の光を選択
    的に吸収する光学フィルタが配置されており、 前記光学フィルタは、可視光波長域において第1及び第
    2の吸収ピークがあるという特性をもち、 前記第1の吸収ピークの波長は580〜600ナノメー
    トルの範囲内の値であり、前記第2の吸収ピークの波長
    は500〜550ナノメートルの範囲内の値であり、 前記光学フィルタにおいて、前記第1の吸収ピークにお
    ける透過率が青色波長域における平均透過率の0.5倍
    以下の値であり、緑色波長域における平均透過率が前記
    第1の吸収ピークにおける透過率より大きく且つ前記青
    色波長域における平均透過率より小さいことを特徴とす
    るガス放電表示装置。
  8. 【請求項8】前記光学フィルタは、内部にガス放電空間
    を有した表示デバイスと別個に作製されて、当該表示デ
    バイスの前面側に配置されている請求項1乃至請求項7
    のいずれかに記載のガス放電表示装置。
  9. 【請求項9】前記光学フィルタは、前記特性をもつフィ
    ルムからなる請求項8記載のガス放電表示装置。
  10. 【請求項10】前記光学フィルタは、前記画面を構成す
    る透明基板の前面に密着されている請求項1乃至請求項
    7のいずれかに記載のガス放電表示装置。
  11. 【請求項11】前記光学フィルタは、特定波長の光を吸
    収する物質が分散した有機樹脂からなる請求項1乃至請
    求項10のいずれかに記載のガス放電表示装置。
  12. 【請求項12】前記光学フィルタの前側に反射防止層が
    配置された請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の
    ガス放電表示装置。
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