JP2000284079A - 時刻情報中継装置 - Google Patents

時刻情報中継装置

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JP2000284079A
JP2000284079A JP9243699A JP9243699A JP2000284079A JP 2000284079 A JP2000284079 A JP 2000284079A JP 9243699 A JP9243699 A JP 9243699A JP 9243699 A JP9243699 A JP 9243699A JP 2000284079 A JP2000284079 A JP 2000284079A
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time
reception
transmission
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time information
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JP9243699A
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Akinari Takada
顕斉 高田
Kenji Fujita
憲二 藤田
Masahiro Sase
正弘 佐瀬
Shinya Yoshida
伸也 吉田
Masahiro Tanoguchi
昌弘 田野口
Kenichi Nemoto
健一 根本
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Rhythm Watch Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継装置の周囲に子機を配置し、中継装置は
周期的に標準電波を受信して自己の保持時刻を更新する
とともに、子機に向けて時刻データを送信して子機の時
刻を修正し、正確な時刻を維持する構成において、サマ
ー・タイム等の施行によって標準時が不規則に変化して
も遅滞なく対応できるようにすること。 【解決手段】 1日に標準電波の受信を1回以上行い子
機への送信を1回行う場合、受信時刻の設定にサマー・
タイム等における所定の切り替え時刻と同時またはそれ
より短時間後の時刻を必ず含め、さらに送信時刻をこの
受信時刻の短時間後に設定することにより、切り替え後
あまり間を置かずに中継装置、子機とも新時間に移行す
る。子機への送信を毎日行わない場合は、中継装置が標
準電波に含まれる予告ビットを監視する構成にし、予告
ビットの変化を検出したら、送信予定の有無に拘わらず
受信の短時間後の送信を実行して子機の時刻を更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻情報を伝送す
る標準電波を受信して、自己の保持する時刻を修正する
とともに、時刻情報を子機に向けて送信し、子機の保持
時刻を修正する標準電波の中継装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各国で時刻情報を乗せた電波を発信して
いる。わが国でも郵政省の管轄で以前からそのような標
準電波が発信されており、この電波を受信して時刻表示
を修正する電波修正時計も実現している。
【0003】標準電波は、「分」、「時」、「1月1日
からの積算日」等を表す2値データの直列信号により搬
送波を振幅変調したものである。信号のフォーマットと
しては、「分」、「時」、「日」等を重みづけのあるい
くつかの数値に分解し、各数値につき1ビットのデータ
を対応させて数値を取捨し、時刻や日数等を表現してい
る。
【0004】1ビットに1秒が当てられ、データは毎秒
立ち上がるパルスの幅で表される。パルス幅が500m
sの場合は「1」、800msの場合は「0」であり、
別にパルス幅が200msのP符号が「分」、「時」、
「日」等のデータの区切りに置かれている。標準電波は
1分間を1フレームとして上記のような情報を伝送して
いるが、毎分の最初と最後にもP符号が置かれていてそ
れぞれ0秒と59秒に存在するので、分の切り替わり時
にP符号が二つ連続する。従って、連続したP符号を受
信したら二つ目のP符号の立ち上がりが0秒すなわち正
分であることが認識される。
【0005】今日普及している水晶時計は精度がよく
て、ありふれたものでも月差約20秒に納まるが、それ
でも長期間修正せずに使用すれば誤差が累積して標準時
とのずれを生じる。そこで前記の標準電波を受信して時
刻表示を修正する構造のものが作られている。標準電波
に含まれる「時」、「分」、「秒」の時刻情報を用いれ
ば、時計の保持時刻全体を修正できるが、通常見られる
のは、上記のように二つ連続したP符号によって正分を
検出した時に秒表示だけを0に修正する方法である。
【0006】電波修正時計の発展型として本願の発明者
らが開発を進めている方式に、上記のように標準電波を
受信して自己の保持時刻や表示を修正するだけの時計と
は異なり、中継装置を設けて周辺に複数の子機を配置
し、中継装置は標準電波を受信して正確な時刻情報を保
つとともに、これを有線または無線通信によって子機に
伝送して、子機の保持時刻や表示を修正するものがあ
る。
【0007】この方式は各種の事業所や駅構内など広が
りのある場所で用いるのに好適である一方、一般家庭用
としても有用である。すなわち家庭内に1台の中継装置
を設置し、各部屋の掛け時計や置き時計、あるいは家族
の各人の携帯時計等を子機とすれば、各家庭に正確な時
計システムが形成される。もっとも発明者らの開発を含
め、実際に製品化された例はまだ見当たらない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】単に正分だけを合わせ
る電波修正方式では、秒表示は正確であっても他の時刻
設定が違っている場合にそれが修正されない。しかし、
これは、時、分、秒の全データを取り込んで修正する方
式を取ることにより解決する。もっとも受信や送信は時
計回路の動作に比しはるかに多くの電力を消費するか
ら、節電のため、送受信は常時行うのでなく間欠的に行
うことになる。例えば比較的頻繁に行うにしても、受信
は1時間に1回、送信はさらに頻度を下げて1日に1
回、いずれも時間を決めて行うなどである。
【0009】これによれば、何かの理由、例えばノイズ
によって時計が誤動作したり、手動で時刻設定すること
があってその際に合わせ間違えたとしても、次回、中継
装置が標準電波を受信して正確な時刻情報を子機に伝送
した時に違いは修正される。例えば1日に1回、受信の
直後に子機にデータを送信するのであれば、最大で24
時間の内に各子時計は修正され、それ以上の期間、表示
が違ったままになることはない。
【0010】このようにある時点で各時計の表示が違っ
ていても次回の中継装置からの送信と修正で正確な計時
が回復するが、それでも上記のように、場合によっては
24時間近くの間、標準時からずれた時刻が表示され
る。表示のずれが回路の誤動作や手動による合わせ違い
などの原因で希に例外的に起こる場合は、ある程度やむ
を得ないとしても、表示のずれを是非回避すべき場合が
ある。それはずれの生じることがあらかじめ予定されて
いる場合である。
【0011】そのような場合の具体例として、日照時間
の活用のためのいわゆるサマー・タイムの制度がある。
これは初夏の特定の日に時刻を1時間進め、夏の終わり
に1時間遅らせるものである。サマー・タイムの開始お
よび終了とともに、個々の時計の表示時刻は標準時から
1時間ずれてしまうのであり、これは電波修正時計では
次回の受信および子機への時刻データ送信によって是正
されるが、上記のように中継装置から子機への時刻デー
タ送信が1日に1回の場合、最大24時間ずれたままに
なる恐れがあるし、送信が1週間に1回であれば表示の
ずれが数日から1週間近くに及ぶことがある。サマー・
タイムのようにあらかじめ実施日時の定まっている事態
についても、突発的な原因による表示ずれと同等の対応
となるのでは不備といわねばならない。
【0012】標準電波の中継装置の周辺に子機を配置し
た時計システムがあまり実現してないのは、我が国の標
準電波が長らく実験的規模だったことにもよる。しかし
我が国の標準電波も、遠からず、現行の「分」、
「時」、「積算日」のデータに加えて「年」、「曜」、
サマー・タイムの実施状況等のデータを含むフォーマッ
トに改訂され、出力も上がることが予定されている。サ
マー・タイムに関しては諸外国に取り入れている国が多
く、我が国で施行されることも十分考えられる。このよ
うな時期に当たり、本発明は標準電波の時刻情報が制度
上の規定によって不連続に変化した場合、短時間のうち
にこれに追随して子機を修正する標準電波の中継装置を
提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、標準時刻情報を含む信号を受信する受信
手段と、該信号から得られる時刻情報を子機に向けて送
信する送信手段と、該送信と受信のタイミングを制御す
る制御手段を有し、前記標準時刻情報の不連続な切り替
えが予定されている時、前記制御手段に対して、所定の
切り替え時刻と同時または切り替え時刻の短時間後に受
信時刻を設定し、さらに該受信時刻の短時間後に送信時
刻を設定してあることを特徴とする。
【0014】また、受信時刻とそれに続く送信時刻まで
の間隔が該送信時刻から次回の受信時刻までの間隔より
短い設定であることを特徴とする。
【0015】また、前記時刻情報中継装置に判定手段を
設け、送信周期が1日を越える設定の場合、該判定手段
は前記時刻情報の不連続な切り替えに関する信号を監視
し、受信によって切り替えの発生を検出したら前記制御
手段に指令して、本来の送信予定の有無に拘わらず受信
の短時間後に子機に向けて時刻情報の送信を行うよう構
成したことを特徴とする。
【0016】また、前記時刻情報の不連続な切り替えは
サマー・タイムとウインター・タイムの切り替えである
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明の時刻情報中継装置の
構成を示すブロック図である。本実施形態では標準時刻
情報を含む信号として標準電波を例にとり説明する。同
図の下部に見られる発振回路8、分周回路9、メインカ
ウンタ10は時計を構成する部分である。発振回路8は
一般に水晶振動子による水晶発振回路で、約32kHz
などの発振周波数を持つ。分周回路9は発振回路8の出
力を例えば秒信号である1Hzまで分周する。メインカ
ウンタ10は分周回路9の出力を計数して時刻情報とし
て保持するもので、細部は省くが、秒、分、時それぞれ
のカウンタ、さらにはカレンダ関係のカウンタ等からな
っている。図では省略したが、この他、時刻の表示部や
外部操作用の時刻設定手段等が付属している。
【0018】図1にて、上記の時計部分以外の部分が、
標準電波の受信と時刻データの送信を行うための構成で
ある。標準電波はアンテナ1で受信されて受信回路2に
より増幅、復調され、時刻やカレンダのデータを含む所
定のフォーマットの信号として出力される。前述のよう
に、節電のため、受信は常時行うのでなく所定の間隔で
周期的に行うのであり、受信回路2はON/OFF手段
12によって受信を指示された時だけ動作する。ON/
OFF手段12はさらにON時間カウンタ11によって
制御されるが、これについては後述する。
【0019】受信回路2から出たデータ信号はコード判
定手段3に伝えられる。前述のように、データ信号は1
秒につき1ビットのデータをパルス幅によって0、1、
P等にコード化したものであり、コード判定手段3は毎
秒のデータが表すコードを判別して受信データ蓄積手段
6に伝える。また、コード判定手段3は正分検出手段4
にもコードを出力する。前述のように正分には2秒連続
でP符号が到来するから、正分検出手段4はこれを監視
して正分を検出したら受信データ蓄積手段6に伝える。
【0020】受信データ蓄積手段6は入力される直列デ
ータを時、分、秒の時刻データ、あるいはカレンダデー
タ等に区分して貯蔵する記憶手段である。受信データ蓄
積手段6は信号の各フレームの進行に同期してデータを
取り込む必要があり、このため秒カウンタ5が設けてあ
る。これは60進カウンタであって、正分検出手段4か
ら正分の検出信号を受けて始動し、分周回路9からの1
Hzの信号を計数して、各フレームにおける時刻すなわ
ち正分からの秒数を受信データ蓄積手段6に伝える。
【0021】本実施形態では標準電波の受信を毎時1回
あるいは毎日1回等行って中継装置の保持時刻を修正す
る。受信を毎時行う場合は同じ分の値を持つ時刻に、1
日に1回の場合は所定の時刻に受信する。このように比
較的高い頻度で受信して、中継装置の保持時刻の正確を
図る。受信された時刻データは、送信回路14により送
信アンテナ15を通じて子機に向けて送信されるが、送
信は電力消費が大きいことから必ずしも受信の度に行う
のでなく、毎時受信する場合は送信を1日に1回にした
り、1日1回の受信の場合は送信を1週間に1回にする
というように頻度を下げて行う。
【0022】受信と送信を制御するために制御手段13
を設けてあり、これは受信開始手段13aと送信開始手
段13bからなる。受信開始手段13aは受信の時刻を
記憶しているとともに受信の周期を計数しており、周期
は毎時受信であれば60分であり、1日1回の受信であ
れば24時間である。受信開始手段13aはメインカウ
ンタ10の時刻情報を参照して、所定の周期の経過後、
定刻に受信開始指令をON時間カウンタ11に出力す
る。ON時間カウンタ11は上記受信開始指令によって
始動し、分周回路9の出力を受けて1回の受信をまかな
うのに必要で十分な時間を計数するもので、その時間は
例えば3分程度とする。ON時間カウンタ11が始動し
たのを受けて、ON/OFF手段12が受信回路2にO
N信号を入力し受信を開始する。
【0023】このようにして周期的に定刻に時刻データ
の受信が行われ、データが受信データ蓄積手段6に読み
込まれると、判定手段7が機能する。判定手段7は受信
データ蓄積手段6からデータを読み出して、データが適
切であるかどうかを判定し、適切な場合はメインカウン
タ10の時刻を更新するとともに、ON時間カウンタ1
1に停止信号を送り、これを停止させてその回の受信を
終了する。データが適切でない場合とは、あり得ない時
刻、例えば24時間を越える時刻を受信したような場合
で、このようなことは電波状態の不良や受信回路の誤動
作等によって起こり得る。受信したデータが異常であっ
たら判定手段7はメインカウンタ10の更新をしない。
【0024】一方、送信開始手段13bは、子機に対す
る時刻データの送信の時刻を記憶しているとともに送信
の周期を計数しており、前述のように送信は受信よりも
頻度を下げてあって、受信が毎時であれば送信は1日に
1回、受信が1日に1回であれば送信は1週間に1回な
どで、周期はそれぞれ24時間あるいは7日である。送
信開始手段13bに設定する送信時刻は、本発明では特
に受信時間との関係を重視して、受信開始手段13aに
設定した受信時間から短時間後とする。送信開始手段1
3bは、メインカウンタ10の時刻情報を参照して、所
定の周期の経過後、定刻に送信開始指令を送信回路14
に出力して子機に時刻データを伝送し、子機はこれを受
信して自己の時刻カウンタを更新するのである。
【0025】次に、図2に中継装置の動作のタイミング
・チャートを示して、本実施形態における受信開始時刻
と送信開始時刻の設定を説明する。図2の動作時刻の設
定では受信は1時間に1回であって、前記の受信開始手
段13aが毎正時の5分過ぎに受信開始指令を出す。図
ではこれを受信時刻を書き添えた複数のパルスで示して
いる。前述のように、電波の受信を毎時行っても子機に
向けての送信は1日1回で、これは黒塗りのパルスで示
す。図に記入してあるように送信は午前3時10分、す
なわち午前3時5分に行ったデータ受信の5分後に行
う。
【0026】この実施形態で毎日の送信時刻を3時10
分としたのは、ヨーロッパにおけるサマー・タイムとウ
インター・タイムの切り替えが午前3時に行われるのに
倣ったものである。毎時1回標準電波を受信して中継装
置の時刻データを更新し、1日に1回子機に時刻データ
を送信して子機の時刻データを修正すれば、受信や送信
の時刻について特に配慮しなくとも、通常の時刻を表示
する時計としては十分正確な動作が得られるが、サマー
・タイムを考慮するならば受信開始時刻の選定は適正で
なければならない。
【0027】極端な例として送信開始時刻を午前2時1
0分に設定したとすれば、サマー・タイムへの切り替え
当日には、午前2時5分に受信したウインター・タイム
に基づく時刻情報によって子機の時刻が更新され、受信
の1時間後にはサマー・タイムが始まって、中継装置の
メインカウンタは更新されるが、子機の時刻表示は翌日
の送信まで23時間に亘ってウインター・タイムのまま
となる。
【0028】このような事態を避けるため、図2に見る
ように受信開始時刻を各正時の5分後とし、1日1回の
送信開始時刻を3時10分とするならば、ウインター・
タイムからサマー・タイムへの切り替えの5分後にこれ
が受信されて、中継装置のメインカウンタが更新され、
さらに5分後にはサマー・タイムによる子機の時刻修正
が行われる。これはサマー・タイムからウインター・タ
イムへの切り替えにおいても同様である。
【0029】仮に我が国でサマー・タイムが施行された
場合、切り替え時刻がヨーロッパと同じになるかどうか
はもとより不明であるが、いずれにせよ切り替え時刻は
実施に先立って決定していることであるから、中継装置
に設定する受信開始時刻および送信開始時刻について
は、受信開始時刻を所定の切り替え時刻と同時かそれよ
り短時間後にし、送信開始時刻を受信開始時刻より短時
間後にすること、別の言い方をすれば、送信開始時刻を
遅くとも受信開始時刻から次回の受信開始時刻の中間以
前に置くことが本発明の要件である。
【0030】図2に示すチャートでは中継器と子機は1
日1回送受信するためサマータイムへの切り替わりにも
即対応できるが、前述したように消費電力削減のために
1週間に1回の送受信では子機の時刻がサマータイムに
切り替わるまで最大1週間かかる可能性がある。以下に
示す実施形態では、標準電波に含まれる予告ビットを利
用して、この問題を解決する方法を開示している。予定
されている標準電波のフォーマットによれば、標準電波
はサマー・タイムに関する情報も含んでおり、その一つ
に予告ビット(SU1)がある。これは1ビットのデー
タで、サマー・タイムへの切り替え(もしくはその逆)
の数日前から1となり、切り替えと同時に0になるもの
である。図1の中継装置にて判定手段7がこの予告ビッ
トを監視するように構成し、3時5分の受信時に予告ビ
ットが1から0に変化したのを検出したら、切り替え信
号を制御手段13に出力する。
【0031】図3は本発明における子機を示した回路ブ
ロック図である。図において101は中継装置の送信ア
ンテナ14から出力される信号を受信するアンテナ、1
02は受信アンテナ101が受信した信号を増幅、フィ
ルタ処理、検波を行う受信回路、103は受信回路10
2の復調波形から、コードの判定を行うコード判定手
段、104はコード判定手段103から出力されるコー
ドを時刻情報等に処理するデータ処理手段、105は後
述する受信開始手段110からの受信命令信号に基づき
受信回路102をONするON/OFF手段、105a
は受信を行っている間カウントする受信カウンタ、10
6は発振回路、107は分周回路、108はメインカウ
ンタであり時刻を保持する。109はメインカウンタか
らの時刻情報に基づきON/OFF手段105に受信命
令信号を1週間に1回所定の時刻(ここでは3時5分)
に出力する受信開始手段、110はデータ処理手段10
4から出力される予告内容を検出する検出手段、111
は検出手段110より出力される信号に基づき動作し、
動作中は毎日所定の時刻に受信命令を出力する臨時受信
命令手段である。
【0032】続いて子機の動作について説明する。初期
設定状態から1週間経過すると受信開始手段109はO
N/OFF手段105に受信命令信号を出力する。ON
/OFF手段105はこの信号に基づき受信回路102
を動作状態とする。受信回路102は受信を開始し、ア
ンテナ101から得られる電波を増幅、周波数フィルタ
処理、検波を行って、この受信回路102から検波結果
が出力される。この検波結果からコード判定手段103
がコードの判定を行い、データ処理手段104がデータ
処理を行い、時刻データ、カレンダデータを作成する。
ここで非存のデータでないならデータ処理手段104は
取得したデータをメインカウンタ108に出力し、メイ
ンカウンタの値を更新し、同時に受信終了の信号をON
/OFF手段105に出力する。非存データ等の認識出
来ないデータの場合はメインカウンタ108の値は更新
せず、また次のデータ取得のため受信を継続する。ON
/OFF手段105内にある受信時間をカウントするカ
ウンタが、ある一定値を越えた時点で受信は終了し、こ
の間に正しいデータが取得できなければメインカウンタ
108のデータは更新しないようになっている。ただし
受信開始手段109は自動的に更新される(これは正し
い時刻が受信できなくても7日後に受信命令信号を出力
するためである)。正しいデータが取得出来た場合は前
述したとおりメインカウンタ108のデータを更新する
と共に、受信開始手段109も更新される。よって再び
1週間後に受信動作が行われる。ここで検出手段9がサ
マータイムへの変更ビットSU1が“1”である事を検
出すると、臨時受信命令手段110は動作状態となり、
毎日3時5分になると受信命令をON/OFF手段10
5に出力する。よってサマータイムへの切り替え予告ビ
ットが出力されると子機は毎日一回所定時刻(ここでは
3時5分)に受信を行うことになる。
【0033】続いて図4に示すタイムチャートに基づ
き、本実施形態の中継器及び子機の送受信動作を説明す
る。まず中継器と子機のメインカウンタ8及び108を
一致させる初期設定を行う。 通常状態では中継器は毎
日3時5分に受信動作を行い7日おきの3時10分に送
信動作を行う。子機は中継器の送信日、送信時刻に合わ
せて受信するよう初期設定されているため1週間に1
回、3時10分に送受信が行われ、子機は修正される。
図のT1の区間はこの状態を表している。ここでサマー
タイムを1週間後に控えると、標準電波の予告ビットS
U1は“1”に切り替わる。中継器はこの情報も時刻デ
ータと共に子機に送信する。送信は1週間に1回である
が、予告ビットの切り替わりも1週間前なので必ず切り
替わり情報を子機は受信できる。子機の検出手段109
はこの情報を受けて臨時受信命令手段110に信号を出
力する。よって臨時受信命令手段110は動作状態とな
り、毎日3時10分になると受信命令をON/OFF手
段105に出力する。よって子機は毎日受信状態とな
る。図4のT2の区間はこの状態を表している。一方中
継器の制御手段13中の送信開始手段13bは、本実施
形態の場合は1週間という周期を計数しているが、判定
回路7から切り替え信号を受けたら、その日が本来の送
信日でなくとも、受信の5分後の3時10分に送信回路
14に指令して子機に向けて時刻データを送信する。子
機はこの送信時間に受信状態となっているので時刻修正
が行われる。よって子機はサマータイムへ切り替わると
即受信する事が可能となる。図4のT3はその状態を表
している。そして中継器は送信周期のカウンタをリセッ
トし、次回の送信がその時から1週間後に行われるよう
にする。また子機の臨時受信命令手段111は受信成功
するとデータ処理手段104からのデータを受けてリセ
ットされ動作を停止する。一方受信開始手段109も初
期化されこの後子機は1週間おきに受信状態となる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、 1.標準電波を受信して中継装置の保持時刻を修正し、
受信より頻度を下げて時刻データを送信して子機の保持
時刻を修正することにより、正確な時間が維持されると
ともに節電となり、受信の短時間後に送信することによ
って子機の時刻の修正が遅滞なく行われる。 2.送信を毎日行う場合、受信時刻をサマー・タイム等
における所定の切り替え時刻と同時またはその直後に設
定し、さらに受信の短時間後に送信する構成により、中
継装置および子機は切り替えの短時間後に新しい時間体
系に追随する。 3.送信が毎日でない場合、予告ビットの変化を監視す
る構成にし、時間の切り替えをその直後に検出して、そ
れまでの送信予定に拘わらず直ちに子機に向けて時刻デ
ータを送信することにより、切り替え日に確実に中継装
置および子機の保持時刻を更新できる。 これによって、常に正確な時刻を保持するとともに、作
為的な時間体系の切り替えにも直ちに対応できる中継装
置−子機方式が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するタイミング・チャート
である。
【図3】本発明の子機の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
2 受信回路 3 コード判定手段 4 正分検出手段 5 秒カウンタ 6 受信データ蓄積手段 7 判定手段 10 メインカウンタ 11 ON時間カウンタ 13 制御手段 13a 受信開始手段 13b 送信開始手段 14 送信回路 ST サマー・タイム SU1 予告ビット WT ウインター・タイム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐瀬 正弘 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 (72)発明者 吉田 伸也 埼玉県北葛飾郡庄和町大字新宿新田321 リズム時計工業株式会社埼玉事業所内 (72)発明者 田野口 昌弘 埼玉県北葛飾郡庄和町大字新宿新田321 リズム時計工業株式会社埼玉事業所内 (72)発明者 根本 健一 埼玉県北葛飾郡庄和町大字新宿新田321 リズム時計工業株式会社埼玉事業所内 Fターム(参考) 2F002 AA05 AD03 AF01 BB04 FA19 GA02 GA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準時刻情報を含む信号を受信する受信
    手段と、該信号から得られる時刻情報を子機に向けて送
    信する送信手段と、該送信と受信のタイミングを制御す
    る制御手段を有し、 前記標準時刻情報の不連続な切り替えが予定されている
    時、前記制御手段に対して、所定の切り替え時刻と同時
    または切り替え時刻の短時間後に受信時刻を設定し、さ
    らに該受信時刻の短時間後に送信時刻を設定してあるこ
    とを特徴とする時刻情報中継装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の時刻情報中継装置にお
    いて、 受信時刻と前記送信時刻までの間隔が次回の受信時刻ま
    での間隔より短く設定してあることを特徴とする時刻情
    報中継装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の時刻情報中継装置にお
    いて、 該中継装置に判定手段を設け、送信周期が1日を越える
    設定の場合、該判定手段は受信によって切り替えの発生
    を検出したら前記制御手段に指令して、本来の送信予定
    の有無に拘わらず該受信の短時間後に子機に向けて時刻
    情報の送信を行うよう構成したことを特徴とする時刻情
    報中継装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の時刻情報中継装置において、 前記時刻情報の不連続な切り替えはサマー・タイムとウ
    インター・タイムの切り替えであることを特徴とする時
    刻情報中継装置。
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