JP2000283992A - 半田流速計測装置 - Google Patents

半田流速計測装置

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JP2000283992A
JP2000283992A JP11086967A JP8696799A JP2000283992A JP 2000283992 A JP2000283992 A JP 2000283992A JP 11086967 A JP11086967 A JP 11086967A JP 8696799 A JP8696799 A JP 8696799A JP 2000283992 A JP2000283992 A JP 2000283992A
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JP
Japan
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solder
measuring
molten solder
measuring device
wiring board
Prior art date
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Pending
Application number
JP11086967A
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English (en)
Inventor
Tomonaga Miyazaki
智永 宮崎
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造の半田流速測定装置で手軽に半田
流速を測定できるようにすること。 【解決手段】 透明な管状測定部2c及び該測定部2c
に連通している管状先端部2aを備え、溶融半田10の
流れる速度による動圧を受ける開口面2bが前記先端部
2aに形成され、目盛り1aが前記測定部2cの管軸方
向1xに添って前記測定部2cに形成されていることを
特徴とする半田流速計測装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半田流速計測装置に
関し、特に簡単な構造で手軽に半田流速を測定する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板に電気・電子回路部品を
装着した状態でプリント配線板の導体パターンと該電気
・電子回路部品のリード線とを半田付けすることが行わ
れている。その際、半田付けに用いる溶融半田槽内の溶
融半田が所定の速度で流れるようにすると、溶融半田の
表面に酸化層が形成されず、溶融半田のはんだ濡れ性を
良好に保つことができる。そのために、溶融半田の流れ
の速度を測定し、溶融半田の流れの速度を所定値に保つ
ことが必要になる。
【0003】特開平7−253440号公報は、溶融半
田の流れる速さを測定する装置の従来例を開示してい
る。図4は該従来例を示している。図4に示す半田流速
測定治具40において、回動調整具45は支持軸44に
回動自在に架設されている。支持軸44は天井等に固定
されている。ブラケット42は回動調整具45の下部に
取付けられている。ブラケット42の下端に回動軸43
が架設されている。なお、前記支持軸44と前記回動軸
43は平行に配設されている。センサーアーム41の上
端部が回動軸43に嵌合されている。また、センサーア
ーム41に対してほぼ直交状態で後述する溶融半田53
の噴流方向(矢印53x方向)に延出する操作ロッド4
7の基端部が回動軸43に取付けられている。
【0004】溶融半田槽51内にて噴流ノズル52の吐
出口52aから上方に吐出されて噴流となった溶融半田
53に、センサーアーム41の下端に設けられたブレー
ド部41aが浸漬されて、ブレード部41aが溶融半田
53の噴流方向(矢印53x方向)に回動される。セン
サーアーム41の回動によって、操作ロッド47が一体
的に回動し、ロードセル46の押圧ピン46aを押すこ
とにより、操作ロッド47の先端に加わる荷重が測定さ
れる。操作ロッド47は、ブレード部41aに加わる溶
融半田53の噴流の力を拡大した状態でロードセル46
に伝達しており、ロードセル46は、溶融半田53の噴
流の速さに基づく操作ロッド47に加わる荷重を検出で
きる。
【0005】吐出口52aの上方に、溶融半田53が塗
布されるプリント配線板54が矢印54xで示す方向に
コンベアにより搬送される。なお、プリント配線板54
の表面54a側に電気・電子回路部品が配設され、プリ
ント配線板54の裏面54b側に形成された導体パター
ンと該電気・電子回路部品のリード線(プリント配線板
54の孔を貫通している。)が半田付けされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
においては、流れる溶融半田53に押されたセンサーア
ーム41の回転により溶融半田53の流れる速さを測定
しているので、溶融半田53の流速を測定する装置が大
きなものになるという問題点があった。本発明はこのよ
うな点に鑑みてなされたものであり、その課題は、簡単
な構造で手軽に半田流速を測定することができる半田流
速計測装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、請求項1記載の通りで
ある。
【0008】上記第1の発明の構成により、半田流速計
測装置が透明な管状測定部及び該測定部に連通している
管状先端部を備え、溶融半田の流れる速度による動圧を
受ける開口面が前記先端部に形成されているので、前記
開口面が前記溶融半田の流れる速度による動圧を受ける
ことにより、前記溶融半田が前記開口部から前記管状先
端部内に入り込み更に管状測定部内にまで到達する。こ
のため、前記管状先端部内に入り込み更に管状測定部内
にまで到達した溶融半田の液面と該半田流速計測装置の
外の溶融半田の液面との差を前記測定部の管軸方向に添
って前記測定部に形成された目盛りにより測定すること
により前記溶融半田の流れの速度を測定することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の実施の形
態に係わる半田流量計測装置を示す。図1において、半
田流速計測装置1は、透明な耐熱ガラス製であり、2本
のガラス管2、3を耐熱テープ等により結合したもので
ある。ガラス管2は全圧管であり、ガラス管3は静圧管
である。なお、全圧管2の後述する測定部2c及び静圧
管3の後述する測定部3cを透明(有色透明又は無色透
明)にし、全圧管2及び静圧管3のその他の部分は不透
明としてもよい。1xは半田流速計測装置1の全圧管2
及び静圧管3の管軸方向である。目盛り1aが全圧管2
に形成されている。なお、目盛り1aを静圧管2に形成
するようにしてもよい。更に、目盛り1aを全圧管2及
び静圧管3に形成してもよい。
【0010】全圧管2は先端部2aと測定部2cからな
る。先端部2aは測定部2cより細く形成されている。
なお、先端部2aを細くすると、先端部2aが溶融半田
10の流れを乱す程度が低くなる。しかし、先端部2a
の径と測定部2cの径を同じにしてもよい。また、全圧
管2の両端は開口している。全圧管2の両端の開口のう
ち一方の端の開口面が後述する開口面2bである。11
は溶融半田10の液面である。溶融半田10の温度は約
230℃である。全圧管2の先端2aの開口面2bは溶
融半田10の流れる方向(矢印10x方向)に対向する
ように開口している。水平な一点鎖線2xは開口面2b
に直交している。このため、開口面2bは溶融半田10
の流れによる動圧及び静圧を受ける。このため、前記動
圧の大きさに応じて、溶融半田10の一部分が開口面2
bから全圧管2の測定部2cの内部にまで流れ込むこと
になる。レベル12は測定部2cの内部に流れ込んだ溶
融半田10の液面である。
【0011】静圧管3は先端部3aと測定部3cからな
る。先端部3aは測定部3cより細く形成されている。
なお、先端部3aを細くすると、先端部3aが溶融半田
10の流れを乱す程度が低くなる。また、先端部3aの
径と測定部3cの径を同じにしてもよい。また、静圧管
3の両端は開口している。静圧管3の両端の開口のうち
一方の端の開口面が後述する開口面3bである。静圧管
3の先端3aの開口面3bは溶融半田層10の流れる方
向(矢印10x)方向にほぼ直交する方向に開口してい
る。一点鎖線3xは開口面3bに直交している。このた
め、開口面3bは溶融半田10の流れによる前記動圧を
受けないで前記静圧のみを受けるので、前記溶融半田1
0の液面11が静圧管3内の溶融半田液面となる。
【0012】なお、静圧管3の開口面3bは図1に示す
構造のものに限定されず、前記動圧を受けない構造のも
のであればよい。また、全圧管2の測定部2cの構造と
静圧管3の測定部3cの構造を同じにすると、測定部3
c内の液面11及び測定部2c内のレベル12を測定す
る際に溶融半田10の表面張力による誤差をなくすこと
ができる。なお、静圧管3を省いて液面11を静圧管3
の外部にて測定するようにしてもよい。
【0013】角度θは、開口面2bに直交する線2xと
半田流速計測装置1の管軸方向1xとの角度である。仮
に、θ=30°とすると、液面11の目盛り1aによる
測定値とレベル12の目盛り1a(例えば1mm間隔で
目盛り1aを設ける。)による測定値との差の半分の値
が液面11とレベル12の高さの差(ΔH)になる。な
お、半田流速と前記ΔHとの関係はほぼ下記の表1のよ
うになる。表1にて半田流速の単位はcm/sであり、
前記ΔHの単位はmmである。
【0014】
【表1】
【0015】プリント配線板21は溶融半田10に接し
ている。プリント配線板21の表面21aには、図示し
ない電気・電子回路部品が配設されている。プリント配
線板21の裏面21bには、導体パターンが形成され、
該電気・電子回路部品のリード線(プリント配線板21
の孔を貫通している。)が溶融半田10により該導体パ
ターンに半田付けされる。
【0016】以上の構成により、半田流速計測装置1が
透明な管状測定部2c及び該測定部2cに連通している
管状先端部2aを備え、溶融半田10の流れる速度によ
る動圧を受ける開口面2bが前記先端部2aに形成され
ているので、前記開口面2bが前記溶融半田10の流れ
る速度による動圧を受けることにより、前記溶融半田1
0が前記開口部2bから前記管状先端部2a内に入り込
み更に管状測定部2c内にまで到達する。このため、前
記管状先端部2a内に入り込み更に管状測定部2c内に
まで到達した溶融半田10の液面(レベル12)と管状
測定部2cの外の溶融半田10の液面11との差を前記
測定部2cの管軸方向1xに添って前記測定部2cに形
成された目盛り1aにより測定することにより前記溶融
半田10の流れの速度を測定することができる。
【0017】溶融半田10の流れが速いと、溶融半田1
0の表面に酸化層が形成されず、溶融半田10の半田濡
れ性が向上するが、溶融半田10の流速が速くなる程プ
リント配線板21の導電パターンに半田付けによるブリ
ッジが発生し易くなる。このため、溶融半田10の流れ
の速度を測定して、該速度を適正な値に保つことによ
り、溶融半田10の半田濡れ性を良好に保ちつつ、プリ
ント配線板21の導電パターンに半田付けによるブリッ
ジが発生することを防ぐことができる。
【0018】図2は、図1に示す半田流量計測装置1を
使用するプリント配線板半田付け装置30の平面を示
す。図2において、プリント配線板22の半田付け装置
30の主要部は、コンベア31a、31b及び半田槽3
2である。コンベア31a、31bは所定の速度でプリ
ント配線板22を矢印31x方向に搬送する。プリント
配線板22の表面22aは電気・電子回路部品を配設す
る側であり、プリント配線板22の図示しない裏面には
導体パターンが形成されている。表面22aに配設され
た該電気・電子回路部品のリード線(プリント配線板2
2の孔を貫通している。)が半田槽32内の溶融半田3
3により前記プリント配線板22の図示しない裏面の導
体パターンに半田付けされる。
【0019】図3は図2に示す半田層32の縦断面を示
す。図3において、噴流ノズル34が半田槽32内に配
設されている。図示しないポンプにより半田槽32内の
溶融半田33は噴流ノズル34の吐出口34aから噴流
ノズル34外に噴出される。このため、半田槽32内の
溶融半田33は矢印33x方向に流れる。なお、溶融半
田33を加熱して溶融半田33を溶融状態に保つ加熱装
置が半田槽32に付設されている。
【0020】
【発明の効果】本願発明に係わる半田流速計測装置によ
れば、半田流速計測装置の開口面が溶融半田の流れる速
度による動圧を受けることにより、前記溶融半田が前記
開口部から管状先端部内に入り込み更に管状測定部内に
まで到達する。このため、前記管状先端部内に入り込み
更に管状測定部内にまで到達した溶融半田の液面と該半
田流速計測装置の外の溶融半田の液面との差を前記測定
部の管軸方向に添って前記測定部に形成された目盛りに
より測定することにより前記溶融半田の流れの速度を測
定することができる。
【0021】このため、溶融半田自体がゲージになる簡
単な構造の半田流速計測装置で手軽に半田流速を測定す
ることができる。また、半田流速計測装置が簡単な構造
であるので、溶融半田槽と干渉しないで、プリント配線
板の下側の溶融半田の流れの速度を測定することが容易
である。更に、溶融半田の流れる速度を管理することに
より、半田濡れ性を保って半田付け不良の発生を防ぐこ
とができるとともに、プリント配線板の導電パターンに
半田付けによるブリッジが発生することを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係わる半田流速計測装
置を示す説明図である。
【図2】図1に示す半田流速計測装置を使用するプリン
ト配線板半田付け装置を示す平面図である。
【図3】図2に示すプリント配線板半田付け装置の溶融
半田槽の縦断面を示す断面図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 半田流速計測装置 1x 半田流速計測装置の管軸方向 1a 目盛り 2 全圧管 2a 先端部 2b 開口部 2c 測定部 10 溶融半田 11 溶融半田の液面 12 全圧管内の半田液面のレベル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な管状測定部及び該測定部に連通し
    ている管状先端部を備え、 溶融半田の流れる速度による動圧を受ける開口面が前記
    先端部に形成され、 目盛りが前記測定部の管軸方向に添って前記測定部に形
    成されていることを特徴とする半田流速計測装置。
JP11086967A 1999-03-29 1999-03-29 半田流速計測装置 Pending JP2000283992A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102887441A (zh) * 2012-09-25 2013-01-23 中联重科股份有限公司 起重机的鹅头架自装卸装置及起重机

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