JP2000283961A - 含水率測定装置 - Google Patents
含水率測定装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 微生物担体の含水率を検出する装置及び有機
物処理装置は、含水率検出のために処理槽内の微生物担
体全体を加熱する必要があるため、強力な加熱を必要と
し、かつ含水率の測定に長時間を要するという欠点を有
していた。 【解決手段】 本発明の含水率測定装置は、電荷測定部
材を測定対象と摩擦することで生じる静電気の電荷量を
測定することにより、該測定対象の含水率を測定する。
物処理装置は、含水率検出のために処理槽内の微生物担
体全体を加熱する必要があるため、強力な加熱を必要と
し、かつ含水率の測定に長時間を要するという欠点を有
していた。 【解決手段】 本発明の含水率測定装置は、電荷測定部
材を測定対象と摩擦することで生じる静電気の電荷量を
測定することにより、該測定対象の含水率を測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷測定部材を測
定対象と摩擦することで生じる静電気の電荷量を測定す
ることにより、その測定対象の含水率を測定する含水率
測定装置に関する。
定対象と摩擦することで生じる静電気の電荷量を測定す
ることにより、その測定対象の含水率を測定する含水率
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7-185508号公報(B09B 3/0
0)に示されるように、処理槽内の湿度を検出する湿度検
出手段を設け、この湿度検出手段の検出結果に基づい
て、処理槽内の空気を排気するファン及び処理槽内に空
気を供給するポンプを制御し、処理槽内を一定の湿度に
維持して、担体に培養される好気性微生物により厨芥等
の有機物を分解処理する有機物処理装置が知られてい
る。
0)に示されるように、処理槽内の湿度を検出する湿度検
出手段を設け、この湿度検出手段の検出結果に基づい
て、処理槽内の空気を排気するファン及び処理槽内に空
気を供給するポンプを制御し、処理槽内を一定の湿度に
維持して、担体に培養される好気性微生物により厨芥等
の有機物を分解処理する有機物処理装置が知られてい
る。
【0003】また、特開平9-262568号公報(B09B 3/00)
では、処理槽内を設定温度に維持するための加熱手段の
ON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を測
定し、これに基づいて撹拌体、加熱手段、ファンの制御
を行うことにより、担体の含水率を制御している。
では、処理槽内を設定温度に維持するための加熱手段の
ON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を測
定し、これに基づいて撹拌体、加熱手段、ファンの制御
を行うことにより、担体の含水率を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の微生物担体の含水率を検出する方法及び有機物処理装
置は、含水率検出のために処理槽内の担体全体を加熱す
る必要があるため、強力な加熱を必要とし、かつ含水率
の測定に長時間を要するという欠点を有していた。
の微生物担体の含水率を検出する方法及び有機物処理装
置は、含水率検出のために処理槽内の担体全体を加熱す
る必要があるため、強力な加熱を必要とし、かつ含水率
の測定に長時間を要するという欠点を有していた。
【0005】本発明は、前述した欠点に鑑みなされたも
ので、常時安定した有機物処理を提供するために、簡単
な構成で低消費電力かつ実時間で担体の含水率を推測す
る方法と、その結果に基づく担体の含水率制御手段を有
する含水率測定装置を提供することを目的とする。
ので、常時安定した有機物処理を提供するために、簡単
な構成で低消費電力かつ実時間で担体の含水率を推測す
る方法と、その結果に基づく担体の含水率制御手段を有
する含水率測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の含水率測定装置
は、電荷測定部材を測定対象と摩擦することで生じる静
電気の電荷量を測定することにより、該測定対象の含水
率を測定することを特徴とする。
は、電荷測定部材を測定対象と摩擦することで生じる静
電気の電荷量を測定することにより、該測定対象の含水
率を測定することを特徴とする。
【0007】前記測定対象の含水率の違いによる前記電
荷測定部材に生じる静電気の電荷量の変化から、該電荷
測定部材の含水率を測定することを特徴とする。
荷測定部材に生じる静電気の電荷量の変化から、該電荷
測定部材の含水率を測定することを特徴とする。
【0008】前記測定対象と前記電荷測定部材とを一定
の摩擦速度で摩擦した場合に発生する静電気量を測定し
て含水率を測定することを特徴とする。
の摩擦速度で摩擦した場合に発生する静電気量を測定し
て含水率を測定することを特徴とする。
【0009】前記測定対象と前記電荷測定部材とを一定
の摩擦回数で摩擦した場合に発生する静電気量を測定し
て含水率を測定することを特徴とする。
の摩擦回数で摩擦した場合に発生する静電気量を測定し
て含水率を測定することを特徴とする。
【0010】前記測定対象と前記電荷測定部材とを一定
の摩擦時間で摩擦した場合に発生する静電気量を測定し
て含水率を測定することを特徴とする。
の摩擦時間で摩擦した場合に発生する静電気量を測定し
て含水率を測定することを特徴とする。
【0011】前記測定対象と前記電荷測定部材とを摩擦
して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦速度を測
定して含水率を測定することを特徴とする。
して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦速度を測
定して含水率を測定することを特徴とする。
【0012】前記測定対象と前記電荷測定部材とを摩擦
して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦回数を測
定して含水率を測定することを特徴とする。
して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦回数を測
定して含水率を測定することを特徴とする。
【0013】前記測定対象と前記電荷測定部材とを摩擦
して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦時間を測
定して含水率を測定することを特徴とする。
して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦時間を測
定して含水率を測定することを特徴とする。
【0014】前記測定対象と前記電荷測定部材は帯電列
中の位置関係が遠い物質を用いることを特徴とする。
中の位置関係が遠い物質を用いることを特徴とする。
【0015】前記電荷測定部材には耐腐食性を有し、帯
電列の下位にあるフッ素樹脂を用いることを特徴とす
る。
電列の下位にあるフッ素樹脂を用いることを特徴とす
る。
【0016】更に、本発明の有機物処理装置は、測定対
象である微生物担体を充填して有機物の分解処理を行う
処理槽を備える有機物処理装置において、該有機物処理
装置は前述のいずれかに記載の含水率測定装置により前
記微生物担体の含水率を測定する含水率測定装置を備
え、該含水率測定装置の測定結果に基づいて微生物担体
の含水率を制御することを特徴とする。
象である微生物担体を充填して有機物の分解処理を行う
処理槽を備える有機物処理装置において、該有機物処理
装置は前述のいずれかに記載の含水率測定装置により前
記微生物担体の含水率を測定する含水率測定装置を備
え、該含水率測定装置の測定結果に基づいて微生物担体
の含水率を制御することを特徴とする。
【0017】前記処理槽内に充填された微生物担体及び
有機物を撹拌する撹拌体を有し、前記微生物担体の含水
率の制御手段として、該撹拌体の制御をする制御部を備
えたことを特徴とする。
有機物を撹拌する撹拌体を有し、前記微生物担体の含水
率の制御手段として、該撹拌体の制御をする制御部を備
えたことを特徴とする。
【0018】前記処理槽内の空気を処理槽外に排気する
ファンを有し、前記微生物担体の含水率の制御手段とし
て、該ファンの制御をする制御部を備えたことを特徴と
する。
ファンを有し、前記微生物担体の含水率の制御手段とし
て、該ファンの制御をする制御部を備えたことを特徴と
する。
【0019】前記処理槽外の空気を処理槽内に通気する
通気装置を有し、前記微生物担体の含水率の制御手段と
して、該通気装置の制御をする制御部を備えたことを特
徴とする。
通気装置を有し、前記微生物担体の含水率の制御手段と
して、該通気装置の制御をする制御部を備えたことを特
徴とする。
【0020】前記処理槽内を加熱する加熱手段を有し、
前記微生物担体の含水率の制御手段として、該加熱手段
を制御する制御部を備えたことを特徴とする。
前記微生物担体の含水率の制御手段として、該加熱手段
を制御する制御部を備えたことを特徴とする。
【0021】前記処理槽外の空気を処理槽内に通気する
通気装置と該空気を加熱する加熱手段を有し、前記微生
物担体の含水率の制御手段として、該通気装置と該加熱
手段の制御をする制御部を備えたことを特徴とする。
通気装置と該空気を加熱する加熱手段を有し、前記微生
物担体の含水率の制御手段として、該通気装置と該加熱
手段の制御をする制御部を備えたことを特徴とする。
【0022】前記処理槽外の空気を処理槽内に通気する
通気装置と該空気を加湿する加湿手段を有し、前記微生
物担体の含水率の制御手段として、該通気装置と該加湿
手段の制御をする制御部を備えたことを特徴とする。
通気装置と該空気を加湿する加湿手段を有し、前記微生
物担体の含水率の制御手段として、該通気装置と該加湿
手段の制御をする制御部を備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図5
に基づいて以下に詳述する。
に基づいて以下に詳述する。
【0024】図1に含水率測定装置(センサ)1の原理
を示す概念図で示す。
を示す概念図で示す。
【0025】測定対象である微生物担体7と電荷測定部
材2とを摩擦すると、静電気が生じて電荷測定部材2に電
荷3が貯まる。図1では便宜上負の電荷を記したが、微
生物担体7と電荷測定部材2との関係で正の電荷が貯まる
場合もある。電荷測定部材2に生じた電荷3は電極4を通
してコンデンサ5と接続されているので、摩擦によって
生じた静電気量がコンデンサ5に誘起される。このとき
電圧計6によってコンデンサ5の両端の電圧を測定するこ
とで、コンデンサ5に誘起された電荷量(Q=CV)が
計算で求めることができるので、その値は電荷測定部材
2に生じた静電気量と考えることができる。ここで、C
はコンデンサ5の電気容量、Vは電圧計6により測定した
コンデンサ5両端の電圧である。
材2とを摩擦すると、静電気が生じて電荷測定部材2に電
荷3が貯まる。図1では便宜上負の電荷を記したが、微
生物担体7と電荷測定部材2との関係で正の電荷が貯まる
場合もある。電荷測定部材2に生じた電荷3は電極4を通
してコンデンサ5と接続されているので、摩擦によって
生じた静電気量がコンデンサ5に誘起される。このとき
電圧計6によってコンデンサ5の両端の電圧を測定するこ
とで、コンデンサ5に誘起された電荷量(Q=CV)が
計算で求めることができるので、その値は電荷測定部材
2に生じた静電気量と考えることができる。ここで、C
はコンデンサ5の電気容量、Vは電圧計6により測定した
コンデンサ5両端の電圧である。
【0026】ここで、特許請求の範囲に記載した「帯電
列」とは、2種類の物質を互いに摩擦したとき正(+)
に帯電しやすい物質を上位に、負(−)に帯電しやすい
物質を下位に並べたものをいい、表1にその帯電列(帯
電系列)を示す。
列」とは、2種類の物質を互いに摩擦したとき正(+)
に帯電しやすい物質を上位に、負(−)に帯電しやすい
物質を下位に並べたものをいい、表1にその帯電列(帯
電系列)を示す。
【0027】
【表1】
【0028】例えば、ガラスと鉄を擦りあわせると鉄は
負(−)に、ガラスは正(+)に帯電する。物質の帯電
極性は摩擦する相手によって変わり、帯電列の上位の物
質と下位の物質を擦りあわせると上位の物質が正(+)
に、また下位の物質が負(−)に帯電する。
負(−)に、ガラスは正(+)に帯電する。物質の帯電
極性は摩擦する相手によって変わり、帯電列の上位の物
質と下位の物質を擦りあわせると上位の物質が正(+)
に、また下位の物質が負(−)に帯電する。
【0029】微生物担体7と電荷測定部材2との摩擦によ
り生じる静電気量は微生物担体7及び電荷測定部材2の材
質と、微生物担体7の含水率の変化に応じて変化するの
で、あらかじめ特定の微生物担体7と電荷測定部材2との
間で、微生物担体7の含水率と発生する静電気量との相
関を取っておけば、摩擦により電荷測定部材2に発生す
る静電気量から微生物担体7の含水率を容易に測定する
ことが可能になる。
り生じる静電気量は微生物担体7及び電荷測定部材2の材
質と、微生物担体7の含水率の変化に応じて変化するの
で、あらかじめ特定の微生物担体7と電荷測定部材2との
間で、微生物担体7の含水率と発生する静電気量との相
関を取っておけば、摩擦により電荷測定部材2に発生す
る静電気量から微生物担体7の含水率を容易に測定する
ことが可能になる。
【0030】次に、図2は微生物担体として木質チップ
を、電荷測定部材としてスチロール樹脂を使用した場合
に発生する静電気の電荷量と木質チップの含水率との関
係を測定したグラフである。
を、電荷測定部材としてスチロール樹脂を使用した場合
に発生する静電気の電荷量と木質チップの含水率との関
係を測定したグラフである。
【0031】実験材料として測定対象には約1リットル
の木質チップ及び電荷測定部材にはスチロール樹脂板
(110mm×105mm×1mm)を使用した。スチロール樹脂板
の片面には電極としてアルミ箔を貼り、その先に電気容
量が0.22μFのコンデンサを接続し、そのコンデンサに
電荷を誘起した後、コンデンサ両端の電圧を電圧計で測
定した。摩擦条件は含水率を様々に変えた木質チップを
20cm×28cm×4cmの絶縁した容器に広げて入れ、その木
質チップ上をスチロール樹脂板で10〜20回摩擦し
た。同じ含水率で測定を2〜3回繰り返し行い、その時
の平均電圧値から貯まった電荷量を計算により求めた。
の木質チップ及び電荷測定部材にはスチロール樹脂板
(110mm×105mm×1mm)を使用した。スチロール樹脂板
の片面には電極としてアルミ箔を貼り、その先に電気容
量が0.22μFのコンデンサを接続し、そのコンデンサに
電荷を誘起した後、コンデンサ両端の電圧を電圧計で測
定した。摩擦条件は含水率を様々に変えた木質チップを
20cm×28cm×4cmの絶縁した容器に広げて入れ、その木
質チップ上をスチロール樹脂板で10〜20回摩擦し
た。同じ含水率で測定を2〜3回繰り返し行い、その時
の平均電圧値から貯まった電荷量を計算により求めた。
【0032】その結果、木質チップの含水率が上昇する
とともに静電気により貯まる電荷量は減少する関係が得
られ、含水率60%ではほとんど静電気は発生しなかっ
た。
とともに静電気により貯まる電荷量は減少する関係が得
られ、含水率60%ではほとんど静電気は発生しなかっ
た。
【0033】次に図3は含水率センサ1を有機物処理装
置8に設置した状態を示す。
置8に設置した状態を示す。
【0034】9はおがくず等の木質細片からなる微生物
担体7を充填する上面開口の処理槽で、底部を断面略四
角形状の底壁と側壁とで構成している。
担体7を充填する上面開口の処理槽で、底部を断面略四
角形状の底壁と側壁とで構成している。
【0035】面状ヒータ10は処理槽9の微生物担体7が充
填された位置に装着され、充填担体中の温度検知手段で
あるサーミスタ11を通じて処理槽9内を摂氏35度〜6
0度に維持するように制御している。
填された位置に装着され、充填担体中の温度検知手段で
あるサーミスタ11を通じて処理槽9内を摂氏35度〜6
0度に維持するように制御している。
【0036】含水率測定装置(センサ)1は処理槽9内の
微生物担体7が充填された位置に設置する。12は処理槽9
外に設置された通気装置であり、含水率測定装置(セン
サ)1からの出力を制御回路13で処理した結果に基づき
通気を行い、処理槽9内に充填した担体7の含水率を35
%〜45%に維持するように制御している。
微生物担体7が充填された位置に設置する。12は処理槽9
外に設置された通気装置であり、含水率測定装置(セン
サ)1からの出力を制御回路13で処理した結果に基づき
通気を行い、処理槽9内に充填した担体7の含水率を35
%〜45%に維持するように制御している。
【0037】処理槽9底面の最下部には開口14を形成
し、通気装置12からの空気が処理槽9内に導入できるよ
うになっている。処理槽9に投入された厨芥と微生物担
体7とを混合するための撹拌体15は電動機16に連結され
ており、蓋体17の開閉に伴い、制御回路13によって電動
機16が稼動し、撹拌体15が一定の速度で一定時間回転す
る。
し、通気装置12からの空気が処理槽9内に導入できるよ
うになっている。処理槽9に投入された厨芥と微生物担
体7とを混合するための撹拌体15は電動機16に連結され
ており、蓋体17の開閉に伴い、制御回路13によって電動
機16が稼動し、撹拌体15が一定の速度で一定時間回転す
る。
【0038】ここで、蓋体17を開放し、投入開口18から
処理槽9内に厨芥等の有機物を投入し、蓋体17を閉成す
る。蓋体17の閉成を図示しない検出手段が検出し、その
出力に基づいて制御回路13が電動機16に通電する。
処理槽9内に厨芥等の有機物を投入し、蓋体17を閉成す
る。蓋体17の閉成を図示しない検出手段が検出し、その
出力に基づいて制御回路13が電動機16に通電する。
【0039】電動機16への通電により、撹拌体15が回転
して微生物担体7と有機物とを混合し、微生物担体7で培
養される好気性微生物等により有機物を酸化分解処理し
て堆肥化する。
して微生物担体7と有機物とを混合し、微生物担体7で培
養される好気性微生物等により有機物を酸化分解処理し
て堆肥化する。
【0040】含水率測定装置(センサ)1を構成する電
荷測定部材2は処理槽9の内面に露出しているので、微生
物担体7が撹拌体15によって撹拌されると電荷測定部材2
と微生物担体7は摩擦して静電気を発生する。この時に
発生する静電気の電荷3は微生物担体7の含水率に依存し
て変化するので、電荷測定部材2に貯まる電荷量を測定
することで微生物担体7の含水率が測定できる。
荷測定部材2は処理槽9の内面に露出しているので、微生
物担体7が撹拌体15によって撹拌されると電荷測定部材2
と微生物担体7は摩擦して静電気を発生する。この時に
発生する静電気の電荷3は微生物担体7の含水率に依存し
て変化するので、電荷測定部材2に貯まる電荷量を測定
することで微生物担体7の含水率が測定できる。
【0041】また、撹拌体15の回転速度や回転数や回転
時間を静電気が発生しやすい値にそれぞれの条件を個別
にあるいは適宜組み合わせて設定し、微生物担体7と厨
芥の撹拌目的とは別のモードに設定してもよい。
時間を静電気が発生しやすい値にそれぞれの条件を個別
にあるいは適宜組み合わせて設定し、微生物担体7と厨
芥の撹拌目的とは別のモードに設定してもよい。
【0042】24時間ごとに含水率の測定を行い、含水率
測定装置(センサ)1による微生物担体7の含水率測定結
果が45%を越えている場合には、通気装置12により開
口14から24時間の通風を行うことで含水率を下げること
ができ、担体7の含水率を35%〜45%に維持するこ
とができる。
測定装置(センサ)1による微生物担体7の含水率測定結
果が45%を越えている場合には、通気装置12により開
口14から24時間の通風を行うことで含水率を下げること
ができ、担体7の含水率を35%〜45%に維持するこ
とができる。
【0043】尚、前述の実施の形態においては、通気装
置12を制御することによって微生物担体7の含水率を制
御する構成としたが、面状ヒータ10、撹拌体15、又は図
示していない処理槽上部に取り付けた排気ファン、加熱
した空気の通気のいずれか、又はそれらを併用して制御
することによって、含水率の制御を行ってもよい。
置12を制御することによって微生物担体7の含水率を制
御する構成としたが、面状ヒータ10、撹拌体15、又は図
示していない処理槽上部に取り付けた排気ファン、加熱
した空気の通気のいずれか、又はそれらを併用して制御
することによって、含水率の制御を行ってもよい。
【0044】さらに、含水率の測定と通気の制御は担体
7の含水率が35%〜45%に維持されるように、24時
間より短い周期で一定時間毎に行ってもよいし、リアル
タイムで常に行ってもよい。
7の含水率が35%〜45%に維持されるように、24時
間より短い周期で一定時間毎に行ってもよいし、リアル
タイムで常に行ってもよい。
【0045】また、外気の相対湿度が低い場合や長期的
に厨芥等の有機物の投入が無く、微生物担体7の含水率
が35%を下回る場合には、通気装置12と図示していな
い加湿装置を組み合わせることで含水率を上昇させても
よい。
に厨芥等の有機物の投入が無く、微生物担体7の含水率
が35%を下回る場合には、通気装置12と図示していな
い加湿装置を組み合わせることで含水率を上昇させても
よい。
【0046】更に、最適含水率が35%〜45%以外に
あるような有機物処理の場合でも、制御回路の設定を変
更することで対応すればよい。
あるような有機物処理の場合でも、制御回路の設定を変
更することで対応すればよい。
【0047】前記含水率の測定では撹拌体15の回転条件
をあらかじめ設定して、その時に発生する静電気の電荷
量を測定することで微生物担体7の含水率を測定した
が、静電気による電荷量が一定値に達するまでに必要な
撹拌体15の回転速度又は回転回数又は回転時間、あるい
はこれらの条件を適宜組み合わせて指標にして微生物担
体7の含水率を測定してもよい。
をあらかじめ設定して、その時に発生する静電気の電荷
量を測定することで微生物担体7の含水率を測定した
が、静電気による電荷量が一定値に達するまでに必要な
撹拌体15の回転速度又は回転回数又は回転時間、あるい
はこれらの条件を適宜組み合わせて指標にして微生物担
体7の含水率を測定してもよい。
【0048】前記の実施の形態では、含水率測定装置
(センサ)1を処理槽9の側壁に設置していたが、図4に
示すように撹拌体15の撹拌羽の先端や、図5に示すよう
に撹拌体15の撹拌羽の側面に設置してもよい。
(センサ)1を処理槽9の側壁に設置していたが、図4に
示すように撹拌体15の撹拌羽の先端や、図5に示すよう
に撹拌体15の撹拌羽の側面に設置してもよい。
【0049】更に、処理槽9自体、又は処理槽9の内壁自
体を電荷測定部材2で構成しても本発明を適用すること
が可能である。
体を電荷測定部材2で構成しても本発明を適用すること
が可能である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の含水率測定装置(センサ)とこれを用いた有機物処理
装置は以下の効果を奏する。
の含水率測定装置(センサ)とこれを用いた有機物処理
装置は以下の効果を奏する。
【0051】第1に、測定対象とする微生物担体全体の
含水率を、微生物担体と電荷測定部材との摩擦により発
生する静電気の電荷量から測定できるので、測定に関わ
る消費電力が少なくなるとともに、実時間での測定が可
能となる。
含水率を、微生物担体と電荷測定部材との摩擦により発
生する静電気の電荷量から測定できるので、測定に関わ
る消費電力が少なくなるとともに、実時間での測定が可
能となる。
【0052】第2に処理槽内の撹拌を行うと同時に摩擦
により発生する静電気の電荷を測定して含水率を測定す
るので、従来使用されていた測定法のように加熱のため
の消費電力や測定時間が全く不要で、実時間での測定が
可能となる。
により発生する静電気の電荷を測定して含水率を測定す
るので、従来使用されていた測定法のように加熱のため
の消費電力や測定時間が全く不要で、実時間での測定が
可能となる。
【0053】第3に含水率の測定結果に基づいて微生物
担体の含水率を制御することにより、担体の含水率を最
適な状態に自動調節することができ、有機物処理効率の
低下を防止することができる。
担体の含水率を制御することにより、担体の含水率を最
適な状態に自動調節することができ、有機物処理効率の
低下を防止することができる。
【0054】第4に含水率の測定結果に基づいて撹拌体
の撹拌時間、撹拌回数を制御することにより担体の含水
率を最適な状態に自動調節することができ、有機物処理
効率の低下を防止することができる。
の撹拌時間、撹拌回数を制御することにより担体の含水
率を最適な状態に自動調節することができ、有機物処理
効率の低下を防止することができる。
【0055】第5に含水率の測定結果に基づいて排気フ
ァンの排気時間、風量を制御することにより担体の含水
率を最適な状態に自動調節することができ、有機物処理
効率の低下を防止することができる。
ァンの排気時間、風量を制御することにより担体の含水
率を最適な状態に自動調節することができ、有機物処理
効率の低下を防止することができる。
【0056】第6に含水率の測定結果に基づいて加熱装
置の加熱時間、加熱温度を制御することにより担体の含
水率を最適な状態に自動調節することができ、有機物処
理効率の低下を防止することができる。
置の加熱時間、加熱温度を制御することにより担体の含
水率を最適な状態に自動調節することができ、有機物処
理効率の低下を防止することができる。
【0057】第7に含水率の測定結果に基づいて通気装
置の通気時間、風量を制御することにより担体の含水率
を最適な状態に自動調節することができ、有機物処理効
率の低下を防止することができる。
置の通気時間、風量を制御することにより担体の含水率
を最適な状態に自動調節することができ、有機物処理効
率の低下を防止することができる。
【0058】第8に含水率の測定結果に基づいて通気装
置の通気時間、風量とともに、通気を加熱する加熱装置
の加熱温度を制御することにより担体の含水率を最適な
状態に自動調節することができ、有機物処理効率の低下
を防止することができる。
置の通気時間、風量とともに、通気を加熱する加熱装置
の加熱温度を制御することにより担体の含水率を最適な
状態に自動調節することができ、有機物処理効率の低下
を防止することができる。
【0059】第9に含水率の測定結果に基づいて通気装
置の通気時間、風量とともに、通気を加湿する加湿装置
による加湿の程度を制御することにより担体の含水率を
最適な状態に自動調節することができ、有機物処理効率
の低下を防止することができる。
置の通気時間、風量とともに、通気を加湿する加湿装置
による加湿の程度を制御することにより担体の含水率を
最適な状態に自動調節することができ、有機物処理効率
の低下を防止することができる。
【図1】本発明の含水率測定装置(センサ)の原理を示
す概念図である。
す概念図である。
【図2】本発明の含水率測定装置(センサ)におけるチ
ップ含水率と静電気量の関係を示すグラフである。
ップ含水率と静電気量の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の含水率測定装置(センサ)を備えた有
機物処理装置の構成図である。
機物処理装置の構成図である。
【図4】本発明の含水率測定装置(センサ)を撹拌体の
撹拌羽先端に設置した例である。
撹拌羽先端に設置した例である。
【図5】本発明の含水率測定装置(センサ)を撹拌体の
撹拌羽側面に設置した例である。
撹拌羽側面に設置した例である。
1:含水率測定装置(センサ) 2:電荷測定部材 3:電荷 4:電極 5:コンデンサ 6:電圧計 7:微生物担体 8:有機物処理装置 9:処理槽 10:面状ヒータ 11:サーミスタ 12:通気装置 13:制御回路 14:処理槽底面の開口 15:撹拌体 16:電動機 17:蓋体 18:投入開口
Claims (17)
- 【請求項1】 電荷測定部材を測定対象と摩擦すること
で生じる静電気の電荷量を測定することにより、該測定
対象の含水率を測定することを特徴とする含水率測定装
置。 - 【請求項2】 前記測定対象の含水率の違いによる前記
電荷測定部材に生じる静電気の電荷量の変化から、該電
荷測定部材の含水率を測定することを特徴とする請求項
1記載の含水率測定装置。 - 【請求項3】 前記測定対象と前記電荷測定部材とを一
定の摩擦速度で摩擦した場合に発生する静電気量を測定
して含水率を測定することを特徴とする請求項1〜2の
いずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項4】 前記測定対象と前記電荷測定部材とを一
定の摩擦回数で摩擦した場合に発生する静電気量を測定
して含水率を測定することを特徴とする請求項1〜2の
いずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項5】 前記測定対象と前記電荷測定部材とを一
定の摩擦時間で摩擦した場合に発生する静電気量を測定
して含水率を測定することを特徴とする請求項1〜2の
いずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項6】 前記測定対象と前記電荷測定部材とを摩
擦して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦速度を
測定して含水率を測定することを特徴とする請求項1〜
2のいずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項7】 前記測定対象と前記電荷測定部材とを摩
擦して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦回数を
測定して含水率を測定することを特徴とする請求項1〜
2のいずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項8】 前記測定対象と前記電荷測定部材とを摩
擦して一定の静電気量が生じるまでに必要な摩擦時間を
測定して含水率を測定することを特徴とする請求項1〜
2のいずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項9】 前記測定対象と前記電荷測定部材は帯電
列中の位置関係が遠い物質を用いることを特徴とする請
求項1〜8のうちいずれかに記載の含水率測定装置。 - 【請求項10】 前記電荷測定部材には耐腐食性を有
し、帯電列の下位にあるフッ素樹脂を用いることを特徴
とする請求項1〜9のうちいずれかに記載の含水率測定
装置。 - 【請求項11】 測定対象である微生物担体を充填して
有機物の分解処理を行う処理槽を備える有機物処理装置
において、該有機物処理装置は請求項1〜10のいずれ
かに記載の含水率測定装置により前記微生物担体の含水
率を測定する含水率測定装置を備え、該含水率測定装置
の測定結果に基づいて微生物担体の含水率を制御するこ
とを特徴とする有機物処理装置。 - 【請求項12】 前記処理槽内に充填された微生物担体
及び有機物を撹拌する撹拌体を有し、前記微生物担体の
含水率の制御手段として、該撹拌体の制御をする制御部
を備えたことを特徴とする請求項11記載の有機物処理
装置。 - 【請求項13】 前記処理槽内の空気を処理槽外に排気
するファンを有し、前記微生物担体の含水率の制御手段
として、該ファンの制御をする制御部を備えたことを特
徴とする請求項11記載の有機物処理装置。 - 【請求項14】 前記処理槽外の空気を処理槽内に通気
する通気装置を有し、前記微生物担体の含水率の制御手
段として、該通気装置の制御をする制御部を備えたこと
を特徴とする請求項11記載の有機物処理装置。 - 【請求項15】 前記処理槽内を加熱する加熱手段を有
し、前記微生物担体の含水率の制御手段として、該加熱
手段を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項
11記載の有機物処理装置。 - 【請求項16】 前記処理槽外の空気を処理槽内に通気
する通気装置と該空気を加熱する加熱手段を有し、前記
微生物担体の含水率の制御手段として、該通気装置と該
加熱手段の制御をする制御部を備えたことを特徴とする
請求項11記載の有機物処理装置。 - 【請求項17】 前記処理槽外の空気を処理槽内に通気
する通気装置と該空気を加湿する加湿手段を有し、前記
微生物担体の含水率の制御手段として、該通気装置と該
加湿手段の制御をする制御部を備えたことを特徴とする
請求項11〜16のいずれかに記載の有機物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11086827A JP2000283961A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 含水率測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11086827A JP2000283961A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 含水率測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000283961A true JP2000283961A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13897658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11086827A Pending JP2000283961A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 含水率測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000283961A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002156360A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-05-31 | Nippon Paint Co Ltd | 親水性塗膜と疎水性塗膜とを判別する方法 |
JP2011072882A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | 再生造粒物の製造装置 |
CN103713021A (zh) * | 2014-01-06 | 2014-04-09 | 长春汽车工业高等专科学校 | 阻抗式含水率传感器检测方法及检测装置 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11086827A patent/JP2000283961A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002156360A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-05-31 | Nippon Paint Co Ltd | 親水性塗膜と疎水性塗膜とを判別する方法 |
JP2011072882A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | 再生造粒物の製造装置 |
CN103713021A (zh) * | 2014-01-06 | 2014-04-09 | 长春汽车工业高等专科学校 | 阻抗式含水率传感器检测方法及检测装置 |
CN103713021B (zh) * | 2014-01-06 | 2016-02-03 | 长春汽车工业高等专科学校 | 阻抗式含水率传感器检测方法及检测装置 |
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